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【イスタンブール】スルタンアハメットジャーミィ(ブルーモスク)
スラ ハギア ソフィア ホテル(Sura Hagia Sophia Hotel)
スイソテル ビュユック エフェス イズミール(Swissotel Buyuk Efes Izmir)
トルコはちょうどアジアとヨーロッパの中間にあり、日本では「中東アジア」を代表する国として認識されています。
首都はアナトリア中央部の「アンカラ」、国内最大の都市は「イスタンブール」です。
トルコ全体の面積は約78万平方kmで、日本の約2倍の広さと言われています。
ちなみに、人口は約7,600万人です。
トルコの国土の96%がアジアのアナトリア半島にあり、人口でもアジア側が9割弱を占めるのですが、トルコ側はあくまでもヨーロッパであると主張しています。
2つの大陸の交差地点にあるトルコは、異国文化が混じり合い、独特の雰囲気を醸し出しています。
5月~9月がおすすめ。
意外にも、トルコの気候は東京と同じような気温なんです。
日本よりほんの少し暖かいぐらいですね。
夏は雨が少なく晴れの日が多く、日射しがとても強いのですが、乾燥しているため日本より過ごしやすいかもしれません。
昼と夜の寒暖差や、遺跡見学時などの直射日光対策のため、さっと羽織れるストールやブランケットの持参をおすすめします。
お買い物や食事などを楽しむ時に必要なのが、お金ですよね。
トルコの通貨は 「トルコリラ(TL、テュルク・リラスTurk Lirasi) 」 です。
補助単位は 「クルシュKurus(Kr)」 。
実際に流通している紙幣は200TL、100TL、50TL、20TL、10TL、5TLです。
硬貨は1TL、50Kr、25Kr、10Kr、5Kr、1Krがありますが、1Kr、5Krはほとんど流通していません。
(1TL=約6.87円 ※2023年1月時点)
地域によりますが、トルコの物価は基本的に日本よりも安いと言えるでしょう。
ただし、観光地価格には注意が必要です。
必ずと言っていいほど金額を乗せてくるので、値切り交渉も旅の醍醐味として楽しんでください。
トルコは動物を大事にしている国で、そこかしこに犬や猫がいます。
また、地方ではラクダや羊、遺跡などではリスを見かけることもありますよ。
最初は驚くかもしれませんが、とても人慣れしており、大人しい子がほとんどです。
港では、水面を眺める猫たちの姿もちらほら見受けられます。
トルコは地域によってまったく異なる顔を持っています。
まずは、イスタンブールをはじめ、有名な観光スポットが点在しているマルマラ海沿岸地方のおすすめ観光スポットをご紹介します。
トルコの世界遺産をぜひその目に焼き付けてください。
まずは、トルコ最大の都市イスタンブール観光からスタートです。
魅力的な観光スポットがたくさんあるので、最低でも2〜3日は滞在して楽しみたい街。
イスタンブールを代表するモスク、スルタンアハメットジャーミィは、内部を飾るイズニックタイルの美しさから、別名ブルーモスクの名で親しまれています。
オスマン帝国のスルタン、アフメット一世が建設を命じ、1616年に完成。
大きな4つのドームと30もの小さいドームを組み合わせた作りが特徴的で、お祈りの時間を知らせるための塔が6本もある珍しいデザインです。
イズニックという町で作られたタイルが2万枚以上使われた内装は、いつまでも見ていたいほどの美しさです。
内部はイスラム教徒のお祈りの時間以外は自由に入ることができますが、男女ともにノースリーブや短パンは不可で、女性は髪をスカーフなどで覆うことが義務付けられています。
トルコを旅する時は、女性は大判のスカーフを一枚持っていると便利です。
英名 : Sultanahmet Camii /Blue Mosque
住所 : Binbirdirek, At Meydanı Cd No:10, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
マップ : Googleマップ
アクセス : トラムSultanahmet(スルタンアハメット)駅から徒歩3分
電話番号 : (0212)5246410(ファーティヒ市宗教局)
定休日 : 無休
営業時間 : 9:00~17:30(礼拝時間を除く)
料金 : 無料
ブルーモスクの見学の後は、すぐそばにあるアヤソフィアに行きましょう。
ブルーモスクとは全く時代が違い、オリジナルは、ビザンチン帝国の最盛期を統治した皇帝ユスティニアヌス1世の命により、537年に完成したキリスト教の大聖堂。
高さ55m、直径約31mという巨大なドームは、6世紀の建築技術からすると奇跡とも言われるビザンチン建築の最高傑作と称されました。
何度も震災や破壊に遭い、その度に修復されてきましたが、1453年にコンスタンティノーブルが陥落し、オスマン帝国の支配下となり、イスラム教のモスクとして使用されるようになったのです。
当然、内部にあったキリスト教のモザイク画などは壁で塗り潰されました。
1923年、トルコ共和国の建国後は、当時の大統領ケマル・アタチュルクの命により、壁の中に隠されていたモザイク画などが修復され、無宗教の博物館として一般公開されるように。
