top > 東アジア・中国・台湾 > 日本 > 東京 > 上野/浅草/押上
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
国立博物館は、正式名称「東京国立博物館」と呼ばれる博物館です。
東京都台東区上野という、 東京観光 で人気のエリアにあります。
日本国内のみならず、東洋各国の文化財が豊富に展示されているのが大きな魅力です。
日本に関する展示、特別展が行われる本館、考古学に関する文化財が揃う平成館、東洋諸国の文化に触れられる東洋館など、敷地内にある施設ごとに特徴がある展示を鑑賞できます。
上野恩賜公園内という緑豊かなエリアにあり、静かでリラックスした雰囲気の国立博物館は、デートや観光で訪れるのにもピッタリです。
国宝、重要文化財、仏像、青銅器といったさまざまな展示物をはじめ、魅力満載の国立博物館。
その見どころを幼い頃から仏像が好きで、よく博物館を訪れている筆者が厳選して紹介していきます。
周辺の観光スポット、グルメスポット情報もぜひ参考にしてみてください。
※合わせて読みたい: 上野のデートスポット15選!雰囲気抜群のおすすめ上野デートスポット
国立博物館は、JR上野駅公園口もしくは、JR鶯谷駅南口から徒歩10分程の場所にあります。
館内では、展示物鑑賞の他にもレストラン、ミュージアムショップ、体験教室など、さまざまな楽しみ方ができる観光スポットです。
総合文化展の入場料は、大人1,000円、大学生500円となっています。
障害を持った方とその介護者1名、高校生以下および満18歳未満,満70歳以の方については無料です。
定期的にテーマや内容を変えて行われる特別展は、その都度料金が変更となるのでHP等で確認しましょう。
開館時間は、通常9:30~17:00(入館は閉館時刻の30分前まで)となっています。
その他、特定の日付に閉館時間が延長する場合もあるため、随時予定をHP等で確認するのをおすすめします。
休館日は月曜日(祝日の場合、その翌平日が休館日)、年末年始となっています。
ちなみにゴールデンウィーク、お盆期間中は、通常休館日となっている日も開館していますよ。
国立博物館には、バスや電車といった公共交通機関を使うのが便利です。
博物館内には、専用の駐車場がないので車を使ってアクセスする際は、周辺の有料駐車場を利用しましょう。
いくつもの門がこちらの博物館にはありますが、展示を鑑賞する際は、正門横のチケット売り場でチケットを購入してから館内に入ります。
自然豊かな上野恩賜公園内にあり、最寄り駅から博物館まで、ハイキング気分で歩いて行けるのもおすすめポイントです。
自家用車を使ってアクセスする場合、首都高速道路、上野線の上野出口から5分程です。
駐車場は、上野公園第1・第2駐車場、タイムズ上野駅公園口をはじめ、博物館周辺にある有料駐車場を利用しましょう。
土・日・祝日や長期休暇時は、駐車場が混み合うので、最寄駅からの徒歩がおすすめです。
国立博物館(正式名称:東京国立博物館)は、1872年に開館した日本最古の博物館です。
2017年時点で、館内には88の国宝、重要文化財636件を所蔵、現在でもそのコレクションの数は増えています。
総所蔵物の数は、11万点を超え、それらの展示を常設展、特別展を通して鑑賞できるのが魅力です。
国立博物館は、1872年に日本で初めて博覧会が開催されたのをきっかけに、「文部省博物館」としてその歴史をスタートさせました。
何度も名称を変え、戦争を乗り越えた後に、発展を重ねたのが、現在の東京国立博物館です。
2001年には、本館が「旧東京帝室博物館本館」として、国の重要文化財に指定されています。
その他にも、館内に数多くの国宝、重要文化財を所蔵し、年間を通して2018年時点で100万人を超える人が訪れる人気の博物館です。
そんな歴史と豊富な所蔵物を兼ね備えた、国立博物館の見どころを紹介していきます。
※合わせて読みたい: 東京都内・近郊の博物館15選!古いものから先端技術までの展示や、デートにもオススメの博物館をご紹介!
