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1. ポールタイプのアウトドアチェアの原点、「Helinox(ヘリノックス)」
<一流テントポールメーカー「DAC」社の頑丈で軽いフレーム構造>
3. どんなキャンプスタイルにも合う魅力!Helinox(ヘリノックス)を使ったテントサイト紹介
アウトドアチェアで有名な 「Helinox(ヘリノックス)」 。
韓国の 「DAC(ダック)」 というメーカーのブランドです。
DAC社は、HILLBARG(ヒルバーグ)やMSR(エムエスアール)、NEMO(ニーモ)などそうそうたる顔ぶれの山岳テントメーカーのテントポールを製造していることでも有名です。
ヘリノックスチェアは、そのDAC社が作った丈夫なフレームを存分に活かした丈夫な構造が特徴。
見た目は華奢に見えますが、代表的なモデルの「チェアワン」は、耐荷重145kgと非常に高い剛性を誇ります。
アルミフレームと一枚のクロスでできたシンプルなデザインも◎
カラーリングも豊富で、クラシックなビンテージスタイルからグランピング・スタイル、バイクツーリング、またトレッキングキャンプなど、どんなキャンプスタイルにもマッチします。
今ではキャンプ場でよく見かけるようになったフレーム構造のチェアですが、ヘリノックスはいわばそのパイオニア。
ヘリノックスが作ったフレーム構造のチェアが爆発的に大ヒットし、たくさんのアウトドアメーカーが類似品を出したと言っても過言ではないのです。
特徴としてまず挙げられるのが、一流テントメーカーにも採用されているテントポールの技術を活かしたフレーム技術です。
フレームには独自素材の超軽量アルミニウム合金「TH72M」を採用。
フラッグシップモデル「チェアワン」を代表例としてチェックしてみると、耐荷重は145kgととても剛性があるうえ、本体重量は890gと1kgを切るという軽さを実現しています。
また、収納サイズも35×10×12cmと、1リットルペットボトル程度のサイズとなっておりとてもコンパクト。
いわば「3拍子そろったアウトドアチェア」なのです。
ヘリノックスのウリは、足が2本ずつ独立しているという構造です。
ある程度足場が悪くとも2本の足をつなぐポールが回転し、足先は確実に地面を捉えるため、安定して座ることができるのです。
通常のアウトドアチェアはフラットな地面を想定して設計されている中で、この構造は画期的ですね。
ヘリノックスの組み立てはとてもカンタンです。
アルミポールを組み立てて(ハメ込むだけ!)、クロスをセットするだけで、チェアやテーブル、コットが作れてしまうのです。
慣れてくると1分程度で組み立てられてしまうカンタンさは嬉しいポイント。
ブランドの原点にして現在も一番人気を誇る「チェアワン」から始まったヘリノックスチェアですが、現在はチェアワンのほか、チェアツー、チェアワン ミニ、チェアゼロ、チェアL・XL、スウィベルチェア、サンセットチェア、グラウンドチェア・・・と実にたくさんのタイプがラインナップされています。
多彩なラインナップについては、後ほど紹介させていただきます。
また、通常モデルのほか、ミリタリーカラーが特徴の「タクティカル サプライ」や、インテリアとしてもマッチする「ホーム デコ&ビーチ」、など、素材・カラーリングがとても豊富なのもポイント。
シンプルなデザインと相まって、どんなキャンプスタイルにもマッチすることもヘリノックスの大きな魅力です。
シンプルなデザイン・豊富なカラーリングでどんなキャンプサイトにも馴染むのがヘリノックスの魅力です。
ここでは、ヘリノックスを用いたキャンプサイトをご紹介します!
