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ジャイプール は、首都 デリー より南西に位置する ラジャスタン州の州都 。
北インド観光の主要3都市の1つであり、首都デリー、世界遺産タージ・マハルのあるアグラと並びます。
この3都市はちょうど三角形になるように位置しており、 北インド旅行の「ゴールデンルート」 として知られているんです!
ジャイプールは、北インド初の計画都市として整備された街です。
建物が鮮やかなローズピンク色に統一されていることから、「 ピンクシティ 」と呼ばれることも。
旧市街前にある7つの門も美しいピンク色と装飾で彩られていて、訪れる人を華やかな気持ちにさせてくれますよ。
また、ジャイプールの見どころは、 旧市街・新市街・郊外の3つのエリア に分かれています。
旧市街 は、ジャイプールに遷都した18世紀当時の建物が現存しており、1番見どころが多いエリアです。
特にシティ・パレス、風の宮殿、世界遺産のジャンタル・マンタルの3つは必見!
インドならではの賑やかさがありつつも碁盤の目のように敷かれた道が続き、整然としています。
さらに、城壁の外にある 新市街 には、人気の飲食店やショップが立ち並びます。
中でも、伝統のブロックプリントを使ったアイテムを扱う「 アノーキー 」や、ハリウッドスターも愛用するジュエリーブランド「 アムラパリ 」などは、海外観光客の間でも話題です。
ジャイプール郊外 には、中心部から車で20分のアンベール城とジャイガル要塞、車で2時間の階段井戸「チャンド・バオリ」などのスポットがあります。
旧市街から距離がありますが、町中と違い落ち着いた雰囲気の中で観光が楽しめますよ。
※デリーの観光関連記事: 【インド】デリーのおすすめ観光スポット8選!ニューデリー・オールドデリーの見どころや世界遺産も網羅
ジャイプールを楽しく巡るために、知っておきたい市内交通の相場やジャイプールまでのアクセスを詳しくお伝えします。
日本から飛行機でアクセスする場合、ジャイプールまでの直行便はありません。
そのためインド国内から向かうことになり、ニューデリー国際空港を拠点にすることがほとんどです。
ニューデリーからジャイプールまでのルートを中心に、各交通機関でのアクセス情報をお伝えします。
鉄道でデリーからジャイプールに行く場合は、4時間半〜6時間前後かかります。
1日に15〜17本ほど運行しており、早朝から深夜の便まである ため使い勝手が良いですよ。
ただ、インドの鉄道はよく遅れることがあります。
インド観光が初めての場合、移動日の午後にツアーを入れたり、到着が深夜になる便を予約したりするのは避けた方が安全です。
アグラからも1日7便ほど快速電車を運行していて、所要時間は4時間〜6時間ほど。
料金や所要時間は、列車の種類や時間帯によって変わります。
デリーからの快速列車を1例として挙げると、以下のような内容です。
長距離の移動になるので、 エアコンのある座席 の予約をおすすめします。
しかし、エアコンが効き過ぎていることが多いので、上に羽織るカーディガンを持っていくと良いでしょう。
また、2等座席は座席数以上の乗客がいることがほとんどで、時には満員電車のような状態になることもあります。
側から見ている分にはインド映画のようで面白いですが、スリの危険があるため避けるのが無難です。
チケットは、駅の外国人専用窓口や、旅行代理店、 インド鉄道の公式HP 、 Clear Trip という旅行サイトなどから購入することができます。
注意しておくべきポイントは、出発する駅の名前と場所を良く確認しておくこと。
例えば同じデリーでも、NEW DELHI駅発だったり、DELHI CANTT駅発だったりします。
予約サイトでは途中駅も確認できるので、見ておくと良いでしょう。