国立博物館は、広大な敷地の中に本館、東洋館、平成館といったさまざまな施設があります。
それぞれでテーマに沿った展示物を鑑賞できるため、駆け足で回っても1時間、展示をそれぞれじっくり鑑賞すれば一日でも足りないほどです。
国立博物館の中でも、実際に足を運んでみて、特におすすめしたいと思った場所や展示を厳選して紹介していきます。
国立博物館の本館は、博物館正面入り口の目の前に見える大きな建物です。
建物そのものが重要文化財の本館は、外から外観を眺めているだけでも、重厚感を感じられます。
本館前には、涼しげな印象を訪れた人に与えてくれる、人口の池もあり景観が良いです。
建築の中に入ると気品あふれるその作りに驚かされます。
入り口前にある大きな階段を上った先には、日本の歴史をたどれる展示がありますよ。
国立博物館の本館では、日本の歴史に沿った展示物を鑑賞できます。
見ているだけで穏やかな気分になれる仏像からも、当時の人々の宗教観、宗教と政治の結びつきを学べます。
音声ガイドもあるので、詳しく説明を聞きたい方は利用しましょう。
展示の中には、威厳のある鎧兜の展示も!
立ち止まって眺めたくなる迫力です。
国内の観光客はもちろん、外国人観光客からも人気があります。
重要文化財にも選ばれている刀剣の展示も行われています。
思わず見入ってしまうほどの妖しいきらめきを放っている展示です。
仏像、刀、衣装など、バリエーション豊かな展示を本館では鑑賞できます。
本館の1Fには、ミュージアムショップがあります。
書籍からお菓子、記念品まで、豊富なお土産が揃うので、旅の思い出の一品を購入しましょう。
本館を正面にして、右手に見えるのが東洋各国の文化財を眺められる東洋館です。
朝鮮、中国、エジプトなどアジアを中心に、東洋各国のバリエーション豊かな展示を鑑賞できます。
東洋館で訪れた人を出迎えてくれるのが、中国の石仏です。
石ならではの、欠け方、表面のざらつきが時代の流れを感じさせます。
顔のみの石仏など、見た目のインパクトがある展示も!
エジプトに関する展示を見ていると、驚いてしまうほど保存状態の良いミイラも展示されています。
展示物を通して、その展示が作られた時代背景や当時の人々の文化を学べるのも国立博物館の大きな魅力です。
朝鮮文化に関する展示では、華やかな色合いの着物を鑑賞できます。
艶やかな着物は見ているだけでも、明るい気持ちになれる色彩豊かな展示です。
国立博物館の中には、体験型の展示がいくつもあります。
東洋館でおすすめしたいのが、占いコーナーです。
夢占いコーナーでは、並べられたクッションの中から自分の見たことのある夢を選びます。
クッションを裏返すと夢に関する診断が書いてあるので、ぜひ試してみましょう。
診断結果は、実際に足を運んで展示を見る時のお楽しみです。
本館を正面にして、左奥に向かって歩いていくとみるのが平成館です。
平成館では、日本の考古学にまつわる展示を鑑賞できます。
時代によってデザインが異なる土器、愛嬌のある顔に作られた土偶などの展示を楽しめる場所です。
考古学エリアで充実しているのが、土器の展示です。
時代ごとに土器のデザインや模様の付け方が異なるのが興味深いポイント!
