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松山市は愛媛県のほぼ中央に位置する、愛媛の県庁所在地です。
その面積は東京23区の約3分の2に匹敵するそうで、瀬戸内海に浮かぶ忽那(くつな)諸島から高縄山地、重信川と石手川により形成された松山平野まで、変化に富んだ地形を有することで知られています。
松山城を中心に広がる市街地には、正岡子規や秋山兄弟をはじめとする歴史上の著名人にゆかりのある観光名所がいくつも点在します。
さらに、美味しい郷土料理を提供する飲食店や「日本最古の温泉」といわれる道後温泉など多様な見どころがありますよ。
定番の観光スポットはすべて半径1.5km圏内に収まっているため、徒歩でも観光が楽しめます。
市内を運行する路面電車やレンタサイクルを利用すれば、移動時間を節約しながら効率的に回ることも可能なので、ぜひ利用してみてください。
松山へはマイカーをはじめ、飛行機・鉄道・高速バス・フェリーなどの公共交通機関を利用してアクセスすることができます。
松山は空港から市街地までの距離が約6km程度と短いのが特徴。
遠方から飛行機で到着する場合でも、宿泊先のホテルや主要な観光地まで片道約30分以内で移動できるのが魅力です。
また、広島県の尾道市から西瀬戸自動車道経由または四国方面から車でアクセスし、松山を拠点に砥部(とべ)や四国カルストを観光するのも良いでしょう。
松山空港に就航する国内線は新千歳・羽田・成田・伊丹・中部国際・福岡・鹿児島・沖縄の8都市から発着する路線で、運航する航空会社は出発地により異なります。
松山空港から市内中心部までの移動はタクシーやレンタカー、松山空港リムジンバスを利用するのが一般的です。
伊予鉄が運行する空港リムジンバスで、空港と市内中心部を最短15分で結んでいます。
所要時間は松山空港〜JR松山駅で約15分、松山市駅で約20分、終点の道後温泉駅前で約40分が目安で、そのほか愛媛新聞社前・大街道・南町県民文化会館前で乗り降りすることも可能です。
松山空港リムジンバスの停留所や時刻表・運賃の詳細は こちら をご覧ください。
伊予鉄が運行する路線バスで、午前7時20分から午後8時20分まで15分間隔で運行しています。
松山空港リムジンバスよりも運賃が安いので、節約派の方にオススメの交通手段です。
所要時間は空港リムジンバスを利用する場合と同じですが、出発時刻により終点が異なるため利用する際は必ず行き先を確認してから乗車してください。
路線バスの路線図・時刻表・運賃は こちら でご確認ください。
松山市中心部には、JR四国の予讃線(よさんせん)および伊予鉄道が運行する鉄道路線が乗り入れています。
どちらも松山観光の拠点として非常に便利な場所にあるのですが、互いに約1.5kmほど離れているので電車を利用する際は駅名の違いに注意が必要です。
JR四国・予讃線の駅で、在来線または特急しおかぜを利用してアクセスすることができます。
宇和島または高松方面からお越しの場合は予讃線、東京・大阪・名古屋・広島・博多方面からは新幹線または寝台特急「サンライズ瀬戸」を利用して、各駅で特急もしくは在来線に乗り継いでアクセスします。
伊予鉄道が運行する高浜・横河原線、郡中線・環状線(3号線・5号線・6号線)が乗り入れる駅で、高浜・横河原・郡中方面から市内中心部を訪れるのに便利な交通手段として親しまれています。
市内および郊外電車の路線図・時刻表・運賃は こちら でご確認ください。
松山発着の高速バスは、おもに東京・千葉・神奈川・愛知・三重・京都・大阪・兵庫・岡山・高知・香川・徳島・福岡の14都府県に運行しています。
主要な都市からの最短所要時間は東京〜松山間で約11時間50分、大阪〜松山間で約5時間15分、名古屋〜松山間で約8時間15分、博多〜松山間で約10時間25分が目安です。
また、高速バスの目的地やおもな経由地・所要時間・運賃は高速バスの運行会社や利用する時間帯により異なるため注意が必要です。
市内の移動手段は、主に市内電車・路線バス・坊っちゃん列車の3つが挙げられます。
松山の主要な見どころを巡るだけであれば徒歩でも十分可能ですが、これらの交通手段の利用を組み合わせることで松山観光をより効率的に楽しむことができます。
