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1. アウトドアブランド界の雄「snowpeak(スノーピーク)」
4. スノーピークテントといえば!定番商品「アメニティドーム」
国産アウトドアブランド 「snowpeak(スノーピーク)」 。
1958年にモノづくりの町・ 新潟県 燕三条発祥のブランドで、1990年代のオートキャンプブームを牽引した存在です。
ブランドの特徴は、妥協を知らずに高い品質のアイテムを作り続けていること。
「安かろう悪かろう」というアイテムも市場に多く出回る中、スノーピークの製品はどれもハイクオリティを貫いており、焚き火台であれば高温でも歪みにくく、テントであれば破けにくく、ポールも折れにくくなっています。
また、統一したブランドイメージのもとに製品が作られていることもあり、中には全てのキャンプギアをスノーピーク製品で揃えてしまうキャンパーもいるほど。
ブランドのファンが数多くいるのも、スノーピークの特徴なのです。
※合わせて読みたい: アウトドア界最強ブランド「スノーピーク」 定番おすすめアイテムを一挙紹介!
そんなスノーピークですが、「定番」と呼ばれるアイテムがいくつか存在します。
現在ある全ての焚き火台のもととなった「焚火台」や、頑丈で曲がることのない「ソリッドステートペグ」、チタンでできた軽量の「チタンシングルマグ」などが挙げられますが、テントもその中の一つ。
初心者向けの大定番テント「アメニティドーム」や、2018年に颯爽と登場してアウトドア界の話題をかっさらった「エントリーパックTT」、ハイエンドモデル「ドックドーム Pro」など、ビギナーから玄人の方向けまでの全てのキャンパーを満足させる充実のラインナップになっているのです。
スノーピークのポイントとして挙げられるのが「アフターフォローの手厚さ」です。
これはテント以外、全てのプロダクトにも言えること。
それを象徴しているのが、スノーピークの製品は全て「永久保証」だということです。
製品に保証期間はなく(そのため保証書はありません)、製造上の欠陥が原因での修理は購入時期にかかわらず無償で修理、その他の場合にも製品寿命でない限り、有償にて修理してくれます。
スノーピークテントに限らず、全てのテントの一番の敵は「湿気・汚れ」です。
湿気や汚れがあるまま保管してしまうと、フライシートにカビが生えたり、シームテーブが剥がれたり、加水分解をおこしてコーティングがぼろぼろと剥がれたり・・・といったテントの劣化に繋がります。
使った後は洗って汚れを落とし、よく乾かすことを心がけましょう。
キャンプにおいては、撤収日にテントを早めに撤収して軽く洗い、干してしまうのも良いです。
こうすることで、メンテナンスも一緒に終わらせることができます。
撤収日に雨が降っていたり、干している時間がなかったりする場合などは、自宅に帰った後、お風呂などで丸洗いを行い、通気性の良いところで日陰干ししてください。
テントの保管は、直射日光の当たらない通気性の良い場所で。
ご自宅にガレージなどがあればベストですね。
先述した通り、テントの大敵は「湿気・汚れ」。
毎回使用後には丁寧に乾かして保管するのが一番良いのですが、激しい雨が降っていたりバタバタしていたりすると、どうしても疎かになってしまうこともあります。
自宅で日陰干しをするにしても「自宅にテントを干すような場所がない・・・」と言った方も多いはず。
そんな方のために、スノーピークはテントやシュラフ、シェルターにおいて、クリーニングサービスを行っています。
申込みはインターネットか店頭から。
店頭に持ち込むか、 インターネット から申し込むと配送業者が回収に来てくれます。
値段はテントのサイズによって異なり、3,500円〜7,500円。
例えば「アメニティドームS」だと3,500円、「アメニティドームM」だと5,000円にて対応してくれます。
大切なテントを長く使うためにも、激しい雨に打たれたり、シーズンオフに長期保管をしたりする際などには利用してみることをオススメします!
