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全国的に有名な「ご当地ラーメン」のふるさと・喜多方市は、福島県西部・会津の最北端に位置しています。
磐梯山や飯豊連峰に囲まれた自然豊かな街であり、湿原植物の宝庫である「雄国沼」や、迫力満点の渓谷美が楽しめる「飯豊山大滝」など見どころがたくさんあります。
四季折々に咲く花の名所も多く存在し、三ノ倉スキー場のゲレンデを開放した「三ノ倉高原花畑」は、春は菜の花、夏はヒマワリが咲き誇る絶景を満喫できます。
そんな観光地・喜多方の代名詞といえば「蔵の街」。
昔ながらの情緒溢れる土蔵が4000軒近く現存しており、初めて訪れた人もどこか懐かしく感じる、ノスタルジック街並みが魅力です。
今も現役で使われているものがほとんどですが、一部の土蔵は観光客用に開放しており、内部の見学も可能ですよ。
喜多方ラーメンは、日本三大ラーメン(他は札幌、博多)のひとつに数えられる名物グルメ。
太めの平たいちぢり麺で、コシが強くモチモチとした食感が特徴です。
スープは提供する店によって味噌味や塩味などバラエティに富んでいますが、豚骨と煮干しをブレンドしたあっさり醤油ベースが基本型となっています。
飯豊連峰の豊かな伏流水、味噌や醤油などの醸造が盛んな土地柄など、おいしいラーメンを作る条件はバッチリです。
大正時代末期に中国から渡ってきた青年が、チャルメラを引きながら売り歩いた屋台がルーツといわれる喜多方ラーメン。
今や市内に100軒を超えるお店が提供しており、年間180万人もの観光客に食されています。
喜多方ラーメンの名店はたくさんありますが、こちらは素材に徹底したこだわりを追求したお店です。
使用する麺は「熟成多加水麺」。
製造後2日間熟成させた麺を最高に美味しい状態で提供しています。
麺は水と小麦粉だけで製造しており、卵を使用していないので、卵アレルギーの人も安心して食べられることも嬉しいです。
そしてスープは、ゲンコツ・トリガラをベースに数種類の野菜、煮干し、昆布をだしに加えた黄金スープで、麺との相性も抜群!
忘れてはならない名物が「とろけるチャーシュー」。
仕上げまで3日間を要し、熟成まで数か月かけて作る自慢の逸品です。
旨味が凝縮しており、やみつきになるおいしさに仕上がっています。
そんなチャーシューがたっぷりトッピングされた定番の「正油チャーシューメン(810円・税抜き)」や、「和風トントロチャーシュー炙り焼きラーメン(900円・税抜き)」が人気です。
喜多方本店のほか、会津エリアを中心に姉妹店が5店舗展開しています。
22時まで営業していることも嬉しいですが、店舗の中には24時まで営業している店舗もあり、しかも全店が年中無休とは嬉しい限りです。
住所 : 福島県喜多方市字稲荷宮7
マップ: Googleマップ
アクセス : JR磐越西線・ 喜多方駅より徒歩15分
電話番号 : 0241-23-0287
営業時間 : 11:00~22:00
定休日 : 年中無休
福島県南部にある白河市は、今も昔も東北の玄関口。
「白河の関」が設置された古代より交通の要衝であり、平安時代の歌人である能因法師や西行法師をはじめ、松尾芭蕉など多くの歌人・俳人が歌を残しています。
現在の白河もまた見どころが豊富な観光都市で、白河の関跡のほか、奥州関門の名城と謳われた「白河小峰城」、松平定信ゆかりの「南湖公園」などが代表的な観光スポットです。
都心からも2時間以内とアクセスも良好のため、首都圏からの観光客も多い傾向にあります。
白河ラーメンは、白河市一帯で提供される名物ご当地ラーメンです。
喜多方ラーメンと同じように平太のちぢれ麺が特徴で、スープは豚骨・鶏がらベースのすっきり醤油味が基本型となっています。
スープの味付けは喜多方よりも濃い目であり、伝統の手打麺を提供しているお店も多く見られます。
具材はワンタン、ナルト、昔ながら赤縁のチャーシューなど、懐かしい昔ながらのラーメンです。
白河ラーメンのはじまりは昭和10年頃、現在の「とら食堂」の創業者・竹井寅次さんが提供していた屋台のラーメンがルーツとされています。
この手打ちラーメンの味が評判となり、竹井さんに弟子入りする修業者も多かったとか。
竹井さんの元で技術を習得した弟子たちがやがて独立し、竹井流の白河ラーメンが市内に普及することになりました。
現在では白河市内に100軒を超える提供店があり、独自のアレンジを加えて腕を競っています。
白河ラーメン発祥のお店であり、最もオーソドックスな元祖の味を楽しむことができます。
現在の店主は2代目、伝統の味を守りながら今風のアレンジを加えたメニューが評判です。
使用する麺は先代から受け継いだ手打ち麺。
