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女子旅に人気の北欧雑貨や北欧デザインを巡る旅と言えば、フィンランドの名前が真っ先にあがりますが、通好みなのはデンマーク。
研ぎ澄まされた北欧デザインの家具は、シンプルながら温かみがあるのが特徴ですが、中でもデンマーク家具と言えば、シンプルかつ機能的なのが特徴。
デンマークでは、日々の生活を快適に、そしてリラックスするためには機能性を持ったデザインが好まれると言います。
そんなデンマークを旅していると、ホテルやレストラン、カフェ、ショップ、そして観光地でも「これはおしゃれで機能的!」と思うデザインにいくらでも出会えます。
コペンハーゲンの街は、17世紀の建築王クリスチャン4世時代にバンバン建てられたお城や宮殿に教会といった歴史的建造物と、おしゃれな近代建築が入り混じっていて、その程良い混在具合が人気の理由の1つと言えるでしょう。
街のサイズもコンパクトで、市内中心部なら後ほどご紹介する自転車で周ることができます。
今回は、コペンハーゲンの定番的なスポットを中心に、ぜひ訪れて頂きたい場所をお届けします。
※観光地の定休日や営業時間、料金などは変更になる可能性があるので、実際に現地を訪れる方は公式サイトから最新情報をチェックしてください。
※デンマーククローネ(DKK)のレートは1DKK=約19.76円です。(2022年10月時点)
なお、デンマーク全般については、下記記事で詳しくご紹介しています。
→ おとぎの国へ行こう!北欧デンマークで訪れたいおすすめの観光スポット15選
日本からコペンハーゲンへは スカンジナビア航空 が成田⇄コペンハーゲンの直行便を毎日1便運航しています。
所要時間は約11時間~11時間半、冬期は一部減便されるので、公式サイトでチェックしてください。
経由便なら、成田、名古屋、関空からの便がある フィンエアー のヘルシンキ経由が便利でおすすめ。
こちらも冬期は名古屋、関空便が一部減便されるので要チェックです。
デンマーク入国に際しては、デンマークがシェンゲン協定加盟国なので、日本パスポート保持者は6か月期間中の滞在日数が90日以内で、渡航目的が観光の場合は査証不要です。
パスポートの有効期間はデンマークを出国する日から3か月以上の残存と、未使用ページが2ページ以上必要なので気を付けてください。
コペンハーゲンの公共交通機関は、鉄道・地下鉄・バス。
運賃はゾーン制になっていて、1駅乗っても同じゾーン内なら5駅乗っても同じ。
旅行者が利用する範囲はゾーン1~4程度で、1回24DKK、約470円かかります。
何度か利用する可能性があるのなら、乗り放題の シティパス がお得です。
また、観光箇所に何か所か入場予定ならば、交通機関無料と入場料無料や割引になるコペンハーゲンカードがお得です。
コペンハーゲンカードについては次項目で詳しくご紹介します。
デンマークはオランダやドイツと並ぶ自転車大国で、車の数より自転車の数の方が圧倒的に多く、通勤者の40%近くが自転車を利用しています。
しっかり自転車専用レーンがあり、出来るだけ赤信号で止まらなように工夫されているので、かなりのスピードで駆け抜けていきます。
旅行者でも簡単に利用できるレンタサイクル Bycyklen は、好きなステーションから借りて、好きなステーションに返却できるのでとても便利。
アプリをダウンロードしてアカウントを作成し、クレジットカードを登録したらすぐに利用することができます。
電動アシスト付きでタッチパネルのGPSナビ付なので、長距離でもスイスイ、迷子になる心配もありません。
市内にステーションが100箇所以上あるため、ほぼ行きたい場所を網羅しているはず。
なお、自転車のブレーキはペダルを逆回転させるタイプなので注意してください。
物価が高いデンマークでも、思う存分観光を楽しみたい方におすすめなのが、コペンハーゲンカードです。
87箇所の観光スポットやアトラクションが無料や割引になり、地下鉄・電車・バスが無料とお得。
数か所観光すればすぐに元が取れてしまう上に、入場券を購入する手間が省けます。
また、大人1枚につき9歳までの子供2名がフリーになる特典もあります。
公式サイト から、どのくらいお得に利用できるかをシュミレーションできるので購入前にチェックしてみましょう。
コペンハーゲンカードは、空港のインフォメーションセンター、中央駅のセブンイレブン、主要ホテルなど多くの場所で購入できます。
オンライン購入もできますが、結局販売している場所での引き換えが必要なので、普通に店頭で購入する方が簡単です。
コペンハーゲン中央駅は、コペンハーゲンの玄関口として多くの旅行者が利用するデンマーク最大の駅です。
治安が良いと言われるデンマークですが、コペンハーゲン中央駅の裏手には歓楽街があり、お酒の入った若者たちがたむろしていたり、ちょっと雰囲気が違う場所もあるため不用意に近づかない方が賢明です。
また、駅構内も旅行者を狙ったスリ被害も出ているので、ポケットに携帯を入れたり貴重品から目を離したりしないように気を付けてください。
コペンハーゲン中央駅からすぐ、観光のスタート地点にふさわしいのがコペンハーゲン市庁舎です。
市庁舎が完成したのは1905年で、イタリアのトスカーナ地方の都市シエナの市庁舎が入るプッブリコ宮殿をモデルにしています。
市民が誰でも利用できる場所なので、ほとんどの部分は自由に入ることができますが、市議会の議会場や内部まで見たい方は有料のガイドツアーに参加しましょう。
正面入り口から入って右手には、世界一正確だと言われる天文時計、イエンス・オルセンの時計があり、100年に1000分の1秒しか誤差が生じないという逸品です。
市庁舎の西側には、デンマークの国民的作家であるアンデルセンの銅像がチボリ公園の方を見上げています。
市庁舎の塔は105.6mで、月~金11:00、14:00と土12:00から行われる有料ツアーでのみ登ることができます。
300段以上の階段を登る事になるので健脚向きですが、もし時間が合えば挑戦してみてください。
コペンハーゲンの市街地を一望できるのはもちろん、チボリ公園を真上から眺めることができます。
