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マレー半島南部に位置する国際都市、シンガポール。
1965年にマレーシアから独立して誕生した国であり、国土は東京23区よりも少し大きいくらいの面積です。
その歴史は浅いですが、わずか数十年で急速な発展を遂げ、「世界の金融センター」と呼ばれるまでに成長しました。
マーライオンやマリーナベイ・サンズがあるマリーナ湾周辺は、多くの高層ビルが立ち並ぶ大都会。
海外旅行に都会的な楽しみを求めるなら、シンガポールは最適です。
治安が良くチップ文化も存在しないため、初心者でも旅行しやすい国であるといえます。
また、多民族国家であることから異国情緒溢れる見どころも盛り沢山。
小さな国ではありますが、エリアごとに特色が異なるため短い旅行でも充実した時間が過ごせるでしょう。
日本からシンガポールへは国際線で約6時間半から7時間ほどでアクセスすることができます。
2022年9月現在、シンガポールへの直行便が就航しているのは東京(羽田・成田)・中部・関西・福岡の4都市です。
シンガポールは日本との時差が-1時間あります。
飛行時間と時差を考慮すれば、日本を22時以降に出発する便に搭乗すれば翌朝の到着になります。
現地での滞在時間をなるべく多めに取りたいという方は、フライトを予約する際にぜひ参考にしてみてください。
公用語は主に英語・中国語・マレー語・タミル語の4つ。
シンガポールに住む人々は基本的に英語が通じるので、余程の事情がない限り観光先で不便を感じことは無いでしょう。
これは様々な国にルーツを持つ人々が暮らすシンガポールならではの特徴といえます。
ただし、現地の英語には独特なアクセントがあるので、若干の聞き取りにくさはあるかもしれません。
「世界一物価が高い」と言われる、シンガポール。
確かに東南アジアではダントツの物価を誇る国ではありますが、日本と比べれば "驚くほど" 高く感じることはありません。
2022年9月現在、シンガポール・ドル(SGD)は1ドルあたり約101円が相場となっております。
コロナ禍以前は80円前後を推移していたので、円安が落ち着くまでは通常時よりも2〜3割ほど高く感じるかもしれません。
そうとはいえ、シンガポールには1食300〜400円で楽しめるようなスポットも多く存在します。
タクシーや地下鉄の運賃は日本よりも割安ですし、上手く旅行すればそこまで物価高の影響を受けることはないでしょう。
シンガポールは日本と同様に犯罪率が低く、世界的にも治安が良い国として知られています。
英誌エコノミストがまとめる「世界で最も安全な都市」ランキングでも、毎年上位に選ばれるほど。
筆者はこれまでに3回ほどシンガポールを訪れたことがあるのですが、身に危険を感じたことはありません。
ただし、安全な国だからといって油断は禁物です。
シンガポールは各国の旅行者だけでなく、出稼ぎ労働者も多く集まる国。
スリや置き引きなどの被害に遭う可能性はゼロではありません。
人気の観光スポットやマーケットなど人が多く集まる場所では、貴重品を含む手荷物の管理をしっかりと行うようにしましょう。
シンガポールの気候は熱帯性に属しており、年間を通じて高温多湿なのが特徴です。
日本のような四季は存在せず、月による気温の変動もほとんどありません。
赤道に近い国ならではのトロピカルな気候は冬の避寒先にぴったり。
タイやベトナムといった東南アジアの国々には乾季と雨季がありますが、これに関してはシンガポールも同様です。
乾季にあたる4〜9月はシンガポール観光のベストシーズン。
6〜8月上旬頃にはシンガポール全土のショップが最大70%オフになる年に1度のメガセールも開催されるので、ショッピングを楽しむならこの時期をぜひお見逃しなく。
観光やグルメ、ショッピングにエンタメまで何でも揃うシンガポール。
せっかく旅行するなら、主要な見どころは押さえておきたいところ。
「シンガポールで何をしよう?」とお悩みの方は、最低でも現地に3泊以上滞在することをおすすめします。
ただ、本記事で紹介しているおすすめの観光スポットを回るだけなら2日あれば十分だと思います。
シンガポールの観光地のほとんどは中心部に集中しているので、移動の負担もそこまで感じることは無いでしょう。
そうとはいえ、ローカルグルメの食べ歩きやお土産を買ったりなど自由気ままに過ごす時間も1日くらい欲しいですよね。
旅行の費用は航空券やホテルを除いて、1日あたり10,000〜15,000円程度を見積もっておくのが理想です。
シンガポールと言えば、まず思い浮かぶのがマーライオンだと思います。
上半身がライオンで、下半身が魚の空想上の生き物です。
そもそも、シンガポールという国名は元々マレー語やサンスクリット語のシンガプーラという語源から来ました。
シンガプーラは、シンガとプーラという2つの言葉から成立しています。
シンガはライオン、プーラは町という意味なので、合わせてライオンの町となります。
それでは、なぜライオンの町と呼ばれるようになったのでしょうか?