また、 ネットでのチケット購入は、アカウント作成が必要 です。
海外からの購入方法はほぼ毎年変わってしまうので、少しやりづらいかもしれません…
自力でチケットをおさえる場合は、早めに動き出しましょう。
確実におさえておきたい方は、旅行代理店に相談してみるのも一つの手ですね。
そして、ジャイプール市内で下車する場合は「 Jaipur Junction駅 」を利用しましょう。
1つ手前の「Jaipur Gandhinagar駅」で降りないように注意してくださいね。
ジャイプール国際空港(Jaipur International Airport)から市内までは車で約30分。
市内までのバスはありませんが、タクシーや後述するオートリキシャーを使えばすぐです。
デリーからジャイプールまでの飛行時間は1時間弱で indiGo 、 Air India 、 SpiceJet 、 AirAsia などの航空会社の路線が就航しています。(2022年12月現在)
便数は多くありませんが、短時間で楽に移動することができますよ。
また、アグラからの飛行機もあり、所要時間は約1時間。
こちらは、Air Indiaのみ運航しています。(2022年12月現在運航を停止中)
国内線なので、思ったより安く済むこともあります。
時期や時間帯によってはコスパが良いので、1度調べてみると良いでしょう。
インドの各都市からジャイプールまで、長距離バスが走っています。
所要時間は、デリーからは約5時間半〜6時間、アグラからは約4時間半〜5時間半ほど。
料金はどちらも、Rs.300〜900程度と幅があります。
座席のグレードやフルフラットかどうか、エアコンやWi-Fiがあるのかによって料金が変わります。
座席によっては鉄道よりバスの方がゆったり過ごせますが、日本の高速道路とは勝手が違い、車酔いする可能性もあります。
さらに、バスの種類や経路によって運行時間や料金に差があるため、鉄道と比較して予約することをおすすめします。
ネット予約は Redbus 、 Busindia 、 Ixigo などのサイトからできるので、所要時間や座席のグレード、アメニティの詳細などを料金と照らし合わせてみると良いでしょう。
予約する際に乗車場所を選ぶことができるので、宿泊先に近いバス停を調べておくとスムーズです。
もちろん、バスターミナルや旅行代理店で直接チケットを買うこともできます。
実際に乗車する際には、 予約画面をすぐ提示できるようにしたり、乗車するバスのナンバーを控えておいたりすると安心 です。
バスターミナルや休憩所には大量のバスが集まるため、ちょっとした準備が物を言いますよ。
ジャイプール市内を巡るのに便利なのは、 オートリクシャー 。
三輪バイクの後ろに乗るような形で、車よりも小回りがききます。
混み合う中心部や、短距離の移動におすすめです。
料金の目安は、ジャイプール駅から2km以内はRs.100、旧市街まではRs.150程度。
チャーターする場合は、6時間でRs.800〜1,000程度が目安ですよ。
バイクではなく、自転車を使った「サイクルリクシャー」の場合、オートリクシャーの半分ほどの値段で利用できます。
各エリア内の移動でも手軽に使えるので、観光の疲れがたまった時や暑い日にはどんどん利用しましょう。
ジャイプール市内を走る流しのタクシーはあまりないため、大きなレストランやホテルなどで呼んでもらいましょう。
料金は手配する際に確認することができるので、値段交渉が必要なく楽です。
相場は、オートリクシャーの2、3倍程度を見ておくと良いでしょう。
エアコンが付いているタクシーがほとんど なので、長距離の移動や荷物が多い際には便利ですよ。
「値段交渉はしたくないけど、タクシーは少し高いな」という方には、 配車アプリ がおすすめです。
インドでは「 Uber 」や「 Ola Cabs 」といった配車サービスがアプリを通して利用できます。
