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【元添乗員が解説】スウェーデンに行こう!北欧好き必見のおすすめ観光スポット、グルメ、お土産を紹介





スカンジナビア最大の国スウェーデン。
皆さんはスウェーデンと聞いて何を思い浮かべますか?

IKEA、H&M、ノーベル賞、バイキング、オーロラ、車好きならボルボ、サッカー好きならイブラヒモビッチ、陶磁器好きならグスタフスベリやロールストランド。
マインクラフトにキャンディクラッシュもスウェーデン生まれです。

手厚い福祉制度や社会保障、それに伴う税金の高さも良く知られていますよね。

今回は何度もスウェーデンを訪れた筆者が、スウェーデンのおすすめ観光スポットから、名物料理、お土産まで徹底的にご紹介します。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休業あるいは営業時間の変更等の措置を取っている店舗・施設がございます。


お出かけ前に、店舗・施設の公式HPやSNS等で最新情報のご確認をお願い致します。


【目次】【元添乗員が解説】スウェーデンに行こう!北欧好き必見のおすすめ観光スポット、グルメ、お土産を紹介

 

スウェーデンってどんな国?

スウェーデンの基本情報

スウェーデンへのアクセス&出入国情報

スウェーデンのライフスタイルを覗いてみよう!

1. 福祉と社会保障の充実

2. 男女平等

3. フィーカの時間

4. 自然享受権

5. 超!キャッシュレス社会

スウェーデン旅行で外せない観光名所

<ストックホルムのおすすめ観光スポット>

1. ストックホルム市庁舎(Stadshuset)

2. 王宮(Kungliga Slottet)

3. ヴァーサ号博物館

4. ドロットニングホルム宮殿(Drottningholms Slott)

<スウェーデン北部・ラップランドのおすすめ観光スポット>

1. キルナ(Kiruna)

2. アイスホテル(ICE HOTEL)

3. アビスコ(Abisko)

<スウェーデン中部のおすすめ観光スポット>

1. ファールン(Falun)

2. ウプサラ(Uppsala)

<スウェーデン南部のおすすめ観光スポット>

1. ヨーテボリ(Göteborg)

2. マルメ(Malmö)

3. ゴットランド島(Gotland)

<現地で食べたい!スウェーデンのおすすめグルメ>

1. ミートボール(Köttbullar)

2. ヤンソンさんの誘惑(Janssons frestelse)

3. ザリガニ(Kräftor)

4. セムラ(semla)

<買って帰ろう!スウェーデンのお土産>

1. ダーラナーホース(Dalahäst)

2. リンゴンベリージャム(lingonsylt)

3. ジンジャービスケット(Pepparkakor)

4. リサラーソン(Lisa Larson)

5. クリッパン(KLIPPAN)

 

 

スウェーデンってどんな国?

 

スウェーデン

 

スカンジナビア半島最大の国土を持つスウェーデン。

 

国土の約半分は森林や湖で、人口は約1022万人と東京23区の人口より少し多い程度。

そのほとんどが首都ストックホルムや第二の都市ヨーテボリ、第三の都市マルメなどに集中しています。

 

北欧と聞くと極寒のイメージが強いですが、スウェーデンはメキシコ湾流の影響を受け、緯度が高い割には冬の寒さは緩やかだと言われています。

四季がはっきりしているのが特徴で、北極圏では夏には一日中太陽が沈まない白夜、冬にはその逆で、一日中太陽が昇らない極夜を体験することができます。

 

スウェーデンは、ナポレオン戦争後に中立姿勢を貫き、第一次世界大戦、第二次世界大戦ともに参戦していません。

 

また、フィンランドとともに、NATOにも非加盟。

EUには加盟したものの、共通通貨のユーロは採用せず、スウェーデンクローナを使用し続けています。

 

 

スウェーデンの基本情報

 

スウェーデン国旗

 

国名:スウェーデン王国(Kingdom of Sweden)

首都:ストックホルム(市人口約96万人,都市圏は約233万人)(2018年11月,スウェーデン統計庁)

国土:約45万平方キロメートル(日本の約1.2倍)

人口:約1,022万人(2018年11月,スウェーデン統計庁)

民族:スウェーデン人、フィンランド人、北部のラップランド地方にはサーメ人

言語:スウェーデン語

宗教:キリスト教(福音ルーテル派)

通貨:スウェーデン・クローナ(SEK)1SEK=約12円(2020年9月時点)

時差:冬:-8時間、夏:-7時間(夏時間は3月最終日曜日の2時~10月最終日曜日の3時)

 

 


スウェーデンへのアクセス&出入国情報

 

スカンジナビア航空

 

日本からスウェーデンへの直行便の運航はありません。

 

経由便の場合は、成田空港から毎日運航している  スカンジナビア航空   のコペンハーゲン経由が便利。

成田から  コペンハーゲン   までは約11時間~11時間半、コペンハーゲンから  ストックホルム   までは1時間~1時間半です。

 

スウェーデンはシェンゲン協定加盟国です。

日本のパスポート保持者は、シェンゲン協定加盟国滞在に際し、6か月期間中の滞在日数が90日以内の場合は査証不要で出入国できます。

 

パスポートは、スウェーデンを含むシェンゲン協定加盟国を出国する日から3か月以上の残存があり、未使用ページが2ページ以上必要です。

個人旅行の場合は、パスポート有効期限に気が付かないで問題が起きるケースがあるため、出国日から3か月以上残っているかどうか必ず確認してください。

 

 

スウェーデンのライフスタイルを覗いてみよう!

