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質実剛健なアウトドアブランド「Black Diamond(ブラックダイヤモンド)」
ブラックダイヤモンドとPatagonia(パタゴニア)との意外な関係
ブラックダイヤモンドのおすすめアイテム1:ストック(トレッキングポール)
ハイエンド・トレッキングポール「ディスタンスカーボンFLZ」
ハイキンググローブの決定版!?「ライトウェイト スクリーンタップ」
クライミングブランドならではのシンプルデザイン「スピード30」
444gというコンパクトかつ、28Lの大容量!デザインも良い「ブリッツ28」
アウトドアブランドの「BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)」は、1989年にアメリカでクライミングブランドとして発祥しました。
質の高いクライミング用のハーネスやカラビナが有名なブランドですが、現在はテントやザックなどさまざまなアイテムのほか、アパレルウェアの展開を始めています。
ブラックダイヤモンドの創業者はイヴォン・シュイナード氏。
これを聞けば、アウトドア好きならピンと来る人もいると思います。
イヴォン・シュイナード氏は、アウトドアブランド「 Patagonia(パタゴニア) 」の創業者としても知られています。
パタゴニア創業前にシュイナード氏が設立したのが、ピトンやハーネスといったクライミングギアを製造するブランド「シュイナード・イクイップメント」社でした。
そのシュイナード・イクイップメントを引き継いで誕生したのが、ブラックダイヤモンドなのです。
シュイナード・イクイップメント社にルーツを持ち、1989年に設立されたブラックダイヤモンド。
「常に最高品質のギアを開発する」というスローガンを掲げ、ブラックダイヤモンドはクライミングブランドとして名を馳せるようになりました。
クライミングを主としてきたブラックダイヤモンドですが、現在ではトレッキングやバックカントリースキーなど、他のアクティビティにも力を入れています。
クライミングは常に命がけのアクティビティ。
アウトドアの中では最高品質のギアを作れる技術力が求められます。
そのため、 Arc’teryx(アークテリクス) をはじめ、現在アウトドアブランドの中で最高峰の技術を持ったブランドはクライミングにルーツを持つブランドが多いです。
ブラックダイヤモンドのアイテムの中で特に評判が高いのが、ヘッドライトやランタン、グローブなどのギア。
登山やキャンプ、スキーにおいてこれらはアウトドアマンの定番アイテムです。
本記事の最後では、ブラックダイヤモンドのおすすめアイテムをご紹介します。
ブラックダイヤモンドのギアはエルブレスや秀岳荘、石井スポーツなど、全国のアウトドア量販店で取り扱っているため、実際に見て購入したいという方はそれらの店舗を訪れてみると良いでしょう。
店舗になかなかおいていない商品も含めて、さまざまなラインナップを見たいという方は、代理店であるロストアローのWEBサイトで購入するのがおすすめです。
また、AmazonをはじめとするWEB通販サイトでも、ブラックダイヤモンドのアイテムは数多く販売されています。
中にはセールを行っている店舗もあるため、できるだけ安く購入したいと考えている方はWEBサイトを比較してみてください。
数多くのブランドを取り扱っており、全国に展開するアウトドア量販店「好日山荘」。
以前はブラックダイヤモンドもラインナップされていたのですが、現在なんとブラックダイヤモンドに関しては取り扱いがないのです。
ブラックダイヤモンドをはじめ、登山靴の「SCARPA(スカルパ)」や登山リュックの定番「OSPLEY(オスプレー)」など、代理店の「ロストアロー」が取り扱っているアイテムが好日山荘では購入できないのが現状です。
ブラックダイヤモンドのおすすめアイテムとしてまず挙げられるのが、登山で歩行時に役立つ「ストック(トレッキングポール)」です。
ストックは、上りのときはもちろん下りの際に使用することによって、膝にかかる負担を分散してくれる疲労軽減に役立つアイテム。
