ハノイのおすすめ観光スポット15選！フランスとの融合が美しく映えるベトナムの首都

1000年の歴史を持つベトナムの首都ハノイ

ベトナムの首都・ハノイは、1000年以上にわたる歴史を誇る古都です。

ここは中国やフランスによる統治の影響から、東洋と西洋の文化が融合した街並みを有するのが特徴で、歴史的な文化財も数多く残されています。

11世紀から続く旧市街には現在も職人街の名残である問屋が軒を連ね、独特の風情を醸し出します。

日本からは直行便が就航しており、所要時間は約6時間程度。

ハノイは観光にグルメ、ショッピングまで幅広く楽しめる魅力的な旅行先なので、なるべく時間をかけてゆっくりと観光を楽しみましょう。

1. ベトナム料理は旧市街がおすすめ

ハノイは、美味しい屋台グルメが揃うストリートフード天国です。

屋台料理は衛生面が心配でなんとなく敬遠してしまいがちですが、ベトナムでは「一番美味しいのは屋台」だと言われることも。

これはベトナムに限らず、タイやマレーシアなどの東南アジア諸国にも共通していると言えるでしょう。

なかでも沢山の屋台が集う旧市街は、安くて美味しいB級グルメが集うメッカ。

ハノイはベトナム人の間でも有名な美食の街であり、訪れる人々の期待も高まります。

定番の料理はフォー（麺）、コム・ザン（チャーハン）、ゴイ・クオン（生春巻き）、ガイン・ガー・チェン・ヌックマン（手羽先のヌクマム揚げ）など。

旧市街のドンスアン市場周辺の屋台はハノイでも特に人気のあるエリアなので、美味しいベトナム料理をお探しの方は足を運んでみると良いでしょう。

2. ハノイに来たら水上人形劇は外せない！

タンロン水上人形劇は、ベトナム北部発祥の伝統芸能です。

ハノイにはいくつかの劇場があり、気軽に楽しめるエンターテインメントとして親しまれています。

水の上を舞台に繰り広げられる人形たちのパフォーマンスは、ダイナミックでありながら素朴で観るものを惹き付けます。

ベトナムにおける水上人形劇は1000年近い歴史があるそうで、収穫祭で行われていた劇が宮廷芸能として発展し、伝統文化として定着することになりました。

歴史ある伝統芸能ですが人形劇自体はコミカルな要素もあり、旅行者でも楽しめる内容になっています。

チケットは100,000ドン（約560円）から販売されているので、ベトナム旅行の記念に鑑賞してみませんか？

3. ハノイのお土産のおすすめは？

ハノイ近郊には伝統的な手工芸品で知られる村がいくつも存在します。

なかでもバチャン焼きとドンホー版画は知名度が高く、お土産としても非常に人気があるのだそう。

また、国内外から注目されているものとして刺繍製品が挙げられます。

手先の器用なベトナム人が手がける刺繍製品は質が高く、国際的にも注目されています。

その他にも、ベトナム北部特産のシルクを使った製品も有名。

ハノイのハンガイ通り（別名：シルク通り）には高品質なシルク製品が手に入るので、興味のある人はぜひ覗いてみてください。

※ベトナム お土産の関連記事：  ベトナムでおすすめのお土産22選！おいしいお菓子・グルメからかわいい雑貨まで

4. 映画「青いパパイヤの香り」でベトナムの雰囲気を知る！

ベトナム旅行の前にちょっとした予習をしておきたい方へ。

映画「青いパパイヤの香り」はフランス植民地時代からベトナム戦争まで、外国からの支配に苦しむベトナムを描いた作品です。

1951年のベトナムを舞台に資産家の家に雇われている使用人・ムイ（10歳）の人生を描いたストーリー。

今から30年近く前に公開された古い映画ではありますが、実話に基づいた作品で当時のベトナムの雰囲気が伝わりやすい映画だと思います。

映画の中ではベトナムの風景はもちろんのこと、ベトナム料理を作るシーンなども度々登場します。

本作は第66回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるほど評価さており、日本でも話題を呼びました。

