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大沼・稚内空港周辺は、稚内地方本来の自然が残された貴重なエリアです。
国や市により保護されている場所も多く、本州ではなかなか見ることのできない野鳥などの動植物を観察することができます。
ここでは「大沼野鳥観察館」や「メグマ沼自然公園」など、自然をテーマにしたお子様も楽しむことができる観光スポットを紹介します。
「大沼野鳥観察館」は、大沼の自然を利用した野鳥や花々を観察することができる施設です。
こちらのロッジ内では、大沼に訪れる野鳥や花々の解説や大沼の歴史に関する展示が行われています。
大沼の水面が溶ける4月頃になると、様々な種類の白鳥がやってきます!
その数はおよそ1000匹以上と言われており、他では見ることのできない白鳥が群れをなして空を飛び回る姿は必見です。
運が良ければ、野鳥に餌やりを行うシーンを見れることもあります。
人馴れしている鳥が多く、近くに近寄ってくることもありますが、直接触れたり餌をあげることは厳禁。
観察のマナーを守って、野鳥の生態系に影響を与えることなく見学するようにしましょう。
双眼鏡や望遠鏡などの貸し出しもあり、手ぶらで行っても遠くの野鳥を見ることができますよ。
施設には野鳥に詳しい管理人さんが常駐してるため、野鳥に関する情報や知られざる情報を聞いてみてください♪
公式ホームページには、野鳥が何匹いるかなど現在の状況が表示されていますので、行く前に確認してから向かいましょう。
住所 : 北海道稚内市声問村 字声問原野
マップ: Googleマップ
電話番号 :0162-26-2965
定休日 :営業期間は、毎日営業。
営業時間 :9:00〜17:00
料金 :無料
注意点 :営業期間は、1月29日〜11月25日。※3月1日〜24日まで休館
公式URL: 大沼野鳥観察館
稚内空港から車ですぐの場所にある「稚内市動物ふれあいランド」。
広大な敷地にはドッグランやふれあい広場などがあり、観光客のみならず地元住民からも愛される憩いの場所です。
ふれあい広場ではウサギ、モルモット、ヤギ、アヒルなどが飼育されており、ただ触れ合えるだけでなく餌やり体験も行うことができます。
ドッグランエリアは小型犬用と中型・大型犬用の2種類が完備されているので、小型犬でも安心して使用することができます。
なお、ドッグランは両方とも無料で使用することが可能。
スペースも広く、犬が楽しく遊ぶことができる遊具も設置されていますよ。
また、稚内市動物ふれあいランドは別名「スター犬の里」と言われており、飼育犬が「南極物語」や「アニー」などの有名作品に出演していたこともあります。
こちらの施設は、1988年に動物調教師の第一人者とされている宮忠臣さんを中心に作られた施設です。
そのため、犬のしつけには定評があり、現在でもこちらで飼育されている犬は様々な映画やドラマに出演しています。
住所 : 稚内市声問村字恵北
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0162-26-2565
定休日 : 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日、夏休みは無休)
営業時間 : 【平日】11:00~16:00【土日祝】10:00~16:00
料金 :無料
注意点 : 営業期間は、2019年4月27日〜9月30日。
公式URL : 稚内市動物ふれあいランド
「メグマ沼自然公園」は、稚内公園にある貴重な自然が大切に残された公園。
メグマ沼は昔から”主の住む沼”と恐れられていました。
そのため、現在でも荒らされたり開発されることもなく自然本来の形で残されています。
敷地内にあるメグマ沼湿原では、植えられた植物だけでなく、貴重なミズコケなどの植物が自生している様子も観察することができます。
天気が良ければ、宗谷丘陵にある雄大な風車群を眺めることもできますよ♪
風によって優雅に回転する様子は、日本とは思えない壮大さです。
なお、メグマ沼自然公園は、敷地内に雪がない5〜10月のみ解放されているためご注意ください。
メグマ沼には遊歩道もきちんと整備されているので、湿原地帯を迷うことなく散策することができます。
バートウォッチングとしても有名なこちらのスポットでは、50種類以上の野鳥を観察可能!
