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スワンナプーム国際空港は、2006年9月に開港した世界有数の規模を持つタイの国際空港で、バンコク中心部から30km東南のサムットプラカーン県に位置しています。
「スワンナプーム」という名前は「黄金の土地」を意味し、前国王のプミポン(ラーマ9世)によって命名されました。
旅客ターミナルビル総床面積は563,000㎡を有し、単一の空港ターミナルビルの中では世界一の広さを誇ります。
スワンナプーム国際空港といえば、国際線出発エリアにある、色とりどりの鬼(ヤック)の巨大な像が印象的。
また、国際線搭乗ゲートにはヒンドゥー教の天地創造を表した「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」のオブジェがあるなど、記念撮影も楽しめます。
空港内にはタイ料理はもちろん、日本食や洋食などのレストラン、カフェ、コンビニ、免税店、薬局、書店、マッサージ店、空港ラウンジなど数多くのお店があることから、搭乗前や乗り継ぎまでの時間を満喫できます。
アジアのハブ空港として世界中から多くの旅客者が集まるとともに、多くの人々を魅了する空港でもあります。
スワンナプーム国際空港からバンコク市内へ行く方法は、主にタクシー、電車、バスの3つの方法があります。
ここでは、それぞれの行き方と方法について分かりやすく解説していきます。
スワンナプーム国際空港からバンコク市内の中心地まではタクシーで約45分(渋滞状況にもよる)、料金は340〜400バーツ(2022年5月12日現在 1THB=3.7円)ほど、日本円で約1,200〜1,500円です(料金には空港使用料50バーツが含まれています)。
タイでは「Grab」という配車アプリが広く普及しており、アプリを利用してタクシーを配車するのが効率的です。
「Grab」は日本でいう「Uber」のような存在で、アプリから行き先を指定し、事前に料金を確認できたり車種を選べたりするので、安心して配車できます。
決済は事前にクレジット登録をしたアプリ上で行われるため、空港到着後に現金を持っていなくても利用できるのがメリットです。
バンコクを旅行する際は事前にアプリのダウンロードやクレジットカード登録をしておきましょう。
また、Grabでタクシーを手配する以外にも、メータータクシーを利用する方法もあります。
メータータクシーは、空港ターミナル1Fのタクシー乗り場から乗車可能です。
利用方法は、タクシー乗り場にある発券機で整理券を発券し、整理券の番号と同じ番号のレーンに停車しているタクシーに乗車します。
メーターが付いていないタクシーの場合、料金をぼったくられてしまう可能性もあるので、メータータクシーを利用する際は、メーターが付いているかを乗車前に確認するようにしてください。
乗車場所:空港ターミナル4F(Grabタクシー)、空港ターミナル1F タクシー乗り場(メータータクシー)
営業時間:24時間
料金:340〜400バーツ(約1,200〜1,500円) ※空港利用料50B含む。高速道路を利用する場合は+25バーツ〜
エアポート・レール・リンクとは、スワンナプーム国際空港駅からパヤタイ駅間を通る電車のことで、Airport Rail Linkの頭文字を取って「ARL」と呼ばれています。
スワンナプーム国際空港直結の駅から終点のパヤタイ(Phaya Thai)駅までは8駅で、所要時間は約30分。
エアポート・レール・リンクには空港ターミナル地下1Fから乗車可能です。
料金は停車駅ごとに異なりますが、終点のパヤタイ駅で45バーツ(約167円)なので、交通費を抑えたい方はエアポート・レール・リンクが良いでしょう。
日本人に人気の滞在地はスクンビットエリアやサイアム周辺になりますが、スクンビットエリアの場合は「マッカサン(Makkasan)駅」、サイアム周辺の場合は終点の「パヤタイ(Phaya Thai)駅」にて下車、乗り換えを行ってください。