興味のある方はぜひチェックしてみてください。

5. 泊まるならコロニアルホテルがおすすめ！

ハノイをはじめとするベトナムの都市には、西洋スタイルのコロニアル建築が多くあります。

これは19世紀のフランスによる植民地支配の名残なのだそう。

多くは観光客向けに一般公開されていますが、中にはホテルとして改装を施したものも。

歴史情緒が漂うコロニアル建築は、ほとんどが築100年以上。

高い天井や広々としたバルコニー、吹き抜けの螺旋階段などフランス様式を偲ばせる要素は注目しておきたいポイントです。

6. ベトナムの治安はどうなの？

ベトナムは比較的治安が良いことで知られる国ですが、最近では外国人観光客の増加に伴いトラブルが増えています。

殺人や傷害事件といった凶悪犯罪はほとんど耳にしませんが、スリや引ったくり、置き引きなどは度々報告されています。

人気の観光スポットやナイトマーケットなどの人混みになりやすい場所を訪れる際は、特に注意が必要です。

タクシーの料金交渉に関連するトラブルもお馴染みではありますが、スマートフォンの配車アプリの普及によりトラブルに遭う機会は大幅に減りました。

ハノイでは  「Grab」  の配車サービスを利用できるので、事前にダウンロードしておくとスムーズに観光を楽しめます。

7. ハノイ観光のベストシーズン

ハノイを訪れるなら雨が少なく過ごしやすい乾季（11〜4月）がおすすめ。

特に11月から2月にかけては降雨量が一年で最も少なく、平均最高気温も20度前後と過ごしやすいのが特徴です。

ベトナムは南北に長い地形を有するため、地域ごとに気候が異なります。

雨季（5〜10月）でも日本の梅雨のように一日中雨が降り続くようなことは少ないですが、この時期は気温が高いので、乾季に比べると若干観光しにくいといった印象。

ハロン湾やサパをはじめとする景勝地は景観の美しさが気候に左右されやすい観光地です。

自然をメインに楽しみたい方は、11〜2月頃に旅行を計画すると良いでしょう。

8. ハノイ観光に必要な日数

ハノイの主な見どころは、ホアンキエム湖の北側にある旧市街に集中しています。

本記事で紹介している観光スポットを巡るだけなら1泊2日、長くても2泊3日あれば十分楽しむことができます。

ニンビンやサパ、ハロン湾も訪れる場合はハノイ市内より催行されている日帰りツアーに参加するのが理想。

ハノイ市内の観光にこれらの観光地への日帰り旅行を組み合わせるのであれば、それぞれ1日ずつ追加が必要となります。

筆者のおすすめは2泊3日または3泊4日のスケジュールです。

ハロン湾などへ行かれる場合はツアー会社のウェブサイトなどで事前に予約しておくと、時間の無駄なく現地での観光を満喫できるでしょう。

＜ホアンキエム湖周辺のおすすめ観光スポット＞

ホアンキエム湖は町の中心に位置するスポットで、北側には旧市街、西側には聖ヨセフ大聖堂、南側はおしゃれなお店が多いショッピングエリアが広がっています。

このエリアはベトナムでも特にフランス植民地時代の面影が濃く、フランス統治時代の雰囲気を感じられる場所が多くあります。

まずはホアンキエム湖周辺の街路樹を歩きつつ、観光スポットを散策しましょう！

1. ホアンキエム湖（Hồ Hoàn Kiếm）

ホアンキエム湖は戦時下においてベトナムを勝利に導いた伝説が残る、ハノイを代表する景勝地です。

15世紀の王はこの湖から引き上げた剣で明（中国）からベトナムを守ったとされています。

その後、剣を納めに訪れてみると巨大な亀が現れ、剣をくわえて湖に戻っていったと伝えられているんですよ。

実際にホアンキエムとは、現地の言葉で「還剣」を意味するのだそう。

朝はさわやかな風が吹き、日中は木陰で心地よく過ごすことができます。

夜景も美しく、旅行者だけでなく地元の人々も訪れる憩いの場になっています。

2. 玉山祠（Đền Ngọc Sơn）

玉山祠は、1865年にホアンキエム湖沿いにある小さな島に築かれた祠です。

学問・武道・医療を司る神および13世紀に中国による侵略を撃退した英雄が祀られており、連日多くの参拝客で賑わっています。

目印は緑いっぱいの自然に際立つ赤い橋。

小さな寺院ではありますが、せっかくホアンキエム湖を訪れるならぜひ立ち寄ってみてください。

内部では「還剣伝説」を思わせる体長2m以上の亀が展示されており、見応えも十分です。

3. 聖ヨセフ大聖堂（Nhà Thờ Lớn Hà Nội）

聖ヨセフ大聖堂は、フランス植民地時代にあたる1868年に建造された教会です。

ベトナムには多くのカトリック教会がありますが、ハノイ大教会はその中で最も古いのだそう。

教会周辺は、ハノイでもフランス植民地時代の面影が強く残るエリアとして知られています。

オペラハウスやロンビエン橋をはじめとするコロニアル建築の数々は必見です。

美しいステンドグラスを採用したネオ・ゴシック様式の内装は、息を呑むほどの美しさを誇ります。

普段は一般公開されておりませんが、ミサが行われるタイミングのみ内部を見学することができるので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。

