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江戸時代以前に大和国吉野山より勧請した稲荷社で、新宿の総鎮守として親しまれています。
創建年代は不明ですが、天正18年(1590)に徳川家康が江戸入府した頃には既に創建されていたそう。
大都会・新宿の中心部にあるものの、一際存在感を放っている有名な神社なんですよ。
新宿の神社を訪れるなら、必ず足を運んでおきたいパワースポットです。
御祭神は「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)・受持神(うけもちのかみ)・日本武尊(やまとたけるのみこと)」の3柱が祀られています。
倉稲魂神は「お稲荷さん」でお馴染みである五穀豊穣の神様。
そして、受持神は日本神話に登場する神で食物を司ることで知られています。
また、日本武尊は「お犬様」と呼ばれ、火盗除け・病気除・諸難除のご利益があるのだそう。
花園神社では、毎年11月に「酉(とり)の市」という祭礼が行われるのをご存知でしょうか。
この神社で催される酉の市は、台東区の鷲神社と府中市の大國魂神社と共に「関東三大酉の市」に数えられています。
酉の市といえば、商売繁盛を願う祭りで知られていますが、この日こそが日本武尊の命日にあたる日なのです。
日本武尊は、武運長久・開運・商売繁盛の神としても信仰され、商売繁盛を願う人々で毎年賑わいを見せます。
現在、花園神社が位置しているのは新宿5丁目。
元々は新宿3丁目交差点付近にありましたが、寛永年間(1624~1644)に現在地へと遷座しました。
古くは「四谷追分稲荷」「三光院稲荷」という名で親しまれていたそうです。
「花園神社」という社名は、近隣の尾張徳川家別邸の花園に由来するのだそう。
歴史の面影を感じさせますね。
現在見られるのは、昭和40年(1965)に再建された社殿です。
この神社は、これまでに度々火災に襲われ社殿を焼失してしまったため、現在の建物はコンクリートで造られています。
社殿の朱色と青空のコントラストが美しいですね。
境内には桜の木が植えられているので、春には満開の桜も加わってさらに素敵な景観が楽しめますよ。
以下、花園神社の見所をご紹介します。
富士信仰で知られる「浅間神社」を花園神社の境内に創祀したもので、商売繁盛・出世開運・夫婦和合・縁結びなどにご利益があるとされています。
江戸時代より芝居や舞踊の興行に縁が深く、芸能上達の神様としても親しまれているそう。
有名芸能人も御用達のパワースポットなのだとか。
威徳稲荷神社は、子宝・縁結び・夫婦和合・恋愛成就などにご利益があるとされる神様です。
特に、女性の参拝者からの人気が高いパワースポットとして知られています。
古くなってしまった神札や神符はこちらへとお納めください。
新宿区はお焚き上げに対する焼却の基準が厳しいので、困った際は必ず社務所に確認してからお納めすることをおすすめします。
また、こちらにお納めできるのは花園神社で授与された物のみです。
その他の神社で授与された神札などは、元の場所にお返しするよう心がけましょう。
その他、納大明神の横には非常に面白い記載があります。
「腹の立つことなども当神社にお納めください」
職場やプライベートの愚痴まで聞いてくださるそうですよ。
日常生活でのストレスも合わせてお納めして、晴れた気持ちで翌日を迎えてみませんか?