すべて手作業で行うため、1時間に50食分しか作れないそうです。
完成した麺は3日間熟成させ、よりコシを強くしています。
丸鶏と鶏ガラ、ブタのゲンコツと胴ガラから出汁をとるスープは、化学調味料を一切使用していません。
白河駅から5kmほど離れた田園地帯にあり正直アクセスは不便ですが、毎日行列ができる繁盛店。
スタンダードな「手打中華そば 750円(税込)」のほか、伝説の「ワンタンメン 970円(税込)」も人気があります。
住所 : 福島県白河市双石滝ノ尻1
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR東北本線・久田野駅より徒歩30分
駐車場完備(40台)
電話番号 : 0248-22-3426
営業時間 : 11:00~14:30 16:00~18:00
定休日 : 月曜日
福島県南西部・南会津地方は、神奈川県とほぼ同じ面積を有する広大なエリア。
総面積の93%が森林地帯という大自然に囲まれ、雄大な自然美と素朴でどこか懐かしい景観が魅力的です。
下郷町にある「大内宿」は、江戸時代に栄えた会津西街道の宿場町跡。
現在でも当時の雰囲気を残した情緒たっぷりの茅葺集落が立ち並び、福島県を代表する観光スポットとして知られています。
大内宿から10km、車で約15分の距離にある「塔のへつり」は、ダイナミックな渓谷美が楽しめる絶景スポットです。
「へつり」とは会津方言で断崖のこと・・・阿賀野川の支流に沿って約200mの奇岩・断崖が続きます。
吊り橋も設置され、新緑や紅葉の時期には圧巻の美しさを満喫できます。
大内宿と塔のへつり、そして湯野上温泉と、南会津・下郷町は魅力なスポットの宝庫です。
そんな下郷町・大内宿の名物グルメといえば「そば」。
「高遠そば」とも呼ばれています。
高遠とは桜の名所としても有名な長野県の地名で、このそばのルーツは「信州」にあります。
江戸時代初期、3代将軍・徳川家光の異母弟で有力なブレーンであった保科正之が持ち込んだとされています。
高遠3万石の藩主から会津23万石の有力大名に出世した正之は、大のそば好きで、会津移封の際に信州のそば職人を連れてきたとか。
大内宿の高遠そばは、箸の代わりに何と「ネギ」で絡めて食べるという独特のスタイルで高い人気があります。
茅葺の古民家で営業しているそば屋で、囲炉裏がある雰囲気たっぷりの環境で「ねぎそば」を味わえます。
保科正之以来の伝統的な高遠そばは、大根おろしがベースであり、こちらのお店でも近隣の三島町や金山町で採れた「あさぎ大根」を使用しています。
まるまる1本の長ネギは、箸代わりというだけでなく、途中で齧って薬味にもなるそうです。
ちょっぴりほろ苦いそばの味は絶妙で、やみつきになること間違いありません。
三澤屋は大内宿きっての人気店のため行列は必至。
開店前に整理券を配布していますが、事前にネットで予約をしておくことをおすすめします。
高遠そば以外にも、「鮎の踊り子」や「にしんの山椒漬け」、くるみ餅などの郷土料理も美味しいです。
住所 : 福島県南会津郡下郷町大字大内字山本26-1
マップ: Googleマップ
アクセス :
会津鉄道・湯野上温泉駅から車で20分
東北道・西那須野塩原ICより会津若松方面へ90分
電話番号 : 0241-68-2927
営業時間 : 9:30~16:00
定休日 : 1月4日~1月7日
公式URL : 三澤屋
浪江町は、福島県東部(浜通り)にある太平洋に面した町です。
江戸時代からの伝統がある焼物「相馬焼」の産地であり、テレビ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』のロケ地となったことでも知られています。
昔ながらの里山の風景が残る牧歌的な町でしたが、2011年(平成23年)3月に発生した東日本大震災によって状況が一変してしまいました。
津波による被害で町は壊滅的な打撃を受け、さらに福島第一原子力発電所の事故が追い打ちをかけました。
町全域にわたり「全域避難指示」が出され、皮肉なことに浪江町の名前は全国区に知られることになったのです。
今では一部の地域についての指示は解除されましたが、「帰還困難地域」がほとんどを占め、観光どころではありません。
浪江町には渓谷美が美しい「高瀬川渓谷」や桜の名所として知られる「請戸川リバーライン」など、素晴らしい観光スポットが存在します。
一刻も早く原状復帰して、ゆっくりと観光を楽しみたいものですね。
浪江町の名物グルメ・「浪江焼きそば」は、震災前の2008年(平成20年)に浪江町商工会青年部により開発されました。
B級グルメとして高い知名度を誇り、2013年に愛知県豊川市で開催された「B-1グランプリ」では、堂々第1位を獲得している実力派!