 

 

スウェーデンをはじめとする北欧諸国を訪れるたびに、個人の自由や自立を尊重しているライフスタイルを強く感じます。

先般の新型コロナウィルス対策においても、ロックダウン(封鎖)をせずに独自路線を貫いたことでも注目を集めていましたよね。

 

良い悪いは別にして、日本とはかなり違う点も多いスウェデッシュライフ。

その特徴をいくつかキーワード別にご紹介します。

 

1. 福祉と社会保障の充実

 

 

消費税が6%~25%、所得税30%と聞くとびっくりしますが、きっちり社会保障として国民へのリターンがあるのがスウェーデン。

有名なところでは、18歳以下の医療費は無料、成人でも年間の自己負担額が約13,000円まで、小学校から大学までの学費が無料などが挙げられます。

 

夫婦で合計480日の育児休暇の取得が保証されており、夫・妻ともに最低90日ずつ(相手に譲れない)の取得が義務づけられています。

残りの日数を夫が使うか妻が使うかは家庭の自由。

育児休暇の最初の390日間は休暇前の給与の80%が支払われるのには驚かされます。

 

スウェーデンをはじめとする北欧諸国では、いわゆる「寝たきり老人」が限りなくゼロに近いことで知られています。

こう聞くと、ものすごく健康的で寿命が長いのかと思いますが、そうではなく、終末医療の在り方や死生観の違いが根本にあります。

 

スウェーデンでは、義務教育を終えると家を出て自立するのが一般的。

 

 

高齢になっても子供の世話にはならず、夫婦二人か一人で暮らすのが当たり前になっています。

家族関係が希薄なのではなく、頻繁に行き来はしても、それぞれに自立した生活を送るというのが伝統的な考え方。

 

高齢になって万が一介護が必要になった場合は、施設に入るのではなく、介護士が訪問する在宅介護が行われます。

公的介護の財源がしっかりしているので、何も心配なく介護士のお世話になることが出来るのです。

 

自分の口で物が食べられなくなれば、日本のように点滴や胃ろうは行わず、徹底的な嚥下訓練がなされます。

それでも無理な場合は、延命治療を望む人はほぼおらず、自然な形で看取るのが一般的だと言います。

 

そんなスウェーデンも高齢化が進み、40年後には国民の1/4が年金受給者になるため、これまでの福祉水準を維持するためには、今後様々な改革が必要とされています。

 

2. 男女平等

 

 

先にご紹介した社会保障の充実は、男女平等に深く関わっています。

夫も平等に育児休暇を取得できるため、妻が妊娠・出産・育児を機に離職する必要がありません。

 

スウェーデンにおける夫の育児休暇取得率は約90%で、日本は年々増加しているものの、2018年度の調査では約6%に過ぎません。

また、専業主婦率がわずか2%というのも、男女ともに働くのが当たり前なスウェーデンならでは。

 

もし離婚することになっても、もともとパートナーを養う義務はないので慰謝料は発生しない、子供が18歳になるまでは共同親権なので、親権争いが起こることもなく二人協力して育てないといけません。

こう聞くと女性もしっかりと自立しておかないと大変なのが想像できます。

 

 

世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)が統計をとっている「グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書2019」。

世界各国の経済、教育、健康、政治の4分野14項目のデータから、男女平等度合いを測る「ジェンダーギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」を算出し、総合点で順位付けするものです。

 

スウェーデンは153か国中4位で、1位はアイスランド、2位ノルウェー、3位フィンランド、5位はデンマークとベスト5は全て北欧諸国が占めているのは興味深いところです。

日本は122位で、順位を落としている項目は言うまでもなく政治の分野。

 

スウェーデンでは、男性が抱っこ紐やベビーカーで赤ちゃんを連れて歩いているのはごく普通の光景です。

日本でもここ数年ぐっと増えたイクメンも、スウェーデンに比べるとまだまだレベル。

 

ちなみに、日本でも大人気のベビー用品ブランドのベビービョルンは、スウェーデンのブランドです。

 

3. フィーカの時間

 

スウェーデンのカフェ

 

スウェーデン人の日常生活に欠かせないもの、それがフィーカ(FIKA)と呼ばれるコーヒーブレイクです。

多くの企業では朝の10時と午後3時にフィーカタイムをとり、甘いお菓子と美味しいコーヒーでおしゃべりをしながら休憩します。

 

デスクの上にカップを置いて仕事をするのではなく、席を離れてお菓子とコーヒーでリラックスする事はとても大切。

オフィスのフィーカタイムは大体15分程度ですが、リフレッシュすることで一層仕事の効率が上がるという考えは合理的ですね。

 

オフィスに限らず、各家庭でもフィーカタイム。

一人で、または友達を招いて一緒にコーヒーとお気に入りのお菓子を食べながらおしゃべりを楽しむことは、スウェーデン人にとってもはや生活の一部となっています。

 

スウェーデンを旅する時は、現地に溶け込むべく、カフェにてフィーカタイムを楽しみましょう。

 

4. 自然享受権

 

 

北欧諸国に中世の時代から伝わる「自然享受権」。

簡単に言うと、自然は皆のものだから独り占めをしてはいけない、誰もが自由に自然を楽しめるという法的権利です。

 

スウェーデン人でも外国人でも、他人の住居そばや耕作地、自然保護区を除けばどこでもテントを張ってキャンプをしたり、湖で泳いだりすることができます。

他人の土地に自然に生えているキノコやベリー類を採ったり、お花を摘むのもOK。

 

もちろん自然を破壊する行為や、他人に迷惑をかける行為はNG。

自由であるとともに、責任を持つのが絶対的なマナーであり、忘れていけないのは自然を愛する精神です。

 

人口が少ない北欧だからこそ成り立つ法律なのかもしれませんが、アウトドアルールの多い日本から見るとちょっと羨ましいですね。

 

5. 超!キャッシュレス社会

 

 

スウェーデンは、私たちの想像をはるか上に行くほどのキャッシュレス社会です。

 

2000年代の半ばに銀行強盗が多発したことも手伝い、銀行サイドは現金の扱いを減らす方向へ舵取りを始めました。

2008年の銀行強盗件数は210件でしたが、キャッシュレスが進んだ2017年の調査ではわずか2件。

 

スウェーデン人の5人に1人はATMを使わず、キャッシュを持たずにカード、デビッドカード、銀行系の決済アプリSwish(スウィッシュ)を使用します。

 

特に18歳から24歳の若い世代の95%がこれらの決済を利用しています。

親が子供にお小遣いを渡すのもスウィッシュ、食事の割り勘もスウィッシュで、お祝い金もスウィッシュ!