スクンビットエリアの場合は、そこから「MRT(ブルーライン)」に乗り換え、アソーク周辺の場合は「BTS(スカイトレイン・スクンビットライン)」に乗り換えになります。
路線マップは駅構内や車内、チケットに記載されているQRコードにてダウンロードが可能なので、必要に応じて入手しておきましょう。
乗車場所:空港ターミナル地下1F エアポート・レール・リンク乗り場
営業時間:5:30〜21:30(10〜15分間隔で運行)
料金:マッカサン(Makkasan)駅まで35B(約130円)、パヤタイ(Phaya Thai)駅まで45B(約170円)
スワンナプーム国際空港からバンコク中心地を結ぶエアポートバスは、主に「BMTA BUS」「Limo Bus(リモバス)」「ドンムアン空港行きシャトルバス」の3種類があります。
以下に、乗車場所や方法を解説していきます。
BMTA BUSは、バンコク大量輸送公社が運営するバスです。
スワンナプーム国際空港からバンコク市内への所要時間は約1時間。
スワンナプーム国際空港敷地内を巡回するシャトルバスにて、「Public Transportatoin Center(公共交通センター)」のバスターミナルに行き、そこからBMTA BUSに乗車します。
シャトルバスの乗車場所は、空港ターミナル2Fの5番、6番出口付近や、1Fの1番、10番出口付近にあります。
乗車場所:空港ターミナル2F 5番6番出口付近、1F 1番10番出口付近から巡回シャトルバスに乗車後、Public Transportation CentaerにてBMTA BUSに乗車
営業時間:系統により異なる
料金:33〜60バーツ(約120〜220円)
公式サイト: BMTA BUS公式サイト
Limo Busは、スワンナプーム国際空港からパヤタイ、カオサン通り、シーロムを経由するシャトルバスです。
空港ターミナル1Fの8番出口前から乗車でき、20〜30分間隔で5:50〜1:00の時間帯に運行。
料金は180バーツ(約660円)で、車内には無料のWi-Fiサービスがあります。
サイアム駅やシーロム駅、カオサン通りへのアクセスに便利なので、周辺に滞在する場合はLimo Busがおすすめです。
乗車場所:空港ターミナル1F 8番出口前
営業時間:5:50〜1:00
料金:片道180バーツ(約660円)
公式サイト: Limo Bus公式サイト
スワンナプーム国際空港からはドンムアン空港行きのシャトルバスが出ているので、乗り継ぎ時に便利です。
乗車場所は空港ターミナル2Fの3番出口付近で、5:00〜24:00の時間帯に運行しています。
ドンムアン空港行きのシャトルバスに乗車する際は、ドンムアン空港発の航空券をバス係員に提示する必要があるので、航空券を準備した上で乗車しましょう。
乗車場所:空港ターミナル2F 3番出口付近
営業時間:5:00〜24:00
料金:無料
注意点:乗車前にドンムアン空港発の航空券をバス係員に提示が必要
スワンナプーム空港には、レストランやカフェ、免税店、マッサージ店、書店、ラウンジなど、様々な施設があります。
空港直結のホテルもあり、深夜に出発や到着する際に便利です。
また、空港内にはATMや両替所、SIMカード販売店なども多く点在するため、必要な準備を空港内で済ますことができます。
ここでは、空港内の施設についてご紹介します。
スワンナプーム空港の両替所やATMは、空港ターミナル地下1F、2F到着エリア、3Fショップ&レストランエリア、4F出発エリアに数多くあります。
預け荷物を受け取る場所にも両替所やATMがあり、荷物の待ち時間にお金を下ろしたり両替したりと、待ち時間を有効に使えます。
また、空港はもちろん、バンコク市内にあるATMは日本語に対応しているので、初めてでも安心して利用することができます。
スワンナプーム国際空港には、タイ料理店はもちろん、日本食レストランや人気のファーストフード店、スターバックスなど、数多くのレストランやカフェがあります。
ショップ&レストランは3Fと地下1Fにあり、散策だけでも楽しめますよ。
3Fは飲食店やショップが立ち並び賑やかですが、地下は空いているので、混雑が気になる人には地下がおすすめ。