伊予鉄道が運行する市内電車で、市内中心部を一周する環状線など合計 5つの路線 があり、観光に便利な交通手段として親しまれています。
料金は乗車区間に関わらず一律160円(子ども80円)で降車時に運転席のすぐ横に設置されている運賃箱に投入するだけなので、初めてでも利用しやすいのが特徴です。
運行本数が多く、JR松山駅や大街道・道後温泉など観光客がよく訪れるエリアを経由するため、非常に利用価値が高いと言えます。
市内電車フリーチケット を利用すれば市内電車が全線で乗り放題となるので、複数回乗車する方にはとてもオススメです。
昭和21年(1888)から67年間松山を走っていた蒸気機関車を、ディーゼル車両として復元した観光客向けの列車です。
夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場したことから、いつしか市民の間で「坊っちゃん列車」という愛称で親しまれるようになったといわれています。
現在では歴史ロマンに思いを馳せながら市内中心部の景色を楽しむ、観光客に人気のアクティビティーとして親しまれていますよ。
坊っちゃん列車は土・日・祝日のみの運行で、道後温泉・大街道・松山市駅・JR松山市駅前・古町の各電停から乗車することができます。
運行区間は「道後温泉発松山市駅行き」と「道後温泉発JR松山駅前経由古町行き」の2系統で、料金は1乗車あたり1,000円(子ども500円)です。
松山城らくトクセット券 を利用すればとてもおトクに市内観光が楽しめるので、松山を週末または祝日に訪れる方は詳細をぜひチェックしてみてください。
松山市駅を中心に市内各地への路線をカバーする路線バスは、市内中心部だけでなく松山空港や松山観光港、とべ動物園など郊外エリアを訪れるのに便利な交通手段です。
路線バスの路線図・時刻表・運賃は こちら でご確認ください。
一番町通り(国道11号)とロープウェイ東雲口駅舎を南北に結ぶ約500mの商店街です。
古くから営業する老舗からモダンな雰囲気が漂うオシャレなお店など、様々な飲食店や土産物店が軒を連ねており、週末を中心に多くの観光客で賑わいます。
松山城は「築城の名手」と謳われた伊予松山藩の初代藩主・加藤嘉明が、慶長7年(1602)から四半世紀をかけて完成させた名城です。
狭間や石落・高石垣などを巧みに配し、攻守機能を備えた連立式天守を有するのが特徴で、防備に優れた構造をとることで知られています。
松山市の中心部に位置する勝山(132m)にそびえる城であることから、「勝山城」または「金亀城」という名でも親しまれています。
天守は全国で12ヵ所のみ現存するといわれる12天守の1つに数えられ、城内の21棟が国の重要文化財に指定されています。
城郭の敷地内には攻防にまつわる興味深い仕掛けが多数施されており非常に見応えがあるので、普段あまり城に興味がない方でも楽しめるでしょう。
市街地から松山城までは、徒歩またはロープウェイを利用してアクセスできます。
松山城ロープウェイ乗り場から運行されているロープウェイを利用すれば約3分、リフトであれば約6分で山頂まで楽にアクセスできるのでぜひ利用しましょう。
徒歩の場合は片道約15〜20分ほどが目安ですが、夏の暑い日や天候が不安定な時はなるべくロープウェイを利用するのが理想です。
利用料金は片道 270円(子ども 140円)、往復で購入する場合は 520円(子ども 260円)で、ロープウェイまたはリフトのどちらかを選択することができます。(リフトは小学生未満の利用不可)
また、 松山城らくトクセット券 (大人 1,900円/子ども 840円)を購入すればロープウェイ・リフトの利用をはじめ、松山城天守や二之丸史跡庭園の入場料がおトクになるので、松山城をじっくりと観光したい方は必見です。
住所:愛媛県松山市丸之内1
マップ: Googleマップ
アクセス:電停大街道から松山城ロープウェイ東雲口駅舎まで徒歩5分
電話番号:089-921-4873(松山城総合事務所)
定休日:天守のみ12月第3水曜日
営業時間:9:00~16:30(季節変動あり)
料金:510円(天守を除く敷地内は見学無料)
