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アウトドアブランドは数あれど、実はヒマラヤやバックカントリーなどの過酷な自然条件に挑む一流のアスリートから支持を受けているブランドはごくわずか。
「Mountain Hardwear(マウンテンハードウェア)」は、そんな「ガチ登山」仕様のアウトドアブランドの一つです。
トレイルランニング、クライミング(ボルダリング)、スキー、スノーボードなど、国内外の様々な分野のトップアスリートたちとプロ契約を結び、現場でのフィードバックをプロダクトに活かして日々改良を続けています。
マウンテンハードウェアは、1993年にクライマーの聖地であるヨセミテ国立公園があるアメリカ・カリフォルニア州の生まれ。
同じくアメリカのアウトドアブランド「Columbia(コロンビア)」が取り扱っています。
ウェアからキャップやグローブなどの小物、シュラフやテント、バックパックまで、多様なアウトドアギアを手がける総合ブランドなのです。
海外アウトドアブランドの服は、どれも欧米人向けに作られているためサイズが大きく、袖が余ったり丈が余ったりしがちですよね。
そんな中、マウンテンハードウェアは「アジアンフィット製品」として、体の小さなアジア人向けのパターンで作った製品を一部ラインナップしています。
これまでパターンの違いから海外メーカーを敬遠していた方は、ぜひ一度マウンテンハードウェアを試してみてください。
表立ってプロモーションされているわけではないですが、マウンテンハードウェアの特徴として挙げられるのが「デザイン性の高さ」。
特にアジアンフィット製品においては、シルエットも美しく、アウトドアブランドにありがちな「野暮ったさ」もありません。
色もアースカラーが用意されているので、街着としてもおすすめですよ。
また、注目すべきはロゴマーク。
最近では「Mountain Hardware」の文字がない、ナットのロゴマークのみになったジャケットも登場しており、シンプルでとてもスタイリッシュな印象を受けます。
パタゴニア や ノースフェイス 、コロンビアなどの定番アウトドアブランドの商品はどうしてもかぶってしまいがち。
登山に行ってもメンバーとかぶってしまったりすることもありますよね。
その点、マウンテンハードウェアは少し玄人向けアイテムであるということもあり、あまり被る可能性がないブランドなのです。
性能やデザインも良く、さらに被りにくいというのは嬉しいですよね。
マウンテンハードウェアが独自に開発した防水透湿素材「DRY Q」。
非常に細かい気孔が施されており、「水蒸気となった汗は発散するが、外側からの水(雨)は通さない」という素材です。
そんな防水透湿素材を採用したレインウェアは、アウトドアメーカー各社から発売されていますが、定番は何と言っても「GORE-TEX(ゴアテックス)」です。
性能はもちろんのこと、防水透湿素材を世界で初めて作ったこともあり、そのブランド力は非常に高く評価されています。
しかし、DRY Qも負けてはいません。
他のアウトドアメーカーが、エントリーモデルには自社で開発した独自の防水透湿素材を採用し、ハイエンドモデルには「GORE-TEX(ゴアテックス)」を採用しているのが実情となっています。
コストを抑えたいエントリーモデルには独自素材を採用し、性能が必要なハイエンドモデルには「GORE-TEX」 を使っているということです。
そんな中、マウンテンハードウェアはエントリーモデルからハイエンドモデルまで全て「DRY Q」で展開しているのが特徴です。
マウンテンハードウェアの独自素材である「DRY Q」の性能の高さがわかりますよね。
気になるのはDRY QとGORE-TEXとの差があるのかどうかですよね。
どのDRY Qにおいても総じて言えるのは「防水透湿性能はそこまで変わるわけではない」ということ。
むしろ、DRY Q Eliteであれば、服を着た瞬間から透湿性が発揮されるため、雨の中着用した時の着心地はGORE-TEXに比べても抜群に良いです。
耐久性はGORE-TEXに劣ってしまう部分もありますが、もちろんそれはかなりハードな使用を想定してのこと。
藪の中をかき分けるなどのハードな使用をしなければ、そこまで関係ないとも言えます。
