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熊本 は九州の中央に位置していて、九州山地の山岳地帯と、山から流れ出る水が海にそそぐ平野が広がる自然豊かなエリア。
山岳地帯には、広大なカルデラで有名な阿蘇山があり、海岸線には、有明海や天草諸島の島々があります。
熊本は、山岳地帯の自然と海の自然と、2つの異なった印象の魅力を併せ持つ観光名所です。
熊本城は、現存する城の中での特に人気が高い 名城 。
熊本観光には欠かせないスポットです。
「くまもん」は、熊本と聞いて、顔を思い浮かべるほど、今では、熊本を象徴する観光キャラクター。
シンプルな黒いクマのデザインは、なぜだか心に残ります。
熊本のお土産の多くには、くまもんのイラストがプリントされています。
くまもんをテーマにしたくまもんグッズも人気の熊本土産です。
熊本のご当地グルメといえば、熊本ラーメン。
「こむらさき」「桂花」「味千」などの名店が、全国的に有名です。
「からしレンコン」は、熊本で有名な郷土料理。
レンコンの穴に辛子の入ったみそを入れて、揚げてつくります。
焼酎は麦やサツマイモを原料にしてつくられるお酒ですが、熊本名産の球磨焼酎は米を原料にしてつくる焼酎です。
熊本は良質の米がとれる米どころとして有名で、なおかつ、きれいな地下水が豊富なことから、古くから米を原料にした焼酎がつくられていました。
熊本のお酒のお土産なら、球磨焼酎がおすすめです。
デコポンは長崎で誕生して、熊本で本格的に栽培がスタートした人気のフルーツ。
清見(きよみ)とポンカンを交配してつくられたミカン。
上部がポコッと出っ張る、特徴的な見た目のかわいいフルーツです。
デコポンの名前は、かわいい見た目をそのまま表現して付けられました。
テーストは、濃厚な甘みがあって、とてもおいしい。
ミカンより大型の柑橘類は、皮が固くてむきにくいものが多いですが、デコポンは、上部のでっぱりから、皮をむくと、皮がむきやすいのも魅力的です。
デコポンを材料にした「デコポンゼリー」は、人気の熊本土産です。
それでは、くまもんグッズからおつまみ定番お菓子まで、熊本のお土産を厳選して15選紹介します。
「くまもん」は、熊本県のPRマスコットキャラクターです。
ゆるキャラ人気の立役者で、2011年ゆるキャラグランプリ王者にもなっています。
見た目はいたってシンプルな黒いクマさんで、ちょっとびっくりしたようなつぶらな瞳がかわいいキャラクター。
「くまもと」と「くまもん」は最後の1文字違いで、熊本県のPRマスコットキャラクターであることが分かりやすいのも人気の秘密です。
くまもんのロゴとキャラクターは、熊本県の許可があれば、無料で利用することができます。
そのため、多くの熊本土産のパッケージにくまもんのイラストが採用されています。
「熊本スイートメモリー」は、熊本の観光名所である阿蘇のジャージー牛乳を使用したタルト生地にホワイトチョコをのせたお菓子。
阿蘇の印象とくまもんのイラストがかわいい、おすすめの熊本土産です。
お土産屋さんに行けば、くまもんをテーマにしたストラップがたくさん並んでいます。
くまもん単体のアイテムはもちろん、キューピーなど他のキャラクターとミックスされたアイテムも作られています。
くまもんストラップには、スイカや「からしレンコン」などの名産品を持っているタイプなどもあり、熊本旅行の思い出が詰まったお土産として最適です。
熊本県八代産の晩白柚(ばんぺいゆ)の果汁を使用した「ぷっちょ」がつくられています。
晩白柚(ばんぺいゆ)は、熊本の名産品のひとつ。
大きいものでは、人の頭の大きさにもなる、世界最大級の柑橘類です。
カラーは鮮やかなイエローで、表面は凹凸があまりなくつるつるしています。
実際に現物を見ると、その大きさに思わず驚嘆の声をあげてしまいます。
ぷっちょ(ばんぺいゆ)は、パッケージに晩白柚とくまもんがプリントされていて、ばらまき用の熊本土産に最適です。
