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ルーブル美術館の見どころ、有名作品、おすすめの周り方は?





世界で最も来館者数の多い美術館で、パリ屈指の観光スポットであるルーブル美術館。
名画「モナ・リザ」をはじめ、紀元前から中世までの芸術作品を所蔵している文化的遺産です。

パリに訪れるなら絶対訪れたいこのルーブル美術館、「モナ・リザ」だけ見て帰るのはもったいないです。
本記事では、ルーブル美術館に行った際の見どころや有名作品、おすすめの見学ルートをご紹介します。

「モナ・リザ」だけでなく、歴史的に価値のある作品ばかりであることがお分かり頂けるはずです。

<ルーブル美術館:2階>

 

・リーザ・ゲラルディーニの肖像(デル・ジョコンドの妻)

 

モナリザ
Photo credit:  bortescristian  on  Foter.com  /  CC BY

 

これを見なければルーブル美術館は語れない、大目玉となる絵画・通称「モナ・リザ」。

イタリア画家、レオナルド・ダビンチの数少ない完成した絵画のひとつで、ルーブル美術館で一番有名な作品です。

この作品の歴史は未だ闇に包まれており、モデルの素性、制作にかけた時間、画家が作品を保有していた期間、そしてフランス王室コレクションに収蔵された経緯など全てが明らかになっていません。

明るくない色調で描かれた人物は喪に服した服装をしており、貞節さを象徴しています。

およそ貴族階級を示す要素の何もない非特徴的本作ですが、どこか見るものを引きつけ、レオナルド芸術の奥深さを感じさせます。

 

・ナポレオン3世の居室

 

ナポレオン三世の居室
Photo credit:  bortescristian  on  Foter.com  /  CC BY

 

パリの高さや形、色の揃った建物、整った区画は全体としての秩序が守られた美しさです。

この美しいパリの原型をつくったとされる人物がナポレオン3世。

ナポレオン1世、すなわちナポレオン・ボナパルトの弟の甥に当たる人物です。

 

ナポレオン3世が活躍したのは19世紀半ば、当時のセーヌ県知事に命じて中世都市のままだったパリの再開発を行い、景観だけでなく上下水道や道路、橋を整備てパリを近代都市として生まれ変わらせました。

そのナポレオン3世の居室を、リシュリュー翼の2階に転じました。

豪華絢爛な応接室や回廊など、当時の王室の暮らしを垣間見ることができます。

 

・カナの婚礼

 

 

「カナの婚礼」は、ナポレオン1世によって、イタリアから持ち込まれたルーブル美術館最大の宴席絵画。

縦6.8m、幅9.9mの巨大作品です。

聖書で書かれたカナの婚礼のエピソードを、16世紀当時の栄えていた ヴェネツィア に置き換えて描いており、ヴェネツィアの華やかさや人々の豊かさを服装や豪華な建物などから見出すことができます。

画面上部に行くに従って人物たちが小さく薄くなる場面に引き込むような遠近法の効果の巧みさに定評があります。

 

・ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠

 

戴冠式
Photo credit:  bortescristian  on  Foter.com  /  CC BY

 

かの英雄ナポレオンが1804年の12月に、パリのノートル・ダム大聖堂で戴冠する姿を描いたフランスを代表する絵画。

「カナの婚礼」に次いでルーブルでは2番目に大きい絵画です。

 

描いたのはナポレオン1世の主席画家であるジャック・ルイ・ダヴィッド。

ダヴィッドは新古典主義に則った、水平軸・垂直軸を意識し、総勢150名の参列者が視線を中心人物のナポレオンに向けるという構図を取っています。

歴史的瞬間をより象徴する描き方に注目の集まる作品です。

 

・民衆を率いる自由の女神

 

ドラクロワ
Photo credit:  y.caradec  on  Foter.com  /  CC BY-SA

 

1830年のフランス7月革命を題材としたドラクロワの代表的な絵画。

フランス革命について、日本の歴史教科書などで挿絵として使われることが多く、日本国内の知名度が高い作品。

 

フランス国旗を掲げて群衆を先導する女性を中心に、同胞の遺体を乗り越えて自由への闘争を繰り広げる民衆の壮絶な争いの一幕が力強く表現されています。

女神の姿はフランスの国民的英雄ジャンヌ・ダルクを彷彿とさせ、フランスの長い歴史、とりわけ王政への革命を感じることができます。

 

・メデューズ号の筏

 

 

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1816年にセネガル沖で実際に起こった海難事故を描いた作品。

この絵画が制作された1818年ごろに描かれる題材は、歴史や聖書・神話の物語が主流でしたが、その中で社会的事件を歴史画のような壮大さで描いた革命的な作品です。

 

「メデューズ号」は、フランス海軍の軍艦。

船長は政治的な配慮によって任命された人物で、船長の経験不足も要因となって、船は座礁してしまいます。

乗客・乗員約400名のうち、救命艇に乗れた250名。

作品には残りの約150名が乗り込んだ、急きょ作った筏(いかだ)が描かれています。

 