 

4,000人以上の人が手にマイクロチップを埋め込んで、手かざしで決済をしているという事実にも驚かされます。

 

スウェーデンクローネ

 

これだけキャッシュレスが進むとどうなるかというと、キャッシュお断りというお店が増えていくこと。

そして急速なキャッシュレス化についていけない高齢者やITが整っていない地域の人たちが取り残されていくという問題も発生しています。

 

もちろん、カード払いに慣れていない中高年の日本人観光客も面食らうことでしょう。

また、ネットワーク障害が発生すると、様々な事がフリーズしてしまうという懸念もあります。

 

今後さらにキャッシュレス化が進むのか、反対している人たちの声が届いて緩和されるのかは分かりませんが、スウェーデンを訪れる際には海外でも利用可能なクレジットカードは必携ということになりそうです。

 

 


スウェーデン旅行で外せない観光名所

 

スウェーデンを北部(ノールランド)、中部(スヴェアランド)、南部(イェータランド)の3つに分けておすすめの観光スポットを紹介していきます。

ストックホルムは中部(スヴェアランド)に含まれますが、首都であり観光スポットも多いので、最初に別枠で取り上げます。

 

<ストックホルムのおすすめ観光スポット>

 

 

まず最初にご紹介するのは、スウェーデンの首都ストックホルム。

スカンジナビア諸国の中でも一番の人口を誇る北欧を代表する都市です。

 

14の島々からなるストックホルム市は、面積の1/3が緑地や公園、1/3が運河や湖、そして残りの1/3が市街地というバランスなので、自然の中に街があるといった感じで、落ち着いた雰囲気を持っています。

市内には100近い美術館や博物館があり、アート好きなら何日でも滞在したくなるような魅力があります。

 

1. ストックホルム市庁舎(Stadshuset)

 

ストックホルム市庁舎
ストックホルム市庁舎

 

ストックホルム市庁舎は、ノーベル賞設立者、アルフレッド・ノーベルの命日である12月10日に開催されるノーベル賞祝賀晩餐会の会場になることで知られています。

宮殿のような外観で歴史がありそうに見えますが、1923年設立とヨーロッパの建物としては新しい部類に入るでしょう。

 

内部見学は、ツアー参加者のみ可能。

見学ツアーのスタートは、晩餐会会場になる大広間、別名ブルーホールです。

 

実際には赤レンガで、全くブルーではありませんが、建設当初に青く塗る計画があり、その名前が浸透していたため、現在でもブルーホールと呼ばれています。

 

見学ツアーの最後は祝賀会の舞踏会が行われる黄金の間。

1900万枚もの金箔モザイクが施され、9世紀から20世紀初頭までのスウェーデンの様子が描かれています。

 

ストックホルム市庁舎の塔からの景色
市庁舎の塔からのガムラスタンの眺め

 

高さ106mの市庁舎の塔は、市庁舎内部見学とは別料金で、こちらもツアー形式での入場となります。

 

展望台までは、途中まではエレベーターで後半は螺旋階段を登ります。

5月から9月のみオープンで、安全の為に1度に30名という人数制限あり。

夏の観光シーズンには30分毎にツアーが組まれています。

 

ストックホルム随一の絶景を楽しめるので、ぜひ訪れてみてください。

夏は非常に混み合うので、まず最初にチケットを確保しましょう。

 

ストックホルム市庁舎の観光情報

 

住所 :Hantverkargatan 1, Stockholm

マップ: Googleマップ

アクセス :鉄道/地下鉄 ストックホルム中央(Stockholm Central)駅から徒歩6分

電話番号 :(08)50829058

定休日 :無休

営業時間 :チケットオフィス8:30~16:00

料金 :
市庁舎 4月~10月120SEK 11月~3月90SEK 6歳以下無料
市庁舎の塔 60SEK 11歳以下無料

公式URL :  ストックホルム市庁舎

 

2. 王宮(Kungliga Slottet)

 

ストックホルム王宮
王宮: Wikipedia

 

王宮は、1981年に現在の王室一家がドロットニングホルム宮殿へ住居を移すまで、歴代の王室一家が暮らしてきました。

現在は国王の執務室が置かれ、国王カール・グスタフ16世が通われています。

 

13世紀のオリジナル部分は17世紀の火災で焼失したため、現在みられるのは18世紀に再建されたもの。

608もの部屋があり、一部の部屋が一般公開されています。

 

時間が合えば、毎日12:15(日曜日は13:15)から行われる衛兵交代式がおすすめ。

約40分間とちょっと長めですが、ブラスバンド演奏と共に華やかに行われ、見ごたえがあります。

 

季節によって時間が変わるので、詳細は  こちらのページ   からチェックして出かけましょう。

 

王宮の観光情報

 

住所 :Slottsbacken 1, Gamla stan

マップ: Googleマップ

アクセス :地下鉄 ガムラ スタン(Gamla stan)駅徒歩5分

電話番号 :(08)4026130

定休日 :9月中旬から5月中旬の月曜、12/24~25、聖金曜、復活祭後日

営業時間 :10:00~17:00(7.8月8:30~、9月~5月~16:00)

料金 :大人160SEK シニア・学生80SEK

公式URL :  王宮

 

3. ヴァーサ号博物館

 

ヴァーサ号博物館
ヴァーサ号博物館

 

スカンジナビア諸国に数多ある博物館の中で、1番の来場者数を誇るのがこちらのヴァーサ号博物館。

国内外から年間100万人以上が訪れる人気観光スポットです。

 

1628年8月10日、処女航海の出航直後に転覆し沈没してしまったという悲劇の軍艦ヴァーサ号。

当時強大な力を持っていたスウェーデン海軍に、一瞬にして訪れた悪夢でした。

 

