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豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」号が係留していたことで、注目を集めた大黒ふ頭。
横浜北部の臨港にある大きなふ頭ですが、倉庫が立ち並ぶ殺風景な景観と関係者以外の立入が制限されている影響もあり、一般の観光客はほとんど訪れない場所です。
そんな大黒ふ頭には、訪れた人を感激させること間違いなしの穴場観光スポットが存在します。
横浜港のシンボル「横浜ベイブリッジ」は、この大黒ふ頭と対岸の本牧ふ頭間を結んでいます。
首都高速(下層は国道357号線)上にある自動車専用の横浜ベイブリッジは、遠くから見学することはあっても、間近な距離で見ることはなかなかできないもの…
しかし、この公園では間近に見学できるどころか、大迫力の真下の位置から見ることができるのです。
地元民である筆者でさえ、こんな正式名称があるとは知らなかった「大黒ふ頭緑地公園」。
横浜ベイブリッジの真下にある、海に面した小さな公園です。
週末の日中でも釣り人が数人いる程度で、人影がまばらな超穴場!
海の向こうにはみなとみらい21地区をはじめ、雄大な横浜港の眺望を楽しめるパノラマビューが広がっています。
特に日没後の夕景、そして夜景の眺望が抜群で、こんな絶景を独り占めしているかのような至福の気分に浸ることができます。
公共交通機関を利用しての訪問にはやや難がありますが、車を利用すればアクセス良好。
ドライブデートにもぴったりの穴場スポットです。
住所 : 神奈川県横浜市鶴見区大黒ふ頭
マップ: Googleマップ
アクセス :
首都高速・大黒ふ頭IC下車すぐ
横浜駅・鶴見駅より横浜市営バスが運行「スカイウィーク入口」、「スカイウォーク前」下車
営業時間 : 終日開放
今でも横浜市営バスのバス停名に名前を残す「横浜スカイウォーク」。
かつて大黒ふ頭側からの遊歩道が有料開放され、横浜ベイブリッジを徒歩で通行することができました。
しかし、2010年(平成22年)に閉鎖され、廃墟となった設備とバス停名を残すのみとなってしまいました。
2019年(平成31年)になってようやく再開し、今では大黒ふ頭に客船が停泊する土日祝日のみ無料で利用できるようになりました。
入口にあるスカイタワー4階から、ベイブリッジ中央部に設置された展望台・スカイラウンジまで遊歩道が設けられ、潮風を感じながら心地よい空中散策を楽しむことができます。
眼下の「大黒ふ頭西緑地公園」からの眺望も素晴らしいのですが、大海原の中から見渡す横浜港の眺望は圧巻!
みなとみらい21地区はもちろん、本牧側のシンボルタワー(後ほどご紹介します)越しに広がる東京湾も絶景です。
これだけの施設を無料で楽しめるとあっては、開放日がとても待ち遠しいですね。
住所 : 神奈川県横浜市鶴見区大黒ふ頭
マップ: Googleマップ
アクセス : 「大黒ふ頭西緑地公園」に準じる
営業時間 : 特定日(大黒ふ頭内に大型客船停泊中など)の土日祝のみ
料金 : 無料
※横浜ベイブリッジの関連記事: 横浜ベイブリッジとは?リニューアルされた「スカイウォーク」の魅力を徹底解説!横浜港のパノラマを満喫しよう♪
大黒ふ頭西緑地公園&横浜スカイウォークから、徒歩20分程度(車であれば3~4分)の場所にある「大黒海釣り公園」。
その名前の通り、公園の一部が「大黒海釣り施設」として太公望向けに有料開放されています。
公園の半分が海に面した心地よい公園で、デイキャンプやBBQを楽しむこともできます。
海釣り公園らしく、公園内に設置された円柱の建造物になかには魚やクラゲなどのオブジェが…!