縄文時代は、土器に縄を使って模様をつけていたことから、そう呼ばれるようになったと言われています。
現代になって眺めると、どこか可愛らしさすら感じてしまう土偶も展示されています。
一つ一つ全て表情が違うので、じっくり眺めて違いを楽しむのもおすすめです。
実際に持って、土器や土偶の重さを確かめられる体験型の展示もあるので、ぜひ触ってみましょう。
国立博物館内にある法隆寺宝物館は、1878年、奈良の法隆寺から皇室に献納され、国に保管されてきた宝物を鑑賞できるスポットです。
建物の前に池が広がり、その周囲に木々が植えられている外観は、どこか神秘的な印象を訪れた人に抱かせます。
雨の日には、池に水の波紋が広がり、風情ある景色を楽しめます。
館内に入って一番初めに入る展示室は、あえて暗く照明を落とした空間に、ズラッと仏像が並ぶ空間です。
一体ごとに顔の形や作りが異なる仏像が並ぶ展示室内は、非日常的でありながら、どこか落ち着きを感じさせてくれます。
土・日・祝日などに限定公開される展示室もあるので、何度も足を運びたくなる場所です。
仏教にまつわる展示を鑑賞できるのも、法隆寺宝物館の魅力です。
歴史を感じさせる巻物に描かれているのはお経。
今なお文化として日本に根付いているお寺や仏教の歴史を展示品を通して感じましょう。
法隆寺宝物館の脇にひっそりと佇む旧十輪院宝蔵は、見逃しがちな穴場スポットです。
奈良 から1882年にこちらの博物館に移築された、この蔵には大般若経が収められていたといわれています。
小さいですが、重厚感や歴史を感じさせる展示です。
筑前福岡藩黒田家の屋敷に使われていたという大きな瓦が、国立博物館には展示されています。
鬼瓦と呼ばれるこちらの瓦は、名前に相応しい迫力ある展示です。
雲のような独特の模様、重厚感ある見た目が、観光客をグッと惹き付けます。
1909年に日本で初めて開館した本格的な美術館が、表慶館です。
現在の迎賓館の建築を手がけた、建築家、片山東熊によって手がけられた建築は、思わず足を止めて見上げてしまう威厳があります。
明治以降の洋風建築を代表するものとして、重要文化財にも認定された表慶館も、観光の際はぜひ鑑賞しましょう。
国立博物館は、観光地としても人気の上野エリアにあります。
博物館観光を楽しんだ後に立ち寄りたいグルメスポットも豊富です!
そこで数あるグルメスポットの中から、筆者が足を運び、おすすめしたいと感じたお店を紹介していきます。
国立博物館から徒歩5分、上野の森さくらテラス内にあるやさい家めいでは、農家から直送される新鮮野菜料理をいただけます。
数ある料理の中でも「バーニャカウダー」は、色鮮やかな野菜を華やかに盛り付けた一品です。
シャキシャキの食感、甘み、程よい苦みなど、野菜本来の味や食感を楽しみましょう。
住所 : 東京都台東区上野公園1-54 上野の森さくらテラス3F
マップ: Googleマップ
アクセス : JR上野駅公園口から徒歩3分
電話番号 : 03-5812-1461
定休日 : 上野の森さくらテラスに準じる
営業時間 : 11:00~23:00
国立博物館の東洋館隣にあるのがこのレストランです。
メニューは和・洋・中さまざまな料理が揃っているので、自分好みの一品をいただきましょう。
広い国立博物館内を歩き疲れた時に一休みするのにもおすすめです。
「ハッシュドビーフ」は、柔らかく煮込まれた牛肉と玉ねぎが入った料理です。
コクと甘みを兼ね備えたソースをご飯によく絡めていただきましょう。
住所 : 東京都台東区上野公園13-9 東洋館
マップ: Googleマップ
アクセス : JR上野駅公園口、JR鶯谷駅南口から徒歩10分
電話番号 : 03-5685-5125
定休日 : 月曜日
営業時間 : 10:30~博物館の閉館時刻(L.O.閉館時刻40分前)
国立博物館から徒歩3分、博物館正面、上野恩賜公園の大きな池がある通りを真っすぐ進んだ先にあるカフェです。
公園内の緑に囲まれた景観の良いカフェは、食事から休憩まで、さまざまなシーンで利用できます。お野菜たっぷりミートドリア」
「お野菜たっぷりミートドリア」は、季節によって異なる旬の野菜をふんだんに使用しています。
野菜の甘み、肉のコク、まろやかなクリームソースが、一噛みごとに優しく広がる一品です。
住所 : 東京都台東区上野公園8-4
マップ: Googleマップ
アクセス : 国立西洋美術館から徒歩2分
電話番号 : 03-5815-8251
定休日 : 年中無休
営業時間 : 10:00~21:00(土・日・祝日のみ9:00~)