九州は、おいしいラーメンが数多くあるエリアです。
九州ラーメンといえば白濁したとんこつラーメンが有名ですが、とんこつをベースにしたラーメンでもいくつかに区分されます。
区分は、博多ラーメン、長浜ラーメン、久留米ラーメン、鹿児島ラーメン、熊本ラーメンのように各地区の名前が付けられています。
それぞれのラーメンは、とんこつベースのスープを使用している点は同じですが、それぞれに特徴があり、個性的です。
今回ご紹介する熊本ラーメンは、九州ラーメンの中でも人気のあるラーメンのひとつ。
スープは、とんこつベースに、鶏ガラスープをプラスしています。
麺は、中太の麺を使用していて、博多ラーメンに使われている細麺ではないところも特徴です。
熊本ラーメンの魅力に香ばしい香りとテイストがあります。
この香りは、焦がしニンニク。
ニンニクを揚げた油をスープに加えてます。
白濁スープの上にブラウンの焦がしニンニクの油が浮いているのが熊本ラーメンのトレードマークになっています。
熊本ラーメンの上にのせられることが多い具材は、キクラゲとチャーシューと小ネギ。
煮卵やメンマや高菜などがのせられることもあります。
博多ラーメンではメジャーの、紅しょうがはのせられることはありません。
味千ラーメンは、1968年創業の熊本ラーメンの老舗のひとつ。
今や日本のみならず、国内外12の国と地域に合計800店以上もの店舗を出店し、世界中で愛されるグルメになっています。
白濁スープには、焦がしニンニクの油が浮いていて、キクラゲとチャーシューと小ネギと煮卵がのったオーソドックスな熊本ラーメン。
味千ラーメンは、ベーシックな熊本ラーメンのお土産にピッタリです。
大黒は、地元で人気の熊本ラーメンのお店。
芸能人の来店も多く、店内にはサインの色紙が壁いっぱいに貼られています。
大黒のスープは、白濁の豚骨スープの上に、焦がしニンニクの油が広がる、すっきりとしたクセのない味わい。
具材は、キクラゲとチャーシューと小ネギという至ってシンプルなスタイルで、麺は、中太のストレート麺です。
大黒ラーメンのお土産セットは、おいしい大黒のスープとストレート麺を自宅で味わえる、おすすめの熊本お土産になります。
熊本ラーメンと並び、熊本のご当地グルメとして有名なのが、太平燕(タイピーエン)。
地元住民にもなじみのある熊本の味で、家庭料理や学校給食でも食べられています。
太平燕(タイピーエン)のルーツは、中国福建省福州の郷土料理。
中国から日本にレシピが伝わり、熊本でアレンジされた中華料理です。
中国でつくられている太平燕(タイピーエン)は、アヒルのゆで卵を入れた、ワンタンスープですが、現在熊本でつくられる太平燕(タイピーエン)は、春雨スープに五目炒めをのせたものに進化しています。
春雨スープの味は、醤油、塩、とんこつなど、ラーメンと同様の味が存在します。
熊本の郷土料理である太平燕(タイピーエン)は、お土産としても最適です。
へルーシーで人気の太平燕(タイピーエン)は、カップスープのお土産にもなっています。
パッケージには、くまもんのイラストもプリントされていて、熊本名物であることを強く印象付けています。
レンコンは、熊本の有明海の干拓地で栽培されている名産品。
レンコンの花はとてもきれいで、花が終わった後には、種がたくさんできることから、ふるくから子供がたくさん生まれる「多産」の象徴とされてきました。
レンコンを切ると、切り口に円形に並んだ穴がいくつも現れることから、「見通しがきく」縁起が良い食材として、慶事に好まれて食べられました。
からしレンコンは、みそにからしを混ぜたものを輪切りにしたレンコンの穴に詰めて、油で揚げたもの。
病弱だった熊本城主のために考えられたレシピがルーツで、からしレンコンを食べることで城主は健康を取り戻したと伝えられています。
以降、からしレンコンは、ヘルシーな熊本の郷土料理として、親しまれてきました。