こちらは風鈴になっており、風が吹くとカランコロンと気持ち良い音を奏でます。
海沿いに設置された幅の広い遊歩道も快適で、遺跡のような展望台からの眺望もまた抜群です。
子供向けの遊具も設置され、天気の良い日には終日滞在しても飽きません。
住所 : 横浜市鶴見区大黒ふ頭20番地先
マップ: Googleマップ
アクセス :
首都高速・大黒ふ頭ICより5分
横浜駅・鶴見駅より横浜市営バス「大黒海づり公園」下車
定休日 :奇数月の第3火曜日(施設点検日)年末年始
営業時間 :
4-10月 6:00~19:00
11-3月 7:00~17:00
料金 :
公園利用は無料(BBQ・海釣り施設利用は別料金)
駐車場(1日利用500円など)
野毛山と聞いて、懐かしい気分になった人も多いはず。
横浜市民なら、子どもの頃行ったことのある「野毛山動物園」を思い浮かべる人も多いことでしょう。
そんな野毛山公園は横浜の下町・野毛の丘上にある公園で、野毛山動物園も敷地内に設置されています。
普段は人気も少なく、穴場感たっぷりです。
大正15年(1926年)に開業した野毛山公園は、横浜市内でも横浜公園(横浜スタジアム)、掃部山公園(西区)に次ぐ歴史があります。
もともとは原三渓など横浜ゆかりの豪商が邸宅を構える高級住宅地だったそうですが、関東大震災で壊滅、その後公園として整備されることになりました。
園内には近代水道の発祥となった「旧野毛山排水池」や、その功労者H・パーマーの碑、佐久間象山や野毛ゆかりの女流俳人・中村汀女の句碑などもあり、散策して廻るのも楽しいです。
この公園は丘上にあるため、園内の展望台からの眺望も抜群。
みなとみらい21地区がすぐ近くにあるため、ランドマークタワーなどMM地区や横浜港を一望できます。
また、園内にはソメイヨシノを中心に約250本の桜が植えられ、花見の名所としても知られています。
住所 : 神奈川県横浜市西区老松町63-10
マップ: Googleマップ
アクセス :
京浜急行・日ノ出町駅より徒歩10分
JR桜木町駅より徒歩15分
野毛山公園の展望地区から吊り橋を渡ると、野毛山動物園に到着します。
ライオンやキリン、レッサーパンダなど100種類以上、合計1000点近い動物が飼育されています。
「ズーラシア」開園に伴い、多くの動物が引越してしまったため、以前に比べて寂しくなった点は否定できません。
それでも無料で楽しめる動物園としては内容充実しています。
散歩途中に気軽に寄れる動物園です。
住所 :野毛山公園内
マップ: Googleマップ
アクセス :野毛山公園に準じる
電話番号 :045-231-1307
定休日 : 毎週月曜日 年末年始(12/29~1/1)
営業時間 : 9:30~16:30
料金 : 無料
日本における海の玄関口として、古くからその役割を担ってきた横浜。
外国客船やクルーズ船が、まず最初に入港する場所が大さん橋(横浜港大さん橋国際客船ターミナル)です。
船舶の大型化に伴い、大黒ふ頭に入港する客船も増えつつありますが、それでもなお横浜に入港する客船のほとんどはこちらに寄港します。
大さん橋は世界でも有数の大型客船ターミナル!
世界各国の豪華客船を間近で鑑賞することができます。
出入国ロビーのフロアには、オシャレなカフェやお土産屋さんが軒を連ね、まるで海外旅行に出かける時のような高揚感が楽しいです。
大さん橋は、山下公園と赤レンガ倉庫の中間点付近に位置し、そのロケーションも抜群!
通過してしまいがちですが、お散歩の途中にぜひとも立ち寄ってみましょう。
大桟橋の魅力にたっぷりと浸れる場所が、屋上の展望デッキ広場、通称「くじらのせなか」です。
船の甲板をイメージしたウッドデッキは広々としていて開放感たっぷり。
くねくねした床面の造りは波をイメージしているそうです。
そして、横浜港の素晴らしい眺望を凝縮したかのような絶景を満喫できます。
山下公園もみなとみらいも同時に鑑賞できる最高のビュースポットです。
24時間無料開放しているため、横浜の夜景もバッチリ!
