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「八王子城跡」は、北条氏照によって建てられた山城です。
1590年に前田利家や上杉景勝軍により落城されるまで、北条氏の支城として使用されてきました。
八王子城は近年まで綺麗な状態で保管されていることから、日本100名城にも選定されています。
また、本丸跡の近くにある八王子神社は八王子という地名の由来になったと言われており、その土地の歴史を感じることもできます。
広大な敷地面積を誇る八王子城は、まさに標高445mの深沢山をそのまま利用したようなスポット。
八王子城に向かうためには、足場の悪い道を進んでいく必要があります。
特に要害地区と呼ばれている「本丸跡」や「八王子神社」に行かれる場合は山道となりますので、歩きやすい靴や服装で向かうようにしましょう。
八王子城跡ガイダンス施設にて、ガイドマップや地図を手に入れることができますよ。
八王子城跡は豊かな自然が残されているため、夏には新緑を、秋には紅葉を楽しむことができます。
八王子城は、1582年に北条氏照により築城が開始された伝えられる城。
1587年には滝山城から拠点が移され、1590年6月に前田利家と上杉景勝の軍勢により落城しました。
この八王子城の落城により北条氏の敗北が決定的となり、北条氏照は兄の北条氏政と共に自害。
その後、八王子城は徳川家の所有となりましたが、利用されることはなく現在まで比較的キレイな状態で残されてきました。
1951年から本格的に八王子城の発掘調査が開始され、2006年には日本100名城にも選定され年々認知度が高まってきているスポットです。
八王子城跡にあるそれぞれの観光スポットには、解説が書かれた石碑が設置されています。
個人でも楽しく散策することができますが、ボランティアガイドの方もいらっしゃいますので、より詳しく八王子城を知りたい方はぜひ申し込んでみてください。
住所 :東京都八王子市元八王子町3-2715-2
マップ: Googleマップ
電話番号 :042-663-2800
営業時間 :24 時間営業
料金 :無料
注意点 :専用駐車場完備
公式URL : 八王子城跡
一番近い駅はJR中央線高尾駅ですが、駅から距離があるため、バスか車でアクセスするのが望ましいです。
駐車場も完備されているので、出来れば車でのアクセスがおすすめです。
八王子城跡の周辺には、八王子屈指の観光スポットである高尾山もあります。
高尾山を訪れた際は、ぜひ一緒に八王子城跡にも立ち寄ってみてくださいね。
八王子城跡は、JR中央線高尾駅北口1番バス乗り場から「霊園前・八王子城跡入口」で下車します。
バス停から徒歩20分の距離に位置しているため、時間には余裕を持ってアクセスしてください。
バスは限られた本数しか運行していないので、予め運行時間を確認しておくと安心です。
土日祝日には、「八王子城跡」行きバスがJR中央線高尾駅より運行しています。
こちらのバス停は八王子城跡にあるガイダンス施設の隣に位置しているため、よりスムーズにアクセスすることができますよ。
圏央道八王子西インターチェンジから、高尾方面に10分。
圏央道高尾山インターチェンジから、10分程度で八王子城跡にアクセスすることができます。
八王子城跡には、見学者専用の駐車場があります。
大型バスは4台、普通車は50台の駐車スペースが完備されており、基本的に土日でもスムーズに駐車できます。
利用時間は8:30〜17:00となっているため、早朝や夜間などの時間に散策する際は利用することができません。
ここからは、八王子屈指の人気観光スポットである八王子城跡の見どころを紹介します。
八王子城跡は「要害地区」、「根小屋地区」、「居館地区」といった3つの地区に分けられています。
敷地が広大なので、こちらを参考に八王子城の魅力を堪能してください。
「御主殿跡」は、北条氏照の屋敷があった場所。
建物は残っていないものの、発掘調査によって2棟の建物の礎石や水路跡などの歴史的に貴重な遺跡が数多く発見されています。
現在は保護のため再び埋め直され、その上から再現されたものが御主殿跡に設置されています。
御主殿跡の周辺には、逸話の残された御主殿の滝もあるので、合わせてチェックしてみてください。