グランピング を意識したおしゃれなキャンプサイト、かっこいいソロキャンプサイト、さらにはトレッキングで大活躍しているものまで・・・
どんなキャンプサイトでも似合うチェア、それが「ヘリノックス」なのです。
ヘリノックスには大きく分けて3つのラインが用意されています。
ラインごとにチェアやコット・テーブルなどが展開され、それぞれのアイテムはたくさんのカラーリングで販売されていることから、実に多くのアイテムが存在します。
ヘリノックスの原点にして一番人気は何と言っても通常ライン。
代表的なアイテム「チェアワン」はブランドのアイテムです。
座っていて暑くなりがちな背中の部分には通気性の良いメッシュを採用し、負担のかかりやすい座面や肘をあずける部分は丈夫な素材で耐久性を高めています。
他にも、座面が全てメッシュになっておりビーチでの使用に快適なチェアワン メッシュ、コットンキャンバス地の座面でインテリアにもマッチする「バイタルコレクション」などがラインナップされています。
ヘリノックスが展開するミリタリーラインが「タクティカル サプライ」。
ワッペンを貼り付けるためのベルクロが背面についていたり、スマートフォンなどの小物を収納するためのポケットがついていたりと、細かなギミックが満載のモデルです。
カラーリングはブラック、フォリッジ、コヨーテ、マルチカモ、ブラックマルチカモの5色展開。
アースカラーを用いたカラーリングは、キャンプサイトを落ち着いたカラーでまとめるのに一役買いそうです。
インテリアでの使用を念頭に置いたラインが「ホーム デコ&ビーチ」。
インテリアにも馴染みやすいカラーリングと柔らかいポリエステルの素材感が印象的です。
もちろん、アウトドアでも存分に使用可能。
グランピングをイメージしたテントサイトにはこの「ホーム デコ&ビーチ」がばっちり合いますよ。
「ホーム デコ&ビーチ」には、「チェアワン」などのほか、ソファー感覚でゆったり腰掛けられる、サイズの大きいXLサイズもラインナップされています。
また、アメリカのネイティブ柄が印象的な「PENDLETON(ペンドルトン)」など、ファブリックメーカーとのコラボも積極的に行っており、シリーズの中では最も自由度が高い印象を受けます。
先ほどから紹介している通り、ヘリノックスは韓国のブランドです。
国内の代理店は老舗アウトドアブランド「 mont-bell(モンベル) 」と、アウトドアショップを多数展開する「A&F(エイアンドエフ)」の2つ。
もともとは「A&F(エイアンドエフ)」が総代理店を努めていましたが、ここ最近モンベルが参入したという構図のようです。
代理店が複数店舗に分かれることは別段珍しいことではないのですが、ヘリノックスの場合は通常ラインをモンベルが、その他の「タクティカル」「ホーム デコ&ビーチ」をエイアンドエフが担当するという状況になっています。
その結果、国内の公式サイトが2つ存在するというある種奇妙な事態に・・・。
これがヘリノックスのラインナップを少し複雑に見せてしまっています。
ただ、両代理店が扱っているヘリノックスはどちらも同じDAC社の製品であることに変わりありませんから、安心してくださいね。
ヘリノックスは実にたくさんのラインナップが用意されているのが特徴。
チェアの種類だけで8種類存在します。
豊富なラインナップから、あなたのアウトドア・スタイルにはまるモデルがきっと見つかるはずですよ!
「チェアワン」はスタンダードモデルにしてブランドのフラッグシップです。
「タクティカルラ サプライ」、「ホーム デコ&ビーチ」においてはそれぞれ「タクティカルチェア」「コンフォートチェア」と呼ばれますが、基本的には同じフレームを用いており、座面のカラーや素材が異なるモデルになります。
シンプルなデザインと、剛性・大きさ・重量とのバランスが良い名作チェア。
名作「チェアワン」をベースに座面を伸ばしハイバックにしたのが「チェアツー」です。
どっしりと腰掛けてしまい、チェアツーの収納袋であるスタッフバッグを枕にして持たれるとまさにソファーのような座り心地なのです。
足の部分に別売りの「ロッキングフット」をつけることで、ロッキングチェアに変身するというギミックも◎
なお、この「チェアツー」はミリタリーライン「タクティカル サプライ」では展開されておらず、通常ライン、「ホーム デコ&ビーチ」のみの販売となります。
「チェアワン」をそのまま小さくした可愛いフォルムが印象的な「チェアワン ミニ」です。
小さいからといって子ども向けだと思われがちですが、驚くことなかれ、この「チェアワン ミニ」の耐荷重は90kg!
