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後楽園とは、一般的に東京都文京区の南部、東京メトロ・後楽園駅やJR水道橋駅の周辺エリアを指します。
都内屈指のレジャースポットである「東京ドームシティ」を中心としたエリアといった方が分かりやすいかもしれませんね。
かつて、この辺りに後楽園球場や後楽園ゆうえんちがあったことから「後楽園」と名付けられたと思いきや、実はルーツはもっと古いところにあります。
この後楽園という名称は、江戸時代初期に造園され、今もなお有名観光スポットとして知られる「小石川後楽園」から引用されたものだそうです。
今や後楽園を冠する施設は少なくなってしまいましたが、東京を代表する行楽地であることに変わりはありません。
華やかなイメージが強い後楽園ですが、中心部から少し歩けば閑静な下町の風情が残っています。
江戸庶民の間で古くから信仰されていた神社・仏閣や、ノスタルジアを感じさせる古い建物や商店街などが至るところに点在しており、街角を散策しているだけで楽しい気分に浸れますよ。
また、「小石川後楽園」を筆頭に、都会の疲れを癒す緑豊かな公園が多いことも魅力です。
決して広いエリアとは言えませんが、江戸の昔から最新鋭のものまで、新旧の素晴らしい建造物が交じり合い、独特の雰囲気を醸し出している街と言えるでしょう。
後楽園の最寄り駅は、地下鉄であれば東京メトロ「後楽園駅」のほか、都営地下鉄の「春日駅」と「水道橋駅」となります。
後楽園駅は丸の内線と南北線、水道橋駅は都営三田線、春日駅は三田線と大江戸線が乗り入れています。
春日駅は連絡改札口で後楽園駅と繋がっているので、相互乗換が可能です。
礫川公園や文京シビックセンター、源覚寺方面を訪れるなら後楽園駅が少し近いですが、東京ドームシティや小石川後楽園であれば、どの駅を利用しても同じくらいの距離です。
JR線を利用するなら、中央・総武線の「水道橋駅」が最寄りとなります。
東京ドームシティは横断歩道を渡って目の前ですが、礫川公園など小石川方面は少し歩きます。
「飯田橋駅」も最寄りですが、東京ドームシティや小石川後楽園までは10分程度の時間を要します。
共に各駅停車しか停まらないので注意が必要です。
年間3,800万人もの来場者で賑わう、東京都内最大級の人気観光スポット・東京ドームシティ。
約13.3ヘクタールの敷地内に、スタジアム、遊園地、ショッピングモールのほか、スポーツ施設、ミュージアム、ホテルなどが集結した巨大レジャーランドです。
あまりにも遊びたい場所が多すぎて、とても一日だけで満喫するのは難しいかもしれません。
ここでは、そんな東京ドームシティで押さえていきたい定番スポットをご紹介します。
東京ドームシティで最も中心となる施設と言えば、その名前の由来にもなっている「東京ドーム」ですね。
読売ジャイアンツのホームグラウンドでもあり、ジャイアンツ主催のプロ野球公式戦のほか、多くの重要な試合の会場としても利用されています。
野球の試合ばかりでなく、コンサートや格闘技などのイベントも開催されているので、足を運んだ経験のある方も多いかもしれません。
そんな東京ドームは、幾多の名勝負の舞台となった後楽園球場の閉鎖に伴い、昭和63年(1988年)に開業しました。
今でこそ珍しい存在ではなくなりましたが、屋根付球場(全天候型多目的スタジアム)としては日本初であり、天候に左右されることなく試合やイベントを開催できることが魅力です。
東京ドームの収容人数は55,000人、面積は約47,000㎡と、国内にある野球場の中では最大の規模を誇ります。
巨大な建造物などの代名詞にもなっており、建物や敷地の規模を表現するのに、「東京ドームの何個分」などの例えが使われるほどです。
かつて「BIG EGG」とも呼ばれたことがある巨大な玉子型の偉容は、少し離れた場所からもしっかり確認できる後楽園のランドマークにもなっています。
東京ドームはJR水道橋駅からも近いのですが、地下鉄の後楽園駅を利用すればあっという間です。
駅から直結している歩道橋は渡れば、わずか2~3分で辿りつきます。
筆者が訪れた3月中旬は、通常はプロ野球のシーズン前の時期にあたりますが、この日は「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の準々決勝の開催日。
プロ野球開催日に負けない混雑ぶりでした。
東京ドームに到着してから目的の入場ゲートまで、長い外周を歩かなければならない場合もありますが、この外周も飽きない工夫が凝らしてあります。
通路に吊るされたペナントには、懐かしの名シーンが時系列に紹介されており、ファンには堪らないサービスですね。
外周エリアには、軽食やグッズを扱ったショップがたくさんあって、入場前にも楽しいひと時が過ごせますよ。
こちらはジャイアンツの公式グッズショップで、後楽園駅に近い21番ゲートそばにあります。
ファンの人は、ここでしか販売されていない限定グッズをゲットしましょう。
こちらのゲートから、さっそく球場内に入場します。
野球観戦中にお腹が空いても安心!
