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1. 【横浜市中区】大さん橋(横浜港大さん橋客船ターミナル)
みなとみらい21地区や山下公園、横浜中華街など、オシャレでエキゾチックな観光スポットが豊富な横浜。
昼間は港町の潮風を感じながら、夜は煌びやかな夜景を満喫しながらのドライブは最高ですよね。
首都圏ではデートの定番コースとして、カップルに大人気のエリアでもあります。
横浜の観光スポットは、港町ムードたっぷりの中心地だけではありません。
広大な市内には、魅力的なテーマパークや自然が楽しめる公園など、見どころがたくさんあります。
今回は数あるドライブスポットの中から、地元民である筆者一押しの場所を厳選しました。
日本における海の玄関口として、古くからその役割を担ってきた横浜。
外国客船やクルーズ船が、まず最初に入港する場所が大さん橋(横浜港大さん橋国際客船ターミナル)です。
明治27年(1894年)に前身の桟橋が設置され、平成14年(2002年)に現在の大型ターミナルに改修されました。
最も港町・横浜を感じさせる観光スポットであり、豪華客船の鑑賞だけでなく、横浜港のクルージングが楽しめる遊覧船「ロイヤルウィング」の発着地でもあります。
屋上に設置された展望デッキ広場、通称「くじらのせなか」は、大さん橋の魅力にたっぷり浸れるところ。
船の甲板をイメージしたウッドデッキは広々としていて開放感たっぷりで、くねくねした床面の造りは波をイメージしているそうです。
この場所から海を挟んで、右側に山下公園、左側にみなとみらい21地区、正面には横浜ベイブリッジの絶景が満喫できます。
嬉しいことに24時間無料開放しているので、夜景観賞もバッチリです。
大さん橋は、横浜観光の中心部にあるという抜群のロケーション!
こちらを拠点として、みなとみらい21地区や山下公園・横浜中華街などの移動も徒歩圏内です。
山下公園や赤レンガ倉庫までは5分程度で到着することができますよ。
横浜ドライブの際にはぜひ立ち寄っていただきたい、一押しの穴場スポットです。
住所 : 神奈川県横浜市中区海岸通1-1-14
マップ: Googleマップ
アクセス :
首都高速湾岸線・新山下ICより10分
首都高速横羽線・横浜公園ICより3分
駐車場:1時間まで500円(以後30分ごとに250円)平日24時間まで1500円 土日祝日24時間まで2000円の最大料金あり
電話番号 : 045-211-2304
営業時間 : 屋上フロア「くじらのせなか」は24時間開放
公式URL : 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
横浜港のシンボル・横浜ベイブリッジは、首都都高速湾岸線上にある斜張橋で、大黒ふ頭と対岸の本牧ふ頭を結んでいます。
東京方面から湾岸線経由で横浜方面に向かう際に通過する、三角形のシルエットがとても美しい橋です。
2層からなる自動車専用道路で、上層は首都高速湾岸線ですが、下層は国道357号線の一般道路となっているため無料で通過することができます。
この橋上から望む、右手のみなとみらい21地区、左手の本牧ふ頭のコンテナヤードと東京湾の眺望は絶景で、特に夕暮れ時や夜間の景観はおすすめです。
鶴見つばさ橋もまた首都高速湾岸線上にあり、東京方面から向かうと横浜ベイブリッジより先に通過することになります。
全長(1020m)は一面吊りの斜張橋としては世界一の長さ、中央径間長(510m)は国内3位の規模を誇る堂々とした橋です。
横浜ベイブリッジよりスマートな三角シルエットが特徴で、川崎の扇島と大黒ふ頭を結んでいます。
工場地帯と港湾地区が中心の眺望となるため、横浜ベイブリッジほどの絶景は期待できませんが、開放的で爽快なドライブを楽しむことができます。
両橋とも夜間はライトアップされ、車で通過するだけでなく、橋の眺望そのものが観光対象とも言えます。
自動車専用道路である横浜ベイブリッジは、普段歩行者が通行することはできません。
かつては大黒ふ頭側から歩行者が通行できる有料遊歩道・「横浜スカイウォーク」がありましたが、平成22年(2010年)をもって閉鎖されてしまいました。
長らく廃墟となっていた横浜スカイウィークですが、平成31年(2019年)より特定日に限って無料開放されることになり、ベイブリッジ上での海上散歩が可能になりました。
特定日とは大黒ふ頭に大型客船が停泊している土日祝日のみで、平日は開放されません。
入口にあるスカイタワー4階から、ベイブリッジ中央部に設置された展望台・スカイラウンジまで遊歩道が設けられ、潮風を感じながら心地よい空中散策を楽しむことができます。
大海原の中から見渡す横浜港の眺望は圧巻で、みなとみらい21地区や雄大な東京湾の景観は絶景です。
横浜スカイウォークの一帯に広がる小さな臨海公園です。
普段は週末でも人影がまばらな超穴場スポットですが、ロケーションは抜群!
