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福岡 のお土産の特徴に、辛子明太子やとんこつラーメンなど、生ものや重量があるものが多いという点があります。
生ものや重量があるお土産は、旅の終わりに買うのが鉄則。
観光地現地でしか買えない特別なお土産以外は、帰りの拠点になる駅や飛行場で購入しましょう。
福岡帰りの玄関口といえば、新幹線なら博多駅、飛行機なら福岡空港になります。
博多駅と福岡空港にはお土産店が多く、福岡のお土産はほとんど揃っていますよ。
辛子明太子は、福岡を代表する加工商品のお土産。
辛子明太子の歴史は古く、そのルーツは韓国にあると言われています。
現在の辛子明太子のスタイルを創り出したのは福岡の「ふくや」の初代社長で、1949年に発売されました。
今では日本全国どこでも見つけることのできる、日本を代表する加工食品になっています。
辛子明太子のはスケトウダラの卵(たらこ)。
たらこに唐辛子と各店舗の秘伝の味付けを施して辛子明太子が出来上がります。
福岡には辛子明太子のメーカーがいくつもありますが、有名で人気があるのが「ふくや」と「やまや」です。
どちらの明太子もおいしくて評判が良く、福岡のお土産におすすめです。
日本において、現在の明太子の味を創り出したのが「ふくや」です。
福岡の明太子人気ランキングでもトップに選ばれる事が多いメーカー。
ふくやの明太子の魅力は2点あります。
1点目は、上質なたらこにこだわっている点です。
素材のこだわることで、ふくやのおいしさが確かなものになっています。
2点目は、バリエーションが豊富な点。
ふくやは日本で辛子明太子の味を確立した老舗中の老舗でありながら、新しい味へのチャレンジを続けてきたメーカーです。
そのため、明太子の味のバリエーションが豊富です。
ベーシックな味の「レギュラー」、辛さを控えめに作られた「マイルド」、着色料を使わないで作られた「無着色レギュラー」と「無着色マイルド」、辛さを追求した「どっから」、辛さを抑えた明太子「のんから」など、数多くの味に挑戦しています。
「やまや」は、ふくやと並び福岡で人気の明太子メーカー。
やまやの魅力は2点あります。
1点目は、味へのこだわり。
素材であるたらこへのこだわりは、毎年スケトウダラの漁に社員が同乗して、極寒の北太平洋に行くほどです。
実際に漁で採れたスケソウダラのたらこを社員が選別するのです。
明太子を漬け込む「たれ」にもこだわりがあります。
たれには、九州産のゆず、羅臼昆布、福岡の蔵元「喜多屋」の酒が、厳選された唐辛子にブランドされています。
2点目は、お土産としてのパッケージへのこだわり。
やまやの包装紙は、ネイビーとベージュがゆるやかに波打つボーダー柄。
福岡のお土産として、上品な品格が漂います。
「呼子萬坊 いかしゅうまい」には、佐賀県にある呼子という漁港でとれる「いか」が素材として使われています。
呼子で採れるいかは、とても美味で、通称「呼子のいか」と呼ばれています。
いかを目当てに呼子まで繰り出す観光客も多く、呼子には採れたてのいかを食べることができる「いけす」の設備を持った料理店がたくさんあります。
萬坊は、呼子の中で最も人気のある、いかが食べられるレストラン。
なんと萬坊は、海の中に建っている海中レストランなんです。
海の中に浮かぶレストランへは桟橋を歩いて向かいます。
お店の地下は海の中にあって、窓からは海中の景色が見えるんです。
萬坊の人気メニューは、獲れたての呼子のいかの活き作りと「いかしゅうまい」。
福岡土産の人気の品である「いかしゅまい」は、実は萬坊で考えられたレシピ。
いかは鮮度が命。
活き作りが呼子の名物ですが、加工したいかのおいしさを伝えるレシピとして、萬坊の料理人が作り出したのが「いかしゅうまい」でした。
現在では、萬坊に来たら必ず注文すべき1番人気メニューになっています。
「いかしゅうまい」は、たくさんのメーカーが販売する福岡を代表するお土産ですが、やはりおすすめは、元祖「呼子萬坊 いかしゅうまい」になります。
福岡観光に来て、食べたいレシピといえば「とんこつラーメン」でしょう。
行列のできる人気店の味を持ち帰れるということで、とんこつラーメンは福岡のお土産として大人気です。
とんこつラーメン人気店2店のお土産と、ひそかにお土産として人気がある九州限定のインスタントラーメンを紹介します。