空港内でグルメを堪能できるのも楽しみのひとつです。
スワンナプーム空港には至る所に大小の免税店があり、空港内でお土産を購入することが可能。
お土産を買い忘れた際もここで揃えられるので便利です。
3Fショップ&レストランにはタイ大手の薬局「Boots」があり、お土産にコスメを購入するのもおすすめ。
優秀コスメを安価で購入することができます。
また、タイには「パウチコスメ」と呼ばれる数回分量が入った使い捨てのコスメが充実しており、女性に喜ばれるお土産として人気があります。
空港ターミナル3Fや地下にはセブンイレブンやローソンがあり、小腹が空いたときやちょっとした買い物に便利です。
コンビニでは日本の食べ物や日用品も扱っており、品揃えも豊富できれいに陳列されています。
バンコク市内は日本よりもWi-Fiが発達しており、ホテルやレストラン、カフェ、公共機関など、至る所にフリーWi-Fiがありますが、移動中に調べごとや地図を見たり、アプリからタクシーを配車したりなど、Wi-Fiがあると何かと便利です。
2F到着エリアには、荷物受け取り場所や出口を出たところにSIMカード販売店があります。
15日プランや30日プランなど日数とお好みのプランを選び、料金を支払うと店員さんが設定まで行ってくれてすぐに使用できます。
ただし、空港で扱っているSIMカードはツーリストに特化しているものが多いため、種類が少なく料金は高め。
長期滞在や通信費を抑えたい人は、市内にある通信会社が運営している携帯ショップ(AIS、true、Dtac)でSIMを購入するのがおすすめです。
ここでは、乗り継ぎやホテルのチェックインまでの暇つぶしなどで時間を持て余しているという方に向けて、スワンナプーム国際空港内での楽しみ方をご紹介します。
スワンナプーム国際空港内にはタイ料理をはじめ、日本食やアメリカン料理など、数多くのレストランやカフェがあり、グルメを堪能するのも空港の楽しみ方のひとつです。
ホテルチェックインまでの時間つぶしにスイーツを食べながらカフェでゆっくり過ごしたり、帰国前最後に本場のタイ料理を食べたり、グルメの楽しみ方は色々です。
タイといえばタイ式マッサージ。
バンコク市内にも数多くのマッサージ店がありますが、スワンナプーム国際空港内にも気軽に利用できるマッサージ店がいくつかあります。
マッサージ店には全身コース、首&背中コース、フットマッサージなどのメニューがあり、時間も30分から1時間コースなど様々。
長時間のフライト後や乗り継ぎの間に、マッサージをしてもらい体の疲れを癒してください。
スワンナプーム国際空港内には、航空会社が運営するラウンジや、空港が運営しているラウンジが数多くあります。
ラウンジでは、軽食やドリンクの提供、スマートフォンの充電やラウンジ専用のWi-Fiが利用可能。
また、ラウンジによってはシャワーを利用できるところもあり、フライト前にシャワーでさっぱりしたり、乗り継ぎ時間をラウンジで快適に過ごしたりできます。
スワンナプーム国際空港はアジアのハブ空港として利用者が多いことから、レストランやカフェ、ターミナル内のベンチは常に混雑しているので、空港の喧騒から離れ、静かな空間でゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。
今回はスワンナプーム国際空港の施設やバンコク市内へのアクセス方法についてご紹介しました。
海外旅行で人気のタイですが、入国規制が大幅に緩和され、ワクチンを規定回数接種していれば新型コロナウイルスの検査や入国後の隔離はなく、コロナ前と変わらないスムーズな入国ができるようになりました。
入国規制が緩和してから、スワンナプーム国際空港は以前のような活気が戻り、今では世界中の旅行者で賑わっています。
もしタイを旅行・観光することがある際は、ぜひ本 記事の内容を参考にしてください。
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最終更新日 : 2022/06/07
公開日 : 2022/05/24