タクシーより安く利用でき、事前に 目的地を指定して値段や距離を確認できる ので便利。
Googleマップ上の検索から、そのまま頼むことができます。
さらに、ドライバーの評価とプロフィール、顔写真を予約前に確認できるので安心です。
中でも世界的にシェアされている「 Uber 」は、 日本語対応したアプリ なので使いやすいですよ。
一方、「 Ola Cabs 」はUberよりも ローカライズされていて、バイクやオートリキシャ―の配車も可能 。
インド生まれのアプリで対応都市が幅広く、場所によって「Uberの車が見つからなかったけど、Olaの車は配車できた」といったケースもあります。
長期間で観光される方や少しローカルな地域まで足を伸ばす方は、入れておくと良いでしょう。
※その他、メトロや市バスがありますが、停車駅が限られていたり時間がかかったりするのが難点…短期間の観光には不便なので、基本的に車やリクシャーを選ぶのが無難だと思います。
ジャイプールは、砂漠に点在したオアシス都市。
暑さや乾燥対策を考えた観光が不可欠ですが、比較的過ごしやすいのは 乾季である10月~3月 です。
降水量が少なく猛暑になることもないため、観光のベストシーズンと言えるでしょう。
グッと冷え込む12月〜1月は観光には少し不向きな時期。
特に朝夕は寒くなり寒暖差があるため、脱ぎ着できるジャケットやコートを準備してくださいね。
また、晴れていて観光しやすい反面、乾燥した時期でもあります。
こまめな水分補給や、保湿グッズの用意 を心がけましょう。
そして4~6月頃の暑季は、最高気温が40度を超えるほどの酷暑になることも…
徒歩の移動を避け、日除け対策をしっかり行う必要がありますね。
ただ、砂漠地帯のため、夕方は涼しくなります。
6月からは少しずつ気温が下がりますが、6月末から9月頃まで雨季に入ります。
スコールのような雨が集中的に降り、時には前が見えないほどの豪雨や交通渋滞にはまってしまうこともあるとか。
雨季の観光には、より余裕をもたせた旅行計画が必要ですね。
異国の地・インドだからこそ気をつけておきたい情報をお伝えします。
ジャイプールの治安やトラブルと合わせて、ビザの取得方法についても解説します。
ジャイプールならではの華やかなお土産は魅力的ですが、お買い物にはちょっとした注意が必要です。
まず、市場や露店、リクシャーなどでは、おつりがないと言われてしまうことが多いです。
高額紙幣はホテルや大きなレストラン、観光地への入場料などで使い、くずしておくようにしましょう。
お釣りの紙幣が破れていないか、確認する のも忘れずに。
その後、ほかの店で破れたお札を使おうとしても、受け取ってもらえないことがあるためです。
またジャイプールは宝石やジュエリーの加工が盛んですが、素人が品質を見極めるのは難しいといえます。
市場や露店で買うのは避け、評判が確かな正規店で購入するのがいいでしょう。
布製品やプチプラアクセサリー、陶器の小物などの手ごろな物であれば、市場で購入しても良いかと思います。
インドの中でも、ジャイプールの治安は比較的良い方です。
特に町中は人通りが多く、街灯もきちんと整備されています。
もちろん海外なのでひったくりやスリには注意が必要ですし、夜の外出は控えた方が良いです。
その他、細い路地に入らない、知らない人からの飲み物・食べ物を口にしないといった基本的な注意を怠らないようにしましょう。
また、インドは基本的に 足が露出するような服装をすることがありません 。
短パンや短いスカートを履くと悪目立ちしてしまい、ターゲットになるリスクが高くなります。
暑くても、肌を覆うことができる洋服が必要ですね。
その他、よく耳にするのが 観光客目当てのガイドやリキシャー とのトラブル。
あらかじめ相場を調べておき、高い料金をふっかけているガイドかどうか、きちんと見極めましょう。
