本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
飛行機を利用する時に楽しみにしている方も多いであろう「機内食」。
機内食というと「あ、たまに冷めててそんなに美味しくはない食事でしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は機内食事情も大きく変わってきているんです。
LCC をはじめとした格安フライトの台頭で、どの大手航空会社もLCCに対抗して機内・空港サービスの拡充に尽力しています。
このため、この十数年で座席のセレクションや機内サービスだけでなく、機内食も大きく変わってきたと言えるでしょう。
機内食レベルが上がった航空業界の中でも、特に機内食のクオリティが高いと人気の航空会社と機内食例をご紹介します。
どの航空会社も、その国独自の文化や個性を存分に感じられるものばかりですよ♪
「天空のレストラン」とも呼ばれている JAL の機内食。
彩りもバランスも良く、味にも定評があります。
企画メニューも多く、日本の老舗レストランや料理コンペで勝ち残った若手シェフ考案メニューや、企業コラボもあるのが特徴です。
筆者が搭乗した日は、軽食メニューとしてモスバーガーとのコラボ「エアモス」をいただけました。
空の上でモスバーガーが食べられるとは思っていなかったので、驚いたのを覚えています。
また、日本〜韓国線では「空弁」と呼ばれる機内食が提供されるのも魅力。
駅弁のようなお弁当箱に入った四季のメニューが楽しめますよ!
こちらはビジネスクラスのお食事。
ビジネスクラスでも、日本の有名シェフ監修のものが提供されます。
和食もとても本格的で、小鉢に入った料理も素敵ですね。
深夜便だと和食・洋食を問わず、深夜の時間帯に配慮した軽めのミールも楽しめます。
また、JALではビジネスクラス機内食の事前オーダーも可能です。
搭乗前から気分が上がりますね♪
ANA では、2013年から「機内食総選挙」をしていることで知られる航空会社です。
「お客様と共に創る機内食」をテーマにした総選挙で、年毎にテーマが変わっています。
ちなみに、2019年は中四国9県の食材を活用した9つのご当地カレーを用意。
この選挙で勝ち残った3つの機内食が実際に日本発の国際便(エコノミーとエコノミープレミアム)で提供されます。(1位はフィッシュカツとレンコンのカレー)
ANAは、素材選びや食材にもこだわりがあるのも特徴。
ビジネスクラスのパンはANAの自社製、スープの出汁はあの「茅乃舎」との共同開発と、どんな機内食かワクワクさせるようなものばかりです。
また、ビジネスクラスではフレンチの名店「ラ・グルヌイエール」とのコラボレーションとピエールエルメのデザートも楽しめたり、和食では懐石の名店とのコラボレーションが楽しめます。
顧客の意見をすぐに反映する企業努力で、年々すごいスピードで機内食のレベルが上がっていることでも知られるANA。
今後どのような機内食が登場するのか楽しみですね♪
エバー航空 は台湾の航空会社です。
アジアの航空会社の中でも顧客満足度が高い航空会社の1つで、台湾のローカルな機内食にも定評があります。
数ある機内食の中でも人気なのが、サンリオとのコラボレーション!
機体や座席にサンリオのキャラクターがいる便では、機内食もサンリオキャラクターで溢れています。
お子様連れフライトにもぴったりですね。
キティのチョコレートなどのトッピングについつい目がいきがちですが、どれも美味しいと好評です。
筆者もキティちゃんの機内食をいただいたことがありますが、メインからデザートまでクオリティが安定しており、美味しく完食できました♪
ビジネスクラスのミールにもキティちゃんがひょっこり。
また、ビジネスクラスでは台湾発のフライトなら、ミシュラン3つ星獲得の京都の名店「一子相伝なかむら」監修のメニューがいただけます。
和食だけでなく、あの小籠包の名店「鼎泰豊」(ディンタイフン)のミールも選べるため、どちらにしようか悩んでしまいます。
キャセイパシフィック航空 は、香港の航空会社です。
これまでに何度も「世界で最も素晴らしい航空会社」の称号を手にしたこともある大人気の会社です。
機内では、本格中華が楽しめることでも人気で、エコノミークラスの食事でも顧客満足が高いことでも知られています。
こちらはエコノミークラスのお食事。
チキンと美味しそうなソースがすぐにも香ってきそうです。
ご飯を中央に置き、おかず同士が混ざらない工夫も良いですね。
また、エコノミークラスではこれまでに受賞歴があるワインも楽しめます。
飲み物も美味しければ、お食事もどんどん進みます♪
こちらは日本発ビジネスクラスのお食事。
サーモンといくらが機上でいただけるなんて素晴らしいですね。
もちろん、洋食の用意もありますよ。
タイ航空 といえば、2017年にエアラインランキングで「ベストエコノミークラス部門」で1位に輝いたこともある航空会社です。
タイ航空では、新鮮な食材をタイ王室の農民支援プロジェクト「ロイヤルプロジェクト」(王様プロジェクト)を通じてタイ北部から仕入れています。
機内食に使用される食品を通じて、タイの人々への貢献の追求も、タイ航空の素晴らしい取り組みの一部として知られています。
また、タイ航空といえばガパオやグリーンカレー、オイスターソース炒めなどのタイ料理も手軽に楽しめるのも魅力です。
エスニック料理好きの間でもタイ航空のタイ料理の美味しさに定評があります。
ビジネスクラスでは、タイ料理だけでなくテリーヌや上質なワインやデザートも堪能することができます。
シンガポール航空 は、多民族国家らしく機内食の種類も様々です。
さらに、民族それぞれの食文化保全のため、香辛料や食材の分量も正確に記されたレシピもあるのだそう。
宗教への理解がないと配分が難しい料理もあるため、民族への理解が求められるのもシンガポールのお国柄ならではかもしれませんね。
例えば、こちらはエコノミークラスで提供される「ミーシアム」。
タイ伝来のビーフン炒めです。
シンガポールのフードコートで楽しめるローカル感のあるミールが楽しめるのも、シンガポール航空の魅力です。
ビジネスクラスでは、事前に機内食をオーダーできる「ブック・ザ・クック」が採用されています。
世界の著名なシェフが監修したグルメをオーダーできる制度で、厳選されたワインと一緒に素敵なメインを楽しむことが可能に。
出発地によってメニューが大きく変わるため、複数都市をビジネスクラスで訪れる予定のある方は楽しみが増えること間違いなしです♪
おいしいフレンチが食べられると話題の エールフランス 。
実は、エールフランスではエコノミークラスでもシャンパンが楽しめることをご存知でしたか?