なんと横浜ベイブリッジを真下から鑑賞することができるんです。
この公園から見上げるベイブリッジのシルエットは「絵になる景観」で、絶好の撮影スポット。
公園から海越しに眺めるみなとみらい21地区をはじめ、東京湾のパノラマビューも絶景です。
公共交通機関でのアクセスは良くないので、ドライブデートの訪問先にもピッタリですよ。
住所 : 神奈川県横浜市鶴見区大黒ふ頭
マップ: Googleマップ
アクセス : 首都高速湾岸線・大黒ふ頭ICよりすぐ
営業時間 :
横浜スカイウォーク: 特定日(大黒ふ頭内に大型客船停泊中など)の土日祝のみ
大黒ふ頭西緑地公園:終日開放
料金 :無料
※横浜ベイブリッジの関連記事: 横浜ベイブリッジとは?リニューアルされた「スカイウォーク」の魅力を徹底解説!横浜港のパノラマを満喫しよう♪
横浜ベイブリッジと違い、鶴見つばさ橋は高速道路に乗らない限り近づくことはできません。
つばさ橋を鑑賞できるスポットは大黒ふ頭など多数ありますが、今回おすすめしたいのは超穴場スポット「つばさ橋のみえる森」です。
鶴見の温浴施設「ふれーゆ」の裏手にある岸壁で、正式な名称は「末広水際線プロムナード」と呼ばれています。
森と呼ぶには大袈裟ですが、植樹された緑が豊かな延長680mの緑地で、釣り人の間では知られた存在らしいです。
この岸壁から望む鶴見つばさ橋の雄姿は圧巻。
特に夕暮れやライトアップされた夜景はおすすめです。
すぐ近くに「ふれーゆ」駐車場もあるので、安心して鑑賞できますよ。
住所 : 神奈川県横浜市鶴見区末広町1
マップ: Googleマップ
アクセス :
鶴見産業道路・末広町入口より約5分
首都高速横羽線・生麦ICより約7分
港町のイメージが強い横浜ですが、郊外には趣が異なる楽しいスポットが豊富に存在します。
「恋する遊び島」・八景島シーパラダイスは、横須賀に近い市内最南部・金沢区にある人気レジャー施設です。
日本でも最大級の水族館やアトラクション、レストランやショッピングストアなどを備えており、マリンリゾートとして、とっても充実した設備内容。
しかも島内への入場は無料なので、広くて開放的な園内を散歩するだけでもで有意義な滞在を楽しめます。
釣りを楽しめるうえ、釣った魚を食べることができる「うみファーム」などユニークなスポットも続々と登場。
八景島の夜を彩る煌びやかな「花火シンフォニア」や年末のカウントダウンも見逃せません。
魅力的なイベントも目白押しで、家族連れだけでなくデートにもぴったりです。
公共交通機関を利用して訪れるのには、JR根岸線や京浜急行を経由して「金沢シーサイドライン」・八景島駅が一番最寄りとなります。
しかし、ドライブを兼ねて訪問する人も多いため、駐車場の環境は充実しています。
専用駐車場は各所に点在しているので、停める場所によっては少し歩くかもしれませんが、筆者の経験では満車で停められないことはほとんどありません。
住所 : 神奈川県横浜市金沢区八景島
マップ: Googleマップ
アクセス : 首都高速湾岸線・幸浦ICより約10分
電話番号 : 045-788-8888
営業時間 : 9:00~20:30(変動あり)
料金 :
入場無料
ワンデ―パス:高校生以上4700円 小中学生3400円など
公式URL : 八景島シーパラダイス
東京方面から出発して首都高速を利用する場合、横羽線や狩場線を使用した方が近いでしょう。
例えば「みなとみらい」や「横浜公園」、「山下町」からは主要観光地まで至近距離です。
しかし、少し遠回りして湾岸線を利用すれば、もっと爽快なドライブが楽しめるかもしれません。
首都高湾岸線(鶴見つばさ橋)⇒大黒ふ頭IC⇒大黒ふ頭(西緑地公園・スカイウォーク等)⇒国道357号線⇒本牧山下磯子線⇒主要観光地
鶴見つばさ橋、横浜ベイブリッジを経由する首都高速・湾岸線は、絶景を楽しめる魅力的なコースです。
その前にレインボーブリッジも通過しておけば完璧かもしれませんね。
ベイブリッジからのみなとみらいの景観を楽しみながら「本牧ふ頭」で降りるのもおすすめですが、手前の「大黒ふ頭IC」で降りてみましょう。
大黒ふ頭内には、ベイブリッジを間近に鑑賞できる「西緑地公園」やスカイウォーク、海釣り公園などの見どころがあります。
大黒ふ頭からはベイブリッジの下を通る国道357号線へ合流、こちらからも「みなとみらい」や横浜港の眺望を楽しめます。
ベイブリッジを抜けたら、一つ目の大きな交差点を右折して横浜主要地方道82号線(本牧山下磯子線)に合流。
この道路は山下公園、大さん橋に繋がっています。
横浜の主要観光スポットはこの周辺に集中しているので、パーキングに停めた後、徒歩で山下公園・横浜中華街・みなとみらい、そして山手界隈を周遊してみましょう。
首都高湾岸線(鶴見つばさ橋・横浜ベイブリッジ)⇒杉田IC⇒横浜ベイサイドマリーナ⇒海の公園⇒八景島シーパラダイス
首都高速湾岸線をベイブリッジ経由で、磯子・八景島方面に直進し、杉田ICで降ります。
国道357号線に合流して、鳥浜交差点を左折すると見えてくるのが「横浜ベイサイドマリーナ」。
ヨットハーバーを兼ねた大型アウトレットモールで、南欧風の建物がリゾート感たっぷりです。
潮風を受けながらショッピングと軽食を楽しみましょう。
再び357号線に合流し、八景島・横須賀方面へ進みます。
少し寄り道して、「海の公園」に足を運んでみましょう。
こちらは横浜市で唯一の海水浴場がある公園で、横浜とは思えないリゾート気分を味わえます。
最後はお目当ての八景島シーパラダイスで優雅な休日。
横浜南部のマリンスポットを満喫できる贅沢なルートです。
神奈川県で最も都心に近い街・川崎。
観光地とは無縁の工業都市としてのイメージがとても強いですが、南北に細長い市域には関東有数の森林地帯をはじめ、多種多様の観光資源に恵まれています。
多摩川を越えて気軽に訪れることができる市街地周辺にも、魅力的なドライブスポットが豊富です。
倉庫や物流センターが集中している、臨海エリアの人口島・東扇島。
今まで観光地して注目されることのなかった場所ですが、島内にある魅力的な公園やロケーションの良さから、近年多くの人がレジャー目的で訪れはじめています。
「川崎マリエン」は、島内でひときわ目を引く凱旋門型のユニークな建物で、川崎港(東扇島)のシンボル的存在です。
正式名称は「川崎市港湾振興会館」。
港湾関係のオフィスが入居する「業務棟」と「交流棟」から成り、川崎港の魅力を伝える交流棟は一般開放されています。
BBQ場やシアター、展示館など楽しい設備が揃った川崎マリエンですが、一番の見どころといえばタワー棟(連結部)にある展望室です。
タワー棟10階・地上51mに設けられた入場無料の展望室からは、東扇島島内および川崎港の360℃の大パノラマを眺望できます。
遠く房総半島や富士山、横浜ベイブリッジ、羽田空港を離発着する飛行機や東京湾を航海する船舶など、圧巻の眺望。
