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1. 北欧生まれのアウトドアブランド「Nordisk(ノルディスク)」とは
3. Nordisk(ノルディスク)の特徴2:オプションとの組み合わせ、連結が可能
<テントを買う際は、合わせてフロアシートを購入するのがオススメ>
<プライベート空間がほしいなら・・・インナーキャビンを検討しよう!>
<ノルディスク好きで集まったなら、ノルディスクテントを連結してみよう!>
4. Nordisk(ノルディスク)の店舗はどこ?安く購入するには?
ここ数年キャンプ場で見ることの多くなったテント 「 Nordisk (ノルディスク)」 。
そのナチュラルなカラーリング、スタイリッシュなデザイン、素材の温かみのあるコットンの質感が特徴です。
モンゴルの遊牧民が使う「ゲル」のようなフォルムから、キャンプサイトにあるととても目立つので、「見たことがある!」という方も多いのではないでしょうか。
ノルディスクのテントには、他ブランドのテントが追求している「軽量性」や「コンパクト性」などは皆無です。
軽量性やコンパクト性を犠牲にしながらも、圧倒的に快適な居住性を誇ることが特徴となっています。
通常のキャンプでは、テントは睡眠スペース、キャンプの時間を過ごすのはタープの下や、焚き火のそば・・・というテントサイトが定番。
ですが、ノルディスクはいわば「テント内で過ごす」ためのテントなのです。
素材にはコットンを用いているため、テント内でストーブなど火器を使うことができたり、ポリエステル素材のテントが悩まされる「結露」に強かったりと、とても快適に過ごすことができます。
ノルディスクの歴史はとても古く、北欧・デンマークにて1901年創業の老舗ブランドです。
歴史の長いブランドながら、日本に上陸したのは2010年とつい最近。
上陸とともに「グランピング」ブームを巻き起こし、一気にキャンパー憧れのテントとして人気になりました。
ノルディスクの代表作は、コットン素材でできたテントやタープ。
ノルディスクのテントに採用されているコットン素材は、主にポリエステル素材65%とコットン素材35%を混紡した「ポリコットン」素材です。
一般的なテントの多くがポリエステル素材を採用している中、コットンを混紡しているため、ひときわナチュラルな風合いが特徴的。
実際に触ってみるとさらさらとした質感でとても手触りが良く、高級感を感じることができます。
ノルディスクのテントの多くが採用しているポリコットン素材は、通常のテントに採用されているナイロン素材とは異なるメリットがあります。
軽量・コンパクトとはほど遠い仕様ながら、それを補ってあまりある快適性を持っているのです。
コットンテント最大の魅力はこの「耐火性能」です。
通常のポリエステル素材のテントやタープは熱に弱いため、そばで火器の使用は厳禁ですよね。
火の粉が飛ぶと穴が空きますし、燃え移って大惨事になってしまうことも考えられます。
その点、ポリコットン素材は熱に強いので、タープのそばで焚き火をすることもできますし、テント内でもガソリンランタンを使ってテントを照らしたり、薪ストーブを焚いて暖をとったりすることもできるのです。
夕方にかけてはタープのそばで焚き火、夜になり寒くなったらテント内で薪ストーブを囲み仲間と語り合う・・・なんて、想像しただけでとっても贅沢なキャンプになりそうですよね。
ただ、テントの中で火器を使用する際は、くれぐれも一酸化炭素中毒に気を付けてくださいね。
特に薪ストーブなど、大型の燃焼器具を使う際は、一酸化炭素の濃度を測るメーターを携帯するようにしましょう。
冬や秋のキャンプでとても悩まされるのが「結露」かと思います。
冬キャンプなどでは、朝起きたらテントの壁がビチャビチャで、寝袋も濡れてしまった・・・なんて経験がおありの方も多いはず。
冬キャンプの朝は、テント内の結露を拭くことから始まりますもんね。
そんな中、ポリコットン生地は結露が少ないことでも知られています。
ポリエステル素材に比べて通気性が良いので、内側の水蒸気を効率的に外に逃がしてくれるのです。
また、生地自体にも吸水性があるので、水蒸気が液化して水になり、テントの壁をつたってたれてきた・・・なんてこともありません。
ポリコットン素材のノルディスクテントは、冬キャンプにぜひオススメのテントともいえます。
ポリコットン素材はポリエステル素材に比べて太陽光をしっかりとカットしてくれます。
そのため、ポリコットン素材のタープによってできる日陰は濃く、ポリエステル素材のタープに比べて涼しく感じられます。
また、冬は温かい空気をテントの中にとどめてくれるため、ポリエステル素材のテントよりも暖かく感じられることでも知られています。
「夏は涼しく、冬は暖かい」 ノルディスクのテントは、4シーズン使える理想のテントだといえます!