「新宿総鎮守」と墨書きされた存在感のある御朱印。
桜をモチーフにした「花園」および「花園神社」の2つの印が押されています。
酉の市が開催されている期間中は、「一の酉」「二の酉」「三の酉」の文字が追加されるようです。
初穂料:500円
住所 : 東京都新宿区新宿5-17-3
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3209-5265
営業時間 : 参拝自由(御朱印受付 9:00〜18:00)
料金 : 無料
公式サイト : 花園神社
新宿にある神社の中でもアクセスが難しいとされる銀世界稲荷神社。
新宿中央公園から徒歩2〜3分程にある「新宿パークタワー」の敷地内に位置しています。
周辺を散策しているだけではなかなか見つけられない "隠れスポット感" がたまりません。
また、「銀世界稲荷」という神秘的なネーミングに惹かれる方も多いのではないでしょうか。
新宿には大小様々な神社が点在していますが、この神社は穴場的な存在感を醸し出しています。
参拝に訪れる際は、新宿中央公園南側の道路を挟んだ先にある「新宿消防署西」を目印にすると分かりやすいでしょう。
消防署の左後ろに見える高層ビルが「新宿パークタワー」です。
銀世界稲荷神社は、新宿パークタワーまたは十二社通りを経由してアクセスすることができます。
十二社通りから行く場合は、「ミツバワイナリー」の角を曲がるとすぐに鳥居が見えてきますよ。
新宿パークタワーの敷地は広いので、心配な方は十二社通りを経由して行くのがオススメです。
鮮やかな朱色が美しい鳥居の先には、石造の小さな祠があります。
比較的新しいという印象を抱くかもしれませんが、実は江戸時代から親しまれる歴史ある神様です。
現在見られるのは、周辺の土地から遷座された後に建造された祠です。
江戸時代、この辺りには上野国館林藩・秋元家の下屋敷があり、梅林の名所として親しまれていました。
「銀世界」という名は、春に咲き誇る白梅の見事なさまに由来するのだとか。
一面の雪景色を「白銀の世界」と例えるのと同様に、白梅の美しさにも「銀」を用いて表現したのでしょう。
梅林は明治42年に芝公園へと移植されましたが、境内には今でもいくつかの木が残されています。
2月下旬から3月上旬にかけては美しい花を咲かせるので、参道を彩る梅を見に足を運んでみるのも良いですね。
御祭神は、稲をはじめとする穀物を司る「倉稲魂大神(うがのみたまのおおがみ)」です。
五穀豊穣や商売繁盛の他、病気平癒や健康祈願、金運上昇などのご利益もあります。
生活全般に幸を与えてくれるので、近くを訪れる際はぜひ立ち寄ってみましょう。
住所 : 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー敷地内
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間 : 参拝自由
成子天(なるこてん)神社は、平安時代より続く由緒ある神社です。
延喜3年(903)の創建といわれ、古来より学問および厄除けの神様として信仰されているんですよ。
御祭神は菅原道真(すがはらみちざね)で、「天神さま」の愛称で親しまれています。
菅原道真といえば、福岡県にある太宰府天満宮に祀られている「学問の神様」。
毎年受験シーズンになると合格祈願をする多くの学生で賑わう有名なパワースポットです。
古くは、現在地より北寄りの旧柏木村(北新宿付近)に鎮座していましたが、江戸時代に現在の場所へと遷座したと伝えられています。
源頼朝や上杉憲実など、著名な人物も篤く信仰を寄せたのだそう。
とても長い歴史がある神社ですが、現在見られるのは2013年に建造された建物です。
また、成子天神社には、本殿の他にも多数の境内社があるのでお見逃しなく。
お時間に余裕のある方は、ぜひ合わせて参拝しましょう。
成子天神社の境内には、七福神の石造が点在しています。
七福神は、福をもたらす存在として日本で信仰されている七柱の神様です。
その他は、意外にも中国とインドに由来する神様なのだとか。
それぞれの神様は異なるご利益があるので、すベての神様を祈願することでさらに高いご利益を期待できます。
滞在時間に余裕のある方は、ぜひ七福人巡りも合わせてお楽しみください。
大正9年(1920年)、元々あった小さな丘に富士山の溶岩を足して築かれた高さ約12mの小山です。
新宿区内には、計6ヵ所の富士塚が点在しているのですが、こちらは現存するもので最も大きいとされています。
とても小さな山ですが、富士塚に登れば富士登山と同様のご利益が得られるそうです。
パワースポットとして近年注目を集めており、テレビ番組などでも紹介されています。
足元は狭くなっているので、富士塚を登る際は歩きやすい靴で行くことをオススメします。