特に「日本夜景遺産」に指定された抜群の夜景はおすすめです。
正式名称 : 川崎市港湾振興会館
住所 : 神奈川県川崎市川崎区東扇島38-1
マップ: Googleマップ
アクセス :
首都高速湾岸線・東扇島ICより約5分
首都高速横羽線・大師ICより約20分
電話番号 : 044-287-6000
営業時間 : 展望室9:00~21:00
料金 :無料
公式URL : 川崎マリエン
川崎を代表する観光スポットであり、ドライブの途中にぜひ立ち寄っておきたいところが「川崎大師」です。
正式名称は「金剛山 金乗院 平間寺」。
弘法大師空海を開祖とする真言宗の寺院で、900年近い歴史があります。
初詣参拝客が全国トップ3を誇る名刹なので知名度は抜群。
厄除の御利益で有名ですが、交通安全祈願の霊場としても知られています。
正月には300万人もの参拝客で込み合う川崎大師境内ですが、普段は週末でも参拝客はまばら。
シンボルである「八角五重塔」や経堂、薬師殿や、緑豊かな庭園「つるの池」などをじっくりと見学することができます。
また、参道の「仲見世通り」は和風情緒たっぷりでとても賑やか。
名物グルメの開運飴や久寿餅にぜひ舌鼓を打ちましょう。
川崎大師での交通祈願は、境内から10分ほど離れた「自動車交通安全祈祷殿」で行います。
インド風のエキゾチックな建築様式が特徴で、多摩川河川敷に近い大師河原にあります。
駐車スペースが700台もある参拝者向け無料駐車場を完備しており、車で参拝する人が最初に訪れるところ。
首都高横羽線を利用すれば、神奈川県内最初のICである「大師IC」から5分程度とアクセスも良好です。
交通安全祈願は、1月と2月3日(節分)を除く毎日行われています。
車体のお祓いと運転者(同乗者を含む)の安全祈願が個別に実施され、祈祷終了後にお札・交通安全お守り・身代守・ステッカー・聖語便箋等が授与されます。
楽しいドライブが続けられるよう、祈願しておきたいものですね。
住所 : 神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
マップ: Googleマップ
アクセス :
首都高速横羽線・大師ICより10分
(自動車交通安全祈祷殿は5分ほど)
電話番号 : 044-266-3420
公式URL : 川崎大師
観光地としては敬遠されがちな工場風景ですが、最近では近未来的を感じさせる魅惑スポットとして注目されてきています。
特にライトアップされた工場群が暗闇に浮かぶ夜景はとても幻想的です。
京浜工業地帯の中心に位置する川崎には重化学工場が集中しており、「工場夜景」の聖地として不動の地位を確立しています。
海上からの眺めになったり、工場敷地内で立入できないエリアなど制限がある場所もありますが、今回はドライブ途中で気軽に鑑賞できる絶景スポットをご紹介します。
石油・化学工場が立ち並ぶ千鳥町エリアは、最も川崎の工業地帯らしいところ。
昼間は殺風景なイメージが強いのですが、夜になると一変。
無機質な工場群が眩い光に包まれます。
千鳥運河は、そんな千鳥町の工場地帯を貫いて流れる運河で、流域にある工場群の光が水面に映し出され、とても幻想的な景観を鑑賞できるスポットです。
千鳥運河の工場夜景を楽しむなら、国道132号線(川崎駅東扇島線)上にある「千鳥橋」がおすすめです。
橋の上から望む、運河沿いの工場夜景はまさに絶景!
しかし、片側3車線の国道132号線は交通量が多い幹線道路のため、橋のそばに駐車して鑑賞することはできません。
近くのコインパーキングか、市営ふ頭側に車を停めて鑑賞するようにしましょう。
住所 : 神奈川県川崎市川崎区千鳥町1 国道132線上
マップ: Googleマップ
アクセス :
首都高速湾岸線・東扇島ICより約10分
首都高速神奈川6号川崎線・殿町ICより約10分
注意点 : 交通量の多い幹線道路のため路上駐車は不可
電車でも見学できる京浜工業地帯の工場夜景は2か所。
鶴見線の海芝浦駅(横浜市)と昭和駅です。
扇橋は昭和駅を降りてすぐの場所にある橋で、浅野運河と南渡田運河を繋いでいます。
昭和駅の名前の由来となっている昭和電工場など、多くの化学工場が運河沿いに広がり、橋上から抜群の工場夜景を鑑賞することができます。
扇橋が架かる県道101号線(扇町川崎停車場線)は、千鳥運河側と比べると夜間の交通量は少なめ。
橋の近くで停車し、ゆっくりと工場夜景を楽しめます。
住所 : 神奈川県川崎市川崎区浅野
マップ: Googleマップ
アクセス : 首都高速横羽線・大師ICより鶴見産業道路経由で20分
神奈川県下有数のターミナル駅である川崎駅は、市内各地へ至る自動車道の要衝でもあります。
西口方面の府中街道や尻手黒川道路は中北部を繋いでいますし、東口から延びる国道132号線や大師道等は川崎駅と臨海エリアを結んでいます。
特に南部の幹線道路は直線的で分かりやすく、ドライブがしやすい環境といえるでしょう。
川崎主要観光地のドライブコースは、そんな川崎駅を始点としてご紹介します。
川崎駅⇒川崎大師(周辺観光)⇒東扇島(島内観光)⇒千鳥運河⇒(※扇橋)⇒川崎駅
川崎駅から国道15号(第一京浜)~国道409号(大師道)を経由して川崎大師へ参拝。
大師河原にある「交通安全祈祷殿」駐車場に車を停め、参道や仲見世を散策しながら境内まで歩きます。
隣接する大師公園も開放的な公園なので、こちらも立ち寄ってみましょう。
大師道から産業道路を経由して国道132号線に合流、東扇島を目指します。
ちなみに大師道は産業道路を挟んで直進すると浮島方面。
東京湾アクアラインに直結しています。
長い海底トンネルを通り抜けて島内に到着したら、川崎マリエンや人口砂浜と夜景が美しい「東扇島東公園」を訪れてみましょう。
川崎の海を満喫した後、夕暮れ時を見計らって千鳥運河の夜景観賞、時間があれば産業道路経由で扇橋の夜景も堪能。
この周辺には、ネコと戯れられる鶴見線終点の扇町駅や、桜本の川崎コリアタウンなどの見どころもあります。
最後は川崎駅周辺の繁華街を散策してみるのも楽しいですね。
都心から最短1時間で行ける三浦半島は、気軽にマリンレジャーを楽しめるエリアとして人気です。
軍港・横須賀、オシャレな雰囲気の葉山と逗子、おいしいグルメが豊富な漁師町・三浦、そして古都・鎌倉と、三浦半島の街はどこも魅力いっぱい。
潮風を感じながら海岸線をドライブすれば、日常の喧騒から開放されるはずです。
なお、鎌倉については「湘南」のイメージが強いため、湘南の項目で別途ご紹介します。
明治の昔から軍港として栄え、今もなお海上自衛隊・在日米軍の駐屯基地を抱える横須賀。
東京湾と相模湾に面しており、沖合の無人島・猿島をはじめマリンレジャーを楽しめる観光スポットに恵まれています。
横須賀の中心部に近い「三笠公園」は、軍港の雰囲気と横須賀の海を同時に味わえる、市のシンボル的な公園です。
