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蔵王は 山形県 東南部から 宮城県 西南部にまたがる地域で、山形・宮城両県境にある蔵王連峰の周辺にあたります。
以下が蔵王にあたる市町村です。
山形県 |
山形市南部 |
上山市 | |
宮城県 | 柴田郡、川崎町 |
刈田郡(かったぐん) 蔵王町 | |
刈田郡 七ヶ宿町(しちかしゅくまち) | |
白石市 |
蔵王は古く修験道の聖地として修行者たちが訪れていました。
近くには温泉が数ヶ所あり、豊かな自然が広がることから、大正時代頃からリゾート地として開発が行われます。
そして、国内最大級のスキー場や樹氷・御釜などの自然、蔵王温泉や遠刈田温泉をはじめとするたくさんの温泉地が人気に。
蔵王は東北地方を代表する観光エリア・リゾート地として東日本だけでなく、全国各地から多くの観光客が訪れるようになりました。
最近では海外からの観光客も増えてきています。
新幹線を利用する場合は、山形新幹線の山形駅で下車します。
山形駅からは蔵王行きのバスが運行しており、所要時間は約40分です。
飛行機の場合は、山形空港から蔵王温泉への直通バスが運行しており、所要時間は約60分となっています。
自動車で高速道路を利用するときは、山形自動車道の山形蔵王インターチェンジで一般道へ連絡してください。
西蔵王高原ラインを通行するときは約16.5km、国道13号線を通行するときは約17.5kmで蔵王まで行くことができます。
新幹線を利用する場合は、東北新幹線の白石蔵王駅で下車します。
白石蔵王駅から アクティブリゾーツ宮城蔵王 まで路線バスが運行しているので、そちらをご利用ください。
レンタカーも便利です。
飛行機でアクセスするときは、仙台空港を利用します。
また、自動車で高速道路を利用するときは、東北自動車道の白石インターチェンジが最寄りです。
蔵王は山形・宮城両県にまたがるとても広い地域です。
そのため、今回蔵王のおすすめ観光スポットを紹介するにあたり、市町村ごとに地域分けをしています。
ただし、蔵王の中心である蔵王連峰は、両県にまたがっているので単独の「蔵王連峰」としました。
また、七ヶ宿町は小さいので、白石市と合わせて「白石市・七ヶ宿町」としています。
蔵王連峰は、奥羽山脈の中にあり、山形県、宮城県の南部の県境に位置しています。
山々の集まりの総称なので、蔵王山という単独峰があるわけではありません。
一般的には、山形県側を山形蔵王、宮城県側を宮城蔵王と呼んでいます。
蔵王連峰は山形県東南部から宮城県西南部にまたがる山地で、奥羽山脈の一部です。
蔵王山(ざおうさん、ざおうざん)、古代には不忘山(わすれずのやま)とも呼ばれていました。
一番高いのは熊野岳(くまのだけ)で、標高は1,841mあります。
なお、蔵王連峰は今も活動している活火山です。
かつて蔵王連峰は修験道の修行の地で、修験道の本尊である蔵王権現を祀っていたことに由来して、蔵王連峰と呼ばれるようになりました。
蔵王連峰は豊かな自然がたくさんあります。
火山特有の迫力のある不思議な風景や、美しい高山植物の数々が人気です。
そのため、散策路がたくさん用意されておりハイキングが楽しめます。
自然を満喫する初心者向けのハイキングコースから、本格的な登山が楽しめるコースまで充実しています。
住所 : 山形県東南部〜宮城県西南部
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 :
山形県の中部東に位置する山形市は、山形県の県庁所在地。
盆地特有の内陸性気候のため、東北地方の中でも暑さが厳しく、35度を超える猛暑日になることも珍しくありません。
樹氷原は蔵王でも1年でたった数ヶ月しか見ることのできない、冬の風物詩です。
蔵王では、毎年12月上旬から3月にかけて、雪で覆われた木々が立ち並ぶ不思議な光景を見ることができます。
これは、季節風によって運ばれた霧氷が樹木に付着することによって起きる珍しい現象です。
一般には「樹氷」または「スノーモンスター」という名で親しまれています。
樹氷はアオモリトドマツなどの常緑針葉樹が自生する地域であるのに加え、気温が氷点下であるなどの諸条件を満たさないと形成されないことから、国内でも見られる場所が限られています。
「それなら海外に行けば見られるかも?」と思われるかもしれませんが、海外でもドイツの一部地域くらいでしか見られないのだそう。
蔵王では宮城県および山形県側の両方で見ることができますが、おすすめは山形側で運行されている 蔵王ロープウェイ から眺める景色です。
樹氷が最も大きく成長するのは2月。
もちろん地上で見ても迫力満点なのですが、上から見下ろすと一帯に広がる無数の樹氷のスケール感をより明確に把握することができるのです。
夜にはライトアップが施されて、幻想的な雰囲気が味わえます。
これまでに1度訪れたことがあるという方も、異なる樹氷の姿を見に足を運んでみませんか?