本殿のすぐ横には、複数の力石が並べられています。
古くは例祭などの余興に力比べのために使われていました。
その重さは約150〜218kgにも及ぶそう。
よく見ると、それぞれの石には持ち上げた人の名前が彫られています。
独特の字体で大胆に墨書きした御朱印が特徴。
墨汁が裏移りする可能性があるので、心配な方は裏にあらかじめ紙を挟んでおくことをおすすめします。
また、お正月には期間限定で七福神や見開きの御朱印も授与されます。
これらは書き置きのもので、無くなり次第終了なので参拝はなるべくお早めに。
初穂料:500円〜
住所 : 東京都新宿区西新宿8-14-10
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3368-6933
営業時間 : 参拝自由(御朱印受付 9:00〜16:00)
公式サイト : 成子天神社
西新宿2丁目の新宿中央公園敷地内に鎮座する由緒ある神社。
花園神社と並び、「新宿総鎮守」として親しまれるとても有名な神様です。
これらは、それぞれ東西に鎮座していて、新宿一帯を守ってくれているのだとか。
都庁をはじめとする超高層ビルに囲まれていますが、境内は都心とは思えないほど静かですよ。
特に、朝早い時間帯は公園内の人が少ないので、落ち着いて参拝できます。
ちなみに、社務所が開くのは午前9時なので御朱印やお守りを頂きたい人は注意が必要です。
こちらが十二社熊野神社の社殿です。
創建の歴史は応永年間(1394〜1428)まで遡るそうで、江戸時代以前より続く長い歴史を持ちます。
この辺りの土地は、室町時代に紀伊国(現在の和歌山県)から来た鈴木九郎によって開拓されました。
十二社熊野神社は、彼の故郷である紀州より十二所権現を勧請したことに由来するそうです。
東京には熊野神社が複数点在するので、混同しないよう気を付けてくださいね。
熊野神社といえば、和歌山県にある「熊野三山」の祭神の勧請を受けたとても格式高い神社。
「熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社」の3社を総称したもので、「熊野権現」という名で親しまれています。
神社仏閣が好きな人なら、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
日本全国には約3,000社以上あるそうで、「十二社熊野神社」はその1つに数えられています。
商売繁盛の他、子宝・安産・縁結び・金運アップなど様々なご利益があるとされています。
社務所で販売されている「八咫烏(やたがらす)のお守り」は、幸運を導くそう。
さらに強運を手にしたい方におすすめです。
境内には、多くの文化財が残されています。
このうち「十二社の碑・七人役者図絵馬・弐三番奉納額・水鉢」の4点は、新宿区指定文化財に登録されているそう。
その他にも、様々な見どころが点在しています。
この神社は、新宿屈指のパワースポットであると同時に、歴史的な資料が見られるミニ博物館でもあるんですよ。
文化財の数々は、江戸時代より受け継がれる貴重なものばかりです。
十二社の碑もまた、江戸時代における繁栄の様子が記された貴重な史跡です。
この辺りはかつて「池や滝を擁した江戸西部の景勝地」として親しまれていたそう。
江戸西部の名所として有名になった十二社の様子が、碑文の内容からうかがえます。
本殿にある狛犬は、享保12年(1727年)に寄進されたものです。
石材の見た目から、かなり古いものであることが分かりますね。
よく見ると、お腹の下がくり抜かれています。
このような造りは、全国各地の神社にある狛犬の中でも大変珍しいとされています。
通常の御朱印は、シンプルな墨書きに朱色の八咫烏をあしらったものです。
こちらも独特の字体を用いていて美しいですね。
毎年5月に行われる弁天祭では、期間限定の御朱印が授与されます。
限定の御朱印が頂けるのは、弁天祭から7日間のみ。
式典に関する詳しい情報は、熊野神社の 公式サイト でご確認ください。
初穂料:300円
住所 : 東京都新宿区西新宿2-11-2
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3343-5521
営業時間 : 参拝自由(御朱印受付 9:00〜17:00)
公式サイト : 熊野神社(十二社熊野神社)
皆中(かいちゅう)稲荷神社は、新宿区百人町に鎮座する有名な神社です。
勝負運にご利益があることで知られ、各地から多くの参拝客が訪れる人気のパワースポットなんですよ。
創建は天文2年(1533)まで遡ります。
異国情緒が漂う新大久保ですが、このような日本風情溢れる場所も存在するんです。