この公園は「日本の都市公園100選」「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。
三笠公園の名前の由来となっているのは、同公園に記念艦として保存公開されている戦艦・三笠。
今の姿からは想像できないかもしれませんが、日露戦争・日本海海戦の折り、連合艦隊旗艦としてロシア・バルチック艦隊に対して大勝利を治めた栄光の軍艦なんです。
艦内は博物館になっており、司令塔や無線室などの室内の様子が現役当時のまま展示されているほか、日露戦争や日本海海戦の経緯を、貴重な展示物やジオラマで学ぶことができます。
また、東郷平八郎司令長官が戦闘の指揮を執った「最上艦橋」も入場可能で、こちらから望む猿島や横須賀港の素晴らしい眺望は必見です。
広大な公園内には、音楽に合わせて舞う噴水やダイナミックな壁泉、高さ18mのモニュメント、園内を流れるせせらぎがあり、横須賀市民だけでなく観光客にとっても憩いの場所。
猿島に渡るフェリーもまた三笠公園にある桟橋から発着しています。
車でのアクセスも抜群で、三浦・三崎方面へのドライブの途中で立ち寄るにも便利です。
住所 : 神奈川県横須賀市稲岡町82
マップ: Googleマップ
アクセス : 横浜横須賀道路・横須賀ICより本町山中道路~国道16号線「三笠公園入口」左折
営業時間 :
4〜10月:8:00〜21:00
11〜3月:9:00〜20:00
料金 :
園内入場無料
記念館三笠:大人600円 中学生以下無料
駐車場:1時間420円
三浦半島の最南端に位置し、神奈川県では最大の自然島です。
城ケ島に渡るには、三崎港から全長575mの「城ケ島大橋」を通行することになります。
以前は有料だったのですが、2020年4月から無料となり格段に観光しやすくなりました。
三崎港や三浦の海を眺めながらの通行は、とても爽快でリゾート感たっぷりです。
風光明媚な城ケ島は、鎌倉時代から景勝地として知られていました。
多くの歌人・文人にも愛され、特に北原白秋が詠んだ「城ケ島の雨」は最も有名で、大橋の近くにこの詩の歌碑が設置されています。
また、ミシュラン・グリーンガイドジャポンでも「近くにいれば寄り道をして訪れるべき場所」として★★の認定を受けています。
有名な観光スポットではありますが、あまり観光地化されていない素朴な雰囲気がとても魅力的です。
城ケ島の自然は多様であり、三崎港側の静かな内湾の光景とは裏腹に、太平洋側では険しい岩崖と、荒波が押し寄せるダイナミックな景観を楽しめます。
また、島の東半分は県立公園に指定されていて、四季折々の植物や野鳥を観察しながらの散策を満喫できます。
城ケ島の観光は、城ケ島灯台見学と「灯台通り」で食べ歩きや買い物を楽しみながら、磯あそびを楽しむコースが定番です。
ウツボの唐揚げ丼や、アマガニ(オニヤドカリ)の味噌汁など、レアなグルメも楽しめますよ。
ほかにも景勝地・「馬の背洞門」やウミウ生息地・赤羽根海岸など見どころたっぷりで、一日滞在しても飽きません。
住所 : 神奈川県三浦市三崎町城ケ島
マップ: Googleマップ
アクセス : 横浜横須賀道路・衣笠ICより三浦縦貫道路~県道26号経由で城ケ島大橋へ
隣接する葉山町とともに、神奈川の高級リゾート地として知られる逗子市の海岸域。
その代名詞として、「逗子マリーナ」はあまりにも有名な存在です。
ヨットやクルーザーが停泊するプライベートヨットハーバー、海沿いに立ち並ぶヤシやフェニックス、白亜のレストランなど南国の高級リゾート感たっぷり。
まるでセレブな海外リゾート地にいるかのような雰囲気を味わえます。
そんな逗子マリーナは正式には「リビエラ逗子マリーナ」、逗子市の北西海岸沿いに広がる複合リゾート施設です。
約37000坪もの広大な敷地内には、ショッピング施設やレストラン、結婚式場、マンション、公園等が設置され、一般の人でも入場することができます。
敷地内の案内表示は英語、そして周囲に植えられたヤシの木が南国ムードを演出し、絶景のビュースポットも満載です。
逗子マリーナの楽しみ方は、オシャレな街並みの散策と写真撮影、そして絶品グルメ!
地元の食材をふんだんに使った料理に舌鼓を打ちながら、たまには贅沢な極上バカンスを楽しんでみましょう。
住所 : 神奈川県逗子市小坪5-23-16
マップ: Googleマップ
アクセス : 横浜横須賀道路・逗子IC~逗葉新道~国道134号線
電話番号 : 0467-23-2211
公式URL : リビエラ逗子マリーナ
三浦半島にはぜひ立ち寄ってみたいドライブスポットが豊富にあります。
しかしエリアが広大なため、日帰りで一度に周遊するのは難しいかもしれません。
そこで、三浦半島の東海岸(東京湾側)と西海岸(相模湾側)に分けてご紹介します。
三笠公園⇒(※観音崎)⇒久里浜⇒三浦海岸⇒三崎港⇒城ケ島
横浜横須賀道路・横須賀ICから本町山中道路~国道16号線経由で「三笠公園」に向かいます。
途中で通過する有名なドブ板通りや米軍横須賀基地は軍港ムードたっぷりです。
三笠公園から国道16線に戻り、「三春町」交差点から国道134号線に合流しますが、時間があれば直進して観音崎に立ち寄ってみましょう。
日本最古の洋式灯台や美術館があり、自然観察や絶景の眺望を満喫できますよ。
国道134号線を久里浜経由で三浦海岸方面へ進みます。
海岸線を左手に眺めながら爽快なドライブを楽しんだ後は、田園地帯を快走。
起伏がありますが、特産の大根やキャベツ、夏は西瓜の畑に囲まれながらの楽しい運転となります。
さらに県道26号(横須賀三崎線)から三崎港を抜け、城ケ島大橋を渡ればゴールインです。
葉山公園⇒(※葉山御用邸)⇒森戸海岸⇒渚橋⇒逗子海水浴場⇒(※披露山公園)⇒リビエラ逗子マリーナ⇒材木座海岸
三浦半島の西海岸コースは、県立葉山公園からスタートします。
都心からは首都高速湾岸線~横浜横須賀道路~逗葉新道を経て葉山方面に進むコースが一般的です。
この公園は葉山御用邸に隣接しており、かつては御用邸付属の馬場だったところ。
黒松が多く風情があり、富士山や江の島も見渡せるビュースポットでもあります。
相模湾の美しい海岸線を眺めながら国道134号線を北上、御用邸前を通過して森戸海岸へ到着します。
こちらも風光明媚な海岸で、石原裕次郎さんを記念した葉山灯台(裕次郎灯台)と、源頼朝が創建したとされる森戸神社が見どころです。
「渚橋」の先からは憧れの湘南海岸、リゾート感たっぷりの逗子海岸とリビエラ逗子マリーナに立ち寄ってみましょう。
時間があれば逗子海岸とマリーナの中間にある「披露山公園」もおすすめ。
高台にある公園からは逗子全景、江の島、相模湾の海岸線、富士山の絶景を一望できますよ。
さらに国道134号線を直進し、トンネルを抜けたら鎌倉市!材木座海岸でゴールインです。
ドライブデートの大定番コース、また神奈川県下でも圧倒的人気を誇るエリアといえば、もちろん鎌倉・湘南海岸!