4. ハノイ・オペラハウス（Nhà Hát Lớn Hà Nội）

ハノイ・オペラハウスもまた、フランス植民地時代に築かれた建物の一つ。

この劇場は1911年にパリのオペラ座を模して造られたとされ、ハノイ大教会と並ぶ代表的なコロニアル建築として親しまれています。

重厚な雰囲気の漂う優美な外観は、フランス建築ならでは。

完成から長い年月を経ていることから、1990年代には約3年かけて修復作業が施されました。

劇場は現在でもクラシックやオペラなどの公演に使用されており、週2回のみではありますが有料で一般公開も行われています。

公演内容は様々で、中にはベトナム人アーティストによるコンサートも。

時間に余裕のある人は、ぜひ鑑賞しに訪れてみてください。

5. ベトナム女性博物館（Bảo Tàng Phụ Nữ Việt Nam）

ベトナム女性博物館は「女性」をテーマとする世界的にも珍しい博物館です。

館内では戦時下のベトナム女性の活躍・服装をはじめ、農民・少数民族の暮らしぶりを紹介しています。

コレクションは約1,000点におよび、様々な資料や写真を用いた展示を行なっています。

展示はテーマ別に分かれており、ベトナム女性の立場の変遷やライフスタイルも細かく把握できるような構成です。

この博物館ではベトナム女性の研究も行なっているそうで、諸外国の女性との交流を図る活動も推進しています。

＜タイ湖周辺のおすすめ観光スポット＞

タイ湖周辺は、おしゃれなカフェやレストランが立ち並ぶ注目のエリアです。

ホアンキエム湖と比べる落ちついた雰囲気なのが特徴で、ハノイ観光の拠点としても人気があります。

旧市街へは徒歩30分ほどでアクセスできるロケーションです。

1. ホーチミン廟（Lăng Chủ Tịch Hồ Chí Minh）

ホーチミン廟は、生涯をベトナム南北統一に捧げたホー・チ・ミン元国家主席を祭る霊廟です。

ベトナム戦争終結後、1975年9月2日の建国記念日に合わせて完成しました。

総大理石造りの廟はベトナムの国花である「ハス」を模ったもので、内部には冷凍保存された元主席の亡骸が安置されています。

ベトナム国民が敬愛する英雄が眠る神聖な場所なので、服装には注意が必要です。

内部での私語はもちろん、写真・ビデオ撮影も禁止されているので悪しからず。

すぐ目の前に位置する広場は1945年にホー・チ・ミンが独立宣言を読み上げたことで知られる大変重要な場所なので、訪れる際はぜひお見逃しなく。

2. ホーチミンの家（Nhà Sàn Bác Hồ）

ホーチミン廟の裏手には、実際にホー・チ・ミンが暮らしていた住居が残されています。

彼は自身が亡くなる1969年までの11年間をこの場所で過ごしました。

建物は高床式の2階建て、元主席の家にしては意外と簡素な造りをしているのに驚くかもしれません。

1階は会議ができるようになっており、2階は書斎や寝室がそのままの状態で残されています。

建物の外には通路が設けられており、そこから内部を自由に見学することができます。

庶民派とされていたホー・チ・ミンの人柄や生活ぶりをしのぶには最適な場所です。

3. 一柱寺（Chùa Một Cột）

一柱寺もホーチミン廟の敷地内にある見どころの一つ。

池の中に佇むユニークな外観の仏堂は、李王朝時代（1009～1225年）に建立されたものなのだそう。

世継ぎに恵まれなかった李王朝の大崇（11世紀）がハスの花の上に立つ観音菩提樹から赤ん坊を手渡される夢を見たことをきっかけに建立されたのが始まりです。

