top > 東アジア・中国・台湾 > 日本 > 大阪
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
2. 温泉からプールまで揃う丸一日営業のスパ「スパワールド 世界の大温泉」
現在、新世界と呼ばれる繁華街のすぐそばに建てられている通天閣の元になったのは、1912年に建てられた初代通天閣です。
1903年、大阪で内国博覧会が開かれることが決まった後、土居通夫によって遊園地の新世界ルナパーク、パリのエッフェル塔を真似た通天閣の建設が進められました。
当時の通天閣は、現在の2代目とは異なり、パリのエッフェル塔や凱旋門をモチーフとした姿をしていました。
建設当時、東洋一の高さを誇った通天閣は、遊園地のルナパークとロープウェイで結ばれ、市民からも親しまれていました。
その後、1943年に直下にある映画館の火災により強度不足となり、軍事資材として大阪府に献納される形で解体されます。
多くの方から親しまれた初代通天閣を復興させたい思いで建てられたのが、現在の2代目通天閣です。
1953年に地元の有志が集まった「通天閣再建委員会」が発足され、かつての場所からほど近い公園に通天閣が作られることとなります。
資金難に陥ることもありながら、再建に関わる方の熱意によって1956年に完成。
天に通じる高い建物という名前の意味の通り、大阪の街を一望できる展望台を備えるなにわの人気観光スポットです。
住所 : 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-6
マップ: Googleマップ
電話番号 : :06-6641-9555
定休日 : 年中無休
営業時間 : 8:30~21:30
料金 : 大人800円、小・中学生400円
公式URL : 通天閣
通天閣は、地下1Fにある食品メーカーのアンテナショップから地上87.5mの5F展望台まで、様々な楽しみ方ができる商業施設です。
2016年には2代目通天閣が開業60周年を迎え、塔に付いている避雷針が従来より長いものに取り換えられ、その高さは地上108mとなりました。
一時期は開業当初に比べ来場者数が落ち込んだこともありましたが、2019年時点では、次々と打ち出される企画やイベントが話題になる人気観光スポットです。
景色を眺めるだけでなく、ディスコのようにミラーボールのある展望台、ユニークな顔ハメパネルなど、大阪らしい展示も豊富にあります。
なお、野外展望台の「天望パラダイス」は、2019年11月5日~2019年12月下旬(予定)でリニューアルのため休止となっています。
通天閣までのアクセスは、JR、阪急、大阪メトロなどの公共交通機関を利用しましょう。
それぞれの最寄駅から徒歩10分以内な上に、大阪名物の串カツをはじめとする飲食店が立ち並ぶ新世界を通って通天閣にたどり着けます。
難波や心斎橋といった大阪市内の主要な観光スポットからも、15分前後とアクセス便利な観光スポットです。
通天閣には専用駐車場が完備されていないため、自家用車で向かう場合は周辺の有料駐車場を利用しましょう。
通天閣周辺には、「リパーク通天閣第3」、「ショウワパーク新世界」といった駐車場がいくつもあります。
「リパーク通天閣第3」は、平日の8:00~18:00が20分毎100円、土日祝日は20分毎200円です。
「ショウワパーク新世界」は、8:00~22:00が60分毎200円、土日祝日は30分毎300円となっています。
満車の駐車場もあるため、いくつかの駐車場の中から空いている場所を選んで駐車しましょう。
高速道路から通天閣に向かう場合は、下り線が阪神高速1号環状線の夕陽丘出口から約5分、上り線は阪神高速1号環状線のなんば出口から7分程です。
通天閣の見どころを何度も足を運んだ筆者目線で紹介します。
大阪の街を見守る神様にして、通天閣を象徴するキャラクターのビリケンさんや緑溢れる屋上庭園など、展望台以外にも楽しみ方は豊富です。
通天閣のメインスポットと言えるのが、高所からの景色を楽しめる3つの展望台です。
