top > 東アジア・中国・台湾 > 日本
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
JRの運賃には営業距離が601km以上ある場合には「往復割引」が適用になります。(片道1割引きずつ)
東京と大阪は確かに距離はあるのですが、営業距離が601kmには届いていないので、新幹線で往復割引は使えません。
料金も大事ですが、次項からは各移動方法のメリット、デメリットなどを紹介していきます。
東京から大阪への行き方で一番快適なのが、新幹線と言えます。
片道2時間半で料金目安は14,000円です。
新幹線で大阪に行く場合は、東海道新幹線の東京発、博多方面に乗車することになります。
のぞみであれば6時の始発から約15〜20分おきに出ていますので、たとえ一本乗り遅れたとしても、そこまで大きく時間がずれることはありません。
新幹線は他の交通機関のように、気候や交通状況に左右されることはあまりないため、毎回ほぼ定刻通りに出発します。
新大阪駅に着いてからそのままJR線に乗り換えることができるので、大阪に到着してからも移動しやすいです。
新幹線のデメリットはただ一つ「料金が若干割高である」ところです。
片道で約14,000円(自由席:13,870円、指定席:14,720円)かかるので、もし往復で利用すると28,000円ほどの出費となります。
時期によって値段が変動することもなく、大幅な割引きを使って乗車することはまずできません。
また、東京と大阪では営業距離が601kmを越えないので、往復割引が適用されないのも痛いところです。
新幹線が他の交通機関と大きく違うのは、「時間が正確」「本数が多い」「早い」ところにあります。
仕事で時間に遅れられない場合や、移動時間を短くして疲れを残したくない場合に有効と言えるでしょう。
「お金はかかっても快適に早く移動したい」とお考えの人には新幹線がオススメです。
新幹線の切符は、基本的にJR駅の「みどりの窓口」や「指定席券販売機」で購入が可能です。
また、売り場まで買いに行かなくても、ネットで購入ができます。
大幅な割引はできませんが、割引で新幹線のチケットを購入する方法には以下のものがあります。
「ぷらっとこだま」は、こだまの乗車に限定されますが、片道の新幹線料金(指定席)が約4,000引きの10,700円で購入可能です。
「新幹線回数券」は6枚つづりの回数券となっています。
指定席は通常であれば片道14,720円ですが、回数券を利用すれば13,940円で利用することができます。
みどりの窓口、もしくは指定席券販売機で購入ができます。
ただ、回数券の使用期限は3ヶ月であり、子供料金が適用されない点にご注意ください。
大阪には「関西国際空港」「大阪国際(伊丹)空港」の2つの大きな空港があります。
移動時間が一番短くて済むのが飛行機です。
移動時間は約1時間半、料金は安い時期で7,000円程度になります。
飛行機は「早割」があるので、早めに予定がわかっている場合は割安で乗ることがことができます。
早割は「75日前」「55日前」「45日前」と、段階的に適用されています。
飛行機は移動時間が1時間半程度と、かなり短時間になっているのも特徴です。
「関西国際空港」「伊丹空港」ともに大きな空港であり、飲食店やショップも多く備えられています。
空港自体を一つのエンタメ施設として楽しむこともできます。
飛行機に乗っている時間は短いのですが、空港から大阪の中心部に出るまでに電車で1時間近くかかってしまいます。
そこで交通費もかかることになり、トータルでみると時間もかかるし割高になるという可能性もあるのです。
年末年始、春休み、夏休み、冬休みといった観光シーズンでは、値段が高騰してしまいます。
荷物の検査や、搭乗の手続きに手間がかかります。
飛行機には早割があるため、早めに購入するほどお得になります。
「1〜2ヶ月先の予定もすでにわかっていて、かつ閑散期に旅行に行きたい」という方は、飛行機を利用すると割安で利用することができますよ。
ただ、空港から大阪の中心部に出るまでには、プラスで約1時間と交通費がかかることを計算しておく必要はあります。
また、飛行機の出発が遅れることも多々あるため、あまりタイトなスケジュールにしておかない方が良いでしょう。
「45日前」「55日前」「75日前」と予約時期が早いほど、割安になっています。
予定がわかっている場合は早めに予約購入しておくことをオススメします。
また東京〜大阪間にはLCCも出航しています。成田からの出発にはなりますが、5,000円程度に抑えることも可能です。
空港までの移動時間、交通費を考えた上でこちらもぜひ活用してみてください。
とにかく安く移動したい方にオススメなのが「高速バス」です。
時期とどのタイプのバスに乗るかにもよりますが、最安で2,000円程度、移動時間は8時間〜10時間となります。
夜行バスのメリットは何と言ってもその安さにあります。
特に観光シーズンでもない平日であれば、片道2,000円程度でも大阪に行くことができます。
土日は値段が上がって6,000円ほどになってしまうのですが、それでも新幹線の半額以下で移動することができます。
バス会社にもよりますが、「新宿」「東京駅」「梅田」「USJ」など乗り降りできる場所が複数あります。
バス下に大きな荷物も積み込めるようになっているので、荷物が多い方も安心してご利用になれます。
夜行バスでは早朝6時〜7時あたりに到着できるので、現地で1日をフルに活用できるのは大きなメリットです。
バス移動の大きなデメリットは、移動の時間が長いところです。
東京から大阪は約8時間〜10時間を要します。
夜行なので寝ていれば良いのですが、あまり環境も快適ではないので、うまく眠れないという人も多いでしょう。
また、友達や恋人と一緒に乗車したとしても、夜間ということもあり、移動中に楽しくお話しすることはできません。
