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世界遺産に美味しいグルメ、豊かな歴史や自然に癒されるベトナム旅。
最近では都市部を中心に素敵なカフェやブティックが続々とオープンしており、一人旅や女子旅でも気軽に楽しめる旅行先として人気を集めています。
ベトナムと聞くと「ハノイ」や「ホーチミン」といった大都市を思い浮かべると思いますが、国土は南北約2,000kmに及び、訪れる地域によって特徴が大きく異なります。
今やタイやシンガポールと共に『東南アジアの人気旅行先』としてすっかりお馴染みとなったベトナム。
独特の生活感とエネルギーに満ちた大都会から、のんびりとした雰囲気のビーチリゾート、高原の避暑地まで見どころも様々です。
北部なら首都ハノイ、中部はダナン、南部であれば同国最大の都市であるホーチミンを観光拠点にすると便利でしょう。
これらの都市はいずれも約800km離れているので、時間を節約するなら移動は飛行機がおすすめです。
まずは気になる都市をピックアップして、その周辺にある見どころをいくつかチェックするという流れが訪れる観光地を選ぶ上での効率的な流れとなります。
ハノイは東京から片道6時間あまりでアクセスできるベトナムの首都です。
独立宣言が行われた広場はもちろん、11~18世紀の諸王朝時代の城跡が残されていたりなど、 歴史好きには堪らない見どころが多くあります。
その歴史は7世紀頃が始まりとされ、約800年にわたって諸王朝時代の中心として繁栄しました。
ベトナム北部は中国と国境を接するため、工芸品や建築、食文化に至るまで、ありとあらゆる影響が見られます。
大きな街ではありますが、主要な見どころは1〜2日あれば徒歩でも十分楽しめます。
街中には安くて美味しいグルメのお店も多く立ち並んでいるので、気になる場所に立ち寄りながら散策をお楽しみください。
ハノイ旧市街を訪れるなら、必ず足を運んでいただきたいのがホアンキエム湖です。
ここは亀にまつわる伝説で知られる小さな湖。
9世紀の文献には既に記載のあったとされる場所ですが、本格的に整備されたのは意外と最近なのだそう。
周辺には遊歩道が整備されており、自然を眺めながら1周30〜40分の散歩が楽しめます。
時間帯にもよりますが、湖畔を歩いていると地元の人々の生活スタイルが垣間みれて面白いです。
朝は中国で見かけるような体操をしている人、昼間は仕事の休憩を兼ねて木陰で仮眠をとっている人、日没頃にはBGMに合わせてダンスを練習するグループまで様々です。
湖の上に目を向けると、小さな島が浮かんでいるのがお分かりいただけるでしょう。
その上に立つのがご覧の建物、通称「亀の塔」です。
15世紀、明との戦いに敗れかけていたベトナム軍を救い、戦況を一変させた剣が釣り上げられたのがホアンキエム湖なのだそう。
亀の塔がある場所には、その時の剣が納められているとされています。
その名は王が剣を納めに訪れた際に現れたといわれる巨大な亀に由来しています。
どこにでもあるような伝説にも思えるのですが、湖畔に位置する玉山祠には実際に体長2m以上の亀の剥製が展示されています。
真相は定かではありませんが、ホアンキエム湖にはかつて巨大な亀が生息していたと考えられているそうですよ。
地元ではご利益のあるパワースポットとされているので、興味のある方は合わせて足を運んでみてください。
住所 : Dinh Tien Hoang, Quan Hoan Kiem, Ha Noi
マップ : Googleマップ
アクセス : ハノイ旧市街から徒歩3分。ハノイ駅から徒歩20分
続いて紹介するのは、ホアンキエム湖の北側に広がるハノイ旧市街。
一帯はかつて王族への献上品を作る職人たちが集う街でした。
近年は「ハノイ36通り」という呼称でも知られており、古き良き町並みが広がっています。
ハノイで東南アジアらしさを感じるなら、ここが最適です。
世界遺産ではありませんが、ベトナム政府が管轄する指定遺産となっているため、建て替えなども特に行われることなく現在に至っています。
車も通れないような狭い路地が無数にあり、日中であればあえて迷い込んでみて、ローカル気分を堪能するのも楽しいものです。
路上にはフットマッサージが1,000円前後で楽しめる、いわゆる「街スパ」も多く立ち並んでいるので、疲れたらぜひ立ち寄ってみてください。