コストパフォーマンスもよく、性能は場合によってはGORE-TEX以上とも言える「DRY Q」を侮ってはいけません。
DRY Qは、そのグレードによっていくつかの種類に分かれます。
以前は「DRY Q EVAP」「DRY Q CORE」などもありましたが、現在は「DRY Q Elite」「DRY Q ACTIVE」「DRY Q」の3つが展開されています。
DRY Q Eliteの特徴は、「着た瞬間から透湿性が発揮される」というもの。
ゴアテックスなど他社製の素材は、体温でジャケットの中が温められてから透湿性が発揮されるというメカニズム。
DRY Q Eliteは、服を着た瞬間に体の水蒸気がジャケットの外に出ていくという透湿性を持っています。
軽量性・ストレッチ性に優れた防水透湿素材が「DRY Q ACTIVE」。
クライミングやトレイルランニングなど、重量にかなりシビアで、かつ運動量の多いアウトドアスポーツに向いていると言えます。
防水透湿性能に優れた素材が「DRY Q Elite」、軽量性・ストレッチ性に優れた素材が「DRY Q Active」でした。
2つのデメリットとしては、実は「耐久性が低い」ということが挙げられます。
「 耐久性が低い」とはいっても、藪の中に突っ込んですぐ破れるようなものではないのでご安心くださいね。
「DRY Q」は防水透湿性や軽量性はそこそこに、耐久性とのバランスをとったモデル。
登山やスノースポーツ、アルパインクライミングなどに向いています。
プロも愛用するアウトドアブランドのプロダクトは非常に高価です。
ところが、マウンテンハードウェア「DRY Q」のように独自素材を採用していることもあり、コストの面で言うとべらぼうに高いといったことはありません。
そうとはいえ、アウトドア用品である以上、一般的なアパレルブランドよりは高くなってしまいます。
ここでは「マウンテンハードウェア」を安く手に入れる方法についてご紹介します。
マウンテンハードウェアは全国のアウトレットモールにて「アウトレット店舗」も展開しています。
アウトレット店舗では、 通常の30%〜50%OFFで販売されているアイテムもあり、掘り出し物が見つかれば非常にお得に買い物することができます。
お近くにアウトレットモールがある方は、ぜひ一度足を運んでみることをおすすめします。
マウンテンハードウェアは、季節の終わりにクリアランスセールを行うことが多いです。
マウンテンハードウェアの店舗をはじめ、ネットストア、好日山荘の取り扱い店舗において商品が大幅に割引されることもあるので、注意して見ておくと良いでしょう。
マウンテンハードウェアの福袋は非常にコストパフォーマンスがいいことで知られています。
中には1万円の福袋にもかかわらず10万円もの内容のアイテムが入っていることも。
こういった「大当たり」もあるため、気になる方は購入を検討してみても良いでしょう。
マウンテンハードウェアの店舗だけでなく、好日山荘などの取り扱い店舗でも展開されるのが特徴です。
マウンテンハードウェアのアイコン的アイテムである「ハードシェルジャケット」。
GORE-TEXやe-Vent(イーベント)など、他社製のハイテク素材に頼るメーカーが多い中、自社開発素材「DRY Q」を用いています。
性能は前述したとおり、GORE-TEXに勝るとも劣らないクオリティです。
それでいて他社のハードシェルと比べると一回り安価なのですから、見逃さないわけにはいきません。
秋冬のラインナップである「ドライステインジャケット」。
雪山登山やスキー・スノーボード、無雪期の登山など、様々なアウトドア・アクティビティを想定して設計されたジャケットです。
汗抜けが抜群に良い「DRY Q Elite」を採用しており、 激しい動きをしてもジャケットの中が蒸れないのが嬉しいポイント。
ジャケットの裾からの雪の侵入を防ぐ「パウダースカート」を用いており、雪山にはピッタリの仕様と言えますが、パウダースカートは取り外しも可能なので、レインウェアとしても存分に活躍してくれますよ。
アジアンフィットデザインでシルエットが美しいため、街着でも十分使えるアイテムです。
寒くなると欠かせないアイテム「アウトドアフリース」。
ポリエステルの毛で出来たフリースは肌さわりがとても良く、また保温性もとても高く、動きやすいと、アウトドアはもちろん日常生活にも良いこと尽くし。