日本語で話しかけてくるガイドだとつい親近感を感じてしまいますが、すぐに信用するのはリスキーです。
もちろんガイドがいた方が勉強になるので、内容と値段をきちんと確認した上で申し込むようにしましょう。
また、断る場合にははっきりと伝えることも大事です。
半笑いでやり過ごしてしまうと、しつこく勧誘が続いて嫌な思いをするかもしれません。
車やリキシャーについては、あらかじめツアー会社やホテルを通してチャーターしておくと楽で安心ですよ。
インドへの入国には、ビザが必要 です。
ビザをとる方法は以下の3つの方法があります。
おすすめは 事前申請がいらないアライバルビザか、インターネットで完結するe-ツーリストビザ です。
アライバルビザは日本、韓国、またはアラブ首長国連邦の国籍を有する者のみ。
インドの空港にあるカウンターか機内で配られる書類を提出し、現金かクレジットカードで支払います。
手続きとしては1番楽ですし、ジャイプール国際空港でも対応しています。
もしビザがとれなかったら…と不安に思う方は、事前にe-ツーリストビザを取得しましょう。
e-ツーリストビザ専用サイトから必要事項を記入し、クレジットカードで支払います。
到着4日前までに取得するというルールがあるので、余裕をもって申請しましょう。
どのビザも パスポートの有効期限が6ヶ月以上 必要なので注意してください。
ビザの規定は変わることが多いため、最新情報は インド大使館のHP を必ずチェックしましょう。
ジャイプールは、王族マハラジャの権威を示すかのような豪奢な建物や、砂漠地帯ならではの文化が感じられるスポットが満載です。
歴史的な建物から写真映え抜群の穴場スポットまで詳しくご紹介します。
ピンクシティ・ジャイプールのシンボルである「 風の宮殿 」。
1799年に、当時姿を見られることが禁じられていた 後宮の女性たちのため につくられた建物です。
この5階建ての大きな建物は淡いピンクの砂岩で出来ていて、たくさんの小窓が並んでいるのが目に入ります。
その数は953にものぼり、宮中女性たちが町の様子や祭を見物して楽しむことができる上に、小窓から風が入り涼しくなるように設計されました。
「ハワー」には「風」という意味があり、この宮殿の名前の由来になっているそう。
存在感のある建物でありながら奥行きはほとんどなく、中に入ると庭を取り囲むように建てられていることが分かります。
たくさんある小窓を内側から見てみると、カラフルな色合いのステンドグラスがはめられているのが分かります。
外観とはまた違った表情が楽しめますね。
入り口から最上階のテラスまでのぼると、シティ・パレスを始めとする旧市街の街並みを一望することができますよ。
透かし彫りが美しい「風の宮殿」。
ぜひ建物の向かいまで足を伸ばし、全貌を写真に収めてみてくださいね。
住所 : Hawa Mahal Rd, Badi Choupad, J.D.A. Market, Pink City, Jaipur, Rajasthan 302002
マップ : Googleマップ
アクセス : ジャイプール駅から車で15分
電話番号 : +911412618033
休館日 : ホーリー
開館時間 : 9:00〜17:00
料金 : Rs.200(共通チケットで入場可)
公式サイト : 風の宮殿
旧市街の中心にある宮殿「 シティ・パレス 」 。
インドではかつて各地方に藩王を立てており、シティ・パレスは当時のジャイプール王国の宮殿として1726年に造られました。
当初から現在にかけて王族(マハラジャ)の住まいとして使われているのが、「 チャンドラ・マハール 」。
「月の宮殿」という意味があり、美しい装飾が7階建ての建物に施されています。
内部を見学するプライベートツアーにはRs.3,000が必要ですが、チャンドラ・マハールの外観を見ることができる中庭には入場料を支払うだけで入ることができますよ。