ポリコットンのデメリットは、生地が重い・かさばるということの他に、生地の耐水圧が低いことが挙げられます。
ノルディスクを検討中の方の中にも、コットン素材=耐水性が心配・・・という声も多いかと思います。
例えば、ノルディスクの定番テント「アルフェイム」の耐水圧はメーカー公称で350mm。
一般的なポリエステルテントの耐水圧が1,500mm〜2,000mmと言われていますから、大幅に低いことになります。
ただ、ノルディスクのテントに採用されている「ポリコットン」素材は防水加工が施されていますし、水を含むと繊維が膨張して繊維の隙間を埋めるため、数字ほど水に対して弱いという印象は受けません。
そこまで激しい雨でない限り、テント内が雨漏りで大変、ということはないでしょう。
ノルディスクのテントには、上で紹介したポリコットン素材のほか「グリーンコットン素材」を用いたモデルが存在します。
このような違いがあります。
オーガニックコットン素材のテント・タープのほうが少し金額は上がってしまいますが、ポリコットン素材のものよりも肌さわりが良いことと、コットン100%のため、使い込むほどに味が出てくるのもポイントです。
テントやタープは張り終えたらしっかりと乾かすことを心がけましょう。
特に天然素材であるノルディスクのテントは、カビや細菌の大好物。
メンテナンスを怠るとカビが繁殖し、ノルディスクの真っ白なテントが黒く汚れてしまう可能性もあります。
そうといっても難しいことではなく、通常のテントと同様のメンテナンスを行うことです。
晴れていれば乾かしてから収納するだけですし、雨の日は持ち帰って日陰干しでしっかりと乾燥させてください。
保管時は直射日光の当たらない、風通しの良い場所に収納しておくようにしましょう。
ノルディスクにはフロアシートやタープ、インナーキャビンなど豊富なオプションが用意されています。
タープとの連結を応用すれば、他のノルディスクテントとの連結など、ユニークな方法でテントサイトを作り上げることができます。
テントとテントを連結して、その気になれば巨大なシェルターのようなテントを構成することだってできてしまうのです!
ノルディスクのテントは購入時、フロアシートが付属していません。
一般的なスクリーンタープのように、地面にテントがかぶさった形になります。
地面にシュラフを引いて寝るなら、純正のフロアシートを購入しましょう。
純正のフロアシートはジッパーでテント本体と接合できるので、虫などの侵入防止にも役立ちます。
フロアシートを使わず地面のまま使うなら、コットなどを使用してその上にシュラフを広げて寝ると、寝心地よく眠れますよ。
テントサイトをイメージして、どちらが良いかをチョイスしてください♪
「プライベート空間がほしい・・・」「寝る時は別々がいい・・・」「リビングと寝室で部屋を区切りたい」そういったご要望をお持ちのキャンパーの方々も多いハズ。
そんなあなたには、テントの中を2つに区切るアイテム 「インナーキャビン」 がオススメです。
インナーテントにフックで止めることで、簡単に設営可能です。
ノルディスクのユニークな機能が、ノルディスクのタープ「カーリ」を用いて、ノルディスクとノルディスクを連結させられることです。
ノルディスクを持ち寄って集まったなら、2つ以上のテントを連結して、ここはリビング、ここは寝室・・・などと役割を分担するのも良いかもしれませんね♪
そんな「ノルディスクキャンプ」も素敵です。
2010年に初上陸したノルディスクですが、爆発的に人気になってから、その勢いはとどまることを知りません。
2017年3月には 東京・世田谷 に、「Nordisk Camp Supply Store by ROOT」をオープンしました。
この店舗はなんと、 世界初となる「ノルディスク直営店」 なのです。
店内には、ノルディスクの代表的アイテムであるテント、タープはもちろん、シュラフなどのアイテムも展開しています。
ノルディスクの多くのラインナップを実際に見られる貴重な店舗ですので、お近くにお住まいの方はぜひ。