特に初心者の方にとって多い山登りのトラブルが、下り坂で膝を痛めてしまうというケガです。
膝のクッションを意識しながら下山するという動きに慣れていないので、重い荷物を持ったまま日常生活のように下りの動作をすることで起こってしまうのが特徴です。
そのため、「これから登山を始めよう」という初心者の方にとってストックはマストだと言えます。
ブラックダイヤモンドのストックは、決して安い価格帯ではないものの、ブラックダイヤモンドらしい「クオリティの高さ」が魅力の商品。
インターネット上には5,000円しないものなど、安いストックも出回っていますが、それらは衝撃で折れてしまったり、関節部分が馬鹿になってしまったりといったトラブルが多いです。
ブラックダイヤモンドブランドのものなら、そういった剛性の高さは天下一品です。
また、軽さやしなり具合にすぐれているのも、ブラックダイヤモンドの特徴です。
定期的にメンテナンスが必要になってきますが、長く使えるアイテムであるため、結果的にはそこまで高価なアイテムではないのかもしれません。
ブラックダイヤモンドの誇るハイエンド・トレッキングポールが「ディスタンスカーボンFLZ」です。
「FLZ」=「フリックロックを搭載した、Zポール採用モデル」ということ。
そのままではかさばるトレッキングポールは、2パターンの折りたたみ方式が一般的。
大きいポールの中に小さいポールが収納されている方式と、パキパキと折りたためる「Zポール」方式です。
一般的に、Zポール方式のほうがコンパクトに収納できるというメリットがありますが、長さを調整しにくいというデメリットもあります。
ブラックダイヤモンドが開発した「FL=フリックロック」は、長さの微調整が可能という嬉しい仕様になっています。
95〜110cm、105〜125cm、120〜140cmと3種類から好みのサイズを選んだ上で、使用時には自分の使いやすい長さに調整することができます。
本体には軽さと剛性・しなやかさを併せ持つカーボン素材を使用したハイエンド・トレッキングポールです。
「20,000円は高いけれど、品質のしっかりしたブラックダイヤモンドのものがほしい」という方におすすめなのが、ブラックダイヤモンドのエントリーモデル「トレイル」。
トレッキングポールの価格帯は両極端で、エントリーモデルには5,000円のものがひしめく一方、クラスをあげると2万円前後になってくるというのが一般的です。
「トレイル」には特筆すべき特徴はないものの、しっかりとした作りで使いやすい「スタンダード」なモデルと言えます。
しっかりしたアルミ製のポールで剛性も高く、レバーロック方式は長さの調整もしやすいです。
最初のトレッキングポールとしては十分すぎる一品です。
ブラックダイヤモンドの定番アイテムが「ヘッドライト」。
登山におけるヘッドライト分野において「PETZL(ペツル)」と2強ブランドとしてしのぎを削っています。
ペツルが「スマートフォン連携」のようなハイテク機能を充実させているのに対して、ブラックダイヤモンドは明るさ、バッテリー容量、防水性など基本的な機能が充実した質実剛健な印象です。
デザインも直線的でソリッドなイメージが強く、両者の姿勢の違いを示しているとも言えます。
2大メーカーとも、トップシェアを誇るブランドらしく、豊富なラインナップから選べるのが特徴となっています。
明るさ(ルーメン)、バッテリー容量など基本的なスペックから、防水性能、軽さ、USB充電などたくさんの選択肢が用意されています。
また、防水性や耐衝撃性などに優れているのも、ブラックダイヤモンドらしいストロングポイントです。
ヘッドライトは夜間や朝方での歩行時や、もしもの備え。
故障が許されないアイテムのため、信頼性で選ぶべきアイテムです。
ちなみに、筆者が使っているヘッドライトもブラックダイヤモンド(約10年前に購入した「スポット」というモデル)です。
たまの登山やキャンプにと、頻度はそこまで多くないものの、約10年もの間壊れることなく現在でも使えています。
数あるヘッドライトのラインナップの中でのスタンダードといえば「コズモ225」。
明るさは225ルーメンと必要十分、電池寿命は300時間、バッテリーはもしものときも安心な電池式という、基本を抑えたスペックがブラックダイヤモンドらしいアイテムです。
