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弘前城は、本丸・二の丸・三の丸・四の丸・北の郭・西の郭の6郭から構成された梯郭式の平山城です。
総面積約49万2000平方メートル(約14万9000坪)にも及び、東京ドーム約10個分の広さに相当します。
「弘前城」と呼ばれていますが、「弘前公園」として弘前市民の方にも親しまれている場所です。
住所 : 青森県弘前市下白銀町1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0172-33-8737(弘前公園 みどりの相談所)
休館日 : 11月24日~3月31日(該当期間中は入園無料)
営業時間 : 9:00~17:00(受付は16:30まで) ※さくらまつり期間 7:00〜21:00
料金 :
公式サイト : 弘前城・弘前公園
弘前城の天守は東北地方に現存する唯一の天守です。
築城された当初は、本丸に五重の天守を構えていましたが、寛永4年(1627年)に落雷によって焼失してしまいました。
その後、文化8年(1811年)に本丸東門の隅にあった三重櫓を改築して現在の天守が築かれました。
しかし、当時の武家諸法度では、天守の新築が禁止されていたため、幕府には隅櫓として改築の申請をしたというエピソードが残っています。
現在では、国指定史跡に登録されている重要な文化財でもあり必見です。
弘前城では本丸の石垣が外側に膨らむ「はらみ」が見つかったことにより、平成26年(2014年)から石垣の修理工事を行っています。
弘前城の修理工事はなんと100年ぶりということで、貴重な期間となっています。
工事期間は当初の計画で約10年かかる予定です。
今回行っている修理工事では、総重量約400トンある弘前城の天守を、曳家によって約70メートル移動させました。
曳家は、建物を解体せずにそのまま移動させる方法で、移動に約3か月もの期間がかかったのだそう。
全国的にも城を動かす工事は珍しく、話題にもなった工事です。
天守移動後、現在は石垣の解体と積み直しが行われています。
天守が元の位置に戻るのは令和7年(2025年)の予定。
工事期間中は、仮の天守台に乗った弘前城天守の姿を見ることができるので、ぜひご覧になってください。
弘前城は津軽の歴史と共に歩んできました。
築城400年を超えた長い歴史を持っているお城です。
弘前城は、隣接する南部氏から津軽地方を守るために築城されたものです。
当時は弘前の旧名・高岡城という名前でした。
築城を計画したのは弘前藩の初代藩主である津軽為信でしたが、志半ばで世を去り、2代目藩主の津軽信牧が慶長16年(1611年)に完成させました。
その後、寛永5年(1628年)に高岡城から弘前城に改称。
明治4年(1871年)、廃藩に伴って廃城となったことにより城としての役割を終えました。
飛行機の場合、青森空港から弘前市内まではバスで約55分。
新幹線の場合、新青森駅から特急つがるに乗車し約30分で弘前市に到着です。
弘前城がある弘前公園までのアクセスをご紹介します。
JR弘前駅から徒歩約30分。
弘前公園の「追手門」を目指すと分かりやすいためおすすめです。
弘前駅からタクシーを利用する場合は、約10分で到着しますよ。
弘前市内では100円バスが運行しています。
市役所前バス停で下車し、徒歩4分で弘前公園に到着です。
弘前公園周辺の有料駐車場をご利用ください。
※さくらまつり時には臨時駐車場が開設されます。
弘前城は歴史を感じるスポットであることはもちろん、絶景を望めるスポットとしても人気です。
ここでは、弘前城の楽しみ方をご紹介します。
東北を代表する名城である弘前城の重要文化財をまずはじっくりと見学してみましょう。
弘前城には現存する天守をはじめ、辰巳櫓・未申櫓・丑寅櫓・追手門・南内門・東内門・東門、堀の9件が国の重要文化財に登録されています。
天守は雪国でも割れにくい「銅瓦葺き」の屋根が用いられており、他の建物とは違う雰囲気があります。
雪が降っても壊れない独特な技術は必見です。
また、弘前城の櫓には「石落とし」という、戦いの時に使用する石を落とすスペースが作られていないことが特徴です。
このことから、敵の侵入を防ぐよりも、敵の様子を監視するための物見台としての役割が大きかったことが伺えます。
弘前城を訪れた際は、重要文化財を隅々まで見学し、当時の知恵や工夫を学んでみましょう。
弘前城は桜の名所として全国的に有名なスポットです。
例年4月中旬~5月上旬にさくらまつりが開催され、多くの方が訪れています。
城内にはソメイヨシノをはじめ、カスミザクラやシダレザクラなど、約2,600本の桜の木があるんです。
幾重にも重なるように咲く桜が織りなす、迫力ある桜景色を楽しめますよ。
さくらまつり期間中は桜のライトアップも行われ、城が妖艶な雰囲気に包まれます。
また、お堀にある桜の花びらが散った頃に見られる「花いかだ」も絶景です。
桜の時季は多くの観光客が弘前城を訪れるため、公共交通機関を利用して行きましょう。
弘前城内には植物園が併設されています。
敷地面積は約8ヘクタールあり、1,500種124,000本の草木が園内を彩っています。
園内は23のゾーンに分割されている見応えのある植物園です。
精密に作られた花時計や大石武学流庭園は一見の価値ありですよ。
四季折々の植物が生育されているため、春~秋はいつ訪れても植物を楽しめます。
桜の名所の弘前城ですが、植物園内でしか見られない桜もあるので、桜の時期はぜひご覧になってみてください。
冬期は休園しているため、訪れる際はご注意くださいね。
広い弘前城について詳しく知るなら、ガイドツアーの利用もおすすめです。
「弘前観光ボランティアガイドの会」が行うガイドツアーでは、約2時間で弘前城の長い歴史や、弘前城石垣工事についてなど丁寧に解説してもらえます。
また、手軽に楽しめるガイドツアーとして、スマートグラスツアーも提供しています。
所要時間は約70分で、サングラス型のスマートグラスを装着して園内のガイドを楽しめます。
桜が散ったあとでも、スマートグラスを装着すれば満開の桜景色も見られますよ。
弘前城を訪れるなら、あわせて観ておきたい観光スポットが弘前の街中にはたくさんあります。
「藤田記念庭園」は弘前公園に隣接しており、弘前城との共通入園券も販売していますのでぜひご利用くださいね。
その他に「旧弘前市立図書館」「旧東奥義塾外人教師館」「青森銀行記念館」など洋館もいくつかあり、和洋折衷な雰囲気を楽しめます。
また「津軽ねぷた村」では、津軽地方の文化であるねぷたの展示や凧の絵付け、三味線の演奏などが楽しめます。
全て弘前城から徒歩圏内の観光スポットですので、弘前城を訪れる際は一緒にお楽しみください。
住所 : 青森県弘前市下白銀町1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0172-33-8737(弘前公園 みどりの相談所)
休館日 : 11月24日~3月31日(該当期間中は入園無料)
営業時間 : 9:00~17:00(受付は16:30まで) ※さくらまつり期間 7:00〜21:00
料金 :
公式サイト : 弘前城・弘前公園
弘前城は見どころが満載の、子どもから大人まで楽しめるお城です。
現在は石垣の修理工事をしている貴重な期間でもあります。
桜の時期は一生に一度は訪れたい絶景を見られるので、ぜひ弘前旅行を計画してみてください。
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最終更新日 : 2023/08/22
公開日 : 2023/05/31