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帝釈天内殿で彫刻鑑賞「彫刻ギャラリー・邃渓園(すいけいえん)」
柴又が舞台の名作!男はつらいよの世界が広がる「寅さん記念館」
柴又までのアクセスは、京成金町線「柴又駅」から徒歩すぐです。
柴又の観光スポットはすべて徒歩でも回れる距離にあるため、移動は徒歩が良いでしょう。
施設によっては駐車場を完備している場所もありますが、基本的に停車可能な台数が少ない場所も多く、公共交通機関の利用が便利です。
都心部からは1時間前後、東京観光の中心となる東京駅や空港からは1時間30分以内でたどり着けます。
柴又観光の中心となるエリアが、柴又を代表する観光スポットの帝釈天です。
帝釈天の門前町として柴又は栄えてきました。
「男はつらいよ」にも登場する柴又を象徴する観光スポットと、駅前から伸びる参道を散策していきましょう。
老舗の和菓子店、飲食店が並ぶレトロな商店街が、訪れた人に懐かしさを感じさせます。
「柴又帝釈天参道」は、京成金町線柴又駅から柴又帝釈天までまっすぐに伸びる200mほどの商店街です。
柴又名物の草団子店をはじめ、戦火を逃れた老舗や木造づくりのお土産店が並ぶ、懐かしさを感じられるお店が並びます。
比較的短い通りながら店舗数が多く、お土産からグルメまで様々なお店が揃います。
明治20年に柴又屋として創業した老舗のお食事処が「とらや」です。
映画「男はつらいよ」の1~4作目にかけて、主人公である寅さんの実家として登場しています。
セットとして使われていた当初から建物は建て替えられましたが、映画に登場した寅さんの部屋へ続く階段は、店内に残されているそうです。
映画ファンなら必見の老舗では、柴又の名物となっている草団子をテイクアウトしたり、店内で味わうことができます。
住所 : 東京都葛飾区柴又7-7-5
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩3分
電話番号 : 03-3659-8111
定休日 : 不定休
営業時間 :
【月〜金】10:00~17:00
【土日祝】10:00~17:30
公式URL : とらや
帝釈天参道にある「高木屋本舗」は、とらやと同じく古くから商店街にお店を構える老舗です。
高木屋では名物の草団子をはじめ、煎餅や和菓子などさまざまな商品が店頭に並んでいます。
「男つらいよ」の出演者に休憩や衣装替えのために部屋を貸したお店としても知られています。
喫茶店として利用できる店内には、貴重な写真や、寅さんを演じた渥美清から送られたのれんなどのグッズもあります。
住所 : 東京都葛飾区柴又7-7-4
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩4分
電話番号 : 03-3657-3136
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00~17:00
公式URL : 高木屋老舗
「天ぷら 大和家」は、「男はつらいよ」シリーズの主演・渥美清さんや監督の山田洋次さんが通ったという柴又の人気店です。
パチパチと音を立てて揚げられるサクサクの天ぷら、天丼が名物となっています。
「天丼(並)」998円は、大きな白身魚の天ぷらに20cmほどの大海老が載せられた一品です。
サクサク食感の衣をまとった天ぷらには、お店特製の甘めのタレがたっぷりかかっています。
住所 : 東京都葛飾区柴又7-7-4
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩4分
電話番号 : 03-3657-6492
定休日 : 不定休
営業時間 : 9:00~17:00
帝釈天参道の入り口付近にある「ハイカラ横丁」は、レトロな雰囲気を感じさせるショップです。
2004年にオープンしたお店の中には、ブロマイド、駄菓子、子供向きのおもちゃまで、さまざまな商品が揃います。
お店の外観も昭和にワープしたかのようなユニークもので、観光客の撮影スポットになっていました。
お店の2Fは、おもちゃを展示している博物館となっているため、合わせて立ち寄ってみるのも良いでしょう。
店内には、昔の駄菓子屋さんを彷彿とさせるたくさんの商品が並びます。
射的をはじめ、遊べる縁日コーナーがあり、小さな子供連れの家族にも良いでしょう。
住所 : 東京都葛飾区柴又7-3-12
マップ: Googleマップ
電話番号 : 03-3673-9627
定休日 : 不定休(詳細はHP参照)
営業時間 : 10:00~18:00
料金 : 無料(おもちゃ博物館は一律200円)
公式URL : ハイカラ横丁
柴又を象徴する観光スポットの帝釈天は、正式名称を題経寺という日蓮宗の寺院です。
仏教の守護神である天部の一人を指す帝釈天が、お寺の愛称として使われています。
初詣にとどまらず、年間を通じて多くの人が訪れる観光スポットには、有料で見られるギャラリーや庭園といった見どころも。
帝釈天のメインスポットとなる帝釈堂、二天門をはじめ、歴史的な建築が境内には並びます。
広い境内に名所が満載の帝釈天は、柴又では欠かせない観光スポットです。
帝釈天は江戸時代の1629年に建てられたお寺です。
一度紛失した本尊が再発見された庚申の日を縁日とし、縁日には普段以上に賑わいを見せます。