2020年7月からは、大統領エルドアンの命により、モスクに回帰する事が発表され、現在はイスラム教のお祈り時間以外は、自由に見学できるようになりました。
見学の際の注意点は、ブルーモスクと同じです。
英名 : Ayasofya Camii
住所 : Sultan Ahmet, Ayasofya Meydanı No:1, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
マップ : Googleマップ
アクセス : トラムSultanahmet(スルタンアハメット)駅から徒歩4分
電話番号 : 0212(522)1750
定休日 : 無休
営業時間 : 24時間
料金 : 無料
公式サイト : アヤソフィア
「トプカプ宮殿」は1465年に完成した宮殿で、建築を命じたメフメット二世から、19世紀の半ばに当時のスルタンがドルマバフチェ宮殿を建てるまで、歴代のスルタン達が暮らし、政治を司ってきた場所です。
宮殿と聞くと、ヨーロッパのお城のようなイメージがあるかもしれませんが、庭を中心に小部屋がいくつもあるような造りで、外観に煌びやかさはありません。
歴代のスルタンたちの財宝コレクションが有名で、柄に大きなエメラルドが付いた「トプカプの短剣」や、86カラットの巨大ダイヤモンド「スプーン職人のダイヤモンド」は必見です。
また、スルタンの妻や側室たちが暮らした場所はハレムと呼ばれ、300近くある小さな部屋の中の20室が公開されています。
当時は外部の人が入ることは許されていなかったので、様々な伝説や伝承が生まれた場所。
別料金がかかりますが、人気が高く混み合うため、朝の空いている時間帯に訪れるのがおすすめです。
トプカプ宮殿は、ボスポラス海峡、マルマラ海、金閣湾が見渡せる高台に建っているので眺めは抜群。
見学の途中にレストランで海を眺めながらのチャイタイムも良いですね。
英名 : Topkapi Sarayi
住所 : Cankurtaran, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
マップ : Googleマップ
アクセス : トラムT1線Sultanahmet(スルタンアフメット)駅から徒歩8分
電話番号 : 0212(512)0480
定休日 : 火曜日、ラマダン初日、アイード・アル・アドハー
営業時間 : 9:00~19:00(最終入場は18:00まで)
料金 : 100トルコリラ、ハレムは別料金で50トルコリラ
公式サイト : トプカプ宮殿
「トロイの木馬」は、トロイ遺跡の入り口にある、かつてギリシア神話に登場した戦いの装置のことです。
木馬の内部には人が隠れられるようになっており、トロイア戦争において、トロイア(イリオス)を陥落させる決め手となったそう。
ちなみに、トロイ遺跡はトルコの北西部に位置するイスタンブールから南西に約345km、車でおおよそ6時間30分の距離のところあります。
現在のトロイの木馬はレプリカで、ミニチュアサイズ。
しかし、ミニュチュアと言えどかなりの大きさで、中を見学することもできますよ。
現在のトロイの木馬は、1975年に復元されたのだそう。
見上げてみると、凄まじい迫力です!
上からの眺めは結構な高さがあり、なかなかの見晴らしです。
本物のトロイの木馬は、中に101人も入れたそう。
もはや「動く住居」と言っても過言ではありません。
英名 : Trojan Horse
住所 : Troya Tarihi Milli Parkı, 17060 Canakkale Merkez/Canakkale,Turkey
マップ : Googleマップ
アクセス : イスタンブールからチャナッカレまでバスで約5時間30分。チャナッカレから遺跡までバスで約30分。
営業時間 : 8:30~17:30
料金 : 100TL(トロイ遺跡見学料込)
公式サイト : トロイの木馬
トロイは、紀元前2500年~2000年頃には交易の中心都市として栄えていました。
それから怒濤のローマ帝国時代に突入し、幾度もの戦争や災害などによって滅んでは新しい城市を作ってきたのです。
そのため、第1市から第9市まで複雑に重なり合っており、おおよそ5000年前の人々の生活が見て取れる大変貴重な場所となっています。
なお、こちらの「トロイ遺跡」は1998年に世界遺産に登録されました。
通路に沿って進んでいきます。
こちらは、約4500年前のメガロン式住居の城跡。
冬は雪が降るので、空気が入らないように粘土で密閉するという工夫がされています。
他にも小さな窓は敵が入れないように、また温かい空気が逃げないようにするなど、様々な知恵が施されています。
こちらは8市~9市に聖域と呼ばれている場所。
段になっている四角い建物は神殿です。
聖域では生け贄(牛)を捧げる儀式が行われていたそうです。
丸い井戸跡。
かつて、牛の首から流れる血が神聖なものとされていて、この井戸跡には真っ赤な血が入っていたそうです。
こちらは9市のアテナ神殿跡。
レリーフがしっかりと遺されています。
おおよそ4000年前の井戸の跡で、深さは約4mほどと言われています。
かつての面影はあまり見当たりません。
9市の劇場(オデオン)は保存状態が良く、しっかりと形が残っています。
遺跡は見渡す限り大理石だらけなのが圧巻!