地元民としても絶対おすすめしたい穴場スポットです。
住所 : 神奈川県横浜市中区海岸通1-1-14
マップ: Googleマップ
アクセス :
みなとみらい線・「日本大通り駅」より徒歩7分
横浜市営バス・「大さん橋客船ターミナル」バス停より徒歩3分
首都高速・「横浜公園IC」下車3分
電話番号 : 045-211-2304
営業時間 : 屋上フロア「くじらのせなか」は24時間開放
料金 : 無料
公式URL : 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
オシャレな洋館が立ち並ぶ山手地区もまた、根強い人気を誇る観光エリアです。
「ゲーテ座」や「ベーリックホール」「エリスマン邸」などの西洋館巡りは、歴史的建築物とステキな庭園が楽しめる定番コースとなっています。
しかし、主要な洋館は港の見える丘公園から外国人墓地、元町公園あたりに集中しており、この周辺の観光で終わっているのではないでしょうか。
「山手イタリア山庭園」は、人気の洋館集中エリアから少し離れており、こちらを訪れる人は少ないような気がします。
それどころか、横浜市民でも名前を聞いたことがある人が少ないかもしれません。
そんな山手イタリア山庭園ですが、ほかの洋館に匹敵するほどの素晴らしい建物と庭園を楽しめるところなんです。
洋館集中エリアから離れているといっても、交通アクセスが悪いわけではありません。
「地蔵坂」という急峻な坂道を登る必要がありますが、JRの石川町駅から徒歩5分で到着することができます。
イタリア山の名前は、明治時代初期、この場所にイタリア領事館があったことに由来しています。
イタリアで多く見られる庭園様式を模し、水や花壇を幾何学的に配したデザインがとても美しい庭園です。
手入れが行き届いた整形花壇は、四季折々の花、植栽を楽しめるフォトジェニックなビュースポット。
秋になると日本では珍しいメタセコイヤの紅葉も鑑賞できます。
この庭園には、2つの瀟洒な洋館が設置されています。
「外交官の家」は、明治時代にアメリカ総領事などを務めた外交官・内田定槌の邸宅跡。
著名な建築家J・ガーディナーにより渋谷の南平台に建てられたものを、平成9年(1997年)に移設復元したものです。
もう一つの「ブラフ18番館」は、関東大震災後に建てられたオーストラリア貿易商・バウデンの邸宅跡。
カトリック山手教会の司祭館を経て、平成3年(1991年)に移設復元しました。
この庭園からの眺望も抜群です。
みなとみらいや横浜港が一望できるほか、花火大会の穴場鑑賞スポットとしても知られています。
住所 : 神奈川県横浜市中区山手町16
マップ: Googleマップ
アクセス : JR石川町駅より徒歩5分
営業時間 : 9:30~17:00
料金 : 無料
公式URL : 山手イタリア山庭園
こちらは横浜で純和風な景観を味わえる庭園です。
横浜中心部から少し離れた本牧地区にあります。
桜や紅葉の名所として横浜市民の間では比較的馴染みのあるスポットですが、市外からの観光客はあまり多くないかもしれません。
交通のアクセスがあまりよくないこともありますが、異国情緒溢れる港町・ヨコハマのイメージとは少し違うと感じる人も多いでしょう。
三渓園は、生糸貿易で財産を成した実業家・原富太郎(三渓)によって、明治39年(1906年)に公開されました。
約175㎡という広大な敷地は、もともと三渓さんの私有地・・・やはり実業家だった三渓の養祖父(妻の祖父)・原原善三郎が明治初年に購入したものです。
芸術にも造詣が深かった三渓は、京都や鎌倉などから歴史的価値の高い古建造物を移築し、今の三渓園の礎を築き上げました。
芸術家の育成にも努め、支援を受けた横山大観や下村観山といった日本画の巨匠も、三渓園内で多くの作品を完成させたそうです。
戦後の昭和28年(1953年)に原家から横浜市に譲渡・寄贈され、現在に至っています。
現在の三渓園には、国の重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟を含め、17棟の建築物が存在します。
中でも京都・燈明寺から移された室町時代の建築・三重塔は三渓園のシンボルとして、特に有名です。
古くから一般公開されていた外苑エリアと、原家が私邸として使っていた内苑エリアに分かれており、以前は内苑に入園するには別料金が必要でした。
今では、入園料のみで外苑も内苑も自由に散策することができます。