一蘭は福岡を発祥の地として、今では九州から関東エリアまで出店を拡大している人気店。
日本のみならず世界にも進出していて、アメリカ、香港、台湾に店舗があります。
伝統的なとんこつラーメンに赤い秘伝のたれをプラスした、オリジナル感のある味が特徴的です。
福岡市の郊外東区名島にありながらも、行列のできる福岡とんこつラーメンの代表的な人気店です。
スープはシンプルでベーシック。
とんこつベースの長浜ラーメンに属するラーメンです。
「うまかっちゃん」はハウス食品が九州をテーマに作ったインスタントラーメン。
とんこつ味をベースに九州各地のご当地ラーメンの味を再現しています。
インスタントラーメンといえども、こだわりのスープには定評があります。
福岡のお土産らしい、明るい黄色ベースに博多山笠を彷彿させるかわいいイラストも人気の秘密です。
「ロイヤル スウィートポテト」は、誕生から60年以上人気を継続している福岡を代表するスイーツです。
誕生は1951年。
この年に、福岡空港から初めて第一便が飛び立ちました。
「ロイヤル スウィートポテト」は、飛行機の機内食と売店による販売をスタートしました。
キャビンアテンダントやパイロットの間で評判となり、人気の福岡土産として定着していきました。
「ロイヤル スウィートポテト」の人気の秘密は3つあります。
1つめは、材料であるサツマイモです。
「ロイヤル スウィートポテト」は、「長島紅美人」という鹿児島産のブランド芋を使っています。
長島紅美人は糖分が豊富で、ほくほく感が最高のサツマイモです。
2つめは、ロイヤルならではのレシピです。
スウィートポテトを作るために必要な、生クリーム、バター、卵などは、国産のものを使い、保存料や着色料は使用していません。
スウィートポテト作りの最後の仕上げである焼き色を入れるために行う卵黄のハケ塗り作業は、丁寧に手作業で行われています。
3つめは、POPでセンスのある包装デザインです。
お土産で渡すとき、おしゃれで楽しい包装は重要なポイントになります。
「ロイヤル スウィートポテト」の包装には、グリーン、イエロー、レッドのスウィートポテトをデザイン化したプリントが施されていて、ハイセンスで上品です。
「博多通りもん」は、福岡を代表するお菓子。
定番中の定番ですが、とてもおいしいので、何度もらっても飽きのこないもらって嬉しいお菓子のひとつです。
福岡のお土産選びに迷った時には、博多通りもんを選べば間違えはありません。
博多通りもんは、福岡博多の西洋和菓子の老舗である名月堂が、1993年に販売を開始したお菓子。
モンドセレクション金賞を17年連続で受賞していて、世界にもおいしさが認められている名菓です。
博多通りもんは、黄金色のしっとりタイプのお饅頭。
やや平べったい半円のお饅頭は、手に取るとソフトな優しい感覚が伝わっています。
口の含むと、やわらかい食感とともに、皮に練りこまれたミルクの風味と、甘い白あんがミックスされた独特の味わいが広がります。
洋菓子と和菓子の良いところを取ったおいしさです。
博多通りもんのパッケージには、踊りを踊っているような人の形がデザインされています。
これは、毎年5月の3日、4日に行われる福岡博多の「博多どんたく」を練り歩く人の姿をイメージしています。
博多どんたくは、日本中でもっとも人が集まるお祭りのひとつ。
独特などんたく衣装を着たたくさんの人たちが、笛や太鼓や三味線に合わせて、博多の街を歩きます。
ドンタクで、明るく開放的に歩く姿を博多弁で「通りもん」と呼びます。
「通りもん」の名前がついた西洋和菓子のお饅頭は、まさに福岡のお土産に最適な一品です。
「梅ヶ枝餅」は、福岡観光の人気スポットである太宰府天満宮の参道で食べることができる人気のお餅。
太宰府天満宮へ向かう参道には、梅ヶ枝餅を販売するたくさんのお店が軒を連ねています。
梅ヶ枝餅の由来は、京都から太宰府に配流となった菅原道真公に、好物だった餅に梅の枝をそえて差し上げたという伝承からきています。
梅ヶ枝餅には、梅の名残として上部に梅の刻印が入れられています。
大宰府天満宮の参道にある梅ヶ枝餅の名店の中から、博多駅と福岡空港で買える、人気店をご紹介します。
数ある梅ヶ枝餅のお店の中でも、人気があるのが「かさの家」。
かさの家の梅ヶ枝餅は、昭和30年代から使い込まれた鋳物の焼き型で焼かれていて、外はカリッとしていて、中はふんわりとした食感です。