料金は店頭に提示されているものよりも確実に下がるので、交渉してみる価値ありです。
19世紀には華僑が入り、商業活動も賑やかになり始めてきた旧市街。
その後はインドからも商人が加わり、次第に商業区としてまとめられていきました。
ここで紹介するハンドゥオン通りは、ベトナム語で「砂糖」と「品物」を意味します。
勘が鋭い方は既にお気付きかもしれませんが、ここはシロップ 漬けや飴などの専門店が立ち並ぶ通りなのです。
日本では浅草のかっぱ橋が専門街として有名ですが、ハノイ旧市街はどこもかしこも専門街といったところでしょうか。
ちなみに、ハンドゥオン通りでは 「梅の砂糖漬け」が有名なのだそう。
ベトナムの日差しは強烈なので、熱中症対策を兼ねて試してみるのも良さそうですね。
パリのノートルダム大聖堂をモデルにしたと言われるハノイ大教会は、ベトナムがフランス統治下にあった1888年に完成しました。
ベトナム国内には複雑な歴史背景から西洋の要素を取り入れた建物が多く残されています。
ハノイ大聖堂は、その中でも最も歴史のあるカトリック教会です。
さすがに120年も経つと外観が黒ずんでくるのか、少しだけ黒味がかっている印象を受けます。
時代の移ろいと共にありとあらゆる歴史を見届けてきた外観からは、荘厳な趣が漂います。
高温多湿の地域にある聖堂は、苔や雨だれなどで外観が変色しやすいのだそう。
日没以降はライトアップも施され、幻想的な姿に思わず足を止めてしまう人の姿も。
東南アジアに居ながらも、ヨーロッパのような風情が感じられるのもベトナムならではの魅力の一つです。
教会の内部は、ミサが行われる時間帯だけ見学することができます。
日曜以外は扉が閉まっていることがほとんどなので、偶然にミサが行われていたらかなり運が良いですよ。
ハノイ大教会は現役で使用されている立派な宗教施設なので、見学に訪れる際の服装には注意するようにしてください。
聖堂に描かれた聖ヨセフの像は忠実に描かれており、まるで本物の人間が立っているかのよう。
ミサは毎日行われているので、聖堂内の見学を希望する方は事前にスケジュールをチェックしておくとスムーズでしょう。
住所 : 40 Nha Chung St., Hoan Kiem Dist, Hanoi City
マップ : Googleマップ
アクセス : ホアンキエム湖より徒歩約18分
見学可能時間 :
料金 : 無料
注意点 : 礼拝に訪れる際はなるべく肌の露出が少ない服装を心がけましょう
ハロン湾は年間約200万人もの旅行者が訪れるとされる、世界自然遺産です。
中国 との国境にほど近いハロン湾は1,500km²もの広さを持ち、その中に大小さまざまな奇岩が約3000も浮かぶ、ベトナム屈指の景勝地。
どこかで見たような…そう、中国の桂林の山水画のような風景に似ていますよね。
それもそのはず、地質学的には北は桂林から南はニンビンまでの広大な石灰台地の一角なのです。
石灰岩台地が沈降し、侵食作用が進んで、このような奇岩が姿を現したとされています。
ハノイからは高速道路を利用して片道2時間半ほどでアクセスできます。
筆者はハノイ旧市街にある旅行代理店でツアーを予約して、日帰りで訪れました。
朝8〜9時頃ホテルを出発して、ランチやアクティビティーを挟みながら約5〜6時間のクルーズを楽しむプランで、ハノイ市内に戻るのは大体20時頃となります。
1日がかりではありますが、よく晴れた日は海の青さも際立ち、素晴らしい景色を眺めることができます。
ベストシーズンは雨が少なく過ごしやすい、乾季(11~4月)。
ツアー料金はクルーズ船のグレードやスケジュールに組み込まれているアクティビティーの内容によって異なりますが、45ドルくらいが相場です。
1泊2日、または2泊3日でハロン湾の絶景を堪能するプランもあるので、時間に余裕がある方にはこちらがおすすめ。
住所 : Quang Ninh, Halong Bay, Vietnam
マップ : Googleマップ
アクセス :
入園料 :
公式サイト : ハロン湾
まずは、ハノイからホイアンの移動についてまとめます。
ハノイからホイアンの移動手段は「寝台バス」と「飛行機」の2つがあります。
飛行機だと1時間20分ほどで済みますが、寝台バスでは約16時間もかかると言われています。
もしも移動に時間をかけたくなければ、国内線で移動するのがおすすめです。
移動に関してチェックしたところで、早速ホイアンのおすすめスポットを見ていきましょう!