日本では高級なイメージの大理石ですが、トルコではどこにでも転がっている石なんだそうです…
トロイ遺跡は日陰がほとんどなく、直射日光を浴びることになるので、紫外線対策と水分補給の準備をしっかりとしていくことをおすすめします。
英名 : Archaeological Site of Troy
住所 : Troya Tarihi Milli Parkı, 17060 Canakkale Merkez/Canakkale,Turkey
マップ : Googleマップ
アクセス : イスタンブールからチャナッカレまでバスで約5時間30分。チャナッカレから遺跡までバスで約30分
営業時間 : 8:30~17:30
料金 : 100TL
公式サイト : トロイ遺跡
イスタンブールでホテルを選ぶ時に大切になるのは立地と予算。
滞在期間が短い場合は、観光スポットが集中している旧市街の中に泊まるのが効率的かつ便利です。
旧市街には高級ホテルから格安ホテルまで様々なタイプのホテルがあり、選ぶのに困るほど。
ハネムーンや予算に余裕がある場合は、新市街にある外資系ホテルや、ボスポラス海峡が見えるリゾートタイプのホテルも良いですね。
観光に便利なイスタンブールの旧市街のど真ん中に位置する5つ星ホテル「スラハギアソフィアホテル」。
ブルーモスク、アヤソフィアまで徒歩5分という抜群の立地で、トラムのスルタンアフメット駅もすぐそばにあるので、どこに行くにも便利です。
伝統的なオスマントルコスタイルの建物を利用していますが、館内は近代的で屋外プールや庭園、スパはハマムもあり、観光の途中で休憩に戻ってリフレッシュしたり、一日の疲れを取るのに最適です。
客室は全220室。
無料Wi-Fi、32インチテレビ、セーフティーボックス、ミニバー、無料ボトルウォーター、コーヒー/ティーメーカー、バスローブ、スリッパなど、必要な物はしっかり備えられています。
便利な立地で、設備が整った大型タイプのホテルを探している方におすすめのホテルです。
住所 : Alemdar, Ticarethane Sk. No:10, 34122 Fatih/İstanbul
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +90 212 522 32 00
営業時間 : チェックイン 14:00~/チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
▼イスタンブールの観光スポットやおすすめホテルは下記記事で詳しく取り上げているので、ぜひ参考にしてください。
・ 【トルコ】イスタンブールの観光スポット&ホテル13選!定番から穴場までおすすめのスポットを紹介
・ 【トルコ旅行】イスタンブールのおすすめ観光スポット、グルメ、ホテル、お土産を徹底解説!
一度は行ってみたい憧れの地「エーゲ海・地中海地方」。
かつては古代文明が栄え、現在ではリゾート地として人気の高い海岸です。
暖かな陽光や地中海の恵みを使った料理が有名で、観光客が後を絶ちません。
ここでは、そんなエーゲ海・地中海地方のおすすめ観光スポットをご紹介します。
「ヒエラポリス」は、紀元前2世紀に建設された古代都市。
ヒエラポリスという名称は、「聖なる都市」という意味でもあります。
かつては保養地として都市が形成されていました。
現在はこれまでに起きた2回の地震で、廃墟となっています。
しかし、古代ローマ帝国時代後に1〜2世紀かけて建造された円形劇場やアポロ神殿跡、北大浴場、共同墓地などなど、しっかりと遺跡が残っていますよ。
いざ到着したら、入場ゲートをくぐり、遺跡の丘陵地をゆっくりと散策してみてください。
たくさんの客席が設置されたひと際大規模な円形劇場は、その大きさに感動すら覚えます。
広大な遺跡を眺めながら、古代の人たちの暮らしに思いを馳せるも楽しみの一つです。
パムッカレの石灰棚に向かう前に遺跡の見学。
所々にある水路には、澄んだ温泉が流れています。
この地には2、3世紀頃には人口10万人以上が集まっていたのだそう。
立派なローマの地方都市だったとのことです。
当時はパムッカレの良質な温泉に、治癒目的で多くの人々が集まり、保養地としての都市が形成されていきました。
こちらは共同墓地。
厳かな雰囲気が漂っています。
円形劇場です。
たくさんの人が、ここで演じられる娯楽を仕事帰りや休日などに楽しんだのでしょうね。
今は倒れてしまっているたくさんの支柱。
この地の栄枯盛衰を静かに物語っています。
ヒエラポリスは、元は10万人が住んでいた都市のため、とにかく広大です!
