新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休業あるいは営業時間の変更等の措置を取っている店舗・施設がございます。
お出かけ前に、店舗・施設の公式HPやSNS等で最新情報のご確認をお願い致します。
5. モーテントローツィググレン通り Marten Trotzigs Grand
6. リッダーホルム教会 Riddarholmskyrkan
3. ストックホルムコンサートホール Stockholms Konserthus
6. ストックホルム市立図書館 Stockholms stadsbibliotek
<ユールゴーデン島&シェップスホルメン島のおすすめ観光スポット>
6. ストックホルム近代美術館 Moderna Museet
1. ドロットニングホルム宮殿 Drottningholms Slott
ご覧の通り大小さまざまな島々からなる、緑豊かなストックホルムの街。
もしストックホルムだけを観光するならば、おすすめの季節は夏。
長い冬を終えて、待ちきれない春を過ごして、人々が嬉々として街に繰り出し、活気に溢れている夏は観光ベストシーズンと言えるでしょう。
物価が高いスウェーデンを旅すると、結構な出費は否めませんが、せっかくストックホルムを訪れたなら最低でも3日くらいは滞在して、たっぷりと街歩きを楽しみましょう。
日本からスウェーデンまでの直行便は就航していません。
成田空港からは スカンジナビア航空 が、コペンハーゲン経由でストックホルムまで毎日就航。
成田から コペンハーゲン までは約11時間~11時間半、コペンハーゲンからストックホルムまでは1時間~1時間半です。
コペンハーゲンからの乗り継ぎ便は頻発していますが、成田からの便が遅れる場合を想定して、乗り継ぎ待ち合わせが2時間以上先の便を選ぶようにしましょう。
北欧デザインやアート、北欧家具、陶器などに興味がある方におすすめなのが、ストックホルムと フィンランド の首都ヘルシンキの2都市巡り。
スウェーデンを周遊するのも魅力的ですが、あまり時間がない、でもストックホルムともう1都市くらいは行ってみたいという場合は、ヘルシンキをプラスするのはいかがでしょうか。
気になるのは移動方法ですが、筆者のおすすめは タリンクシリアライン (日本語)。
年間を通じて、毎日ヘルシンキ⇔ストックホルムを運航している、大型豪華客船です。
夜に出航したら朝には到着、つまりホテル代わりに利用できるので、ホテルと航空券代を考えると、断然お得な上に船旅を楽しめるので一石二鳥です。
航行中はずーっと夜なので、景色を楽しむことはできませんが、船内ではショーなどのエンターテーメントやサウナ、免税ショッピング、食事が楽しめるので、退屈することはありません。
ムーミン好きなら、ちょっと奮発してムーミンキャビンはいかがですか?
ちなみに、船にはムーミンとミーも乗船していますよ。(乗船スケジュールは こちら からチェック)
ストックホルムの公共交通機関は、地下鉄、バス、トラム、郊外列車、船の5種類で、ネットワークが発達しており便利です。
切符は共通で、1回券(75分間有効)が45SEK。
24時間以内に3回以上利用するならば、24時間券(155SEK)、72時間以内に6回以上利用するならば、72時間券(310SEK)がお得です。
切符は、紙タイプ、チャージ式のSLアクセスカード、ICチップ式紙タイプのトラベルカードの3種類。
購入箇所は、紙タイプの切符は駅の自販機、SL加盟店。
SLアクセスカードは、SL加盟店、SLセンター、駅の自販機。
トラベルカードは、キオスクやセブンイレブン、タバコ店、中央駅インフォメーション、SL加盟店。
バス、トラムも車内での支払いはできないので事前に用意が必要です。
用が無くても見に行って欲しいのがストックホルムの地下鉄駅。
約100駅の中の90駅以上に、それぞれのテーマに沿ったアートが、地元アーティストにより施されています。
ストックホルムの地下鉄駅は岩盤をくり抜いて作られており、その形状を利用したアートは斬新。
地下鉄は3路線あり、ブロー線、ローダ線、グローナ線それぞれブルー、レッド、グリーンという名の通り色分けされています。
中でも、ブルーラインは人気の駅が多く必見。
