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表参道は、表参道駅を中心としたエリアの通称で、住所としては渋谷区神宮前から港区北青山・南青山にあたります。
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線が通っており、東京駅から表参道駅までは約20分ほど。
渋谷駅や原宿駅までは2kmほどなので、徒歩で行くことも可能です。
1919年(大正8年)に「明治神宮」へと参拝する道=参道として整備されてから100年以上経った現在では、東京屈指のおしゃれな街として観光客や若者がたくさん訪れています。
大通り沿いだけでなく、路地を入った小さな通りにもさまざまなショップや飲食店があり、ぶらぶらと散歩するのも楽しい街です。
まずは、そんな表参道の見どころをご紹介します。
表参道の大通りには、レンガ造りの建物やガラス張りのブティック、凝ったデザインの建物などが立ち並び、都会的な雰囲気を醸し出しています。
そして道路の左右には、建物を彩るかのように木々が並んでいるのが特徴です。
この木々は「表参道ケヤキ並木」と呼ばれ、東京大空襲で一部は焼失しましたが、新たに植樹して現在の緑あふれる大通りを形作っています。
実は終戦後、代々木公園のある場所に在日米軍施設「ワシントンハイツ」が造られたことで、表参道沿いにアメリカ人向けのお店が集まってきました。
そのため、東京の中でも表参道は特に外国人が多いエリアで、聞こえてくる言語もさまざまです。
表参道を歩いていると時々海外にいるのかと錯覚してしまうこともあり、非日常感を味わえますよ。
著名な建築家が手がけた建築物も多く、1つ1つが近代的で、建築物が好きな人なら大興奮すること間違いなし!
逆に街の景観に合わない屋外広告を規制したり、パチンコ店やゲームセンターなどの出店を控えていたりと、その美しさやイメージを損なわないような工夫も見られます。
街全体が一貫して表参道のイメージを創り出しており、そこへ住む人々や働く人々の一体感を感じられます。
まさに都会的な雰囲気と自然が調和した街で、渋谷や新宿の喧騒から離れ、心を癒したいときに訪れるのもおすすめです。
表参道はファッション・アート・カルチャーの流行の最先端を発信しています。
世界的なファッション誌『VOGUE』が主宰する「VOGUE FASHION’S NIGHT OUT」(通称:FNO)では、街全体を巻き込んでショッピングイベントが開催されました。
平常時でも各ブランドのディスプレイには最新アイテムやトレンドファッションが展示されています。
他にもポップアップストアが開催されたり、日本初上陸のブランドが初めて店舗を構える場所が表参道、というケースも多いです。
若者向けが多い原宿エリアと、大人の顔を持つ青山エリアをまたぐ場所ゆえに、あらゆるタイプのファッショニスタが行き交っているため、通行人のファッションをチェックしてみるのも楽しいですよ。
アートの発信が盛んな表参道には美術館やギャラリーも多いです。
ギャラリー兼レンタルスペースとなっているスポットもあり、展覧会の他にも講演会やシンポジウムなど、幅広く活用されています。
有名・無名問わず、アーティストにとって全国から人が集まる表参道は、最適な表現の場だと言えるでしょう。
おしゃれなファッションやアートに限らず、音楽やアニメなどカルチャーの発信も積極的です。
ジャズの演奏を聴きながら創作フレンチを楽しめるジャズクラブがあるかと思えば、アニメとコラボしたサブカルなカフェもあり、異なる価値観が混在する表参道の面白さが感じられます。
ケヤキ並木通り沿いには「Apple表参道」もあり、全面ガラス張りで店内を見渡すことができます。
現代はファッションやカルチャーのトレンドを受信する手段としてスマホが欠かせない時代ですから、何かあったときのかけこみ寺として活用してみてください。
表参道駅は各主要駅からもアクセスしやすく、ふらっと一人でも買い物に行きやすい場所です。
駅を出ればそこはすでにショッピング街のど真ん中。