御主殿跡からは、ベネチアのレースガラス器が発見されています。
ベネチアガラスは日本の他の地域でも発掘されていますが、レースガラス器が発掘されたのは日本でもここだけ。
こちらから出土した貴重な遺跡は、八王子城跡から車で30分ほどの距離にある八王子市郷土資料館にて展示されています。
八王子市郷土資料館にも展示ボランティアガイドの方がいらっしゃるので、展示されている品々を深く観察することができますよ。
「虎口」は、御主殿跡に入るためにある階段。
こちらは当時の石を利用して作られており、度々修復され現在の形を保っているそうです。
階段は高さがあり、簡単に登ることのできない構造になっています。
筆者も実際にこちらの階段を登ってみたのですが、膝に手を当てないと登ることができないほど。
古道から御主殿跡に行くためにはこちらの道を通らなければアクセスすることはできませんが、そんな歴史ある虎口を登れば、当時の兵士達の気持ちを体感できるかもしれません。
2010年には、虎口を登った御主殿跡の入り口に冠木門が設置されました。
こちらの冠木門は調査で分かった情報を元に作られたものではないそうですが、当時の状況をイメージして復元されたものです。
こちらは、御主殿の目の前にある「曳橋」。
敵襲に襲われてもすぐに壊して道を塞ぐことができるように、木製の簡単な橋が建てられていました。
現在は林道を整備するため、本来曳橋があったところから少し横にずれた場所に設置されています。
実際に曳橋があった場所は御主殿跡方面に残されていますので、興味がある方はぜひ覗いてみてください。
当時はすぐに壊せるように作られていた曳橋ですが、1951年にきちんとした建築技法で建てられています。
なお、橋脚の部分しか曳橋に関する資料が見つからなかったため、他の部分は当時の建築をイメージして作られているそうです。
周囲の雰囲気を損なうことがないように、落ち着いた色合いでデザインされています。
こちらの曳橋から御主殿方面をバッグに撮影すると、石垣や御主殿を写真に収めることができますよ。
曳橋は管理棟から御主殿跡方面に古道を進んだ先にあります。
新道を進んでしまうと曳橋を渡ることはできないので注意してください。
こちらは、山の頂上付近にある「本丸跡」。
そこまでスペースがないため、建物などはなかったと考えられているそうです。
現在、本丸跡にはちらの写真にあるように、石碑と祠が設置されています。
祠には、当時本丸跡を守っていた横地監物吉信が祀られています。
管理棟から本丸跡へは40分ほどでアクセスすることができますが、その道中は山道。
かなりの傾斜があるため、トレッキングポールがあると安心です。
自動販売機や売店などは完備されていないので、登る前に飲み物は準備しておきましょう。
道を登って行くと、看板が設置されています。
ほぼ全ての分岐点には設置されているので、初めて行く方でもスムーズにアクセスすることができますよ。
しかし、道は舗装されていないため、日のある内に登るようにしてください。
なお、ボランティアガイドの方と一緒に散策すると、ガイドマップには記載されていない隠されたスポットも紹介してくれます。
本丸跡へと向かう登山道には、こちらの写真にあるように綺麗な景色を眺めることができるスポットがあります。
天気の良い日には、橋下駅周辺や 東京スカイツリー も眺めることができるそうですよ。
なお、山頂にある本丸跡からはこのような景色を眺めることができません。
駐車場から少し進んだ先にあるのが、こちらの「管理棟」。
管理棟では、ボランティアの方によって行われているガイドを申し込むことができます。
御主殿まで回るコースを基本としていますが、オプションとして本丸跡に向かうコースなども用意されています。
受付は9:00〜15:00までとなっており、夜間には受け付けてもらえませんので、くれぐれも時間にはお気を付けください。
八王子城跡にはスポットごとに案内板が設置されているため、ガイドの方がいらっしゃらなくても歴史を感じながら楽しく散策することができますよ。
八王子城跡自体にはいつでも散策することができますが、パンフレットなどは管理棟やガイダンス施設が営業している時間にしか受け取ることはできません。