時間に余裕を持って、ゆっくり散策することをおすすめします。
そんなヒエラポリスを抜けると、また別の魅力に溢れた観光地に差し掛かります。
ヒエラポリスを抜けると、「パムッカレ」という観光地に辿り着きます。
トルコの南西部にある『綿の城』という意味を持つ世界的にも珍しい石灰棚と古い遺跡です。
ヒエラポリスと共に、1988年に世界遺産に登録されました。
この辺り一帯は、昔から有名な綿の産地でもあるんですよ。
まるで雪が降り積もった錯覚に陥るほど真っ白で、この世のものとは思えない美しい光景が広がっています。
遺跡を抜けると、どこまでも真っ白な石灰棚が広がっています。
地下水が地熱で温められて温泉が地表に湧き出てきます。
裸足になって足を浸すと、とても気持ち良いですよ。
コバルトブルーと白のコントラストが美しく、思わず見入ってしまうほどの絶景です。
温水中から石灰が沈殿して、純白の棚田のような景観をつくりだしています。
近年は、観光客の増加からくる枯渇問題への対策として温泉水を流していない時期もあります。
直下に広がる街並も穏やかで美しいですね。
輝かしい夕映え。
水面がオレンジに染まり、昼間の印象とはまるで違う絶景を見せてくれます。
ちなみに、パムッカレは神経痛や腎臓病に効能があるとても良質な温泉として有名です。
近年では、周囲に立てられたホテルにお湯を供給しているため、石灰棚のお湯溜まりが大分少なくなりました。
以前は水着着用で入浴できていたものの、現在は足湯程度しかありません。
パムッカレに行く際は、足湯対策として以下を必ず準備して行きましょう。
英名 : Hierapolis-Pamukkale
住所 : Pamukkale, Turkey
マップ : Googleマップ
アクセス :
定休日 : 無休
営業時間 : 7:30~18:00
料金 : 200TL (チケットはヒエラポリスと共通)
公式サイト : ヒエラポリス遺跡
アンティークプールとも呼ばれている「パムッカレ・テルマル」。
こちらは、ヒエロポリス遺跡とパムッカレのすぐ側にある温水プールです。
パムッカレ・テルマルの最大の魅力は、なんと “遺跡に触りながら入浴できる” ということ。
見学するのは無料ですが、温泉を利用する場合は別途料金がかかります。
水中には貴重な遺跡がゴロゴロと!
日本では世界遺産と温泉に浸かれる機会なんてありません。
トルコでしか味わえない楽しみと言えるでしょう。
お湯の温度は36℃くらいとぬるめですが、とても広いので悠々と過ごすことができますよ。
連日、世界中から集まった多くの観光客で賑わいます。
パムッカレから湧き出る良質な温泉を、古代遺跡に触れながらぜひ堪能してみてください。
英名 : Pamukkale Antik Havuz
住所 : Unnamed Road, 20190 Pamukkale/Denizli, トルコ
マップ : Googleマップ
定休日 : 無休
営業時間 : 8:00~19:30(冬期 ~17:00)
料金 : 110TL
「エフェソス(エフェス)」は、世界最大級の都市遺跡です。
トルコの西エーゲ海沿岸に位置し、イスタンブールから車で約11時間ほど。
エーゲ海地域を代表する観光地と言われています。
紀元前11世紀頃、ギリシアから来たイオニア人がアルテミス神殿を中心に都市国家を建設し、その後、疫病の発生や港が土砂で埋まったりと壊滅的な被害を受けました。
そのため、拠点を現在のエフェソス遺跡のある場所に移動したそう。
遺跡にはたくさんの猫達が住んでいるので、猫好きにとっては必見ですよ。
一歩足を踏み入れると古代ローマの幻想的な世界が広がっています。
円柱の並ぶ場所。
バジリカと呼ばれ、当時は取引所・裁判所・式典の場として活用されていました。
こちらはメミウスの碑。
メミウスは、当時ポントゥスからエフェスを奪還したローマの独裁官スッラの孫にあたる人物で、三代という長い間エフェソスを治めました。
メミウスの碑には、祖父スッラを称える文字が刻まれています。
ヘラクレスの門から図書館まで続くクレテス通り。
当時のメインストリートとも言えます。
こちらはなんでしょう?
正解は… 公衆トイレです!