ガイドツアーの時間は変更になる可能性があるため、詳細については公式サイトから確認するようにしましょう。
デンマーク語 : Raadhuset
住所 : Rådhuspladsen 1, 1599 København
マップ : Googleマップ
アクセス : コペンハーゲン中央駅から徒歩3分
電話番号 : +45 33 66 33 66
定休日 : 日曜日
営業時間 : 8:30~16:30(土曜のみ11:00~13:00)
料金 : ガイドツアー65DKK~、コペンハーゲンカード利用者は無料
公式サイト : 市庁舎
1843年に開園したチボリ公園は、世界で3番目に古い遊園地と言われています。
遊園地といっても乗り物などのアトラクションだけではなく、広い園内にはいくつもの庭園や野外劇場があり、レストランやカフェの数は30以上。
絶叫系の乗り物から、観覧車やメリーゴーランドなど小さなお子さんでも楽しめる乗り物まであり、観光客と地元の人が入り混じっていつも賑わっています。
基本的には冬期は休業していますが、クリスマスシーズンは別。
11月中旬から12月23日まで特別オープンし、クリスマス市が開かれ、園内は美しいイルミネーションに彩られます。
デンマーク語名 : Tivoli
住所 : Vesterbrogade 3, 1630 København V, Denmark
マップ : Googleマップ
アクセス : コペンハーゲン中央駅から徒歩5分
電話番号 : +45 33 15 10 01
定休日 : 無休
営業時間 :
料金 :
公式サイト : チボリ公園
チボリ公園のすぐ隣に位置するニューカールスベア美術館。
まるで宮殿かと思うような美しい煉瓦造りの建物で、北欧を代表するビールメーカー「カールスベア(カールスバーグ)」の創始者J.C.ヤコブセンの息子である、カール・ヤコブセンのコレクションが展示されています。
彫刻美術館とも呼ばれ、古代エジプト、メソポタミア、ローマ、ギリシャの彫刻や石棺など古代美術のコレクションが充実しています。
19世紀から20世紀にかけてのデンマークの美術品や、フランス近代絵画を中心としたヨーロッパ絵画も数多く展示されており、中でもモネやルノワール、セザンヌ、ドガといった印象派の作品をはじめ、ゴッホやゴーギャンは必見です。
丁度ドームの真下にあたる中庭の部分は吹き抜けになっていて、ウィンターガーデンと呼ばれ、熱帯、亜熱帯の植物が植えられさながら植物園のよう。
そんな中庭と彫刻を眺めながらお茶やランチを楽しめるピクニックカフェは、行列ができるほどの人気です。
公式サイトから席の予約ができるので、気になる方は利用してみてはいかがでしょうか。
デンマーク語名 : Ny Carlsberg Glyptotek
住所 : Dantes Plads 71556 Copenhagen
マップ : Googleマップ
アクセス : コペンハーゲン中央駅から徒歩約5分
電話番号 : 33418141
定休日 : 月曜日、1/1、6/5、12/24、12/25
営業時間 : 11:00~18:00(木曜~22:00)
料金 :
公式サイト : ニューカールスベア美術館
デンマークの歴史や文化を学ぶのにピッタリな国立博物館。
石器時代からヴァイキング時代、中世、近現代までのデンマークの歴史が分かりやすく年代別に展示されています。
必見は太陽の車と呼ばれる黄金の日輪を運ぶ車で、紀元前1200年頃の青銅器時代の物です。
デンマーク最大のコレクションを誇るだけあって、全部ゆっくり見ていると2〜3時間はあっという間に経ちます。
時間があまりないという方は、北欧ならではのヴァイキング時代の展示などに的を絞って見ると面白いでしょう。
館内にはランチビュッフェが人気のカフェもあるので、休憩を挟みながらどうぞ。
デンマーク語名 : Nationalmuseet
住所 : Prince's Mansion, Ny Vestergade 10, 1471 København
マップ : Googleマップ
アクセス : コペンハーゲン中央駅から徒歩約8分
電話番号 : +45 33 13 44 11
定休日 : 月曜日、12/24~25、12/31
営業時間 : 10:00~17:00
料金 :
公式サイト : デンマーク国立博物館
西のコペンハーゲン市庁舎前の広場からスタートして、東のコンゲンス・ニュートー広場まで約1.2キロ続く歩行者天国ストロイエ。
道の両側には様々なお店が連なり、コペンハーゲンでのお買い物はここで完結するのではないかというほど充実しています。
ここでは、賑やかなストロイエと、周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。
1960年代に人口が増え、混雑の緩和の為に作られたストロイエ。
大きく三つのエリアに分かれ、西の端のスタート地点である市庁舎前広場からアマー広場辺りまでは、カジュアルな洋服、雑貨、スポーツグッズ、お土産屋さんなどが並びます。
日本でも大人気のフライングタイガーの本家もあり、可愛い雑貨が好きな人は見逃せません。
アマー広場の周辺は、ロイヤルコペンハーゲンやジョージジェンセンの本店、レゴの本店などデンマークブランドの本店や老舗のカフェなど。
アマー広場から終点のコンゲンス・ニュトー広場までは、ルイヴィトン、エルメス、グッチなどの世界的なハイブランド店が並びます。
筆者のおすすめは、アマー広場からすぐの1891年創業の老舗デパート イルムス (ILLUM)。
スカンジナビア最大のデパートチェーンで、服飾系はもちろんですが、キッチンウェアやインテリアも充実、地下には食料品コーナーがあり、北欧の食に興味がある方ならワクワクすること間違いなしです。
イヤマちゃんグッズが大人気のスーパーマーケット、 イヤマ (Irma)も食料品コーナーに入っているので、トートバッグなどのオリジナルグッズも入手することができます。
デンマーク語名 : Strøget
住所 : Nygade-Vimmelskaftet-Amagertorv-Oestergade,København
マップ : Googleマップ
アクセス : 西側スタート地点はコペンハーゲン中央駅より徒歩約5分