中庭には豪華な4つ門があり、写真スポットとしても見逃せません。
クジャクが羽を広げたようなデザインや、ハスの花をモチーフにした装飾 などが描かれており、ずっと見ていたくなるような艶やかさです。
その他の建物は、博物館やギャラリーとして公開されています。
例えば、迎賓館として使われていた「ムバラク・マハル」は、歴代の王族の衣装や宮廷で使われた楽器を展示した博物館になっています。
また、一般謁見の間であった「ディワニ・アーム」は、美術ギャラリーになっています。
中には、王族が認定した工芸師による実演販売が行われているエリアも。
絵画や工芸品など、代々受け継がれてきた伝統工芸品を購入することができますよ。
シティ・パレスの中でも一際可愛らしいのが、「 ディワニ・カース 」という貴賓謁見の間。
白い模様が縁取られたピンク色の天井が美しく、吹き抜けの中にアーチが並んだ造りになっています。
外からの光が差し込み、開放的な空間になっているのが特徴的ですね。
このディワニ・カースの一角には、大きな銀の壺が置かれています。
ギネスブックに「世界で一番大きな銀製品」として登録されている ほどの大きさで、存在感たっぷり。
さかのぼること1902年、エドワード7世の戴冠式出席のため、マハラジャがイギリスに旅行した際に作らせたと言われています。
この壺に入れたガンジス川の水で旅の途中も沐浴しており、マハラジャは敬虔なヒンドュー教徒であったという逸話が残っていますよ。
ちなみにシティ・パレスの一室「 Gudliya Suite 」は、民泊サイトAirbnbを通して泊まることができます。
1泊約54万円というびっくりなお値段ですが、月の宮殿の中に位置しているそう。
今でもマハラジャの末裔が住んでおり、Airbnb初の王族ホストとして話題になっているとか…
こうした王族の歴史を感じられる場所でありながら、伝統の人形劇や細密画が置かれたエリアなどもあり、活気が感じられます。
インド国内からの観光客も多く、馬車で観光する家族連れを見かけました。
馬車の御者や衛兵さんもフレンドリーなので、少しチップを渡して記念撮影してみるのもいいかもしれませんね。
住所 : Tulsi Marg, Gangori Bazaar, J.D.A. Market, Pink City, Jaipur, Rajasthan 302002
マップ : Googleマップ
アクセス : ジャイプール駅から車で約13分
電話番号 : +911414088888
休館日 : ホーリー
開館時間 : 10:00〜18:00(博物館は17時まで)
料金 : Rs.700
公式サイト : シティ・パレス (Eチケット購入可)
シティ・パレスから程近い、野外アートのような建物。
これらは全て 天体観測施設 であり、天文学者でもあったマハラジャ・ジャイ・スィン2世によって造られました。
北インドに5ヶ所あるジャンタル・マンタルのうち、ジャイプールの物は特に巨大で保存状態が良く、 2010年には世界遺産に登録 されました。
天体観測儀は約20あり、今でも観測に使われてます。
敷地に入ってまず目に入るのは、高さ27.4mの「 サムラート・ヤントラ 」。
巨大な日時計になっていて、2秒単位で時間を計ることができます。
まっすぐに作られた斜面は、北極星を指しているそうですよ。
階段で日時計の足元まで降りると、底辺約44.8mという迫力のある広さが実感できます。
近くには、赤レンガのような色味の小型日時計があります。
この「ラグ・サムラート・ヤントラ」も斜めに走った形が特徴的で、20秒単位で計測可能です。
サムラート・ヤントラの向かいにあるのは、「ジャイ・プラカーシュ・ヤントラ」。
他の計測データを補足するために使われていた観測儀です。
真っ白な半球の中に観測のための補助線がすっと引かれていて、つい見入ってしまうほど綺麗でした。
他にも、円盤型の観測儀を発見!