それは、1324年に現在シンガポールと呼ばれる土地が発見され、当時のマレー帝国の王子が初めてシンガポールに上陸した際に最初に見た動物がライオンだったことから来ています。
しかし、現代の研究で当時はライオンは島に存在せず、マレー帝国の王子が見た動物はトラだという風に言われています。
面白いのは、現在でもマレー半島の最南端に位置する町はライオンの町と呼ばれていることです。
ぜひシンガポールに行かれる際は調べてみてください。
その名残で、人工的に作られたのがマー(海)とライオンを組み合わせた空想上の生き物であるマーライオンなのです。
観光用に作られたマスコットなので実在はしません。
有名な写真のマーライオン、大きさは8.6mで重量は70tあります。
大きいような、小さいような、何とも言えないサイズですね。
夜になるとご覧の通り、色鮮やかなイルミネーションが点灯します。
シンガポールの背景を知って頂いたところで、ここからは行っておけば間違いないおすすめの観光スポットをご紹介します。
地域ごとに異なる趣があり、どこを訪れても違った面白さが味わえるのがシンガポールの良いところ。
例えば、高層ビルが立ち並ぶ金融エリアから地下鉄で5分移動すれば、そこはイスラム教徒が多く住むアラブ世界が広がります。
多民族が暮らすシンガポールならではの個性豊かな街並みは必見です。
美味しいグルメやスイーツも目白押しなので、食べ歩きを楽しみながら観光するのも良いでしょう。
シンガポールの人気観光地の1つであるセントーサ島。
本土の南側に位置する小さな島で、プールや水族館をはじめとする様々なレジャー施設が点在するリゾート地として親しまれています。
島へは徒歩のほか、タクシーやモノレールなどで簡単にアクセスできるので日帰りで訪れるのに最適です。
おすすめは、シンガポール本島とセントーサ島を結ぶ ケーブルカー 。
移動しながら360度の景色が楽しめるだけでなく、地上とは違った角度で海が眺められるので特別感が味わえます。
島の大きさは東西約5km、南北約2kmほどですが、そのエンタメ性は驚くほどに充実しています。
最も有名なのは、東南アジア初のユニバーサルとして2011年に開業した ユニバーサル・スタジオ・シンガポール 。
6つのゾーンにハリウッド映画やアニメをテーマとする28のアトラクションが揃う広大なテーマパークは、オープンから10年以上経った今でも高い人気を誇ります。
入場前に 「ユニバーサル・エクスプレス・パス」 を購入すれば、通常よりも短い待ち時間でアトラクションやショーを楽しむことができます。
シンガポール限定のアトラクションを制覇するなら、かなり利用価値は高いのではないでしょうか。
その他にも、島内には大きな水族館やビーチにゴルフ場まで何でも揃っています。
レジャー施設と聞くと子供向けというイメージを抱く方も居るかもしれませんが、セントーサ島には "大人も楽しめる工夫" が至るところに施されています。
美味しいグルメやスイーツのラインナップも充実していますし、とにかく朝から晩まで楽しめる見どころが目白押しです。
ちなみに、セントーサ島のシンボルであったマーライオン像は現在取り壊しが行われています。
マーライオン像がなくともセントーサ島には魅力が満載なので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
住所 : 109 Mount Faber Rd, Mount Faber Peak, Singapore
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「ハーバー・フロント(Habour Front)駅」より徒歩5分
電話番号 : +65 6361 0088
定休日 : なし
運行時間 : 8:45〜22:00(最終乗車 21:30)
料金 : 【大人】往復 15シンガポール・ドル【子ども(4〜12歳)】往復 10シンガポール・ドル
公式サイト : シンガポール・ケーブルカー・スカイネットワーク
シンガポールといえば、真っ先に思い浮かぶのがこのユニークな外観の建物。
今やシンガポールといえば、マーライオンかマリーナ・ベイ・サンズと言われることも増えてきました。
マリーナ湾を臨む57階建ての超高層ビルは高級ホテルやショッピングモール、カジノなどが併設された複合型リゾート施設です。