休憩スペースも完備されており、ゆったりとくつろぎながら広大な自然や野鳥を眺めることができます。
稚内空港からも歩いて行くことができるため、帰り際に立ち寄る方も多いようです。
動物ふれあいランドが隣接しており、お子様も楽しむことのできる観光スポットと言えます。
住所 : 北海道稚内市声問村声問
マップ: Googleマップ
電話番号 :0162-23-6460
料金 : 無料
注意点 : 専用駐車場有り。
公式URL : メグマ沼自然公園
稚内公園・中央地区周辺は、稚内の中心部に位置するエリアです。
観光する時間があまりない方は、こちらを集中的に周ることで、「稚内副港市場」や「北防波堤ドーム」をはじめ稚内を代表する観光スポットを制覇することができます。
「稚内副港市場」は、2007年にオープンした3階建ての複合商業施設。
稚内駅から5分ほど、稚内空港からは30分ほどの距離にある、アクセス抜群の地元の人からも人気の高い場所です。
稚内副港市場では、稚内で獲れた新鮮な海産物や地元の名産品などを購入することができます。
購入した商品は全国に配送することもできるので、海産物のように機内持ち込みが難しいものでも気軽に購入することが可能です。
様々な種類のお土産を購入できることから、稚内副港市場でお土産を買ってから帰るという方も多いようです。
1階と2階にあるレストランフロアでは、海鮮丼を食べることができる「浮玉」やロシアに近い稚内ならではのロシア料理を提供している「ペチカ」というレストランがあり、どちらもとても美味しいと評判です。
稚内副港市場の2階には、稚内市樺太記念館があります。
こちらでは明治以降の樺太に関する貴重な資料を多数展示しており、当時の樺太に住んでいた人々の生活や文化を知ることができます。
人が少ない時には、職員の方から解説を聞くこともできるようです。
定期的に講習会も開催されていますので、向かわれる際は公式ホームページを確認してみてくださいね。
また、稚内副港市場には「港のゆ」という日帰り温泉施設が併設されています。
こちらの日帰り温泉施設には、港を眺めながら入ることができる展望露天風呂や開放的な大浴場が完備されています。
泉質にはナトリウムなど肌に良い成分が含まれており、一度温泉に浸かると肌がツルツルになると評判も高いです。
湯上りにゆったりと休憩できるスペースもあるので、観光で疲れた身体をゆったりと癒すこともできますよ。
住所 : 北海道稚内市港1丁目6−28
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0162-22-1129
営業時間 : 9:30〜19:00
注意点 : 駐車場有り(248台)
「北防波堤ドーム」は、1936年に完成した高波や風を防ぐために作られた防波堤ドームです。
稚内の代表的な観光スポットの一つとして、北防波堤ドームには季節を問わず数多くの観光客が訪れています。
裏には北埠頭があり、北防波堤ドームと共に2001年に北海道遺産として認定されました。
北防波堤ドームの端には階段があり、堤防の上に登ることができます。
上からは、壮大な海や駅などのすばらしい景色を眺めることができますよ!
北防波堤ドームを設計したのは、稚内築港事務所に所属していた当時26歳の土谷実氏。
若干26歳であった土谷氏は、当時としてはとても画期的であった半アーチ型の北防波堤ドームを設計しました。
古代ローマを思われる荘厳なデザインは話題を呼び、現在では土木遺産にも選ばれています。
夜になると、優しい明かりに照らされ幻想的な雰囲気に。
夜間は人も少なくゆったりと見学することができますが、電灯や明かりも少ないので注意して見学してください。
住所 : 北海道稚内市開運1丁目
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0162-23-6161
公式URL : 北防波堤ドーム
「稚内市開基百年記念塔・北方記念館」は、この地に役所が作られた100周年を記念して稚内公園内に建てられた施設。
地上80mの高さを誇る記念塔は、1階と2階が北方記念館となっており、稚内や樺太、間宮林蔵に関する貴重な資料が数多く展示されています。
間宮林蔵とは、日本全国を歩いて測量したという伊能忠敬の弟子にあたる人物で、西蝦夷地方を測量したことで歴史に名を残しています。
彼に関連する資料が展示してある施設は少なく、北方記念館は彼の功績を詳しく知ることができる貴重な施設です。
晴れた日には、こちらの展望台からロシアのサハリンを見渡すことができます。
夏休み期間は営業時間が21時まで延長され、稚内の儚くも綺麗な夜景を眺めることができます!
その綺麗さから、稚内でも有数の夜景の名スポットとして地元の方からも人気があります。
記念塔の前には小さな公園があり、崖に飛び出すようにブランコが設置してあります。
稚内の広大な海を眺めながらブランコに乗るという貴重な体験をすることができますよ!