アウトドアフリースをお持ちの方は、フリースを一度着ると、冬の間中欠かせないアイテムになるというのはおわかりいただけるのではないでしょうか。
フリースといえば モンベル やパタゴニアが定番ですが、マウンテンハードウェアも負けてはいません。
マウンテンハードウェアのフリースの魅力は、性能はもちろんのこと、その「デザイン性の高さ」にあります。
毛足が短く、動きやすい、ベースレイヤーで使えるものや、毛足が長く保温性が高い、ミッドレイヤーに最適なモデルまで揃っています。
暖かさと通気性の良さのバランスがとれたアイテムが「マイクロチル2.0ジップT」です。
無雪期登山における保温着として、また積雪期登山やスキーであればアンダーウェアの上に羽織る行動着として使えるアイテムです。
素材には、マウンテンハードウェア独自開発の素材「ウィックQ」を採用。
透湿速乾性能が優れており、かいた汗を瞬時に蒸発させてくれます。
肌触りがよく着心地が抜群で、さらに身体に密着するシルエットで温かいため、普段着としても秋〜冬の間手放せないアイテムになりますよ。
毛足が長く、無雪期登山における保温着として、また積雪期登山における保温着・行動着、また冬キャンプにおける行動着として最適なのが「モンキーマングリッドジャケット」です。
フリース素材には「ポーラテックハイロフト(ポーラテック社)」を採用しており、毛足が長く保温性能が良いです。
かつ、非常にコンパクトにたたむことができるという特徴を持っています。
マウンテンハードウェアの定番アイテムといえば、インナーダウンとしてもアウターに羽織っても使える「ストレッチダウン」です。
2017年から登場したストレッチダウンは、全方向へのストレッチ性で着心地がバツグン。
クライマーや登山者に向けた「ガチ仕様」ですが、寒い中身体を動かす必要のあるキャンパーの方や自転車通勤の方にとっても嬉しい一枚とあって、とても人気のアイテムです。
細かく互い違いになったパターンが特徴的な「ストレッチダウンDSフーデッドジャケット」。
アルパインクライミングでの使用を想定されて作られており、全方向へのストレッチ仕様に。
着心地が非常に良いダウンジャケットです。
「ダウンジャケット」と言いつつ、アジアンフィット仕様のシルエットはスマートなため、コートやジャケットの下にインナーダウンとしても着ることができますよ。
互い違いになった構造は圧着によるもので、縫い目がないためダウンが抜けたり部分的に寒い場所(コールドスポット)が生まれたりすることがありません。
ストレッチ性が高いため非常に着心地がよく、動きやすさは半端ではありません。
また、封入されているダウンも800フィルパワーで非常に温かい仕様。
さらに撥水加工がされているため、ダウンの弱点である「濡れ」に強いためフィールドでもガシガシ使うことができます。
フードのない「ストレッチダウンDSジャケット」もラインナップされています。
マウンテンハードウェアはグローブに関して定評のあるブランドです。
何度もお伝えしているように、マウンテンハードウェアは独自素材「DRY Q」を用いたプロダクトがほとんどなのですが、ことグローブに関しては別格の扱い。
なんと他社製素材「GORE-TEX」を使用したモデルもラインナップされているのです。
これが「DRY Q」の耐久性不足なのかはわかりませんが、マウンテンハードウェアの本気度がわかるプロダクトと言って間違いないでしょう。
ゲレンデでのスキー・スノーボード、スノーシューハイキング向けに作られたのが「スーパーバードゴアテックスグローブ」です。
中綿が封入されているため非常に暖かく、かつGORE-TEXを採用し、防水透湿性能・耐久性ともに最高のクオリティに仕上がっています。
コインやリフトIDを入れられるポケットがついているなど使い勝手もよく、なにより嬉しいのがスマートフォンが操作できるタッチ仕様だということ。
雪山においてグローブを外さずにスマートフォンが触れるのはとても便利ですよ。
「パワーストレッチグローブ」は中厚の裏起毛フリース手袋。
ストレッチ性が高く動きやすい仕様になっており、通気性・速乾性も高くつけ心地は良いです。
防水性はないので、あくまで防寒のみの機能にはなりますが、秋冬登山やハイキング、また日常使いにおすすめのアイテムです。