東京ドーム内には、軽食から和食・中華、タイやベトナム料理などの変わり種も含めて、約70店舗のグルメショップが軒を連ねています。
特に内野1階コンコースにある「グルメストリート」は、30店舗がずらりと並ぶドーム内最大のグルメスポットです。
ジャイアンツ主催試合には、監督や選手がプロデュースした、限定のお弁当・グルメも楽しめますよ。
ただし、ドーム内のショップはすべてキャッシュレス決済になっており、現金決済はできないので注意が必要です。
観客席は広々としており、ゆったりとした気分で試合鑑賞を楽しめます。
こちらは内野2階席からの眺めです。
バックスクリーンのスコアボードも見やすいですね。
内野の1階席だと、選手の動きをこんなに近くで鑑賞することができます。
一球一球の熱気が伝わり、迫力満点ですね。
住所 : 東京都文京区後楽1-3-61
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-5800-9999
営業時間 : 施設により異なります
料金 : 開催イベント、施設により異なります
公式サイト : 東京ドーム
日本で最も人気のあるスポーツのひとつ・野球。
「野球殿堂博物館」は、そんな野球に関する貴重な資料やコレクションを集結した野球専門の博物館です。
収蔵品の数はプロ・アマ問わず、国の内外から収集した約40,000点にも及び、うち2,000点が常時展示されています。
有名選手が実際に使用したユニフォームやウィニングボール、歴史を伝える100年以上昔の野球用品など所狭しと展示され、野球が好きな人には堪らないミュージアムとなっています。
東京ドーム内、21番ゲート近くの地下にあります。
こちらがエントランスです。
話題性のあるコレクションがタイムリーに展示されています。
この時は、野球殿堂を果たしたばかりのラミレスさんのDeNA時代のユニフォームや、2023年1月に亡くなった名選手・門田 博光さんの南海ホークス時代のユニフォームやバットなどが展示されていました。
エントランスから右に進めば「企画展示室」から先に見学できますが、今回は順路どおり、左のミュージアムコーナーに進みます。
ミュージアムの最初の展示は、プロ野球コーナーです。
まずはプロ野球12球団の紹介で、球団旗や現行のユニフォーム、キャップなどが展示されています。
ガラスケースの中には、球団所属の現役選手が使用していたサイン入りのバットやグラブ、球団マスコットなども展示されています。
ファンには嬉しいサービスですね。
続いて球史に残る名選手のコーナーです。
本塁打世界記録の王貞治さんや、400勝投手の金田正一さん、盗塁数世界記録を誇る元阪急ブレーブスの福本豊さんら、懐かしの名選手のユニフォームや用具がずらりと展示されています。
王さんが練習用に使った日本刀など珍しいアイテムも展示してあり、往年の野球ファンの人なら感激すること間違いありません。
野球の原型が作られたのは、1845年の米国。
アレキサンダー・カートライトという人が、今日の野球に直接つながるルールを作成したのがはじまりとされています。
日本に伝わったのは明治5年(1872年)。
以降、様々な変遷を経て現在に至っています。
「野球の歴史コーナー」では、150年以上に及ぶ野球史を、当時の写真や野球用品・冊子など貴重な展示品を見学しながら、幅広く知識を吸収することができます。
プロ野球だけでなく、高校野球や大学・社会人野球、少年野球や女子野球などアマチュア野球に関する展示も豊富です。
優勝チームのユニフォームやウィニングボール、記念品など、貴重な展示品がずらりと並んでいます。
過去の試合の名シーンやダイジェスト映像を、120インチ大画面で楽しめる「映像シアター」。
様々なテーマを取り上げていますが、この日は完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手の特集でした。
「野球殿堂」コーナーも見応え抜群!
野球が日本に伝わって以来、このスポーツの普及に携わった功労者や、素晴らしい功績を残した選手をブロンズ製肖像レリーフで紹介しています。
明治の俳人・正岡子規や作曲家の古関 裕而さんなど、文化人も多数含まれています。
レリーフには殿堂入りした功績の詳細が、英文とともに紹介されています。
「企画展示室」では、様々なテーマを対象とした特別展示を開催しています。
WBC開催中とあって、テーマは「侍ジャパン」!