先ほどもご紹介しましたが、スノーピークの製品は全て「永久保証」です。
テントにおいても、有償にはなりますが破けや火の粉による穴あき、ポールの破損などにも対応してくれるので、故障した場合は直営店に相談してみましょう。
生地の破けや穴あきなどは、騙し騙し使っていると大きな故障の原因となり、修理不能の状況に陥ってしまうこともあるため、早めに相談するようにしてください。
スノーピークテントのラインナップは、その目的別に5種類に分かれています。
ここでは、その違い・特徴をご紹介していきます。
「Entry line(エントリーライン)」には、その名の通りエントリー層向けのアイテムが展開されています。
「アメニティドーム」や「ヴォールト」などがここにラインナップ。
エントリーラインとプロラインの間に位置するのがスタンダードライン。
「ランドブリーズ」がラインナップされています。
軽さ・コンパクト性に特化したシリーズです。
山岳用テントとして開発された「ファル Pro.air 3」などがラインナップされています。
スノーピークのハイエンドラインがこの「Pro line(プロライン)」。
「ドックドームPro.6」が唯一ラインナップされています。
トレンドカラーのアイボリーを用いた配色が印象的なのがアイボリーラインです。
snowpeak (スノーピーク)おすすめテントその 1 :「アメニティドーム M 」
スノーピークテントと言えば、最右翼に上がるのがエントリー向けモデル「アメニティドーム」です。
ここでは、多くのキャンパーたちを虜にするこのテントの魅力について解説していきます。
まずは仕様から見ていきましょう。
「アメニティドーム」はSサイズとMサイズ、Lサイズに分かれており、どちらを購入するかは目安となる人数を考慮して決めると良いでしょう。
ただ、キャンプにおいてある程度「大は小を兼ねる」ので、迷う場合は予算と荷物に問題がなければ大きめのサイズをおすすめします。
広々と寝ることができるため良いですよ。
|
重量 |
収納サイズ |
対応人数 |
価格 |
アメニティドームS |
5kg |
58×18×23(h)cm |
3名 |
27,600円(税別) |
アメニティドームM |
8kg |
74×22×25(h)cm |
5名 |
32,800円(税別) |
アメニティドームL |
9.8kg |
73×23×27(h)cm |
6名 |
44,800円(税別) |
「アメニティドーム」はどこのキャンプサイトでも必ず目にすると言っても過言ではありません。
そんな大人気のアメニティドームですが、「バカ売れ」している秘密は以下のようなポイントが理由です。
スノーピークのクラフトマンシップは、例えエントリーモデルにおいても力を抜くことを知りません。
流線型のフォルムにより風の影響を受けにくい構造を採用しており、風がテントの上を通っていくように設計されています。
テント生地には破れにくく、激しい雨をブロックできる耐水圧ミニマム1800mmの生地を採用しています。
なお、ミニマム1800mmというのはスノーピーク独自の計測方式を表しています。
通常、耐水圧を計測する際には、テントのフライシート全体の耐水圧の平均値を計測するという方式が一般的で、他のほとんどのメーカーの製品がその測定方法を採用しています。
平均値ということはそれより低い耐水圧の箇所もあるということ。
スノーピークの計測方式はそれと異なり、テントのフライシートのどの場所でも、雨を防ぐのに十分と言われる最低1800mmの耐水圧を保証しているのです。
こういった点からも、スノーピークの妥協しないモノづくりの端緒を知ることができますよね。
エントリーモデルというだけに、初心者の方にも組み立てやすい設計となっているのも嬉しいポイントです。
慣れれば一人で10分程度あれば組み立てることができるほど。
シンプルな構造はもちろん、インナーテントとフライシートの接続部分には色分けがされてあるなどの工夫もされており、一目瞭然になっている嬉しい仕様ですね。
スノーピークらしいデザインを味わえるのも「アメニティドーム」の魅力です。
サンドカラーを用いたカラーリングは高級感があり、流線型で地を這うようなデザインもクールでカッコいい。
見た目だけでなく利便性ももちろん高く、前室が広々としているため雨の日もテント内に雨が吹き込むことがありません。
「スノーピーク=高級ブランド」というイメージがあるのではないでしょうか?
ブランド全体で見ると決して安いブランドではないのですが、こと「アメニティドーム」に関しては、Sサイズが定価27,600円、Mサイズが定価32,800円(いずれも税別)という比較的求めやすい価格で展開されています。
コールマン の「タフワイドドーム」などと比較対象になることも多いですが、価格が変わらない中でこれだけのスノーピークの品質を見せつけられると、「アメニティドーム」に軍配が上がると言わざるを得ません。
「アメニティドーム」をきっかけにユーザーを増やして新規顧客を開拓し、製品を実際に使ってもらうことでスノーピークのビジョンを共有し、ブランドのファンにする・・・というスノーピークのマーケティング戦略が透けて見える気がします。
snowpeak (スノーピーク)おすすめテントその 2 :「エントリーパック TT 」
2018年に颯爽と登場し、アウトドア界の話題をかっさらったのが「エントリーパックTT」です。
「エントリーパックTT」の内訳は、4人用のファミリーテント「ヴォールト」とヘキサタープ。
「アメニティドーム」同様、「これからキャンプを始めてみたい」というファミリーユーザー向けですが、驚くべきはその値段。
スノーピークの高品質なテントがタープとセットになって49,800円(税込)という価格は、これまでの定番「アメニティドームM」とエントリー向けタープ「アメニティータープヘキサLセット」を一緒に購入するよりも約1万円お得なのです。
もちろん、エントリーモデルだからといって品質に抜かりはなく、スノーピークの製品ですからクオリティも◎