※ハノイの観光関連記事: ハノイのおすすめ観光スポット15選!フランスとの融合が美しく映えるベトナムの首都
ベトナム中部に位置する世界遺産の町、ホイアン。
ここは16世紀より東西交易の中継地として栄えた港町です。
江戸時代の日本は、ホイアンを拠点に朱印船貿易を行っていました。
最盛期には数百人の日本人が居住していたとされ、今でもその名残を感じることができます。
旧市街にはベトナム・中国・日本などの建築様式を融合した旧家が立ち並び、ノスタルジックな趣が漂います。
19世紀以降は地形の変化により貿易港としては衰退してしまいましたが、今では世界中の観光客で賑わう人気観光地として高い知名度を誇ります。
夜にはカラフルなランタンが灯され、幻想的な雰囲気が楽しめます。
第3の都市・ダナンより車で30〜40分でアクセスできるので、ぜひ足を延ばしてみてください。
最初にご紹介するのは、ホイアン・チャンフー通りの西端にある「来遠橋」です。
この橋は日本人街と中国人街のちょうど境に位置しており、それぞれを繋ぐ役割を果たしています。
基礎以外は中国様式に再建されているため、実際には中国要素の方が強いようにも感じます。
そうとはいえ、この街で日本人が生活していた証拠と言える貴重な建造物なので、せっかくなら足を運んでおきたいものです。
通行には5枚1綴の観光チケットが必要とされているのですが、本当に必要なのかは疑問です。
筆者はかれこれホイアンを2度訪れているのですが、来遠橋を渡る際にチケットの提示を求められたことは一度もありません。
ただ、旧市街にある主要な観光スポットへの入場にはチケットの提示が必要となるので、来遠橋を訪れるついでに購入しておくことをおすすめします。
ちなみに、チケットオフィスは橋の東側に位置しています。
日本円で約160円と格安ですし、収益は建物の修復作業などに利用されているそうなので、一般的な入場料とは少し異なるような気がしますね。
幅3m、長さ18mの瓦屋根つきの太鼓橋である来遠橋。
これは16世紀にホイアンに居住していた日本人が1593年に架けたもので、『日本橋』という愛称で親しまれています。
ベトナム紙幣の2万ドン札にも描かれる大変有名な建物なので、ホイアンを訪れる際はぜひチェックしてみてください。
完成当初の建築は基礎部分のみですが、400年以上にわたって保ち続けているのは驚きです。
残念ながら、当時の日本人は鎖国を理由に帰国を余儀なくされてしまいました。
そのような時代背景が無ければ、また違った姿を見せていたことでしょう。
橋の両端には建築開始年であった申年と完成年の戌年にちなんで、猿と犬の像が安置されています。
住所 : Nguyen Thi Minh Khai street, Minh An ward, Hoi An, Quang Nam
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0235 3861 327(観光案内所)
定休日 : 無休
営業時間 : 8:00〜22:00
料金 :
2つ目に紹介するのは、ホイアン歴史文化博物館です。
かつては仏教寺院の境内で展示を行っていたのですが、2022年現在はご覧のような大きな施設に移転しています。
展示しているのは主に、ホイアンで発掘された遺産の数々。
その中には、日本人に所縁のあるものもあります。
17世紀の江戸時代に使われていた「寛永通宝」。
これはホイアンの近くの海で沈没した朱印船から引き上げたものなのだそう。
ホイアン歴史文化博物館から徒歩5分ほどの場所にあるのが、クアンコン廟。
こちらは1653年に建立された仏教寺院で、ホイアンでも有数の観光スポットとして親しまれています。
ホイアン歴史文化博物館は、かつてこの寺院のすぐ裏手に位置していました。
クアンコン廟は中華式に建てられたお寺のことで、漢の時代に活躍したとある武将が由来となっています。
この武将は文武に秀で、家来からの信頼もとても厚かったのだそう。
ベトナムでは、必勝祈願および商売繁盛にご利益のある神様として信仰されています。
境内は水と自然のバランスが取れた素敵な中国庭園に仕上げられているので、そちらを見に訪れるのも良いでしょう。
入場には観光チケットの提示が必要となるため、必ず事前に購入しておくようにしましょう。
住所 : 10b Trần Hưng Đạo, Phường Minh An, Hội An, Quảng Nam, Vietnam
マップ : Googleマップ