公式サイト : ストロイエ
アマー広場の目の前には、ロイヤルコペンハーゲンの本店があります。
日本でもおなじみなので説明も不要かと思いますが、デンマーク王室御用達の老舗陶磁器のメーカーです。
赤煉瓦に白い砂岩の帯が入った美しい建物は、オランダルネッサンス様式。
ロイヤルコペンハーゲンに興味がない方でも、店内の美しいディスプレイを見にぜひ中に入ってみてください。
時期によってはセールをしていたり、素人が見てもわからない程のB級品を売っているコーナーもあるので、掘り出し物があるかもしれません。
日本人スタッフの方も常駐しているため、発送や免税の手続きもスムースです。
ちなみに、重厚な外観から一見敷居が高そうですが、観光客もバンバン入っており、お店側も慣れているので気軽に入っても大丈夫です。
デンマーク語名 : Royalcopenhagen
住所 : Amagertorv 6, 1160 København
マップ : Googleマップ
アクセス : ストロイエ、アマー広場
電話番号 : +45 33 13 71 81
定休日 : 無休
営業時間 : 10:00~19:00(土は~18:00、日は~17:00)
公式サイト : ロイヤルコペンハーゲン
建設王クリスチャン4世によって1642年に建てられた塔は、ヨーロッパ最古の天文観測所で、高さが34.8mあります。
1861年までは、コペンハーゲン大学の研究機関として使用されていました。
内部は馬でも駆け上がれるようにと、階段ではなくらせんのスロープで作られているので、比較的楽に登れます。
最後の部分だけ狭い螺旋階段があり、登ると展望台に出ることができます。
展望台からは柵はありますが、高い建物など周りに遮るものがないため、360°パノラマの景色が楽しめます。
ものすごく高いというわけではありませんが、眼下にはコペンハーゲンらしいオレンジ色の屋根が広がり、あちこちに教会やお城、宮殿の塔が見える景色はまさにコペンハーゲンそのもの。
ストロイエからすぐという便利な場所なので、時間があればぜひ登ってみてください。
デンマーク語名 : Rundetaarn
住所 : Koebmagergade 52A, København K
マップ : Googleマップ
アクセス : ノアポート駅(Noerreport)から徒歩3分
電話番号 : 33730373
定休日 : 月曜日、12/24、12/25、 1/1
営業時間 : 10:00~18:00(火水は~21:00)
料金 : 大人40DKK 子供(5~15歳)10DKK
公式サイト : ラウンドタワー
旧市街の中心地にあり、コペンハーゲン発祥とも言われるのがスロッツホルメン島です。
運河に囲まれていますが、いくつもの橋で繋がっているので、島とは言われないと気が付かないかもしれません。
中世以降デンマーク政府の中心となり、中央政府機関と省庁が並んでいます。
クリスチャンボー城は、首相官邸、国会議事堂、内閣府、最高裁判所、そしてデンマーク王室と政府の迎賓館が敷地内に併設されている政治の中心地のような場所です。
王室の居城として使われていましたが、18世紀と19世紀の2度の大火災に見舞われたためアマリエンボー城に移り住み、現在に至ります。
現在のクリスチャンボー城は20世紀初頭に建てられたもので、内部はガイド付きツアーで見学することができます。
1番の見どころは迎賓館、ロイヤル・レセプション・ルームでしょう。
中でも400人の晩餐会を開催できる大広間は大理石の床、ヴェネチアングラスのシャンデリア、美しいタペストリーが飾られ豪華で見応えがあります。
騎士の間、謁見の間、戴冠の間など、それぞれ特徴のあるお部屋と装飾品は見ていて飽きることがありません。
また、クリスチャンボー城の塔には無料でエレベーターにて登ることができます。
市庁舎の塔よりもわずか40cm高い106mなので、実質コペンハーゲンで1番高い塔。
場所柄セキュリティチェックがあり、入場制限もあるので、スムーズに登りたい方は早めの時間がおすすめです。
デンマーク語名 : Christiansborg Slot
住所 : Prins Jorgens Gaard 1, 1218 København
マップ : Googleマップ
アクセス : コペンハーゲン中央駅から徒歩約12分
電話番号 : 33926492
定休日 : 10~4月の月曜(公式行事により閉館になる場合あり)
営業時間 : 10:00~17:00
料金 : 施設により異なるので公式サイト参照
公式サイト : クリスチャンボー宮殿
ブラックダイアモンドの名で知られるデンマーク王立図書館は、元々あった図書館の新館として1999年に建てられました。
北欧最大の蔵書を誇り、アンデルセンの直筆原稿も保存されています。
ブラックダイアモンドの名にふさわしく、黒くピカピカに輝く外観は、南アフリカ産の黒色花崗岩が使用されています。
設計を手がけたのは、今をときめくデンマークの建築ユニット、シュミット・ハマー・ラッセン建築事務所。
エントランスはガラス張りになっていて、内部は天井までの吹き抜けの空間が広がります。
図書館なので誰もが利用でき、デスク、ソファ、電源にフリーWiFiもあり、旅行中の調べものや休憩にもぴったり。
建築やデザインの書籍が豊富なブックショップや、人気のカフェもあって居心地抜群です。
お天気が良い日はエントランス前の運河沿いにデッキチェアが置かれるので、のんびりと運河を眺めに行くのも良いでしょう。
デンマーク語名 : Den Sorte Diamant
住所 : Søren Kierkegaards Plads 1, 1221 København K
マップ : Googleマップ
アクセス : コペンハーゲン中央駅から徒歩約15分
電話番号 : +45 33 47 47 47
定休日 : 年末年始およびデンマークの祝日
営業時間 : 8:00~21:00(土曜は9:00~19:00)
料金 : 無料
公式サイト : 王立図書館
コペンハーゲンで蚤の市に行ってみたいという方も多いですよね。
いくつかある蚤の市の中でもストロイエから近く、旅行者でも行きやすいのがトーヴェルセン広場の蚤の市です。
