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小田原城とは神奈川県小田原市「小田原城址公園」内にある観光スポットです。
小田原は、都心から箱根へ行く通り道にあります。
各線「小田原駅」から徒歩10分ほどと駅から近く、多くの観光客が訪れる小田原のランドマーク的な建築です。
3代当主の北条氏康の時代には、当時最強と言われた戦国武将、武田信玄にも攻め落とされなかった難攻不落の城として知られます。
最盛期には、外郭が小田原の町全体である約9kmにも及ぶほど、広大な敷地を誇っていたといわれる小田原城。
2020年時点、一度は取り壊された建物の復元が進められ、敷地内にある歴史的な名所を巡ることができます。
小田原の街を一望できる天守閣、小さな子供と遊べる子供遊園地、四季折々の景色を楽しめる小田原城址公園など、その楽しみ方は豊富です。
一年を通して観光客で賑わう小田原城は、お出かけからデートまで、さまざまなシーンで活躍します。
小田原城は、大森氏が小田原地方に進出したた15世紀中ごろに初めて築かれたとされる歴史あるお城です。
1500年ごろからは、戦国を代表する武将に数えられる北条氏の居城として栄えました。
関東支配の中心拠点として城下町と共に繁栄した小田原城は、難攻不落、無敵の城としてその名を全国に轟かせたそうです。
江戸時代には大久保氏の居城となり、重要な役割を果たしていたものの、明治に廃城に。
ただ、度重なる災害により、一度はほとんどの建物が倒壊してしまいます。
その後、本丸を中心に「城址公園」として整備され、1960年の天守閣復興を皮切りに、次々と要所が再建されたそうです。
2020年時点で本丸や二の丸の大部分と総構の一部が国指定の史跡です。
城内の展示室から整備された城址公園内の設備など、歴史散策ができる観光名所となっています。
住所 : 神奈川県小田原市城内6-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR、小田急線、東海道新幹線、小田原駅から徒歩10分
電話番号 : 0465-23-1373
定休日 : 【天守閣】12月第2水曜日、年末年始
営業時間 : 【天守閣】9:00~17:00(桜まつり等イベント時延長あり)
料金 : 一般500円、小・中学生200円
公式URL : 小田原城
小田原城は、小田原城址公園内にある天守閣を中心とした観光スポットです。
広い敷地の城址公園内に天守閣をはじめ、門や歴史見聞館といった名所があります。
なお、小田原城天守閣内部にある展示物は写真撮影不可となっているため注意してください。
基本的に無料で観光できるスポットですが、天守閣や歴史見聞館といったスポットには別途入場料がかかります。
小田原城までは、JRや東海道新幹線、小田急線の「小田原駅」から徒歩で向かいましょう。
小田原駅からは徒歩10分、道なりに案内板があり、大きなお堀が目印になるため、初めて訪れる方も迷いにくいはずです。
小田原は、小田原城周辺に観光スポットが集まっているため、合わせて観光を楽しみましょう。
天守閣のある広場までは、城址公園の入り口から10分ほど上るため、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
階段の他にスロープも完備され、段差を超えられない車いすも天守閣のすぐそばまで上がれます。
小田原城に車で訪れる場合、小田原厚木道路「荻窪IC」から約10分、西湘バイパス「小田原IC」から約5分ほど。
小田原城には専用の駐車場が完備されていないため、駐車場は周辺の有料駐車場を利用しましょう。
周辺にある15台以上止められる大型駐車場は「小田原駅東口駐車場」や「栄町駐車場」です。
「小田原駅東口駐車場」は、24時間営業で368台収容可能な駐車場です。
料金は7:00~22:00は最初の1時間350円、以降30分毎100円、22:00~7:00は1時間毎100円となっています。
「栄町駐車場」は、5:00~24:00まで営業、372台収容可能な駐車場です。
料金は最初の1時間が350円、それ以降は30分毎100円となっています。
小田原のシンボルとなっている小田原城の見どころを徹底解説します。
天守閣や城址公園内の名所の他に、意外と見逃しがちなスポットまで網羅!