20分ほど歩けば原宿駅や渋谷駅に到着できますし、その道中にも様々なお店が並んでいるため退屈しません。
表参道駅で降り、美しい自然と建物を眺めたり買い物をしたりしながら、明治神宮へと向かう時間も素敵ですね。
表参道といえば、通りにズラリと並ぶ外資系ハイブランドの数々が印象的。
2002年にルイ・ヴィトンが旗艦店をオープンしたことを皮切りに、他のハイブランドも次々と旗艦店を出店し、東京有数のショッピング街として現在の地位を築きました。
ふらりとショッピングに出かけ、カフェで休憩したら、再びショッピングやアート鑑賞へ。
そんな休日の過ごし方をしている人をよく見かけます。
高級店が立ち並ぶ表参道エリアは防犯への意識も高く、あちこちに防犯カメラが設置されています。
また、警察官のパトロールが多く夜も明るいため、安心して出歩けるのも魅力の1つ。
昼間の賑やかな雰囲気とは一転して、夜の表参道はとても落ち着いています。
深夜帯まで営業しているレストランやバーに行くのも良し、夜風を浴びながら静かな並木通りを散歩しても良いですね。
ここでは、表参道に来たらぜひ訪れてほしい観光スポットをご紹介します。
周辺にはトレンド感のあるレストランやハイブランドの店舗内に併設したカフェなどもあるので、リッチな気分を味わいながらぜひ散策してみてください。
表参道のランドマークである「表参道ヒルズ」は、地上3階〜地下3階建て文化商業施設です。
さまざまなブランドのショップが集まっている他、日本の文化の中心としてトレンドを発信してきた施設でもあります。
目の前にある「表参道ケヤキ並木」の美しい景観と馴染むよう、建物の半分は地階に埋まっているのが特徴です。
建物中央部にある6階分の吹き抜けはなんとも圧巻です。
吹き抜け空間を囲うようにして螺旋状にスパイラルスロープ(第二の表参道)が構成されており、さらに中央には大階段が。
このスロープは、なんと表参道の坂とほぼ同じ勾配で設計されているという徹底ぶりです。
「表参道ヒルズ」の建築デザインをした安藤忠雄氏は、環境との関わりや調和のある建築を得意としている建築家です。
表参道の景観に溶け込みながら、都会的かつ落ち着いた建築デザインにもぜひ注目してみてください。
本館・西館・同潤館の3つで構成されており、エントランスが4箇所ほどあるので、どこからでもアクセスしやすいです。
ショップはアパレルや雑貨、飲食店の他、アートギャラリーやイベントスペースなどさまざまで、総店舗数は100店舗。
ショッピングに限らず展示会やイベントに訪れる人も多いです。
飲食店もセンスが良く、和洋中すべてのレストラン・カフェが揃っています。
表参道の中核を担う施設だけあって、ショップには「DIOR」「VALENTINO」など名だたるブランドが揃っています。
かといってハイブランドばかりでなく、手を出しやすい価格帯のショップもあるため、ぜひチェックしてみてください。
冬になると吹き抜け中央にクリスマスツリーが飾られたり、夜はライトアップされたりと、さらに見どころが増えます。
「表参道ヒルズ」のキャッチコピーは「MEDIA SHIP.」。
メディアとして、人と街と世界をつなぐ媒体として最先端の情報を発信してくれることでしょう。
住所 : 東京都渋谷区神宮前4丁目12-10
マップ : Googleマップ
アクセス : JR原宿駅表参道口から徒歩6分、東京メトロ表参道駅から徒歩2分
電話番号 : 03-3497-0310
定休日 : 不定休
営業時間 :
公式サイト : 表参道ヒルズ
※表参道ヒルズの関連記事: 「表参道ヒルズ」の見どころまとめ!おすすめショップやグルメを一挙紹介
JR原宿駅前から表参道交差点付近まで、約1kmにわたって伸びる大通りが「表参道ケヤキ通り」です。
表参道のシンボルストリートとして有名なこの大通りに面してさまざまなお店が軒を連ねており、それをケヤキの木々が装飾するかのように等間隔に並んでいます。
ハイブランドの店舗が目立つ表参道ですが、元々は閑静な住宅街でした。
「表参道ヒルズ」のある場所に建っていた「同潤会青山アパート」は、現代の集合住宅の先駆け的存在です。