75分間利用可能な1回券で、あちこちの駅を見て周るのもいいですね。
物価の高いストックホルムでしっかりと観光をするとかなりの出費は否めません。
そんな時に便利なのが、60か所以上の観光スポットや観光ツアーが無料&割引になるストックホルムパス。
以前は、観光スポットと公共交通機関がフリーになる、ストックホルムカードがありましたが、現在は観光スポットのみとなり、名称もストックホルムパスに変わりました。
購入は、主要ホテル、アーランダ空港ビジターセンター、キオスク、セブンイレブンなど。
詳細は こちら で確認してください。
気になるのは「どのくらいお得になるのか?」ということですが、ここからご紹介するおすすめ観光スポットの料金からシュミレーションしてみましょう。
1日しか時間が無い場合でも訪れて欲しい、王宮、ヴァーサ博物館、ドロットニングホルム宮殿の入場料とボートを合計すると660SEKなので、あと一か所でお得という計算。
ただし、「1日でそこまで周れるのか?」という懸念もあり、メリットが出るのは2日以上がっつりと周る場合と言えるかもしれません。
それでは、ここからストックホルムの主な観光スポットをご紹介していきます。
ガムラスタンとは旧市街という意味。
ストックホルム中央駅から歩いて約10分、メーラレン湖に浮かぶスターズホルメン島に位置し、ストックホルムの観光スポットがぎゅっと詰まっています。
ガムラスタンはかけあしではなく、ゆっくり時間をかけて周りたい場所。
スウェーデンが強大な力を誇っていた17世紀頃の建物が並び、中世ヨーロッパの雰囲気を味わうことができます。
ストックホルム王宮は、現ロイヤルファミリーが1981年にドロットニングホルム宮殿に居を移すまで暮らしていた場所であり、現在は国王の執務室として使用されています。
オリジナルは13世紀の建物ですが、17世紀に火災で焼失したため、現在見られるのは18世紀に再建されたもの。
中には600室を超える部屋があり、その一部や、博物館、礼拝堂などを見学することができます。
観光客のお目当ては、衛兵交代式。
夏期は毎日12:15 ~日曜日は13:15~約40分間、ブラスバンドの演奏と共に華やかに行われます。
秋、冬はスケジュールが変わるので、 こちら からチェックしてください。
夏の観光シーズンはかなり混み合うので、正面から見たければ30分くらい前から場所取りをするようにしましょう。
住所 :Slottsbacken 1, 111 30 Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄ガムラスタン(Gamla Stan)駅から徒歩7分
定休日 :10月〜4月の月曜日 4/30 、12/24、12/25
営業時間 :
5月~9月 10:00~19:00 (7月〜8月は 毎日9:00~)
10月〜4月 10–16時
料金 :
ストックホルムパスにて無料
大人160SEK、学生80SEK、17歳以下無料
公式URL : 王宮
13世紀に建てられた、ストックホルムで最も古く由緒のある教会。
火災で何度か増改築が繰り返され、15世紀に現在の大きさになりました。
18世紀にはバロック様式に改修され、オレンジ色の外壁に緑色の屋根がかけられました。
歴代の王族の結婚式や戴冠式が行われることでも知られています。
夏にはパイプオルガンや聖歌隊のコンサートが行われるので、スケジュールについては公式サイトから確認してください。
住所 :Trangsund 1~3, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄ガムラスタン(Gamla Stan)駅から徒歩6分
電話番号 :(08)7233016
定休日 :無休
営業時間 :
10月~4月 9:00~16:00 5月、9月9:00~17:00
6月、8月9:00~18:00
料金 :
ストックホルムパスにて無料
大人60SEK、18歳以下無料 オーディオガイド20SEK
公式URL : 大聖堂
ノーベル賞についての全てがわかる博物館、ノーベル博物館。
最初のノーベル賞が授与されてからちょうど100年目の2001年に、ストックホルム証券取引所のビル内にオープンしました。