ただ、近年こちらの施設周辺には鹿が多く出没していますので、特にお子様や女性は注意してください。
稚内市開基百年記念塔・北方記念館は、冬の間は営業していません。
住所 : 稚内市宗谷村ヤムワッカナイ
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0162-24-4019
定休日 : 【4月・5月・10月】毎週月曜日(ただし、祝祭日の場合は翌日)【6月・7月・8月】 無休
営業時間 : 【4月・5月・10月】9:00~17:00【6月・9月】9:00~21:00【7月・8月】8:00~21:00
料金 : 400円(一般) 200円(小中学生)
注意点 : 営業期間は、4月29日~10月31日
公式URL : 稚内市開基百年記念塔・北方記念館
宗谷岬・宗谷公園周辺は、日本最北端の地である宗谷岬があるエリアです。
こちらの場所からは、天気が良いとロシアのサハリンを望むことができますので、ぜひよく晴れた日に行ってみてください。
ここでは、稚内の広大な海と自然を満喫することができる「室谷岬」や「白い貝殻の道」をご紹介します。
「宗谷岬」は、観光地として整備されている日本最北端の場所。
北緯45度31分22秒にある宗谷岬からは、約43キロ離れたサハリンを眺めることもできます。
写真にある「日本最北端の地の碑」のモニュメントは、北極星をイメージして作られたもの。
”日本最北端の地”との記載があり、土日にはこちらのモニュメントを写真に収めるため多くの人が訪れています。
他にも「祈りの塔」や「旧海軍望楼」があり、どれも稚内が辿ってきた歴史を物語っています。
なお、こちらの売店では、日本最北端到達証明書など最北端の地にまつわる商品が多数販売されています。
宗谷岬から100mほど離れた宗谷岬公園では、6〜7月にかけてかわいらしいアルメリアの花畑を見ることができます。
アルメリアの花は、大韓航空機撃墜事件の慰霊として地元の人によって植えられたもの。
生存力が高いアルメリアの花は、寒さが強い稚内の地でも力強く成長し、公園に訪れる人々を癒しています。
現在は稚内の至る所で植えられ、稚内を代表する花と言われるほど認知度の高い花となりました。
また、こちらは冬になると流氷が流れ込むスポットとして知られています。
海が一面真っ白になる風景に、大人でも目が釘付けになること間違いなし!
近くには宗谷岬流氷館という流氷に特化した施設もありますので、ぜひ興味のある方は立ち寄ってみてください♪
天然の流氷だけでなく、キツネやアザラシなどの剥製も展示されています。
冬はとても寒く風も強いスポットなので、春から夏にかけていくのがおすすめです。
夏でも風が強く気温が低くなるため、羽織ものを持って出かけるようにしましょう。
住所 : 北海道稚内市宗谷岬
マップ: Googleマップ
電話番号 :0162-23-6161
注意点:夜にはライトアップが行われています。
公式URL: 宗谷岬
「白い貝殻の道」は、宗谷公園のすぐそばの場所にある若者に人気の観光スポット。
この道は稚内地方の名産品である帆立貝の貝殻を活用して人工的に作り出されたもので、その光り輝く姿が美しいと作られた当初から多くの人が訪れています。
まっすぐ伸びる白い道は、天に続いているように見えることから「天へと続く道」と呼ばれることもあるそうです。
青い海と白く輝く道は思わず声が出てしまうほどの美しさ。
遊歩道にはふんわりと貝殻が敷き詰められているので、たくさん歩いても足に優しい歩き心地です。
また、こちらの道は遊歩道ですが、バイクや自転車で走行可能!