通常の3倍もある極太麺が特徴で、具材やもやしと豚肉が基本。
旨味たっぷりの濃厚ソースを絡めて食べます。
労働者の腹持ちをよくするために考案されたといわれ、昭和30年頃に居酒屋「縄のれん」が提供したことがはじまりだそうです。
「浪江焼きそば」の認定を受けたお店では、浪江町伝統の相馬焼「馬九行久(うまくいく)」の皿で提供しています。
残念ながら、今のところ本場・浪江で「浪江焼きそば」を味わうことができません(2020年9月現在)。
しかしながら本場の味は健在。
隣接する二本松市で、名店の味を楽しむことができます。
「杉乃屋」はもともと浪江町で営業していた人気店でしたが、震災の影響で二本松市に移転しました。
味は折り紙付きで、「B-1グランプリ」で優勝した時の焼きそばは当店だったというから本格派です。
自慢の「浪江焼きそば 650円(税込)」は極太麺にもやしたっぷり、豚肉のたっぷりの逸品!
これだけでもボリューム満点ですが、物足りない人には大盛り(200円増し)にできます。
ただ、量は通常の2倍になるため要注意。
ハーフ焼きそばが付いてくる日替わり定食もおすすめです。
住所 : 福島県二本松市本町2-3-1 市民交流センター 1F
マップ: Googleマップ
アクセス : JR東北本線・二本松駅より徒歩2分
電話番号 : 0243-24-1215
営業時間 : 11:00〜15:00 17:00〜20:00
定休日 : 月・火曜日
福島県の県庁所在地である福島市。
観光地としては地味な存在かもしれませんが、周囲を山に囲まれており、「浄土平」や信夫山、五色沼(魔女の瞳)など山岳の絶景スポットが多いところです。
また飯坂温泉、土湯温泉などの名湯もあり、豊かな観光資源に恵まれている街でもあります。
多くの名曲を手掛け、NHK連続テレビ小説『エール』のモデルとなった古関裕而氏はこちらの出身。
市内には氏ゆかりのスポットが多く残されています。
福島市の名物グルメといえば餃子!
餃子といえば宇都宮市と浜松市が有名ですが、福島市の餃子は「円盤餃子」で、フライパンの形に合わせて餃子を円状にぎっしりと並べてあります。
手練りの皮に野菜たっぷりの餡を包み、パリパリになるまで焼いたもので、1人前20~30個とボリュームたっぷりです。
戦後の闇市から始まったとされる円盤餃子は、福島駅周辺や飯坂温泉街を中心に約15店舗で味わうことができます。
名湯・飯坂温泉に本店を置く餃子の人気店。
創業は昭和28年(1953年)と60年以上の歴史を持つ老舗です。
元々は居酒屋として営業していましたが、提供していた餃子が評判となって「餃子専門店」として再スタートした経緯があります。
照井の餃子は、1人前22個!