雄大な相模湾の海岸線と佇む江の島、ローカルな江ノ電を眺めながらのコーストドライブは、ドライバー誰もが憧れる絶景コースですね。
王道の国道134号線は人気ルートだけあって慢性的な渋滞は避けられませんが、それでものんびりと海を見ながらの運転は抜群の爽快感があります。
歴史の重みを感じる古都・鎌倉、ビュースポットたっぷりの江の島、オシャレなお店でのグルメ…立ち寄りたいドライブスポットは数え切れません。
歌や映画、ドラマの舞台・「憧れの湘南」にいざ出発しましょう。
由比ガ浜や稲村ケ崎、七里ガ浜など絶景の海岸美を楽しめる鎌倉ドライブ。
でも、せっかく鎌倉に来たのだから、由緒ある神社・仏閣を巡りながら古都風情も味わいたいものですね。
しかし、鎌倉の観光地は道が狭いところが多いため、慣れていない人だと戸惑うことがあるかもしれません。
鶴岡八幡宮は鎌倉を代表する観光スポットのひとつですが、車でのアクセスも抜群なため、ドライブ途中での立ち寄りにもぴったりです。
初詣参拝客が全国でもトップクラスの鶴岡八幡宮は、文字通り古都・鎌倉のシンボル。
1063年(康平6)源頼義が由比郷鶴岡に 京都 の石清水八幡宮を勧請したのがはじまりとされ、1180年(治承4)に源頼朝が現在の地に移転したそうです。
以降鎌倉のまちづくりは、この神社を中心に形成・発展してきました。
鎌倉幕府が滅亡した後も、武家の守り神として尊崇を集め、現在でも勝負運や出世運にご利益がある神社として敬われています。
広い境内には「源氏池」や「太鼓橋」など見どころがたくさん。
大石段を登り切った本宮からは由比ガ浜をはじめ、鎌倉の街並みが一望できます。
勝負運や出世運のほかにも、恋愛運や健康運など様々なご利益が期待されるといわれています。
海岸方面から鶴岡八幡宮までのアクセスはわかりやすく、国道134号線と交差する目抜き通り「若宮大路」をまっすぐ進むだけで到着します。
由比ガ浜を背に、鳥居や段葛を見学しながらの若宮大路ドライブもまた風情たっぷりです。
住所 : 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
マップ: Googleマップ
アクセス : 国道134号線を滑川交差点右折、若宮大路直進
電話番号 : 0467-22-0315
駐車料金 : 駐車場(40台)1時間600円
公式URL : 鶴岡八幡宮
湘南海岸の象徴といえば…そう、江の島ですね。
海沿いをドライブして江の島が見えてきたら、「湘南に来た」という実感が沸いてきます。
鎌倉市と藤沢市の市境に位置する江の島は、古くからの景勝地として知られ、また信仰の島として崇められてきました。
今でも湘南エリア随一の観光スポットであり、弁財天をはじめパワースポットが点在する島として多くの観光客で賑わいます。
国道134号線から江の島大橋を渡って到着する江の島は、観光資源の宝庫です。
天然の景勝地「稚児ヶ淵」や「岩屋」をはじめ、雄大な相模湾を一望できる展望台「シーキャンドル」やカップルに人気の「恋人の丘」など見どころがたっぷり。
江の島弁財天で知られる「江島神社」や八坂神社、児玉龍神社など、幸せになれそうなパワースポット巡りも楽しいです。
また、江の島はグルメの宝庫。
名物の生しらす丼や「たこせんべい」も味わってみましょう。
賑やかな仲見世通りの散策やショッピングも楽しく、島全体がパラダイス!
一日では遊びきれないほどです。
江の島周辺は他にも観光スポットが充実しています。
片瀬(西浜・東浜)海水浴場や、爽快な散策が楽しめる湘南海岸公園、新江ノ島水族館など、時間があれば立ち寄ってみましょう。
住所 : 神奈川県藤沢市江の島
マップ: Googleマップ
アクセス : 国道134号線から県道305号線・江の島大橋方面へ
駐車場 : 観光協会江の島駐車場(1時間400円)など
夜景が美しいデートスポットして有名な湘南平。
正式には高麗山公園という名前です。
平塚市と大磯町にまたがる約140ヘクタールの公園で、その山頂(標高181m)付近を湘南平と通称しています。
山というより丘に近い場所ですが、この上からは視界360度のパノラマの眺望を楽しむことができます。
明るいうちは眼下に広がる相模湾、晴れた日には丹沢山塊や箱根連山の眺望が素晴らしいです。
湘南平の展望台は、シンボルでもある赤いテレビ塔とレストハウスに設置されています。
湘南ドライブの際にはぜひ立ち寄って、「神奈川県の景勝50選」や「夜景100選」にも選出された絶景を鑑賞してみましょう。
また、地元では有名なデートスポットで、カップルが永遠の愛を誓って南京錠を架ける「愛の南京錠」発祥の地ともいわれています。
レストハウス側の展望スペースに、南京錠が架けられるモニュメント「ainowa」が設置されているので、デートの際にはお忘れなく。
住所 : 神奈川県平塚市万田790
マップ: Googleマップ
アクセス : 小田原厚木道路・大磯ICより県道63号線経由で高麗山公園まで
駐車場: 無料駐車場あり
このエリアは、相模湾の海岸線を眺めながらのコーストドライブがおすすめ。
国道134号線を走りながら、お気に入りの場所に立ち寄り観光したいものです。
しかし、湘南エリアは広大で、一度に見て回るのは難しいかもしれません。