人気の北欧デザインのインテリアや陶器類などのアンティーク類も豊富で、プロの方の出店が多いので安心して買い物を楽しむことができます。
筆者はコペンハーゲンのガイドさんに教えて貰って、この蚤の市で欲しかったロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートを購入することができました。
約50店舗が並び、ビンテージ物から気軽な日用品レベルの品までバラエティ豊かで、北欧雑貨好きなら見ていて飽きることがありません。
5月末から10月までで、金曜日と土曜日のみ行われているので、日程が合えばぜひ覗いてみてください。
デンマーク語名 : Thorvaldsens Plads Antikmarked
住所 : Bertel Thorvaldsens Plads 2,1213 København K
マップ : Googleマップ
アクセス : コペンハーゲン中央駅から徒歩約10分
営業時間 : 9:00~17:00(金曜&土曜 5月第三週~10月のみ)
公式サイト : トーヴァルセン広場の蚤の市
コペンハーゲン観光で1,2を争う人気スポットがこちらのアマリエンボー宮殿。
歩いていける距離に、こちらも大人気スポットのニューハウンがあり、ぜひ訪れて頂きたいエリアです。
現デンマーク女王、マルグレーテ2世の住まいであるアマリエンボー宮殿。
1749年にクリスチャンボー城が火災で焼失したため、クリスチャン7世が買い取って移り住み、以降デンマーク王宮として使われています。
4つの建物が八角形の広場を囲むように並び、その中のレーベツォー宮殿とモルトケ宮殿の2つが一般公開されています。
毎日12時になると行われる衛兵交代は、衛兵の数も多く時間も長めで見応えがあります。
11時半にローゼンボー城の兵営を出発し、行進をしてアマリエンボー宮殿に到着し、4つの宮殿の前で順番に交代式を行います。
アマリエンボー宮殿にデンマーク国旗が掲げられていたらマルグレーテ女王が宮殿にいらっしゃるので、交代式も楽隊がついて華やかになります。
12時近くなると大勢の観光客が集まってくるため、良い場所は早めに確保しておきましょう。
デンマーク語名 : Amalienborg Slot
住所 : Christian VIII's Palae, 1257 København
マップ : Googleマップ
アクセス : コンゲンス ニュートー広場から徒歩 8分
電話番号 : +45 33 12 21 86
定休日 : 10月下旬~4月の月曜、12/23~26,31
営業時間 : 10:00~16:00(曜日、季節によって閉館時間に変更あり)
料金 : 一般 120DKK 学生 78DKK、18歳以下&コペンハーゲンカードの利用者は無料
公式サイト : アマリエンボー宮殿
1894年に150年近い歳月をかけて完成したフレデリック教会は、別名、大理石の教会と呼ばれています。
内部にふんだんに使用されている大理石はノルウェーから運ばせたもので、この費用がかさみ財政的な理由から工事がストップしたという経緯もあり、完成までに時間がかかったのだそう。
直径が31mもある大きなドームが特徴で、内側は美しいフレスコ画によって装飾がなされています。
教会内部は自由に見て回ることもできますが、ドームの上に登るには約45分間のガイド付きツアー(有料)に参加しなければなりません。
ガイドツアーは夏~秋は毎日13:00~で、それ以外は土日のみの13:00~ですが、行事があるとキャンセルされるため、公式サイトからチェックしましょう。
アマリエンボー宮殿からすぐなので、合わせて訪れてみてください。
デンマーク語名 : Frederiks Kirke
住所 : Frederiksgade 4, København K
マップ : Googleマップ
アクセス : ノアポート駅(Noerreport Station)から徒歩10分
電話番号 : +45 33 91 27 06
料金 : 教会内部は無料、ガイドツアー(塔を含む)大人35DKK
公式サイト : フレデリック教会
コペンハーゲンの写真と言えば必ず登場するのが、色とりどりの建物が印象的なニューハウン。
新しい港という意味があり、クリスチャン5世の時代、17世紀に造られた人工の港です。
カフェ、レストラン、アイスクリーム屋さん、ショップなどが立ち並び、開放的な雰囲気は地元の人にも観光客にも大人気。
お天気が良い日はオープンカフェで、昼間からビールを飲んで盛り上がる人たちの姿も少なくありません。
童話作家アンデルセンもこのニューハウンをこよなく愛し、3軒の家を移り住みながら18年間住んでいました。
最初に住んだ家は20番地の家でレッドハウスと呼ばれ、壁にプレートがついているのですぐに発見できます。
次に住んだ67番地はアンデルセンカフェとして営業、最後に住んだ18番地はお菓子屋さんになっています。
ニューハウンをお散歩したら、次は運河からコペンハーゲンの街を眺めてみましょう。
所要時間は約1時間で、クリスチャンハウン方面や、人魚姫の像などを周ります。
人魚姫の像は当然ながら背中からの後ろ姿のみになりますが、大勢の観光客が撮影をしている所が見られてちょっと面白い構図です。
夏のハイシーズンにはチケット売り場に行列ができますが、座席も多く、1時間に2便運行しているので、諦めずに並んでくださいね。
デンマーク語名 : Nyhavn
住所 : Nyhavn, Copenhagen K
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1・2号線コンゲンス・ニュートー駅(Kongens Nytorv)から徒歩1分
ローゼンボー宮殿の周辺は広い庭園が広がり、都会の中のオアシスとして市民の憩いの場になっています。
周辺には国立美術館、植物園の他、小さな博物館も多く、たっぷり時間をとって散策したいエリアです。
1606年にクリスチャン4世がプライベートな時間を過ごすために当時の城壁の外に作られた離宮で、バラの城という意味があります。
城の周りのルネッサンス様式の美しい庭は王の庭と呼ばれ、コペンハーゲン市民の憩いの場となっています。