※合わせて読みたい: 上野グルメ20選!贅沢美食から下町グルメまで上野の人気グルメスポットを一挙ご紹介
国立博物館周辺のおすすめ観光スポットを紹介していきます。
博物館のある上野恩賜公園内は、美術館、博物館をはじめ、さまざまな施設が集まるエリアです。
自然豊かでリラックスした雰囲気の博物館周辺観光スポットにも合わせて足を運んでみましょう。
国立博物館から徒歩4分、博物館に併設されている「黒田記念館」は、日本近代画家の父と呼ばれる黒田清輝の記念館です。
大きなレンガ造りの建物なので、比較的迷わずたどり着けます。
入場無料のスポットなので気軽に立ち寄ってみましょう。
博物館横に喫茶店も併設されているので、 上野観光 の際に一息つきたい方にもおすすめです。
館内は、白を基調とした上品なデザインです。
1Fには、カフェ、ミュージアムショップ、2Fに展示室、資料室、映像室があります。
多くの人で賑わう屋内とは異なり、静かで落ち着いた時間が流れる場所です。
画家として名を博した黒田清輝の作品も館内には展示されています。
一つの作品を作るまでの下書きまで展示されているのも魅力です。
常設展示のほかに、黒田清輝の代表作のみを展示する特別展も年数回開催されています。
住所 : 東京都台東区上野公園13-9
マップ: Googleマップ
アクセス : JR上野駅公園口、JR鶯谷駅南口から徒歩12分
電話番号 : 03-5777-8600
定休日 : 月曜日・年末年始
営業時間 : 9:30~17:00
料金 : 無料
公式URL : 黒田記念館
国立博物館から徒歩6分、黒田記念館からは徒歩3分程の場所にあるのが、国際子ども図書館です。
1909年に建てられた建築をそのまま使い、2000年から開館したこちらの図書館には、数多くの児童書が取り揃えられています。
子供連れの家族で観光するのはもちろん、懐かしい絵本や児童書をこちらで探して読んでみるのもおすすめ!
国際子ども図書館は、ルネサンス様式を取り入れた明治時代の洋風建築です。
歩いていると思わず見上げてしまうほど、存在感のある外観には圧倒されます。
館内にはレストランがあり、子供から大人まで楽しめるカレーやハンバーグといった料理をいただけるのが魅力です。
上野恩賜公園のはずれにあるため、中心部に比べて人も少ない穴場スポットです。
筆者も、観光の際はレストラン利用のみで足を運ぶときがあるので、落ち着いた環境で食事をしたい方は、ぜひ足を運んでみましょう。
住所 : 東京都台東区上野公園12-49
マップ: Googleマップ
アクセス : JR上野駅公園口、JR鶯谷駅南口から徒歩15分
電話番号 : 03-3827-2053
定休日 : 月曜日、祝日、年末年始
営業時間 : 9:30~17:00
料金 : 無料
公式URL : 国際子ども図書館
国立博物館から徒歩4分、上野恩賜公園内にある「東京都美術館」では、常時内容が変わる特別な展示を楽しめます。
展示によって料金が異なるので、その都度HPを確認しましょう。
館内には、展示作品の他にも、カフェ、レストランがあり、グルメスポットとしての魅力も兼ね備えています。
美術館の正面入り口目の前に広がるのはミュージアムショップです。
展示されている作品とコラボしたポストカードをはじめ、さまざまなお土産が並びます。
ノートやペンなど実用的なグッズもあり、旅の思い出に一品購入してみるのもおすすめ。
東京都美術館の周辺を歩いていると、いくつもの個性的なアート作品に出会います。
館内の展示、屋外の展示作品と合わせて、美術館周辺のアートにも目を向けてみましょう。
上野恩賜公園散策の楽しみがグッとアップします。
住所 : 東京都台東区上野公園8-36
マップ: Googleマップ
アクセス : JR上野駅公園口から徒歩7分
電話番号 : 03-3823-6921
定休日 : 月曜日、年末年始
営業時間 : 9:30~17:30(特別展開催時の金曜日は20:00
料金 : 展示により異なる(入館は無料)
公式URL : 東京都美術館
東京都台東区上野にある国立博物館の見どころをグッと掘り下げて紹介してきました。
本館、東洋館、平成館など、いくつもの館、テーマに分かれた展示物は、一日中見て回れるほど充実しています。
展示を通して、日本、東洋各国の文化や歴史を学べるのも大きな魅力です。
館内にあるレストランをはじめとしたグルメスポット、国立博物館から徒歩圏内の観光スポットも紹介したので、合わせて足を運んでみましょう。
最終更新日 : 2022/12/20
公開日 : 2018/06/14