スタンダードモデルということで価格も3,000円程度と抑えられており、性能と価格のバランスを考えても「これを購入すれば間違いない」というアイテムです。
近年ヘッドライトの定番といえばリチウムイオンバッテリー。
USBから充電できるモデルが主流で、手軽かつ経済的ということで普及しています。
ただ、こうしたUSB充電のデメリットが「山の中でバッテリー切れになったときに手立てがない」ということ。
乾電池タイプと異なり、サブの電池を気軽に持ち歩けないので、結果的にサブのヘッドライトを用意するという方もいます。
バッテリータイプのそんなデメリットを解消したのが、長年定番として君臨するモデル「リボルト」です。
リボルトの特徴は、専用の充電池を採用しており、USBで充電する仕様ながら、乾電池も使えるというハイブリッド・モデルだということ。
里山での山行やキャンプでの使用には手軽なUSB充電で、アルプス登山や長期山行では乾電池をサブバッテリーとして持っていくという使い方ができます。
もちろん、ブラックダイヤモンドらしい完成度の高さはさすがの一言。
明るさは300ルーメンと十分すぎるほど明るく、バッテリーも170時間耐久、本体重量も97g、防水性能IPX8と、非常に高いクオリティを誇っています。
登山をはじめキャンプでも役立つアイテム「ランタン」。
ブラックダイヤモンドは、近年主流のLEDランタンを数多くラインナップしています。
先ほどご紹介したように、ヘッドライトが定番アイテムということもあり、その技術がふんだんに生かされたアイテムです。
「snowpeak(スノーピーク)」 の名作LEDランタン「たねほおずき」を彷彿とさせるような丸いフォルムが特徴の「リモジ」や、コンパクトサイズで登山に携行するのがおすすめの「オービット」、ユニークな見た目が話題になった「アポロ」など、さまざまなタイプのランタンが揃っていますよ。
その丸い見た目が愛らしい「リモジ」。
キャンプやトレッキングの際に活躍するLEDランタンです。
本体に付いたフックを使ってテント内部のフックに引っ掛けたり、マグネットが付いていて車のボディに付けるなどの使い方ができます。
明るさは100ルーメンとヘッドライトに比べると少なく感じますが、テント内部を照らしたり、机の上を照らしたりといった使い方がメインになるランタンとしては十分すぎるスペックです。
80gを切る軽量もポイントで、トレッキングにも気兼ねなく持ち運びできるのが嬉しいランタンです。
ユニークなフォルムの「リモジ」に対して、オーセンティックなランタンの形をしたLEDランタンが「オービット」です。
そうとはいえ、クラシックなランタンの形ではなく、ランタンを現代的に解釈したとも言えるスタイリッシュなフォルムが印象的。
また、ブラックダイヤモンドらしく単4アルカリ電池4本込みで132gという軽さも魅力です。
この分野で圧倒的なシェアを誇っているのは国産メーカー「GENTOS(ジェントス)」のLEDランタンですが、人と違ったアイテムが良いという方にもぜひおすすめしたいアイテムです。
クライミング用ギアを作っていたブラックダイヤモンド。
丈夫で滑りにくいクライミング用グローブからはじまり、トレッキング用やスキー・スノーボード用のグローブもいまや定番アイテムとして名を連ねています。
ブラックダイヤモンドのグローブのポイントは、「コストパフォーマンスに優れている」ということ。
滑りにくさや細かな操作性が工夫されているほか、独自開発の防水透湿性素材「B-DRY」を採用するなど、基本的なスペックも満たしています。
冬山でなくても、登山をするのにグローブは必要なギアです。
夏山でも標高の高い山であれば寒く感じることもありますし、岩場などでのケガの予防にもなります。
ブラックダイヤモンドの「ライトウェイト スクリーンタップ」は、本体にポーラテックのパワーストレッチ素材を採用し、伸縮性が非常に高く、付け心地が良いのが特徴です。
また、商品名の通り手袋をつけたままでもタッチパネルを操作可能なのも嬉しいポイント。
シンプルながら必要十分な機能を搭載している、ブラックダイヤモンドらしいアイテムです。