ノーベル賞の設立者、アルフレッド・ノーベルの遺言のオリジナルや、過去の受賞の像、設立から現在までの変遷についての資料など貴重な品々の展示を見学できます。
自由に見学できますが、詳しく知りたいという方は、英語無料ガイドや有料オーディオガイド、無料アプリもあります。
ミュージアムショップでは、ノーベル賞コインチョコレートが人気で、日本人受賞者が大量買いした事でも話題になりました。
併設のカフェの椅子には、受賞者のサインがあり、お目当てのサインがあればスタッフの方が教えてくれます。
住所 :Borshuset Stortorget2, Gamla Stan, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄ガムラスタン(Gamla Stan)駅から徒歩7分
電話番号 :(08)53481800
定休日 :月曜日、夏至祭前日、12/24~25、12/31、1/1
営業時間 :
9月~5月火・水・木 10:00~17:00 金11:00~20:00 土・日10:00~18:00
6月~8月 9:00~20:00
料金 :
ストックホルムパスにて無料
大人120SEK、学生80SEK、18歳以下無料
公式URL : ノーベル博物館
ノーベル博物館からすぐ、オレンジ色の壁が可愛らしいフィンランド教会。
この教会の裏庭に、知る人ぞ知る人気スポットがあります。
わずか14センチという像は、アイアンボーイと呼ばれています。
膝を抱えて空を見上げていて、ちょっと物悲しそう。
別名は「月を見上げる少年」で、冬にはマフラーや帽子を被せて貰い、周りにはコインを置く人も。
頭を撫でると幸せになれるという話が広がり、頭だけがピカピカになっています。
住所 :Slottsbacken 2B-C, 111 30 Stockholm
マップ: Googleマップ
公式URL : フィンランド教会
ガムラスタンの中で一番有名な道、モーテントローツィググレンとは、道幅が何と90cmしかない公道です。
おびただしい落書きされているのが、ちょっと残念ですが、両手を広げて写真を撮るのがお約束になっています。
階段に座っている姿を下から撮るのも人気。
インスタグラムで、Marten Trotzigs Grand をチェックしてポージングの参考にしましょう。
住所 :Marten Trotzigs Grand, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :地図参照
リッダーホルム教会は、ガムラスタンの西側に位置し、ストックホルム大聖堂と共にストックホルムで最も古い教会の1つです。
13世紀に建てられたサンフランシスコ会の修道院を改装したもので、印象的な尖塔は何度か火災で焼失したため、現在の塔は19世紀に再建されたもの。
17世紀に亡くなった国民的英雄、グスタフ2世アドルフから、グスタフ5世までの歴代の君主や王族が眠る事でも知られています。
重厚な石棺の周りには王家の紋章が飾られ、歴史の重みを感じることができます。
住所 :Riddarholmskyrkan, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄ガムラスタン(Gamla Stan)駅から徒歩4分
電話番号 :(08)4026130
定休日 :12月~4月
営業時間 :10:00~17:00
料金 :
ストックホルムパスにて無料
大人50SEK 、子供25 SEK
公式URL : リッダーホルム教会
国会議事堂はガムラスタンのあるスターズホルメン島と、ストックホルム中心地の間に位置する、へランズホルメン島にあります。
20世紀初頭に建てられ、半円形の西館と四角い東館の二棟からなります。
内部見学は、ガイドツアー参加のみ可能で無料。
9月~6月の土日、6月~8月は、平日に英語とスウェーデン語のガイドツアーが開催されます。
豪華な装飾品や絵画はもちろん、スウェーデンの政治の中心がどのような場所なのか、仕組みも解説されるため人気があります。
ツアー開催時間や詳細は、公式サイトからチェックしてください。
住所 :Riksgatan 3, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄中央駅T-Centralenから徒歩5分