ケヤキの木の本数は約200本ですが、実は1945年の東京大空襲により13本のみを残して焼失してしまったという過去があります。
「同潤会青山アパート」は日本初の鉄筋コンクリート製だったため、東京大空襲時にも生き残り、建物周辺のケヤキも無事でした。
その後、2年かけて植樹し、現在の「表参道ケヤキ並木」の姿を見せています。
そんな100年の歴史に想いを馳せながら「表参道ケヤキ並木」を、暇つぶしがてらぶらぶら散歩するのも良いでしょう。
街灯がとても多く、夜でも明るい「表参道ケヤキ並木」。
クリスマスシーズンになるとイルミネーションでライトアップされ、さらにロマンチックな姿を見せてくれますよ。
歩道橋よりも背の高いケヤキなので、歩道橋を渡ってみると木々の隙間からおしゃれな建物が顔を出すさまも見ものです。
歩道橋の上からは「表参道ケヤキ並木」の全貌を眺めることができます。
ついつい早足で渡ってしまいがちや歩道橋ですが、ぜひ足を止めて自然と都会の調和した美しさを堪能してみてください。
ちなみに「表参道ケヤキ並木」の通り沿いには公衆トイレもあります。
ハイブランドの建物に入って用を足すのはちょっと…という人でも気軽に入れる貴重なトイレなので、場所だけでも覚えておくと安心です。
住所 : 東京都豊島区雑司が谷3-16-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-6912-5026(雑司が谷案内処)
定休日 : 原則毎週木曜日
営業時間 : 10:30~16:30
「GYRE(ジャイル)」は原宿エリア寄りにある商業施設。
「表参道ヒルズ」がショッピングに特化した施設だとすれば、「GYRE」はアートやインスピレーションに触れられる施設だと言えます。
建物はあえて全面ガラス張りにしないことで、カジュアルながらハイソな雰囲気を醸し出しています。
よく見てみると、5つの箱のようなフロアがねじれながら積み重なるような設計デザインとなっていました。
入り口には「GYRE」のキャッチコピーでもある「SHOP & THINK」の文字が。
原宿と表参道の境目にあるという場所柄、若者から大人まで幅広い年代の人々が出入りしています。
地下1階〜地上5階建ての作り。
「表参道ヒルズ」と同じように中央は吹き抜けとなっており、エスカレーターがクロスしながら配置しているデザインも魅力的です。
意外とコンパクトな建物のため、どの階からも他の階を見渡すことができます。
「GYRE」のテナント1つ1つがコンセプトストアとなっており、特に3階にある「MoMA Design Store」は注目のショップです。
ニューヨーク近代美術館「MoMA」が手がけるお店で、世界中のアーティスティックなデザインのグッズを取り扱っていますよ。
店内には雑貨、インテリア、文房具、アパレルアクセサリーなどが並んでいます。
商品はすべてニューヨーク近代美術館のキュレーターがセレクトしているため、1つ1つがセンス抜群。
自分用はもちろんギフト用にも購入する人が多い印象です。
他にはないセンスのギフトをお探しなら、「MoMA」で買い物してみてくださいね。
「GYRE」はアーティスティックなお店ばかりのため、買い物に来ているはずなのに、なぜかアート鑑賞をしているような気持ちになります。
店頭に並ぶアイテム1つ1つがインスピレーションを与えてくれるでしょう。
地下にはインテリアショップ「HAY」が入っており、これまたセンスの良い家具やインテリアばかりです。
部屋に飾っておきたくなるデザインの書籍や植物も販売されていますよ。
国内外のアーティストやデザイナーを招致してポップアップストアや展示などのイベントも開催されています。
他にも「CDG」や「KENZO」など、トレンド感たっぷりのラインナップ。
美術館に行く感覚で訪れてみるのも良いですね。
また「GYRE」では全テナントの協力を得ながら、プラごみを減らしたり、屋上で蜂蜜を作ったりなど、ユニークでサステナブルな取り組みも行っています。
キャッチコピーに「THINK=考える」とある通り、私たちの暮らしや消費行動を「GYRE」で見直してみませんか?