なんと小柄な方であれば大人でも腰かけることができるのです。
小さくなった分軽量化されており、本体重量は驚きの450g。
500mlペットボトル1本分の重量ですから、登山など重さにシビアなアクティビティにも対応できるモデルとなります。
「ホームデコ &ビーチ」では「チェアホーム ミニ」、「タクティカル」では「タクティカルチェア ミニ」として販売されています。
「チェアワン」の構造はそのままに、座面の高さを一般的なテーブル・チェアの高さに合わせたキャンプ仕様のモデル。
地面からの座面の高さは46cmで、「チェアワン」の34cmに比べて12cmほど高い仕様になっています。
「「チェアワン」だと少しロースタイルすぎて起き上がるときに疲れる・・・」「今まで持っていたテーブルに「チェアワン」は合わない・・・」といった方におすすめです。
「キャンプチェア」は通常ラインでのみの展開となっています。
「キャンプチェア」と同様、地面からの座面の高さが高い(46cm)のモデルで、さらにハイバックにしたタイプです。
首から上もサポートしてくれるため長時間座っても疲れにくく、キャンプでもインテリアでもビーチでも使いやすいモデル。
座面の低いロータイプのモデルです。
「チェアワン」よりも軽量化に成功しており、615gという軽さを実現しています。
また、座った時の姿勢に無理がないよう、他モデルよりシートが深めのデザインになっていて、座面が身体を包み込むような座り心地。
ゆっくりくつろぐことができます。
「チェアワン」の890gは重いけれど、「チェアワン ミニ」のように座り心地は犠牲にしたくない・・・という方にオススメのモデルです。
「ビーチチェア」は、ゆっくりリラックスできるハイバックタイプのローチェアです。
座面が地面から27cmと低くなっています。
スイムウェアでも使用しやすいメッシュタイプもあります。
「ビーチチェア」の名の通り、砂浜での使用を想定しているので、足が砂地に埋まりにくくなっています。
「ビーチチェア」は通常ライン、「ホーム デコ&ビーチ」のみの展開となっています。
「スウィベルチェア」は、アウトドアチェアでありながら、オフィスチェアのように座面がクルクルと回転するという画期的なチェアです。
この複雑な構造を備えつつも1.2kgという軽さを実現しているのは、さすがヘリノックスといったところでしょうか。
デメリットは安定性の悪さ。
「チェアワン」など他モデルの足は2本ずつ独立しているのに対し、4本足が連結しているため、凹凸の激しい場所での使用には向かなくなってしまっています。
こちらは「ホーム デコ &ビーチ」での取扱はなし。
通常ライン、「タクティカル サプライ」のみでの展開となっています。
個人的には、オフィスなどで使用すれば便利な機能なので、「ホーム デコ &ビーチ」でおしゃれなデザインで販売してほしいとも思うのですが・・・
2018年に登場したニューモデルが「チェアワン L」です(上記画像は、「タクティカル サプライ」のモデルのため「タクティカルチェア L」です)。
画像ではわかりにくいですが、その名の通り、スタンダードモデル「チェアワン」を一回り大きくしたもの。
座面が大きいということもあり、とてもゆったり座ることができます。
ただでさえ素晴らしい座り心地の「チェアワン」ですから、その快適さはまさにソファーのよう・・・。
一度座ったら欲しくなってしまうこと間違いありませんよ。
また、「ホーム デコ&ビーチ」には、さらに一回り大きい「XL」サイズの「ホームチェア XL」もラインナップされており、こちらはヘリノックス史上最大・最高の座り心地を誇るタイプとなっています。
「チェアワン」の快適さはそのままに、ポールやシートを軽量化して490gの軽さを実現したのが「チェアゼロ」です。
軽量化されているからといって座り心地が犠牲になったわけでも、耐荷重が極端に低くなったわけでもありません(「チェアゼロ」の耐荷重は120kg)。