地元では子宝祈願にご利益があるとされ、連日多くの参拝客で賑わっています。

独特なデザインは、池に咲くハスの花がモチーフなのだとか。

ホーチミン廟を訪れるなら、忘れずに立ち寄っておきたいスポットです。

4. タンロン遺跡（Hoàng Thành Thăng Long）

ホーチミン廟より徒歩10分ほどの場所に位置するのが、タンロン遺跡。

この遺跡はすぐ隣にあるハノイ城と共にユネスコの世界遺産に登録されています。

7世紀頃から続いたハノイの歴代王朝が拠点とした場所だけに、見応えは盛り沢山。

敷地は広大そのもので、ゆっくりと見て回るなら東側にあるハノイ城だけでも1時間近くかかってしまうことも。

タンロン遺跡では現在も発掘作業が続けられており、その様子を見学することができます。

ハノイ市内にある世界遺産はここだけなので、ぜひ足を運んでみてください。

5. 京南ハノイランドマークタワー（Keangnam Hanoi Landmark Tower）【2022年11月現在休業中】

京南ハノイランドマークタワーは、ベトナムで最も高いビルです。

この最上階は「スカイ72」と呼ばれ、展望スペースがあります。

高さ345mから360度パノラマで、ハノイの町を見渡すことができます。

日々発展を続けているハノイの成長を感じることができ、特に夜景が素晴らしいです。

ランドマークタワーには、カフェやトリックアートギャラリーもあるので、休憩がてら立ち寄ってみると良いでしょう。

＜ハノイ旧市街のおすすめ観光スポット＞

下町風情漂うハノイ旧市街は、観光のハイライトと呼ぶに相応しい観光スポットです。

路上にひしめくショップやカフェ、生活感溢れる屋台の数々は、東南アジアならではの空気感を味わうのにぴったり。

王朝時代には王への献上品を作る街として数世紀にわたって親しまれ、現在でもベトナム政府が管轄する指定遺産として保存されています。

あえて行き先を決めず、古き良き趣を感じながら歩くのがハノイ旧市街の楽しみ方です。

ここでは定番の見どころを紹介していきます。

1. 36通り（36 Đường phố）

「36通り」という愛称でも親しまれる、ハノイ旧市街。

先でも少し述べた通り、この辺りは王朝時代のハノイにおいて、王への献上品が作られていた専門店街です。

興味深いのは通りごとに専門店の種類が異なるということ。

例えば「ハンザウ通り」であれば靴とサンダルの問屋が立ち並んでおり、ヒールやサンダルなどをオーダーすることができます。

『36』という数字はこれらの専門店が属する組合の数に由来するのだそう。

代表的なものだけでもおもちゃやブリキ製品が揃う「ルオンヴァンカン通り」や「ハンティエック通り」、手工芸品のラインナップが充実した「ハンボー通り」など様々。

ハンクアット通りには仏具関係の品々をとり扱うお店が多く、商売繁盛祈願や行事の際に使用する品物が一通り揃います。

その他にも、お菓子や漢方にプレゼント用の包装紙など、通りごとに全く違った商品が並んでいるので、いくつかの通りを訪ねて特色を比べてみてください。

2. ドンスアン市場（Chợ Đồng Xuân）

ドンスアン市場は、旧市街の北端に位置する「ハノイ最大の市場」です。

フランス植民地時代、道端に溢れていた露店を1つの場所に集めたのが始まりなのだそう。

2階建ての建物では食料品をはじめ、衣料や生地などの日用品が販売されています。

旅行先でわざわざ市場に行く人は少ないかもしれませんが、地元の人々の生活を覗くなら、恐らく市場が最適でしょう。