同年の9月27日に稲荷之大神を神社に奉斎したのがはじまりとされ、約490年に及ぶ歴史を持ちます。
皆中稲荷神社は、この地の総社として鎮座しています。
このような神社は「鎮守神」とも呼ばれ、周辺一帯の地域を保護する役目を果たしていますよ。
「百人町」という地名は、江戸時代に徳川幕府が駐屯させていた「鉄炮組百人隊」に由来するそう。
この神社には、鉄炮組百人隊を「百発百中的中」に導いたという伝説が残されています。
創建当時は別の名で親しまれていたそうですが「皆中(みなあたる)の稲荷」から、皆中稲荷神社と称されるようになったそう。
なんだかとてもご利益がある気がしてきますよね。
境内には、必勝祈願をはじめとする多くの絵馬が奉納されています。
現在は、コンサートのチケットや宝くじの当選を祈願しに訪れる人が多いそうです。
賭け事の勝負運はもちろん、受験の合格祈願、転職活動での祈願もおすすめです。
住所 : 東京都新宿区百人町1丁目11-16
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3361-4398
営業時間 : 参拝自由
公式サイト : 皆中稲荷神社
※新大久保の観光関連記事: 新大久保で韓国を満喫しよう!コリアンタウン・新大久保のおすすめ観光スポットを徹底解説
稲荷鬼王神社は、厄を除き福を授ける「鬼王」の名を持つ、日本唯一の神社です。
日本有数の繁華街で知られる新宿歌舞伎町にひっそりと佇むパワースポット。
この神社は、古来より大久保村の聖地として親しまれた神聖な地に位置しています。
JR山手線「新大久保駅」から約900mの立地なので、この辺りがかつて「大久保村」と呼ばれていたのも納得ですね。
もとは承応2年(1653)に福瑳稲荷を勧請したもので、新宿諏訪神社と深い関係があります。
江戸時代後期に熊野から勧請した鬼王権現と合祀し、現在に至るそう。
熊野の鬼王権現は現存していないため、「鬼王」の名を持つ神社は日本全国でここだけなのだとか。
この神社は、湿疹・腫物など皮膚病をはじめ、諸病の治癒にご利益があるとされています。
また、「病人または代理の者が豆腐を断ち " 撫で守り" で治す」という江戸時代の信仰でも有名です。
この神社で授与される「撫で守り」で患部を祈りながら撫でれば、病が必ず平穏すると伝えられました。
その他、子どもの健康を守る神様「力様(りきさま)」や富士塚など、拝殿以外にも様々な見どころがあります。
特にこの神社の富士塚は、参道を挟んで左右に位置するという珍しい特徴があるのだそう。
境内にある神社には、「新宿山ノ手七福神」の1つに数えられる恵比寿さまが祀られています。
成子天神社でも紹介した通り、恵比寿さまは「七福神」で唯一の日本古来の神様です。
漁業の守護と商売繁昌のご利益でお馴染みの、とても有名な神様なんですよ。
鳥居の上には、恵比寿さまの福財を積んだ「恵比寿船」が安置されています。
鳥居を潜る時に、以下の御神歌を唱えると恵比寿さまの福徳やご利益がいただけるそう。
『うみやまの 数のたからの大久保の 恵比寿おおかみ まもりたまえや』
これは、江戸時代に恵比寿さまが祀られていた二尊院に伝わっていたものなのだとか。
心の中で静かに唱えるだけでもご利益があるとされているので、ぜひ試してみてください。
【新宿山手七福神】
太宗寺(布袋尊)/稲荷鬼王神社(恵比寿神)/永福寺(福禄寿)/厳嶋神社(弁財天)/法善寺(寿老人)/経王寺(大黒天)/善國寺(毘沙門天)
通常授与されている御朱印は「稲荷鬼王神社」および「新宿山手七福神」の2種類です。
その他、「西大久保厄よけ藤」という富士塚の奉拝記念も頂けます。
初穂料:300円〜
住所 : 東京都新宿区歌舞伎町2-17-5
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3200-2904
営業時間 : 参拝自由(御朱印受付 9:00〜17:00)
縁結びや子宝のご利益を授かりたい人には、夫婦木(めおとぎ)神社がおすすめです。
住宅街にひっそりと佇む小さな神社なのですが、大変ご利益があることで知られています。
メディアでも度々紹介されている有名なパワースポットで、人気芸能人も子宝祈願しに訪れたそう。
著名な人物では、森三中の大島美幸さん、北陽の虻川美穂子さんなどが挙げられます。
夫婦木神社が位置するのは、「コリアンタウン」でお馴染みの新大久保。
最寄り駅からのアクセスが非常に便利なので、電車を利用する際などに気軽に立ち寄れるのが魅力です。
皆中稲荷神社から徒歩7分程の場所にあるので、合わせて参拝しましょう。
御祭神は、伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)の夫婦神です。