過去の大会の紹介と、かつて日本代表で活躍したイチローさんや松坂大輔さんのユニフォームなどが展示されていました。
大谷翔平選手の日本ハム時代のユニフォームや野球用品もありました。
そして、現在進行形だった2023年度WBCの展示コーナー。
栗山代表監督のユニフォームやウィニングボール、出場選手リストなど、リアルタイムで楽しめるアイテムがたっぷり!
「野球殿堂博物館」は、野球観戦の前はもちろんのこと、後楽園を訪れたらぜひ立ち寄ってみたいおすすめスポットです。
※筆者が訪れてから数日後、日米が対戦した決勝戦で日本代表が悲願の優勝を果たしました。その時の記念すべき優勝トロフィーも展示されているそうですよ。
住所 : 東京都文京区後楽1丁目3−61 東京ドーム2階
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3811-3600
定休日 : 月曜日(但し、祝日・東京ドーム野球開催日・春・夏休み期間中は開館)、年末年始(12月29日~1月1日)
営業時間 :
料金 :
公式サイト : 野球殿堂博物館
東京ドームに隣接する都市レジャーランド、「東京ドームシティアトラクションズ」。
長年親しまれてきた「後楽園ゆうえんち」を大幅リニューアルし、平成15年(2003年)に誕生しました。
広大な園内は5つのゾーンに大別されていて、小さな子供から大人まで幅広い年代層が楽しめるアミューズメント施設となっています。
入園は無料となっており、アトラクションごとにチケットを購入するシステムが基本なので、予算や時間を気にすることなく気軽に楽しむことができることも魅力。
会社帰りや野球観戦の前などに、ちょっとだけ遊んでみたい人にもおすすめですよ。
設置されているアトラクションの数は全部で20種類以上!
1回450円~から楽しめますが、1日乗り放題の「ワンデ―パスポート(大人4,200円)」や5回分の乗車ができる「ライド5(大人2,800円)」も用意されています。
17:00以降の入園であれば「ナイト割引パスポート(大人3,200円)」も適用されるので、かなりお得ですよ。
絶叫マシーンが中心の「ラクーアゾーン」。
右側の「サンダードルフィン」は、最高傾斜80度・最高時速130kmで滑走するスリル満点のジェットコースターです。
余裕があれば、頂上からの絶景を満喫してみましょう。
左側はカラオケまで楽しめる大観覧車「ビッグ・オー」、地上80mからの東京ビューを楽しめます。
中心部分が空洞になっており、この中をサンダードルフィンが突入する瞬間は圧巻です。
園内最古のアトラクションである「スカイフラワー」。
パラシュート座席が透明になっていて、意外にとってもスリリングなんです。
違った絶景が楽しめるので、昼と夜それぞれ体験したみたいですね。
こちらの「スーパーバイキング・ソラブネ」も大人気の絶叫マシーン!
特に最端部分に座ったら、最高級のスリルを味わえますよ。
全国のお化け屋敷のなかでも、ここが一番怖いと定評のある「怨霊座敷」。
お化け屋敷のカリスマプロデューサーが、最新のテクノロジーを駆使して演出しているから、その怖さは想像以上です。
気になる人はぜひチャレンジしてみましょう。
他にも小さな子供たちが遊べるアトラクションも豊富にあるので、家族連れで訪れても一日中楽しむことができます。
ライトアップされた夜間は幻想的で、デートにもおすすめですよ。
住所 : 東京都文京区後楽1-3-61
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-5800-9999
定休日 : 不定休
営業時間 : 9:30〜21:00(変更の可能性あり)
料金 :
公式サイト : 東京ドームシティアトラクションズ
後楽園に天然温泉?
