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まず最初にご紹介するのは、定番とも言える福井銘菓の数々です。
老舗が誇るベストセラー商品から、最近の恐竜ブームに合わせた新商品など、福井らしさを基準に厳選しました。
福井県を代表する銘菓といえば、「羽二重餅」の名前が真っ先に挙がるでしょう。
福井の特産品である絹織物をイメージして作られたという歴史のある餅菓子です。
餅米を蒸して砂糖、水飴を加えて練り上げるというシンプルな手法で作られる羽二重餅は、優しい甘さで口の中でとろけるような滑らかな食感。
甘すぎず、お茶請けに最適です。
定番の羽二重餅の他に、ヨモギ入り、きな粉入り、羽二重餅に甘く煮た胡桃を入れてシュー生地で挟んだ、羽二重くるみや、羽二重どら焼きなど、羽二重餅を使った和菓子もたくさん販売されています。
間違いのないお土産、定番お土産を探しているのなら、羽二重餅で決まりですね。
一般的に水ようかんと聞けば、夏のご贈答品、涼菓子というイメージがありますが、福井県では冬に暖かい部屋で冷たい水ようかんを食べるのが冬の風物詩。
福井県内では100を超える和菓子屋さんで、それぞれオリジナルの水ようかんを製造販売しています。
お店によって材料や仕上がりに違いはありますが、一般的には砂糖と餡を寒天で固めて作ります。
砂糖の分量や種類、寒天の分量などにより、色味や固さ、甘さも色々。
防腐剤は入っていないので、賞味期限は短く、冷蔵庫での保存が必要です。
「えがわの水ようかん」は、沖縄産の黒砂糖を隠し味に、こくのある甘さが人気の秘密。
季節感を大切にと、毎年11~3月末までの冬期限定で販売しています。
福井県民にならって、冬にコタツで水ようかんを食べるという体験をしてみませんか?
福井県大野市の銘菓「けんけら」。
ちょっと変わった名前の由来には、大野藩の藩主が家臣から献上されたこの菓子を気に入って「賢家来」と名付けたとか、剣で切らなければ切れないほどの固さであったため「剣切羅」と名付けたとか、「健径羅」という僧が師のために作ったなど諸説あります。
職人の手作りによって作られるけんけら。
きな粉に砂糖と水飴を加えて練り、胡麻を入れて良く混ぜ、団子状にしてから伸ばして1ミリほどの薄さにします。
これを短冊状に切り分けて一つずつ手作業でねじって出来上がり。
カリカリっとした食感に、ほんのりとした甘みと、きな粉と胡麻の香ばしさが何とも素朴な味わいです。
封を切るまでは日持ちしますが、一度開けると湿気てしまい、カリカリ感が減ってしまうため、早めに食べきるようにしましょう。
お手頃価格なので、気軽なお土産におすすめです。
福井県鯖江市は国内のメガネフレームの90%以上を製造している眼鏡の町。
鯖江市で昭和2年から続く老舗パン店「ヨーロッパンキムラヤ」は、大東亜戦争中に軍隊のために保存食として堅パンを作っていました。
現在も、「軍隊堅パン」として当時の製法のまま製造、販売されています。
そんなヨーロッパンキムラヤが、鯖江市のシンボルである眼鏡フレームの形の堅パンを開発し、人気を集めています。
ほぼ眼鏡フレームと同じサイズに焼かれた眼鏡堅パンは、想像の何倍も硬いので、そのままかじるのは危険。
「金槌などで小さく割って、噛まずに頬張りながら味わってください」と説明書きがあるほどです。
デザインと硬さで盛り上がること間違いなしなので、職場へのお土産にも面白そうですね。
ちなみに、味は優しい甘さにほんのりとゴマ風味で、お茶請けにぴったりです。
福井県を代表する銘菓である「五月ヶ瀬煎餅」は、福井県坂井市の菓子店「五月ヶ瀬」が製造販売しているピーナッツの入った焼き菓子です。
煎餅といっても、小麦粉、卵、マーガリンといった材料なので、ほんのり甘いクッキーといった味わい。
昭和50年の販売以来、ロングセラーとして福井県民をはじめ、観光客にも愛され続けている一品です。
一枚ずつ焼き型にはめて石窯でじっくりと焼き上げることで、ピーナッツの香ばしさが煎餅全体に広がります。
飽きの来ない素朴な味わいは、誰にでも喜ばれる理由。
賞味期限が120日と長く、軽くて手ごろなお値段なので、自宅用はもちろん、お土産に最適です。
福井県勝山市には、世界三大恐竜博物館の1つと言われる「福井県恐竜博物館」があり、年間80万人が訪れる人気スポットになっています。
実際に多くの恐竜の化石が発掘されているので、まさに恐竜王国。
そんな福井には、恐竜をモチーフにしたお菓子やグッズがどんどん増えています。
「はっくつバウム」は、福井市の老舗菓子店「丸岡家」が作る話題のバウムクーヘンです。
バウムクーヘンの層を地層に見立て、福井で発掘された肉食恐竜「「フクイラプトル」」の焼き印が押されています。
徳島産の和三盆糖と福井県産の新鮮な卵を使った四角いバームクーヘンは、しっとりとして上品な甘さが特徴。
パッケージも可愛く、話題性もあり、特に小さなお子様がいる家族へのお土産に喜ばれることでしょう。
ここからは、お菓子以外の食品のお土産をご紹介します。
福井県のご当地グルメをはじめ、本当に美味しいものは大切な方にも味わってほしいですよね。
福井県越前地方の名物「越前そば」。
殻まで挽き込んで作るため、風味が強く、黒っぽいのが特徴です。