ちなみに、薄手なので低山用のグローブとしてだけでなく、冬山やスキーなどでのインナーグローブとしても使用できますよ。
「雪山トレッキングにも、スキーやスノーボードにも使えるグローブがほしい」、そんな欲張りな方におすすめなオールラウンドモデルが「グリセード」です。
快適使用温度は-1℃とちょうどよく、本体には防水透湿性素材B-DRYが採用されており、運動しても蒸れにくいのが特徴。
風をふせぐためパーテックスシールドが搭載され、パームにはグリップ力に優れる山羊革が張られており、まさに「全部入り」といった冬山用グローブです。
また、これだけの機能を有していながら、定価が7,900円と抜群のコストパフォーマンスなのも嬉しいポイント。
これから雪山に挑戦したいという方にもおすすめのモデルです。
ブラックダイヤモンドのリュックは、75Lの大型リュックから、40Lのクライミングパック、アックスを固定できるアイスクライミング用のザックなど、幅広くラインナップされています。
また、近年では流行のファストパッキング用のウルトラライトなトレッキング用ザックもラインナップしています。
いずれもクライミングにルーツを持つこともあり、岩にひっかかりにくいシンプルなフォルムが特徴的です。
他メーカーでは脇にポケットがたくさん付いていたり、ボトルホルダーが付いていたりするのが定番デザイン。
それはそれで便利なのですが、シンプルなデザインが好きな方にとってはブラックダイヤモンドの唯一無二のデザインはポイントと言えるでしょう。
使いやすくてかっこいいデザインの登山リュックをお探しなら、おすすめは「スピード30」です。
メイン気質に素早くアクセスできるジップや、荷物を小分けにできるたくさんポケットなど、余計な機能を省いたシンプルデザインがポイント。
シンプルな分1.1キロと軽量設計となっており、さらにヒップベルトや背面フレームをとりはずすことによって軽量化が可能となっています。
もちろんシンプルさ・軽量さだけを追求しているわけではなく、背面のフレーム・ショルダーベルト、ヒップベルトはフィット感が素晴らしいのが特徴。
特にヒップベルトは、体の動きに合わせて追従してくれるサスペンション構造になっており、どのような体勢でも腰でしっかり荷物を支えてくれます。
ブラックダイヤモンドが展開するULザック「ブリッツ」というシリーズ。
444gというコンパクト、かつULザックながら耐久性を妥協していないのが特徴で、210Dナイロンと200Dポリエチレンでできた「ダイネックス」という素材を採用しており、ULザックにありがちな「岩で引っかかったら破れそう」という不安感はまったくありません。
また、価格も1万円代前半とリーズナブルになのも魅力的。
シンプルなデザインの中にも、アックスホルダーが付いていたり、内側にジッパー収納が付いていたりと機能性も持ち合わせた名品です。
先ほどご紹介した軽量ザックのように、近年UL(ウルトラライト)なギア作りに力を入れているブラックダイヤモンド。
代表的なモデル「ファーストライト」は、2人用のシェルターながらわずか1.28kg(テント・ポールのみ)という超軽量設計になっています。
ULテントといえば、どれも軽さだけを追求したモデルが多い中、UL仕様かつ居住性も高いのが「ファーストライト」の特徴です。
高さが105cmとたっぷり確保されているほか、通気用の窓や防水仕様のフロアシートを採用した嬉しい設計となっています。
Patagonia(パタゴニア)と同じ創業者から生まれたクライミングメーカー「Black Diamond(ブラックダイヤモンド)」。
質実剛健なクライミングギア作りに定評がありつつも、近年ではユニークなランタンやUL仕様のザックなど、幅広いアイテムを作っていることがおわかりいただけましたでしょうか。
すべてのアイテムに共通するのは「デザイン、クオリティの高さ」です。
トレッキングポールやヘッドライト、ランタン、グローブ、ザック、UL仕様のテントなど、ブラックダイヤモンドは様々なギアを作っていますが、いずれのギアもデザイン・クオリティともに秀でており、「ブラックダイヤモンドであれば間違いない」という安心感があるのが特徴です。
公開日 : 2019/06/18