住所 : 東京都渋谷区神宮前5-10-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0570-056990(ナビダイヤル)
定休日 : 不定休
営業時間 :
公式サイト : GYRE
表参道駅B1出口より徒歩4分ほどのところにある「グラッセリア青山」は、屋外型のショッピング施設です。
2階建ての棟が3つ連なっており、それぞれにショップやレストランがテナントを構えています。
周囲をクスノキが囲み、敷地内にも植物で彩られています。
結婚式場でもある「 青山セントグレース大聖堂 」の建物を臨むエリアもあり、時折結婚式の鐘の音が響いてくることも。
表参道の商業施設といえば大通りに面した「表参道ヒルズ」や「GYRE」に注目されがちですが、「グラッセリア青山」はいわば穴場スポットです。
青山エリアにあるため、大通りよりさらに落ち着いた大人の空間となっており、訪れる人々も比較的年齢層が高いのが特徴です。
土日でもそれほど混み合っておらず、少しだけ喧騒から離れてゆっくりと買い物できるでしょう。
テナントには、ハイファッションのアパレルショップや美容室のほか、飲食スペース・イベントスペース・ワークスペースを併設した「ふくい南青山291」など、全7店舗。
老舗旅館「望洋楼」が東京に出店したレストラン「 ふくい、望洋楼 」では、越前おろし蕎麦をはじめ、素材にこだわった和食をいただけます。
テナント数こそ少ないものの、厳選された大人のお店が集結していますよ。
敷地内にはほっとひと息休めるベンチがあったり、建物が日陰を作って直射日光を防いでくれたりと、屋外ではあるもののあまりストレスなく過ごせるのも魅力。
イベント催事や撮影などで広場の貸し出しも行っており、運がよければ芸能人の撮影の現場を見学できるかもしれません。
夜の雰囲気も良く、間接照明やLEDでライトアップされています。
全体的に静かで落ち着いているため、大人のデートスポットとしておすすめです。
住所 : 東京都港区南青山5-4-41
マップ : Googleマップ
アクセス : 表参道駅 B1・B3出口より徒歩4分
電話番号 : 03-6427-2918
定休日 : 店舗により異なる
営業時間 : 店舗により異なる
公式サイト : グラッセリア青山
花屋のフラッグシップショップである「青山フラワーマーケット 南青山本店」も「グラッセリア青山」の敷地内にあります。
入り口にはガラス面越しに色とりどりの花が見え、密に誘われるハチのようにふらりと入っていきたくなるお店です。
実はこちらのお店、2022年4月に移転したばかりで、カフェやフラワースクールも併設されています。
店内には季節の花をはじめ、100種類以上の植物を取り揃えています。
国内外のコンテストで受賞した花や他の生花店では見かけないような花まで、ここに来れば見つかりますよ。
「青山フラワーマーケット 南青山本店」の2階には、色とりどりの花器がまるでギャラリーのように陳列されています。
それもそのはず、2階は「フラワーベースギャラリー」と呼ばれ、展示の仕方にも工夫を施しているのです。
花器はサイズも色も豊富で、アートを眺めるように見ているだけでも楽しいです。
迷ったときには、スタッフに聞けばちょうど良い大きさや形の花器をおすすめしてもらえますよ。
さらに隣には「青山フラワーマーケット」が運営するティーハウス「 GREEN HOUSE 」も併設。
店舗内は繋がっていないので、一旦花屋を出てから「GREEN HOUSE」に入りましょう。
「温室」をテーマとしており、まるで温室の中にいるかのように、四方八方すべてが植物に囲まれた空間になっています。
植物が自然に咲いている様子を再現しているため、美しくもワイルドな雰囲気です。
テラス席もあり、こちらも植物に囲まれているため、真夏でも涼しく過ごすことができます。
店内・テラス問わず各テーブルの中央には生花が飾られており、実際に花の香りやディテールを楽しみながら食事できますよ。
メニューにはハーブティーやエディブルフラワーをあしらったフレンチトーストなどがあり、どこを切り取ってもインスタ映え。
「グラッセリア青山」で小腹が空いたらぜひ足を運んでみてくださいね。
住所 : 東京都港区南青山5丁目4−41 グラッセリア青山1階
マップ : Googleマップ
アクセス : 表参道駅 B1・B3出口より徒歩4分
電話番号 : 03-3486-8787
定休日 : なし
営業時間 : 10:00~20:00 ※日祝は19:00まで
公式サイト : 青山フラワーマーケット
「文房具カフェ」は、店内に可愛い文房具があふれている表参道のカフェです。
それだけで文房具好きの人にとってはたまらないカフェですが、特筆すべきなのは、アニメや漫画とのコラボイベントを開催している点です。
筆者が訪れた2023年7月には、大人気漫画「東京リベンジャーズ」とのコラボが開催されていました。
入り口を通ると地下に続く階段と、壁には「東京リベンジャーズ」のイラストが大きく展示されています。