三渓園の魅力は、歴史的建造物と調和した四季折々の植物を堪能できることにあります。
桜や紅葉だけでなく、ウメやハナショウブ、ハスなど様々な植物を鑑賞できます。
ホタルの夕べや観月会などイベントも盛んに行われており、年間を通じて楽しめる庭園です。
住所 : 神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
マップ: Googleマップ
アクセス :
横浜駅・根岸駅・桜木町駅より横浜市営バス「三渓園前」「三渓園入口」下車
首都高速・「三渓園IC」または「本牧ふ頭IC」下車
電話番号 : 045-621-0634
定休日 : 12/29~12/31
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 大人(高校生以上)700円 小中学生・市内在住65歳以上200円
公式URL : 三渓園
「横浜港シンボルタワー」と聞いて、どこにあるのか答えられる人は地元ですら多くはないはず。
港湾関係者と釣り人以外の人はほとんど訪れる人がいない、本牧ふ頭D突堤の最奥部にあります。
横浜駅から市営バスに乗って50分くらいの僻地、近くに「本牧海釣り施設」があり連日釣り人で賑わっていましたが、2019年の台風により大きな損害を被ってしまいました。
今は一部復旧して、細々と営業再開しています。
横浜港シンボルタワーは、横浜港に入ってくる船舶が安全航行できるように、信号や情報を発信している塔です。
全長48mあり、365m付近に設置されている展望室からは東京湾や横浜港の眺望、晴れた日には房総半島や富士山まで見渡すことができます。
この展望室は無料で利用できますが、エレベーターはないので140段もある階段を登っていく必要があります。
上がるのは大変ですが、360℃に広がる絶景のパノラマビューは登り切った人へのご褒美です。
横浜港シンボルタワー周りの広大な敷地は、緑豊かな公園として一般開放されています。
随時ドッグランやフリーマーケットなどのイベントが開催されるほか、春先には芝桜の絨毯が一帯を華やかに彩ります。
潮風に当たりながら、のんびりと一日を過ごすには最高の公園です。
なお、シンボルタワー正面にあるホタテ状の彫刻は、田辺光彰氏作の「遥かなるもの・横浜(貝)」。
太古の頃、この湾に棲んでいたホタテ貝と図案化した富士山・波・小動物から構成されています。
住所 : 神奈川県横浜市中区本牧ふ頭1-16
マップ: Googleマップ
アクセス : 横浜駅・桜木町駅より横浜市営バスにて「横浜港シンボルタワー」下車
首都高速・本牧ふ頭ICより5分
定休日 :
12/30~1/3
6・11・2月の第2火曜日
営業時間 : 9:30~17:30(時期により異なる)
料金 : 無料
公式URL : 横浜港シンボルタワー
横浜は意外と坂が多い街です。
これまでご紹介した観光スポットの中にも、急な坂を登らなければ辿りつけない場所がありました。
今回ご紹介する「根岸森林公園」もまた、急坂を登り切った高台に位置しています。
根岸森林公園は総面積184㎡にも及ぶ広大な公園です。
公園敷地の大半を占める広々とした「芝生広場」を囲むように樹木林があり、米軍住宅を隔てて遊具広場などが存在します。
また、敷地内に「根岸競馬記念公苑」も併設され、馬と人間の繋がりを展示した「馬の博物館」やポニー牧場が設置されています。
「この公園と競馬や馬ってどんな関係があるの?」と思われるかもしれません。
実は根岸森林公園は、日本初の洋式競馬場の跡地なんです。
幕末の慶応3年(1867年)に設立され、戦時中の昭和17年(1942年)に役目を終えるまで、数々の大レースの舞台となってきました。
公園のシンボル・「旧一等馬見所」は競馬場の名残で、米国の著名建築家J・モーガンにより設計されました。
彼の名を採った「モーガン広場」に設置された案内板にて、当時の写真や設計図を確認することができます。
旧一等馬見所に近いサークル状の「ドーナツ広場」には見晴らし台が設置され、こちらから眼下に望む横浜中心部の眺望が抜群です。
見晴らし台にも競馬場当時の遺構が使わており、歴史を感じさせますね。
芝生広場は、のんびりと寝転びながら寛ぐには最高の場所。
犬と散歩したり、外周をジョギングしたり気ままなスタイルで楽しむことができます。
桜の名所としても知られ、花見シーズンには大勢の見物客で賑わう公園でもあります。
住所 : 神奈川県横浜市中区根岸台