縁結びや子授けの他、安産・夫婦和合・子孫繁栄・延命長寿にご利益があるそう。
創建の詳しい年代や御由緒は不明ですが、江戸城を築城する際に太田道灌によって創建されたと伝えられています。
紀州藩の屋敷内に遷された後、昭和40年(1965)に淡路島の伊弉諾神宮より分霊を勧請し、現在の姿になったそうですよ。
社殿は、境内の奥にある住宅の2階に位置しています。
このような形態の神社は、全国的に見ても非常に珍しいのではないでしょうか。
そもそも、この建物はかつて皆中稲荷神社の神職の方が住宅として使用していたのだとか。
神職が引っ越した際、周辺に神社がなく近隣の住民から要望があったことから、この場所に神様を勧請したという経緯があるそうです。
住宅のスペースを社殿として利用するなんて面白いですよね。
ちなみに、内部にはしっかりとした拝殿が設けられており、御祈祷なども受けられるようになっています。
参拝するためには急な階段を上る必要があるので、足元には十分にお気を付けください。
また、参道の右側には「御嶽神社・出世稲荷神社・大久保弁財天」という3つの境内社が鎮座しています。
これらも一緒にお参りすれば、さらに運気がアップすること間違いなしです。
夫婦木神社で授与されている御朱印は、こちらの1種類のみです。
社務所では、お守りも各500円で頂けます。
お守りと御朱印を一緒に手に入れて開運祈願してみませんか?
初穂料:300円
住所 : 東京都新宿区西大久保2-27-18
マップ : Googleマップ
アクセス : JR 山手線「新大久保駅」より徒歩5分
営業時間 : 参拝自由(御朱印受付 9:30〜16:30)
西早稲田に鎮座する神社で、「江戸八所八幡」の1つに数えられています。
康平5年(1062)、源義家が奥州からの凱旋の際、この地に的山を築き、兜と太刀を納めて八幡神を祀ったのがはじまりとされています。
この神社は、徳川幕府4代将軍・徳川家綱が生まれる神託を授かり、祈祷を捧げたとされる歴史的にも大変重要な場所なんですよ。
古くは「高田八幡宮」という名で、高田馬場の守護神として親しまれました。
現在の社名は、江戸時代に境内の洞穴から金銅の阿弥陀如来像が現れたことに由来するといわれています。
この神社では、その他御神木が瑞光を放つなど不思議な出来事もあったそうです。
社殿は小高い丘の上に位置しており、参道はやや長めの石段となっています。
広々とした境内は、緑がいっぱいでとても気持ちが良いです。
一瞬、都会の中心部に居るのを忘れてしまうほど、静かで落ち着いた空間なんですよ。
鳥居を潜った先に見えるのは、穴八幡宮の伝統行事である「流鏑馬(やぶさめ)」をモチーフにした像です。
流鏑馬といえば、疾走する馬の上から遠くの的を射抜くという武術。
平安後期から鎌倉時代にかけて、日本各地で盛んに行われていました。
最近ではあまり目にすることが無くなってしまいましたが、穴八幡宮では現在でも神事として行われています。
これは、「高田馬場の流鏑馬」として新宿区指定無形民俗文化財に登録されています。
商売繫盛や開運・出世・蟲封じなどのご利益があるそうなので、ぜひ参拝しに訪れてみてください。
参道の階段を上った先にある大きな門は「隨神門」と呼ばれ、左右には随身像が祀られています。
仏教寺院で見かける「仁王門」によく似た造りですが、神道においては随身が金剛力士のような役割を持つそう。
これらは、穴八幡宮の御祭神の守護を目的に安置されています。
神社によって「門守神(かどもりのかみ)」「看督長(かどのおさ)」「矢大神・左大神」と称されることもあるのだとか。
初代の随身門が築かれたのは、嘉永2年(1849)です。
残念ながら、昭和20年(1945)の5月に第二次世界大戦の空襲によって焼失してしまいました。
戦争が無ければ、周辺の景観は全く異なっていたでしょう。
東京にある神社仏閣のほとんどは、このような歴史的背景から再建・修復の手が施されています。
こちらの随身門も同様に、平成元年(1989)に施工された後、約半世紀ぶりに再建を果たしました。
空襲によりあらゆる資料が消失してしまったため、再建作業は難航を極めたそう。
現在見られるものは、現存する資料を最大限に尊重し、完成された建物です。
細部まで緻密に計算された造りは必見です。
手水舎の横には、布袋(ほてい)様の像が安置されています。
布袋様といえば、七福神の中で唯一実在した人物として知られているんですよ。
成子天神社の「七福神巡り」でもご紹介した通り、恵比寿さまを除く6人は中国およびインド由来の神様です。
ちなみに、布袋様のご出身は中国なのだとか。
いつも大きな袋を担いで国中を旅していたことから、いつしか「布袋」と呼ばれるようになったそうです。
大きな袋の中には何が入っているのか、なんだか気になりませんか?