沈没から333年後に偶然発見されて引き揚げられ、修復ののち、世界で唯一現存する17世紀の軍艦として公開されています。

他にもヴァーサ号に関する様々な資料や展示が興味深く、見ごたえがあります。

 

ヴァーサ号博物館の観光情報

 

住所 :Galarvarvsvagen 14, Djurg?rden, Stockholm

マップ: Googleマップ

アクセス :

バス(44番)またはトラムでノルディスカ ミュージィエット(Nordiska Museet)から徒歩3分。
バス(69、76番)でユールゴーデン橋(Djurgardensbron)から徒歩5分

電話番号 :(08)51954800

定休日 :1/1、12/23~25

営業時間 :6/1~8/31:8:30~18:00、9/1~5/30:10:00~17:00 水曜日~ 20:00

料金 :

ストックホルムパスにて無料
大人150SEK、学生100SEK、18歳以下無料

公式URL :  ヴァーサ号博物館

 

4. ドロットニングホルム宮殿(Drottningholms Slott)

 

ドロットニングホルム宮殿
ドロットニングホルム宮殿

 

ストックホルムからフェリーで約50分ほどのドロットニングホルム宮殿は、1981年以降、現スウェーデン王家が実際に住んでいる宮殿です。

16世紀に国王ヨハン三世が王妃の為の夏の離宮として建てたのがはじまりで、その後フランスバロック様式の宮殿と庭園が造られました。

 

ドロットニングとは、スウェーデン語で王妃の小島という意味。

その名の通り歴代の王妃たちに愛されてきたという宮殿は、北欧のヴェルサイユと称されています。

 

18世紀に入り、内装がロココ調に改装され、増改築も行われました。

王家の居住部分を除いた宮殿の一部と、庭園のほとんどの部分が一般公開されています。

 

宮廷劇場、中国離宮、庭園が「ドロットニングホルムの王領地」の名称で、1991年に世界遺産に登録されています。

外観はシンプル、内部もギラギラした豪華さではなく、どことなく上品な雰囲気で見ていて飽きることがありません。

 

庭園を含めてどこをとってもフォトジェニックなので、ぜひ足を伸ばしてみてください。

 

ドロットニングホルム宮殿の観光情報

 

住所 :Drottningholm, Stockholm

マップ: Googleマップ

アクセス :

地下鉄 ブロマプラン(Brommaplan)駅からバス(301~323, 176,177番)で40分
夏期は市庁舎そばから宮殿行きのフェリーあり

電話番号 :(08)4026280

定休日 :6/6、聖霊降臨祭の3日間、12月中旬から月末まで

営業時間 :10:00~16:00

料金 :大人130SEK シニア・学生65SEK

公式URL :  ドロットニングホルム宮殿

 

※ストックホルムについては下記記事で詳しく紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

→  【スウェーデン】水の都ストックホルムをたっぷり楽しむための観光スポット21選!

 

 


<スウェーデン北部・ラップランドのおすすめ観光スポット>

 

 

スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、ロシアの4か国にまたがるラップランドとは、伝統的に先住民族サーミ人が住んでいる地域のことを指します。

 

中でも、スウェーデンラップランドは、オーロラが見られる確率なんと世界一!

秋・冬には、オーロラの他に様々なウィンタースポーツ、犬ぞり体験やイーグルを作る体験などで遊び尽くしましょう。

 

白夜で知られる夏にはハイキング、トレッキング、釣り、世界最北のゴルフコースなどが’思う存分楽しめます。

 

 

ラップランドの玄関口、北極圏に位置するキルナやルーレオへは、ストックホルムから飛行機で約1時間半。

オーロラ観測のハイシーズンである冬には、スカンジナビア航空が成田空港からキルナへの特別便を運航しています。

 

ストックホルムに滞在してから、キルナに移動する場合のおすすめは夜行列車。

物価の高いスウェーデンで、宿泊代が1泊浮く事になるのは大きい上に、寝ていたら朝には到着するので、長い移動も苦にはならないはずです。

 

1. キルナ(Kiruna)

 

キルナ
キルナ教会: Wikipedia

 

北緯68度、北極圏の街キルナは鉱山の街。

冬にはオーロラ観測の拠点として、夏にはハイキングやトレッキング、フィッシングなどの拠点として多くの観光客が訪れます。

現在でも鉱山を掘り進めているため、地盤沈下の恐れがあり、街の中心地ごと数キロ移動させるというプロジェクトが進行中です。

 

キルナのシンボルともいえるキルナ教会も、2025年後に移転予定。

少数先住民族のサーミ人のテント、ティピーを模して、1912年に建てられました。

その可愛らしいデザインは、国内で最も美しい建造物という賞を受賞したことがあるほどの評価を得ています。

 

また、キルナには世界最大の地下鉱山があり、  鉱山見学ツアー   を催行しています。

実際に地下540mまで移動し、鉱山の歴史などについてたっぷり2時間45分かけてガイド付きで見学。

貴重な体験なので、時間が合えば参加したい人気のアクティビティーです。

 

キルナは小さな街で、街中のホテルから少し歩けば光源がないオーロラハントに良い場所がいくらでもあります。

車で郊外まで行くオーロラハントツアーも催行されているため、宿泊ホテルでチェックしましょう。

 

キルナ教会の観光情報

 

住所 : Kyrkogatan 8, Kiruna 981 22, Sweden

マップ: Googleマップ

電話番号 :+46 (0)980-678 00

 

2. アイスホテル(ICE HOTEL)

 

 

スウェーデンのアイスホテルはメディアに取り上げられることも多いので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

キルナから車で約30分、ユッカスヤルビ(Jukkasjärvi)という人口500人ほどの小さな集落にある、氷と雪でできたホテルです。

 

毎年40名ほどの氷の彫刻デザイナーが手掛ける「アートスイートルーム」は、毎年12月にラップランドを流れるトルネ川の氷を使って作られます。

雪と氷で作られたベッドにはトナカイの毛皮が敷かれ、防寒用の寝袋で寝るので思ったより寒くはないのだそう。

 