建設にかかった費用は約5,600億円に及ぶと言われています。
SF映画の世界を思わせるような近未来な建築様式は、2010年の開業時に世界中で大きな話題を呼びました。
ユニークな外観だけでなく、57階に設けられたインフィニティープールも各国の旅行者を魅了する理由の一つ。
日本のテレビCMで放送されたことがあるため、シンガポールを訪れたことがない人でもご存知の方は多いはず。
ホテルの宿泊者だけが利用できる特別なプールは、シンガポールを訪れるなら誰もが憧れる名所です。
地上200mから見渡すシンガポールの街並みは格別の美しさを誇ります。
日没間際は街の向こう側に沈む夕日と夜景の両方が楽しめるゴールデンタイム。
プールから望む絶景も良いですが、すぐ隣には宿泊者でなくても利用できるルーフトップバーやレストランもあるので、こちらに足を運んでみるのも良いでしょう。
筆者のおすすめは CÉ LA VI SKYBAR & CLUB LOUNGE 。
インフィニティープールを間近に、シンガポールの景色を眺めながら特製カクテルで乾杯すれば、素敵な旅の思い出になること間違いなしです。
すぐ目の前の湾内では、毎晩噴水ショー「SPECTRA - 光と水のシンフォニー」が開催されています。
誰でも無料で鑑賞できますし感動のクオリティーなので、ぜひ一度足を運んでみてください。
プログラムや開演時間の詳細は こちら をご覧ください。
住所 : 10 Bayfront Ave, Singapore 018956
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「ベイ・フロント(Bay Front)駅」より徒歩すぐ
電話番号 : +65 6688 8868
定休日 : なし
営業時間 :
公式サイト : マリーナベイ・サンズ
マリーナベイ・サンズの東側に位置するのは、近未来的な木々が立ち並ぶ巨大な植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」。
植物園と言っても、ただの植物園ではありません。
まず注目したいのは敷地の広さ。
全体の面積は、なんと東京ドーム21個分に及ぶのだそう。
敷地内には2つの屋内庭園のほか、池や緑豊かな植物など大人から子どもまで楽しめる見どころが盛り沢山です。
シンガポールで最も有名なスポットの1つなので、欠かさず訪れておきたいですね。
高さが25~50mのスーパーツリーが立ち並ぶ姿は、まさに圧巻の迫力。
緑豊かな自然の中に佇んでいるにも関わらず、周囲に馴染んでいるような気がするのはなぜでしょうか。
巨大な木々同士を繋ぐ全長128mの遊歩道 「OCBCスカイウェイ」 は、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで特に人気のあるアクティビティー。
チケットは10シンガポール・ドル(3〜12歳 6シンガポール・ドル)で、当日の購入も可能です。
複数のスーパーツリーが織りなす近未来的な空間には、思わず不思議な違和感を抱いてしまう人も少なくありません。
そうとはいえ、このようなオブジェクトを単なるアートとして扱わないのがシンガポールの凄さだと思います。
これらの木々はその眺めを楽しむだけでなく、雨水を集めたり、太陽光発電や温室の換気口としての役割も担っているのだそう。
国際社会が掲げるSDGsにも、国として積極的に取り組んでいる証拠であると言えます。
こちらもマリーナベイ・サンズと同じく毎晩ライトショー 「ガーデン・ラプソディー」 を開催しているので、お見逃しなく。
開演時間は少しズレているので、スムーズに移動できれば1時間以内に2つのショーが楽しめることも。
もちろん、こちらも無料で鑑賞できるので行かずにはいられません。
その他にも、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイには世界最大のガラス張りの温室や全大陸から集めた植物など、まだまだ沢山の見どころがあります。
有料ゾーンのチケットは 公式サイト で事前に購入することも可能です。
園内はとても広いので、 マップ を活用して効率的に散策を楽しみましょう。
住所 : 18 Marina Gardens Dr, Singapore 018953