シロクマが印象的なノルディスクのロゴ。
スタイリッシュでかっこいいですよね。
インスタグラムなどで他のキャンパーのアイテムを見ていると、中には車にロゴステッカーを張っている方もいます。
「あのステッカー、ほしい!」とお思いになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、あのステッカーは非売品。
公式オンラインストアで10,000円以上購入すると小ステッカーが、20,000円以上購入すると大ステッカーがもらえるのです。
他にも、購入金額によってはTシャツやトートバッグなど、ノベルティとは思えないクオリティのものがもらえたりも。
気になる方はぜひ一度チェックしてみましょう。
品質が高く、またスタイリッシュなデザインが特徴的なノルディスクですが、高級なことでも知られています。
聞けば、安く手に入れるためにヨーロッパの販売店から個人輸入している方もいるんだとか・・・日本で購入するよりも5万円以上安くなるケースもあるようです。
興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
もちろん、購入は自己責任でお願いしますね。
さて、ここからはノルディスクのテントをご紹介していきます。
定番のポリコットン素材を用いた人気モデル「アスガルド」「アルフェイム」「ウトガルド」のほか、ポリエステル素材を用いた、ここ最近人気が急上昇しているモデル「レイサ」についても取り上げます。
ノルディスクの定番テントといえばこの「アスガルド」が真っ先に上がります。
1本のポールと生地からなるワンポールテントながら、裾部分に「マチ」があり、内部を広く使えるのが特徴です。
モンゴルの遊牧民が用いる「ゲル」のようなフォルムが印象的ですね。
アスガルドは作りがシンプルなため、設営も簡単。初心者の方にも扱いやすいテントといえます。
「ノルディスク」のラインナップで代表的なモデルのアスガルドですが、サイズによって3モデル展開されています。
床面積7.1㎡。
2〜3人用、3人が眠れる広さです。
2人などで快適に過ごせるでしょう。
少人数でのキャンプやファミリーでの使用にオススメのモデルです。
床面積12.6㎡。
6〜8人用、最大6人が眠れるテントです。
中央にポールがあるため、実際には4〜5人での使用がオススメ。
ファミリーキャンプに最適なモデルといえます。
アスガルドのラインナップの中では一番人気となっています。
床面積19.6㎡。
8〜10人用、最大10人が眠れる超大型テントです。
広々としているので、グループでのキャンプや、インテリアを配置し、テント内でストーブを囲んで楽しむといった楽しみ方に向いています。
アスガルドが裾部分に「マチ」があるのに対し、「これぞワンポールテント」というシンプルなフォルムが特徴のテントが「アルフェイム」です。
北欧神話の 「エルフの家(Alfheim)」 が語源というのですから、そのネーミングも納得ですね。
アルフェイムはアスガルドとは異なり、7.1のサイズはありません。
12.6と19.6の2サイズ展開となっています。
2大定番モデルのアスガルドとアルフェイムですが、12.6モデルにて比較すると、違いは以下のようになっています。
|
価格(定価) |
寸法・㎡ |
重量 |
収容人数 |
その他 |
アスガルド12.6 |
127,440円(税込) |
400×375×高さ250cm |
16kg |
6〜8人 |
側面にマチがあるためデッドスペースが少なく、広々と使えます。 |
アルフェイム12.6 |
113,400円(税込) |
400×400×高さ275cm |
12kg |
6〜8人 |
|
アスガルドのほうが、マチがあるためスペースが無駄にならず居住性は高いです。
ただ、アルフェイムはアスガルドより軽量で、値段も少し安めに設定されています。
また両者の大きな違いは「デザイン」なので、そうした観点からチョイスするのも良いでしょう。