もっとシンプルなアイスルームもあり、予算に合わせたお部屋が選べますし、暖かい部屋で泊まりたい方のために、普通のコテージも用意されています。

難点は、超人気ということからなかなか予約が取れないこと。

 

また、宿泊しなくても有料でホテル内を見学することが出来ます(料金は季節により変わるので公式サイトから確認してください)。

 

氷でできたチャペル、氷でできたバー、趣向を凝らした各部屋など、氷のアートの世界に浸れるとあって、キルナを訪れる観光客が必ず訪れるというほどの人気です。

 

アイスホテルの観光情報

 

住所 :981 91 Jukkasjarvi, Norrland, Sweden

マップ: Googleマップ

アクセス :キルナから車で約30分、送迎バスあり(要予約・有料)

電話番号 :46 (0)-980-66-800

営業時間:10:00~18:00

公式URL :  アイスホテル

 

3. アビスコ(Abisko)

 

アビスコ国立公園
アビスコ国立公園: Wikipedia

 

キルナから北上すること約100km。

アビスコは南のHemavanまで続く全長440kmのロングトレイルの起点になっています。

 

そのハイライトとなるのが、アビスコからNikkaluoktaまでの約110km区間。

クングスレーデン(王様の散歩道)と名付けられており、ナショナルジオグラフィックが選ぶ「世界最高のクラッシックトレイル15」にも選ばれています。

 

普通のペースなら1週間ほどで走破できるコースで、途中スウェーデン最高峰ケプネカイセの麓を通る人気ルートです。

北極圏ならではの森林限界の景色の中、自分のペースで気ままに歩けるコースは、標高差が少ないので初心者でも挑戦できます。

 

途中には山小屋があり、サウナ(有料)もあるのは北欧ならでは。

白夜の中なら、夜中に歩くことだって可能です。

 

アビスコに着いたら真っ先に行くところは、  アビスコツーリストステーション  

宿泊施設でもあり、様々なアクティビティの受付もしているので、情報収集に出かけましょう。

 

 

世界一オーロラ観測に適した場所として知られるのが、アビスコ国立公園の「オーロラスカイステーション」です。

標高1,164mのニューラ山の900m地点に位置しているので、空気も澄んでいてより空が近い絶好のポイント。

そうとはいえ、あくまでも自然現象なのでオーロラに出逢えるかどうかは運次第です。

 

オーロラスカイステーションまでは、チェアリフトで約20分間。

乗り場でオーバーオールタイプの防寒着を貸してくれるので安心です。

オーロラシーズンには、レストランで本格的な北欧料理を楽しむことができます。

 

夏なら一日中沈まない太陽を眺めたり、眼下に流れるアビスコ川や湖、どこまでも続く美しい景色が楽しめます。

どんな場所なのか気になる方は、こちらの  公式サイト   をぜひチェックしてみてください。

 

ライブ動画もあるので、お家にいながらオーロラを見ることが出来るかもしれません。

 

アビスコツーリストステーションの観光情報

 

住所 :STF Abisko Turiststation、981 07 Abisko

マップ: Googleマップ

電話番号:+ 46-101902400

公式URL :

アビスコツーリストステーション
アビスコ国立公園

 

 

<スウェーデン中部のおすすめ観光スポット>

 

首都ストックホルムと、その周辺の地域がスウェーデン中部にあたります。

 

民族色の強いダーラナ地方は、宗教行事や伝統行事を見に訪れるのにおすすめの場所。

北欧の一大イベントである夏至祭も、雰囲気抜群です。

 

ストックホルムからバスや列車で簡単に訪れることが出来るので、ショートトリップにぴったりです。

 

1. ファールン(Falun)

 

ファールン銅鉱山: Wikipedia

 

ダーラナ地方の中心都市ファールン。

13世紀から続く銅の生産地として知られ、17世紀には世界の銅生産量の2/3を占めていたほどで、スウェーデンの経済を支えていました。

 

1992年には廃坑になりましたが、2001年に世界遺産に登録されており、鉱山内部はガイドツアーで見学することができます。

 

また、実際に銅山で使われていた工具や当時の写真などを展示している博物館もあるので、合わせて見学しましょう。

 

ファールン銅鉱山と博物館の観光情報

 

住所 :Falu Mine Gruvplatsen 1 791 61 Falun

マップ: Googleマップ

アクセス :ファールン駅から1km、徒歩15分、またはタクシーで5分

定休日 :月曜日 

営業時間 :

ビジターセンター:夏期10:00~16:00
                               ( 10/1~4/30) 火曜~金曜11:00~16:00 土日10:00~15:00
博物館:夏期10:00~16:00   (10/1~4/30)  土日 10:00~15:00

料金 :

アンダーグラウンドパッケージ 大人240SEK 、学生 200SEK、 子供100SEK
博物館パッケージ SEK SEK SEK 大人110SEK、子供60SEK、ファミリー300SEK

公式URL :  ファールン大銅山

 

2. ウプサラ(Uppsala)

 

ウプサラ

 

ストックホルムから北へ約70km、スウェーデン第四の都市ウプサラ。

列車で40分ほどなので、ストックホルム以外の地方都市を見てみたいという方におすすめです。

こじんまりとした街なので、ぶらぶらとお散歩しながら観光できるのが嬉しいところ。

 

1477年創立のウプサラ大学は、スカンジナビア最古と言われ、これまでに15人の大学関係者がノーベル賞を受賞しています。

高台には16世紀に建てられたウプサラ城があり、現在は知事公邸と、美術館として使用されています。

 

中世のお城の割にはピンク色で新しく見えるのは、18世紀に再建されたため。

ウプサラ城の前に広がるウプサラ大学所有の植物園は無料なので、ぜひお散歩してみてください。

 

ウプサラ大聖堂
ウプサラ大聖堂

 

2本の尖塔が印象的なウプサラ大聖堂は、ウプサラのどこからでも見えるシンボル的な存在です。

1270年代に建設が始まり、1435年に完成しました。

18世紀の大火で被害を受けたため多くの部分が改修されています。

 