2019年の11月時点で、地上94.5mの屋上庭園はリニューアル中のため、2つの展望台を紹介します。
展望台まで上がるには、展望台入口と書かれた場所から一度地下に入ります。
チケットカウンターでチケットを購入したら、エレベーターに乗り展望台に向かいましょう。
車いすの方専用のエレベーター等もあるため、幅広い世代の方が安心して観光を楽しめます。
地上87.5mにある展望台は「黄金の展望台」と呼ばれています。
豊臣秀吉の作った黄金の茶室に負けじと装飾したという、黄金色に輝く装飾が目を引く展望台です。
大都会の空中オアシスとも言われる展望台からは、大阪の街を一望できます。
展望台内には写真撮影スポットがあり、スタッフの方に頼んで記念撮影を行うことができます。
展望台内をぐるっと回れば、東西南北さまざまな方面の景色を一度に楽しめるのが魅力です。
展望台には、3代目になる金髪のビリケンさんの姿も見られます。
通天閣の展望台からは、大阪に新しくできた名所である「あべのハルカス」を鑑賞できます。
地上300mを超える、日本一高いビルと言われるあべのハルカスの全体を一望できるのも、高層タワーならではです。
地上84m、黄金の展望台から階段を下りた場所に広がるのが光の展望台です。
大阪人は光り物が好きというところから造られた光の展望台は、ミラーボールや鮮やかな照明に照らし出された空間が広がります。
夜になると展望台全体がディスコのような雰囲気となり、昼間以上に賑やかな空間に。
光の展望台は、通年通して人気キャラクターとのコラボイベントが行われています。
筆者が訪れた際には、ボーカロイドとして知られる初音ミクとコラボした、可愛らしい装飾の展望台となっていました。
コラボ期間中にしか購入できない、限定グッズをお土産として買うのも良いでしょう。
通天閣のみならず、大阪の街の至る所で見かける人気のキャラクターが「ビリケン」です。
ビリケンさんの愛称で親しまれる通天閣のマスコット的な像ですが、そのルーツは1908年にまで遡ります。
アメリカ合衆国のフローレンス・プレッツというイラストレーターが、夢の中の神様を元にビリケンさんを造ったのは意外と知られていない事実です。
すっかり通天閣や大阪のシンボルのようになっているビリケンさんですが、アラスカをはじめ、極東ロシアでは自身の民族の伝統の神として扱われています。
世界的な神様であるビリケンは、足の裏を撫でると幸運になるという言い伝えがあります。
足を撫でられるビリケン像が黄金の展望台に置かれているので、探して撫でてみましょう。
現在、通天閣で展示されているビリケンさんは3代目にあたります。
現在の通天閣のルーツとなっているルナ・パークに飾られていたビリケンさんが初代のビリケンです。
商店街や花街、果ては時の政権にまで親しまれたビリケン像は、近畿地方を中心に、戦前・戦後に幸福の縁起物として広まりました。
1979年に通天閣内にビリケンさんが復活した際は、高さ55m、幅36mという大きなサイズだったそうです。
足の裏を撫でられすぎたため、くぼみができた2代目は引退、通天閣100周年のリニューアルにあわせ現在の3代目ビリケン像が建てられました。
通天閣の至る所にビリケンさんはいるため、探して足の裏を撫でてみるのも良いでしょう。
阪神タイガースのユニフォームを着たビリケンさんやゲームの案内をしているビリケンさんの姿も見られます。
ビリケンさんがイメージキャラとなっているミニゲームもいくつかあるため、子供連れの家族の方は一緒に楽しんでみましょう。
3Fにあるトップフロアーから階段を上った先にあるのが、3F屋上にあたる「通天閣庭苑」です。
2017年にオープンした屋上庭園は、和モダンで安らぎを感じさせる空間が広がります。
2019年時点でオープンしたばかり、かつ階段を上がった先にある穴場的な空間のため、見逃しがちなスポットです。
⾵、光、⽔、緑、心をテーマとした空間には、都市部の観光地とは思えない開放的で緑溢れる空間が広がります。
外国人観光客からも人気が高い日本庭園のような空間で、観光途中の休憩をしましょう。