電話番号 :(08)786486
定休日 :6~10月の議会開催中、1/1、12/24、12/25、公現祭の週末、夏至祭日
営業時間 :
ガイドツアーのみ見学可
10~6月の土・日曜(12:00~スウェーデン語、13:30~英語とスウェーデン語)
6月下旬から8月下旬は、毎日12:00、13:00、14:00、15:00に英語ツアーあり
料金 :無料
公式URL : 国会議事堂
ストックホルムの玄関口、ストックホルム中央駅は、国内外からの列車の駅であり、すぐそばに地下鉄の中央駅があり、アーランダ空港からの列車やバスのターミナルでもあります。
すぐ近くのセルゲル広場のすぐ横はストックホルムの目抜き通りドロットニングガータン。
カフェやレストラン、ショップが並ぶエリアで、旧市街とは違った雰囲気です。
まるで宮殿かと思うような立派な造りのストックホルム市役所。
ノーベル賞設立者、アルフレッド・ノーベルの命日である12月10日に開催されるノーベル賞祝賀晩餐会の会場になることで知られています。
市庁舎の内部は、見学ツアーに参加しないと見ることはできません。
見どころは何といっても晩餐会が行われる大広間、ブルーホールです。
本来は天井に空の絵を描き、壁は青く塗る予定で施工が進められていたブルーホール。
実際は赤レンガが美しかったので塗る事はなく、青く塗る計画は中止されましたが、既に浸透していたので、ブルーホールという名前だけが残されました。
晩餐会には約1,300名が列席するため、テーブルはかなり狭く、国王・大統領クラスは幅70~80cm、それ以外の列席者は幅60cmと決められています。
ちょっと幅60cmを想像してみてください。
座るだけならいいですが、体格の良い人がナイフとフォークを使うとなると、確実に隣の人と手がぶつかってしまいそうですね。
ガイドツアーの最後は、きらびやかな黄金の間。
祝賀会の舞踏会が行われる黄金の間は、1,900万枚のも金箔モザイクで、9世紀から20世紀初頭までのスウェーデンの様子が描かれています。
真正面にはストックホルムの街並みを膝に乗せたメーラレン湖の女王と呼ばれる女神を取り巻くように、自由の女神など世界のランドマークが描かれています。
ストックホルムの定番的な写真は、この市庁舎の塔から撮影されています。
市庁舎の塔は、市庁舎とは別料金で、5月~9月のみ営業。
安全のために1度に30名という人数制限があり、決まった時間に入場しなければなりません。
高さ106mの塔へは途中までエレベーター、後半は階段で展望所まで登ります。
約35分かかるので、入場は朝9:10のスタートから40分毎、6月~8月の観光シーズンには最終17:10まで催行されています。
ベビーカーや大きな荷物は持ち込めないので注意してください。
住所 :Hantverkargatan 1, 111 52 Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :ストックホルム中央駅/地下鉄T-Centralenから徒歩約7分
定休日 :無休
営業時間 :9:00~16:00(季節により異なる)
料金 :
ストックホルムパスは利用できません。
市庁舎 4月~10月120SEK 11月~3月90SEK 6歳以下無料
市庁舎の塔 60SEK 11歳以下無料
公式URL : ストックホルム市庁舎
1926年に落成した新古典様式のストックホルムコンサートホール。
常時質の高いコンサートやイベントが開催され、特に毎年12月10日のノーベル賞授賞式(平和賞を除く)の式典が執り行われる場所として知られています。
授賞式当日は、ホールの舞台がノーベル財団の青いマットで覆われ、ノーベル賞創設者のアルフレッド・ノーベルが晩年を過ごしたサンレモからの花で埋め尽くされます。
内部はガイド付きツアーで見学可能で、公式サイトからチケットの購入ができます。
クラッシックやバレエなどが好きな方は、滞在中に催しがあるかもしれないので、是非チェックしてみてください。
住所 :Hotoriget 8, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄ヒュートリエット(Hotorget)駅からすぐ
電話番号 :(08)7860200
定休日 :
