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護国寺(ごこくじ)とは、東京都文京区大塚五丁目にある真言宗豊山派のお寺の名前です。
一般的には、このお寺を中心に周辺地域のことを「護国寺」と呼びます。
多くの学校が教育の場として選び、会社も集中するエリア。
アクセスは、地下鉄有楽町線の池袋からたったの二駅という便利な場所です。
また、文京区の中でもトップクラスの治安の良さ。
そのため、学生や女性の一人暮らしに人気の街でもあります。
護国寺エリアには、歴史的建造物や文化財などが多く点在しています。
緑が豊かな遊歩道も多く、お散歩やちょっとした暇つぶしにもぴったりの場所です。
そんな護国寺の中でも、特におすすめの場所を選りすぐってご案内します。
護国寺は、都内でも特に江戸の歴史を感じられる場所として多くの観光客が訪れています。
創建は1681年。
時の江戸幕府・五代将軍徳川綱吉が母である桂昌院の頼みを受けて、真言宗の僧である亮賢に建設を命じ、97年に本堂が完成したそうです。
入口の仁王門をくぐると、本堂へ至る階段が見えてきます。
中学や高校が隣接しているため、学生たちの憩いの場としても親しまれています。
護国寺の境内には、魅力的な文化財や貴重な建造物がたくさんあります。
護国寺の象徴的な存在である不老門。
京都の鞍馬寺の門を基本に設計されています。
この門に掲げられた扁額の「不老」という文字は、徳川家16代当主・徳川家達の筆によるものです。
その先に進むと、正面に観音堂(本堂)が見えてきます。
建築工芸の粋を結集したこの建物は、元禄10年(1697)に約半年余りの工事日数で完成したそう。
雄大な美しさは、都内随一とも言われています。
明治16年、大正15年の火災で他の建物が焼け落ちた際にも観音堂は元禄以来の姿を変えておらず、国の重要文化財に指定されています。
もう一つ、国の重要文化財に指定されている月光殿。
書院造の代表的な遺構として非常に重要な建築物だそうです。
右手にある、優しく微笑んでいるように見える大仏様は像高2.5mの「筑波山大仏」。
もともとは筑波山の別当・護持院にあったもので、火災を逃れてここ護国寺に移されたとのこと。
1691年建立の薬師堂は、禅宗様建築の手法をとりいれている価値ある建造物。
特徴は柱間に花頭窓を据えていることなどで、標準的な元禄期の様式を残しているそうです。
大師堂も、格式の高さと中世的な伝統を重んじた建造物として貴重な建物です。
住所 : 東京都文京区大塚5-40-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 東京メトロ有楽町線「護国寺駅」下車徒歩1分
電話番号 : 03-3941-0764
開堂時間 : 9:00~16:00 ※12:00~13:00閉堂
公式サイト : 護国寺
カトリック関口教会は、東京都文京区関口にあるキリスト教の教会。
カトリック東京大司教区の司教座聖堂であり、教会堂名が「無原罪の聖母」であることから、「東京カテドラル聖マリア大聖堂」として知られています。
1899年に聖母仏語学校『玫瑰塾』(まいかいじゅく)の付属聖堂として建てられたのがこの歴史の始まり。
この特徴的な大聖堂は、故丹下健三氏の設計により1964年12月8日落成、献堂式が行われました。
この大聖堂は、空から見ると十字架の形になるようにデザインされているそうです。
構内には、幼稚園やカトリックセンターなどの建物があります。
大聖堂の奥にひっそりと佇む、ルルドの洞窟。
ルルドの洞窟は、フランスとスペインの国境・ピレネー山脈の麓にあり、聖母マリアが出現されたとされる場所です。
そんな神聖な場所を模したパワースポットが東京にもあるんですね。
右上の方に、マリア様が安置されています。
洞窟の中に入ることはできませんが、手前に木製のベンチがあり、心静かに祈りを捧げることができます。
住所 : 東京都文京区関口3-16-15
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3941-3029
閉堂日 : ミサの時間は見学をお控えください
開堂時間 : 9:00〜17:00(12:00~13:00昼休み)
公式サイト : 東京カテドラル聖マリア大聖堂
肥後細川庭園は、熊本藩主・細川家下屋敷の庭園跡地を引き継いだ、池泉回遊式の日本庭園です。
目白台の台地の自然景観を活かして、変化に富んだ景観が作られています。
庭園にある松聲閣(しょうせいかく)は、かつて細川家の学問所として使われていた大正時代の建造物です。
松聲閣の中にある喫茶「椿」では、お抹茶とお菓子をいただくことができます。
美しい庭園を眺めながら、ゆっくり一休みしましょう。
庭園では、四季折々の自然が楽しめます。
春は梅や桜、初夏は花菖蒲、秋はモミジの紅葉。