庭苑内には、晴れた日には日光が差し込むベンチが置かれています。
通天閣や周辺観光の一休みの際に、利用しましょう。
竹垣や石灯籠など和を感じさせる空間が広がる庭苑は、夜になるとライトアップされ幻想的な空間に。
展望台やそのほかのエリアと異なる静かな庭園は、デートで訪れるのにピッタリです。
屋上庭苑には、実際に触れて楽しめるものやパワースポットの像など見どころがあります。
ぐるっと庭苑を巡っているとある鐘は、実際に突いて音を鳴らせるようになっています。
鐘のそばには、通天閣のシンボルにもなっているビリケンさん、金色に輝くゆめをかなえるゾウの銅像も完備されています。
ビリケンさんとゾウにはそれぞれお賽銭箱も置かれているため、お参りしてみるのも良いでしょう。
通天閣の中にある展望台以外の穴場スポットや見どころを紹介します。
通天閣のトップフロアーは、お土産ショップからカフェ、通天閣の歴史を伝える展示まで揃うフロアです。
トップフロアーにある通天閣の歴史紹介コーナーには、初代通天閣と共に造られたルナ・パーク周辺をジオラマにした展示があります。
当時の景観や駅のホームなどを正確に再現した展示から、初代通天閣のあった頃の姿を伺えます。
トップフロアー内には、歴史展示コーナーの他にもいくつか見どころがあります。
ポッキーの箱で造られたハート型のフォトスポットでは、記念撮影を楽しむ観光客の姿が見受けられます。
その隣にある「ぐりこ・や」では、通天閣限定のお菓子やグッズを購入できます。
フロア内にある「カフェ・ド・ルナパーク」では、高々と食材を盛り付けた名物の「通天閣パフェ」を味わえます。
お土産購入からパフェを食べての休憩まで、様々な楽しみ方ができるトップフロアーで観光を満喫しましょう。
アンダーフロアーには、大阪の街並みや電車の中を再現した空間が広がります。
レトロな電車の中を抜けた先に広がる昭和レトロな商店街風のエリアは、訪れた人に懐かしさを感じさせるはずです。
「キン肉マンプロジェクトアーカイブコーナー」では、大阪出身の漫画家、ゆでたまご氏の作品にまつわる展示を鑑賞できます。
人気漫画「キン肉マン」と通天閣の関わり、原画や貴重な限定グッズなどが並ぶ展示は見応えありです。
キン肉マンのコーナーは写真NGのため、実際に足を運んで確認してみましょう。
地下1Fにある「わくわくランド」は、関西に縁がある食品メーカのアンテナショップが集まります。
森永製菓の「キョロちゃんのおかしなおかし屋さん」、「チキンラーメンひよこちゃんSHOP」など、有名メーカーのお店ばかり。
限定グッズも並ぶ森永製菓のアンテナショップでは、キョロちゃんとビリケンさんがコラボしたキョロケンさん出会えます。
大きなひよこちゃんが目印の日清食品アンテナショップでは、即席麺だけでなく、可愛いひよこちゃんグッズを購入できます。
アンテナショップの目の前にあるフォトスポットでは、メーカーを代表するお菓子のパッケージをイメージしたオブジェと共に、旅の思い出作りををしましょう。
通天閣周辺は、大阪の中でも下町にあたるエリアです。
飲食店が並びグルメが充実している新世界、大阪市民から親しまれている大型スパなどの観光スポットまでも徒歩すぐでたどり着けます。
徒歩15分圏内にある観光スポットと合わせて、一日通天閣観光を楽しみましょう。
通天閣から徒歩1分、通天閣の足元に広がる大阪の下町を代表する商店街です。
通天閣や飲食店の並ぶジャンジャン横丁、大きなふぐの看板がある通り一帯を新世界と呼んでいます。
新世界の始まりは、通天閣と同じく1903年に開催が決まった内国勧業博覧会です。
通天閣とルナ・パーク、二つの商業施設が建てられたこのエリアに、映画館や小劇場が次々集まってきたのが新世界が形作られました。
現在、ルナ・パークと映画館は閉館したものの、賑やかな看板の立ち並ぶ街並みを求めて、国内外の観光客が集まる人気スポットです。
新世界に本店を構える人気店「串カツだるま」、串カツ「横綱」など、大阪グルメを代表する串カツ店が集まる新世界は、食事スポットとしても良いでしょう。