中に入ると高い天井、美しいステンドグラス、薔薇窓、煌びやかな金装飾などに目を奪われます。

17世紀後半までは、歴代の王の戴冠式もこのウプサラ大聖堂で行われていました。

 

16世紀の国王、グスタフ・ヴァーサや、有名な植物学者カール・フォン・リンネなど、多くの著名人がこの大聖堂に埋葬されています。

 

ウプサラ大聖堂の観光情報

 

住所 :Domkyrkoplan, 753 10 Uppsala

マップ: Googleマップ

アクセス :ウプサラ中央駅より徒歩15分

電話番号 :+46(18)4303500

定休日 :無休

営業時間 :8:00~18:00

料金 :無料

公式URL :  ウプサラ大聖堂

 

 


<スウェーデン南部のおすすめ観光スポット>

 

オーレスンド橋
オーレスンド橋

 

スウェーデンの中でも気候が穏やかで積雪量が少ない南部。

童話「ニルスのふしぎな旅」の舞台になったスコーネ地方や、スウェーデン第二の都市ヨーテボリ、第三の都市マルメなどがあり、バルト海には中世の面影を残すゴットランド島と、独自の自然体系を持つエーランド島が浮かび、見どころがたくさんあります。

 

1. ヨーテボリ(Göteborg)

 

ヨーテボリ
ヨーテボリの街並み

 

ヨーテボリはスウェーデン第二の都市で、運河が張り巡らされた美しい港町です。

17世紀初頭に、国王グスタフ二世の命によって町が造られ、北海への出入り口として貿易と海運業で繁栄しました。

現在でも工業の街、商業の街として活気があります。

 

観光シーズンには運河めぐりのボートツアーが催行され、ヨーテボリの美しい街並みを運河側から見ることが出来るチャンスです。

時間があればぜひ試してみてください。

 

ヨーテボリ美術館
Wikipedia ヨーテボリ美術館

 

現代スウェディッシュアートの宝庫と言えるヨーテボリ美術館。

フランス印象派の画家たちに多大なる影響を与えたと言われる、カール・ラーションやエッチング版画家のアンデシュ・ソーンの作品などが見られます。

また、ピカソ、ゴッホ、モネなどの作品もあり必見です。

 

地元の人に人気があるのが  リセべリ遊園地  

1923年開園という歴史を持ち、年間300万人もの人が訪れています。

 

50を超えるアトラクションの中でも人気があるのが、バルデルという木造ジェットコースターと、時速110kmで落下するフリーフォール。

 

また、クリスマスシーズンには、園内でスウェーデン最大のクリスマスマーケットが開催され、イルミネーション、アトラクションとともに楽しめるとあって、国内外から多くの人が訪れます。

 

ヨーテボリ美術館の観光情報

 

住所 :Götaplatsen 6, 412 56 Göteborg

マップ: Googleマップ

電話番号 :+46(0)313683500

定休日 :

月曜日
12/24, 25, 31、1/1、4/10(Good Friday)
復活祭前の土曜日(Holy Saturday)、5/1、6/6、夏至の日とその前日

営業時間 :火木11:00~18:00 水11:00~20:00 金~日祝11:00~17:00

料金 :大人60SEK  25歳未満無料

公式URL :  ヨーテボリ美術館

 

2. マルメ(Malmö)

 

マルメ

 

スコーネ地方に位置するマルメはスウェーデン第三の都市。

オーレスンド海峡にかかるオーレスンド橋を渡れば、そこはデンマークの首都コペンハーゲンです。

 

オーレスンド橋は2000年に開通した鉄道道路併用橋で、地下には海底トンネルが通っています。

橋が架かる前は高速船のみでしたが、現在は鉄道が走り、マルメ中央駅とコペンハーゲン中央駅をわずか35分で結んでいます。

 

マルメは、17世紀に入るまでデンマークの支配下にあったことから、文化的にも歴史的にもデンマークの影響を強く受けている街。

移民が多いことでも知られ、サッカー選手のズラタン・イブラヒモビッチもマルメ出身で、父親が現在のボスニアヘルツェゴビナからの移民です。

 

マルメ市庁舎
マルメ市庁舎

 

マルメ中央駅の南側に位置するストートリィ広場に面して建つマルメ市庁舎。

16世紀にゴシック様式で建てられた歴史のある市庁舎で、今でも現役の市庁舎として使用されています。

観光客は中に入ることが出来ませんが、外からでも見応え充分。

 

広場の一角には、同じく16世紀に建てられた世界最古の薬局と言われる「ライオン薬局」があり必見です。

現役の薬局なので、中に入って創業時から使われている薬箱などを見てみましょう。

 

ターニングトルソ

 

旧市街から約1km、新市街のヴァストラハムネン地区には5フロアごとにひねりを加えた斬新なデザインが話題の「ターニング・トルソ」がそびえたっています。

 

高さ193m、54階建てで、1階から10階はオフィスビル、その上はマンションになっています。

中に入る事はできませんが、近くで見てみる価値ありの不思議な建物です。

 

コペンハーゲン滞在中に、ちょっとスウェーデンを覗いてみたいという方は、マルメならコンパクトな街なので日帰りも余裕です。

ちなみに、ストックホルムからマルメは飛行機で1時間、列車だと約4時間半、ヨーテボリからなら列車で約2時間半かかります。

 

3. ゴットランド島(Gotland)

 

ゴットランド

 

ストックホルムから南へ約200km、スウェーデン最大であり、バルト海最大でもある島・ゴットランド島。

島の中心となるヴィスビーは、「ハンザ同盟都市ヴィスビュー」の名称で世界遺産に登録されています。

 

ヴィスビューは、バイキングの時代から交通の要衝として栄え、12世紀から14世紀にかけてはハンザ同盟の加盟都市として繁栄しました。

約3kmにわたる城壁にぐるりと囲まれた街は、中世の雰囲気が色濃く残されています。

 