今回は江の島を境として2つのエリアに分け、それぞれのおすすめコースをご紹介します。
由比ガ浜⇒鶴岡八幡宮⇒(※小町通りなど周辺観光)⇒稲村ケ崎⇒七里ガ浜⇒江の島
鎌倉のドライブは由比ガ浜からスタート。
心地よい浜辺散策を楽しんだ後、若宮大路経由にて鶴岡八幡宮へ向かいます。
参拝後は小町通り、源氏山など周辺の観光も楽しんでおきましょう。
再び国道134号線に入り、江の島方面へ。
高徳院(鎌倉大仏)や長谷寺、極楽寺などの観光スポットは、道路と並行する江ノ電の駅を目印にすると分かりやすいです。
歴史の舞台にもなった景勝地・稲村ケ崎や長い海岸線が美しい七里ガ浜にも、車を停めて寄っておきたいものですね。
やがて腰越を抜け藤沢市へ、左手に江の島大橋が見えてきたらゴールインです。
片瀬鵠沼(湘南海岸公園)⇒辻堂海浜公園⇒サザンビーチ⇒湘南大橋⇒湘南平⇒大磯漁港
江の島から先の国道134号線は交通渋滞も緩和され、観光客も少なくなってきます。
実はここからが本来の「湘南」のはじまり。
行政的には藤沢から二宮町あたりを湘南地区として指定しています。
全国的に有名な観光地はほとんどありませんが、美しい海岸線は健在です。
「新江ノ島水族館」がある眺望抜群の「湘南海岸公園」をスタート、大磯方面を目指します。
途中右手に現れる「辻堂海浜公園」は緑が多い広大な公園で、こちらからも湘南の海を一望できます。
海上に烏帽子岩が見えてきたら、サザンオールスターズの聖地・茅ケ崎。
その名前が採用された「サザンビーチ」はサーフィンのメッカです。
箱根駅伝のコースとしても知られる「湘南大橋」は相模川(馬入川)」の河口に架かる橋で、こちらを渡れば対岸は平塚市。
海岸線をドライブしながら湘南平に立ち寄り、大磯漁港でゴールインです。
美味しい海鮮料理を食べてドライブ疲れを癒しましょう。
これまでご紹介した神奈川のドライブスポットは海に近いエリアで、港や海岸線など「海の景観」を楽しめるところがほとんどでした。
今回は山岳や湖など「山の景観」を楽しめるスポットが中心となります。
神奈川県の中央部から北西部にかけては山が多いエリアで、特に「丹沢」は豊かな大自然に囲まれた関東有数の山岳地帯です。
広大な領域には険しくて近寄りがたい場所もありますが、観光ルートが整備され気軽に絶景ドライブを楽しめるスポットも多数存在します。
県央エリアのシンボルとして美しい稜線を称える大山は、市街地からも近く気軽に観光できる山です。
大山の標高は1252m、古来より山岳信仰の山として崇められてきました。
別名が「雨降山」とよばれているように、雨乞いの神山として農民の間で信仰が深かったといわれています。
江戸時代には大山に参拝する「大山詣」が流行し、その歴史文化が認めらて文化庁の「日本遺産」にも指定されました。
大山は小田急線・伊勢原駅から7.7kmと、市街地から近い場所に位置しています。
山麓からケーブルカーも運行しており、途中の「大山寺」、中腹にある終点の「大山阿夫利神社」まで結んでいます。
登山道「男坂・女坂」も整備されているので、足に自信のある人は徒歩でも行けますよ。
阿夫利神社(下社)から山頂までは、登山道を90分登る必要があります。
大山は見どころが豊富な山です。
ケーブル駅まで続く「こま参道」は、急な坂道沿いに土産店や飲食店が建ち並ぶ情緒ある商店街。
名物の豆腐料理を堪能することができます。
大山寺は奈良時代創建の名刹で、鮮やかな紅葉絶景スポットとしても有名です。
大山阿夫利神社は1900年以上の歴史を持ち、標高700m地点にある下社(ケーブルカー終点)のほか山頂に本宮が鎮座しています。
ミシュランガイド★★に認定された下社からの眺望も素晴らしいですが、東京近郊の山随一ともいわれる山頂からの眺望は圧巻です。
住所 : 神奈川県伊勢原市大山
マップ: Googleマップ
アクセス :
東名厚木ICより国道246号線経由・伊勢原大山方面へ
新東名・伊勢原大山ICより県道611・603号経由で大山方面へ
駐車料金 : 第一駐車場(1日600円)第二駐車場(1日1000円)
清川村は神奈川県下唯一の村で、県央エリアの中心・厚木から車で1時間程度の場所にあります。
東丹沢の豊かな大自然に囲まれた同村を代表する観光地が、これからご紹介する「宮ケ瀬」です。
宮ケ瀬湖を中心に魅力的な観光スポットが充実しており、とても快適な山岳リゾートを満喫できます。
宮ケ瀬湖は、宮ケ瀬ダム建設によって平成10年(1998年)に誕生した人造湖です。
周囲を丹沢の山々に囲まれた絶景の湖で、四季を通じてすばらしい景観を楽しむことができます。
湖畔には湖が一望できる大吊橋をはじめ、広々とした芝生が広がる「けやき広場」、展望台、ロードトレイン・ミーヤ号など観光施設が充実しています。
丹沢や地元の名産品や食事が楽しめる「水の郷商店街」もぜひ立ち寄ってみましょう。
年末に開催されるクリスマス・イルミネーションも必見です。
高さ30mの天然もみの木が光り輝く「ジャンボクリスマスツリー」をはじめ、大吊橋など周辺施設が幻想的に彩られます。
神奈川県下でも屈指のイルミネーションスポットとして、高い人気を誇っています。
隣接する宮ケ瀬ダムも必見。
高さ156m、長さ約400mの巨大なダムで、落差70mから放水される光景は大迫力!