公式URL: 松山城
萬翠荘(ばんすいそう)は松山城の城山の南麓に位置する純フランス風の洋館で、国の重要文化財に指定されています。
この建物は旧松山藩主の子孫にあたる久松 定謨(ひさまつ さだこと)が大正11年(1922)に別荘として建造したもので、皇族方がご来県する際の滞在先として度々利用されたほか、各界の名士が集う社交場としても親しまれました。
設計に携わったのは、愛媛県庁本館や関西日仏学館(在京都フランス総領事館)など合計300以上に及ぶ日本の主要な建築物を手がけた有名建築家・木子七郎氏。
玄関ホールから居間・階段の手すりなど、構造や装飾を細部までこだわった見事な西洋建築を完成させました。
内部は博物館として公開されており、大正浪漫の趣が漂うネオ・ルネサンス様式の建築、絵画やステンドグラスをはじめとする美しい調度品の数々など見どころが満載です。
住所:愛媛県松山市一番町3-3-7
マップ: Googleマップ
アクセス:電停大街道から徒歩5分
電話番号:萬翠荘 089-921-3711
定休日:月曜(祝日の場合は開館)
営業時間:萬翠荘 9:00~18:00
料金:無料(2階企画展 300円)
公式URL: 萬翠荘
司馬遼太郎の長編歴史小説「坂の上の雲」がテーマの博物館。
この建物は松山のまち全体を屋根のない博物館とする「『坂の上の雲』フィールドミュージアム」構想の中核施設として2007年4月に開館した文化施設です。
作品の主人公として描かれている松山出身の偉人・秋山兄弟および正岡子規に関する貴重な資料や時代背景などをわかりやすく紹介しています。
館内は2〜4階が展示フロアになっています。
主人公に関するエピソードや実際に使用していたとされるゆかりの品々をはじめ、子規の俳句、明治時代における日本および松山の変化を物語る映像や資料など、原作を読んでいない人でも楽しめる興味深い展示が行われていますよ。
住所:愛媛県松山市一番町3-20
マップ: Googleマップ
アクセス:電停大街道から徒歩2分
電話番号:089-915-2600
定休日:月曜(祝日の場合は開館・臨時開館あり)
営業時間:9:00~18:30(カフェは10:00~17:00)
料金:400円
公式URL: 坂の上の雲ミュージアム
一番町通り(国道11号)から千舟町通りにかけて南北に伸びる長さ483mの商店街。
百貨店から有名チェーン店をはじめとするショップや飲食店・コンビニ・薬局・ビジネスホテルに至るまでさまざまな施設が集う便利なエリアです。
北側はロープウェー街、南側は銀天街と接続するほか、松山空港や道後温泉へのアクセスもスムーズなので観光拠点として選ぶ方も多く存在します。
昭和2年(1927)創業の老舗果物専門店が営むパーラーで、目利きが厳選した四季折々の果物を使ったデザートが好評です。
軽食からデザートまで幅広いメニューを取り揃えており、お昼時にはパスタやサンドイッチなどのランチメニューを目当てに訪れる多くの人で賑わいます。
中でも旬の美味しい果物をふんだんに使用したフルーツパフェ(1,200円)は、ボリューム満点なのに価格もリーズナブルで人気。
その他、フルーツヨーグルトやスムージーなど低カロリーなメニューもあるので、ヘルシー志向の方でも安心です。
夏はマンゴーや桃、秋は柿やぶどうにラ・フランス、冬にはバラエティー豊富な柑橘類と、季節ごとにさまざまな果物を使用しているため、何度訪れても楽しめるのが魅力です。
住所:愛媛県松山市大街道2-5-5
マップ: Googleマップ
アクセス:電停大街道駅から徒歩2分
電話番号: 089-921-8598
定休日:無休
営業時間:10:00~19:00(水曜 11:00~18:00)
公式URL: フルーツパーラーみしま
あんから庵は松山市二番町の路地裏に位置する甘味処で、夏季限定(4月から10月末)で提供されるボリュームたっぷりのフワフワかき氷が人気です。
かき氷のシロップやトッピングはすべて自家製で、定番のいちごをはじめ、イチジク・ぶどう・桃など旬の素材を活かしたメニューを20種類以上取り揃えています。
中でも松山の農家から直接仕入れる伊予柑(いよかん)をたっぷりと使用した「伊予柑のかき氷」800円はさわやかな酸味が効いていて、さっぱりとした食べ応えなので甘いものが苦手な方でも食べやすいと評判です。