実は、布袋さんの袋の中には人々の感謝と慈悲の心が詰まっているとされています。
かつては、訪れた先々で出会った貧しい人々に救いの手を差し伸べ、袋の中から必要な物を与えていたのだそう。
穴八幡宮にある布袋様は、心願成就のご利益があるそうです。
「撫で布袋尊像」とも称され、撫でることでご利益を得られるとされています。
よく見ると、お顔やお腹周りが真っ黒になっていますね。
慈悲深い布袋様にお願い事をすれば、きっと叶えてくれることでしょう。
「日本の初代天皇」として知られる神武天皇の遥拝所です。
神武天皇が眠っているのは奈良県の畝傍(うねび)山東北陵ですが、こちらから拝むことができます。
ちなみに、毎年2月11日に祝う「建国記念日」は、神武天皇が即位した日付をグレゴリオ暦に換算したものです。
開運・招福のご利益があるとされているので、穴八幡宮を訪れる際はぜひ立ち寄りください。
穴八幡宮で通常授与されている御朱印は、1種類のみ。
「一陽来復(いちようらいふく)」とは冬至の別名を指し、太陽の力が最も弱った後に徐々に回復して幸運が訪れるという意味があるそうです。
穴八幡宮ではこれをお金に当てはめていることから、財運・金運アップのお守りとして親しまれています。
一陽来復お守りが授与されるのは、毎年冬至から翌年の節分までとなっております。
この期間は、御朱印は授与されないので注意が必要です。
初穂料:定めなし(お気持ちでお願いします)
住所 : 東京都新宿区西早稲田2-1-11
マップ : Googleマップ
アクセス : 東京メトロ 東西線「早稲田駅」より徒歩3分
電話番号 : 03-3203-7212
電話番号 : 参拝自由(御朱印受付 9:00〜16:00)
公式SNS : 穴八幡宮
水と緑の鎮守として親しまれる、早稲田水稲荷神社。
眼病や水商売、消防の神様として有名であり、古くから篤く信仰されている神社です。
創建は天慶4年(941)で、藤原秀郷が冨塚に稲荷大神を勧請したことがはじまりとされています。
元々は、早稲田大学がある地に鎮座していましたが、昭和38年の大学建設に伴って現在の場所に遷座しました。
富士塚に建てられていたことから、古くは「富塚稲荷」「将軍稲荷」と呼ばれていたそうです。
この神社が「水稲荷神社」に改名されたのは、江戸時代中頃以降。
元禄15年(1702)、境内にある御神木の根元より霊水が湧き出し、火難退散の神託が下ったのだとか。
この水は眼病に効能があったことからたちまち評判となり、「水稲荷」と称されるようになりました。
現在、水稲荷神社は「甘泉園」という徳川御三卿の一つ・清水家の下屋敷の大名庭園の敷地内に位置しています。
昭和38年(1963)に早稲田大学と土地交換を行い、遷座しました。
元々早稲田大学の土地に鎮座していたということもあり、早稲田大学を受験する人が合格祈願するスポットとしても人気を集めています。
また、境内にある富士塚は毎年7月の海の日とその翌日に「富士祭」と称して山開きされます。
こちらに祀られているのは、日本神話に登場する神様「大国主命」です。
産業の神様として親しまれていますが、転じて身体健全および金銀融通にもご利益があるとされているのだとか。
ちなみに、「大黒さま」の相性で知られる七福神の大黒天とは異なる神様です。
「大国」はダイコクとも読めることから混同する方も多いのですが、こちらは日本起源の神様なんですよ。
参拝に訪れた人が触れて石材の表面がすり減っているのがお分かりいただけるでしょうか。
鳥居から本殿へと向かう途中の右側にあるので、ぜひお見逃しなく。
住所 : 東京都新宿区西早稲田3-5-43
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3200-4621
営業時間 : 参拝自由
公式サイト : 早稲田水稲荷神社
最後は、西早稲田駅より徒歩すぐの場所にある新宿諏訪神社をご紹介します。