ケーブルカー「宮ヶ瀬ダムインクライン」に乗って、最大傾斜角35度の地点から間近に眺める姿は圧巻です。
住所 : 神奈川県愛甲郡清川村宮ケ瀬
マップ: Googleマップ
アクセス :
東名高速・厚木ICよりら国道412号線・県道514号線経由で清川村方面へ(約50分)
圏央道・相模原ICより県道513号線・国道412号線経由で清川村方面へ(約20分)
駐車料金:平日は原則無料 土日祝日は1日最大500円(イベント開催中は別料金)
宮ケ瀬が東丹沢なのに対して、こちらは西丹沢。
神奈川県最西部に位置する山北町は、広大な町域のほとんどが丹沢山地。
最も丹沢らしさが感じられるところです。
昭和53年(1978年)三保ダムの完成によって誕生した丹沢湖は、周囲の自然と調和した景観のすばらしさから「かながわの景勝50選」にも選出されている名所。
春のサクラや秋の紅葉など、四季を通じて訪れる人を楽しませてくれます。
湖を囲むように自動車道が整備されているので、湖畔を一周しながら絶景ドライブが満喫できます。
特に晴れた日に拝める富士山の眺望は抜群です。
名瀑「洒水の滝」や樹齢2000年の名木「箒杉」、絶景の秘境「ユーシン渓谷」など周辺にも見どころが多いので、こちらを拠点に足を運んでみましょう。
住所 : 神奈川県足柄上郡山北町神尾田
マップ: Googleマップ
アクセス : 東名高速・大井松田ICより国道246号線経由で約40分
見どころが豊富な丹沢エリアですが、丹沢は広範囲に及ぶうえ観光スポットが点在しています。
一回のドライブで周遊することは難しいかもしれません。
また、崖路や細い峠道など、運転に慣れていない人には危険な道もあります。
そこで丹沢エリアを大きく「東丹沢」と「西丹沢」に分けて、誰でも楽しめる安全なコースをご紹介します。
大山については周遊するよりじっくりと観光してもらいたいので、単独で紹介することにしました。
伊勢原大山IC⇒太田道灌史跡⇒大山駐車場⇒大山
大山へのドライブは、新しく完成したばかりの新東名高速・伊勢原大山ICが最寄りとなります(名古屋方面からは利用できません)。
東名高速を利用する場合は、厚木ICから国道246号線を経由して県道611号を登ります。
ちなみに伊勢原大山ICのあたりは、伊勢原ゆかりの戦国武将・太田道灌が終焉を迎えたところ。
暗殺現場となった「扇谷上杉糟屋館跡」や道灌の墓など太田道灌にまつわる史跡が残されているので、興味のある人はぜひ立ち寄ってみましょう。
ひたすら坂道となる県道611号線(大山坂戸線)を登り切ると、大山観光客向けの駐車場に辿りつきます。
こちらに駐車し、霊峰・大山の観光を満喫しましょう。
厚木荻野運動公園⇒宮ケ瀬(宮ケ瀬湖・宮ケ瀬ダム)⇒愛川(あいかわ公園・服部牧場)⇒津久井湖⇒相模湖
国道412号線をひたすら北上するルートとなります。
都心方面からのアクセスは東名厚木IC~国道129・246号線経由で「厚木市民病院前」交差点から合流します。
厚木市北部の「荻野運動公園」は、200種類以上の植物が鑑賞できる「野草園」も併設した広大な公園です。
厚木市から清川村に入り、宮ケ瀬を目指します。
湖畔の駐車場に停め、宮ケ瀬湖や宮ケ瀬ダムの眺望を楽しみましょう。
隣接する「あいかわ公園」は、大型遊具もある眺望抜群の公園です。
すぐ近くにある「服部牧場」もおすすめ。
新鮮なソフトソフトクリームを楽しめますよ。
時間があれば、さらに412号線を北上してみましょう。
相模原市(旧津久井地区)に入り、津久井湖や相模湖に到着します。
洒水の滝⇒丹沢湖(三保ダム・丹沢湖記念館)⇒箒杉⇒中川温泉⇒ユーシン渓谷
神奈川県最西部の山北町は、ほぼ全域は「丹沢大山国定公園」内。
丹沢の魅力をぎっしり詰まっています。
東名高速・大井松田ICから国道246号線~県道76号線にて、丹沢湖を目指します。
途中にある「洒水の滝」は「日本の滝100選」にも選出された名瀑で、三段からなる豪快な水しぶきは迫力満点です。
丹沢湖に到着したら、湖畔の道を運転しながら絶景を満喫しましょう。
三保ダムや展望台がある「三保記念館」、湖底に水没した民家を復元した「三保の家」など見どころも豊富です。
「箒杉」は高さ45mの巨木。
樹齢2000年以上といわれる県内最古の木で、山北町を代表する観光スポット。
洒水の滝とともに「かながわ未来遺産100」に選ばれています。
最後は武田信玄の隠し湯とされる秘湯。中川温泉でドライブの疲れを癒しましょう。
なお、絶景の秘境スポットとして人気上昇中の「ユーシン渓谷」は、丹沢湖から山道を90分ほど歩いた場所にあります。
箱根は日本有数の大観光地。
見どころは豊富にありますが各所に点在しており、公共交通機関で廻るにはちょっと不便。
車であれば移動もラクですし、景観を楽しみながらの楽しいドライブが期待できます。
歴史とグルメの町・小田原や温泉街・湯河原、静かな西湘海岸など、このエリアもまた素敵なドライブスポットがたっぷり。
都心からは最も遠い距離にありますが、プチ旅行気分で訪れてみましょう。
神奈川県西部最大の都市・小田原は、電車でも車でもアクセス抜群な観光都市です。
古くから城下町・宿場町として栄えたため歴史的な遺構が多数残っているだけでなく、自然が豊かで海や山の観光資源も充実しています。
かまぼこや干物、梅干しなど特産品のほか、小田原漁港で水揚げされた新鮮な海産物を食べられるグルメの街としても人気上昇中です。
そんな小田原を代表する観光スポットといえば「小田原城」が筆頭に挙げられるでしょう。
室町時代中期の応永24年(1417年)に築城され、江戸時代を通して小田原藩の居城とされましたが、やはり一番輝いていたのは戦国時代!
北条早雲から始まる小田原北条氏の居城として5代約100年に渡って君臨し、日本の歴史にその名を残しました。
小田原城一帯は「小田原城址公園」として整備され、復元された3重4階の天守、常盤木門、銅門、馬出門などが往時の繁栄を偲ばせています。
平成28年(2016年)にリニューアルされた天守の内部は博物館になっており、戦国~江戸にかけての小田原城の貴重な史料などを閲覧することができます。
また、天守展望台からの眺望は抜群で、眼下に雄大な相模湾の海原を一望できます。
ほかにも忍者体験ができる「NINJA館」や二宮金次郎を祀る「尊徳神社」、遊園地など、城址公園内は見どころが充実しています。
ドライブの途中で小田原を通ったら、ぜひ立ち寄って戦国ロマンに浸ってみましょう。
住所 : 神奈川県小田原市城内6-1 小田原城址公園内
マップ: Googleマップ
アクセス :
小田原厚木道路・荻窪ICより約10分
西湘バイパス・小田原ICより約5分
電話番号 : 0465-22-3818
営業時間 : 天守9:00~17:00
料金 : 天守入場料:大人510円 小中学生200円 など
注意点 :専用駐車場なし(近隣駐車場を利用)
公式URL : 小田原城
湘南海岸の西側、小田原を中心として二宮、真鶴、湯河原周辺の海岸域は「西湘海岸」と呼ばれています。
この周辺は伊豆半島の付け根部分にあたり、賑やかな湘南海岸と比べると落ち着いた雰囲気が感じられます。
美しい海岸線が多い西湘海岸の中でも、特におすすめなのが真鶴半島にある「三ツ石海岸」です。
相模湾に突起した小さな半島である真鶴半島は、13万年以上昔に箱根火山の噴火活動によって形成されたと考えられています。
その半島の先端にある真鶴岬付近の海岸が三ツ石海岸で、名前のとおり沖合にある3つの大きな岩がシンボルです。
岩と岩の間は海神を祀るようにしめ縄で結ばれており、とても神々しい雰囲気が漂います。
干潮時には浜辺から200mに渡って岩礁が出現し、岩の近くまで歩けるという神秘的な体験も魅力的です。
「かながわ景勝50選」にも選出された同海岸からの眺望は圧巻!