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「ベイ・フロント駅(Bayfront)」より地下通路を通り、マリーナベイサンズホテルとの連絡橋「ドラゴンフライブリッジ」利用で徒歩10分弱。
電話番号 : +65 6420 6848
定休日 : 無休
営業時間 : 無料エリア 5:00~26:00 有料施設は施設によって営業時間が異なります。
料金 :
公式サイト : ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
マリーナベイ周辺には、観光名所がもう一つあります。
マリーナベイ・サンズの隣に位置するのは、世界最大規模を誇る観覧車「シンガポール・フライヤー」です。
厳密には互いに1kmほど離れているのですが、湾の反対側から見るとすぐ近くにあるかのよう。
シンガポール・フライヤーは、地上42階建てに相当するアジア最大の観覧車。
1周あたりの所要時間は約30分です。
日本人建築家である故・黒川紀章氏とシンガポールの建築家が共同でデザインしたもので、完成当初は世界最大の観覧車としてその名を馳せました。
現在では世界最大という称号こそ明け渡してしまいましたが、アジア最大としての立場は健在です。
実に140億円もの多額を費やした末、2008年にようやく完成した観覧車でしたが、オープン当初には早速「観覧車が回る向きを変更する」という予想外の展開に。
中国系が国民の大多数を占めるシンガポールでは、風水が社会において重要な役割を果たしているのだそう。
実際にシンガポール・フライヤーをはじめとする多くの建造物も、風水的に良いといわれる場所に位置しています。
開業当時は反時計回りに回転していたそうですが、「このままでは富や幸運が街から逃げていく」という意見が出たため追加の費用を投入して時計回りに変更されました。
ちなみに、『28』というゴンドラの数と最大定員数にも、中華系の人々にとって縁起の良い「2」と「8」が使われています。
ゴンドラはご覧のような全面ガラス張りの巨大なもので、夜にはコース式のディナーも提供されています。
夜景を眺めながら観覧車で夕食を頂くという贅沢も、シンガポールなら叶います。
デートで特別感を演出したい方にもおすすめです。
フルコースディナーの詳細は こちら でご確認いただけます。
きっと良い思い出になるので、旅行のついでにぜひ体験してみてください。
住所 : Singapore Flyer Pte Ltd 30 Raffles Avenue Singapore 039803
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「プロムナード(Promenade)駅」より徒歩6分程
電話番号 : +65 6734 8829
定休日 : 月・火・水
営業時間 : 14:00~22:00
料金 : 大人33ドル(13歳以上)子供(3歳~12歳)21ドル
公式サイト : シンガポールフライヤー
多民族国家として知られるシンガポールには、国際色豊かな街がいくつも存在します。
リトルインディアは、その名の通りインド系の民族が多く住む地域です。
色鮮やかな建物が立ち並ぶ「セラングーン・ロード」は、リトルインディアを東西に突き抜けるメインストリート。
通り沿いにはカラフルなヒンドゥー教寺院や本格的なインド料理店が軒を連ねています。
道ゆく女性は民族衣装のサリーを身に纏い、細い路地ではスパイスやジャスミン豊かな香りに包まれる。
何かと不安が付きものであるインドですが、ここなら安全かつ手軽にプチ旅行気分を味わうことができますよ。
リトルインディアはシンガポールでも比較的物価が安い地域なので、買い物やお食事を目的に訪れるのもおすすめです。
MRT「ジャラン・べサール駅」から徒歩すぐの リトル・インディア・アーケードは、インド雑貨を幅広く取り揃えるローカルなショッピングモール。
そこから10分程の場所にある ムスタファセンター も、プチプラのシンガポール土産を手に入れるなら見逃せないスポットです。
カラバオ・ロード沿いを歩きながらカラフルな建物を見学して、ローカル感たっぷりのインド料理を堪能、そしてヒンドゥー教寺院に立ち寄ってからお買い物。
これであなたもリトルインディアの立派な案内人の仲間入りです。