この城をこよなく愛したクリスチャン4世は自分の臨終もこの城でと希望していたため、念願通り城の寝室で生涯を終えています。
城の1番の見どころは地下の宝物館にあるお宝の数々。
クリスチャン4世の王冠は上の部分が開いていますが、クリスチャン5世の王冠は絶対王政を確立し国家を統一したという意味で、上部が閉じているという違いにも注目してください。
ローゼンボー宮殿の隣には近衛兵の兵営があり、毎日午前11時半になると、12時の交代式に向けて近衛兵が行進をしながらアマリエンボー宮殿へ向かいます。
その距離は約1.4キロで、行進について一緒に歩く観光客の姿も見られます。
アマリエンボー宮殿でのベストポジションは逃してしまうかもしれませんが、ローゼンボー宮殿の出発から到着までを見届けるのも楽しいことでしょう。
デンマーク語名 : Rosenborg Slot
住所 : Øster Voldgade 4A, 1350 København
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄 ノアポート(Noerreport)駅から徒歩5分
電話番号 : +45 33 15 32 86
定休日 : 月曜(5月~10月は開館)1/1、12/22~26、12/31
営業時間 : 季節により異なる
料金 :
公式サイト : ローゼンボー宮殿
1896年に建てられたモダニズム建築の美しい国立美術館。
旧館には16世紀頃から現代までの絵画や彫刻が、新館には現代美術など主に王室のコレクションが展示されています。
主な展示としては、ルーベンスやレンブラント、ブリューゲルといったオランダ絵画や、モディリアーニ、マティス、ムンクなど。
特にルーベンスとレンブラントの作品は充実しています。
世界的に有名とまではいきませんが、コンスタンチン・ハンセン、ハラルド・ギエアシング、エドヴァルド・ヴァイスといったデンマーク人アーティストの作品もあります。
国立美術館と聞くとちょっと硬いイメージがあるかもしれませんが、インスタレーションや、スマホアプリと連動した展示会、ダンスイベントなども行われていてさすがデンマーク。
企画展については公式サイトで確認してください。
デンマーク人アーティストとデンマークを代表する家具ブランド・MONTANAが手がけたミュージアムカフェもおしゃれで人気があります。
デンマーク語名 : Statens Museum for Kunst
住所 : Sølvgade 48-50 København
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ノアポート(Noerreport)駅から徒歩5分
電話番号 : +45 33 74 84 94
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:00~17:00(水曜日は~20:00)
料金 :
公式サイト : 国立美術館
デンマーク自然史博物館の直属施設で、コペンハーゲン大学と提携している植物園で、10ヘクタールという広大な敷地には庭園、温室、植物展示室などがあります。
メインとなるのはパームハウスと呼ばれる大きな温室で、1874年に建てられました。
1852年に開催されたロンドン万博のクリスタルパレスにインスピレーションを受けてデザインされた温室は美しく、内部は5つの部屋に分けられ、それぞれ違った環境が再現されています。
温室の上部には通路が設けられているため、をぐるっと歩きながら植物を眺めることもできます。
入場料の高いコペンハーゲンで、入場無料はちょっと貴重な存在です。
デンマーク語名 : Statens Museum for Kunst
住所 : Sølvgade 48-50 København
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ノアポート(Noerreport)駅から徒歩5分
電話番号 : +45 33 74 84 94
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:00~17:00(水曜日は~20:00)
料金 :
公式サイト : 国立美術館
コペンハーゲン市街地の北部、コペンハーゲン港を防御する目的で17世紀に造られたカステレット要塞。
星型要塞の周辺は公園になっていて、市民の憩いの場。
ゲフィオンの噴水、人魚姫の像などが主な観光スポットです。
アマリエンボー宮殿からも近いので、お散歩がてら歩いて行きましょう。
カステレットは、コペンハーゲン港の入り口を守る為にクリスチャン4世の命により建設が始まり、息子のフレデリック3世が完成させた要塞です。
上から見ると星の形をしているので、ちょっと函館の五稜郭を思い浮かべてしまいますね。
それもそのはず、五稜郭は16世紀頃からヨーロッパ各地で主流となった星型の要塞をモデルに作られました。
現在は緑が美しい公園となっていて、市民の憩いの場所であり、絶好のお散歩やジョギングコースとして人気。
第二次世界大戦時に、ナチスドイツに占領されていたデンマークを救ってくれた英国に感謝の意味を込めて、この一帯をチャーチル公園と名付けています。
入口にあるチャーチルの銅像は、トレードマークと言える葉巻を落としてしまったので下を向いているのだそう。
時間があれば、コペンハーゲンっ子に混じってジョギングやウォーキングを楽しんでみるのも良いでしょう。
デンマーク語名 : Kastellet
住所 : Kastellet 15, 2100 København
マップ : Googleマップ
アクセス : 鉄道ウスタポート(Østerport)駅から徒歩10分
営業時間 : 6:00~22:00
カステレット要塞の近くにあるゲフィオンの噴水。
北欧神話によると、スウェーデン王が女神ゲフィオンに、一夜で耕せるだけの土地を与えようと言われ、4人の息子を牛に変えて土地を耕させました。
その時に掘った土を海に放り投げ、その土で出来たのがコペンハーゲンのあるシェラン島だというもの。
勢いよく噴き出る噴水と力強い雄牛のコントラストが良く、人気の写真スポットになっています。
人魚姫の像に向かう途中にあるのでぜひご覧ください。