ラクーア(LaQua)は、スパを併設した融合商業施設で、アトラクションズと同じ平成15年(2003年)に開業しました。
スパ(Spa LaQua)、フィットネス、アトラクションズ、ショップ&レストランの4つのゾーンで構成されています。
アトラクションズは上記「東京ドームシティアトラクションズ」のことなので、ラクーアの一部ということになりますね。
スパ・ラクーアは、東京ドームの地下1,700mから湧出する天然温泉を使用し、露店風呂や5種類の内湯のほか、各種サウナまで備えた本格仕様。
リラクゼーション施設も備えており、至福のバカンス気分を味わえます。
基本料金は大人3,230円と、都心らしくかなり高めの価格設定ですが、自分へのご褒美としても最適ですよ。
ラクーアの1~4階を占めるショッピングエリアは、人気の有名量販店からお洒落なファッション・雑貨のお店まで40店舗以上が集結。
21時まで営業しているお店が多いので、平日の仕事帰りでも充分買い物が楽しめます。
ショッピングフロアの真下が遊園地というのも、非日常感が味わえますね。
レストランエリアは、深夜23時まで営業しているので、ナイター帰りでも充分間に合います。
軽食や和食、エスニック系と出店しているお店もバラエティに富んでいます。
アトラクションズに面した2階の通路にも、楽しいお店が集結していますよ。
1階の広場では、各種イベントが開催されます。
絶叫マシーンに囲まれた商業施設なんて、全国探してもここしかないかもしれませんね。
住所 : 東京都文京区春日1丁目1-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-5800-9999(東京ドームシティわくわくダイヤル)
定休日 : 年中無休
営業時間 :
料金 : 施設により異なる(ショップやレストランなど商業施設部分は無料)
公式サイト : ラクーア
住所 : 東京都文京区春日1丁目1-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-5800-9999
休館日 : 春季と冬季に2日ずつ ※休館日に関する詳しい情報は公式サイトをご確認ください
スパ料金 :
公式サイト : ラクーア
後楽園駅の周辺には、ほかにも見逃せないおすすめスポットが豊富に存在します。
東京ドームシティに隣接しているとは思えないほど厳かな日本庭園や、広々とした公園、下町のパワースポットなど見どころが満載です。
野球だけでなく、日本のお家芸であるあのスポーツの聖地も後楽園!
さっそく散策してみましょう。
「後楽園」という地名の由来にもなっている旧大名庭園で、東京ドームシティと双璧をなす後楽園エリアを代表する観光スポットです。
後楽園といえば、日本三大庭園に数えられている岡山市の後楽園も有名ですが、こちらと区別するため「小石川後楽園」と呼ばれています。
現在は東京都立公園となっていますが、貴重な文化財であることから、国の特別史跡および特別名勝にも指定されています。
こうした重複指定を受けているのは、金閣寺や毛越寺、厳島神社など全国でも9例しかないそうで、いかに貴重な存在であるかわかりますね。
実はこの「小石川後楽園」、誰もが知る超有名な偉人が造園に関わっているんです。
小石川後楽園は、江戸時代初期の寛永6年(1629年)、水戸徳川家初代藩主である徳川頼房が、藩の江戸上屋敷に庭園を造ったのがはじまりです。
「水戸黄門」として知られる、2代藩主・徳川光圀の時代になって完成しました。
光圀は日本に亡命してきた明の儒学者・朱舜水を保護し、庭の設計に参加させたことから、中国趣味の強い庭園に変貌することになりました。
後楽園という命名も朱舜水が選んだもので、北宋の官吏・范仲淹が記した『岳陽楼記」内にある「仁人は天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から採用されたそうです。
庭園の様式は中央に池を配置した「築山泉水回遊式」となっており、随所に中国各地の景勝地などを模した山や湖、川や田園などの景観を表現しています。
敷地面積は当時約33ヘクタールにも及んでいたそうですが、今でも約7ヘクタールが残り、有料の都立公園として一般開放されています。
賑やかな東京ドームシティのすぐ隣にあるとは思えないほど静かな環境で、四季折々の変化を楽しむみながらの散策が楽しめます。
広い園内は見どころが豊富なので、少なくとも1時間は滞在したいものです。
飯田橋駅側の「西門」とドームシティ側の「東門」と、2つの出入口がありますが、今回は西門より入場しておすすめのスポットをご紹介します。
サービスセンターや売店、食事処の「涵徳亭」はこちら西門側にあります。
「大泉水」は、小石川後楽園で最も中心となる景観です。
池のなかに、神仙思想に基づいた「蓬莱島」と竹生島を配し、琵琶湖に見立てて造られたそうです。