からしレンコンは、切ったときに「なるほど」と思ってしまう、小さなサプライズがある熊本土産になります。
熊本の海岸線は、地形が入り組んでいて、天草諸島の島々があるため、海産物が育ちやすく、豊富な海の幸に恵まれています。
熊本の海産物で有名なものの一つが、天草で獲れるうに。
天草で獲れたうにに、九州名産の生からすみをミックスしたのが、「うにからすみ」。
2つの名物海産物がミックスされることで、おいしさが倍増しました。
テレビや雑誌などのマスコミにも紹介されている話題のグルメです。
お酒のおつまみに、白いご飯にのせて、パスタの素材として、使い方はたくさんあります。
グルメな熊本土産に最適な逸品です。
熊本のグルメとして必ず上位に名前があがるのが馬刺し。
馬肉が熊本で食べられるようになったルーツは、おおよそ400年前、熊本藩主の加藤清正が朝鮮出兵の際、食糧難の対策として、馬肉を食材としてつかった事がはじまりとされています。
馬肉の生産量は、熊本が全国1位。
馬肉は熊本でなじみのある食材です。
馬刺しのおいしさをお土産にして持ち帰りたいなら、馬刺しの燻製がおすすめ。
お酒のおつまみに、食事のアクセントの一品として重宝します。
球磨焼酎は、主に熊本県の南部に位置する、人吉球磨エリアでつくらつくられる、米を原料にしたお米。
歴史は400年以上とも呼ばれる伝統的な焼酎です。
WTO(世界貿易機関)の「地理的表示の産地指定」を受けて、球磨という産地の名前を付けることを認められた、世界的にも有名な焼酎。
日本では、球磨焼酎のほかに、鹿児島の「薩摩焼酎」、長崎の「壱岐焼酎」、沖縄の「琉球泡盛」があります。
人吉球磨エリアは、九州山系のなかにある盆地。
須磨川の良質で豊かな水の供給と気候が、稲作に最適な条件を満たし、品質の良い米が大量にできました。
米は年貢に使用される大変貴重な作物ですので、人吉球磨エリアが、豊かな米どころであったことが想定されます。
人吉須磨エリアは、鎌倉時代から700年もの間、相良藩によって納められていました。
九州山系に囲まれた、盆地という隠れ里的な立地条件と、相良藩による長期的な統治は、人吉須磨エリアに、独特の文化を生みだしました。
球磨焼酎もそのひとつ。
球磨焼酎のルーツは、中国、朝鮮半島、東南アジア、琉球など、相良藩と交易があった海外から、蒸留技術が伝承されたのではないかといわれています。
歴史と伝統によって現在まで伝えられてきた球磨焼酎は、豊かな水と米によってつくり続けられています。
お酒の熊本土産なら、球磨焼酎がおすすめです。
熊本を代表するお菓子として、必ず名前があがるのが「武者がえし」。
「武者がえし」とは、聞きなれない言葉ですが、熊本城の石垣の通称名だと知ると納得がいきます。
熊本城の石垣は、とても巨大で、芸術的な曲線が見事です。
熊本城は、熊本藩主の加藤清正が築城した名城。
日本三名城のひとつで、巨大な石垣は「武者がえし」と呼ばれ、難攻不落の象徴になっています。
「武者がえし」は、100層の薄いパイ生地で、あずき餡を包んだお菓子。
バターがたっぷり含まれたパイ生地のサクッとした食感と、甘いあずき餡とのコラボが魅力。
熊本土産には欠かせないお菓子です。
「いきなり団子」という面白い名前がついたお団子は、熊本地元ではとてもなじみのあるお菓子。
いきなりとは、熊本で「ざっとしている」とか「簡単」という意味を持つ言葉。
つくり方がいたって簡単なので、「いきなり団子」とネーミングされたといわれています。
いきなり団子の作り方は、輪切りにした生のサツマイモの上にあずきの餡をのせて、餅で包んで蒸すというシンプルなレシピ。
熊本では家庭でも作られることがあるという伝統的なお菓子です。
いきなり団子は、お土産としても商品化されていますので、熊本の地元の味をお土産としても持ち帰ることができます。
熊本名産のフルーツといえばデコポンが有名です。
デコポンの味をそのままスイーツに進化させたのが「デコポンゼリー」。