四季折々の景色や特別公開されている門内の見学など、天守閣以外にも魅力満載の小田原城を観光しましょう。
小田原城観光のメインスポットといえる「小田原城天守閣」は、市内のランドマークにもなっている建築です。
小田原城址公園の中心部、高台に位置しているため入り口からは5分前後歩くとたどり着きます。
そびえ立つ小田原城の天守閣は、天守のみで27.2m、石垣は11.5m、合わせると38m強の高さです。
本丸広場のある場所の高さも含めると海抜約70mにもなり、その頂上からは小田原の街を一望できます。
現在の天守閣は大改修工事を完了し、2016年にリニューアルオープンしたものです。
改修に際して、外装だけでなく天守閣内部の展示物、展示室が一新されています。
小田原城天守閣の内部は、歴史的資料を集めた博物館のようになっています。
天守閣に上がる際は、天守の真下にある階段を上がっていきましょう。
天守閣内部にある展示室の写真はNGとなっているため、実際に足を運んで鑑賞してみてください。
小田原城の歴代当主を務めた武将にまつわる資料や映像作品など、バラエティに富んだ展示が並びます。
全国各地にある天守閣の高さ比べをした表や意外と展示にまつわるクイズコーナーなど、子供から大人まで楽しめる展示も。
入場料金は大人500円、小中学生200円です。
最上階にある天守には、は武士の守護神として知られる摩利支天が安置されています。
摩利支天の安置された広間から外に出た時、目に映るのは小田原の街を一望できる絶景です。
小田原の街だけでなく、箱根の山々、晴れた日には三浦半島まで見える景色を見て癒されましょう。
天守閣を中心とした小田原城址公園には、さまざまな名所があります。
小田原駅から訪れた人の目にまず入るのが、小田原城を囲むように造られた大きなお堀です。
四季折々の景色を楽しめるお堀の周辺は「お堀端通り」と呼ばれ、飲食店を中心にお店が集まっています。
小田原城が最盛期だった際は、城の周囲ではなく、約9kmにも及ぶ街一帯を囲んだお堀と土塁で城郭があったそうです。
「馬出門」は、三の丸から二の丸に向かう途中にある大きな門です。
1672年に改修された門は江戸時代の末期までその姿を残していました。
現在の馬出門は、2009年に再建されたものです。
天守閣を中心に、再建されたかつての門や名所を鑑賞できるのが小田原城の魅力です。
ひときわ大きな「銅門(あかがねもん)」は、土日祝日限定で内部鑑賞ができる門です。
1997年に再建された門にある小さな窓は、敵襲を察知したり、銃や弓矢で迎え撃ったりするために利用されていました。
銅で装飾された門には、その他にも門を通過しようとした敵の頭に石を落とすための「石落とし」があります。
見学可能な銅門内はボランティアの方もいるため、城や門について気になることがあったら訪ねてみましょう。
門の無料公開時間は10:00~15:00となっています。
外から眺めた石落としを内側から鑑賞できるため、当時の城の仕組みをより体感できるのが魅力です。
小田原城の本丸にあたる天守閣の下にある広場には、猿が飼われているケージがあります。
かつて小田原城址公園内にあった動物園の閉園に伴い、そこで飼育されていた猿が現在も展示されているためです。
現在も引き取り手を探している最中の猿たちですが、子供達からも人気が高く小田原城の隠れたアイドルになっています。
小田原城内には、子供連れの家族が遊べるスポットがあります。
程よい広さの敷地に豆汽車やバッテリーカーなどの遊具が揃う「こども遊園地」は、小さな子供たちの笑顔が溢れる人気スポットです。
昭和レトロな雰囲気を感じられるバッテリーカーをはじめ、30円から乗り物が楽しめます。
遊具は小さな子供向きのものが多く、幼稚園生ごろまでの子供たちにピッタリです。
令和2年の3月まで毎月第2日曜日には、小さな動物たちと触れ合える「ふれあい動物園」というイベントが行われています。
ふれあい動物園は無料で参加できるため、動物とのエサやりやふれあいを楽しみましょう。
こども遊園地内でメインとなっている乗り物が豆汽車です。