この泉水の形は将軍・徳川家光が設計したとも伝えられています。
かつては池に船を浮かべて、舟遊びを楽しんだそうですが、今は落ち着いた雰囲気を漂わせています。
大泉水のほとりには「紅葉林」があり、秋には真っ赤な絶景に変わります。
この紅葉林内に造られた小川は、紅葉の名所である奈良の竜田川に因んで、「竜田川」と名付けられています。
園内の散策路にも細かい工夫がなされています。
内庭まで続く「延段」は、大小の自然石と切石を巧みに組み合わせたもの。
素朴な造りではありますが、こちらも中国風のデザインだそうです。
かつては後楽園の正式な入口であった「唐門」。
戦災で焼失していましたが、令和2年(2020年)に復元されました。
門の扁額には「後楽園」の揮毫が確認できますね。
「内庭」は、かつて水戸藩の書院があった私的空間で、唐門によって外庭の「後楽」と分かれていました。
こちらも池を配置した築山泉水回遊式で、抜群の庭園美を誇ります。
もうひとつの入場口である「東門」は、内庭のすぐそばにあります。
東京ドームシティ方面から入園する場合は、こちらを利用した方が便利ですよ。
徳川光圀が、農民たちの苦労や農業の尊さを嗣子・綱條(つなえだ)の夫人に教えるために造った「稲田」。
この時期(3月)は閑散期ですが、文京区内の小学生による田植えや稲刈りが実際に行われており、光圀を教えを受け継いでいます。
梅林には、まだ梅の花が残っていました。
徳川光圀は「梅里」と号するほど梅を愛した人で、園内には白梅・赤梅など30種類ほどの梅が植えられています。
可憐な梅の花も、見ていると落ち着いた気分になりますね。
水戸の偕楽園といえば、梅の名所として有名ですね。
こちらの梅の木は、偕楽園から「里帰り」したものだそうです。
梅林周辺では、椿も見頃を迎えていました。
石を伝って、実際に歩くことができる「沢渡り」。
スリルがありますが、こんなところにも遊び心たっぷりですね。
中国の景勝地で、ユネスコ世界遺産にも指定されている「廬山」に見立てた「小廬山」近くの高台にある「得仁堂」。
光圀の本意を現した御堂で、建立当時の姿を残す園内最古の建物です。
光圀が18歳の時、司馬遷の『史記』にある「伯夷列伝」を読んで感銘を受け、伯夷・叔斉の像を安置したと伝わっています。
アーチ状の形が美しい「円月橋」。
朱舜水が設計したと伝わる中国風石橋で、得仁堂とともに当時の姿をそのまま伝える貴重な建造物です。
水面に映る姿が満月のように見えることが名前の由来とされています。
やはり中国を代表する景勝地のひとつで、ユネスコ世界遺産にも指定されている「西湖」。
その西湖にある堤防「蘇堤」に見立てた、「西湖の堤」です。
地味な建造物ですが、全国の大名庭園に大きな影響を与えたと言われています。
西湖の堤方向から池越しに、赤い丸木橋・通天橋を望みます。
こちらの景観も見事ですね。
通天橋は、京都にある禅寺の名刹・東福寺の通天橋を模して造られたと言われています。
紅葉のシーズンには、紅葉狩りのベストスポットとして、言葉を失うような絶景を楽しめますよ。
小石川後楽園の見どころは、他にもたくさんあります。
四季折々の植物が植樹されているので、オールシーズン楽しむことができますよ。
通常は入園料として大人300円必要となりますが、「みどりの日(5月4日)」と「都民の日(10月1日)」は無料開放されます。
都心でありながら深山幽谷の世界を味わえる小石川後楽園は、後楽園を訪れたら外すことができない一押しスポットです。
住所 : 東京都文京区後楽1丁目6-6 25階
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3811-3015
休園日 : 年末年始(12月29日~翌年1月1日)
開園時間 : 9:00〜17:00(最終入園 16:30)
入園料 :
公式サイト : 小石川後楽園
礫川(れきせん)公園は、後楽園駅に直結した緑豊かな公園です。
駅を降りてから、東京ドームシティの反対方向に向かえばすぐに到着します。
小石川台地の東端に位置しており、自然の高低差を利用した三段階層状に造られていることが特徴です。
駅前にあるにも関わらず静かな環境が魅力的で、ちょっとした休憩をしたい時にも重宝する公園でもありますよ。
礫川公園のある場所は、かつて陸軍の砲兵工廠として使われた軍用地だったそうですが、戦後になって文京区立の公園に生まれ変わりました。
一番下の段は大きな2本のケヤキを中心とした開放的な広場、中段は池と花壇がある憩いの空間、そして最上段はブランコや健康器具のある遊び場となっています。
西洋庭園風の中段噴水広場は、のんびり休憩するには最高の環境ですね。
中段と上段をつなぐ階段には、公園のシンボルとなっているカスケード(連続した滝)が設置されています。
高さ10mにも及ぶカスケードは、イタリア・ルネサンス様式を参考に、垂直に立つ鉄平石張りの壁面に造られています。