大画面の中に人物がほぼ実物大で描かれ、そこに希望と絶望を同時に表現。

死にゆく人と、生き延びようとする人の描写が圧巻の作品です。

 

・オダリスク

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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神話世界の裸婦をテーマにした巨匠・アングルの最も有名な裸体画。

注文したのはナポレオン1世の妹で、ナポリ王妃のカロリーヌ・ミュラでした。

 

アングルはあえて解剖的事実を無視して引き伸ばされ、曲がりくねった描線で裸体を描き、一方で布地の質感などの細部を極めて写実的に描いています。

人体の非写実性により、サロンに出品された際は激しい非難を浴びましたが、オリエンタリズムを感じさせる控えめな誘惑や抽象性と写実性が逆説的に組み合わされた表現は現在高い評価がなされています。

 

・書記座像

 

書記座像
Photo credit:  dalbera  on  Foter.com  /  CC BY

 

世界で最も有名な「書記座像」。

詳しくなくても1度は教科書で見ているはず。

エジプトの彫像では極めて稀な、仕事中の書記が表されている彫像です。

目の象嵌細工など、顔の造形が細かく美しいのが特徴。

丹念に製作された眼球は、ぜひじっくり見ていただきたい点です。

 

 


<ルーブル美術館:3階>

 

・レースを編む女

 

 

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「レースを編む女」は、縦24cm×横21cmのフェルメールの作品の中でもっとも小さな絵画です。

実際に作品を見ると、想像よりもサイズに驚く人は少なくありません。

レモン色とフェルメール・ブルーと呼ばれる鮮やかな青色のコントラストが印象的な作品。

レースを編む女性の姿を細部に渡って優美に描いています。

ルノワールやゴッホといった芸術家を魅了した作品としても有名なこの作品は必見。

 

・ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみなされる肖像

 

 

この作品は、第2次フォンテーヌブロー派の特徴を顕著に示していると評価の高いもの。

その作者は未だ明らかになっていません。

2人の婦人の体の官能的な肉付きには、イタリア・ルネサンスの影響、背景に描かれた場面の親密さにはフランドル絵画の影響が見られます。

描かれているのは寵妃ガブリエル・デストレと、彼女の姉妹ヴィヤール公爵夫人、もしくはバラニー元帥夫人と考えられています。

ガブリエルの乳房をつまむ仕草は、ガブリエルがアンリ4世の私生児を懐妊したことを象徴しており、背景では若い女性が生まれてくる子の産着を縫っているという解釈がなされています。

 

・トルコ風呂

 

 

「オダリスク」を描いたアングルの晩年の作品。

裸婦のモチーフとオリエントのテーマを結びつけたハーレムの場面を描くことで、最も官能的な作品を生み出すことに成功しました。

10人ほどの裸体のトルコ人女性が、浴槽の周りのオリエント風の室内の中くつろぐ姿が描かれています。

 

この作品は当時フランスでは批判的な見方をされましたが、ピカソなど革新的な画家たちを魅了しました。

主題だけでなく、丸い枠を用いるその形式においても斬新な作品で、あたかも観覧者がトルコ風呂を覗き見ているかのような表現がなされています。

 

 

最短!ルーブル美術館の見学ルート

 

「せっかくルーブル美術館に来たけれど、あまりじっくり見る時間がない!」という人も多いはず。

特に社会人ならまとまった長い休みがないので、フランスのいろいろな場所を巡りたいという方が多いでしょう。

 

また、ヨーロッパ旅行で国をまたいだ計画を立て、たくさんのプランの中でルーブル美術館を入れている方もいるかもしれません。

ここでは、そんな「ルーブル美術館の見どころを最短で見たい」という方向けに、1時間半で主要なルーブルの見どころを廻れる見学ルートをご用意しました。

 

1. 半地階のインフォメーションで日本語案内を手に入れる

 

日本語案内があるかないかで周り方もスムーズさもかなり変わってくるでしょう。

例えば、ヨーロッパでは日本の2階を「1」と示すなど、館内表示だけでは迷ってしまう違いも多々あります。

チケット購入時、または入場口で必ず手に入れておきましょう。

 

2. ドゥノン翼の2階奥の「モナ・リザ」へ

 

「モナ・リザ」を目的とする人も多いはず。

ルーブルで最も有名なこの作品だけは抑えておきたいところですね。

「モナ・リザ」の前は混雑していることが多いので、時間がないときは先に行くことをおすすめします。

 

3. 「カナの婚礼」「ナポレオン1世の戴冠式」「民衆を導く自由の女神」へ

 

「モナ・リザ」のあるドゥノン翼2階には、その他有名な絵画が集まっています。

この周辺を周るだけで中世イタリア絵画を楽しむことができ、満足感も高いでしょう。

 

4. 階段を降りて「サモトラケのニケ」へ

 

ドゥノン翼の階段を下れば、彫像「サモトラケのニケ」があります。

 