テレビ番組や雑誌でも多数取り上げられている話題のお店なので、夏の時期に松山を訪れる方はぜひ足を運んでみてください。
住所:愛媛県松山市二番町2-5-11 菅ビル2階
マップ: Googleマップ
アクセス:電停大街道駅から徒歩3分
電話番号:089-935-8858
定休日:木曜・金曜
営業時間:11:00~19:30
戦前から松山市民の生活を支える庶民的な雰囲気が魅力の商店街など、生活用品からハイブランドまで何でも揃うエリアです。
『歴史・文化・芸術』を楽しむ観光スポットのほか、創業から100年を超える老舗や話題の最新カフェが点在し、幅広い年齢層に親しまれています。
明治20年(1887年)の創立以来、地元の人々の生活に欠かせない存在として親しまれる伊予鉄道の歴史を紹介する施設です。
坊っちゃん列車1号機関車の原寸大のレプリカをはじめ、レールや車両部品・パネルなど鉄道ファン必見の貴重な展示のほか、伊予鉄道の歴史を分かりやすく紹介しています。
午前7時に開館するため、松山に朝早く到着する方でも訪れることが可能です。
住所:愛媛県松山市湊町4-4-1 伊予鉄グループ本社ビル 1階
マップ: Googleマップ
アクセス:電停松山市駅から徒歩4分
電話番号: 089-948-3290
定休日:無休
営業時間:7:00~21:00
料金:無料
公式URL: 坊っちゃん列車ミュージアム
正岡家の菩提寺として知られる正宗寺の敷地内に位置する文学資料館です。
子規が17歳まで過ごした生家を復元した施設をはじめ、実際に子規が使用していたとされる遺品の数々・原稿などの文学資料や写真・各種文献など、子規にまつわる様々な展示を行なっています。
敷地内には明治時代まで運行し現存する最古の軽便機関車として親しまれる「坊っちゃん列車」や、夏目漱石の胸像・俳句ポスト、子規と野球の碑があります。
また、南側に隣接する墓地の入口付近には子規の埋髪塔および内藤鳴雪(ないとう めいせつ)の埋髭塔があり、それぞれ愛媛県の指定史跡に登録されているので合わせて観光するのが良いでしょう。
住所:愛媛県松山市末広町16-3
マップ: Googleマップ
アクセス:電停松山市駅から徒歩5分
電話番号: 089-945-0400
定休日:無休
営業時間:9:00~17:00
料金:50円
公式URL: 子規堂
「日本書紀」や「古事記」にも記されている歴史ある温泉地で、兵庫の 有馬温泉 、和歌山の白浜温泉と並ぶ「日本三古湯」の1つに数えられる名湯として親しまれています。
その歴史は約3,000年前までさかのぼり、聖徳太子をはじめとする歴代の皇族や夏目漱石、伊東博文など歴史的な著名人も多く訪れたといわれています。
温泉街には湯巡りや食べ歩きが楽しめるスポットだけでなく、SNS映えするスポットや歴史的な見どころも充実しているので、素敵な浴衣を着てレトロな町並みを散策するのも楽しいでしょう。
道後温泉のシンボル的存在として親しまれる共同浴場で、国の重要文化財に指定されています。
建物は神の湯本館棟・又新殿・霊の湯棟(ゆうしんでん・たまのゆとう)・玄関棟 ・南棟の4棟で構成されており、すべて建造年代が異なることから様々な時代の建築様式が見られるのが特徴です。
国の重要文化財でありながら、博物館化せずに現役の公衆浴場として営業し続ける貴重な歴史遺産で、夏目漱石の小説「坊っちゃん」をはじめとする文学作品や映画にも松山の顔として登場しています。
平成21年(2009)に発行されたミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは最高位の3つ星を獲得したほか、翌年には経済産業省が選ぶ「近代化産業遺産」にも認定され、歴史情緒溢れる姿が訪れる人々を魅了します。
本館には神の湯のほか、霊の湯・又新殿(ゆうしんでん)・坊っちゃんの間などの見どころがありますが、2019年より道後温泉本館の保存修理工事「道後REBORNプロジェクト」が行われているため、現在は1階にある「神の湯」のみ訪れることが可能です。
2021年1月現在、本館の入口は西側に位置する玄関に変更されているので訪れる際は注意は必要です。