アクセス : 来遠橋より徒歩7〜8分
電話番号 : 02353862367
定休日 : 土日
営業時間 : 7:30〜17:00
料金 : 12,000ドン
ホイアンでは満月の夜(旧暦の毎月14日)にランタン祭りが催されます。
当日の夜には街の人工的な明かりが消され、無数のランタンが灯され、幻想的な雰囲気を楽しめます。
ホイアン本来の美しい姿が蘇る特別な夜は、華やかな雰囲気で訪れる人すべてを魅了します。
この街はベトナム戦争による破壊を免れたこともあり、旧市街には多くの歴史的建造物が残されています。
これらの建物とランタンの組み合わせは、ホイアンだからこそ見ることのできる絶景です。
祭りの日以外でもランタン自体は灯されますが、写真撮影などを目的にするのであれば、ランタン祭りの日を狙うのがベストです。
旧市街に流れる川沿いには、日没頃になるとご覧のような灯篭を売る露店が多く出没します。
灯篭は1つ10,000ドン(約60円)で購入できます。
また、この川ではちょっとしたクルーズも楽しめます。
料金の相場は200,000ドン(約1,200円)なので、交渉する際の参考にしてみてください。
すぐ近くにはベトナム雑貨、刺繍製品、工芸品などを販売するナイトマーケットも。
日中も良いですが、街歩きをメインに楽しむならおすすめは間違いなく日没以降です。
時間に余裕があるのであれば、ホイアンに1泊するのも選択肢の一つ。
昼と夜では全く違った風情が楽しめるので、ぜひ両時間帯に訪れてみてください。
住所 : Nguyen Hoang Street, Hoi An 560000, Vietnam
マップ : Googleマップ
アクセス : バクダン通り沿いにあるアンホイ橋を渡った向かい側
電話番号 : 0235 3861 327(観光案内所)
定休日 : 無休
営業時間 : 日没頃~22:00(店舗によって異なります)
フエは、19〜20世紀にかけてベトナム最後の王朝・グエン朝の都が置かれた古都です。
王宮を中心に広がる壮大な遺構の数々は華やかな宮廷文化を物語り、その多くが世界遺産に登録されています。
ベトナム中部の主要都市であるダナンからは、車で約2時間ほど。
自力で行くことも可能ですが、効率的に観光を楽しむなら日帰りツアーに参加するのがおすすめです。
中国の影響を強く受けた街並みとフランス統治時代に生まれた西洋風情が混ざり合う独特の趣は、フエならでは。
フエ名物「ブンボー・フエ」もとても美味しいので、グルメな方はこの機会にぜひお試しください。
この王宮は19世紀初頭より13代続いたグエン朝の王宮跡です。
グエン朝は1945年の滅亡まで約140年以上にわたって繁栄したベトナム最後の統一王朝でした。
王宮は広大そのもので、じっくりと見学するなら約2〜3時間は見込んでおきたいところ。
周囲2.5kmの城壁に囲まれ、さらに濠に囲まれた堅固な造りをしているのが特徴です。
建物は1802年にグエン朝を興したザーロン帝の時代に着工し、ミンマン帝の時代に完成しました。
中国にある紫禁城がモデルとされ、豪華な建築の数々が当時の繁栄ぶりを物語ります。
残念ながらベトナム戦争によって大部分が失われてしまったそうですが、長年の修復作業によって全体の約3割におよぶ建造物が復元を果たしました。
現在は午門、大和殿、顕臨閣、閲是堂、延寿宮などの復元が完了し、一般公開されています。
有料ではありますがオーディオガイドをレンタルすると、観光がより楽しめるでしょう。
また、閲是堂では1日2回宮廷音楽と舞踏のショーが開催されているので、時間に余裕のある方は必見です。
鑑賞には別途料金の支払いが必要となるため、入場券を購入する際にスタッフにお尋ねください。
フエを訪れるなら欠かせない定番の観光スポットです。
住所 : Hue Citadel, Hue City, Thua Thien Hue Province, Vietnam
マップ : Googleマップ
アクセス : フエ駅より車で約5分(徒歩で行く場合は約25分)
電話番号 : 024 3734 5427
定休日 : 無休
営業時間 : 8:00〜17:00
入場料 : 大人 200,000ドン/子ども(7〜12歳) 40,000ドン
公式サイト : 阮朝王宮
王宮と合わせて見学したいのが帝陵です。
フエには阮王朝歴代皇帝の陵墓が点在しており、「フエの建造物群」としてまとめて世界遺産に登録されています。
帝陵の数は、全部で7ヵ所あります。