これは「ナリ・ヴァラヤ・ヤントラ」というもので、プレートに落ちる影を見て、太陽を計測することができます。
観測儀によって個性があり、見比べて回ると面白いですね。
また、ジャイ・スィン2世自身が発明した観測儀もありました。
「ラーシ・ヴァラヤ・ヤントラ」という12星座を観測するための装置です。
12台の観測儀が、それぞれの星座の方向を向くように作られています。
占星術に使われていたそうですよ。
ぜひ、自分の星座の観測儀を探してみてくださいね。
住所 : Gangori Bazaar, J.D.A. Market, Pink City, Jaipur, Rajasthan 302002
マップ : Googleマップ
アクセス
: ジャイプール駅から車で10分
電話番号 : +91 11 2336 5358
休館日 : ホーリー
開館時間 : 9:00〜16:30
料金 : Rs.200(共通チケットで入場可)
公式サイト : ジャンタル・マンタル
アンベール城 は、ジャイプール中心部から車で40分ほどの街はずれに位置します。
ジャイプールに遷都する前は首都であり、ラージプート王族が勢力を誇っていた場所です。
ジャイガル要塞の城壁と山に囲まれたアンベール城は、遠目にも存在感がありますね。
迫力ある外観はもちろん、城内の宮殿建築も豪華なお城ですよ。
山の上に建つアンベール城までは、麓から徒歩や車で向かう他、 象タクシー を使って行くことができます。
猛暑になるため、象タクシーは7時半から11時の午前中、往路のみ利用可能。
2人まで乗ることができ、値段は1頭Rs.1,500です。
鮮やかなジャイプール伝統の化粧をした象に乗れば、王族気分を味わうことができますよ。
アンベール城に到着してすぐに見えるのは、中庭の「ジャレブ・チョウク」。
壁に沿ってお土産店が並んでいたり、門の前で伝統音楽の演奏があったり(8時〜10時)と、賑やかなエリアです。
さらに進むとフレスコ画で彩られた「ライオン門」があり、ここが宮殿への入り口になっています。
階段を進むと、ディーワーネ・アーム(一般謁見の間)やガネーシャ門が見えてきますよ。
ガネーシャ門は、インドの中でも極めて美しい門 として知られています。
その名の通りヒンドゥー教のガネーシャ神が描かれていますが、イスラム様式のアラベスク模様が全面に施されているのが特徴的です。
折衷様式を使ったこのガネーシャ門は、ラージプート建築の中でも特に見逃せないものになっています。
ガネーシャ門からさらに階段を上がると、左手にシーシュ・マハール(鏡の間)があります。
壁や天井に埋め込まれた小さな鏡と、幾何学模様が目を引きますね。
鏡の反射によってろうそくの光を増幅させたり、色のついた幕を張り替えることで部屋のカラーに変化をつけたりといった効果があったそうです。
鏡の他に、ガラスの内側に描かれた小さな絵もあり見応えがあります。
美しい装飾や鏡を生かして、素敵な記念写真が撮れそうなスポットです。
その他、王の私室や王妃の宮殿、アラベスクを使った中庭などの見どころがあります。
アンベール城は広く観光に2時間ほどかかるため、時間に余裕をもって足を運びましょう。
住所 : Devisinghpura, Amer, Jaipur, Rajasthan 302001
マップ : Googleマップ
アクセス : ジャイプール駅より車で約25分
電話番号 : +91 141 253 0293
定休日 : ホーリー2日目
拝観時間 : 8:00〜17:30(ホーリー初日は11:00〜13:00)
料金 : 600ルピー(オンライン決済は550ルピー)
公式サイト : アンベール城
ジャイプールの観光地を集中して周る場合は、2日間有効の共通チケット「Composite Entry Ticket」がおすすめ!
Rs.1,000 で以下のような観光スポットに入場することができます。
各観光地のチケット売り場で購入可能です。
シティ・パレスは対象外ですが、「観光地にたくさん行きたい!」という方にはお得なのでおすすめです。
また、 学生証を提示 すると半額以上に割引されるスポットがあるため、忘れずに提示するようにしましょう。
インドの飲み物といえば、ラッシー!