住所:愛媛県松山市道後湯之町5-6
マップ: Googleマップ
アクセス:電停 道後温泉駅から徒歩5分
電話番号:089-921-5141
定休日:原則無休
営業時間:6:00~23:00(最終入館 22:30)
料金:入浴 420円
公式URL: 道後温泉本館
※道後温泉の観光関連記事: 道後温泉の観光スポット14選!日本最古級の温泉に癒されよう♪ 徒歩で回れる観光スポットも網羅
伊佐爾波神社は、「古事記」や「日本書紀」で親しまれる仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)と神功皇后(じんぐうこうごう)が道後温泉を訪れた際の行宮跡(現在の湯築城跡)に創建されたのがはじまりと伝えられる古社で、創建から約1,000年以上の歴史を誇ります。
現在見られる建物は伊予国松山藩3代藩主で知られる松平定長により江戸時代初期に建て替えられたもので、道後山の中腹に鎮座しています。
伊佐爾波神社の社殿は宇佐神宮および石清水八幡宮と並ぶ「日本三大八幡造り」の1つに数えられ、国の重要文化財に指定されています。
神功皇后(じんぐうこうごう)・応神天皇(おうじんてんのう)・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)・三柱姫大神(みはしらのひめおおかみ)を主祭神とし、厄除け・心願成就のほか、縁結びや安産にもご利益のあうパワースポットとして親しまれています。
神社は道後温泉本館から徒歩約5分ほどの場所にあるのですが、参道が135段の石段で造られているので訪れる際はなるべく歩きやすい靴を履いて行きましょう。
また、社殿の裏に駐車場も完備しているので車でアクセスするのも良いでしょう。
住所:愛媛県松山市桜谷町173
マップ: Googleマップ
アクセス:電停 道後温泉駅から徒歩 分
電話番号: 089-947-7447
営業時間:6:00~18:00
公式URL: 伊佐爾波神社
湯神社は道後温泉本館近くの冠山山頂に鎮座する由緒正しい神社で、「道後温泉の守護神」として古くから信仰されています。
大己貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなびこなのみこと)を主祭神として祀り、商売繁盛・開運厄除・所願成就・縁結びなどにご利益があるといわれています。
現在見られる社殿は、第12代景行天皇の勅命により鷺谷の大禅寺の前に創建されたのちに地震により温泉が埋没した際、伊予国の戦国大名・河野通直(こうの みちなお)によって奉遷されたもの。
相殿に式内社の出雲崗神社(いずものおかじんじゃ)を祀ることから、「湯月大明神」「四社大明神」という名でも親しまれています。
宝永4年(1707)の地震により湧出が停止した際は、湯祈祷を行った結果として温泉が再び湧き出るようになったといわれ、現在でもこの言い伝えにちなんだ神事が毎年3月下旬に行われています。
道後温泉本館から徒歩すぐの場所にあるので、ぜひ参拝しに訪れてみてくださいね。
住所:愛媛県松山市道後湯之町2-6
マップ: Googleマップ
アクセス:電停 道後温泉駅から徒歩6分
電話番号:089-921-0480
営業時間:24時間
公式URL: 湯神社
湯神社と道後温泉駐車場を挟んですぐ横に位置する遊歩道で、道後温泉本館の全体像を眺めながら源泉掛け流しの足湯が楽しめます。
空の散歩道は2019年1月にオープンした道後温泉の新名所で、足湯のほかに東屋やベンチ、更衣ブースなどの施設を併設しているので観光で歩き疲れた際の休憩スポットとして利用することも可能です。
日没以降はフットランプが点灯して温泉地ならではの落ち着いた風情が味わえるため、湯上りに散歩しに訪れるのも良いでしょう。
2021年1月現在、道後温泉本館は保存修理工事のため外観の一部を除いてラッピングアートが施されています。
手塚治虫の代表作「火の鳥」とコラボした素敵なアート作品は必見です。
住所:松山市道後湯之町4-30
マップ: Googleマップ
アクセス:電停 道後温泉駅から徒歩6分
電話番号:089-921-5141(道後温泉事務所)