当時の繁栄を物語るかのように、街には多くの教会が建てられましたが、16世紀にドイツのリューベックによる攻撃を受けた際に、多くの建物が被害を受けました。

ヴィスビューは近年まで軍事基地として使われ、一般の人の立ち入り制限があったこともあり、教会は再建される事もなく廃墟と化したままとなっています。

 

そんな廃墟教会も今では人気の観光スポットになっていて、廃虚教会巡りを目的に訪れる人もいるほどです。

 

ヴィスビュー

 

この街を訪れる多くの日本人のお目当ては、ヴィスビューの街並み。

ジブリ作品「魔女の宅急便」の参考として、ストックホルムと合わせてヴィスビューにもジブリスタッフが取材に訪れている事が公式発表されています。

 

ほうきにのった13歳のキキが降り立ったあの街角。

もしかしたらこの場所が?などと思いながら、街をぶらぶら歩きするのもいいですね。

 

有名な時計塔はストックホルムの市庁舎とストックホルム大聖堂がモデルだと言われていますが、グーチョキパン店からの海が見えるオレンジ色の街並みは、ヴィスビューそのものです。

 

 

ストックホルムからゴットランド島へのアクセスは、まずストックホルム中央駅からニーネスハムまで電車で約1時間。

ニーネスハムからゴットランド島へはフェリーで約3時間の船旅になります。(フェリーの予約は  こちら   から)

 

飛行機なら約40分ですが、かなり割高なので、時間がない方向きです。

 

また、スウェーデン人にとっても人気のバカンス地なので、ぜひ最低でも1泊はして散策を楽しんでください。

 

 

<現地で食べたい!スウェーデンのおすすめグルメ>

 

日本人にはあまり馴染みがないスウェーデン料理ですが、IKEA好きな方なら、館内レストランでサーモン料理やマリネ、ニシンやエビのオープンサンド、伝統的なミートボールなどを食べたことがあるのではないでしょうか。

 

気候が厳しいという場所柄、ニシンのマリネや燻製類など保存が効くような塩辛い料理が多いのも特徴。

スープ類などはかなり塩分多めに感じるかもしれません。

 

シンプルな味付けが多いので、塩辛い点を除けば、日本人の口によく合うと言えるでしょう。

 

1. ミートボール(Köttbullar)

 

ミートボール

 

スウェーデンの家庭料理の定番、ミートボール。

日常的な一品であると同時に、クリスマスや復活祭という大切な日にも登場する伝統的な料理です。

 

豚肉と牛肉の合いびき肉が一般的ですが、ラム肉やエルク(へらじか)の肉を使うこともあります。

 

使うスパイスや玉ねぎの分量などは家庭ごとに特徴がありますが、グレイビーソースをかけること、リンゴンベリーやリンゴンジャムをつけること、そして茹でたじゃがいもかマッシュポテトを添えることがお約束になっています。

 

ミートボールに甘いジャムという組み合わせは、日本人的にはちょっと躊躇してしまいそうですが、食べてみるとしょっぱいと甘酸っぱいのミックスが絶妙で、クセになる味わいです。

 

2. ヤンソンさんの誘惑(Janssons frestelse)

 

 

ヤンソンさんという宗教家がベジタリアンなのに、美味しい匂いに誘われて我慢できず、アンチョビが入ったこの料理を食べたことから、「ヤンソンさんの誘惑」という名前が付けられたというのは名前の由来の日本バージョン。

 

スウェーデンの作家が自分の母親が伝統的な料理「アンチョビとジャガイモのキャセロール」に、当時大ヒットした映画から名前を付けたと、自身の著書に記していることから、こちらの説の方が信ぴょう性が高そうです。

 

味のイメージはポテトグラタンで、バターを使ったホワイトクリームではなく、生クリームを使うのが特徴です。

 

材料は、じゃがいも、玉ねぎ、アンチョビ、生クリーム。

アンチョビと言うとイワシのイメージが強いかもしれませんが、北欧版アンチョビは小さめのニシンを使っています。

 

スウェーデンの伝統的なクリスマス料理であり、人が集まった時などに振舞われることもある人気メニュー。

北欧版のアンチョビが手に入れば簡単に再現できるシンプルな一品です。

 

3. ザリガニ(Kräftor)

 

ザリガニ料理

 

スウェーデンの夏の風物詩と言えるザリガニ。

かつてスウェーデンの湖や水路で多く生息していたザリガニはその味が評判で、ヨーロッパ各国へ輸出するほど多く獲れていました。

19世紀末になり、漁獲量が減り絶滅の危機に瀕したため、現在では8月~9月の2ヵ月のみ解禁となります。

 

そんなザリガニが主役となるのが、Kräftskiva(クレフトフィーヴァ)というザリガニパーティーです。

最近では日本のIKEAでもザリガニパーティーが行われたので耳にした方もいらっしゃるかもしれません。

 

スウェーデンでは短い夏の終わりに、家族や仲間が集まって一緒にザリガニを食べて楽しみます。

ハーブと一緒に茹でて食べるのがスタンダードで、汁が飛ぶのでエプロンをつけていただきます。

 

ザリガニをデザインしたガーランドや、テーブルクロス、ペーパータオル、月の男というモチーフのランタンなどを飾り付けたら、各自頭に三角帽を被って乾杯の歌を歌いパーティーが始まります。

小さなグラスに入ったアルコール度数40度を超えるスナップと一緒に、よく冷えたザリガニにかぶりつきましょう。

 

4. セムラ(semla)

 

セムラ

 

スウェーデン人にとって生活に欠かせない「フィーカの時間」。

コーヒーと一緒につまむお菓子と言えば、シナモンロールやケーキ、クッキーやビスケットといったシンプルなもの。

 

筆者のおすすめは、クリスマスが終わった頃から3月頃まで出回る春を呼ぶお菓子「セムラ」です。(写真奥)

ちょっと甘みのあるパンの間にクリームがたっぷり。

 