リトルインディアから1kmほど歩くと、金色のドームが特徴のイスラム寺院が見えてきます。
街の風情は徐々にトルコやイランなど中近東風に移り変わり、アラビア語の看板が増えていくのが分かります。
この辺りはカンポン・グラム地区と呼ばれる地域で、19世紀にマレー人やイスラム教徒、アラブ系民族が暮らす場所として公式に割り当てられたのが始まりとされています。
中でもサルタン・モスクは1826年に建立された最初のモスクであり、今でも地域の人々によって大切に受け継がれているのだそう。
人口に占めるイスラム教徒の割合が約15%におよぶシンガポールでも最大のモスクであり、現在でも礼拝時は大勢の信者で賑わっています。
通りにはランプや香水瓶をはじめとするイスラム雑貨のお店や、中東料理を提供するレストランが軒を連ねています。
お値段は少しお高めですが、レバノンやエジプトなど日本ではなかなか見られない国の郷土料理やシーシャ(水タバコ)が楽しめるのもアラブ系ならでは。
すぐ近くにある細い路地は、「ハジ・レーン(Haji Lane)」と呼ばれる人気の観光スポット。
路上には個性的なショップが集い、カラフルなウォールアートが至るところに施されています。
ブギスはここから5分ほど歩いた先にある、ローカルに人気のショッピングエリア。
東京で例えるなら、原宿みたいな街といったところでしょうか。
若者向けの洋服屋雑貨にアクセサリー、小腹が空いた時にちょうど良いような食べ歩きグルメをお探しならぴったりな場所だと思います。
アラブストリートやリトルインディアから近いので、合わせて訪れるのが良いでしょう。
住所 : 3 Muscat Street, Singapore 198833
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「ブギス(Bugis)駅」より徒歩8分程
電話番号 : +65 6293 4405
見学可能時間 : 【月~日】10:00~12:00/14:00~16:00【金】14:30~16:00
料金 : 無料
公式サイト : サルタン・モスク
チャイナタウンは、シンガポールでも特に長い歴史を有することで知られるエリアです。
シンガポールの土地が歴史上に初めて登場するのは3世紀、13世紀頃には最初の入植が行われました。
マレー半島の歴史といえば、大抵の場合16世紀以降を中心に語られますが、実は日本でいう鎌倉時代までさかのぼる長い歴史があるのです。
現在でこそ多民族国家として親しまれるシンガポールも、14世紀前半には華人が多く住んでいたのだそう。
チャイナタウンがあるオートラム(Outram)という地域はその集落があった場所で、19世紀初頭には中国人居住区に指定されました。
街には今でも戦前の古い街並みが残り、独特の活気で賑わっています。
多くの建物が立ち並ぶチャイナタウンでも、一際目を惹くのがこちらの寺院。
1階は黄金の仏像群が鎮座する御堂であり、2〜3階はブッダの聖遺物(骨や舌など)や仏教美術を展示する博物館として公開されています。
その他、ヒンドゥー教やイスラム教など様々な宗教の寺院が多数点在するのも、チャイナタウンの面白いところ。
チキンライスや小籠包など美味しいグルメも目白押しなので、食べ歩きもぜひお楽しみください。
筆者は中国テイストのデザインが好きで、チャイナタウンに行くとつい買い物をしてしまいます。
チャイナタウンには安くて可愛い雑貨を取り扱う穴場のショップがたくさんあるので、目移り必至。
グルメや買い物をお得に楽しむなら、チャイナタウンで決まりです。
住所 : 288 South Bridge Road, Singapore 058840
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「チャイナタウン駅」より徒歩7分
電話番号 : +65 6220 0220
定休日 : なし
営業時間 : 7:00〜17:00(博物館は9:00〜17:00)
料金 : 無料
公式サイト : 新加坡佛牙寺龍華院
シンガポールで美味しい食事を安く済ませるなら、ホーカーを探してみてください。
ホーカー(Hawker)とは、屋台がたくさん集まったフードコートのようなスポットです。
かつては路上などでバラバラに営業していたそうですが、政府が衛生面などを考慮して誕生したのが現在の屋内施設。