生地は小麦粉と水だけを使用して作り、餡はキャベツをベースに地元特産の「前田美豚」をふんだんに使っています。
カリカリの食感で、あっという間に1人前を平らげてしまうほど。
餃子がなくなったら閉店となってしまうので、早めに訪れることをおすすめします。
飯坂本店のほか、福島駅前にも支店があります。
住所 : 福島県福島市飯坂町錦町1-21
マップ: Googleマップ
アクセス : 福島交通飯坂線・飯坂温泉駅より徒歩5分
電話番号 : 024-542-4447
営業時間 : 17:30~23:00(餃子がなくなり次第終了)
定休日 : 水曜日
公式URL : 餃子の照井
福島県中部・中通りにある須賀川市は、県のちょうど真ん中辺りに位置しています。
空の玄関口である「福島空港」を抱え、また東北自動車道の須賀川ICも整備されているなど、交通アクセスも良好な街です。
ウルトラマンシリーズ生みの親である円谷英二は須賀川出身であり、街中でウルトラヒーローや怪獣たちのモニュメントに出会えるなど、ウルトラマンを通じた町おこしも盛んです。
また、もう一人の円谷である東京オリンピックのマラソン銅メダリストだった円谷幸吉もまた当市出身であり、同氏を記念したメモリアルマラソン大会も毎年開催されています。
全国の牡丹園で唯一国の指定名勝になっている「須賀川牡丹園」や「大桑原つつじ園」、名瀑「乙字ヶ滝」など見どころもたっぷり。
松尾芭蕉の『奥の細道』ゆかりの地であり、芭蕉に因んだ史跡も多く残されています。
須賀川市はキュウリの栽培がさかんな地域で、露地栽培の生産量・出荷量はともに日本一!
そんな特産のキュウリに因んだ名物グルメとして登場したのが、「須賀川かっぱ麺」です。
キュウリの搾り汁を練り込んで作った麺で、薄緑色の麺とほのかに香るキュウリの風味に特徴があります。
具材もまたキュウリがベースになっていて、特製の肉みそや秘伝のタレを合わせて食べる「冷やしジャージャー麺」のような食べものです。
爽やかな味わいで、しかもヘルシー、特に夏場に食べたくなる一品でもあります。
かっぱ麺の名前の由来は、キュウリが河童の好物とされていることに因みます。
須賀川市内にある18の飲食店で食べることができます。
こちらは手打ちのかっぱ麺が食べられるお店です。
キュウリの搾り汁を刷り込んで作った麺で、本格的な味わいが楽しめます。
さらに具材は直接農家から仕入れた、とても新鮮なものを使用。
須賀川市特産の「江持石」の粉を配合して作られたかっぱ麺専用丼丼で提供され、汁を飲みほした後に現れる「河童?」もまた楽しみです。
かっぱ麺は4月下旬~10月位までの季節限定での提供となります。
住所 : 福島県須賀川市中宿357
マップ: Googleマップ
アクセス : JR東北本線・須賀川駅より徒歩7分
電話番号 : 0248-72-9633
営業時間 : 11:00~15:00、17:00~20:00
定休日 : 元旦のみ
郡山市は福島県最大の都市で、東北地方のなかでも宮城県の仙台市に次いで2番目の経済規模を誇ります。
東北新幹線を利用すれば東京駅から77分とアクセスも良好で、東北本線をはじめとしたJR各線や東北自動車道・磐越自動車道など高速道路網も充実しています。
大都市であるにもかかわらず自然に恵まれており、猪苗代湖や安達太良山、布引高原など観光資源が豊富です。
また「磐梯熱海温泉」をはじめ、市内には温泉も多く存在します。
郡山市の名物グルメとして真っ先に名前が挙がるのが「クリームボックス」です。
全国的な知名度は低く、いったいどんな食べ物だか想像がつきませんが、郡山市民の間では知らない人はいないといわれる超有名グルメ!