12.6㎡、6〜8人用のテント。
ファミリーで余裕を持って使えるサイズ感です。
19.6㎡、8〜10人用テントです。
グループキャンプにオススメのサイズ。
アスガルド、アルフェイムという2大定番モデルについで人気なのがこの「ウトガルド」。
13.2㎡という1サイズ展開となっています。
アスガルド、アルフェイムのボトム部分は「円」だったのに対し、このウトガルドのボトムは「長方形」。
区切りやすいので、就寝スペースとリビングスペースを両方作ったりすることができます。
メッシュ窓なども多く、ただでさえ快適なアスガルドの居住性をさらに高めたモデルとも言えます。
近年のノルディスク人気により、定番モデルのアスガルド、アルフェイムだと他のキャンパーとかぶってしまうことも・・・ウトガルドユーザーはまだまだ少ないのであまり被る心配もありません。
「居住性も高くデザインも良いノルディスクのテントがほしいけど、我が家はグランピング・スタイルじゃないし・・・」なんて方にオススメなのがこの「レイサ」シリーズです。
ノルディスクといえばポリコットン製のテントが定番なのですが、実はポリエステル素材100%のテントも存在します。それがこの「レイサ」というモデル。
レイサは収容人数によって2サイズ展開しています。
もちろん、ノルディスクテントの特徴である高い居住性・シンプルで美しいデザインは健在です。
特徴は寝室が2つに分かれていること。
「夜中に起きて星を観たいけれど、家族を起こしてしまうのが嫌」なんて時も安心の、まさに「気の利いた」仕様です。
ここでは紹介していませんが、日本別注モデル・トレンドカラーのベージュも要チェックですよ。
※合わせて読みたい: アウトドアビギナーに送る、オススメのキャンプ用テント18選!
ノルディスクのテントを購入したら、タープもノルディスクで揃えたいですよね。
テントと同じくポリコットン素材で作られているので、近くで焚き火も楽しめる、タフなタープです。
また、コットン素材のため日陰が濃いのもノルディスクのタープの特徴です。
通常のポリエステル素材のタープに比べて涼しいのは大きなメリットです。
ノルディスクのタープは「カーリ」シリーズのみの展開です。
屋根のように広がるレクタタイプ(スクエアタイプ)のベーシックモデル「カーリ」と、ヘキサタイプの美しい「カーリ ダイヤモンド」がラインナップされています。
どのモデルもアスガルドやウトガルドと連結して、テントの入り口も兼ねることができます。
もちろん、単体で使用してもとても美しいフォルムはさすがノルディスクといったところ。一つ持っておけばさまざまな使い方ができるアイテムです。
300×400cmのコンパクトなタープです。
ファミリーキャンプなどであればこの「カーリ12」が最適です。
400×500cmのタープ。
大人数での使用ならカーリ20がオススメです。
400×510cmのダイヤモンドタープです。
ベーシックな「カーリ」シリーズに比べ陰の面積は少ないですが、広げたときのフォルムの美しさ、風に強いことが特徴です。
大きさ575×740cmのダイヤモンドタープです。
7〜8人での使用ならこのタイプがオススメです。
※合わせて読みたい: テントと合わせて買いたい! キャンプデビューにオススメのタープ20選!
北欧生まれのおしゃれアウトドアブランド「 Nordisk (ノルディスク)」について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
高級感を持つシンプルなデザイン、また焚き火にも強いポリコットン、ユニークな連結機能・・・ノルディスクの魅力は無数にあります。
ナチュラル派キャンパーのあなたには必須のテント。
ぜひキャンプ道具はノルディスクで揃えて、おしゃれなグランピング・スタイルでキャンプを満喫しましょう!
※合わせて読みたい: アウトドアの趣味を始めよう!経験者が語る、初心者向けキャンプ基本装備20選
公開日 : 2018/08/30