東南アジアの屋台といえば、食当たりが心配でなかなか挑戦する勇気が出ないという人が多いと思います。
筆者もこれまでにタイの屋台で何度かお腹を壊しているので、食べ物選びはかなり慎重な方です。
ただ、それでも食を楽しみたかったのでシンガポールに滞在している間、2度足を運んでみました。
屋台が心配な方のために結果から申し上げると、筆者は全然大丈夫でした。
そうというのも、シンガポールのホーカーはタイやベトナムで見られるような屋台とは全く異なります。
テーブルもスタッフがこまめに掃除してくれますし、キッチンもかなり清潔です。
注文する料理にもよりますが、1食あたりのお値段は500円前後と超リーズナブル。
ラクサやバクテーをはじめとするシンガポールの名物料理も、ここなら気軽に楽しむことができます。
シンガポール国内にはホーカーがいくつもありますが、中でもおすすめなのがラオパサ・フェスティバル・マーケット。
マリーナベイから徒歩でアクセスできる好立地で、中華系からマレー系、インド系、スイーツまで多様なジャンルのテナントが揃っています。
クレジットカードは基本的に使えないので、訪れる際は事前に現金を用意するようにしましょう。
住所 : 18 Raffles Quay, Singapore 048582
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「テロック・アヤ駅」より徒歩5分
電話番号 : +65 6220 2138
定休日 : なし
営業時間 : 店舗により異なる
公式サイト : ラオパサ・フェスティバル・マーケット
シンガポールで最も華やかなメイン通り、オーチャード・ストリート。
市街中心部に約2.2kmにわたって延びる通り沿いにはハイブランドのショップや百貨店、巨大なショッピングモールなどが軒を連ねています。
この辺りはイギリスの植民地時代に果樹園やナツメグのプランテーションがあった場所で、それが地名の由来となっているのだそう。
実際に「果樹園」は英語でOrchard(オーチャード)と書きます。
かつては農園風景が広がる名もない通りでしたが、1932年に地元の商人が最初のデパートであるタングス(TANGS)を創業し、状況は一変。
1980年代になると再開発が行われ、今では大小20ものショッピングセンターが集う『シンガポール随一の買い物天国』へと成長しました。
シンガポールの最新トレンドが集結するハイセンス場所なだけに、買い物好きには見逃せません。
オーチャードでは高級ブランドはもちろんのこと、話題のトレンドアイテムからお土産まで何でも揃います。
せっかくなので、シンガポール初のデパート TANGS(タングス) にも足を運んでみましょう。
特に1階はコスメの品揃えが充実していると評判のフロアです。
近ごろ注目を集めているシンガポール発のコスメやスキンブランドも、ここなら手に入れることができます。
その他、8フロアからなる国内最大級のショッピングモール ION Orchard(アイオン・オーチャード) や Orchard Central(オーチャード・セントラル) も人気。
6月から8月の約2ヵ月間には『グレート・シンガポール・セール(通称GSS)』という大規模なバーゲンが開催されます。
グッチやフェラガモをはじめとする高級ブランドもセール対象となりますので、ショッピングが目当ての方はこの時期に訪れるとかなりお得に買い物が楽しめるでしょう。
住所 : 310 Orchard Road Tang Plaza, Singapore 238864
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「オーチャード駅」より徒歩1分
電話番号 : +65 6737 5500
定休日 : なし
営業時間 : 11:00〜21:00
公式サイト : TANGS at Tang Plaza
最後にご紹介するのは、チャンギ国際空港にあるスポットです。
「空港なのに観光?」と疑問に思う人がいるかもしれませんが、この国の空港はひと味異なります。
普段であれば飛行機に乗るために短い時間しか過ごすことがない空港ですが、シンガポールでは旅行者だけでなく、地元の人も足を運ぶ立派な観光スポットとして親しまれています。
こちらはチャンギ空港のシンボルとしてお馴染みの高さ40mの滝です。