遊園地内の線路を一周できる豆汽車は、線路やトンネル、踏切など細部にこだわって作られています。
点検日を除けば、年末年始以外毎日利用できるので、子供と一緒に遊具に乗ってみましょう。
もう一つ、子供と遊べるスポットとして紹介したいのが、2019年にリニューアルした「NINJA館」です。
小田原の歴史を伝える「小田原城歴史見聞館」がリニューアルした館内では、最新のデジタル技術を駆使した展示が並びます。
住所 : 神奈川県小田原市城内6-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR、小田急線、東海道新幹線、小田原駅から徒歩10分
電話番号 : 0465-22-3417
定休日 : 12月31日〜1月1日
営業時間 : 9:00~16:30
料金 : 豆汽車・バッテリーカー80円、自動遊器具30円
公式URL : こども遊園地
小田原城の城址公園内の隠れた名所が「報徳二宮神社」です。
かつて学校によく置かれていた二宮金次郎像としても知られる二宮尊徳翁を祀っています。
小田原は、報徳社を設立して農村の救済・教化運動を行っていた二宮尊徳生誕の地なのです。
村総合的復興事業から土木建築など幅広い才能を持っていたといわれる二宮尊徳を祀る神社は、パワースポットにもなっています。
学問をはじめ、さまざまな分野にご利益がある神社と言われています。
小田原城内で休憩をしたい方におすすめなのが、神社の境内にある「きんじろうカフェ」です。
木々に囲まれたカフェは、祭神の二宮尊徳を多くの方に知ってもらうため作られました。
景観に恵まれたカフェの中では江戸時代に金治郎が食べていた「呉汁」やイタリアンコーヒーを味わえます。
「カフェアメリカーノ」400円(税別)は、日本人バリスタの第一人者、横山千尋氏が監修した本格コーヒーです。
コーヒーの表面に描かれた二宮尊徳のラテアートが目を引きます。
住所 : 神奈川県小田原市城内8-10
マップ : Googleマップ
アクセス : JR、小田急線、東海新幹線、小田原駅から徒歩12分
電話番号 : 0465-23-3246
定休日 : 年中無休(不定休あり)
営業時間 : 11:00~16:00
予算 : ~999円
公式URL : きんじろうカフェ
自然豊かな小田原城では、四季折々の景色を楽しめます。
春の小田原城は、小田原市内でも屈指の桜の名所です。
小田原城天守閣やお堀を背景にして、300本以上植えられているソメイヨシノを鑑賞しましょう。
桜が見ごろを迎える3月下旬から4月の上旬にかけては、30万人以上の観光客が小田原城を訪れます。
昼間に見る桜だけでなく、夜になるとぼんぼりでライトアップされた幻想的な景色を鑑賞できるのが魅力です。
小田原城の東堀は、毎年6月ごろになると1万株もの花菖蒲が咲き誇るスポットです。
花菖蒲園のすぐそばの遊歩道沿いには、約2,500株ものアジサイも咲き、花菖蒲と合わせて鑑賞できます。
毎年アジサイや花菖蒲が咲く時期には、「小田原城あじさい花菖蒲まつり」が行われる華やかな雰囲気の中、観光を楽しみましょう。
秋の小田原城はお堀沿いや本丸周辺の木々が色付く紅葉スポットとなります。
11月~12月ごろにかけて見頃を迎える紅葉シーズンは、秋晴れの空と相まって、天守閣からの眺めも格別です。
天守閣から見える周辺の山々の色付き、小田原城址公園の紅葉を一度に楽しめる名所で紅葉を鑑賞してみてください。
小田原城から徒歩圏内の場所には、たくさんの観光名所が集まっています。
この地で生まれた偉人、二宮尊徳の功績をまとめた「報徳博物館」や高台の邸宅など、足を伸ばしたい魅力的なスポットばかりです。
小田原らしい海沿いの景色を楽しめる名所まで、周辺の観光スポットを紹介します。
各線「小田原駅」から徒歩12分、小田原城から徒歩2分ほどの場所にある博物館が「報徳記念館」です。
小田原生まれの二宮金次郎は、努力やその多彩な知識を持って、約600もの農村を改革、復興させたといわれます。