山頂はとても寒いので、訪れる際はしっかりと防寒対策を行うようにしてください。
住所 : 山形県山形市蔵王温泉229-3
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 023-694-9518
営業時間 :
料金 : 公式サイトで確認してください
公式サイト : 蔵王ロープウェイ
蔵王温泉は、蔵王山の西のふもとに位置する温泉地です。
温泉が開かれたのは、なんと今から約1900年も前と伝えられています。
大正時代以降に蔵王一帯が観光地として人気スポットになり、蔵王温泉も観光の拠点として開発されていきました。
蔵王温泉の湯は強酸性の硫黄泉です。
血行促進効果や皮膚を強くする作用があり、「美肌」も促進すると言われています。
そのため、蔵王温泉は「美人の湯」としても知られています。
蔵王温泉街には共同浴場が3ヶ所、足湯が3ヶ所、日帰り温泉施設が8ヶ所あり施設が充実しています。
気軽に温泉を楽しむこともできるのが嬉しいポイントです。
住所 : 山形市蔵王温泉708-1(蔵王温泉観光協会)
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 023-694-9328(蔵王温泉観光協会)
公式サイト : 蔵王温泉
営業時間 : 各施設により異なる
国内最大面積を誇るスキー場で、多彩なコースを楽しめるのが魅力です。
毎年スキーシーズンになると、東日本だけでなく日本全国、さらには海外からも大勢のスキー客が訪れています。
さらに蔵王温泉スキー場には、国際スキー連盟(FIS)が公認するスキージャンプ競技場が知られています。
「アリオンテック蔵王シャンツェ(山形市蔵王ジャンプ台)」と呼ばれ、1979年(昭和54年)に建設されました。
上の台ゲレンデと竜山ゲレンデに挟まれた場所にあり、FIS公認のスキージャンプ大会が開催されています。
変化に富んだ多彩なコースやゲレンデは、スキー好きならとことん楽しめます。
また、スキー以外の目玉が樹氷原です。
蔵王の樹氷原は有名ですが、蔵王温泉スキー場で見られる樹氷原は最大級の規模となっています。
住所 : 山形県山形市蔵王温泉土合709−1
マップ : Googleマップ
アクセス : ゲレンデシャトルバスなど各種あるので公式サイトで確認してください
電話番号 : 023-694-9617(蔵王索道協会)
料金 : 公式サイトで確認してください
公式サイト : 蔵王温泉スキー場
山形県南東部に位置する上山市(かみのやま)は、上山城の城下町、羽州街道の宿場町として栄え、現在は「かみのやま温泉」で知られています。
上山市の中心には「かみのやま温泉駅」があり、山形新幹線の停車駅になっています。
上山城跡は、上山市の中心部にある城跡です。
南北朝時代に現在の上山市一帯を治めていた武衛義忠が築城しました。
その後、上山氏を経て里見氏に城主が代わります。
江戸時代になると、上山城を拠点とした上山藩が誕生し、幕末まで続きました。
明治時代に上山城は廃城となり、取り壊されています。
上山城は平山城という形式の城で、平地にある小高い丘の上に建てられたものです。
現在、上山城は月岡公園や月岡神社となっています。
1982年(昭和57年)には、二の丸跡に三層の模擬天守が建てられ、郷土歴史資料館となりました。
資料館では上山市の歴史や郷土文化に関する資料を多数展示していて、上山について詳しく知ることができます。
住所 : 山形県上山市元城内3-7
マップ : Googleマップ
アクセス : かみのやま温泉駅より徒歩8分
電話番号 : 023-673-3660(上山城郷土資料館)
定休日 : 公式サイトを確認してください
開館時間 : 9:00〜16:45
料金 : 一般 420円、高校・大学生 370円、小・中学生 50円
公式サイト : 上山城跡
宮城県南部の刈田郡に属する蔵王町は、蔵王連峰の裾野に位置しています。
源泉かけ流しのお湯を堪能できる、歴史ある温泉街「遠刈田温泉」は、宮城県を代表する温泉の1つ。
御釜・蔵王エコーライン沿線には、自然あふれる魅力的な観光スポットがあり人気を集めています。
御釜(おかま)は山形県と宮城県の境に近いところにある湖です。
蔵王連峰の刈田岳(かっただけ)・熊野岳(くまのだけ)・五色岳(ごしきだけ)という3つの山に囲まれています。
御釜は噴火口に水が溜まったもので、円形の形をしていることから御釜と呼ばれるようになりました。
水温が表面から10数mまでは摂氏2度まで下がりますが、そこから深くなると温度が高くなるという性質があります。
また、湖水は強酸性で生物がいないのも特徴です。
御釜の最大の見どころは、天候や日光の当たり具合によって変化する湖面です。
湖水の色がエメラルドグリーンのような緑色や、瑠璃色のような青色に変わることがあります。
そのため、別名「五色湖(ごしきこ)」とも。
今では蔵王のシンボル的な存在になっており、人気の観光スポットです。
11月初旬~4月下旬は蔵王エコーライン・ハイラインが閉鎖されるため見学不可です。
住所 : 宮城県柴田郡川崎町 蔵王国定公園内
マップ : Googleマップ
アクセス : 東北自動車道「村田IC」または「白石IC」から車で約1時間
電話番号 : 0224-34-2725 (蔵王町観光案内所)
定休日 : 天候によって通行止めの可能性があるので、事前に確認してから行くことをおすすめします