市場の周辺にも多くの露店が軒を連ね、連日賑わいを見せています。

路上で魚をさばいていたり、野菜が直に並べられていたりなど、日本ではなかなか見られない光景が見られるのもドンスアン市場ならではの魅力ですね。

＜ハノイからのおすすめショートトリップ＞

ここではハノイから日帰りで行けるおすすめの観光地をご紹介します。

ハノイ市内から催行されているツアーに参加すれば、主な見どころを効率良く楽しむことができるので、検討してみる価値ありです。

1. ニンビン（Thành phố Ninh Bình）

ニンビンは、王朝時代に古都として知られる風光明媚な都市です。

ハノイからは車で2時間程で行くことのできる人気の観光地。

川沿いに奇岩が立ち並ぶ風景でお馴染みの景勝地であり、「陸のハロン湾」として称されることも。

ベトナム最初の統一王朝の首都ホアルーや国内最大の仏教寺院、国内有数の絶景で知られるタムコックなど、様々な見どころがあります。

これらは「チャンアン景観の複合体」として2014年に世界遺産に登録されました。

大小様々な奇岩が林立する渓流を小さなボートで探索するアクティビティーは、ニンビン観光のハイライト。

ベトナムといえばハロン湾が有名ですが、ニンビンの方が美しいという人もいるほどです。

【ハノイ市内発】世界遺産チャンアン・古都ホアルー日帰りツアー

ツアー名：  世界遺産チャンアン＋古都ホアルー観光ツアー 奇岩群を小舟でクルーズ

予約サイト：  VELTRA

ニンビンが誇る世界遺産チャンアンと古都ホアルーの名所を巡る日帰りツアー。

奇岩が織りなす絶景を眺めるクルーズ体験やニンビン名物のヤギ料理を堪能する贅沢プランです。

日本語ガイドが同行しサポートしてくれるので、安心して旅行を楽しむことができます。

滞在先のホテルへの送迎や各種料金も含まれており、追加でかかる費用が無いのも嬉しいポイントです。

2. バッチャン（Bát Tràng）

ハノイ近郊には、様々な伝統工芸の村が点在しています。

なかでも最も有名なのが、「陶芸の村」として知られるバッチャン。

ハノイ市内から車で30〜40分と近く、路線バスも運行しているので旅行者でも行きやすい観光地の一つです。

この村では、村人の大部分が製陶業に携わっているのだそう。

村を散策していると窯に付いている人、絵を描いてる人、出荷用の作業を行っている人など様々な人を見かけます。

恐らく村全体で作業を分担しているのでしょう。

焼き物はもちろん本物ですし、ハノイ市内で買うよりも安く手に入るので、お土産をお探しの方はぜひ足を運んでみてください。

3. サパ（Sapa）

ベトナムに来たら、少数民族の村を訪れるのも楽しみの一つ。

その中で最もおすすめなのがサパ（Sapa）です。

サパは美しい棚田で知られるベトナム北部の景勝地。

高原に位置することから、運が良ければ霧に包まれた幻想的な姿が見られることもあります。

かつてはアクセスするのに時間がかかりましたが、高速道路の開通によりハノイからの所要時間が半分に短縮されました。

美しい棚田が織りなす風景も素敵ですが、この地域を訪れるなら村で暮らす少数民族を訪ねるのがおすすめです。

サパには異なる民族衣装をまとった複数の少数民族が住んでおり、土日に開催される市場では多くの少数民族が見られます。

ハノイから日帰りで行くなら、市内から催行されているツアーが便利です。

少数民族に会いに行くだけでなく、周辺の自然を楽しむトレッキングなど様々なアクティビティーがセットになったプランがあるので、予約する際はぜひチェックしてみてください。