トイレの目の前には水路があり、そこで手を洗っていたそうで、当時から下水設備もしっかり整っていたのですね。
また、当時は公衆トイレ=社交の場でもあったそうです。
クレテス通りの柱の上にちょこんと座っていた黒猫さん。
手を差し出さなくてもぴったりとくっ付いてくる人懐こさです。
こんな所にも発見しました。
勝利の女神ニケのレリーフ。
かつてはヘラクレスの門のアーチとして飾られていました。
ご存知の通りスポーツブランドの「ナイキ(NIKE)」の名称の由来になっています。
このレリーフ、どこかにナイキのマークがあるのですが分かりますか?
猫達にとって遺跡はお家。
古代からここには猫がいたのでしょうね。
当時の皇帝もしくは知事と思われる人物のヘッドレス像。
古代ギリシャ文字もはっきりと遺されています。
ハドリアヌス神殿。
138年頃建てられた、ハドリアヌス帝に捧げた神殿です。
4本のコリント様式の石柱、中央のアーチが特徴的でおしゃれ♪
奥には羽を広げたメドゥーサが刻まれています。
ギリシャ神話では怖いイメージのメドゥーサですが、実は守り神なのです。
手前には運命の女神ティケ。
聖闘士星矢の世界ですね。
ワンちゃんにも遭遇!
「いらっしゃい」と言いたげの表情ですね。
悠々堂々してます。
こちらはエフェソス遺跡の象徴とも言える、セルシウス図書館。
当時の世界3大図書館(エジプトのアレキサンドリア、トルコのベルガマ図書館)の内の一つでした。
柱と壁は大理石、正面には複製ですが、知恵・学問・運命・美徳を象徴する4体の女性像が置かれています。
1970年代から現在も修復中です。
結婚式を挙げるカップルの姿も。
こんなところで挙式できるなんて素敵ですよね。
こちらの野外劇場は紀元前2世紀に建造された、直径154cm、高さ38mの半円形。
山の斜面に造られています。
収容人数は、なんと約2万4000人!
その後何度か修復を行っており、現在でもイベントなどが行われています。
一番上まで登るのが大変ですが、エフェソス遺跡を見回すことができます。
アルカディアン通りはクレオパトラも歩いたと言われる回廊。
「どこの国の人かニャ」と、まるでお話をしているかのような猫たち。
エフェソス遺跡は、紹介しきれないくらいたくさんの名所が遺されています。
じっくり時間をかけて、古代ローマの時代にタイムスリップした気分を味わうことをおすすめします。
英名 : Efes Harabesi
住所 : Acarlar, Efes Harabeleri, 35920 Selçuk/İzmir, トルコ
マップ : Googleマップ
アクセス : オトガルから車で5分
電話番号 : 02328926010
定休日 : 無休
営業時間 : 8:30~18:00
料金 : 200TL
公式サイト : エフェソス(エフェス)遺跡
様々な神話があり、世界の七不思議とも言われている「アルテミス神殿」。
世界初の総大理石作りの神殿で、かつては高さ19mの円柱が127本も並んでいました。
現在残っているのは、1本の円柱だけ。
想像できないかもしれませんが、とても壮大な神殿だったと言われています。
アルテミス神殿は、7回破壊され7回再建されたとも言われています。
原型はほとんど遺されていませんが、遺された1本の柱から現在でも神聖さを感じることができますよ。
支柱一本が凛と姿を保ち続けています。
アルテミス神殿を見ていると遠くの方に気になる光景が広がっています。
こちらの城壁はアヤソルクの丘。
聖母マリアが埋葬された場所と言われています。
それに付随し、聖ヨハネが聖母マリアを守り、かつ、キリスト教の普及活動に使われていたという聖ヨハネ教会。
そして、手前のドーム状の屋根の建物は、14世紀に建てられたというモスク、イサベイジャミィです。
とても神聖で荘厳だったというアルテミス神殿も、現在は夏になると柱の上にコウノドリが巣を作り、小さな生命を育むのだそうです。
アルテミス神殿はとってもステキな観光地ですが、訪れる際に注意したいことが一つあります。
それは、有名な観光地のため、いわゆるぼったくりの強引な物売りたちがいること。
いらないものは「いらない!」とはっきり断りましょう。
英名 : The Temple of Artemis / Artemis Tapnagi
住所 : Atatürk, Park İçi Yolu No:12, 35920 Selçuk/İzmir, トルコ
マップ : Googleマップ
アクセス : エフェソス遺跡、聖ヨハネ教会から徒歩すぐ
料金 : 無料
エフェソス遺跡、ペルガモン遺跡の観光の拠点となるイズミールの街。
トルコ西部に位置し、イスタンブール、アンカラに次ぐトルコ第三の都市として栄えています。
エーゲ海の真珠と称されるほど美しい街なので、ホテルを選ぶのならば、海沿いに建つリゾートホテルがおすすめです。
イズミールの中心地、ショップやレストランが集まるジュムヒュリエット広場まで徒歩約5分という便利な立地を誇る「スイソテル ビュユック エフェス イズミール」。
イズミール湾の景色を眺めながら食事が楽しめる屋上レストラン、スパ、屋内プール、屋外プール、ジム、テニスコートなどの設備も充実した大型ホテルです。