屋内にあるものでは "世界最大級" とされています。
SNSなどで写真を見かけたことがある人も多いと思いますが、ジュエルにあるというのをご存知の方は少ないはず。
空港直結の複合商業施設として2019年に誕生したジュエルはオープン以降、瞬く間に世界中の人々にとって注目の存在となりました。
施設の総延床面積は東京ドーム3個分を誇り、館内には7フロアにおよぶ巨大なショッピングゾーンや、庭園にアトラクション、ホテル、ラウンジなどを併設しています。
入居するテナントは80あまりの飲食店を含む300店舗以上を数え、充実したラインナップが話題を呼んでいます。
空港を利用する際はあえて時間を作って立ち寄りたいスポットです。
館内には手荷物預かり所もあるので、手ぶらでお買い物を楽しむことができます。
空港チェックイン前などに荷物を持ち歩くのが煩わしい場合は、全部預けてショッピングを満喫しましょう。
各ターミナルから歩いてすぐなので、トランジットでの時間つぶしスポットとしてもおすすめですよ。
住所 : 78 Airport Boulevard, Singapore 819666
マップ : Googleマップ
アクセス : ターミナル1到着ホールと直結
電話番号 : +65 6956 9898
定休日 : 無休
営業時間 : 施設により異なる
料金 : 施設により異なる
公式サイト : ジュエルチャンギ空港
※ジュエルの関連記事: チャンギ空港を徹底解説!話題の観光スポット「ジュエル」から乗り継ぎの時間つぶし方法まで
世界中から多くの人が集うシンガポールには、伝統ある名門ホテルから家族旅行やビジネスで使えるリーズナブルなホテルまで、様々なタイプの宿があります。
高級ホテルが多く立ち並ぶのは、オーチャード(Orchard)やマリーナ(Marina)エリア。
反対にコスパの良いホテルをお探しならチャイナタウンやリトルインディア周辺の立地がおすすめです。
予算や旅行タイプに応じたホテル選びが出来るのも、シンガポールならでは。
ここでは、観光に便利な立地かつリゾート気分を盛り上げてくれるプール付きのホテルを厳選してご紹介します。
シンガポールのランドマーク的存在として親しまれる、マリーナベイ・サンズ。
湾にそびえ立つ船のような独特の建築は、一度見たら忘れられないほどのインパクトを誇ります。
地上200mに位置する世界最大の屋上インフィニティープールは、誰もが憧れる有名スポットです。
プールから見渡す絶景はテレビや雑誌のほか、SNSなどでも話題を呼んでいます。
せっかくシンガポールを訪れるなら、プールに入りながら噂の絶景を堪能したいですよね。
実はここ、マリーナベイ・サンズの宿泊者だけが利用できる特別なプールなのです。
宿泊料金はややお高めですが、立地も抜群ですし、泊まる価値はあります。
全2,560室の客室はデラックス・プレミア・ファミリールームに加え、クラブフロア・スイートなど様々なタイプがあり、それぞれのニーズに合わせたお部屋選びが出来るのが特徴です。
写真はデラックスキング、お部屋はガーデン・ハーバー・スカイビューの3つから選択することができます。
また、24時間対応のルームサービスだけでなく、日本語が通じるチェックインカウンターがあるのも嬉しいポイント。
カジノやショッピングモールも併設されておりますし、ホテルのすぐ前では毎晩噴水ショーも開催されているので、便利なロケーションのホテルをお探しの方にはとてもおすすめです。
住所 : 10 Bayfront Avenue, Marina Bay, 018956 Singapore, Singapore
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「ベイ・フロント(Bay Front)駅」より徒歩すぐ
電話番号 : +65 6688 8868
営業時間 : チェックイン 15:00 /チェックアウト 11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ラッフルズ シンガポールは、1887年に開業したシンガポールを代表する超高級ホテルです。
現存するものでは数少ないといわれる19世紀開業のホテルで、伝統的なコロニアル様式の外観と卓越したホスピタリティが世界のVIPから根強い人気を得ています。