観光客を出迎える帝釈天の玄関口ともいえる建築が「二天門」です。
1896年に造られた入母屋造瓦葺の楼門は、南方守護の増長天、西方守護の広目天を門内に配置しています。
江戸期建築の名匠と呼ばれた坂田留吉棟梁は、日光東照宮の陽明門をモデルとした造りとなっています。
そびえ立つ大きな門をバックに記念撮影を楽しむのも良いでしょう。
手前の拝殿と奥の内殿から成る帝釈堂は、帝釈天を象徴する建築の一つです。
帝釈天の板本尊を安置しているお堂には、訪れた多くの人が参拝していきます。
初詣時はかなり混雑するため、ピークの時間をずらすのがおすすめ。
本尊が再発見された日付が庚申の日にあたるため、庚申の日にはご本尊が公開されています。
帝釈天本堂にかぶさるように植えられている松の木は「瑞龍(ずいりゅう)の松」と呼ばれる境内の名所です。
東京都指定天然記念物に選ばれている松の木は、江戸時代の書物にも書かれています。
帝釈天の境内には、有料で楽しめるギャラリーと庭園があります。
帝釈堂内殿に彫られている貴重な彫刻を保存している「彫刻ギャラリー」では、貴重な木彫りの作品を鑑賞することができます。
彫刻ギャラリーのチケットを購入すれば、帝釈天の奥にある日本庭園「邃渓園」も合わせて鑑賞が可能です。
彫刻ギャラリー内には、10名の彫刻家が担当した法華経説話の彫刻が並んでいます。
ガラス張りの開放感あるギャラリー内にはベンチもあり、休憩しながら観光できます。
彫刻ギャラリーと同じく有料エリアにあるのが大客殿と邃渓園です。
1929年に完成した入母屋造瓦葺の平屋建てには、頂経の間をはじめ襖絵や絵画が展示されている和室が並びます。
東京都の選定歴史的建造物になっている大客殿から見渡せる、景観豊かな庭園です。
1984年に回廊が設けられたことにより、眺めるだけでなく、庭園内を散策できるようになっています。
回廊には屋根がついているため、雨が降っている日でも庭園散策を楽しめるのが魅力です。
住所 : 東京都葛飾区柴又7-10-3
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-3657-2886
定休日 : 年中無休(12月28日~1月3日迄は境内奥の邃渓園のみ閉園)
営業時間 : 【開門時間】5:00~20:00(閉堂平日17:00 土日祝18:00、彫刻ギャラリー・邃渓園の営業時間は9:00~16:30)
料金 : 無料(彫刻ギャラリー及び、邃渓園は大人400円、小中学生200円)
公式URL : 帝釈天
帝釈天の裏手には、江戸川沿いの緑豊かな「柴又公園」が広がっています。
葛飾区の観光名所となっている「山本亭」や「矢切の渡し」も近いです。
江戸川河川沿いの自然を眺めたり、それぞれの名所で柴又ならではの景色や建築を楽しんだりしましょう。
帝釈天の裏手を大通り沿いに進んでいくと、「柴又公園」と呼ばれる江戸川沿いにある公園に出ます。
土手を上がった先に、目の前を雄大な江戸川を流れる開放感ある景色が広がる観光スポットです。
河川敷沿いにある芝生広場は、広々としているため小さな子供連れの家族が遊ぶにもピッタリ。
公園のそばには「レンタサイクルセンター」があるため、自転車を借りてサイクリングを楽しめます。
住所 : 東京都葛飾区柴又6-24-4
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩8分
電話番号 : 03-3693-1777
定休日 : 年中無休
営業時間 : 常時開放中
料金 : 無料
公式URL : 柴又公園
江戸時代から続く、対岸の矢切へ向かう渡し船が「矢切の渡し」です。
小さな渡し船は、江戸時代、耕作や対岸の農地への移動手段として使われていました。
2020年時点でほとんどの場所で渡し船が廃止されている中、営業を続けている観光名所です。
運行しているのは3月中旬~11月ほぼ毎日、1月1日~7日、帝釈天の縁日の臨時営業日です。
矢切の渡しに乗ると、江戸川を挟んだ対岸の松戸市にある矢切に向かうことができます。
住所 : 東京都葛飾区柴又7-18(葛飾側)
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩15分
電話番号 : 047-363-9357
定休日 : 12月~3月上旬(土日祝日は運航)
営業時間 : 10:00~16:00
料金 : 大人200円、小中学生100円
公式URL : 矢切の渡し
「山本亭」は、カメラ部品メーカーの創設者・山本栄之助氏の住居として建てられた邸宅です。
西洋建築の要素を取り入れた和洋折衷の邸宅は、当時には珍しい二世帯住宅となっています。
昭和初期独特の洋風建築に書院造の部屋、和と洋が合わさった住宅とアメリカの権威ある雑誌で紹介されるほどの庭園を鑑賞しましょう。
山本亭の庭園は、アメリカの日本庭園専門誌「Sukiya Living」の調査において、900以上の庭園の中から3位を獲得しています。
庭園内はコケや庭園の保護のため散策不可となっているため、山本亭の大きな窓からその景色を眺めることになります。
山本亭内では、抹茶やぜんざい、ラムネといった軽食が販売されています。
庭園内の滝が流れる音を聞きながら、柴又観光途中に一休みするのも良いでしょう。
住所 : 東京都葛飾区柴又7-19-32