客室は全402室で、ナチュラルカラーをベースにモダンなデザインでまとめられています。
無料Wi-Fi、薄型テレビ、デスク、セーフティーボックス、ミニバー、無料ボトルウォーター、コーヒー/ティーメーカー、ピローメニュー、バスローブ、スリッパ、バスアメニティなど、必要なものはしっかり揃っています。
眺望はシティビュー、ガーデンビュー、シービューがあるので、予算に合わせて選んでくださいね。
住所 : Alsancak, Gazi Osman Paşa Blv. No:1, 35210 Konak/İzmir
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄 カンカヤ駅から徒歩8分
営業時間 : チェックイン 14:00〜/チェックアウト~10:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
トルコの中でも特別広い中央アナトリア地方。
小麦畑に覆われ、ポプラ並木に縁取られた起伏の激しい大草原は、孤高なる威厳を保っています。
雄大な自然を目の前に、思わず息を呑んでしまうこと間違いなし。
中央アナトリア地方の観光でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
「カッパドキア」は、アンカラの南東にあるアナトリア高原の火山によって出来た奇岩群が特徴的な大地です。
かつて後期青銅器時代にハッティ人として知られ、ハットゥシャに中心を置いた『ヒッタイト軍』の本拠地となっていました。
今も奇岩群に軍事施設としての跡が見られますよ。
年間100万人が観光に訪れるというカッパドギア。
「妖精の煙突」と呼ばれる様々な奇岩やギョレメの谷、ギョレメ国立公園、岩窟教会、ウチヒサルの岩の要塞、ウフララ渓谷とソアンルなど、見所は盛り沢山!
特におすすめしたいのは、朝一番の気球探索です。
昇り来る朝日と、カッパドギアの街並のコラボレーションは感涙ものですよ。
バスから降り立つと絵本の世界に迷い込んだような光景が広がります。
まるでお菓子の「きのこの山」のような、とんがり岩たち。
こちらはラクダみたい?
色々な形の岩があるので、見つけてみてくださいね。
本物のラクダです。
有料ですが、周囲をラクダで散策することもできますよ。
夜明けとともに気球ツアーが開始されます。
たくさんの気球が静かに浮いています。
まるで夢を見ているかのような、幻想的な光景です。
空からの眺めです。
バルーンは必ずしも飛ぶわけではないのだそう。
乗れたらとてもラッキーです。
カッパドギアの複雑な地形はまさに芸術品。
胸にしっかりと刻まれる思い出になること間違いなしの絶景ですよ!
英名 : Göreme National Park and the Rock Sites of Cappadocia
住所 : Goreme, Kapadokya, Nevsehir.
マップ : Googleマップ
アクセス : イスタンブールから飛行機もしくは夜行バス
料金 :
カッパドギアの、まるで巨大なキノコを思わせる奇岩たち。
その中をくり抜いて造られた住居は、3~4階建てのように階が分かれていて、いくつもの部屋があります。
昔からこの地で暮らし、現在も洞窟住居に住んでいる人たちのお家見学もできます。
ホテルやレストランとしても利用されていて、観光客には大人気なんですよ。
洞窟住居の中は、夏でも涼しく、岩肌のひんやりした感触を軽減するために敷かれたカラフルなトルコ絨毯や手作り織のクッションでとても明るい雰囲気。
女子はときめくこと間違いなしの空間です。
セピア色の明かりの居心地の良すぎる部屋は、思わず「ずっとここにいたい」と思うほど魅力的なんです♪
どこのお家にもトルコの守り神ナザール・ボンジュが飾られています。
こちらは玄関。
洞窟らしさがありますね。
まるでおとぎばなしに出てくるような素敵な空間が広がります。
天然のエアコンのおかげで、夏場は涼しく冬場はあたたか。
こちらは洞窟を利用したレストラン。
カッパドギアに点在する洞窟レストランは、一年中過ごしやすく、ゆっくり食事が楽しめるため、連日観光客で大盛況です。
明かりが灯ると、まるでキャンドルのようですね。
洞窟住居見学はトルコツアーで組み込まれている事がこといのですが、事前に旅行会社に問い合わせてみることをおすすめします。
ちなみに、ほとんどがガイドさんの友達のお家なのだそう。
カッパドギアにあるカイマクルの街には、地下8層に及ぶ地下都市跡があります。
紀元前から存在し、ヒッタイトによって造られたと伝えられています。
内部には教会や学校、墓地、大ホール、ワイナリー、食料貯蔵庫などが造られ、なんと、約2万人が暮らしていたのだそう。
各階層は階段や傾斜した通路で行き来でき、カイマクルと隣のデリンクユの地底都市の間には地下通路が繋がっています。
かつて、ローマ帝国の迫害を逃れた初期キリスト教徒たちが地下に隠れ住み、何世紀もかかって掘り進められたと言われていますが、造られた正確な年代は謎に包まれています。
この大きな石は、敵が侵入してきた時に入り口を塞ぐのに使われていたストーンドア。
どうやってこの狭い洞窟に運んだのか気になりますね!