営業時間:24時間(足湯は6:00~21:00)
公式URL: 松山市公式観光WEBサイト
松山には歴史と文学の薫りが漂う城下町や愛媛の伝統工芸品「砥部焼」の窯元が集う砥部町などの見どころがありますが、車や特急列車を利用すれば内子や四国カルスト・今治などへ気軽に足を延ばすことも可能です。
ここでは、松山から日帰りで訪れることができるオススメの観光スポットをいくつかご紹介します。
西日本最高峰である石鎚山(1,982m)の南麓に位置する国指定の名勝です。
面河川の上流に約5kmにわたって広がる原生林の渓谷には、五色河原、紅葉高原、虎ヶ滝など多くの見どころが点在しています。
面河渓には2種類の遊歩道「本流ルート」「鉄砲ルート」が整備されており、景勝地に立ち寄りながら自然散策を楽しむことができます。
紅葉シーズンには鮮やかに色付いた大自然・奇岩と清流が織りなす絶景を目当てに訪れる多くの旅行客で賑わいますよ。
また、面河渓は石鎚国定公園に属しており、近くには石鎚山への裏参道登山口もあるので、体力に自信のある方は登山しながら大自然を満喫するのもオススメです。
住所:愛媛県上浮穴郡久万高原町若山
マップ: Googleマップ
アクセス:松山ICから車で約1時間20分
電話番号:0892-21-1192
江戸時代から明治時代後期にかけて木蝋(もくろう)の生産により繁栄したことで知られる商家町で、漆喰塗屋造りの町家や豪商の屋敷が多く残る約600mの通りが国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
伝統建築ならではの趣のある佇まいや美しい技法は必見です。
住所:愛媛県喜多郡内子町内子
マップ: Googleマップ
アクセス:JR内子駅から徒歩20〜25分
電話番号:0893-44-5212(八日市・護国町並保存センター)
内子座は、大正天皇の即位を記念して地元の有志により大正5年(1916)に完成された、瓦葦き入母屋造りの芝居小屋です。
これまでに歌舞伎や文楽・落語などさまざまな公演が行われ「町民の娯楽の場」として親しまれた施設で、国の重要文化財に指定されています。
建物は木造2階建てで、公演が無い日は内部を見学することが可能です。
かつては老朽化にともなう建物の取り壊し計画があったそうですが、地元の人々の要望により復原を果たし、現在に至るといわれています。
住所:愛媛県喜多郡内子町内子2102
マップ: Googleマップ
アクセス:JR内子駅から徒歩10分
電話番号:0893-44-2840
定休日:なし(12月29日〜1月2日は休館)
営業時間:9:00〜16:30
料金:400円(中学生以下 200円)
松山観光に欠かせない定番スポットといえば松山城と道後温泉ですが、せっかく旅行で訪れるならその他の見どころも抑えつつ「松山の魅力」を堪能したいですよね。
松山には旬のご当地素材を活かした美味しいグルメやスイーツ、ハイセンスなお土産が多く存在するほか、フォトジェニックなカフェ、恋愛成就のご利益が話題のパワースポット、レトロな温泉街などバラエティー豊かな見どころが満載です。
ここでは「松山観光のモデルコース」を2種類に分けて紹介していきます。
定番の観光スポットだけでなくグルメやショッピング、そして温泉まで松山の魅力を存分に満喫できるコースなので、ぜひ参考にしてください。
電停 松山市駅を拠点に、市内中心部に位置する定番スポットを約4時間で巡るコースです。
見学時間の目安はやや長めに設定しているため、多くの方が時間に余裕を持って観光を終えることができるかと思います。
終点の道後温泉本館は午後23時までの営業なので、午後2時にスタートする方でも安心して楽しめるのがポイントです。
↓ 徒歩
坊っちゃん列車1号機関車の原寸大レプリカをはじめ、レールや車両部品・パネルなどの貴重な品々を伊予鉄道の歴史とともに紹介する施設です。
午前7時から見学可能なので朝早く観光をスタートする方でも安心してください。
坊っちゃん列車は週末および祝日のみ運行していますが、こちらは年中無休で訪れることができるので松山旅行の記念としてぜひ足を運びましょう。
見学時間の目安:約15分
↓ 徒歩
子規の遺品や文学資料を展示する資料館です。