上には粉砂糖がかかっている甘~いお菓子で、生地にカルダモンが入っているので独特の風味もあります。

コーヒーに良く合うので、この時期にスウェーデンを訪れてセムラを見かけたらぜひ試してみてください。

 

 

<買って帰ろう!スウェーデンのお土産>

 

洗練されたデザイン、シンプルかつナチュラルさが特徴の北欧デザインが好きな方なら、旅の間中「持って帰りたい~!」と思うものばかりで大変かもしれません。

 

そんなスウェーデンのお土産は、民芸品、手工芸品、食品、雑貨類などバラエティ豊か。

スーパーで売っているチョコレートでさえも、安っぽく見えない北欧クオリティなので、安心して選ぶことができます。

 

1. ダーラナーホース(Dalahäst)

 

 

スウェーデンのお土産屋さんに行くと必ず見かけるのが、木彫りの馬ダーラナーホース。

18世紀頃、ダーラナー地方の村人が木片で子供用のおもちゃとして作り始めたのがはじまりです。

 

村の人々にとって馬はとても重要な存在で、力が強く森から材木を運び出す労働力としてだけではなく、優しくて人にも従順な動物として大切にされてきたのです。

いつしかこの木彫りの馬はダーラナー地方の名産となり、赤く色づけされたり、美しい花柄模様が描かれるようになっていきます。

 

幸せを運んでくる馬と言われているので、出産祝いや誕生日のお祝い、結婚祝いなどにもぴったり。

一つでも可愛いですが、サイズ違いで並べるのも可愛さ倍増でおすすめです。

 

木彫り品は職人さんの手作りということもあり結構お高めですが、マグネットやダーラナーホースをモチーフにした雑貨なら手頃です。

 

2. リンゴンベリージャム(lingonsylt)

 

 

スウェーデンの伝統料理ミートボールに欠かせないのがリンゴンベリーのジャム。

リンゴンベリーとは、こけももの事で、主に北ヨーロッパ内陸の森林地帯に自生しています。

 

そのままでは酸っぱいので砂糖漬けやジャムにして、ミートボールやブラッドソーセージなどの肉料理の付け合わせにしたり、ジンジャービスケットやポテトケーキ、オートミールに添えたりしていただきます。

 

スーパーでもたくさんの種類がありますが、少し高くなってもリンゴンベリーとお砂糖のみで作られた、添加物無しの高品質のジャムを買うことをおすすめします。

 

3. ジンジャービスケット(Pepparkakor)

 

 

スウェーデンの定番お菓子、ジンジャークッキー。

ジンジャークッキー生地で作るジンジャークッキーハウスはクリスマスの定番デコレーションです。

 

街中のお菓子屋さん、スーパーでも簡単に手に入るジンジャークッキーは、軽くて値段も手ごろなのでお土産にぴったり。

薄くてサクサクっとした食感にジンジャー、シナモン、クローブといったスパイスが効いていて、ちょっと大人の味わいです。

 

ANNA(アンナ)ビスケットはスウェーデン王室御用達。

1929年ストックホルムのアンナカールソン夫人と妹のエマがジンジャーシン(薄焼きビスケット)を作ったのが始まりです。

 

ジンジャーが苦手な方にはアーモンドビスケットがおすすめ。

コーヒー、紅茶のお供はもちろんのこと、バニラアイスクリームとの相性も抜群なので、ぜひ試してみてください。

 

4. リサラーソン(Lisa Larson)

 

 

スウェーデンを代表する陶器ブランド、グスタフスベリ。

1825年にストックホルムで設立され、ウィルヘルム・コーゲ、スティグ・リンドべリなど優れたデザイナーによる、個性豊かな傑作が生み出されてきました。

現在は当時のデザインを復刻して、当時の設備を活用しながら手作りに近い製法で1つ1つ丁寧に生産されています。

 

そのグスタフスベリに26年間在籍し、動物シリーズをはじめとした約320種類の作品を生み出したデザイナー、リサ・ラーソン。

独特な表情が何とも可愛い猫マイキーや、ハリネズミ3兄弟、コケティッシュな表情のライオンなどは一度は目にした方も多いのではないでしょうか。

 

スウェーデンでも人気が高く、街中のお店でも購入はできますが、置物などはそれなりのお値段。

ストックホルムからバスで約30分ほどの、グスタフスベリの工場内に、リサ・ラーソンの工房とミュージアムが併設されており、アウトレット品も扱っています。

 

すぐ近くにはフィンランドブランド、イッタラ(iittala)のアウトレットもあるので、陶磁器好き、北欧雑貨好きにはたまりません。

商品によっては日本の1/3のお値段だったり、バーゲン品もあり、お土産にもおすすめです。

 

5. クリッパン(KLIPPAN)

 

 

1879年、スウェーデン南部の小さな街クリッパンの紡績工場で生まれたオーガニックコットン製品の数々。

創業以来、紡績、染色、織り、製造まですべてを一貫して自社工場で行い、高品質な製品を作り続けています。

 

永遠に分解しない化学繊維を選ばない、届けないという理念から、天然繊維100%にこだわっています。

 

2013年からは、ミナペルホネンを設立した皆川氏をデザイナーとして起用して、より一層デザイン性の高い製品を生み出し、日本でもその知名度がぐんと上がりました。

 

柔らかで軽いと評判のクリッパンのスローケットは、ふわふわで肌触り抜群な上に、とっても温かく、ソファーに掛けておくだけでもインテリアになる優れもの。

一度使うと手放せなくなり、リピート必至と評判です。

 

安いものではないので、自分へのお土産や、大切な方へのお土産にいかがでしょうか。

 

 

冬のオーロラ鑑賞とウィンタースポーツにするのか、夏の観光、トレッキングやハイキングで訪れるのか悩ましいところですよね。

予算と時間に余裕があれば、ぜひ夏・冬と2度訪れていただきたいところですが、9月なら両方楽しめる可能性もあります。

 

期間限定でオープンしている観光箇所や施設も多いので、事前にしっかり下調べをしてスウェーデンの旅行計画を立ててくださいね。


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