11月下旬からは冬支度である松に雪吊りが施されます。
結婚写真の前撮りをするカップルの姿も。
どこを切り取っても絵になる風景ですね。
庭園を奥に進むと現れる石門は、熊本の妙解寺にあったものだそう。
門の上部に「直透」と刻まれていて 「多くの難関を乗り越え、悟りを開いても、晴れ渡った空のような尊い世界に留まらず、精進しよう」という意味があるそうです。
住所 : 東京都文京区目白台1-1-22
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3941-2010
定休日 : 12月28日〜1月4日
営業時間 : 【日本庭園】[2月〜10月] 9:00〜17:00(入園は16:30まで)[11月〜1月] 9:00〜16:30(入園は16:00まで)
公式サイト : 肥後細川庭園
永青文庫は、室町幕府三管領の一つとして武門の誉高い・大名細川家に伝わる文化財を保存・展示する美術館。
展示内容は、武器武具、能道具、茶道具、禅画、近代日本画、中国陶磁など多岐に渡ります。
永青文庫では、貴重な展示を年間通じてゆっくりと楽しむことができます。
この日は「漆芸コレクション」を展示していました。
肥後細川庭園とは地続きになっており、庭園からそのまま「永青文庫」に入ることもできます。
敷地内に入るとすぐに見えてくる、すっきりと美しいレトロな建物。
この建物は、旧細川侯爵家の家政所(事務所)として昭和初期に建設されたものだそうです。
住所 : 東京都文京区目白台1-1-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3941-0850
定休日 : 月曜(祝日の場合は開館、翌平日が休館)、展示替期間、年末年始
営業時間 : 10:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料 :
公式サイト : 永青文庫
俳人・松尾芭蕉が江戸時代の初めに住んでいた言われる関口芭蕉庵。
『奥の細道』の執筆へと繋がる旅行へ出る前、神田上水の改修工事に携わったと伝えられており、そのために現場から近いこの地に3年間滞在したそうです。
その後、芭蕉を慕う人々により「龍隠庵」と呼ばれる庵が建てられ、のちに関口芭蕉庵と呼ばれるようになったそう。
往時の建物は戦争により焼失し、現在の建物は太平洋戦争以降に再建されたものです。
その園内は、決して整備された日本庭園ではありませんが、作庭時の自然石が用いられていて当時の面影を残しています。
この池泉は湧水により作られたもので、『東京の名湧水57選』に選ばれているそうです。
住所 : 東京都文京区関口2-11-3
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3941-1145
休園日 : 月・火曜、年末・年始
開園時間 : 10:00~16:30
公式サイト : 関口芭蕉庵
目白台運動公園は23区内とは思えない、木々に囲まれた広々とした公園です。
その面積は、なんと約3万平方メートル。
テニスコートやフットサルコートでスポーツを楽しんだり、緑の芝生広場で遊んだりできる区立最大の面積を誇る公園だそうです。
公園を入ると目の前に広がる、緑の広場。
ここは、公園にしては珍しい西洋芝を用い、1年中緑色の芝生を楽しめます。
ピクニックにぴったりで、子ども達も裸足で走り回れますね。
多目的広場では、定期開放日にボール遊びを楽しめます。(定期開放日:毎週水曜日、第二日曜日 、第四土曜日)
広場の周りにはフットサルコート、テニスコート、樹林地や広場を巡る散歩道などもあり、多くの人の憩いの場となっています。
住所 : 東京都文京区目白台1-20-2
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3941-6153
休園日 : 年末年始(12月29日~1月3日)
公式サイト : 目白台運動公園
清土鬼子母神は別名お穴鬼子母神と呼ばれる、日蓮宗法明寺の境外仏堂です。
後に、雑司ケ谷鬼子母神堂の本尊となる鬼子母神像が出土したゆかりの場所と言われています。
これは境内にある星ノ井と呼ばれる井戸。
1561年に鬼子母神像が出土した時にこの泉は星影を宿したといい、この泉の水でその像を清めたそうです。
少し奥まっている場所にあって小さい寺院ですが、地元の人たちに親しまれているお寺です。
以上、護国寺の観光スポットをご紹介しました。
落ち着いた街並みを散歩しながら、歴史的建造物や史跡に触れられる場所が多くあるエリア。
自然に触れられるので、心もホッとできる場所です。
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最終更新日 : 2022/12/16
公開日 : 2022/12/16