カスケードの水の吹き出し口はブロンズ製で、獅子と羊の頭をデザインしたものになっています。
こちらも西洋庭園風で、お洒落な雰囲気たっぷりですね。
眺めているだけで気持ちが落ち着いてきます。
中段にある池の反対側は、遊具のある児童広場になっています。
特別珍しい遊具があるわけではありませんが、ブランコなど一般的な遊具は揃っており、地元の子供たちで賑わっていました。
最上段からの眺望は抜群、公園全体の様子が見渡せます。
建物の3階部分と同じ高さがあるそうです。
なお、公園の真正面にある建物は、文京区役所も入居している「文京シビックセンター」です。
文京シビックセンターの25階部分は展望ラウンジになっています。
地上105mの高さから、東京都内のほか富士山や秩父連峰、筑波山などの絶景を330℃の大パノラマで楽しむことができますよ。(2023年3月現在は閉鎖中)
公園上段の奥には東京都戦没者霊苑が設置されています。
周囲と比べてひっそりとしており、とっても厳粛な雰囲気に包まれていました。
先の大戦で16万人以上の都民が亡くなったと聞けば、平和のありがたさを実感せずにいられませんね。
他にも、サトウハチローの「小さい秋みつけた」のモデルになったハゼノキや、作家・幸田幸の自宅にあった「ハンカチノキ」も見どころのひとつです。
宮沢賢治がデザインした花壇も存在しており、文学好きの人にも堪らない公園でもあります。
住所 : 東京都文京区春日1丁目15
マップ : Googleマップ
アクセス : 後楽園駅より徒歩1分
電話番号 : 03-5803-1252(文京区 みどり公園課)
定休日 : なし
営業時間 : 24時間常時開放
後楽園駅から歩いて5分くらいのところに、とってもユニークなお寺が存在します。
江戸時代初期の寛永元年(1624年)に創建された「源覚寺」は、将軍徳川秀忠・家光からも深い信仰を得ていた浄土宗の名刹です。
この寺院は正式名の源覚寺よりも、「こんにゃくえんま」というユーモラスな名前で親しまれています。
なぜ「こんにゃくえんま」と呼ばれるようになったかについては、下記のような伝承が伝わっているからだそうです。
宝暦年間(1751~1764)の頃、眼病を患った老婆が閻魔像に治癒祈願の参拝を行っていたそうです。
すると満願の夜、老婆の夢枕に閻魔大王が現れ、「自分の片眼をお前に与えよう」と告げたとのこと。
やがて老婆の目は突然見えるようになったので、お礼参りに訪れると、なんと閻魔像の右目が潰れていたんだとか。
老婆は感謝のしるしとして、好物のこんにゃくを一切口にせず、閻魔像に供え続けたと言われています。
以来、こんにゃくを奉納すると高いご利益が得られると伝わり、「こんにゃくえんま」と呼ばれるようになったそうです。
地元の人にどれだけ親しまれているのかといえば、この商店街を見ればわかりますね。
昔ながらの庶民的な雰囲気があり、下町情緒たっぷりです。
江戸時代には門前町として栄えたという歴史ある商店街なんだとか。
さっそくお寺を参拝してみましょう。
境内に入ってすぐ左手に現れるのが、「御百度石」です。
かなり崩れかかっていますが、なんと江戸時代の嘉永5年(1852年)に建立したものだそうです。
この中に白い石が100個あるらしく、御百度参りの目安としてくださいと書いてありました。
正直、どの石なのかわかりづらいのですね。
小石川周辺には、七福神を祀った7つのパワースポットがあり、「小石川七福神」として親しまれています。
源覚寺には武運や商売繁盛にご利益のある「毘沙門天」を祀っている御堂があるので、ぜひとも参拝しましょう。
ちなみに長寿や多幸の神様・福禄寿は、東京ドームシティ内に祀ってありますよ。
こちらの「塩地蔵尊」もユニーク!
源覚寺創建の寛永元年(1624年)からあるそうで、参拝者の身体健康にご利益があると言われています。
右側にある錫杖を患部に当ててご祈願するんだとか。
特に歯の痛みには効果抜群そうなので、気になっている人は試してみてくださいね。
閻魔堂に到着しました。
こちらで祀られている閻魔像は、お寺よりも古い鎌倉時代に作られたと言われています。
閻魔像のほか、地蔵菩薩像・奪衣婆像も安置されています。
江戸時代にあった4回の大火、および関東大震災や第二次世界大戦の惨禍からも免れた閻魔像は、文京区の指定有形文化財にもなっています。
御堂前にある閻魔像の写真を見ると、なるほど右眼部分が割れて黄色く濁っている気がしますね。
こんにゃく芋も奉納されていました。
こんにゃく芋の現物って、普段あまり見かけることがありませんね。
閻魔堂には、参拝者から奉納されたこんにゃくが山積みに置かれていました。
こんにゃくは「困厄」に通じ、こんにゃくを絶つことは困厄に打ち勝つという意味もあるそうです。
セルフで、お参り用の線香も販売しています。
香炉に線香を供えて、筆も開運祈願してみました。