5/1、6/6、12/10(ノーベル賞授賞式)12/24~26、公現祭、イースターの3日間
キリストの昇天、夏至祭日3日間、諸聖人の日
料金:ガイドツアー110SEK
公式URL : ストックホルムコンサートホール
ストックホルムコンサートホールの目の前にある広場、ヒュートリエット広場。
月曜日から金曜日は、10:00~18:00、土曜日は10:00~15:00に、野菜、果物、切り花などの屋台が並びます。
スーパーマーケットよりも新鮮な産地直送の野菜や果物は、見ているだけでも楽しくなりますね。
日曜日は10:00~15:00に蚤の市が開かれ、大勢の人で賑わいます。
スウェーデンが誇るGUSTAVSBERG(グスタフスベリ)や、北欧ブランドのロイヤルコペンハーゲン、アラビアなどの陶器類も豊富で、北欧陶器類好きなら堪らないはず。
アンティークの掘り出し物が見つかるかもしれません。
また、広場の地下には屋内市場があり、主に肉や魚、野菜などの食品が売られています。
スウェーデンならではの、ザリガニやトナカイの肉もあり、見て歩くだけでも楽しいところ。
ちょっとしたフードコートもあり、フィッシュスープが美味しいと評判のお店はいつも賑わっています。
一人旅でレストランに入りにくい方でも、気軽に入ることができるのでおすすめです。
住所 :Hotorget Plasten, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄ヒュートリエット(Hotorget)駅から徒歩すぐ
16世紀の国王、グスタフ一世が収集した美術コレクションを基礎とし、数々の戦利品や歴代王族のコレクションが公開されたのが1792年。
1866年に現在の場所に移動し、国立美術館として開館しました。
その後増えた20世紀の美術品は、新設された近代美術館に移されています。
2015年から2018年という長い改装工事を終え、2018年10月にリニューアルオープン。
多くの人に素晴らしいコレクションに触れて欲しいという思いから、リニューアル後は入場無料になりました(一部特別展は有料)。
約60万点もの所蔵品を持ち、展示は作者別ではなく、16世紀、17世紀と時代別に分かれているのが特徴的です。
ミュージアムショップには、国立美術館のオリジナルグッズをはじめ、スウェーデンを代表する陶芸家で日本でも人気が高い、リサ・ラーソンのグッズも販売されていて必見です。
住所 :Södra Blasieholmshamnen, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄クングストレードゴーデン(Kungsträdgården)駅から徒歩約5分
定休日 :月曜日、スウェーデンの祝日
営業時間 :11:00〜19:00、木曜11:00〜21:00
料金 :無料、特別展は有料
公式URL : スウェーデン国立美術館
北欧デザインの雑誌で取り上げられることも多く、注目を集めているのがストックホルムの市立図書館。
スウェーデン建築の父と言われる、巨匠エリック・グンナー・アスプルンドによる設計で、1928年に完成しています。
吹き抜けのエントランスホールは3階建てで、360度ぐるりと書棚に囲まれており、本がぎっしりと詰まっており圧巻。
市民のための図書館なので入場は無料で、旅行者でも入ることができます。
閲覧室の椅子もアスプルンドの設計なのでお見逃しなく。
住所 :Sveavägen 73, 113 50 Stockholm, Sweden
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄Rådmansgatan駅から徒歩5分
電話番号 :(08)50831060
定休日 :
イースター休暇、キリストの昇天、聖霊降臨祭、諸聖人の日
5/1、6/6、12/24~26、12/31~1/1
営業時間 :10:00~21:00(金曜~19:00、土・日曜11:00~17:00)
ガムラスタンのシェップスブロン埠頭から、フェリーに乗ってユールゴーデン島へ向かいましょう。
ユールゴーデン島とシェップスホルメン島は隣同士にあり、船で行き来ができます。
ユールゴーデン島には美術館や博物館が多く、多くの観光客で賑わっています。