ポールの重量を見直し、シートにはテントなどで使われるポリエステル・リップストップナイロンを採用して「チェアワン」から大幅に軽量化に成功したというプロダクトです。
そのため、「チェアゼロ」は「チェアワン」の正当進化と言っても過言ではないかもしれません。
今のところ通常ラインのみの展開、ブラックとグレーのみのカラーリングですが、今後の展開に注目ですよ。
チェアと同様の構造を用いて作られた軽量・頑丈なテーブル「テーブルワン」。
625gという軽量ながら、耐荷重50kgという仕様でアウトドアテーブル界を驚かせました。
また、カップが2つ置けるドリンクホルダーもついているのも嬉しいポイント。
「チェアワン」と合わせて使いたいですね。
この「テーブルワン」の唯一の弱点は熱に弱いこと。
熱いものなどを直接乗せると天板のポリエステル素材が溶けてしまうので、注意してください。
なお、この「テーブル」に関しては、通常ラインの「テーブルワン」と「タクティカル サプライ」の「タクティカルテーブル」、「ホーム デコ&ビーチ」の「テーブルワン ソリッドトップ」とで仕様が大幅に異なっています。
フレーム構造や耐荷重は「テーブルワン」と同じですが、ファブリックにタクティカル素材を用いており、ボトルホルダーも省かれたシンプルなデザインが特徴です。
ここで紹介しているのはスタンダードなサイズ「M」ですが、「S」「L」もラインナップされています。
「ホーム デコ&ビーチ」の「テーブルワン ソリッドトップ」はその名の通り天板にファブリックではなく、しっかりとした樹脂の素材が採用されているのがポイントです。
天板はその素材の特性上、小さく折りたたむことはできず「テーブルワン」に比べ重くなってしまってはいますが、その分高級感があり、また汚れてしまった際にもきれいに拭き取ることができます。
ここで紹介している他にもクラシックな木目調のものなどもあり、デザイン性にも優れています。
テントなどで寝る際、マットを敷くのもいいですが、より快適に眠りたければテント用ベッド「コット」がオススメ。
35,500円と高額ながら今までのコットでは考えられなかった2.19kgという重量と素晴らしい寝心地で、販売開始直後から「キャンパー憧れのアイテム」にランクイン。
チェア、テーブルに続いて定番商品となっています。
寝てみるとわかるのですが、この「コットワン」、絶妙なテンションで身体を受け止めてくれるのでとても寝心地が良いのです。
このあたりは「チェアワン」でヘリノックスが培った技術の結晶と言えるでしょう。
この「コットワン」、「コンバーチブル」の名の通り、別売りの「コットレッグ」をつけることでハイコットにすることも可能。
高さは38cmになりベンチとしても使える、というスグレモノなのです。
通常ラインのみ、「コットワン」よりやや小さめで1.2kgと超軽量化に成功した「ライトコット」もラインナップされていますよ。
登山に持っていけるほど軽くコンパクトで、テントポールメーカーが作っているため剛性も高く、どんなキャンプサイトでも似合うデザイン・・・と、まさに「究極のアウトドアチェア」ともいえる「 Helinox (ヘリノックス)」の魅力が伝わりましたでしょうか?
定番チェア「チェアワン」は1 万円超えと、他ブランドの類似品と比べると、少し高く感じてしまうかも知れません。
ただ、ヘリノックスの魅力は飽きのこない「定番」であること。
キャンプの他にもインテリアでも使えますし、来客用などの普段使いでも活躍します。
また、丈夫で何年も使えたりと、トータルで見ると決して高くはない値段だと思います。
興味がある方はぜひ一度座り心地を試してみてください。
その「 Helinox (ヘリノックス)」の圧倒的な座り心地にやられ、座り始めて 1 分も経たないうちに欲しくなってしまう人も少なくないと思います。
公開日 : 2018/09/03