デコポンゼリーは人気の熊本土産です。
良質なデコポンの産地として有名なのが、芦北。
芦北産のデコポンが入ったデコポンゼリーは熊本土産におすすめのスイーツです。
創業65周年の老舗、「お菓子の香梅」の銘菓と言えば、9.でご紹介した「武者がえし」と、こちらの「誉の陣太鼓」です。
餡の中に求肥を包んだ水羊羹の材料は、大納言小豆、麦芽糖、砂糖、餅粉、水飴、寒天、食塩のみ、添加物や保存料は不使用です。
味の決め手は餡。
熟練の職人がその日の天候、気温に合わせて煮詰め方を変えています。
秘伝の蜜で炊き上げる風味豊かな北海道産大納言小豆は、誉の陣太鼓の為に開発された最高級の小豆を契約栽培しています。
特許を取得している紙缶詰製法により、瑞々しさをキープ。
生ものなのに、賞味期限が45日あるので、お土産には最適ですね。
さっぱりとした上品な甘さにファンが多い逸品です。
「朝鮮飴」とは、飴という名前がついていますが、飴のように固くはなく、お餅のようなもちもちっとしたお菓子です。
原材料は、水飴、砂糖、もち米、澱粉で安心ですね。
朝鮮飴は今から1200年~1300年前に有明不知火海沿岸に流れ着いた遣唐使が中国での製法を伝えたのが起源だと言われています。
当時は日持ちのする保存食として、長生飴、肥後飴と呼ばれていたんだそう。
その後、文禄年間に将兵がこの飴を作っていたのを目にとめた加藤清正が、文禄・慶長の役に携行した事から、朝鮮飴と呼ばれるようになったと伝えられています。
現在は数軒でしか製造していない朝鮮飴ですが、もち米の弾力感と砂糖の素朴な甘さは誰にでも喜ばれるどこか懐かしい味なので、お土産にぜひ。
芋の素朴な甘さと柔らかな食感が特徴のこっぱ餅は、古くから熊本の家庭で愛されてきたお菓子です。
芋は天日干しにしてから餅へ混ぜ込むため、甘みも旨味も格段にアップしています。
さつま芋、紫芋、黒糖味の3本がセットになっており食べ比べが楽しめます。
お好みでトースターで焼いてもまた風味が変わって美味しいと評判です。
黒糖ドーナッツ棒はさっくりしていてしっとりという新食感が楽しい、熊本の定番お菓子です。
かりんとうを主力商品として販売していたフジバンビが、丸くない棒状のドーナッツを開発、販売し始めたのは昭和61年の事です。
伝統的な製法で作られた沖縄産含蜜黒糖、国産小麦、植物油を使用、素朴な味わいが人気です。
定番の黒糖ドーナッツ棒の他に、阿蘇ジャージー牛乳ドーナッツ棒、紅芋ドーナッツ棒、ひとくち蜂蜜ドーナッツ棒もありますよ。
くまもんとのコラボパッケージもあり、お土産にピッタリですね。
阿蘇高菜は、阿蘇地方の稲刈りのあと、10月頃に種をまき芽を出て葉が10cmほどになった状態で冬を越します。
雪に埋もれ、霜に耐えているている間に、高菜独特の辛みや風味を蓄えるといいます。
春先になり暖かい雨が降るころに、それまでじっと我慢していた茎がぐーんと伸び収穫の時期を迎えます。
阿蘇高菜は、一本一本手で茎を折って収穫するんですよ。
収穫した高菜を漬け込んで一週間程度の物を新漬け(青高菜)と呼び、そのまま秋口まで乳酸発酵、熟成させた物を本漬け(古漬け)と呼びます。
どちらも、それぞれに味の特徴がありご飯が進む事間違いなし。
熊本ラーメンのトッピングにも人気、高菜チャーハンも美味しいですよね。
食通の方へのお土産にいかがですか?
くまもんグッズからおつまみ定番お菓子まで、熊本のお土産を厳選して15選紹介しました。
熊本は、豊かな水と、海の幸山の幸に恵まれたエリア。
豊かな水産物と農産物を素材にした、グルメがたくさんあります。
おいしい熊本のグルメは、そのままお土産としても最適。
かわいい「くまもん」も、熊本土産の印象を強く発揮します。
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最終更新日 : 2023/12/11
公開日 : 2017/09/18