夏目漱石の「こころ」や「吾輩は猫である」、樋口一葉の「にごりえ」など多くの文学作品にも登場する名刹・源覚寺。
決して大きなお寺とはいえませんが、見どころ満載のユニークなパワースポットです。
住所 : 東京都文京区小石川2丁目23−14
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3811-4482
拝観時間 : 6:00~17:30
公式サイト : 源覚寺
日本国内にとどまらず、世界約200もの国や地域でも盛んに競技されているスポーツ・柔道。
明治初期、嘉納治五郎が日本古来から伝わる諸柔術を体系化し、自己完成を目指す道としての「柔道」として完成させたものです。
講道館は、そんな嘉納が指導する最初の道場として、明治15年(1882年)5月に創設されました。
今もなお柔道界の総本山として君臨し、柔道の指導と普及活動を行っています。
そんな講道館は、柔道関係者以外は立ち入ることができない、程遠い存在だと思われるかもしれません。
ところが、別館の国際柔道センターにある「柔道資料館」は一般に広く開放されており、誰でも無料で見学することができるんです。
講道館創設以来の柔道の足跡を、豊富な資料や物品、写真などで展示紹介しており、柔道に少しでも興味のある人なら満足できる内容になっています。
柔道資料館を見学するには、国際柔道センターの2階の事務所にて受付をする必要があります。
受付簿に名前と住所、所属する柔道団体がある場合はその団体名を記入し、簡単な注意事項の説明を受けます。
展示品の写真撮影などは禁止されているので注意が必要です。
また、武道の精神を尊び、入退館時の礼儀はしっかりと行うようにしましょう。
資料館は「資料展示室」「殿堂」「師範室」の3つに分かれて展示されています。
資料展示室では、有名な柔道家の稽古着や入門誓文帳、勝海舟が嘉納治五郎に贈った直筆の扁額などが展示され、殿堂室では、殿堂入りした柔道家の略歴等を紹介しています。
師範質では嘉納治五郎が実際に使っていた稽古着や、嘉納師範揮毫の掛け軸などが展示され、見応えたっぷりです。
柔道のことをよく知らなかった人でも、この資料館に足を運んだら興味が湧いてくるかもしれません。
また、講道館では大道場での実際の稽古の様子(平日16:00~)を見学することができるので、気になった人はぜひ参加してみてください。
住所 : 東京都文京区春日1-16-30
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3818-4562
営業時間 :
公式サイト : 講道館
後楽園駅から10分ほど歩いたところにも、ぜひともおすすめしたいスポットが点在しています。
飯田橋駅近くにある「東京大神宮」は、東京都内屈指のパワースポットとして知られ、特に恋愛成就の御利益が強いと若い女性たちにも大人気です。
また、地名の水道橋とも縁の深い「本郷給水所公苑」は、園内に整備された庭園が美しく、訪れる人たちの癒しの空間となっています。
お散歩しながら、少し足を延ばしてみましょう。
後楽園方面から徒歩10分、JR飯田橋駅近くのオフィス街のなかにひっそりと鎮座する「東京大神宮」。
うっかり見過ごしてしまうほど小さな神社ではありますが、近年は都内最強のパワースポットとして、多くの参拝客が訪れるようになりました。
日本人の総氏神である天照大神を主神として仰ぐ「伊勢神宮」の遥拝殿でもあり、「東京のお伊勢さま」として親しまれている格式高い神社です。
天照大神のほか、伊勢神宮外宮の御祭神である豊受大神や倭比賣命、「造化の三神」ともいわれる天之御中主神ほか2柱も同時に祀っており、期待できる御利益は抜群だとか。
特に造化の三神は結びの働きを司る神様なので、良縁・縁結びに高い御利益を期待できると言われています。
東京大神宮が創建されたのは、明治13年(1880年)のこと。
明治天皇の御裁断を仰ぎ、伊勢神宮の遥拝殿として日比谷の地に創建されたのがはじまりです。
それまで庶民にとって生涯の願いだった「お伊勢参り」が、東京で気軽にできる神社として、多くの人の信仰を受けるようになりました。
現在の飯田橋に移転してきたのが、関東大震災後の昭和3年(1928年)、戦後になって今日の「東京大神宮」に改め現在に至っています。
筆者が東京大神宮を訪れたのは3月中旬の平日。
参道沿いの案内表示を目印にして進みます。
初詣の時期には5万人もの参拝者が訪れるそうですが、平日ということもあり、この日の参拝者はまばらでした。
若い女性を中心に、縁結びのパワースポットとして人気がある東京大神宮ですが、こちらでは良縁成就後の結婚式も執り行っています。
今では珍しくない「三三九度」の神前結婚式ですが、そのルーツは何とこちらの東京大神宮。
明治33(1900年)年に当時の皇太子(のちの大正天皇)と皇太子妃(貞明皇后)の結婚の儀が宮中神殿で行われたことを記念して、翌年から当神社にて一般向けの結婚式を開始したのがはじまりだそうです。