まるで「東京卍會」の面々に出迎えられているようでワクワクしますね。
階段を下りれば、店内にはたくさんのコラボグッズが販売されていました。
文房具はもちろん、キッチン用品やインテリアまで揃っており、あれもこれもと手が伸びそうです。
ファンにとってはオアシス的空間ではないでしょうか。
ちなみに、コラボイベントが無いときは通常の文房具店として、ペンやノート、マスキングテープなどのステーショナリーが陳列されていますよ。
最新の文房具はもちろん、定番の文房具や昔懐かしの文房具まで、とにかく種類が豊富です。
店内奥に入っていくとカフェがあります。
今回訪れたのがイベント時だったこともあり、カフェメニューもコラボ仕様になっていました。
ドリンク・フードともにメニューは充実しており、ボリュームもそこそこあります。
カフェの隣には、ペンやクレヨン、マーカー、そして紙類がぎゅうぎゅう詰めに。
こちらは自由に使える文房具となっており、試し書きや落書きし放題です。
筆者もフードやドリンクを片手に試し書きをしてみました。
自分ではなかなか手に取らないようなユニークな文房具を試せるため、文房具マニアは重宝すること間違いなしです。
住所 : 東京都渋谷区神宮前4丁目8−1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3470-6420
定休日 : 毎週火曜日
営業時間 : 11:00~21:00(L.O.20:00)
予算 : 1,000~2,000円
キャッシュレス決済 : カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
「裏参道ガーデン」は、その名前の通り表参道の裏路地に入っていったところにあります。
昭和22年に建てられた古民家をリノベーションした、グルメを中心とした集合施設。
表参道が近代の西洋的な文化を発信しており、対して「裏参道ガーデン」ではクリエイティブな日本の食と文化を発信しています。
外観はまさに古民家で、のぼりが無ければお店だと気付かないかもしれません。
1階は和カフェとして常時営業しており、2階ではアーティストの展示会やイベントが開催されていることもあります。
のぼりをくぐって入っていくと庭があり、テラス席としても利用できます。
古民家の魅力をそのまま残し、木のぬくもりを感じられる店内には、5つの和カフェがフードコートのように集まっています。
日によって営業しているカフェ・休業のカフェがあるので注意してください。
気になるカフェで注文し好きな席に座ると、その席までドリンクやフードを持ってきてもらえます。
もちろん、同伴者と違うカフェで注文することもできますよ。
表参道をぶらぶらしたあとは甘いものが食べたくなりますよね。
筆者が注文したみたらし団子は、自分で焼きながら食べるスタイルでした。
日本の文化と美味しい食、そしてユニークな体験ができる「裏参道ガーデン」。
洋菓子よりも和菓子の気分というときは「裏参道ガーデン」で和カフェを楽しんでみてください。
住所 : 東京都渋谷区神宮前4丁目15−2
マップ : Googleマップ
アクセス : 表参道駅より徒歩7分
電話番号 : 050-5841-6196
定休日 : 店舗により異なる
営業時間 : 店舗により異なる
公式サイト : 裏参道ガーデン
「SPIRAL(スパイラル)」は、世界的な建築家・槇文彦氏の代表作として有名な複合文化施設です。
生活雑貨を扱うショップやギャラリー、レストランバー、そして多目的ホールがこの施設1つに集結しています。
アートの展覧会を中心に行っているほか、演劇・ダンスなどの公演、ファッションショー、シンポジウムなどを開催。
幅広い文化の発信地として注目の観光スポットです。
展覧会は入場料無料のため、アートを目的に誰かと訪れるのも良いですし、または一人で時間ができたときの暇つぶしにも最適です。
目的がなくても入りやすいのが「SPIRAL」の魅力でもあります。
「SPIRAL」の目玉は、その名前を由来している螺旋状のスロープです。
中央の「アトリウム」には、周りを大きくぐるっと囲むスロープがあり、正面からだけでなく背面からでもアートを鑑賞できます。
スロープを登っていくことで、下からの景色、上からの景色、左右の景色など、見る角度によって違う印象を受けるのも面白いですね。
「アトリウム」を抜けると正面入り口に続く廊下に出て、建物を一周したことに。
まるで散歩をするようにアート鑑賞ができますよ。
施設内にはカフェもあるため、疲れたらほっとひと息ついていってくださいね。
さまざまな生活雑貨を取り扱うショップもあり、お土産を買えます。
センスがキラリと光る品揃えで、なおかつ日常的に使いやすいグッズばかりです。
表参道のアートの発信地として、ぜひ「SPIRAL」で開催されるイベントもチェックしてみてくださいね。
住所 : 東京都港区南青山5丁目6−23
マップ : Googleマップ
アクセス : 表参道駅 B1・B3出口より渋谷方面へ徒歩1分
電話番号 : 03-3498-1171