歩いている方もいらっしゃるのでスピードを出すことはできませんが、真っ白な道路は走っていてとても気持ちが良いと評判です。
運が良ければ、鹿やキツネなどの野生動物を観察することができます。
住所 : 北海道稚内市宗谷村宗谷
マップ: Googleマップ
営業時間:24時間営業
電話番号:0162-23-6161
ノシャップ岬・西海岸周辺は、野生のゴマフアザラシがやってくる「抜海港」など、子供から大人まで童心に帰って楽しむことができるスポットが集中しているエリアです。
冬シーズンは営業休止になる施設が多い稚内ですが、「ノシャップ寒流水族館」は冬の季節でも休まず営業していますよ。
ここでは、「ノシャップ寒流水族館」「稚内市青少年科学館」など人気のある観光スポットをご紹介します。
「稚内市青少年科学館」は、"見て・触れて・体験できる"と人気の歴史ある科学館です。
”南極”や”科学”、”環境”についての展示コーナーがあり、稚内ならではの知識を学ぶことができます。
南極観測の前進基地が稚内公園にあったことから作られたこちらの”南極展示コーナー”では、南極観測で使用した雪上機や犬ぞり、南極観測船模型、居住棟などが展示されています。
また、こちらのエリアでは南極観測隊員がどのように生活しているかが分かる映像も上映されています。
映像は国立極地研究所から特別に提供されたもので、中々知られていない貴重な情報が盛り沢山です。
なお、施設内には140名を収容することができるプラネタリウムがあります。
プラネタリウムで上映されるのはどれも稚内の夜空に関する内容ですが、月によって少しずつ内容が変わるので、いつ訪れても違うものを鑑賞することができます。
上映は11時30分と15時30分の2回のみですのでお見逃しなく。
ノシャップ寒流水族館に隣接しており、こちらの入場料金を支払えば水族館も無料で入ることができますよ。
住所 : 北海道稚内市ノシャップ2-2-16
マップ: Googleマップ
電話番号 :0162-22-5100
定休日 :4月1日~4月26日、12月1日~翌年1月31日(整備休館)
営業時間 : 10:00〜16:00
料金 : 大人(高校生以上) 500円 子ども 100円
注意点:12〜1月の冬季期間は営業しておりません。
公式URL : 稚内市青少年科学館
「ノシャップ寒流水族館」は、国内最北端にある北海道開道100周年を記念して作られた水族館です。
100種類約3000点の北海道周辺に生息している生物を中心に展示しています。
比較的小さめな水族館なので、30分程度で施設内を満喫することができます。
建物は古いものの、ドクターフィッシュやアザラシのショーなど様々な人気コンテンツが用意されています。
稚内では珍しい、冬の期間も休まずに営業している施設です。
ノシャップ寒流水族館は、日本最大規模のアザラシ飼育数を誇っている水族館です。
そのため、中でも人気のコンテンツは、"アザラシの餌やり体験"!
一回100円で購入できる餌を投げると、アザラシが勢いよく餌に食いつく様子を見ることができます。
その迫力は凄まじく、大人でも圧倒されてしまうほど。
餌の量は限られていますので、こちらの餌やり体験をしたい方はお早めに向かってくださいね。
販売されている餌には、トングや手袋も付いているため衛生的にも安心です。
冬になると、氷の隙間からひょこっと顔を覗かせるかわいらしいアザラシを観察することもできますよ♪
こちらの回遊水槽では、幻の魚と言われている”イトウ”やカレイ、ホッケなどが展示されています。
本州の水族館では見られない魚が多く、新鮮な気持ちで見学できると人気の高いエリアです。
4月〜11月の日曜日には、13:10から回遊水槽にいる魚たちに餌やりが行われます。
なお、ノシャップ寒流水族館の入園料を支払えば、隣接する青少年科学館にも無料で入場することができます。
ノシャップ寒流水族館と青少年科学館の2つの施設で、1日たっぷりと観光を満喫することができますよ♪
住所 : 北海道稚内市ノシャップ2-2-17
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0162-23-6278
定休日 : 4月1日〜28日、12月1日〜翌年1月31日
営業時間 :【4月29日~10月31日】9:00~17:00(入館は16:40まで)【11月1日~3月31日】10:00~16:00(入館は15:40まで)
料金 : 大人 500円 小中学生 100円
公式URL : ノシャップ寒流水族館
「抜海港 ゴマフアザラシの越冬」には、冬になると野生のゴマフアザラシがやってきます。
日本ではなかなか見られない100頭単位の集団で、ゆったりとくつろぐ様子を観察することができますよ!
以前は寒さを防ぐことができる観察所が設置されていましたが、現在は設置されておらず、周囲の雪かきも行われていないようです。
雪の降る冬は歩くのも危険なため、こちらのスポットへは4〜5月付近がおすすめ。
11月〜5月まではアザラシを観察ことができるようですが、年によって変化しますのでご注意ください。
また、こちらのスポットからはきれいな夕日を見ることもできます。
住所 : 北海道稚内市抜海 抜海漁港内
マップ: Googleマップ
電話番号:0162-23-6468
公式URL : 抜海港 ゴマフアザラシの越冬
北海道の北部にある稚内は、自然豊かな景色を楽しめる場所です。
本記事を参考に、稚内の観光スポットを満喫してください。
最終更新日 : 2022/04/18
公開日 : 2019/07/10