1891年にオープンした世界最古と言われる野外博物館、スカンセン。
スウェーデン全土から移築された18世紀から20世紀当時の、150棟を超える伝統的な家屋や教会、農園などが点在しています。
再現された街並みには、当時の衣装をまとった人が農作業をしていたり、ガイディングをしてくれるのでまるでタイムスリップしたかのよう。
パン工房、陶芸工房、ガラス工房などもあり、実演や販売もしています。
広大な敷地内には、動物園、水族館、レストランやカフェもあり大人も子供もたっぷり楽しめる一大テーマパーク。
ぐるっと見て周るだけでも1時間半~2時間程度はかかるので、時間の余裕をもって出かけましょう。
住所 :Galärvarvsvägen 14, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :トラム7番もしくはバス(44番) スカンセン(Skansen)停留所から徒歩1分
電話番号 :(08)4428000
定休日 :無休
営業時間 :6月~8月8:30~18:00、9月~5月10:00~17:00、水曜 10:00~20:00
料金 :
ストックホルムパスにて無料
大人140SEK、学生120SEK、4歳~15歳60SEK
公式URL : スカンセン野外民族博物館
ヴァーサ号博物館は、スカンジナビアで一番の来場者数を誇る博物館。
展示されているヴァーサ号は、世界で唯一、現存する17世紀の軍艦とあって、世界中から年間100万人以上もの人が見学に訪れています。
1628年8月10日、処女航海の出航直後に強風にあおられてバランスを崩して転覆し、その後海底に沈んでしまったヴァーサ号。
当時強大な力を持っていたスウェーデン海軍の誇る大軍艦ヴァーサ号は、奇跡のような偶然から発見され、98%が原型をとどめたままの姿で沈没から333年後に引き揚げられたのです。
館内はいくつもの展示エリアに分かれ、ヴァーサ号沈没の原因について解説した模型や、発見や引き揚げについての展示、船員が身に着けていた衣類や遺骨の一部など興味深いものばかり。
公式サイトからは、MP3の音声ガイド(日本語あり)がダウンロードできるので、事前に準備しておくと便利です。
午前中はツアー客などで混むこともあるため、午後遅めの時間がおすすめです。
住所 :Galarvarvsvagen 14, Djurg?rden, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :
バス(44番)またはトラムでノルディスカ ミュージィエット(Nordiska Museet)から徒歩3分。
バス(69、76番)でユールゴーデン橋(Djurgardensbron)から徒歩5分
電話番号 :(08)51954800
定休日 :1/1、12/23~25
営業時間 :6/1~8/31:8:30~18:00、9/1~5/30:10:00~17:00 水曜日~ 20:00
料金 :
ストックホルムパスにて無料
大人150SEK、学生100SEK、18歳以下無料
公式URL : ヴァーサ号博物館
ヴァーサ博物館のすぐ隣、まるでお城のように見える大きな建物は、スウェーデンで1番大きな博物館、北方民族博物館です。
スカンセンの創設者アルトゥール・ハゼリウスが、スカンセンで展示できない品々を展示する目的で、1907年に開館しました。
16世紀から現代までのスウェーデンの生活様式や文化、歴史を様々な展示品や資料で知ることができます。
伝統的な衣装や、織物、家具、陶器、農工具など100万点を超える膨大なコレクションはどれも興味深い物ばかり。
北欧デザインが好きな方は、スウェーデンにおけるインテリアデザインやファッションデザインの遍歴を知ることができる展示もあり必見です。
個性的かつ楽しい企画展も常時行われているので、公式サイトからチェックしてみてください。
住所 :Djurgardsvagen 6-16, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :バス(44番)またはトラムでノルディスカ ミュージィエット(Nordiska Museet)から徒歩1分
電話番号 :(08)51954600
定休日 :無休
営業時間 :6月~8月 9:00~18:00 9月~5月 10:00~17:00 水曜日~20:00