5. 「ミロのビーナス」へ

 

1階にはシュリー翼をはさんで、同じくヘレニズム美術の傑作「ミロのヴィーナス」が展示。

 

6. 半地下「中世ルーブルコーナー」へ

 

中世時代のルーブルの壕がそのまま残っています。

当時のルーブルの模型も見られ、「建物としてのルーブル」の歴史を感じることができます。

 

7. ルーブルグッズショップへ

 

ルーブル美術館のグッズショップではさまざまな土産品を取り扱っています。

時間が許すのであれば、ゆっくり見てみましょう。 

 

これはルーブル美術館の三大名作「モナ・リザ」「サモトラケのニケ」「ミロのヴィーナス」と+αを見られる時短ルート。

その他にも名作ばかりなので、できればここにフェルメールなどイタリア人画家以外の作品も加えたいところ。

自分の見たい作品を確認しておき、さらに目的地に向かいながら目はさまざまな作品に向けておくのがポイントです。

 

 


ルーブル美術館のおすすめ土産

 

「ルーヴル美術館」の出口すぐのミュージアムショップの先は、「カルーゼル・デュ・ルーヴル」というモール。

高級ブランドショップからロクシタンなど日本でもメジャーな幅広いお店が並び、観光客がルーブル美術館のついでに立ち寄ることも多いスポットです。

 

モールでショッピングも良いですが、忘れてはいけないのが、ミュージアムショップ。

「モナ・リザ」をはじめとした名作のコレクショングッズがたくさん販売されています。

ルーブル美術館の感動を、ミュージアムショップのお土産でおすそわけしてみてはいかがでしょうか。

 

営業時間:水〜月曜日9:30〜19:00(水・金曜日の夜間開館日は〜21:45)

定休日:火曜日

住所:Place du Carrousel 75001, Paris

 

1. 絵はがき

 

美術館のお土産として定番の絵はがきやポストカード。

ルーヴル美術館のショップでは、代表作品一通りがポストカードとして充実のラインナップで展開しています。

かさばらず、1枚1ユーロ、6枚5ユーロと手軽で、土産を受け取る相手にとっても場所を取らない良い土産となるでしょう。

自分用に購入して相手に送るのも良いですね。

 

2. カタログ、画集

 

ルーヴル美術館の自分への土産としておすすめしたいのが、画集やカタログ。

ルーブルのように、一級品の有名な作品が多い美術館なら、画集を買う価値あり。

1枚ずつポストカードを買うよりはるかに経済的な上、印刷も綺麗です。

日本語版も販売されています。

帰国後本を開いて、ルーブルでの感動を蘇らせることができるのでおすすめ。

 

3. レプリカ

 

「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」など、非常に有名な彫像の、出来の良いレプリカが揃うのが、ショップ2階の複製品コーナー。

30cm220ユーロ、15cmのレプリカでも95ユーロと高値ではありますが、日本ではなかなか手に入らない良質なレプリカを手に入れるならここしかありません。

彫刻好きなら絶対買っておきましょう。

 

4. 日用品

 

その他、ミュージアムショップにはルーブル美術館の関連グッズが充実。

カレンダーやポスター、マグネット、ジグソーパズル、エコバッグ、傘などの小物類は特に人気。

ボールペンやペンケースなどの文房具も普段使いしやすくておすすめです。

これらの日用品はかなり豊富なので、ルーブル美術館公式ネット通販ショップであらかじめアイテムを確認しておくと良いでしょう。

 

 

ルーブルが2倍楽しくなる!『ダ・ヴィンチ・コード』

 

 

ルーブル美術館を訪れる前に絶対読んでおきたい小説、観ておきたい映画があります。

それは、2003年に出版されたダン・ブラウンによる小説、これを原作に2006年に映画化した『ダ・ヴィンチ・コード』。

宗教学者であるロバート・ラングドンが歴史に隠された謎に迫るストーリーです。

原作は『天使と悪魔』に次ぐ、「ロバート・ラングドン」シリーズの第2作目。

 

本作はルーブル美術館で起こる殺人事件から始まります。

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品である「ウィトルウィウス的人体図」「モナ・リザ」「岩窟の聖母マリア」「最後の晩餐」の謎を紐解き、人類が長い時間探し続けた「聖杯」の在りかに迫るミステリー。

 

謎を解く手がかりには、ルーブル美術館の作品が多数登場しており、観たらルーブル美術館に行きたくなること間違いなし。

さらに、ラストでラングドン教授が発見する「真実」により、パリ観光が2倍楽しくなります。

パリを旅行で訪れるなら絶対観ておきたい作品です。

 

 

ルーブル美術館は、世界的な名画名作を非常に多く所属する美術館。

作品はもちろん、建物自体にも深い歴史を感じることができます。

少ない時間ではもったいありません。

ぜひ、じっくり世界的な名作たちを味わってくださいね。

 

※合わせて読みたい:  パリの観光地24選!パリ市内から郊外までおすすめ観光名所をご紹介

 

 


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