つなぎには強力粉を使用しているので、硬く、噛んで食べるそばと言われるほど歯ごたえがあります。
越前そばは、辛味大根の大根おろし、ネギ、かつお節をのせた冷かけ(おろしそば)が定番の食べ方。
ピリッとした辛味がそばの風味を引き立てます。
福井県の中でも、特に越前市では、飲食店の数だけ越前そばがあると言われるほどで、蕎麦屋さんに限らず、様々なお店でメニューに越前そばがメニューに加えられています。
美味しい越前そばを自宅でも再現したい方や、この美味しさを誰かに伝えたい方は、ぜひお土産にどうぞ。
福井県きっての観光スポットで、800年の歴史を持つ大本山永平寺。
この永平寺にごま豆腐を唯一納めている御用達店が、創業明治21年の老舗「團助(だんすけ)」です。
良質な胡麻と独自の葛を丹念に練ったごま豆腐は、香ばしい風味と滑らかな舌触りが特徴。
この濃厚な味を食べると、他のごま豆腐は食べられなくなるともっぱらの評判です。
「團助」では、直営店限定で、パック詰め後の再加熱を一切していない「生ごま豆腐」を味わうこともできます。
おすすめは、白ごま豆腐と黒ごま豆腐のセット。
特製のみそだれをかけていただくと、極上の味わいです。
常温での賞味期限が90日あるので安心。
グルメな方へのお土産にいかがでしょうか。
福井県小浜市の名産「小鯛のささ漬け」。
明治の終わりから昭和初期に若狭地方で、小鯛が豊漁だった時に酢漬けにして販売したのが始まりだと言われています。
若狭湾で水揚げされる鮮度の良いキダイ(レンコ鯛)を手早くさばき、3枚におろし、塩と米酢など調味酢で味付け。
小鯛の風味を活かすため、塩加減や調味酢の塩梅には細心の注意が必要です。
樽から出してそのままでもよし、ポン酢やわさび醤油をつけてもよし。
お寿司や海鮮サラダ、カルパッチョ、フライや天ぷらなどのアレンジもおすすめです。
小浜市内には小鯛のささ漬けを製造する加工業者が11店舗あります。
各社少しずつ製法やこだわりが違い、その味を競いあっています。
ちょっぴり値が張るお土産になりますが、一度は味わっていただきたい美味しい逸品です。
グルメ漫画やメディアで取り上げられるようになり、その知名度も上がっている「へしこ」。
魚の糠漬けの事を指し、ふぐ、いわし、ブリなど使われる魚は様々で、福井県若狭地方では、サバのへしこが一般的です。
福井県のへしこは、魚を塩漬けしたあと、さらに醤油はみりんで下味をつけてから糠漬けにするのが特徴です。
へしこの歴史は古く、鎌倉時代からだと言われています。
魚を糠漬けにして保存することで、日本海が荒れて漁に出られない時期のたんぱく源として重宝されてきました。
へしこは栄養分たっぷりの発酵食品であり、まったりとした口当たりから、海のチーズと呼ばれています。
糠を落としてそのままご飯のお供に、お酒の肴に。
アンチョビのようにピザにのせたり、スパゲッティに絡めたりしても美味です。
筆者のおすすめはお茶漬け。
さっと炙ってほぐすと、ほんの少しだけでも旨味があり、わさび、海苔、ネギを合わせると抜群に美味しいですよ。
かつて福井県には町内に1軒以上の豆腐店があり、油揚げは身近な食べ物として食卓に上がる頻度が多かったそう。
現在は県内に約60軒と言われていますが、それでも福井県人の油揚げ好きは変わることなく、その消費量は日本1を誇ります。
一般的に油揚げというと薄揚げを指しますが、福井県の油揚げは大きくて分厚いタイプ。
食べ方の王道は、香ばしく焼いて大根おろしとお醤油でいただくというシンプルなものですが、他にも揚げステーキ、煮物、味噌汁、炒め物、炊き込みご飯など様々な料理に使える優れものです。
そんな油揚げの中でも抜群の人気を誇るのが「竹田の油揚げ」です。
大正14年創業の老舗「谷口屋」の油揚げは、国産大豆に、越前の海から取れる天然にがりを雪の中で一冬寝かしてまろやかにしたオリジナルの天然にがりを使用。
パリっと香ばしい表面の食感に、厚揚げではないからこその内側のふんわり柔らかい食感が特徴です。
縦横約13cm、厚さ2cmという大きな油揚げは、自宅用におすすめのお土産です。
福井県坂井市三里浜は、全国で唯一、足かけ3年の年月をかけて育てられる「三年子花らっきょ」の産地です。
3年じっくり育てることで、繊維が1年ごとに細く引き締まっていくので、一粒が小さくなります。
砂地で栽培されているため色が白く、繊維が詰まっていることから歯ごたえが良く、シャキシャキとした特別な食感が特徴。
ちなみに、一般的ならっきょは約10ヵ月で収穫されます。
「三年子花らっきょ」を砂糖・塩・酢のみで漬けるという昔ながらの製法で仕上げました。
らっきょは血液をサラサラにする効果があると言われているので、1日5~6粒食べるのがおすすめ。
今までらっきょが苦手だった方でも、このらっきょは美味しく食べられるという評判なので、ぜひ試してみてください。
本記事では福井県でおすすめのお土産をご紹介しました。
グルメな方に喜ばれそうなお土産が多かったですね。
受け取る方の喜ぶ顔を思い浮かべながら、ぴったりのお土産を選んでみてください。
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最終更新日 : 2022/05/17
公開日 : 2022/01/19