ワイン大国フランスならではのサービスですよね。
エコノミークラスでは、フランス料理らしい濃厚なメニューが楽しめるほか、就航地のローカルメニューも選ぶことができます。
さらに、有料となりますが、事前に「アラカルトメニュー」をオーダーすることも可能です。
フライトの24時間前までなら、あの「フォション」のメニューやヘルシーメニュー、シーフードやフランス伝統料理などのラインナップから選ぶことができますよ。
こちらは日本発のビジネスクラス便。
彩り豊かなシーフードミールもフレンチの美しい盛り付けが素敵ですね。
ドイツの ルフトハンザ航空 。
ビール大国ドイツらしく、ビールのセレクションはもちろん、ビールにぴったりなメニューが揃っていることで人気のエアラインです。
例えば、こちらはビーフシチュー。
パンも付属していますが、付け合わせでマッシュポテトも付いているのがドイツらしいですね。
また、路線によってはスイスの有名チョコ「トブラローネ」も提供されることがあります。
ルフトハンザのビジネスクラスでは、トレンドに合わせて2ヶ月に1回ワインの銘柄が変わると言われています。
ビジネス・エコノミー問わず、ギャレー(CAさんたちが配膳の準備をする場所)に置かれているフードもおにぎりやハリボーグミ、チョコレートなどバラエティ豊かなのも魅力です。
中東の中でもトルコの ターキッシュエアライン は、どのクラスも食事クオリティが安定していると評判です。
フランスと並び、世界3大料理の看板を背負っているトルコのプライドも垣間見れるセレクションも、人気の理由の1つかもしれません。
また、ターキッシュエアラインは過去に何度も機内食で賞を獲得していることでも知られるほか、一部のフライではシェフ(フライング・シェフ)が搭乗していることでも有名です。
こちらはエコノミークラスで楽しめるキョフテ(トルコ風ハンバーグ)。
筆者もいただきましたが、スパイスと塩味がちょうど良く、美味しくいただけました!
こちらはビジネスクラスのお食事。
ターキッシュエアラインズの国際線のビジネスクラスでは「フライングシェフ」が機内のキッチンで調理した食事を楽しめます。
トルコ料理はもちろん、時にはお寿司なども提供されますよ♪
ゴージャスさでは他社の追随を許さないドバイのエアライン エミレーツ航空 。
エコノミーからファーストまで、どの便でも美味しい食事が楽しめると大人気のエアラインです。
ターキッシュエアライン同様、イスラム教が国教の国のエアラインのためポークは出てきませんが、こちらも趣向を凝らしたメニューが多いのが特徴。
就航地数も世界トップクラスの数を誇るエアラインなので、ミールの数も相当数を誇ります。
こちらは、東京発の深夜便で提供された機内食です。
鶏肉と野菜の煮物という胃袋に優しいメニューにほっこり。
日本発着便だとおかゆが出ることも。
機上で温かいおかゆが食べられるのは嬉しいですね♪
ビジネスクラスでは、アラブのグルメを中心にゴージャスなラインナップが楽しめます。
特別なシートでいただくミールは格別です。
ドリンクは、ヴィンテージのワインやシャンパン、カクテルなどから選択できます。
また、食器は全てロイヤルドルトン、ロバートウェルチのカトラリーを採用するなど、こだわりの食器セレクションも見逃せません。
機内食のクオリティに定評がある航空会社と機内食例をご紹介しました。
どの航空会社もキャリアの国ならではの食文化が現れたセレクションでしたね。
せっかくの旅行ですから、機内食を楽しんで旅行気分をもっと上げてみましょう♪
▼関連記事
最終更新日 : 2023/01/18
公開日 : 2019/05/05