シンガポールには数多くのホテルがありますが、「ラッフルズ」の愛称で親しまれるこのホテルはその中で最も有名な存在です。
これまでに宿泊した人物はマイケル・ジャクソンや故エリザベス女王、女優エリザベス・テイラーなど有名な人物ばかり。
1泊あたりのお値段は約15万円〜とお高めですが、130年以上の歴史を持つ名門だけに泊まってみたいという人が後を絶ちません。
全115室の客室は全室スイートルーム、2019年8月にはリニューアルが施され客室やアメニティ、ロビーエリア、中庭、レストラン、バーエリアが新たに生まれ変わりました。
重厚な歴史ある外観はそのままに、モダンさを兼ね備えたラッフルズを優雅なホテルステイを楽しむことができます。
館内に位置するロングバーはシンガポールの名物カクテル「シンガポールスリング」を生み出したことで知られる人気の観光スポットです。
ラッフルズを訪れるなら、本場のシンガポールスリングを味わずにはいられません。
その他にも、ロビーに隣接するラウンジで楽しむアフタヌーンティーも人気があります。
19世紀の英国統治時代から親しまれる伝統のスタイルで提供されるので、この機会に体験してみてはいかがでしょうか。
住所 : 1 Beach Road, Singapore, 189673
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「シティーホール(City Hall)駅」より徒歩6分
電話番号 : +65 6337-1886
営業時間 : チェックイン 15:00 /チェックアウト 12:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
最後にご紹介するのは、世界有数のラグジュアリーホテルとして知られるセントレジス(St. Regis)。
ウエスティンやWなど日本でもお馴染みの高級ホテルを展開するマリオット・インターナショナルが、リッツカールトンと共に最高級クラスのホテルブランドとして認めているのがこのホテル。
セントレジス シンガポールが位置するのは、オーチャード(Orchard)エリアです。
この辺りは20あまりのショッピングモールが点在するシンガポール随一の繁華街となっています。
買い物を目的に訪れるなら、これ以上便利なロケーションは無いでしょう。
ホテルが近ければ、重い荷物を長時間持ち歩く必要もありません。
館内にはアジア屈指のアートコレクションを有する一流のギャラリーが併設されており、至るところで芸術の奥深さに触れることができます。
ラグジュアリーな雰囲気を醸し出しつつも、居心地の良さを損なわない独特の空間設計は、さすが5つ星といったところです。
筆者も実際に宿泊したことがあるのですが、スタッフの方々が丁寧かつフレンドリーで好印象を抱きました。
宿泊者は24時間対応のバトラーサービスを利用できるので、何か困ったことがあればすぐにお願いできるという安心感もあります。
全299室の客室はすべて50平米以上と広々とした造りをしているのが特徴です。
注目したいのはフランス製の大理石を使用した豪華なバスルーム。
独立した深めのバスタブも完備されているので、1日の終わりはお風呂に浸かってゆっくりと疲れを癒しましょう。
また、ダブルボウルの洗面台もあるので忙しい朝も大丈夫。
女子旅や家族旅行でも利用しやすいホテルです。
住所 : 29 Tanglin Rd, Singapore 247911
マップ : Googleマップ
アクセス : MRT「オーチャード(Orchard)駅」より徒歩9分
電話番号 : +65 6506 6888
営業時間 : チェックイン 15:00/チェックアウト 12:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
シンガポールはコンパクトな国なので、とても観光がしやすいかと思います。
また、とても綺麗でエンターテイメントに溢れる街なので、 友達と行くのもよし、大切な人と行くのもよし、1人で行ってもとても楽しめる国です
シンガポールを観光する際は、ぜひ本記事で取り上げた観光スポットに立ち寄ってみてください。
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最終更新日 : 2023/06/06
公開日 : 2016/03/03