駐車場 : 500円/台(大型車約50台、普通車約150台)
休場日 : 冬期(おおむね11〜4月)
公式サイト : 御釜
滝見台は蔵王町の西部、蔵王連峰の山中にある展望台です。
近くには不動滝とその上にある地蔵滝、さらに三階滝があります。
滝見台からは、この3つの滝を同時に見ることができます。
滝見台には滝以外にも魅力があり、周辺一帯は美しい蔵王の木がいっぱいに広がっています。
春や夏には鮮やかな新緑、秋になると燃えるような紅葉が目の前に広がって、何とも言えない美しい景色を楽しめます。
「日本の滝100選」にも選ばれた滝を一度に独り占めしながら、蔵王の素晴らしい自然を堪能してください。
住所 : 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有地内
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東北本線白石駅より宮城交通バス蔵王山頂行1時間、滝見台より徒歩すぐ
電話番号 : 0224-34-2725(蔵王町観光案内所)
公式サイト : 滝見台
みやぎ蔵王こけし館(蔵王町伝承産業会館)は、蔵王町中部にある資料館で、1984年(昭和59年)に開館しました。
こけしの発祥地として知られる遠刈田温泉の近くにあり、名前の通りこけしをテーマにしています。
宮城県だけでなく、東北地方各地に伝わる伝統的なこけしを集めていて、館内には全国最多となる5,000点以上のこけしが展示されています。
その他、現役の職人のこけし製作を目の前で見学できる実演コーナーや、こけし白木地に絵付けが体験できるコーナーもあり、お子様におすすめです。
住所 : 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字新地西裏山36-135
マップ : Googleマップ
アクセス : 【バス】仙台駅前33番乗り場より高速バス70分、宮城交通バス「遠刈田温泉バス停」より徒歩10分
電話番号 : 0224-34-2385
開館時間 : 9:00〜17:00(最終入館は16:30)
料金 : 大人(中学卒以上)300円、小・中学生 150円、未就学児 無料
公式サイト : みやぎ蔵王こけし館
川崎町は宮城県南西部の町で、柴田郡に属しています。
東北唯一の国営公園「みちのく杜の湖畔公園」があることで知られています。
国営みちのく杜の湖畔公園は、川崎町の東部にある公園です。
1980年(昭和55年)に釜房(かまふさ)ダムの湖畔に開園し、「みちのく公園」とも呼ばれています。
園内は南地区・北地区・里山地区の3エリアに分かれていて、敷地の面積は約287haと広大です。
各エリアはそれぞれ下記のようなテーマがあり、特色あるエリア造りが行われています。
南地区:「水と文化のゾーン」がテーマで、古民家を移築・復元したふるさと村や、広大な花畑があります。
北地区:「健康と緑のゾーン」がテーマで、約8haの広い草原の「風の草原」が人気です。
里山地区:「森と環境のゾーン」がテーマで、実在した小学校を使った地域交流館「小野分校」や「森の楽校」があります。
住所 : 宮城県柴田郡川崎町大字小野字二本松53-9
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0224-84-5991
休園日 :
営業時間 : 9:30~17:00(7・8月は18:00、11~2月は16:00まで)
入園料 : 大人450円、中学生以下無料
公式サイト : 国営みちのく杜の湖畔公園
宮城県内最南端の白石市は、江戸時代に白石城の城下町として栄えました。
現在街中には掘割と水路に加え、商家の蔵が点在し、当時の趣を残しています。
油を一切使わず、小麦粉と塩水のみで作られている「白石温麺(うーめん」は、白石に400年以上続く伝統食で、 宮城県のご当地グルメ としても知られています。
白石城跡は白石市の中心部ある城跡です。
別名「益岡城(ますおかじょう)」や「枡岡城」とも呼ばれます。
白石城は戦国時代の1591年に蒲生郷成が築城しました。
その後、城主は石川昭光を経て片倉氏に代わります。
江戸時代になると、仙台藩が管理する支城となり、幕末まで片倉氏が居城しました。
明治には廃城令によって取り壊され、更地になっていました。
しかし、1995年(平成7年)に木造により復元されて益岡公園となっています。
天守は文政6年に再建されたときの三階櫓を復元し、さらに大手門として本丸の一部も復元されました。
住所 : 宮城県白石市益岡町1-16(益岡公園内)
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0224-24-3030
休観日 : 12月28〜31日
開館観時間 : 【4~10月】9:00~17:00、【11~3月】9:00~16:00
料金 : 一般 400円、小・中学・高校生 200円、未就学児 無料
公式サイト : 白石城跡
蔵王のおすすめ観光スポットをご紹介しました。
東北地方を代表するリゾート地で豊かな自然が魅力の蔵王。
スキーや温泉だけでなく、色々な楽しみ方ができるのが蔵王の魅力です。
ぜひ蔵王に観光に来て、あなたなりの楽しみ方を見つけてみてください。
最終更新日 : 2022/03/28
公開日 : 2018/12/27