実際のところ、郡山市周辺以外では見かけることがほとんどありません。
クリームボックスとは、厚切りにした食パンにミルク風味のクリームをたっぷり縫った菓子パンのことです。
昭和51年(1976年)に市内のパン屋「ベーカリー・ロミオ」にて誕生し、市内全域に広まりました。
以来40年以上に渡って市民に愛され、今ではパン屋だけではなく、コンビニや高校の売店にまで販売されているほど。
シンプルなミルク風味の定番のほか、抹茶やチョコレート、フルーツ味などお店によってバラエティーに富んだクリームボックスが販売されています。
価格も100円前後と手頃で、食べ歩きだけでなくお土産にも最適です。
昭和49年(1974年)創業のクリームボックス発祥のお店です。
今では「ままどおる」で有名な市内の菓子製造会社・株式会社三万石の傘下にあり、本店は「イトーヨーカドー郡山店」内に移転しています。
元祖クリームボックスは厚さ3cm近くある厚切り食パンに、白いミルククリームがたっぷりと塗られたシンプルなもの。
濃厚でありながら、甘ったるさがなく、さっぱりとした味わいが特徴です。
1枚130円と手頃な価格で販売されており、お土産用にキュートなギフトボックス入り(200円)も用意されています。
「元祖」のほかにもバラエティに富んだクリームボックスが販売されているので、こちらも目を離せません。
住所 : 福島県郡山市西の内2-11-40 イトーヨーカドー郡山店 1F
マップ: Googleマップ
アクセス : JR東北本線・郡山駅より福島交通バス・「太田西の内病院前」下車2分
電話番号 : 024-939-1220
営業時間 : 10:00~21:00
定休日 : イトーヨーカドーの定休日に準ずる
川俣町は、福島県北東部・阿武隈山地の山間にある街です。
崇峻天皇が暗殺された後、妃だった小手姫が落ちのびた地との伝説があり、小手姫に因んだ史跡が町中に多く残っています。
中でも小手姫を祀る「機織神社」や、中央公園にある小手姫像は、町の主要観光スポットとして有名です。
また、小手姫がこの地に伝えたとされる養蚕が古代から盛んで、今でも絹織物の名産地として知られています。
「道の駅川俣シルクピア」では、織物の歴史や機織の実体験を学べるほか、特産の「川俣シルク」のショッピングも楽しめます。
絹織物と並んで、町の名物ブランドとして知られているのが「川俣シャモ」です。
絹織物で財をなした商人たちが道楽で競った「闘鶏」がルーツで、普及した軍鶏(シャモ)を食用として復活したことから始まりました。
純系のシャモの雄と米国産食用鶏「ロード・アイランド・レッド」の雌、食肉用の「レッドコーニッシュ」を交配した品種で、コクの深さと上品な旨味が特徴です。
焼き鳥や親子丼などに加工され、町内約10か所の飲食店で提供されています。
高級食材の川俣シャモがリーズナブルな価格で楽しめる定食屋です。
ラーメン店であり、川俣シャモが入った醤油ラーメンや塩タンメンが主流ですが、トロトロ玉子の親子丼も楽しめます。
単品で注文してもお得ですが、ラーメン(塩・醤油)と「ミニ親子丼のセット 1,100円(税込)」がおすすめ。
ボリュームたっぷりで、川俣シャモの奥の深さを満喫できます。
トッピングで「シャモロール 4枚・370円(税込)」も注文できるので、物足りないと感じたらぜひ注文してみましょう。
住所 : 福島県伊達郡川俣町鶴沢字油田3-3
マップ: Googleマップ
電話番号 : 024-565-2660
営業時間 : 11:00〜15:00 17:00〜20:00
定休日 : 毎月第2・第4日曜日
国見町は、宮城県との県境に位置する福島県最北の町です。
源義経とのゆかりが深い地とされ、義経が平泉に下向する際に腰掛けたといわれる「腰掛松」や「弁慶の硯石」などの見どころがあります。
毎年9月に開催される「義経まつり」は、町の一大イベントで、義経や静御前、弁慶などの扮した行列が町を行進します。
その義経を討った藤原泰衡軍と源頼朝軍が激突した「阿津賀志山の戦い」は、この国見町が舞台です。
泰衡の首桶から見つかった蓮の種から開花した「中尊寺蓮」は、毎夏にピンク色の可憐な花を咲かせ、古戦場を彩ります。
ほかにも絶景のパワースポット「萬歳楽山」や、大正建築様式を今に伝える「奥山家住宅洋館・主屋」など見どころがたくさんあります。
そんな国見町の名物ご当地グルメとして脚光を浴びているのが「国見バーガー」。
東日本大震災からの復興事業の一環として、平成23年(2011年)に登場したばかりのニューフェイスです。