それぞれ皇帝の性格や死生観を反映しており見応えがあるのですが、中でも人気なのが「ミンマン帝陵」「トゥドック帝陵」「カイディン帝陵」の3ヵ所です。
ミンマン皇帝は、阮朝2代目の皇帝で、フランスとの関係を断ち切ることに尽力しました。
102人もの子供がいたと言われ、今でもパワーの象徴のように例えられています。
自身が設計したと言われている中国風の霊廟は1840年から3年かけて作られました。
広い敷地内には、三日月型の蓮池や、赤と金の装飾の崇恩殿、死者の霊を守るとされる象、馬、兵士の像など随所に中国的な要素が見られます。
帝陵の一番奥にはミンマン皇帝が眠る墳墓がありますが、1度も一般公開された事はなく、実際に埋葬されているのかどうかは定かではないのだそう。
ダナンから日帰りで訪れる場合は、これらの帝陵のうち1ヵ所だけをピックアップして王宮と組み合わせて訪れるのが一般的です。
帝陵同士は距離が離れているので、全て巡るには丸1日もしくは2日ほどかかります。
住所 : QL49, Hương Thọ, Tp. Huế, Thừa Thiên Huế
マップ : Googleマップ
アクセス : フエ駅より車で約20分
電話番号 : 0234 3523 237
定休日 : なし
営業時間 : 7:30〜17:00
料金 : 大人150,000ドン/子ども30,000ドン
公式サイト : ミンマン帝廟
ダラットは、ベトナム中南部の高原地帯にある小さな街です。
この地は19世紀にフランス人の保養地として開発されたのが始まりと言われています。
ハノイやホーチミンなどに比べると日本人の旅行者は少ないですが、欧米の旅行者にはとても人気のある観光地です。
標高約1,500m地点に位置し、夏でも比較的涼しいことから避暑地としても親しまれています。
ベトナムの自然というと想像しにくいかもしれませんが、ダラットは良い意味でベトナムそのもののイメージを覆す存在です。
丘陵地には四季折々の花が咲き誇り、ほんのりと漂う花の香りに癒されます。
ホーチミンやハノイからは直行便が就航しているので、これらの都市と組み合わせて訪れるのも良いでしょう。
常夏の国として知られるベトナムは、基本的に気温が30℃を下回ることがありませんが、ダラットの平均気温は年間を通じて18〜23℃と涼しいのが特徴です。
そんなダラットには、都市部とは違った独特の食文化が根付いています。
ホーチミンやハノイではなかなか見かけることの無い鍋料理も、ここでは名物料理の一つとして親しまれているのです。
ダラットでは新鮮な高原野菜をたっぷりと使用したものがポピュラーなのだそう。
ダラット市場には、これらの高原野菜を含むバラエティー豊かな食材が揃います。
その規模はホーチミンにあるベンタイン市場よりも大きく、非常に見応えがあります。
なんとなく歩いてみるだけでも十分楽しめるスポットなので、ぜひ足を運んでみてください。
ダラットでベトナム料理教室に参加する場合は、市場での買い物がスケジュールに組み込まれていることも。
ローカル感満載の市場で買い物をするのは少し勇気がいるかもしれませんが、グループで訪れるなら安心ですよね。
野菜や果物を試食しながら選ぶのは、何より新鮮な体験でとてもワクワクするものです。
活気溢れる市場を訪れて、ローカルな気分に浸ってみませんか?
住所 : Cầu thang Chợ, Nguyễn Thị Minh Khai, Thành phố Đà Lạt
マップ : Googleマップ
アクセス : ダラットバスターミナルより徒歩12分
定休日 : 無休
営業時間 : 7:00〜18:00
自然豊かなダラットの魅力を満喫するなら、滝は必ず訪れておきたいスポットの一つです。
ダラットの近くには合計6つの滝があり、ツアーにも組み込まれるほどの人気を誇ります。
中でも「ダタンラ滝」は、ダラット観光のハイライトと呼ぶにふさわしい存在です。
この滝はいくつもの石段を伝って流れる「段瀑(だんばく)」と呼ばれるもの。
市街地からは5kmほど離れているので、タクシーを利用して行くのがおすすめです。
滝は入口から約15分ほど階段を下ったところにあるので、歩きやすい靴で行くようにしてください。
片道35,000ドン払えばご覧のようなローラーコースターでアクセスすることも可能です。
急斜面を登るのは大変なので、行きはのんびり下って帰路のみ利用するのも良いでしょう。
住所 : Highway 20, Ward 3, Dalat.