デンマーク語名 : Gefion Springvandet
住所 : Churchillparken, København
マップ : Googleマップ
アクセス : 鉄道オスターポート駅(Osterport)より徒歩10分
意外と小さい!という感想を持つ方がほとんどだと言われる人魚姫の像。
高さは1.25mと小さいですが、重さは175kgもあるブロンズ像です。
デンマークが誇るビール醸造所の創始者の息子である、カール・ヤコブセンはアンデルセンの物語、人魚姫を題材にしたバレエを鑑賞して深く感銘を受けます。
そして、人魚姫の像を彫刻家エドワード・エリクセンに依頼したのです。
エドワード・エリクセンはカール・ヤコブセンが鑑賞したバレエのプリマドンナ、エレン・プライスに彫刻のモデルを依頼しますが、裸体でのポーズを拒否したため、顔はエレン・プライスで、身体は自分の妻をモデルにしました。
1912年にこの地に置かれて以来、何度も首を切られたり落書きをされたり腕を切断されたりという被害に遭っているため、本物は秘密の場所に保管されているという話もチラホラ。
つまり、現在多くの観光客が写真を撮っている人魚姫は複製ということになりますが、これについては真偽のほどははっきりとは公開されていません。
デンマーク語名 : Den Lille Havfrue
住所 : Langelinie, 2100 Copenhagen, Denmark
マップ : Googleマップ
アクセス : 鉄道 オスターポート駅より(Osterport)徒歩10分
クリスチャン4世の時代に作られたクリスチャン運河を中心としたクリスチャンハウンは、アーティストや建築家などが多く住むウォーターフロントのおしゃれエリア。
歴史的な建物と、おしゃれなカフェやレストランが混在する街歩きが楽しい人気スポットです。
17世紀の終わりに建てられた救世主教会は、クリスチャンハウンのシンボル的な存在です。
教会内部の見学は無料、三層の立派なパイプオルガンが必見、定期的に演奏会が行われています。
遠くから見ても良く分かる尖塔には、金の縁取りがされた螺旋階段が巻き付いています。
実はこの尖塔部分は教会が完成してから50年後に取り付けられた物で、18世紀に完成しました。
色が違うのですぐに分かりますね。
塔の展望所までは、約400段の階段を登っていきます。
木造の階段なのでちょっと不安になりますが、90年代に修復されています。
後半は結構な急勾配なので、足腰に自信がある方だけチャレンジした方が良さそうです。
本当のてっぺんまで行きたい方は、最後の150段は何と外についた螺旋階段を登る事になるためスリル満点。
ただし、強風など悪天候の際はクローズになるのでご注意ください。
塔からの眺めは最高で、眼下に運河、すぐそばにブラックダイアモンド(王立図書館)、そしてコペンハーゲン市街が一望できます。
デンマーク語名 : Vor Frelsers Kirke
住所 : Sankt Annægade 29 København
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄クリスチャンスハウン(Christianshavn)駅から徒歩約5分
電話番号 : 32546883
定休日 : 無休(塔は12月中旬から2月末まで冬期休業)
営業時間 :
料金 :
公式サイト : 救世主教会
こちらの地図の線で囲まれた部分が面積約34ヘクタールのクリスチャニアです。
日本ではあまり知名度はありませんが、ヨーロッパの人たちからは人気のスポットで、毎年約50万人が訪れています。
地下鉄のクリスチャニアハウン駅から歩いて約10分、そこにはヒッピーたちが作った楽園、クリスチャニア地区があります。
自治区を自称し、独自のルールを決めて生活している人が約900人と言われ、その独自のライフスタイルや街並み、環境は個性的で一見の価値あり。
元々は軍の所有地だった場所にフェンスを壊して人が集まり始め、不法居住者が住み着いていました。
1971年、近所の人たちがフェンスを外して子供の遊び場として開放したのが、クリスチャニアの誕生と言われ、多くのヒッピー達が集まるようになったのです。
クリスチャニアには国歌があり、国旗があり、暴力禁止、武器の持ち込み禁止、車の乗り入れ禁止、バイカー服禁止、防弾服禁止、花火禁止、盗品の持ち込み禁止、火薬製品の売買禁止、そしてハードドラック禁止といった独自のルールがあります。
最後のハードドラック禁止という事項ですが、言い換えればソフトドラックはオッケーという意味。
2004年頃までは公然と大麻の売買が行われていましたが、取り締まりが厳しくなり、今はひっそりとというのが現状ですが、観光客に押し売りをしたりというトラブルはないそうです。
クリスチャニア誕生時には、デンマーク政府は社会的実験としてコミュニティの存在を認めていましたが、激しい対立も数知れず。
現在は一定の制限や監視のもとに、人々は電気、ガス、水道などの公共料金を払い、税金を払い、デンマーク通貨を使用して暮らしています。
34ヘクタールという広い敷地には約1,000の建物があり、そのほとんどがカラフルな壁画で飾られています。
また、住民が愛するチベット仏教の祈祷旗タルチョがかけられていたり、手作りの遊び場やカフェ、アジアの雑貨を売るお店やお土産屋さんなど、コペンハーゲン市内とは到底思えない空間が広がります。
観光客に開放されているので、危険な雰囲気はありませんが、訪れるなら昼間がおすすめです。
中には写真撮影禁止エリア(立札があるのですぐわかります)もあるので要注意。
一人では心配という方は、ガイドツアーも催行されているので、公式サイトからチェックしてください。
デンマーク語名 : Christiania
住所 : Bådsmandsstræde 43, postbox 27, 1407 København K
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄クリスチャンスハウン(Christianshavn)駅から徒歩約10分
公式サイト : クリスチャニア
コペンハーゲンから日帰りで行ける、郊外のおすすめ観光スポットをご紹介します。