料金 :
ストックホルムパスにて無料
大人140SEK、18歳以下無料
公式URL : 北方民族博物館
ユニバッケンは、スウェーデンを代表する児童文学の女流作家、アストリッド・リンドグレンの童話の世界を楽しめる小さなテーマパーク。
代表作である「長くつ下のピッピ」や、「やかまし村のこどもたち」、「ちいさいロッタちゃん」などは世界100か国以上で翻訳され名作として今なお親しまれています。
初版が1945年と、70年以上も前の物語ながら、色あせること無く、スウェーデンでは書籍はもちろん、ピッピのグッズも販売されています。
2015年の新紙幣20クローナ札にピッピの絵と共に、リンドグレンの微笑む肖像画が登場。
スウェーデンの子供が一番よく使うという20クローナ紙幣を選んだのも、人気がある証拠です。
長いくつ下と大きな靴を履いて元気に飛び回る女の子ピッピの物語は、日本でもアニメ、映画、ミュージカルなどで登場しています。
物語に登場する場所やオブジェに囲まれ、小さなお子さんが喜ぶこと間違いなし。
北欧好きな大人もしっかり楽しめる可愛いさです。
住所 :Galarvarvsvagen 8, Djurgarden, Stokcholm
マップ: Googleマップ
アクセス :バス44番、トラム7番でノーでイスカミュジアム(Nordiska Museet)から徒歩3分
電話番号 :(08)58723000
定休日 :12/24~25
営業時間 :10:00~17:00 7月~8月中旬~18:00
料金 :
ストックホルムパスにて無料
大人185SEK、2歳~15歳155SEK
公式URL : ユニバッケン
1974年~1982年まで活動し、「ダンシング・クィーン」で大ヒットを飛ばしたスゥエーデンのポップグループABBA。
活動停止後もその人気が衰えることが無く、リアル世代ではない方も、全曲ABBAのヒット曲で構成されているミュージカル、そして映画「マンマミーア!」で存在を知ったという方も多いのではないでしょうか。
2013年にオープンしたABBAミュージアムでは、実際にステージで着用していた衣装や、受賞記念品、幼少期の写真などの展示、オフィスやスタジオの再現。
そして、ホログラムで現れるメンバーと一緒にステージに立って歌うことができるコーナーや、他にも数々のインタラクティブな展示が多く、ファンなら大満足できること間違いなしです。
このミュージアムを立ち上げたのは、実際にABBAのメンバーの衣装やメークを担当していた女性で、解散後のビジネスを支えるキーパーソン。
ファン待望だったミュージアムは、世界中から年間約70万人が訪れる人気のスポットになっています。
住所 :Djurgårdsvägen 68, 115 21 Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :トラム7番またはバス67番でLiljevaljchs/Gröna Lund下車
電話番号 : (08)12132860
営業時間 :
4/30~8/30 月曜~日曜10:00~20:00
8/31~12/31 月曜~日曜10:00~18:00
料金 :大人250SEK、子供(7歳~15歳)95SEK
公式URL : ABBAミュージアム
国立美術館の収蔵品が増加したため、20世紀の美術品を展示する目的で1958年に誕生したのが、現代美術館です。
コレクションは、ピカソ、ダリ、カンディンスキー、マルセル・デュシャン、マティス、アンディ・ウォーホールなど。
絵画のみならず、彫刻やカリグラフィー、グラフィックアートなど様々な形態の近代美術が楽しめます。
常時、質の高い企画展が行われており、2016年には草間彌生氏の回顧展「In Infinity」が開催されたことも。
企画展のスケジュールについては、公式サイトから確認してください。
住所 :Exercisplan4 Skeppsholmen
マップ: Googleマップ
アクセス :バス65番で近代美術館(Moderna Museet)前から徒歩1分
電話番号 :(08)5202 3500
定休日 :月曜日、夏至祭前日、夏至祭日、1/1、12/24、12/25、12/31
営業時間 :10:00~18:00 火曜日、金曜日~20:00