交通渋滞があれば到着時間が遅れる可能性もあります。
特に観光シーズンでなければ割安なのですが、年末年始やお盆などの時期には料金が1万円以上になることがあります。
そういう場合は高速バスを使うメリットがなくなるので、少し料金が高くても新幹線を選んだほうが良いかもしれません。
メリット、デメリットを考慮した上で、夜行バスは以下のような方にオススメです。
夜行バスは料金の安さがずば抜けていますので、「とにかく安値で大阪に行きたい!」という方にオススメです。
ただ、体力は必要となりますので、学生や若者でなければ辛いかもしれません。
私もよく夜行バスを利用して大阪に行くのですが、早朝だと人がまだ少ないので、ゆっくりと観光地をまわることができます。
長時間の移動で、もちろん疲労はありますが、早朝から動いていると1日でも2日分は楽しめた気分になるのは嬉しいところです。
高速バスには昼行便もあります。
朝に乗車して、夕方あたりに到着することをイメージしてください。
値段も平日であれば5,000円程度とお得になっています。
高速バスを購入する際には「 バス比較ナビ 」を使うと簡単です。
「出発地」「到着地」「乗車日」「夜行便・昼行便」などを選択すれば、その日に利用できるバスの一覧が出てきます。
最安値のバス会社が表示されますので、値段を気にされている方は選びやすいでしょう。
また、場所や日時だけではなく「トイレ付き」「3列シート」「女性専用」といった条件を付け加えて検索することも可能です。
自分の条件にあったバスが見つかったら、そこからは各バス会社のサイトから便を予約する形となります。
筆者の場合は、「コンセント」「USB」接続があるバスを選ぶようにしています。
朝からスマホの充電が満タンの状態で動けた方が安心だからです。
あとは、車内の空調で寒いことがありますので、ブランケットやひざ掛けがバス会社で用意されているのかもチェックしておくと良いでしょう。
東京から大阪へ行くには、JRの「在来線」を利用する方法もあります。
新幹線ではなく、普通列車、快速列車を乗り継いで行くのです。
値段は青春18きっぷを使えば2,410円と割安で、順調に乗り継げれば9〜10時間ほどで大阪に行けます。
在来線を使っての移動には、以下のメリットがあげられます。
「青春18きっぷ」をうまく活用すれば、割安で東京から大阪まで行くことができます。
青春18きっぷは在来線の1日乗り放題チケットであり、5日分が12,050円で販売されています。
そのため、1日あたり2,410円で乗り放題ということになり、もし1日で大阪まで行くことができれば、夜行バスと同程度の料金で移動することができるのです。
新幹線、飛行機、バスと違って「途中下車」ができます。
大阪だけではなく、途中の 箱根 や 名古屋 といった観光地を巡ることもできるのです。
青春18きっぷは春・夏・冬といった学生が長期休みのシーズンでしか利用できないところが欠点となります。
いつでも好きな時に使えるというわけではないのです。
在来線を利用する場合は席に座れる保証はありません。
長時間の移動も立ちっぱなしになってしまう可能性もあるのです。
大きな荷物を持っていたり、電車内が混んでいる場合はしんどいかもしれません。
在来線の魅力は「安さ」と「自由度の高さ」にあります。
時間もあって、気ままに旅行を楽しみたいという方にピッタリです。
また、電車好きな方にも在来線での移動はオススメ。
青春18きっぷで移動する際には、ジョルダンの「 青春18きっぷ検索 」をぜひご活用ください。
青春18きっぷは以下の場所で購入できます。
JRの駅にある「みどりの窓口」に行って「青春18きっぷをください」といえば簡単に購入できます。
値段は12,050円(おとな、こども同額)です。
もしみどりの窓口が混み合っている場合は、「指定席券販売機」を利用しても購入できます。
JR駅での購入がメインとなりますが、その他では「旅行会社」や「金券ショップ」でも購入可能です。
春・夏・冬と購入や利用できる期間が限定されていますので、 JRのホームページ でご確認ください。
公共の交通機関を使わず、車を運転して東京から大阪に行く方法もあります。
高速料金とガソリン代で約15,000円、移動時間は7〜8時間が目安です(渋滞がない場合)。
高速料金(ETC)は休日であれば約10,000円、ガソリン代が大体4,000〜5,000円ほどかかりますので、片道で15,000円ほどになります。
一人で行く場合は割高になってしまうのですが、大人数になるほど、一人当たりの移動にかかる費用が割安になってきます。
公共の乗り物だと、小さい子供がいると気を使いますよね。
車移動であれば周りに気を使わずにすみます。
現地でもそのまま車移動できるのも便利な点です。
交代しながら運転を続け、ほとんど休憩しない場合、スムーズにいけば6時間ほどで移動は可能です。
小休憩を挟むことを考えれば、7〜8時間の移動時間を見ておくと良いでしょう。
しかし、あくまでもスムーズにいった場合であり、交通事故や何かトラブルで渋滞が起きれば時間は伸びます。
時間がはっきりと読めない部分があるので、予定が決まっている方は早めに出発するのが良いでしょう。
年末年始やゴールデンウィーク、お盆などの帰省ラッシュ時には、ほとんど動けないほどの渋滞が起こります。
この時期の車移動は忍耐力が必要となってくるでしょう。
小さいお子さんのいる家族連れの方は、車移動は安く済ませられますし、周りの乗客に余計な気を使う必要もありません。
家族で賑やかに移動するのも楽しいですよね。
途中のサービスエリアで食事をしたり、面白そうな場所があれば、ちょっと寄り道することも可能です。
東京から大阪への行き方を各移動方法ごとに紹介しました。
メリットとデメリットを照らし合わせて、あなたのニーズに合った手段を見つけてください。
最終更新日 : 2023/05/10
公開日 : 2020/04/15