営業していない時間帯でも、トイレは利用することができます。
営業時間 :8:30〜17:00
料金 :無料
こちらは、バス停からほど近い場所にある「ガイダンス施設」。
2012年にオープンしたばかりの比較的新しい施設です。
休憩スペースも完備されているため、ゆっくり休憩することもできますよ。
八王子城の歴史やその城主であった北条氏照について詳しく展示されているため、八王子城跡を散策する際にはぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
映像で解説してくれるエリアもあり、小さな子供でも分かりやすいような展示が行われています。
なお、こちらには日本100名城のスタンプが設置してあります。
住所 :東京都八王子市元八王子町3-2664-2
マップ: Googleマップ
電話番号 :042-663-2800
定休日 :12月29日〜1月3日
営業時間 :9:00〜17:00
料金:無料
注意点 :悪天候などには、定休日となる可能性もあります。
ここからは、八王子城跡の周辺にあるおすすめの観光スポットを紹介します。
どれも人気の高い観光スポットばかりですので、ぜひ立ち寄ってみてください。
「高尾山トリックアート美術館」は、1996年にオープンした人気の観光スポット。
こちらの美術館には30以上の仕掛けが用意されているので、1日ゆっくり楽しむことができます。
最初に楽しみ方や周り方をアドバイスしてくれるので、初めて行く方でも安心です。
京王線高尾山口駅の目の前にあるため、アクセス抜群!
ミュージアムショップでは、エジプトから直輸入されたアイテムを購入することができますよ。
高尾山トリックアート美術館の公式ホームページには、お得な割引チケットも用意されています。
住所 :東京都八王子市高尾町1786
マップ: Googleマップ
電話番号 :042-661-2333
定休日 :不定休
営業時間 :4月~11月:10:00~19:00 12月~3月:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
料金 :大人 1330円 中高生 1020円 小学生 720円 幼児(4歳以上) 510円
公式URL : 高尾山トリックアート美術館
「TAKAO 599 MUSEUM」は、高尾山の魅力や情報を共有するために作られた施設。
高尾山に住む昆虫や草花、動物が展示されているだけでなく、キッズスペースもあるので小さな子供にもオススメです。
カフェやテラスも完備されており、ゆっくりと休憩することもできますよ。
館内は原則無料で利用することができますが、カフェや一部施設は有料となっています。
住所 :東京都八王子市高尾町2435-3
マップ: Googleマップ
電話番号 :042-665-6688
定休日 :年中無休※メンテナンスによって休館となる場合があります。
営業時間 :8:00~17:00 (4月~11月)(最終入館 16:30)8:00~16:00 (12月~3月)(最終入館 15:30)
料金 :無料
公式URL : TAKAO 599 MUSEUM
世界一登山客の多い山とも称されている「高尾山」。
高尾山は、八王子城と同じく八王子市にある標高599mの比較的コンパクトな山です。
登山コースは全部で7つ用意されているため、初心者から熟練者の方まで登山を満喫することのできるスポット。
ケーブルカーやリフトで登ることができるので、足腰に自信がない方でもスムーズに登ることができますよ!
さる園やビアガーデンも完備されていることから、自然散策だけでなく、ゆっくりと観光のために登る方も多いです。
住所 :東京都八王子市高尾町
マップ: Googleマップ
電話番号 :042-661-4151
公式URL : 高尾山
※合わせて読みたい: 世界一の登山者数!高尾山の見どころと高尾山口の観光スポットを紹介
八王子城跡には、ここでしか見ることのできない素晴らしい光景が広がっています。
周辺にも捨てk時な観光スポットがたくさんありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
最終更新日 : 2022/04/08
公開日 : 2020/02/16