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:00~19:00 ※一部店舗は異なる
日本を代表する芸術家・岡本太郎のアートを満喫できる施設が表参道にあるのは意外ではないでしょうか。
「岡本太郎記念館」は、岡本太郎が42年に渡って住んでいた住居の跡地に建てられた施設です。
自宅兼アトリエとして使用していたこの建物には、岡本太郎の作品の数々が格納されています。
また、建物内だけでなく庭にも作品が展示されており、館内と自由に行き来が可能です。
無造作に生い茂る植物の中へ彫刻がぽんぽんと放り出された自由な空間に、岡本太郎独自の美意識を感じますね。
岡本太郎といえば、グッドデザイン賞も受賞した代表作「太陽の塔」が有名です。
この記念館では「太陽の塔」を彷彿とさせる作品も見られ、モニュメントや陶芸のほか、手描きのイラストや絵画もあります。
観覧料は一般で650円(税込)という価格なのも入りやすいですね。
展示室は紫色に彩られており、一見派手ですがそれが作品の魅力を引き立てています。
太陽の塔のミニサイズモニュメントもありますよ。
アトリエに入ると、当時を思い起こさせるような古びた匂いが漂ってきます。
岡本太郎が生み出した作品で展示されていないものはこのアトリエに格納されているのです。
また、彼が当時使用していた道具も展示されており、岡本太郎の息遣いも感じられます。
「岡本太郎記念館」では、一部を除いて展示物に近付いて鑑賞することができます。
例えば「リョウラン」のモニュメントをよくよく見てみると、拡大のための基準線が入っていることがわかるでしょう。
作品のディテールをじっくり観察できるため、じっくりと近くで鑑賞してみてください。
アート活動をしている人ならインスピレーションを受けられそうですね。
入り口近くの壁一覧には岡本太郎の年表が展示されています。
彼がどんな道を歩んできたのか、そして何が彼を岡本太郎たらしめるのか、そのヒントが見つかるかもしれません。
もちろん、入り口のすぐ横にはお土産ショップも。
模型やノート、ステッカーといったグッズのほか、岡本太郎が執筆した書籍もたくさん並んでいます。
彼の生き方・考え方・価値観にぜひ触れてみてくださいね。
住所 : 東京都港区南青山6丁目1−19
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3406-0801
定休日 : 火曜、年末年始及び保守点検日 ※火曜が祝日の場合は開館
営業時間 : 10:00~18:00(最終入館17:30)
料金 : 一般 650円、小学生 300円
公式サイト : 岡本太郎記念館
表参道にあるとは思えない施設、それが表参道・青山エリアに1つしかない銭湯「南青山 清水湯」です。
表参道駅A4出口から徒歩2分の路地に入っていくと看板が見つかります。
建物は表参道に溶け込むおしゃれなデザイン。
土地の関係上、浴場はそれほど広くありませんが、夕方から夜にかけて人の出入りが多くなります。
ショッピング施設やアートギャラリーの洗練された雰囲気とはまた異なり、知る人ぞ知る穴場スポットです。
店内は銭湯らしい和やかな雰囲気があり、湯上りにリラックスしている人々も。
売店には洋服や下着、タオルなどが販売されていたり、飲み物やアイスクリームの自動販売機があったりと、ホッと気を抜ける空間です。
ビールや軽食も販売されていますよ。
毎週土日は硫酸マグネシウムの入った「エプソムソルトの湯」で溜まった疲れを癒せるので、行くなら週末がおすすめです。
利用方法は、利用券を購入してカウンターに持って行けばOK。
バスタオルのレンタルもできるため、ふらっと手ぶらで行っても問題ありません。
表参道を散策したら「南青山 清水湯」で汗を流すのもいいですね。
さらに、コインランドリーも併設されていて、温泉とセットで利用する方法も。
店内で着替えを購入し、コインランドリーで洗濯をしている間にお風呂に入るという使い方ができるため、旅行客はぜひ知っておきたい施設です。
住所 : 東京都港区南青山3丁目12−3
マップ : Googleマップ
アクセス : 表参道駅 A4出口より徒歩2分
電話番号 : 03-3401-4404
定休日 : 金曜日
営業時間 : 12:00~翌0:00(最終入場23:30) ※土日祝は23:00(最終入場22:30)まで
料金 :
公式サイト : 南青山 清水湯
ショッピングにばかり注目されがちですが、それは表参道のほんの一面です。
名だたるブランドのお店で上質な空間を楽しんだり、アートに心洗われたり、散歩して元気をチャージしたり。
表参道を知れば知るほど、実はその街で得られる“経験”にこそ価値があるのだと感じさせられるでしょう。
おしゃれなブティックやギャラリーが立ち並び、通りを歩くだけで美的感覚を磨ける表参道にぜひ訪れてみてください。
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最終更新日 : 2023/12/15
公開日 : 2023/08/03