特にジャイプールで人気なお店が、 新市街にある「ラッシーワーラー」 です。
店員さんにサイズを伝えると、薄茶の素焼きカップにラッシーを入れてもらえます。
小はRs.40、大はRs.70と、手ごろな価格なのが嬉しいですね。
ミルクとスパイスの香りが濃厚ですが、なめらかな口あたりで飲みやすかったです。
カップが積み重なっている様子や、目の前でラッシーを作る姿を覗くことができるのも面白いですよ。
ラッシーワーラーは朝早くから開店している上に 売れ切れ次第終了 なので、早めに行くことをおすすめします。
ちなみに、同じ名前のお店が続けて3軒並んでいますが、1番左のお店が美味しいと言われています。
どこかオリジナルなのかはっきりとは分かりませんが、話のタネに飲み比べをしてみてはいかがでしょうか。
住所 : 312, MI Road, Jayanti Market, New Colony, Jaipur, Rajasthan 302001
マップ : Googleマップ
アクセス : ジャイプール駅から車で8分
電話番号 : +919929099748
定休日 : 無休
営業時間 : 7:00〜16:00ごろ
料金 : Rs.40〜
不思議な幾何学模様が印象的な 階段井戸・「チャンド・バオリ」 。
インドに数あるチャンド・バオリの中でも、 ジャイプールの郊外・アブネリ村 にあるこの階段井戸は特に美しく、SNSでも話題になっています。
写真に映る人が小さく見えるほど巨大で、深さ30mの井戸の中に3,500段の階段がつくられています。
地下へ続く階段は三角形を描くように緻密に並べられていて、つい見入ってしまいますね。
恐る恐る下を覗き込むと、底に水が溜まっているのが分かります。
当時から乾燥地帯だった西インドでは、雨季の水を貯めたり、地下水を掘り当てたりする目的でチャンド・バオリをつくっていたそう。
また井戸の中は地上よりも気温が低いため、王族や市民が涼める場でもありました。
宗教儀式にも使われていて、井戸の途中にはガネーシャの祠堂があります。
井戸の周りには回廊の一部分が残っていて、彫刻や絵を見ることができました。
このチャンド・バオリは9世紀頃に建設が始まっていて、隣りにある「 ハルシャット・マタ寺院 」も同じ時期に建てられたといわれています。
寺院では、ヒンドゥー教の神を形どった彫刻の数々を見ることができます。
階段を登った先にあり眺めがいいので、併せて足を運んでみましょう。
光の向きや見る角度によって、いろいろな表情が味わえる「チャンド・バオリ」。
小さな村の中にあり、向かうまでの道のりはのんびりとした農地が広がっている郊外です。
ジャイプール中心部から車で2時間ほどかかりますが、チャーター車やタクシーを利用しぜひ足を運んでみてくださいね。
住所 : Abhaneri, Rajasthan 303326
マップ : Googleマップ
アクセス : ジャイプール中心部から車で約2時間
電話番号 : +91 78770 69736
定休日 : 無休
拝観時間 : 8:00〜18:00
料金 : 無料
公式サイト : チャンド・バオリ
パステルカラーで彩られた、写真映え抜群の「 パトリカ門 」。
ガイドブックにはあまり載っていませんが、 ジャイプール国際空港から車で5分 という好立地にある穴場スポットなんです。
「 ジャワハー・サークル・ガーデン(Jawahar Circle Garden) 」の入り口にあり、写真を撮る観光客や公園で過ごす人で賑わっています。
外観は柔らかなピンク色で統一されており、アーチや窓のデザインが凝っていて可愛らしいです。
植物由来の染料を使っているそうで、自然な色味が魅力的ですね。
パトリカ門の内側には、色とりどりで華やかな装飾の数々が!
花々や動物、唐草模様などが美しくデザインされています。
柱や壁面はもちろん、アーチの内側や天井まで装飾されているため、どんな角度からでも見応えがありますよ。
また、壁には単なる装飾だけでなく、人物や神様の絵がたくさんあったのが新鮮でした。
これは ジャイプールの歴史を描いた 物だそうで、じっくりと眺めたくなりますね。
写真映えも期待できるスポットなので、ぜひゆっくり時間をとりましょう。
重なったアーチが引き立つように遠目から撮ったり、天井の装飾と一緒に顔をアップで撮ったりと、パトリカ門ならではの写真に挑戦してみてくださいね。
また、門の裏手には「RAJASTHAN」とデザインされたオブジェがあります。
パトリカ門を背景に写真を撮ると、 雑誌風の写真が撮れるので面白いですよ!