何シーズンにもわたって繰り返し使うことができますし、万が一壊れてしまったときは修理することもできます。
また、購入すると設営講習会が受けられるのも嬉しいポイント。
初めてテントを建てる、という方にぴったりのまさに「エントリーパック」なのです。
この「エントリーパックTT」、テントの「ヴォールト」のみでも29,800円にて販売しています。
「とりあえずテントだけがほしい」「手持ちのタープと合わせたい」など、さまざまなニーズに対応できるところからは、スノーピークの懐の深さを感じ取ることができます。
初心者の方が気軽にアウトドアを始められるようにしたい、というスノーピークの考え方が伝わってくる商品ですね。
snowpeak (スノーピーク)おすすめテント:「ヴォールト」
ここまで、「アメニティドーム」「エントリーパックTT」と、スノーピーク1番人気のテントをエントリーラインからご紹介しました。
スノーピークでは、他にもハイスペックでスタイリッシュなテントがたくさんラインナップされています。
ここでは、その全てを紹介することはできませんが、オススメのモデルを紹介させていただきます。
snowpeak (スノーピーク)おすすめテントその 3 :「ランドブリーズ 4 」
スタンダードラインに属する、4人用テントの「ランドブリーズ」。
強みは、「ランドブリーズ」の名が示す通り、通気性の良さに代表される「室温管理性能」。
エントリーラインの「アメニティドーム」との大きな違いはここになります。
前室に3面、後室にも1面メッシュパネルを採用し、上部にはベンチレーションを備えているため通気性は抜群。
蒸し暑い季節では、夜風が吹き抜けて心地良い環境を生み出します。
また、冷え込む季節には標準装備しているスカートが地表からの冷気をカットし、テント内に温かい環境を作り出してくれます。
この「ランドブリーズ4」は4人用テント。
他にも、2人用の「ランドブリーズ2」や6人用の「ランドブリーズ6」がラインナップされ、3サイズ展開になっています。
snowpeak (スノーピーク)おすすめテントその 4 :「ラゴ Pro.air1 」
あまり知られていませんが、スノーピークはキャンプギアだけでなく、登山用ギアも展開しています。
登山用テントとキャンプ用テントとの違いは、ざっくり言えば「重さ」と「快適さ」とのバランスです。
オートキャンプをメインに考えられているキャンプ用テントは、快適性を重視しています。
ですが、そうなるとどうしても重くなるため、とてもではありませんが登山では使用が難しいです。
リュック一つで3日以上山を歩き回るような登山では持っていけません。
その点、登山用テントはある程度快適性を犠牲にしても、徹底的に「軽さ」を追求するというコンセプトで設計されているため、その2つの違いは決定的となっています。
スノーピークのテントにおいては「Pro.air(プロ エアー)」ラインが、軽さを追求してテント作りをしており、その中には登山を想定して作られているギアも展開されています。
まさにこの「ラゴ Pro.air1」は山岳用テントとしての使用を考えられたモデル。
フレームの代わりにトレッキングポールを利用すれば重量は約800gと超軽量のため、持ち歩きが苦にならないのです。
また、この重量にしてダブルウォールなのも嬉しいポイント。
夏以外でも結露に悩まされることなく快適に登山を楽しむことができます。
snowpeak (スノーピーク)おすすめテントその 5 :「ドックドーム Pro.6 」
最後に紹介するのは、スノーピークのフラッグシップモデル、プロラインの「ドックドームPro.6」です。
一見前室と後室に分かれた普通のテントに見えますが、驚くべきはその拡張性。
大人4人・子ども2人がゆったりと寝ることができる後室の広いスペースは、インナーのグラウンドシートを外せばスクリーンタープのようにシェルタースタイルで使用可能なのです。
また、「ドックドーム」の名の通り、他のスノーピークテントとの連結が可能。
例えばスタンダードラインの「ランドブリーズ」シリーズなどと組み合わせて、「ドックドーム6」を快適なリビングとして使用し、「ランドブリーズ」を寝室として利用するといった使用法が可能なのです。
テント内部には採光用・通気用の窓がたくさん配されており、テントとしてもスクリーンタープとしても、快適でラグジュアリーなキャンプライフを楽しむことができます。
価格も15万円程度と、テントとしてはかなり高価ですが、他のスノーピーク製品とドッキングさせてまさにキャンプ場に巨大な「基地」を作るベースとなるようなモデルなのです。
snowpeak (スノーピーク)おすすめテントその 6 :「ドックドーム Pro.6 アイボリー」
上記でご紹介した、フラッグシップモデル「ドックドーム Pro.6」が、トレンドカラーのアイボリーをまとったモデル。
「Ivory line(アイボリーライン)」に属するアイテムです。
もちろん、アイボリーラインにはテントだけでなくアイボリーのタープ「ヘキサ エヴォ Pro.アイボリー」もラインナップされています。
アイボリーカラーは自然の中で映え、おしゃれなキャンプサイトを演出してくれること間違いなし。
「スノーピークの製品はみんな持ってるから、カラーがかぶってしまう・・・」「持っているギアが白基調で、アースカラーのスノーピークのテントとはちょっと合わない・・・」と思っている方、必見のアイテムですよ!
snowpeak (スノーピーク)のテントについて、その魅力や修理・メンテナンス体制、おすすめテントなどまで一挙にご紹介させて頂きました。
その魅力は伝わりましたでしょうか。
スノーピークテントの一番のウリは、エントリーラインの製品にも Pro ラインの製品でも同じく手を抜かない「クオリティの高さ」。
どのモデルも、きちんとメンテナンスを行えば長い期間使うことができる名作テントです。
特にこれからキャンプを始めよう!と思っている方、「アメニティドーム」や「エントリーパックTT 」などのスノーピークのテントをぜひ検討してみてください。
公開日 : 2018/09/13