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR根岸線・山手駅より徒歩15分
JR根岸線・根岸駅/桜木町駅より横浜市営バス「旭台」「滝の上」下車
駐車場完備(200台)
料金 : 無料(但し馬の博物館は別途入館料必要・100円)
公式URL : 根岸森林公園
あの桂歌丸師匠が名誉顧問をしていたことでも知られる横浜橋通商店街。
下町情緒たっぷりの、とってもディープな商店街です。
この商店街の魅力のひとつは、商品が激安なこと。
食品から日用品まで信じられないような価格で販売されています。
例えばTシャツは98円~、靴下が39円~という価格で販売している衣料品店や、鮮魚の山盛りを500円~で販売している魚屋さんなど、全体的に激安スーパーと比べても遥かに安いです。
また中国や韓国を中心に、外国の本格的な食材が品数豊富に販売され、安価で入手できることも魅力です。
特に韓国食材を扱ったお店が7店舗あり、あまり目にすることのない珍しいキムチも販売しているので、ぜひとも賞味してみたいものですね。
そしてなにより、商店街全体が心温まる庶民的な雰囲気に満ちていることです。
生ビールがおつまみ付きで300円で楽しめる縁日など、年間を通して利用者との交流が深めるイベントがたくさん企画されています。
そんな横浜橋通商店街は「横浜の下町」・南区にある全長350mほどの商店街です。
アーケードを施された細長い商店街は「北エリア」「南エリア」「中央北エリア」「中央南エリア」に分別され、さまざまな業種の135店舗が営業しています。
この商店街だけで、日頃の日用品の買い出しはすべて足りてしまうほど充実しており、地元の人だけでなく、遠路通い続ける人もいるそうです。
近所に住んでいた桂歌丸師匠も横浜橋通商店街を愛し、名誉顧問として商店街を応援し続けました。
横浜の中心部から少し離れていますが、一度足を運んだら何度でも通いたくなるほどの魅力を秘めた商店街です。
ちなみに筆者も商店街から離れた場所に住んでいますが、ここの雰囲気に惹かれてよく通っています。
この商店街から道路一本挟んだ場所に、もう一つの商店街があります。
全長30mほどの小さな商店街・三吉橋通商店街です。
大人の足で80歩足らずで渡り歩ける、自称「日本一かわいい商店街」!
こちらも老舗のユニークな商店が多いので、横浜橋通商店街と一緒に散策してみましょう。
この商店街奥手に佇む、昔ながらの大衆演劇場・「三吉演芸場」も下町情緒たっぷりです。
毎年11月に、この周辺で「横浜酉の市」が盛大に開催されます。
主神である「金刀比羅大鷲神社」は、横浜橋通商店街のすぐ近く。
お祭りと一緒に、活気に満ちた商店街も楽しんでください。
住所 : 神奈川県横浜市南区高根町ほか
マップ: Googleマップ
アクセス : 横浜市営地下鉄・阪東橋駅よる徒歩2分
JR関内駅より徒歩15分
電話番号 : 045-231-0286(事務局)
定休日 : 店舗により異なる
営業時間 : 店舗により異なる
横浜市最南部の金沢区にある人気観光スポットといえば、「八景島シーパラダイス」が真っ先に思い浮かびますが、ほかにも楽しいスポットが豊富にあります。
三浦半島の一角を占める金沢区には、海や里山などの自然豊かな市民公園が複数設置されていますが、八景島のすぐ近くにある「海の公園」は、身近に海を楽しめる海浜公園です。
横浜市民の間では「潮干狩り」のベストスポットとして知られており、横浜市で唯一海水浴場を抱える公園でもあります。
知名度が高いとはいえないかもしれませんが、潮干狩りや海水浴だけでなく、磯遊びやマリンスポーツ、BBQまで楽しめる魅力的なスポットなんです。
約470㎡という広大な公園敷地は、横浜シーサイドラインの駅が2駅分にもなります。
公園としての歴史は意外に新しく、昭和63年(1988年)に金沢地先埋立事業の一環として整備され、開業しました。
海水浴場として整備されている約1kmの砂浜は、自然のものではなく、人工的につくられたもの。
千葉県の富津市の山砂を運び、海底に5年近く仮置きしたものを使用しているそうです。
今ではアサリやマテガイなど多くの貝が自然繁殖するようになり、春から初秋にかけては潮干狩りが楽しめるようになりました。
無料で利用できることもあり、シーズン中は早朝から多くの愛好家で賑わいます。
八景島からすぐのロケーションということもあり、海岸からジェットコースター「リヴァイアサン」やシーパラダイスタワーなどシーパラ施設の眺望も抜群!