コペンハーゲン中央駅から列車の旅を楽しみましょう。
コペンハーゲンからの日帰り旅行で1か所だけ選ぶならば、やはり世界遺産にも登録されているクロンボー城でしょう。
シェークスピアの戯曲ハムレットに登場するエルシノア城のモデルになった城として知られ、城内にはシェークスピアのを記念する石版が掲げられています。
また、毎年夏には城の中庭でシェークスピアの野外劇が上演されます。
元々オーレスンド海峡の通行税を徴収する目的で作られた砦でしたが、16世紀にフレデリク2世により再建されましたが、17世紀に火災で焼け落ちてしまいます。
当時、建築王と呼ばれていたクリスチャン4世の手によりすぐに再建され、その後も何度も改装や修復が行われ、現在の姿になったのは20世紀のことです。
王の住居、王妃の住居、王族の部屋と厨房、教会などが公開されており、18世紀から19世紀の豪華な家具や調度品や、騎士の間の絵画コレクションは必見。
18世紀に悲恋のデンマーク王妃マチルダが一時的に幽閉されていたとされる地下牢の見学もできます。
スウェーデン方面に向けて置かれていた大砲を見ると、当時の両国の歴史が想像つくというもの。
クロンボー城からスウェーデンのヘルシンボリまではわずか7kmしか離れておらず、フェリーでわずか20分という距離。
フェリーは2社運行しており、20~30分に1便出ているので、記念にスウェーデン上陸してみるのも良いですね。
デンマーク語名 : Kronborg Slot
住所 : Kronborg 2c, 3000 Helsingoer
マップ : Googleマップ
アクセス : コペンハーゲン中央駅から鉄道 50分、エルシノア(Elsinore)駅から徒歩15分
電話番号 : 49213078
定休日 : 月曜(1~3月、11~12月)、12/24~26、31、1/1
営業時間 :
料金 : 18歳以上125DKK(6~8月は145DKK)、学生 115DKK、17歳以下&コペンハーゲンカード利用者は無料
公式サイト : クロンボー城
世界一美しい美術館と称されるルイジアナ美術館は、コペンハーゲンから列車で40分ほどの小さな街フムレベックにあります。
ルイジアナ美術館は、芸術愛好家たちの為に、19世紀の邸宅を改装して1958年に開館しました。
コンセプトは自然と建築が全てを表現できる空間を作る事とあって、設計を担当した建築家ヨルゲン・ボーとヴィルヘルム・ヴォラートは何カ月もかけて最高の場所を探し歩き、この地を選んだと言います。
館内は順路等は無く、自由に見て回れるような回廊式になっています。
世界屈指の現代美術コレクションは、ピカソ、シャガール、ムンク、ルネマグリットなどで、特に20世紀モダニズム彫刻のアルベルト・ジャコメッティの作品が充実しています。
また、草間彌生のインスタレーション作品「Gleaming Lights of the Souls」も人気があります。
輝く魂の光の名の通り、天井からぶら下げられた100個のライトが、鏡や床の水たまりに反射してキラキラと色を変えていく様子は神秘的でもあります。
エキシビジョンのスケジュールについては、公式サイトから確認してください。
回廊の途中には外に出る扉が数か所あり、途中で庭にある彫刻作品を見て周る事も可能。
何といっても美しいのはオースレン海峡を望むビューポイントで、ヘンリー・ムーアの彫刻作品が印象的です。
ほとんどのデンマークの美術館や博物館には、おしゃれカフェやレストランが併設されていますが、ルイジアナ美術館のカフェは格別。
店内の椅子はアルネ・ヤコブセンのセブンチェア、テラス席からはアレクサンダー・カルダーの赤いモービル作品越しに芝生と美しい海の絶景が楽しめます。
子供のためのワークショップが行われていたり、芝生では子供が遊んでいたりと、カジュアルな雰囲気の中にも落ち着きがあるのは北欧らしいと言えるでしょう。
カフェのビュッフェメニューはヘルシーで美味しいと評判が良いので、アートに囲まれ海を眺めながらのランチタイムはいかがでしょうか。
デンマーク語名 : Louisiana Museum of Modern Art
住所 : Gl Strandvej 13, 3050 Humlebæk
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 49190719
定休日 : 月曜日、1/1、12/24、12/25、12/31
営業時間 : 11:00~22:00、土日祝~18:00
料金 :
公式サイト : ルイジアナ美術館
デンマークで一番美しい城と称される「フレデリクスボー城」は、コペンハーゲンの北西、ヒレレズ(Hillerød)にあるパラス湖に浮かぶ3つの島の上に建てられています。
16世紀のデンマーク王、フレデリク2世が貴族から買い取った城を改築したのが始まり。
のちにフレデリク2世の息子、クリスチャン4世がオランダ人建築家を起用し、オランダルネッサンス様式の豪華な城に大改装しています。
クリスチャン4世はこのオランダルネッサンス様式を気に入り、治世中に造らせた建物に多く取り入れています。
クリスチャン4世の死後は、王室の住居として使用され、1660年から約200年間、王家の戴冠式など公式行事に使用されています。
ところが、1859年に大火に見舞われ、城のほとんどの部分を焼失。
再建には、国王や州も多額の献金をしましたが、巨額の資金援助をしたのが、世界第四位のビールメーカー、カールスバーグの創業者であるJ.C.ヤコブセンでした。
彼の提案を受け、フレデリクスボー城内には、デンマークの宝物や絵画、装飾品などを展示する国立歴史博物館が設けられたのです。
城内には見どころがたくさんあり、中でも爵位のチャペルと称される教会は必見。
美しい庭を含めると、見学時間は2~3時間は必要なので、時間の余裕をもって出かけましょう。
デンマーク語名 : Frederiksborg Slot
住所 : Det Nationalhistoriske Museum, Frederiksborg Slot, 3400 Hilleroed
マップ : Googleマップ
アクセス : 鉄道 ヒレロズ(Hillerod)駅から徒歩15分