雄大に広がる相模湾の海原と遠く伊豆諸島の島影、三浦半島や房総半島まで望むことができます。
朝日や夕日に照らされた三ツ石の景観もまた絶景です。
住所 : 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴
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アクセス :
西湘バイパス・国道135号線~真鶴有料道路~県道739号線にて真鶴方面へ
真鶴岬周辺に駐車場あり
横浜、鎌倉とともに神奈川が誇る三大観光地のひとつ・箱根。
温泉も観光も楽しめる人気エリアで、観光スポットも各地に点在しています。
今回は箱根駅伝のゴール地点というわけではないですが、神奈川ドライブスポットの締めくくりにふさわしいスポットとして「芦ノ湖」を取り上げることにします。
標高723mの高地にある芦ノ湖は、面積約7㎢、周囲の長さは21kmにも及ぶ神奈川県で最大の湖です。
周囲を箱根連山に囲まれ、新緑や紅葉、冬場は凍結した湖面等、四季を通して楽しむことができる箱根を代表する観光スポットでもあります。
関所跡や箱根神社、仙石原、箱根園などの名所も芦ノ湖周辺に集中しており、芦ノ湖を目指せば箱根の主要観光スポットを周遊できるといっても過言ではありません。
また、この付近は箱根の標高最高地点(芦之湯周辺:874m)に近く、アップダウンのある楽しいドライブを期待できますよ。
芦ノ湖観光といえば、海賊船(遊覧船)でのクルージングが見逃せません。
桃源台港と箱根町港・元箱根港とを結んでいる海賊船は、約1時間のクルーズ。
展望デッキから湖畔の眺望を楽しみながら優雅な時間を過ごすことができます。
また、湖畔の箱根園から箱根駒ケ岳山頂(1327m)を結ぶ「箱根駒ヶ岳ロープウェー」からの景観も圧巻!
眼下の芦ノ湖だけでなく、箱根全景や富士山、房総半島や駿河湾まで大パノラマで一望できます。
芦ノ湖温泉や姥子温泉、芦之湯温泉など温泉も豊富で、周辺の名所を周りながら充実した観光を満喫できるスポットです。
住所 : 神奈川県足柄下郡箱根町
マップ: Googleマップ
アクセス : 西湘バイパス・箱根口IC~箱根新道~県道75号・国道1号線経由で元箱根方面へ
箱根は公共機関を利用するより、ドライブを兼ねて観光する方がずっと楽です。
見どころが多いため宿泊を兼ねた観光が理想ですが、今回日帰りで楽しめる弾丸コースを厳選してみました。
また、西湘海岸から熱海まで、雄大な相模湾を眺望できるコースをご紹介します。
なお、箱根を満喫してもらいたいので、箱根の玄関口とされる小田原については「西湘コース」に加えてあります。
小田原城⇒早川漁港⇒真鶴⇒湯河原⇒熱海
西湘バイパス・小田原ICを下りたら、まず小田原城址公園を目指します。
名城・小田原城天守を見学したら、国道135号線に交流して海岸方面へ、早川(小田原)漁港に立ち寄ってみましょう。
神奈川県でも有数の水揚げ量を誇る小田原漁港は、新鮮な海産物を味わえるところ。
「小田原さかなセンター」や「漁港の駅TOTOCO」で、グルメやショッピングを楽しんでください。
雄大な西湘の海岸線を眺めながら国道135号線を南下、真鶴道路経由で真鶴に到着します。
名勝「三ツ石海岸」や貴船神社、琴ケ浜海岸など見どころがいっぱいです。
さらに海岸線を直進すれば湯河原海岸。
時間があれば情緒ある湯河原温泉街に寄っても楽しいかもしれませんね。
湯河原海岸の向こうは静岡県、県境を越えて熱海まで着けばゴールインです。
東名・御殿場IC⇒仙石原⇒芦ノ湖(関所・箱根神社・箱根園)⇒(大涌谷)⇒小涌谷⇒箱根湯本
小田原・湯本方面からスタートしたいところですが、今回御殿場経由で、いきなり芦ノ湖方面を目指します。
東名高速の御殿場ICから国道138号線経由で、仙石原まで10分程度。
秋口ならば、有名な薄の絶景を鑑賞できますよ。
仙石原から芦ノ湖方面へ、湖畔を周遊しながら関所跡や箱根神社などの観光スポットに立ち寄ってみましょう。
時間があれば箱根園(水族館など)に入場するのも楽しいかもしれません。
芦ノ湖周辺の観光が終わったら、一路湯本方面を目指します。
コースから逸れますが、時間があれば寄り道して「大涌谷」に寄ってみましょう。
関所跡付近から国道1号線に合流、小涌園の前を通り宮ノ下の「富士屋ホテル」前で、国道138号線に合流します。
あとは「箱根登山鉄道」の路線を並行しながら山を下れば、賑やかな箱根湯本の駅前に到着します。
こちらで温泉に浸かってドライブ疲れを癒しながら、湯本の商店街を散策してみましょう。
エキゾチックな港町から工場地帯、古都に城下町、そして海あり山あり湖ありの自然も楽しめる神奈川。
神奈川県は面積は小さいながら、バラエティに富んだ観光資源に恵まれています。
神奈川県内のドライブは、地元出身の筆者にとっても、常に新鮮な感動を抱かずにはいられません。
神奈川には、今回紹介できなかった素晴らしいドライブスポットがまだまだたくさんあります。
ドライブを楽しみながら、ぜひあなたのお気に入りのスポットを見つけてみてくださいね。
最終更新日 : 2022/07/22
公開日 : 2021/02/22