小さな施設ですが、敷地内には坊っちゃん列車の客車や子規の埋髪塔など、様々な見どころがあります。
内部の見学は午前9時から可能なので、それよりも早い時間帯に訪れる場合は外観のみの見学となるため注意が必要です。
見学時間の目安:約20分
↓ 徒歩・市内電車(松山市駅〜大街道駅)
伊予松山藩の初代藩主・加藤嘉明が、勝山(132m)の山頂に築いた連郭式平山城で、城内の21棟が国の重要文化財として指定されています。
松山城や姫路城とともに現存12天守の1つに数えられ、天守からは松山平野や瀬戸内海を見渡す大パノラマを楽しむことができます。
滞在時間の目安:約60分
↓ 徒歩
大正時代に建造された純フランス風の洋館で、国の重要文化財に指定されています。
建物の1階は無料、2階企画展は有料(300円)で公開されており、松山市出身の画家・八木彩霞が描いた絵画・踊り場の壁面に施された見事なステンドグラスなど貴重な芸術作品と調度品の数々が公開されています。
月曜のみ休館となるため、訪れる場合は事前に必ず曜日を確認するようにしましょう。
滞在時間の目安:約30分
↓ 徒歩・市内電車(大街道駅〜道後温泉駅)
道後温泉を象徴する存在として親しまれる木造三層楼で、国の重要文化財に指定されています。
聖徳太子や夏目漱石、小林一茶など歴史的著名人も数多く足を運んだといわれる名湯を、わずか420円で体験することができると人気のスポットです。
滞在時間の目安:約60分
電停松山市駅を拠点に、市内中心部に点在する主要な見どころを約8時間半で巡るコースです。
愛媛の郷土料理が食べられるお店だけでなく、柑橘王国・愛媛が誇る旬の果物を使用した絶品デザートを堪能するスポットや、充実した品揃えのおみやげスポットも訪れます。
↓ 徒歩
坊っちゃん列車1号機関車の原寸大レプリカを行うほか、レールや車両部品・パネルなどを伊予鉄道の歴史とともに紹介する施設。
電停松山市駅から徒歩すぐの場所に位置していますが、見逃しやすいのでスマートフォンの地図アプリなどで位置情報を確認しながら向かうことをオススメします。
見学時間の目安:約15分
↓ 徒歩
正岡子規が17歳まで過ごした生家を復元した文学資料館です。
子規だけでなく、夏目漱石や内藤鳴雪など子規にゆかりのある人物に関係する見どころもあるので文学ファンはぜひ訪れてみてください。
見学時間の目安:約20分
↓ 徒歩・市内電車(松山市駅〜大街道駅)
久松 定謨(ひさまつ さだこと)が勝山の南麓に築いた純フランス風の洋館。
大正ロマンの趣が漂う建築様式や調度品をはじめ、松山市出身の画家・八木彩霞が描いた絵画・踊り場の壁面に施された見事なステンドグラスなどが見どころで、建物の1階は無料、2階企画展は有料(300円)で見学することができます。
月曜は定休日なので、観光に訪れる際は注意が必要です。
見学時間の目安:約30分
↓ 徒歩
加藤嘉明が約25年もの歳月を費やして完成された名城です。
防備に優れた構造をとることから「難攻不落の城」と称された天守の建築にはさまざまな工夫が施されており、訪れる人々の興味をそそります。
城内には戸無門や隠門など攻防にまつわる興味深い仕掛けがいくつもあるので、ぜひ時間をかけてゆっくりと見学をお楽しみください。
見学時間の目安:約60分
↓ 徒歩
松山城を見学した後は愛媛の有名郷土料理「鯛めし」を楽しみましょう。
柑橘王国のイメージが強い愛媛ですが、実は古くから鯛の生産が盛んに行われており、国内シェアの半分以上を占める水揚げ量を誇ります。
そんな愛媛の郷土料理を語るのに絶対に欠かせない存在なのが「鯛めし」です。
種類は「松山鯛めし」「宇和島鯛めし」の2種類があり、それぞれ味付けと食べ方が大きく異なります。
ロープウェー周辺には、創業から100年以上の歴史を持つ宇和島鯛めしの老舗「丸水」や松山鯛めしを提供する「秋嘉」および「かどや」など人気店が軒を連ねているので、お好みのお店で美味しい鯛めしをお楽しみください。
滞在時間の目安:約60分
↓ 徒歩
ロープウェー街にある人気の柑橘専門店です。
ジュースやドレッシング・ゼリー・ドライフルーツ・ジャム・フレーバーコーヒーなど、バラエティー豊かな品種を使用した幅広いラインナップが魅力。