現代人に比べて、古代人は小柄だったことがわかる写真。
天井は低めです。
とにかく狭い…!
人1人通るのがギリギリです。
下へ下へ、どこまでも続いていきます。
教会や大ホールへ続きます。
この狭さだと、小柄でも常に渋滞だったのでは…
おそらく厨房ですね。
毎日の調理で天井はススだらけです。
1000年以上前の住人が置き忘れた石臼。
この石のテーブルでブドウなどをすり潰していたそうです。
そうして出来上がったワインをこちらの貯蔵庫で寝かせていたのだそうです。
棚に壷をはめて使用していたようですね。
ワインって、実はとても伝統ある飲み物なんです♪
すべて紹介できないのが残念ですが、古代人の生活の跡がしっかり遺されていました。
内部の明かりが消えてしまったら…と思うと、ちょっとゾッとしますね。
当時の人たちは暗闇に慣れていたのでしょうか。
英名 : Kaimakli Underground Cities
住所 : Cami Kebir Mahallesi yeraltı şehri Belediye Caddesi, 50760 Nevşehir, トルコ
マップ : Googleマップ
定休日 : 無休
営業時間 : 夏期 8:00~17:00
料金 : 100TL
公式サイト : カイマクル地下都市
カッパドキアのホテルは、ギョレメ、ユルギュップ、ウチヒサル、オルタヒサルの4つのエリアに集まっています。
やはり今一番人気があるのは、洞窟ホテル。
中でも、早朝に空いっぱいに浮かぶ熱気球を眺めることができるテラスがついているホテルが人気です。
カッパドキアで一番賑やかなギョレメにある洞窟ホテル「スルタンケーヴスイーツ」は、インスタ映えホテルとして話題になっている人気ホテルです。
気球をバックにウェディングフォトを撮る目的で泊まる人も多く、ホテル側も花束やフルーツなど、撮影用の小道具を用意しているほど。
屋上テラスには宿泊客以外は入れないように、ホテルスタッフの方が部屋番号を聞いているので安心です。
客室は全30室で、一番小さなクラッシックダブルルームは20㎡ですが、ジュニアスイーツ、スイーツなどは45~50㎡あり、洞窟ホテルの中ではかなりゆったりとした造りになっています。
無料Wi-Fi、32インチテレビ、ミニバー、無料ボトルウォーター、バスアメニティなどが用意されています。
カッパドキアの洞窟ホテルは、Wi-Fiが遅い、冷暖房の効きがいまいち、シャワーの水圧が弱い、お湯がすぐに切れるなどの不具合が多め。
もしそんな場面に遭遇したら、世界遺産に指定されている大自然の中に泊まっていることを思い出して、ゆったり構えるようにしてくださいね。
住所 : Aydinli Mah. Aydinli Sok. No:40 50180, Goreme, Nevsehir
マップ : Googleマップ
電話番号 : +90 384 271 30 23
営業時間 : チェックイン 14:00~/チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels. com
※カッパドキアの観光スポットやおすすめホテルは、下記記事で詳しく取り上げています。
→ トルコ在住者が厳選!カッパドキアのおすすめ観光スポット9選と熱気球ツアー体験記
自給率ほぼ100%のトルコ。
世界三大料理に挙げられるほど、とにかく食べ物が美味しいんです!
また、イスラム教国ですがお酒も頂けます。
お酒はブドウから作られ、アニスで香りが付けられた「ラク」が有名。
ワインやビールの国産銘柄も豊富ですよ。
その他、コーヒー粉末と砂糖を入れた小さな容器を、火にかけて煮出すトルココーヒーは、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
今回は、筆者が現地で頂いて美味しかったトルコ料理をご紹介します♪
トルコのパンは、どこに行ってもどれを食べてもとにかく美味しい!