マップ : Googleマップ
アクセス : ダラット市街より車で13分
電話番号 : 0263 3533 899
定休日 : 無休
営業時間 : 7:00〜17:00
料金 : 大人 30,000ドン/子ども 15,000ドン
公式サイト : ダタンラ滝
ホーチミン(Ho Chi Minh)は、ベトナム南部に位置する同国最大の都市です。
ベトナム戦争の終結以前は「サイゴン」と呼ばれ、南ベトナムの首都が置かれていました。
フランス統治時代には海洋貿易で発達し、いまや東南アジアでも有数の商業都市にまで発展。
街には植民地時代のコロニアル建築が多く残り、独特の異国情緒が漂います。
かつて「東洋のパリ」と称されたこの街には、西洋の趣が漂う名建築が目白押しです。
近年ではスタイリッシュなホテルが続々とオープンし、SNSを中心に注目を集めています。
可愛い雑貨を取り揃えるブティックやカフェもたくさんあるので、2〜3日滞在してゆっくりと楽しむのがおすすめです。
統一会堂は "ベトナム戦争終結の舞台" となったことで知られる旧大統領官邸です。
フランス統治時代に築かれた宮殿は、ホーチミンで最も美しい建物の一つに数えられています。
この建物は、南ベトナム政権時代に「独立宮殿」と呼ばれていました。
南北ベトナムが統一されるきっかけとなった重要な出来事が起きた場所であり、ベトナム近代史を象徴する存在です。
現在は国賓を迎える際や会議などを目的に使用されるだけで、普段は旅行者に一般公開されています。
館内では 内閣会議室や応接室、宴会室などを見学することができます。
その他にも極秘軍事基地として使われた司令官室や暗号解読室、通信室なども一般公開されています。
また、統一会堂にはこれらを除く大小100以上の部屋があるのだそう。
会議などで使われていたそうですが、あまりの多さに圧倒されること間違いなしです。
中には500人以上の来賓を招くことができる立食パーティー場もあります。
とにかく規模が大きく見どころも多いので、内部を見学する際は時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
所要時間は約1時間半が目安です。
住所 : 135 Nam Ky Khoi Nghia Street, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +84 28 3822 3652
定休日 : 無休
営業時間 : 8:00〜16:30(最終入場15:30)
料金 : 40,000ドン
公式サイト : 統一会堂
1975年9月の創立以来、毎年約40万人が訪れている博物館。
20年あまりに渡って行われたベトナム戦争では、2,000万人以上の犠牲者を出したとされています。
この博物館は、「戦争を二度と繰り返してはいけない」という気持ちから設立されたのだそう。
ベトナム戦争は南北統一を巡って起こったのが始まりですが、単なる内戦ではありませんでした。
その裏には北ベトナムを支援したソ連・中国、そして南ベトナムを支援したアメリカの存在。
歴史に興味がある方でなければ、戦争のような暗い事実はなるべく避けたいものですが、この博物館はベトナムという国を理解する上で大変役に立ちます。
ベトナム戦争が終結したのは、今から50年近くさかのぼる1975年であり、比較的最近であるのに驚く人も多いはずです。
ベトナム戦争では、枯葉剤という除草剤が武器の一つとして使われました。
この枯葉剤、別名では「史上最悪の毒物」と称されるほど威力を持っていたのです。
大量のダイオキシンが含まれており、人体に対する影響は農薬の約100倍。
そんな薬の影響もあり、ベトナムでは今もなお「水頭症」などの病気に苦しむ子供が多いのが現状です。
戦争証拠博物館の内部では戦争で実際に使用された銃や武器、当時の写真などが展示されています。
また、敷地内には実寸の戦車や戦闘機、機関銃などの屋外展示ブースも設けられており、戦争の生々しさを肌で感じることができます。
住所 : 28 Vo Van Tan, Ward 6, District 3, Ho Chi Minh City, Vietnam
マップ : Googleマップ
アクセス : 統一会堂より徒歩8分
電話番号 : +84 28 3930 5587
定休日 : なし
営業時間 : 7:30〜11:30/13:30〜16:30