料金 :常設展は無料
公式URL : ストックホルム近代美術館
最後にご紹介するのは、ストックホルム郊外の観光スポットです。
郊外へのアクセスは、地下鉄やバスを利用することになるので、記事の最初にご紹介している市内交通を参照してください。
優雅な美しさから、北欧のヴェルサイユと呼ばれるドロットニングホルム宮殿。
16世紀に国王ヨハン三世が王妃の為に夏の離宮として建てたのが始まりで、その後フランスバロック様式の宮殿と庭園が造られました。
さらに、18世紀には内装がロココスタイルに改装され、増改築も行われ、現在のような3階建ての美しい宮殿が完成しました。
宮殿、宮廷劇場、中国離宮、庭園が「ドロットニングホルムの王領地」の名称で、1991年に世界遺産に登録されています。
宮殿内には全部で220もの部屋があり、現王家の居住を除く一部が公開されています。
宮殿内の部屋はヴェルサイユ宮殿ほどの華美さはありませんが、上品な雰囲気で調度品にもセンスの良さが光ります。
時間が許せば、美しい庭園の一角にある、中国離宮や宮廷劇場(ガイドツアーのみ見学可能)もぜひ見学してください。
住所 :Drottningholm, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :
地下鉄 ブロマプラン(Brommaplan)駅からバス(301~323, 176,177番)
市庁舎近くの船着場から宮殿前までボートツアーあり(4月中旬から10月まで運航)
電話番号 :(08)4026280
定休日 :12月中旬から末、6/6、聖霊降臨祭の3日間、12/24~26
営業時間 :季節、曜日により異なるので公式サイトで確認して下さい。
料金 :
ストックホルムパスにて無料
大人130SEK、学生65SEK(7歳~17歳)7歳未満無料
公式URL : ドロットニングホルム宮殿
1917年、ストックホルムの南部に新たな墓地が必要になり建設がスタートし、1940年に完成したのが森の墓地(スコーグスシュルコゴーデン)です。
北欧近代建築の礎を築いたスウェーデンを代表する建築家グンナール・アスプルンドと、シーグルド・レーヴェレンツにより設計されました。
墓地を観光と聞くと奇妙な感じがするかもしれませんが、実はこの森の墓地は1994年に世界遺産に登録されており、近年多くの観光客が訪れるスポットにもなっています。
正面入り口からすぐに見えるのが大きな十字架で、これはグンナール・アスプルンドの作品。
十字架の道を進むと、森の火葬場、信仰の礼拝堂、希望の礼拝堂、聖十字架の礼拝堂があります。
森の火葬場と礼拝堂の向い側にある小高い丘は、楡の高台と呼ばれ、全体を眺めることができます。
ビジターセンターには日本語のパンフレットもあります。
ビジターセンターから少し歩くと、グンナール・アスプルンド設計の盛りの礼拝堂があり、そばには往年のハリウッド女優で、スウェーデン人のグレタガルボのお墓があります。
森の墓地では、遺骨は灰になるまで焼かれ、管理人によって林に撒かれます。
散骨には家族は立ち会えず、どの辺りに撒かれたかなどは知る事ができません。
死者は森に帰るという北欧らしい死生観に触れてみるのも、良い経験になることでしょう。
住所 :Sockenvägen492, Stockholm
マップ: Googleマップ
アクセス :
中央駅から地下鉄グリーンライン「ファーシタ・ストランド(Farsta Strand)行きに乗り
「スコーグスシリコゴーデン駅」下車、徒歩5分
定休日 :無休
営業時間 :
墓地は年間を通して観光可能
訪問者センターは、5月、9月の土日10:00~16:00、6月~8月の最終日曜10:00~16:00
料金 :ガイドツアー100SEK(市立博物館で要予約)ストックホルムパスにて無料
公式URL : 森の墓地
ストックホルムのおすすめ観光スポットをご紹介しました。
北欧諸国の中でもキャッシュレス推奨国であるスウェーデンでは、現金が使えないという場所が増えつつあります。
現金を持ち歩かなくても良いので、旅行者にとっては便利な反面、海外でのカード使用に慣れていない方にはやや不便。
スウェーデン旅行には、海外でも使用できるカードを最低1枚、できれば2枚用意して行きましょう!