ちなみにパトリカ門の奥に続く円形広場は、直径452mとなかなかの広さ。
中央の噴水は、毎晩19時〜19時半にかけてライトアップショーが行われます。
賑やかな音楽に合わせたショーは、インドならでは雰囲気が味わえるはずです。
住所 : Patrika Gate, JLN Road, Jawahar Circle, Jaipur, Rajasthan 302018
マップ : Googleマップ
アクセス : ジャイプール国際空港から車で5分
電話番号 : +91 141 394 0414
定休日 : 無休
拝観時間 : 24時間
料金 : 無料
公式サイト : パトリカ門
ジャイプールに泊まるなら、宮殿ホテルがおすすめです。
マハラジャがかつて使用していた歴史ある建物に泊まれるだなんて、まさに夢のよう。
贅を尽くした煌びやかな空間で、マハラジャの世界観を堪能しませんか?
ここでは、そんな体験を味わうのにぴったりなホテルをご紹介します。
「ラージパレス」は、旧市街に位置する老舗ホテル。
1727年に建造された宮殿を使用しており、クラシックなデザインが古き良き趣を感じさせます。
ここはジャイプールで最も古いシティパレスであり、建築にはムガル帝国ならではの様式が見られるのが特徴です。
全50室の客室には、インドの伝統的なデザインやインテリアが施されています。
300年あまりの歴史を誇る建造物ではありますが、2017年にリニューアルしたばかりなので古臭さを感じさせることはありません。
宿泊プランには朝食が含まれているので、「朝食付き」を条件にホテルをお探しの方は必見です。
敷地内には美しい中庭はもちろん、プールにフィットネス、スパも併設されています。
ホテルでは宿泊者向けにショーに加え、ヨガやエアロビクスなどのレッスンも提供しているので、滞在中は退屈することがありません。
日本語が話せるスタッフも常駐しているので、外国語でのコミュニケーションに自信がない方でも安心です。
住所 : The Raj Palace, Jorawar Singh Gate, Amer Rd, Chokdi Gangapol, Jaipur
マップ : Googleマップ
アクセス : ジャイプール・ジャンクション駅より車で約15分
電話番号 : +91 141 263 4077
営業時間 : チェックイン 14:00/チェックアウト 12:00
予約サイト : Expedia Booking.com
鉄道駅からのアクセスが便利な新市街に位置するのが、こちらの5つ星ホテル。
デリーやアーグラへの列車を利用するなら、かなり便利なロケーションです。
旧市街からは少し離れていますが、5〜10分あればタクシーでアクセスすることができます。
「ジャイ マハール パレス ホテル」は、西洋感たっぷりの宮殿ホテル。
こちらも1754年に創建された歴史ある建物ですが、モダンな雰囲気も兼ね備えているのが特徴。
広大な庭園やプールはもちろん、レストラン、スパやフィットネスもあります。
「宮殿ホテルで王様気分を味わいたい」という方には不向きかもしれませんが、歴史のある建物に泊まってラグジュアリーなホテルステイを楽しむなら申し分ない環境といえます。
全100室の客室には、モダンでクラシックなインド風の装飾が施されています。
煌びやかさで選ぶならラージパレス、やや落ち着きのあるデザインを好むなら「ジャイ マハール パレス」がおすすめです。
それぞれに1泊ずつ滞在して比べてみるのも良さそうですね。
住所 : Jacob Rd, Civil Lines, Jaipur
マップ : Googleマップ
アクセス : ジャイプール・ジャンクション駅より車で約5分
電話番号 : +91 141 660 1111
営業時間 : チェックイン 14:00/チェックアウト 12:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
インドの賑やかさや温かさはそのままに、どこか洗練された雰囲気も感じられるジャイプール。
「ゴールデンルート」の中でも、デリーやアグラに比べ落ち着いた印象のある街です。
お買い物や景色をゆったり楽しみながら、ジャイプール散策を楽しんでみてくださいね。
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最終更新日 : 2023/01/03
公開日 : 2021/03/05