料金 : 一般 40,000ドン/子ども(6〜15歳)20,000ドン
ホーチミンから西北へ約70km先にある、南ベトナム民族解放戦線の舞台となったクチトンネル。
このトンネルでアメリカ軍に抵抗し続けたことが、ベトナムに勝利をもたらしたと言われています。
当時のアメリカ軍の戦力は圧倒的だったと言われていますが、ベトナム軍はジャングルやトンネルにもぐって耐え凌いだそうです。
次第に、しびれを切らしたアメリカ軍は撤退に向かっていきます。
そして、完全にアメリカ軍が撤退したのが1973年。
これに耐えたベトナムは、1975年の南北統一へと歴史が繋がっていったのです。
クチトンネルでは、戦いの舞台となったトンネルをガイド付きで見学することができます。
しかし、実際に入ってみるとわかるのですが、トンネル内はとても暗くて狭いです。
呼吸が苦しくなり、大人一人が身をかがめて、やっと道を通れるほど。
実際にこんな狭い空間で戦っていたベトナム軍は苦痛ではなかったのかと感じてしまいますよね。
また、現在は残されていませんが、当時はアメリカ兵をおびき寄せるために落とし穴が用意されていたようです。
当時、アメリカ軍と圧倒的な戦力差がある中で必死に抗ったベトナム軍の知恵が伺えます。
住所 : Phu Hiep Hamlet, Phu My Hung Commune, Cu Chi, Ho Chi Minh
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 028 3794 8830
定休日 : 無休
営業時間 : 9:00〜17:00
料金 : 【ベンディン トンネル】110,000ドン【ベン デュオック トンネル】90,000ドン
最後にご紹介するのは、チベット高原を源流とする大河・メコン川です。
ベトナムの他にミャンマーやタイ、ラオスなどの国々を流れる川であり、その長さは約4,200kmに及びます。
ホーチミンから車で2時間ほどの場所にある「ミトー(Mytho)」は、メコン川クルーズの拠点として知られる町です。
クルーズと言っても、大型のクルーザーで優雅に楽しむセレブ的なイメージとは異なります。
ここで意味するクルーズは、手漕ぎボートで行くジャングルクルーズのようなアクティビティーです。
大都会から離れてちょっとした冒険気分を味わうには最適でしょう。
メコン川クルーズを体験するなら、ホーチミン発の日帰りツアーに参加することをおすすめします。
個人でもアクセス可能ですが、なるべく安く済ませるなら大人数のグループで行くのがベスト。
ホーチミンの旅行代理店では必ずと言っていいほど取り扱っているツアーなので、事前予約の心配もありません。
気になるツアー料金は、昼食付きで1,500円程度と大変リーズナブルです。
旅行代理店によっては1,000円以下で売り出している場合もあるようなので、節約派の方はいくつか回って交渉してみると良いかもしれませんね。
ツアーのスケジュールには、ココナッツキャンディーやトロピカルフルーツ工場の見学が含まれています。
ココナッツキャンディーは、ベトナムの定番土産の一つ。
工場見学では試食も可能で、気に入ったものは購入することができます。
「ホーチミンだけでは物足りない」という方は、ぜひ参加してみてください。
筆者も実際に訪れ、日本ではなかなか出来ない体験にとてもワクワクしました。
住所 : MyTho, Vietnam
マップ : Googleマップ
アクセス : ホーチミン中心部より車で約1時間半〜2時間 ※ 現地の日帰りツアーに参加して訪れるのが理想
料金 : 【個人で行く場合】50〜70ドルが相場(貸切ボート)【ツアーに参加する場合】10〜15ドル(乗り合いボート)
※ホーチミンの観光関連記事: ベトナム・ホーチミンの人気観光地13選!東洋のパリと称される美しい街並みを満喫しよう
今回はベトナムのおすすめ観光スポットをご紹介しました。
ここ数年、経済成長が著しく、街も発展しているベトナム。
しかし、街が発展してきているとはいえ、一部の地域では未だに戦争の傷跡が残ります。
そんな経済成長の一方で、戦争を始めとした歴史を感じられるのもベトナム観光ならではです。
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最終更新日 : 2022/11/21
公開日 : 2016/06/28