＜ハノイのおすすめホテル＞

ハノイでのホテル選びは、滞在中に行きたいスポットをある程度絞ってから行うとスムーズです。

旧市街を徒歩で散策するならホアンキエム湖周辺がおすすめです。

ハノイは交通量が多く、酷い時には約3kmの移動に30分以上かかってしまうことも。

宿泊費が安くてもタクシーを頻繁に利用すれば最終的に高くついてしまうので、ホテルの立地も考慮することをおすすめします。

また、ショッピングをメインに楽しむならタイ湖周辺も便利です。

1. ロッテホテル ハノイ

ロッテホテル ハノイは、市内中心部にある5つ星ホテルです。

地上65階建ての複合商業施設の高層階に位置しており、客室からはハノイ市街を見渡す大パノラマをお楽しみいただけます。

地下1階にはバラエティー豊かなベトナム土産を取り揃える  ロッテセンター（LOTTE CENTER）  が入居し、ショッピングも楽々。

主要な観光地が集う旧市街までは、車で約10〜15分でアクセスすることができます。

館内はシックなデザインに統一されており、居心地の良い雰囲気が漂います。

プールは屋内および屋外にそれぞれ1ヵ所ずつ、その他フィットネスやヨガスタジオ、スパに屋内ゴルフ場まで完備。

アジア・西洋料理を提供するレストランやルーフトップバーも併設されているので、食事の心配もいりません。

クラブフロアに宿泊すれば専用ラウンジでのお食事だけでなく、アルコールも無料で楽しめるので、ホテルステイをメインにお考えの方はこちらを検討してみるのも良いでしょう。

客室は全部で318室。

写真は広さ61平米のジュニアスイートです。

最も小さな客室でも42平米と広々としており、バスタブもしっかりと完備されています。

バリアフリー設計なので、足元が不自由な方でも安心して滞在することができます。

筆者も実際に宿泊したことがあるのですが、スタッフの方々の細やかな気遣いがとても印象に残っています。

ラグジュアリーなホテルステイを楽しみたい方は、ぜひ泊まってみてください。

2. ペリドット グランド ラグジュアリーブティックホテル

「とにかく観光に便利なロケーションが良い」という方におすすめなのが、こちらのブティックホテル。

ペリドットグランドは、ハノイ旧市街に位置する5つ星ホテルです。

旧市街にある主要な観光スポットのほとんどは、ここから徒歩で行くことができます。

ラグジュアリーで洗練された趣は、高級ホテルならでは。

上質なホスピタリティーもさることながら、非日常的な空間設計も魅力の一つとして挙げられます。

エントランスに足を踏み入れれば、そこはまるで別世界。

館内にはフィットネスやスパ、プールの他に、計5ヵ所のレストランおよびバーも併設されています。

どれも素敵な雰囲気なので、滞在中に一度は訪れておきたいですね。

120室ある客室は、すべてに独立したバスタブが備わっています。

写真は広さ28平米のデラックスルーム。

ルームタイプは、キングベッド1台またはセミダブルベッド2台から選べます。

ツインルームでも少しゆったりとしたサイズ感のベッドが用意されているので、2名でも快適に過ごせるでしょう。

日本語が話せるスタッフも働いており、スタッフとのコミュニケーションが心配な方でも安心してお泊まりいただけるホテルです。

3. アンシエント レーンホテル

コスパ重視の方におすすめなのが、「Ancient Lane（アンシエントレーン）」という2つ星ホテルです。

ここまでは高級ホテルを中心にご紹介しましたが、こちらは1泊 1,800円〜泊まることができます。

2名で宿泊すれば、なんと1泊1人あたり900円という驚きの安さ。

ハノイといえばバイクの交通量が多く、それによる騒音が気になる人も少なくありません。

特に安いホテルは防音対策がしっかりとなされていないため、予約をする際は大通りに面しているかどうかをしっかりと確認する必要があります。

こちらのホテルは車はもちろん、バイクもほとんど通ることの無い狭い路地に位置しています。

ショップやスパ、レストランなどが立ち並ぶ通りまでは、徒歩2〜3分の距離です。

狭い路地と聞くと治安を心配する方が居るかもしれませんが、夜でも人通りは多いのでご安心を。

ハノイ大教会やホアンキエム湖をはじめとする観光スポットへは徒歩5〜10分でアクセスできます。

全29室の客室にはデスク、ポット、冷蔵庫、セーフティボックス、薄型テレビが備わっています。

お部屋は14〜22平米と比較的コンパクトな造りですが、清掃も行き届いており、意外と過ごしやすいのが特徴です。

こちらも筆者の体験談に基づくおすすめホテルとなります。

スタッフの方々もフレンドリーでとても親切なので、とても居心地が良いですよ。

激動の歴史と共に悠久の時を刻んできたハノイ。

ハノイ中心はフランス植民地時代の名残が美しく保存され、緑豊かな自然の景観には少数民族が守ってきた伝統が色濃く残っています。

近代化によって失われつつあるハノイの歴史を、今こそ楽しみましょう！

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