ジェラートやアイスキャンディー、旬の愛媛産柑橘のジュースを加えたみかんビールなど、その場で楽しめるデザートや各種ドリンクメニューも充実しています。
10FACTORYは松山本店のほか道後商店街にも店舗を構えているので、松山本店の定休日にあたる木曜に訪れる場合や、買い物をして手荷物を増やしたくない方は道後店に立ち寄ると良いでしょう。
滞在時間の目安:約20分
↓ 徒歩
昭和2年(1927)創業の老舗果物専門店が営むパーラーで、目利きが厳選した旬の果物をふんだんに使用したフルーツパフェが人気です。
食後のデザートは旬の果物を使ったパフェやスムージー、フルーツヨーグルトなどを食べて、柑橘王国・愛媛の魅力を堪能しましょう。
滞在時間の目安:約45分
↓ 徒歩・市内電車(大街道駅〜道後温泉駅)
坊っちゃんカラクリ時計と足湯が目印の広場で、道後温泉駅のすぐ目の前に位置しています。
午前8時から午後10時まで1時間ごとに可動するカラクリ時計は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の登場人物たちが「伊予万歳」や「この街で」などの音楽とともに現れる仕掛けになっており、道後温泉を訪れる観光客を明るく出迎えています。
見学時間の目安:約10分
↓ 徒歩
創建から約1,000年以上の歴史を誇る古社で、道後山の中腹に鎮座しています。
社殿は宇佐神宮と石清水八幡宮と並ぶ「日本三大八幡造り」の1つで知られ、国の重要文化財に指定されています。
参道が急な石段になっているため、訪れる際はなるべく歩きやすい靴で行くのが理想です。
見学時間の目安:約25分
↓ 徒歩
浮気封じ・家庭円満・恋愛成就などにご利益があるといわれる開運パワースポットです。
カラフルで可愛い「お結び玉」や俳句絵馬「えまたま」・「俳句恋みくじ」など見どころが充実したスポットで、SNSを中心に注目を集めています。
見学時間の目安:約15分
↓ 徒歩
「道後温泉の守護神」として古くから信仰を集める神社で、商売繁盛・開運厄除・所願成就・縁結びなどにご利益のあるパワースポットとして親しまれています。
すぐ近くには厳選かけ流しの足湯が楽しめる「空の散歩道」もあるので、時間に余裕のある方はぜひ立ち寄ってみてください。
見学時間の目安:約20分
↓ 徒歩
道後温泉のシンボル的な存在として親しまれる木造三層楼で、国の重要文化財に指定されています。
聖徳太子や夏目漱石、小林一茶など歴史的な著名人も数多く足を運んだといわれる名湯で、複数の源泉をブレンドすることによって無加温・無加水の源泉かけ流しを実現しています。
周辺には外湯が2ヵ所あるので、本館を訪れるついでに湯巡りを楽しむのも良いでしょう。
滞在時間の目安:約60分
↓ 徒歩
道後温泉本館のすぐ横にある飲食店で「坊っちゃんビール」や「漱石ビール」など、それぞれ松山にちなんだ名前が付けられた4種の地ビールをはじめ、焼酎・日本酒・オリジナルカクテル・各種おつまみなどを提供しています。
湯上りに飲む冷たいビールは最高ですよ!
滞在時間の目安:約30分
↓ 徒歩
道後商店街の老舗土産物店「道後湯之町 十五万石 MASARU」が2018年11月に新築リニューアルオープンした施設で、愛媛の特産品から松山銘菓・地酒・民芸品など幅広いジャンルのお土産を取り揃えています。
午後10時まで営業しているので、お食事や湯巡りを楽しんだ後でもゆっくりとお土産を選ぶことができます。
滞在時間の目安:約30分
愛媛県・松山のおすすめ観光スポットをご紹介しました。
正岡子規や秋山兄弟をはじめとする歴史上の著名人を多数輩出したことで知られる松山には、素晴らしい見どころが沢山あります。
定番の観光スポットを訪れて歴史ロマンを感じるのも良いですし、美味しいグルメを食べ歩いたり、道後温泉で湯巡りするのも良いですね。
年末年始や盆休み、ゴールデンウィークといった長期休暇だけでなく、週末や3連休を利用した旅行でも十分楽しむことができる観光地なので、ぜひ訪れてみてください。
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最終更新日 : 2022/02/28
公開日 : 2021/01/18