広大な境内を持つ伊勢神宮において、内宮と外宮を同時にお参りするには大変ですが、こちらの東京大神宮では一度での両宮を参拝したのと同じ御利益が得られるとか。
また、倭比賣命(やまとひめのみこと)は天照大神の御杖代であり、天照大神の御心を参拝者に伝える神様と言われています。
恋愛だけでなく、厄除開運・家内安全・交通安全・学業成就・商売繁盛など、あらゆるお願い事を祈願してみましょう。
東京大神宮内には、別の神様も祀ってあります。
「飯富稲荷神社」は、稲荷大神と大地主大神を祀る稲荷神社で、衣食住や商売繁昌・家業繁栄の御利益があると尊崇されています。
特に芸能にゆかりのある神様と言われ、芸能人が芸道精進の祈願に訪れることも少なくないそう。
ぜひとも一緒に参拝したいものですね。
住所 : 東京都千代田区富士見2丁目4-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3262-3566
定休日 : 年中無休
営業時間 : 拝観自由
料金 : 無料
公式サイト : 東京大神宮
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近くに「水道橋」や「お茶の水」という駅名があるように、後楽園周辺は何かと水道の縁が深いところです。
天正18年(1590年)江戸に入った徳川家康は、江戸住民の飲用水を確保するため、家臣の大久保藤五郎に命じて上水道網の設置を行いました。
そのひとつが「神田上水」で、神田川に架かる橋にも上水道を備えてつけたことから「水道橋」と呼ばれるようになったそうです。
そんな神田上水の遺構とともに、素晴らしい庭園散策を楽しめるのが、後楽園駅から徒歩7分程度の場所にある「本郷給水所公苑」です。
本郷給水所は明治25年(1892年)に建設され、今もなお現役で使用されている東京都水道局の施設です。
「本郷給水所公苑」は、その給水所の屋上に造られた公園で、昭和51年(1976年)12月に開園しました。
設計は全国の著名な庭園を手掛けた、伊藤邦衛氏によるもので、細部までこだわったお洒落なデザインが魅力的です。
約7,800㎡の公園敷地は、和風庭園ゾーンと洋風庭園ゾーンに分かれており、それぞれ趣の異なった滞在が楽しめます。
和風庭園ゾーンは、公園敷地の三分の二を占めます。
古き武蔵野の雑木林をイメージして造られており、豊かな樹木に囲まれて小川や池などが再現されています。
散策路を歩いていると、建物の屋上にある人工庭園であることが信じられないようなリフレッシュ感を味わえますよ。
小川の随所には、鳩の彫刻が点在しています。
彫刻家の柳原義達さんの代表作品である「道標 鳩」で、他にも全国の庭園に置かれているそうです。
こちらは神田上水の石樋を移設復元したもので、公園の一番奥に保存・展示されています。
長さ180cm、幅60cmで、30cm程度の厚さがある蓋石がのせられています。
江戸時代の技術の高さが実感できる貴重な遺構です。
続いて洋風庭園ゾーンです。
フランス式の庭園で、パーゴラと地球儀のオブジェが置かれています。
ゾーンの一部は、ブランコや滑り台が設置された遊具広場となっていました。
この洋風庭園ゾーンで外せないのが、約52種300株が植樹された華やかなバラ園です。
毎年5月上旬には春バラ、10月中旬には秋バラの見頃を迎え、庭園一帯がバラの絶景に包まれます。
バラ園の中心には印象的な「カルメン」像が設置されています。
本郷給水所公苑は無料で開放されています。
お散歩の途中での休憩や、ベンチに座ってちょっとした食事を楽しみたい時などに利用してみるのもおすすめです。
時間があれば、公苑に隣接している「東京都水道歴史館」にも立ち寄ってみましょう。
こちらも入園無料で、神田上水から始まる東京都における水道の歴史を楽しみながら学ぶことができますよ。
住所 : 東京都文京区本郷2丁目7−1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-5803-1252(文京区 みどり公園課)
定休日 : 12月28日~1月4日
営業時間 :
料金 : 無料
今も昔も文化の発信源であり続ける後楽園は、東京都内屈指の行楽スポットです。
東京ドームシティや小石川後楽園のほかにも、のんびり寛げる公園や魅力的なパワースポットなど見どころがたくさんあります。
駅から徒歩10分以内の範囲に魅力的なスポットが集中しているので、お散歩を楽しみながら気軽に観光を楽しむことができますよ。
もしかしたら、お散歩の途中にも自分だけのお気に入りのスポットが見つかるかもしれません。
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最終更新日 : 2023/04/11
公開日 : 2023/04/11