かさの家の梅ヶ枝餅は、福岡産中心のうるち米ともち米をブレンドして作った生地に、北海道十勝産の小豆をつかった粒あんがたっぷり入っています。
上品でほどよい甘みが大人気です。
かさの家の梅ヶ枝餅のパッケージは、ブラックベースにホワイトとピンクの梅が描かれた、かわいいデザインも特徴。
大宰府天満宮に咲きほこる梅の花の姿をそのまま映しこんだ印象です。
「茶房きくち」の梅ヶ枝餅の特徴は素材へのこだわりです。
餡の原料には、北海道十勝産の「雅」という高級小豆を使用して、餅の生地には最高級の国内産のもち米とうるち米をブレンドしています。
茶房きくちの梅ヶ枝餅の食感は、外はパリッとしていて中はあんこがとろーりと広がります。
もちもちの餅の中に、甘みを抑えた粒あんがたっぷり入っているのが特徴です。
茶房きくちの梅ヶ枝餅のパッケージは、レッドをベースに、ネイビーとホワイトで梅と菖蒲のイラストをデザインしたレトロな印象です。
上品で華やかさのある印象的なパッケージは、福岡のお土産に最適です。
ひよ子は、かわいい形が印象的で、一度見たら忘れられないお菓子です。
誕生したのは1912年ですから、なんと100年以上も経っているのです。
古さを感じないデザインは見事としか言い表せません。
日本の伝統的なお菓子である饅頭は、丸い形をしています。
饅頭がもっと愛されるにはどうしたらいいかというコンセプトからひよ子のかわいいデザインが生まれました。
ひよ子のデザインは、ひよ子本舗吉野堂二代目店主の夢の中にあらわれた姿をインスパイアしたと伝えられています。
ひよ子といえば、福岡のお土産の代表選手ですが、東京土産としても有名です。
東京に進出したのが1964年で、「東京 ひよ子」としてスタートしました。
可愛らしくインパクトのあるデザインは、瞬く間に東京のお土産としても代表的な一品になりました。
ひよ子のパッケージは、ホワイトベースにグレーとイエローのアートなひよこがデザインされたきれいな出来栄えです。
思わず微笑んでしまうお土産として、小さなお子様がいるご家庭や年配の方まで、幅広い層にお渡しできる一品です。
福岡のローカル放送のテレビでインパクトCMとして必ず取り上げられるのが、にわか煎餅のコマーシャル。
ユーチューブでも見ることができます。
見るからに面白いにわか煎餅のデザインのルーツは、江戸時代から明治時代にストリートパフォーマンスや宴会芸として行われた即興芝居(にわか)に使われたお面からきています。
路上で突然スタートするにわか芝居は、現在のフラッシュボムにも通じるものがあって、昔から日本人は粋だったんだなと感じさせます。
福岡の街は、にわかの小粋でコミカルな印象を強く残した印象があり、人柄もオープンマインドで明るいのが特徴です。
福岡の印象を伝えるお土産として、にわか煎餅は大人気のお土産になっています。
じゃがりこは、全国の観光名所のご当地テイストがあるのが有名。
福岡土産では、明太子味が提案されています。
ベースはじゃがりこなので、食感やテイストは間違えなくおいしいので安心です。
じゃがりこは、九州に旅行に行ってきたことが明らかに分かるお土産として最適。
小袋になっているので、ばらまきのお土産としても便利です。
「めんべい」は、二度漬け製法の明太子が人気の「福太郎」が開発した、明太子を使用した煎餅です。
薄焼きの煎餅の中には明太子がたっぷり入っていて、いかやたこの風味とミックスされ、福岡ならではのテイストが満載されています。
おやつとしてだけでなく、ビールなどのお酒のおつまみとしても使えるのが、めんべいの魅力。
福岡のお土産の定番として大人気の一品です。
めんべいの魅力としてインパクトのあるパッケージがあります。
大きくひらがなで「め」と大きく書かれた印象は大胆で堂々としています。
箱自体のカラーを活かしたパッケージも今風で、目を引きます。
博多駅と福岡空港で買えるおすすめの福岡土産をご紹介しました。
日本全国を見渡しても、福岡はおいしいグルメがたくさんある街のひとつです。
お土産もバリエーションが豊富で迷ってしまいます。
今回取り上げたお土産は、たくさんある福岡土産の中でも選りすぐりの品々です。
本記事を参考に、お土産を渡す方の顔を思い浮かべながら選んでみてくださいね。
最終更新日 : 2023/10/16
公開日 : 2017/08/21