リュックのイメージが少ないマウンテンハードウェアですが、実はさまざまなパターンのリュックを展開しています。
デイリーユースできる小型のザックや、トレイルランニング仕様の軽いものから、ハイキング・トレッキングに使える重厚感のあるもの、さらには長期縦走やバックパッキングに使える大型のものまで、多様なモデルがラインナップされているのです。
ここでは、トレイルランニングで使えるタイプ、ハイキング・トレッキングで使えるタイプに絞ってご紹介していきます。
「コア28」は、日帰りの登山や山小屋を使ってのアルプス登山などに最適な28リットルのサイズのバックパックです。
背中のカーブにフィットする構造になっており、長時間重い荷物を運んでも疲れにくい設計になっています。
また、メイン素材に100Dナイロンを使いつつ、強度が必要なボトムの素材には420Dナイロンを使用するなどの工夫を行っており、耐久性にも考慮しています。
このあたりの工夫はさすが「ガチ仕様」のマウンテンハードウェアといったところです。
さらに、ウエストハーネスが取り外し可能というのも嬉しいポイント。
街で使う際には取り外しすれば、野暮ったい印象もなくなりますよ。
5Lの容量のレース向けリュックが「シングルトラックレースベストパック」です。
ストレッチ性が高く、体にフィットするため、走っていてもズれてこないのがポイントです。
フロント部分がベストのような仕様になっており、補給用ジェルやエナジーバーなどはこれらのポケットに入れ、取り出しやすい位置で携帯することができます。
リュック背部に配置されたロゴはリフレクター仕様になっており、夜間のランにも安心です。
本格的なレースから街でのランまで対応できる、優秀なリュックと言えるでしょう。
「ガチ登山ブランド」であるマウンテンハードウェアはテントも展開しています。
マウンテンハードウェアのテントには様々なタイプがあり、中でも「スペースステーション」というテントは極地のベースキャンプとして開発されたもので、お値段なんと70万円以上する代物。
こういった姿勢からも、マウンテンハードウェアがファッションアウトドアブランドではなく、「ガチ登山ブランド」ということが見てとれます。
脱線してしまいましたが、マウンテンハードウェアの展開するテントは、キャンプはもちろん、3,000m級の山々でも活躍できるクオリティを持っています。
極地用テントを開発するだけの技術力をもって作られているので、当たり前といえば当たり前ですね。
特徴は軽量でスタイリッシュなデザインということ。
フライシートのホワイトカラーは、無雪期登山のキャンプ場においてバツグンの存在感を発揮してくれますよ。
マウンテンハードウェアの3人用テントが「ゴーストスカイ2テント」。
抜群の居住性と「軽さ」を両立させていることが特徴です。
ところが、ゴーストスカイ3テントはゆったり目に設計されており、大人3人が十分に寝られるほか、テントの両側に設置された全室も広いため収納スペースとして活用できるのです。
また、耐久性も十分で、テントポールにおけるフラッグシップカンパニー、DAC社のポールを採用しています。
これだけのスペックを誇るダブルウォールテントながら、1.91kgと非常に軽い設計が嬉しポイント。
3,000mクラスのハードな稜線をまたぐ長期縦走などに最適のテントと言えます。
アウトドアブランド「Mountain Hardware(マウンテンハードウェア)」についてご紹介してきました。
プロも愛用する機能性や、街着にしても違和感のないデザイン性があるアイテムということがおわかりいただけましたでしょうか。
多くのアウトドアブランドが防水透湿素材「GORE-TEX」を採用する中、独自素材「DRY Q」を用いてコストと性能とのバランスが良いのも嬉しいポイントでしたね。
記事の中でも書きましたが、マウンテンハードウェアは知る人ぞ知るブランドとまでは言いませんが、「被りにくい」のも事実。
「みんなノースフェイスやパタゴニア、モンベルだし・・・」という方にもおすすめしたいブランドです。
本記事を読んでマウンテンハードウェアに興味を持っていただいた方は、ぜひ店舗に足を運んでみてください。
きっとスタイリッシュなデザインや品質の高さを実感できると思います。
最終更新日 : 2022/12/06
公開日 : 2019/02/02