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩10分
電話番号 : 03-3657-8577
定休日 : 第3火曜日(第3火曜日が祝日・休日の場合その翌日)、12月の第3火曜日から木曜日
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 大人100円(中学生以下無料)
公式URL : 山本亭
柴又は、映画「男はつらいよ」シリーズの舞台として根強い人気を誇る街です。
2019年には22年ぶりの新作が公開され、ますます盛り上がりを見せています。
1999年に地元商店会と観光客の募金により、柴又駅目の前に建てられたのが「フーテンの寅さん像」です。
映画の中で、旅に出る寅さんが、見送りのさくらを振り返るシーンが再現されています。
像を建設するために20万人以上の署名が集まるほど愛されている寅さん像は、柴又随一の写真スポットです。
像建設の際に集められた署名は、寅さんの足元に埋められているそうです。
足元には、映画を監督した山田洋次による寅さんの故郷への思いが記されています。
寅さん像に続いて、2007年には寅さんを見送るさくらの像が建てられています。
単体で見るのはもちろん、映画さながらの角度で二人を眺めるのも良いでしょう。
寅さん側から見る景色、さくらから見えている景色の2つを像を通して眺められるのが魅力です。
住所 : 東京都葛飾区柴又4-8-14
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩1分
公式URL : フーテンの寅さん&さくら像
映画「男はつらいよ」シリーズに関する展示が並ぶ「寅さん記念館」は、寅さん好きな方は必見です。
映画に関する知識がない方でも、展示を通して映画がどのように作られたのかを学ぶことができます。
柴又の街並みをそのまま再現したエリアや、映画内の風景をジオラマで再現したものなど、館内の展示は充実。
館長である映画監督・山田洋次さんの思いにより「永遠に未完」とされているため、3年に一度、展示のリニューアルが行われています。
館内には映画のセットがそのまま移されたくるまやなど、個人の利用の範囲で写真撮影を楽しめるスポットが豊富です。
なお、寅さん記念館には、山田洋次さんの功績を知れる「山田洋次ミュージアム」が併設されています。
2つの博物館は共通のチケットで入場できるため、ぜひ両方に立ち寄ってみてください。
住所 : 葛飾区柴又6丁目22番19号
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩10分
電話番号 : 03-3657-3455
定休日 : 第3火曜日(第3火曜日が祝日・休日の場合その翌日)、12月第3火・水・木曜
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 大人500円、児童・生徒300円、シルバー400円
公式URL : 寅さん記念館
京成金町線の「柴又駅」から線路沿いを歩いて行くと、いくつかの神社やお寺があります。
帝釈天とは反対側にあるため、見逃しがちな穴場ですが、柴又観光の際は合わせて立ち寄ってみましょう。
「柴又八幡神社」は、古くからこの地に建つといわれる歴史ある神社です。
線路沿いに徒歩3分ほど歩くと、大きな鳥居が見えてくるため目印にしましょう。
神社は「柴又八幡神社古墳」と呼ばれる古墳の上に建設されているのが大きな特徴です。
全長30メートルの規模を有する前方後円墳では、1965年から数回に渡り発掘調査が行われています。
古墳から発掘された鍔付帽子をかぶった下総型埴輪は、寅さんにちなんで「寅さん埴輪」と名付けられたそうです。
住所 : 東京都葛飾区柴又3-30-24
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩3分
定休日 : 年中無休
営業時間 : 常時開放中
料金 : 無料
予約サイト : じゃらん
真言宗豊山派の寺院「良観寺」は、柴又駅から徒歩8分ほどの場所にあります。
室町時代末期から江戸時代初期にかけて念仏堂として建てられたものが、時代を経てお寺になったそうです。
境内には、柴又七福神に数えられる宝袋尊(布袋尊)やズラッと並んだお地蔵様と行った見どころがあります。
やすらぎ地蔵とも呼ばれるお地蔵様のそばには、ペットや動物を供養する碑が建てられています。
良観寺に祀られているのは、商売繁盛のご利益あると伝えられる布袋様です。
布袋様像はお腹を撫でながらお願いをすることで、願いが叶うと言われています。
お腹を撫でる際は、両手でお腹を3回時計回りに撫でましょう。
住所 : 東京都葛飾区柴又3-33-13
マップ: Googleマップ
アクセス : 京成金町線「柴又駅」から徒歩8分
電話番号 : 03-3838-5558
定休日 : 年中無休
営業時間 : 御朱印受付時間9:00~16:00
料金 : 無料
予約サイト : じゃらん
柴又の名所や穴場をご紹介しました。
柴又を象徴する帝釈天や参道、「男はつらいよ」シリーズにまつわる展示など、下町らしい観光スポットが目白押しです。
江戸川を渡る「矢切の渡し」をはじめ、東京でも柴又にしかない観光地や名所を巡り、お出かけや観光を楽しんでください。
最終更新日 : 2023/03/23
公開日 : 2020/01/28