電話番号 : +45 48 26 04 39
定休日 : 無休
営業時間 :
料金 : 大人 90DKK、子供25DKK、5歳以下&コペンハーゲンカード利用者は無料
公式サイト : フレデリクスボー城
コペンハーゲンのホテルは、コペンハーゲン中央駅周辺、ショッピングストリートのストロイエ周辺、アマリエンボー宮殿があるとウォーターフロントに多くあります。
デンマークデザインの特徴と言えるおしゃれで機能的なホテルが多く、デザインのみならず、様々な点でこだわりの強さを感じます。
今回ご紹介するのは、世界的なチェーンホテルではなく、デンマークらしさが前面に出ているホテル。
物価が高いデンマークで中心地のホテル代は決して安くはありませんが、コペンハーゲン滞在がより一層思い出深いものになるようなホテルばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。
アマリエンボー宮殿のすぐ隣、ウォーターフロントでひときわ目立つ石造りの外観がおしゃれな「コペンハーゲンアドミラルホテル」は、18世紀の穀物倉庫を改装したデザイナーズホテル。
館内には当時の梁や柱、レンガ造りの壁などが残されており、現代のデンマークデザインの内装と良く調和しています。
ニューハウンへもすぐ、ショッピング街のストロイエまでも歩いて10分程度という立地。
ウォーターフロントなので、朝に夜に心地よい散歩を楽しめるのが醍醐味です。
ほとんどの客室が200年前の梁を見せる、梁出し天井のスタイルで、雰囲気抜群。
無料Wi-Fi、北欧デザインの家具、薄型テレビ、コーヒーメーカー、ミニバー、セーフティーボックス、アイロンなど、必要なものはしっかり備わっています。
館内のレストラン「Salt」では、デンマークの郷土料理と北欧の創作料理をミックスしたスカンジナビアフュージョン料理が味わえます。
オーガニック食材をたっぷり使ったビュッフェ朝食も人気なので、ぜひ朝食付きプランで予約してください。
住所 : Toldbodgade 24-28, 1253 København, Denmark
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1・2号線コンゲンス・ニュートー駅(Kongens Nytorv)から徒歩5分
電話番号 : +4533741414
チェックイン/チェックアウト : 14:00〜2:00/11:00
公式サイト : コペンハーゲン アドミラール ホテル
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
「ホテルアレクサンドラ」は、コペンハーゲン中央駅から徒歩10分、チボリ公園からすぐという便利な場所に位置しています。
デンマークを代表する家具デザイナーへのオマージュがホテル全体に溢れており、最近流行りのデザイナーズホテルとは一線を画す、本当の意味でのデザイナーズホテルだと言えるでしょう。
創業は1910年と古く、建物には年季が入った部分もあるので、最新設備を望む方には不向き。
デンマークのミッドセンチュリーデザインに興味がある方なら、垂涎ものというホテルです。
客室はデンマークを代表する9名のデザイナーの世界でまとめられています。
写真は、エッグチェアーとスワンチェアーがが置かれているので、北欧家具好きならすぐわかる「アルネ・ヤコブセン」のお部屋。
建築家でありながら、家具デザインも手掛けたアルネ・ヤコブセン。
シンプルな中にも機能性を持たせたデザインで知られ、たくさんの曲線を使った椅子は人を包み込むような座り心地を実現しています。
他にも、ハンズ・ウェグナーやフィン・ユール、ヴェルナー・パントンなど巨匠と呼ばれるデザイナーたちのオリジナル家具と世界観で造られた部屋もあるので、公式サイトや予約サイトでチェックしてみてください。
住所 : H.C. Andersens Boulevard 8,København, Denmark
マップ : Googleマップ
アクセス : コペンハーゲン中央駅より徒歩10分
電話番号 : +4533744444
チェックイン/チェックアウト : 14:00〜/11:00
公式サイト : ホテルアレクサンドラ
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
コペンハーゲンの街のど真ん中と言える市庁舎広場に面して建つ「ザ・スクエア」は、どこに行くにも便利な4つ星ホテル。
スクエアの名の通り、交差点の角に位置しています。
複数のデザイナーが内装を手掛けているデザイナーズホテルだけあって、ロビーをはじめ随所にこだわりが感じられると評判。
立地の良さもありますが、スタッフがフレンドリーで親切なのも、評価が高い理由の一つと言えるでしょう。
客室は、シンプルな北欧デザインでまとめられており、清潔感があります。
かなり狭いと感じるかもしれませんが、そこは立地の良さでカバー。
ホテルでゆっくり過ごすというより、アクティブに観光するのでホテルは寝るだけという方向きです。
眺望は市庁舎のある広場側だけではなく様々なので、ビューにこだわる方は予約の際に確認してください。
住所 : Rådhuspladsen 14 1550 Copenhagen, Denmark
マップ : Googleマップ
アクセス : コペンハーゲン中央駅より徒歩6分
電話番号 : +4533381200
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00
公式サイト : ザスクエア
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
コペンハーゲンの主な観光スポットと、郊外のおすすめスポット、そして滞在に便利なホテルをご紹介しました。
もしコペンハーゲンを訪れるなら、天候が安定している夏がおすすめです。
まだまだご紹介しきれなかった美術館や博物館もたくさんある見どころ満載のコペンハーゲン。
駆け足では勿体ないので、数日滞在して楽しんでくださいね。
最終更新日 : 2023/08/31
公開日 : 2019/11/28