骨まで食べられる鯖の味噌煮、トマト、玉ねぎ、レタスをバンズに挟んだハンバーガーで、イスタンブール発祥で全国に広まった「鯖サンド」に近いもの。
その組み合わせが美味と評判になり、2014年に開催された「ふくしまバーガーサミット2014」でグランプリを獲得するまでになりました。
今では国見町を代表するグルメとして、チキンソースカツやホットチリ、しそみそ味などの「進化型」が続々登場しています。
国見バーガーは平日、国見商工会近くでキッチンカーによる移動販売を行っていますが、観光客にとってはなかなか手に届きにくいもの。
そこで、国見バーガーを終日味わえるスポットとして注目を浴びているのが「道の駅国見あつかしの郷」内にある「国見バーガー&ジェラテリア 」です。
ここでは名物・国見バーガーのほか、旬のフルーツを味わえるジェラートなどを楽しむことができます。
さば味噌の「元祖」国見バーガーをはじめ、チキンカツソースなどの進化型も味わえるので、ぜひ注文してみましょう。
住所 : 福島県伊達郡国見町大字藤田字日渡二18番1(道の駅国見あつかしの郷内)
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR東北本線・藤田駅より徒歩15分
東北自動車道・国見ICより4分
電話番号 : 024-585-2132
営業時間 : 9:00~17:30
公式URL : 道の駅国見あつかしの郷
会津地方の中心である会津若松市は、福島県を代表する観光都市です。
戦国時代までは東北地方最大の拠点として重要視され、江戸時代は保科正之を祖とする親藩・会津松平家の城下町として繁栄しました。
幕末期に京都守護職の重役を担ったことが仇となり、戊辰戦争では幾多の悲劇に見舞われたことはよく知られています。
名城「会津鶴ヶ城」をはじめ、白虎隊終焉の地「飯盛山」、藩校「日新館」などの会津藩・戊辰戦争ゆかりのスポットのほか、東山温泉や芦ノ牧温泉などの名湯も楽しめます。
また、会津若松は特産品の宝庫。
「赤べこ」や「起き上がり小法師」など郷土民芸品、会津塗など伝統工芸品が多く、お土産巡りも楽しいところです。
そしてグルメも充実しています。
日本酒や馬刺しをはじめ、「水そば」や「わっぱめし」、「こづゆ」など名物ご当地グルメのオンパレードです。
その中でも圧倒的な人気を誇るのが「ソースかつ丼」で、通常のかつ丼とはひと味違います。
かつにソースをかけて味付けするスタイルは、福井県や山梨県甲府市など全国各所に見られますが、会津スタイルのソースかつ丼は、かつをソースで煮込んでしまうものです。
かつをまるごとソースに浸しているため、かなり濃厚な味付けですが、シャキシャキのキャベツと卵とじ、ご飯との相性は抜群で絶妙な味わいがあります。
市民に愛される名物グルメ・会津ソースかつ丼は、会津若松市内だけでも100か所以上の飲食店で提供されています。
昭和23年(1948年)創業の老舗店です。
このお店の煮込みソースかつ丼は、地元でも評判の絶品で、有名人をはじめ多くの人が遠方から訪ねてくるそう。
かつは地元福島・鮫川村産の銘柄豚「健育美味豚」のロース肉を使用、とても肉厚でジューシーな味わいが特徴です。
煮込みに使う特製ソースは、自家製秘伝の逸品で、かつの美味しさを充分に引き立てます。
煮込みソースかつ丼のほか、通常のソースかつ丼も提供しているので、胃袋に余裕があったら両方食べ比べてみたいですね。
住所 : 福島県会津若松市上町2-39
マップ: Googleマップ
アクセス :
磐越自動車道・会津若松ICより15分
JR只見線・七日町駅より徒歩12分
電話番号 : 0242-24-5151
営業時間 :
昼:平日11:00~14:30 土日祝日 11:00~15:00
夜:17:30~20:30
定休日 : 月曜日の夜 毎週火曜日
福島県の名物ご当地グルメは、今回ご紹介できなかった分も含めて、ぜひとも食べておきたい逸品がまだまだたくさん存在します。
東日本大震災、原発事故に続いて、新型コロナウィルスが追い打ちをかけるなど、福島のグルメ事情は大変厳しい状況にあります。
首都圏からも気軽に訪問できる福島旅行の際には、地元の愛情がこもった名物グルメをたっぷりと楽しんでくださいね。
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最終更新日 : 2024/02/25
公開日 : 2020/09/23