晩年には幕臣に取り上げられるほどの活躍をした二宮金次郎は、小学校に像が置かれていることで名前を知っている方が多いはずです。
全国ほぼすべての像が立ち姿の二宮金次郎の中、報徳記念館前の二宮金次郎は座っています。
まずは、日本でもここでしか見られない銅像と記念撮影を楽しむのが良いでしょう。
農村改革に従事した金次郎にまつわる展示が館内にあります。
二宮尊徳の前半生、後半生を振り返る年表や彼の思想やその思考法を記した資料などがずらっと並ぶ展示室。
常設展示室内にある展示は、令和元年7月21日(日)にリニューアルされ、より充実したものとなっています。
常設展示のほか、二宮尊徳翁や報徳に関する企画展が行われこともあるそうです。
住所 : 神奈川県小田原市南町1-5-72
マップ : Googleマップ
アクセス : JR、小田急線、東海道新幹線、小田原駅から徒歩8分
電話番号 : 0465-23-1151
定休日 : 水曜日、木曜日、金曜日、年末年始、祝祭日の翌日
営業時間 : 9:30~16:30(入館時間は16:00)
料金 : 大人(中学生以上)300円、小学生以下無料
公式URL : 報徳博物館
各線「小田原駅」から徒歩15分ほどの場所にある邸宅が「清閑亭」です。
報徳記念館そばの坂を上がった先にある静かな邸宅は、1906年黒田長成(ながしげ)の別邸として建てられました。
国の登録有形文化財となっている建物は、無料で一般公開されています。
茶室建築の意匠を取り入れた数寄屋風の建築は、平屋と二階家が連なった造りです。
建物内の部屋には当時のままの室内灯や墨跡窓、透かし彫りの欄間など、工夫やこだわりを感じられます。
建物の中にある「カフェ清閑亭」で、和菓子や抹茶を飲みながら休憩を楽しむのも良いでしょう。
天神山と呼ばれる箱根から伸びている尾根の先端部に位置する清閑亭からの景色は、小田原市内でも随一です。
2階にある大きな窓からは、目の前に広がる真鶴半島や大島などの相模湾を眺められます。
建物そのものの内装、海風を感じながら眺める市内の景色、2つの楽しみ方がある清閑亭に立ち寄ってみましょう。
住所 : 神奈川県小田原市南町1-5-73
マップ : Googleマップ
アクセス : JR、小田急線、東海道新幹線、小田原駅から徒歩12分
電話番号 : 0465-22-2834
定休日 : 火曜日、年末年始(臨時休館日あり)
営業時間 : 11:00~16:00
料金 : 無料
公式URL : 清閑亭
各線「小田原駅」から徒歩20分、相模湾が目の前に広がる砂浜が「御幸の浜」です。
駅から少し離れた場所にあるため、観光客も中心地に比べて少なく、ゆっくりと散策をしたい方に向いています。
1873年に明治天皇と皇后が訪れて、地引網を見学した時から御幸の浜と呼ばれるようになりました。
7月1日~8月31日にかけては、海水浴場としても解放され、海水浴客で賑やかになります。
夏以外のシーズンも伊豆半島や三浦・房総半島を見渡せる景色の良い景勝地です。
毎年1月1日には初日の出に合わせて行われる初泳ぎも行われます。
静かな波の音が響く砂浜が数百メートルに渡って続く浜辺は、デートやお出かけで訪れるのにピッタリ。
夕方には、オレンジに染まる空と海が一体となった夕焼けを鑑賞することができます。
住所 : 小田原市本町3-16
マップ : Googleマップ
アクセス : JR、小田急線、東海道新幹線、小田原駅から徒歩20分
電話番号 : 0465-33-1521
定休日 : 観覧自由
営業時間 : 海水浴場 7月初旬~8月下旬
料金 : 無料
公式サイト : 御幸の浜
小田原城の見どころを紹介しました。
建築や展示から歴史を学ぶだけでなく、子供と遊べる施設もあり、幅広い世代の方が楽しめる観光名所です。
市内のシンボルになっている天守閣を中心に、魅力の詰まった小田原城を観光してみましょう。
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最終更新日 : 2023/10/27
公開日 : 2020/01/22