クロマツやハマゴウなど海洋性植物、南米原産のディゴなど植生も豊か、春には桜も楽しめます。
心地よい潮風を感じながら、充実した休日を満喫できる公園です。
住所 : 神奈川県横浜市金沢区海の公園10
マップ: Googleマップ
アクセス :
金沢シーサイドライン「海の公園南口」「海の公園柴口」「八景島」各駅下車2分
横浜横須賀道路・並木ICより約3分
首都高湾岸線・幸浦ICより約3分
有料駐車場あり(12時間まで1550円)
電話番号 : 045-701-3450(海の公園管理センター)
営業時間 : 24時間開放
料金 :
潮干狩り・海水浴無料
BBQ場は有料
注意点 :潮干狩りシーズンは駐車場が早朝より満車になることも
公式URL : 海の公園
国内有数の大都市であるにもかかわらず、横浜郊外には豊かな自然が残っています。
金沢自然公園は、周囲を「金沢市民の森」や「自然観察の森」・「氷取沢市民の森」など横浜市最大級の緑に囲まれた約60万m²の広大な敷地を有する自然公園です。
横浜にある3か所の動物園のひとつ「金沢動物園」は、公園敷地内に設置され、緑の多い周辺の園内は「植物区エリア」と呼ばれています。
植物区エリアは隣接する市民の森とハイキングコースで結ばれていて、横浜最高峰・大丸山(156.8m)や夜景スポット・円海山等へのアクセスも可能です。
まずはこちらの「植物区エリア」からご紹介します。
金沢自然公園は丘陵地帯に位置しているため、天気がよい日には遠く房総半島を一望できるなど眺望も抜群!
特に公園正面口にある「海の見える小径」を散策しながらの眺めはおすすめです。
「植物区エリア」の名前の通り、園内で四季折々の植物を鑑賞することができます。
「うきうき林」は、春から晩秋にかけて楽しめますが、特に春先の散策がおすすめ。
咲き誇る梅林はとても美しく、スイセンの花も見頃を迎えます。
ソメイヨシノをはじめとする数十種類の桜が約2000本植生され、菜の花の絨毯とともに絶景の花見も楽しめます。
ほかにも池を配置した日本庭園・「みずの谷」では水連やハス、「シダの谷」では濃緑が美しいシダなど見どころがたくさん。
晩秋の紅葉も見逃せません。
そして、子供たちに大人気なのが「こども広場」。
アスレチック遊具が10点設置され、特に全長100mのローラー滑り台は圧巻です。
横浜中心部から少し離れていますが、アクセスは良好。
高速道路を利用すれば、料金所からそのまま入場することができます。
住所 : 神奈川県横浜市金沢区釜利谷東5-15-1
マップ: Googleマップ
アクセス :
京浜急行・金沢文庫駅より京急バス「夏山坂上」下車徒歩6分
JR根岸線・洋光台駅 京浜急行・京急富岡駅より京急バス「市民の森入口」下車シャトルバス乗換
横浜横須賀道路・釜利谷料金所より専用ゲートあり
定休日 :無休
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 無料
公式URL : 金沢自然公園
草食動物に特化した動物園で、ライオンやトラ、ヒョウなどの猛獣は展示されていません。
「野毛山動物園」「ズーラシア」とともに横浜に3か所ある動物園のひとつです。
動物を生息地別に「アメリカ区」・「ユーラシア区」・「オセアニア区」・「アフリカ区」の4大陸に分け展示しており、コアラやオカピなど希少動物が見られることも魅力。
オカピはズーラシアでも展示されていますが、コアラは横浜市内ではここだけしか見ることができません。
眠っていることが多いコアラですが、運よく動いている姿を発見できたら、あまりの可愛さにウットリしてしまいます。
柵を設置しておらず、動物たちを自然に近い状態で観察できることも魅力的な特徴。