新宿駅からは約2.2km離れていますが、約30分程で歩ける距離に位置しているので、意外とあっという間に着きますよ。
周辺には、花園稲荷神社や稲荷鬼王神社など有名な神社がいくつか点在しています。
途中にあるいくつかの見どころに立ち寄りながら行くと、街歩きがより楽しくなります。
参道は諏訪通りに面する1ヶ所のみで、こちらの大きな鳥居が目印です。
先でご紹介した穴八幡宮からは、徒歩15分程でアクセスできます。
お時間に余裕のある方は、ぜひ合わせて参拝しに訪れてみてくださいね。
新宿諏訪神社は、「おすわ様」の愛称で古くから親しまれる都内有数の古社です。
創建は弘仁年間(810年〜824年)まで遡り、約1,200年以上の歴史を持ちます。
現在見られるのは、昭和55年(1980)に建造された比較的新しい社殿なのだそう。
境内は広々としていて、見どころ盛り沢山。
本殿の他に見逃せないスポットがいくつかあるので、以下にまとめてご紹介します。
徳川家をはじめ、源頼朝や北条時頼など著名な人物も信仰を寄せたことで知られるとても有名な神様。
特に、徳川家の鷹狩とは深い繋がりを持つといわれ、貴重な絵馬が文化財として保管されています。
歴史好きなら、1度は足を運んでみたいスポットです。
また、この神社には武運の御神徳があるお諏訪様が祀られています。
豊作・豊漁・航海安全・起業成功などにご利益があるそうですよ。
その他、必勝・合格祈願でも知られ、学生の開運の場として注目を集めています。
受験や勝負事を控えている方は必見です。
手水舎には、古来より境内で湧き出ている霊泉が使用されています。
諸病に霊験があると伝えられ、特に眼の病への功徳があるのだとか。
通常であれば、お水取りもできるそうです。
まずは、ここでご自身を清めてから本殿へと参拝しに向かいましょう。
江戸時代を中心として盛んに造られたとされる、塞神塔(さいのかみとう)。
かつては、境界を守護する神として村の境や峠に祀られていたのだとか。
新宿諏訪神社にある塞神塔は、区内に現存する唯一のものであり、新宿区登録有形民俗文化財に指定されています。
その他にも、境内には庚申塔(こうしんとう)や明治天皇射的砲術天覧所阯など、歴史的な見どころが充実しています。
庚申塔は、かつて街道沿いに置かれ、現代でいう道路標識の役割を果たしていました。
同区内には複数残されているので、それぞれの彫刻を見比べてみると面白いですよ。
新宿諏訪神社の御朱印は、とても素敵なデザインで有名です。
全4種類の月替わり御朱印は、どれも可愛くて思わず集めたくなってしまいますね。
また、毎年8月は期間限定の御朱印も授与されます。
これは、8月下旬に行われる諏訪神社の例大祭にまつわるものなのだとか。
基本的にいつ訪れても素敵な御朱印が頂けますので、ご自身が神様にお呼ばれしたタイミングに参拝しに訪れるのが適切かもしれません。
初穂料:各500円
住所 : 東京都新宿区高田馬場1-12-6
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3209-3835
営業時間 : 6:00〜16:00(御朱印受付 9:00〜16:00)
公式サイト : 新宿諏訪神社
新宿にあるおすすめの神社をご紹介しました。
大都会ならではの雰囲気が魅力で、話題のエンタメからグルメ、ショッピングなど24時間楽しめる新宿。
日本有数の繁華街や高層ビルなどモダンなイメージがありますが、ゆっくりと散策してみると江戸時代の面影が所々に感じられます。
もちろん、神社仏閣はそのうちの1つ。
新宿区内でも様々な神社が点在しています。
新宿を訪れる際は、パワースポットを巡って開運祈願してみてください。
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最終更新日 : 2023/06/14
公開日 : 2021/08/11