外はやや固め、中はモチモチフワフワで何個でもいけます。
そのままでも、バターやバラジャムを付けても美味しいですよ。
一度食べたら忘れられなくなります。
港町にて。
脂の乗ったサバとタマネギの相性が抜群!
レモン汁をかけて頂くのでさっぱりとしていて、何個でもいけちゃう美味しさです。
牛肉は、ジューシーで程よい歯ごたえ。
ボリューム満載なのが嬉しいポイント!
そして、付け合わせのポテトがカリカリホクホクで、じゃがいもの甘味がたっぷりで激ウマでした♪
トルコのみそ汁こと、定番中の定番レンズ豆のスープ。
あっさり頂けますよ。
ほっこりした美味しさが忘れられません。
とにかくフルーツと野菜が新鮮で美味しい、の一言。
トマトやキュウリ、スイカにメロンなど、日本でもお馴染みの食材がとってもみずみずしいのです♪
カッパドギアの洞窟レストランにて。
トルコではたびたびマスのフライが登場します。
お米が野菜扱いで付け合わせなのだとか。
臭みもなく、とても食べやすい味付けですよ♪
こちらもカッパドギアにて。
舌触りが滑らかで、とっても美味しいですよ。
甘さ控えめなので、甘いものが苦手な方でもお楽しみいただけます!
ピスタチオの香りが口いっぱいに広がります♪
トルコには日本では中々お目にかかれないスイーツが盛り沢山!
こちらはバクラヴァといって、幾重にも重ねたパイ生地の隙間にナッツ類を挟んで焼き、仕上げにたっぷりのシロップを染み込ませたお菓子です。
しっとり食感にナッツの食感がアクセントになっていて、紅茶と良く合います。
とにかく甘いので、旅に疲れた時におすすめですよ♪
屋台では搾りたてをいただけるお店もありますよ。
酸味とザクロの香りがすごい!
あまりの美味しさに、一気に飲んでしまいました。
トルコに訪れた際は、他にはない美味しい料理やお菓子に舌鼓を打ってください♪
※その他、トルコのおすすめグルメは下記記事を参考にしてください。
→ トルコ在住者に聞く!トルコ旅行で食べるべきトルコ料理31選
トルコには、他にはない伝統的なお土産がたくさんあります。
旅の記念に、訪れた際はぜひ買ってみてください♪
トルコでどの地方でも必ず良く見かけるのはコレ!
「他人の羨望・嫉妬のまなざしはその人に悪影響を与える」と考えられているトルコ。
これはヒッタイト時代から残る信仰で、こうした羨望のまなざしから守ってくれるのが、目玉の形をした「ナザール・ボンジュ」。
ガラスや陶器でできており、様々な製品に加工されています。
トルコブルーとても綺麗なので、お土産に喜ばれることでしょう。
ふと、お土産屋近くの木を見るとたくさんのナザール・ボンジュが!
まるでアートですね。
リーズナブルで可愛いマグネット。
ナザール・ボンジュコレクション。
コレだけあると迷いますね。
こちら、店番してますがどうやら売る気はないようです。
トルコの伝統工芸「キリム」。
大きさや形、柄も値段も様々です。
一点ものが多いのもポイント。
ただし、値段が高いものを購入する時には素材の見極めや価格交渉をしっかり行うようにしましょう。
モザイク加工のガラスでできたトルコランプは、カラフルでインテリアにとても喜ばれます。
持って帰るのがちょっと大変ですが、比較的リーズナブルなのに高級感もあるのでおすすめですよ。
バラが名産のトルコ。
日本では貴重なローズウォーターやバラジャム、そしてローズたっぷり配合のコスメがとにかくお安く手に入ります。
とっても香りが良く、純度が高いので女性には必ず喜ばれますよ。
お土産にバラだなんて、なんだかロマンティックですね。
とにかく大きくて、甘さ控えめでとっても美味しいですよ!
添加物が一切無いので、安心して食べることができます。
おすすめは、デーツ(干したナツメヤシの実)、あんず、イチジク。
自分へのお土産にもピッタリですよ。
思わずたくさん買ってしまいたくなる魅力にあふれたトルコのお土産。
お土産を買うなら都市部より地方の方が断然お安く、値切り交渉も聞いてくれますし、おまけまでつけてもらえる場合もあるのでおすすめです。
また、有名観光地でもカッパドギアはイスタンブールの半値以下と、だいぶお財布に優しいのがポイント。
車移動なら、地元価格で買えるドライブインや、スーパーも良いでしょう。
トルコは、一度行くとまたすぐに行きたくなるほど素晴らしい国です。
親日で比較的安全な国ですが、もちろん危険もありますので、情勢を見ながら十分気を付けてお出かけください。
最終更新日 : 2023/02/07
公開日 : 2016/12/12