住所 : 大阪府大阪市浪速区恵美須東1
マップ: Googleマップ
アクセス : 大阪メトロ 堺筋線「恵美須町駅」から徒歩4分、御堂筋線・堺筋線「動物園前駅」から徒歩3分
電話番号 : 06-6634-3827
定休日 : 通りは年中無休(店舗ごとに異なる)
営業時間 : 通りは常時開放中(店舗ごとに異なる)
料金 : 無料
公式URL : 新世界
通天閣から徒歩7分、大阪市浪速区にある温泉をテーマとした娯楽施設が「スパワールド 世界の大温泉」です。
「美と健康の24時間快適空間」をキャッチフレーズとした施設では、温泉はほぼ丸一日、レストルームなどの施設は24時間利用できます。
利用料金の中にタオルや館内着、シャンプー等のアメニティが含まれるため、気軽に訪ねられるのも魅力です。
大型スパの中には、温泉施設はもちろん、子供が遊べるキッズパークやプールまであり、幅広い世代の方が楽しめる観光スポットとなっています。
メインとなる温泉エリアは、「ヨーロッパゾーン」、「アジアゾーン」、「サウナ」の3つのエリアに分かれています。
古代ローマ風呂や青の洞窟といったヨーロッパを再現したお風呂、日本風の渓流風呂など、景観も楽しめる本物の温泉を使用したお風呂に浸かりましょう。
プールエリアには、子供から大人まで楽しめるウォータースライダーなどの施設があります。
屋外エリアにあるバーデゾーンからは、通天閣を眺めながら、ゆったりくつろぐことができます。
住所 : 大阪府大阪市浪速区恵美須東3-4-24
マップ: Googleマップ
アクセス : 大阪メトロ 堺筋線「動物園前駅」から徒歩すぐ
電話番号 : 06-6631-0001
定休日 : 年中無休
営業時間 : 10:00~翌8:45(レストルームは24時間)
料金 : 大人1,300円、小学生以下1,000円
公式URL : スパワールド 世界の大温泉
天王寺動物園は、1915年に開園した日本で3番目に古い歴史を持つ動物園です。
11haの広い敷地の中には、約200種類、1,000点の動物が展示されています。
2006年7月16日に、総有料入園者数が1億人を超えた人気観光スポットは、通天閣から徒歩7分程とアクセスしやすい立地にあります。
ホッキョクグマは、園内の熊の中でも一番大きな体をしています。
泳ぎが上手なホッキョクグマが、水に浮かぶエサやおもちゃめがけて飛び込む姿は迫力満点です。
平成27年に開設された「ふれあい広場」は、ふれあいを通じて動物たちを身近に感じられるエリアです。
羊やヤギといった動物たちにエサやりをしたり、実際に触れてみたりと、直接動物たちとふれあえるのが魅力。
近くには動物園の人気者ペンギンや国内有数の種類数を誇るツルといった、鳥類も展示されています。
住所 : 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108
マップ: Googleマップ
アクセス : 新世界ゲート:大阪メトロ 堺筋線「動物園前駅」1号出口より徒歩8分
てんしばゲート:JR「天王寺駅」から徒歩8分
電話番号 : 06-6771-8401
定休日 : 月曜日(祝日にあたる場合はその翌日)
営業時間 : 9:30~17:00(入園は16:00まで、5月、9月の土日祝日は18:00まで)
料金 : 大人500円、小・中学生200円(年間パスポートは大人2,000円、市外小中学生800円)
公式URL : 天王寺動物園
※合わせて読みたい: 展示されている動物は約200種!なにわの人気スポット「天王寺動物園」をまとめてご紹介!
通天閣の見どころを何度も足を運んでいる筆者目線で紹介しました。
大阪の街を一望できる展望台からの景色、タワー内にあるフォトスポットや庭苑などの名所を巡ってみましょう。
動物園やスパなど周辺スポットと合わせれば、一日中観光を楽しめますよ。
※合わせて読みたい: 26年間も大阪で暮らした筆者が厳選!地元民が大阪旅行におすすめする必見の観光・グルメスポット37選
最終更新日 : 2021/10/25
公開日 : 2019/11/22