こちらにも多くの植物が植生されていて、動物を見学しながら、四季折々の花も楽しむことができます。
住所 : 金沢自然公園内(動物区エリア)
マップ: Googleマップ
アクセス : 金沢自然公園に準ずる
電話番号 : 045-783-9100
定休日 : 毎週月曜日(祝日の場合は翌日休園) 12月29日~1月1日
営業時間 : 9:30~16:30(最終入園16:00まで)
料金 :
大人500円 高校生300円 小中学生200円 小学生未満は無料
ズーラシアとの共通年間パスポートあり(2000円)
公式URL : 金沢動物園
「こども自然公園」と名乗っていますが、子ども達だけでなく大人でも楽しめる快適な公園。
横浜市のほぼ真ん中に位置し、敷地面積は481,453㎡と、市内では「子供の国」、「金沢自然公園」、「ズーラシア」に次いで4番目に大きな公園です。
動物とのふれあいが楽しめる「万騎が原ちびっこ動物園」と、子ども向けの巨大なアスレチックを備えた「とりでの森」を併設していることが名前の由来となっているようです。
また、公園の中心部に約6600㎡の大きな池・「大池」があることから、大池公園の名前でも親しまれています。
雑木林に囲まれた公園内はとても自然が豊かで、ホタルの生息地にもなっているほど。
水田もあり、多くの植物のほか昆虫や鳥類、野生のリスなども観察することができます。
公園のシンボルになっている大池は長い歴史があり、鎌倉時代初期に執権・北条時政と有力御家人・畠山重忠の軍勢がほとりで炊き出しをしたとの伝承があります。
大池から少し離れた中池周辺は、のんびり寛げる憩いの場となっており、時折釣りを楽しんでいる人も見かけます。
「 万騎が原ちびっこ動物園 」は、モルモットやハツカネズミ、ヒヨコなどの小動物と触れ合える小動物園です。
野毛山動物園の分園となっており、無料で入場することができます。
時間制のコンタクト(ふれあい)コーナーのほか、日本で飼育されている様々な種類の鶏を鑑賞できる鶏舎が常設展示されています。
「とりでの森」は丘の斜面に設けられた巨大アスレチック施設。
急降下のロング滑り台をはじめ、楽しい大型遊具が設置されており、子供たちに大人気です。
こちらも無料で利用できます。
また、400本の桜の木に囲まれた「 BBQ広場 」では、花見のシーズンには絶景の桜を鑑賞しながらのBBQを楽しめます。
公園はとても広くて、見どころや遊びどころもたっぷりなので、一日では回りきれないほど。
横浜中心部から離れていますが、何度でも通いたくなる素晴らしい公園です。
住所 : 神奈川県横浜市旭区大池町65
マップ: Googleマップ
アクセス :
相鉄線・二俣川駅より徒歩20分 南万騎が原駅より徒歩7分
保土ヶ谷バイパス・南本宿ICより5分
電話番号 : 045-353-1166(北部公園緑地事務所)
定休日 :
なし
【万騎が原ちびっこ動物園】月曜日
営業時間 :
終日開放
【万騎が原ちびっこ動物園】9:30~16:30
料金 : 無料
みなとみらいに山下公園、横浜中華街など、横浜の主要観光スポットはいつ行っても、何度行っても楽しいものですよね。
でも、たまには違った横浜も観光してみたいものです。
今回は、一般的には知られていない横浜の穴場観光スポットを紹介しました。
地元の人には馴染みが深いけれども、観光客がほとんど訪れない場所、あるいは人気エリアに位置しながらも注目されることの少ない場所など色々あります。
どの場所も地元民の著者が実際に足を運び、皆さんにぜひ訪れていただきたい一押しのスポットばかりです。
交通アクセスもよく、混雑もしていない、しかもお財布にも優しい穴場スポットに一度足を運んでみませんか?
最終更新日 : 2023/11/24
公開日 : 2020/07/16