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1. アメ横観光のメイン!グルメからショッピングまで「アメ横中央通り」
2. 老舗から有名店まで揃う商店街!「上野中通り商店街(うえちゅん)」
1. 日本で初めての公園!緑豊かな癒しスポット「上野恩賜公園」
アメ横という名前には、大きく分けて2つの由来があります。
アメ横一帯は、元々民家や長屋がひしめき合う住宅街でした。
その後、第2次世界大戦時に行われた東京大空襲により、アメ横一帯は焦土と化したそうです。
大戦後にはバラック小屋や屋台など、政府の許可を受けずに物資を販売する闇市として栄えました。
困窮していた住民の食を支える一方、トラブルも多発していた当時のアメ横。
1946年に現在の上野警察や市役所にあたる当局が、現状を憂いて実業家の近藤氏に頼み作ったのがアメ横センタービルの前身「近藤マーケット」です。
近藤マーケットにより出自の怪しい業者は排除され、中国からの引揚者が露店を出すようになったのが現在のアメ横のルーツです。
のちにアメリカ軍放出品を扱うミリタリーショップ、韓国系の食品を扱う店など、さまざまな店が商店街に並びました。
1982年の「アメ横センタービル」の完成を機に、スポーツ用品や薬品、鮮魚のお店が増え、より多様なお店が並ぶようになったのが現在のアメ横です。
住所 : 東京台東区上野6-10-7
マップ: Googleマップ
電話番号 : 03-3832- 5053
定休日 : 店舗により異なる
営業時間 : 店舗により異なる
料金 : 無料
公式URL : アメ横
アメ横は、約400ものお店がズラッと並ぶ商店街です。
営業時間はお店ごとに異なりますが、10:00~18:00あたりが観光客の多く訪れる時間となっています。
人通りが多いため、観光の際は電車で訪れて、徒歩で散策するのが良いでしょう。
新幹線も乗り入れる上野駅から徒歩すぐのアメ横へは、電車でのアクセスが便利です。
JRの他に東京メトロ・日比谷線・銀座線・都営大江戸線からもアクセスすることができます。
県外から訪れる場合は、新幹線の上野駅、もしくは東京駅からJR京浜東北線、山手線に乗り替えて上野に向かいましょう。
アメ横には駐車場がないため、近隣のコインパーキングを利用しましょう。
アメ横周辺には、タイムズ駐車場をはじめ有料駐車場が複数あります。
休日には満車となる場所も多くあることから、基本的には電車の利用がおすすめです。
400を超えるお店が並び、下町と呼ばれる上野ならではの雰囲気を楽しめるアメ横。
商店街に並ぶ個性豊かなお店や、開運スポットと呼ばれるお寺まで、東京在住の筆者が見どころをご紹介します。
アメ横商店街の中でも、メインの通りが「アメ横中央通り」です。
JR上野駅から御徒町駅の間にまたがる商店街には、生鮮食品から衣料品まで幅広いジャンルのショップが並びます。
商店街の入口にはアメ横と書かれた大きな看板があるため、初めて訪れる方はそちらを目印にしましょう。
第2次世界大戦後の闇市が始まりと言われる商店街は、現在も外国製商品を扱うお店が残っています。
海外からの観光客も多く、お昼前後からは大勢の人で賑わう活気ある商店街です。
アメ横中央通りとアメ横中通りの交差点に置かれている「賑わいの像」は、アメ横のシンボル的な象です。
1987年の新幹線開通とアメ横周辺道路のカラー舗装を記念して設置されました。
商店街の人が商売繁盛を祈願することもある銅像は、アメ横の待ち合わせスポットとしてもよく使われます。
アメ横に4店舗を構える「鮮魚あらい」は、アメ横中央通りを代表する鮮魚店の一つです。
見た目・味・値段の安さと3拍子揃った旬の鮮魚を購入しましょう。
年末年始には、鮮魚を求めて多くの人が訪れる人気のお店です。
平日の夕方頃に足を運ぶと、さらにお値打ちなセールをやっていることもあります。
店頭に並べられた魚は、丸々一匹から購入できます。
そのままの値段でも十分お値打ちですが、アメ横ではさらに値切るのが良いでしょう。
お店の方と交渉をしながら買い物できるのが、鮮魚あらいならではの楽しみ方です。
アメ横にあるロンドンスポーツでは、定価の半額ほどの値段で商品を購入することができます。
お店で販売しているのは、スポーツシューズからウェア、スイミンググッズまで幅広いジャンルの商品です。
店内で山積みになったスポーツ用品の中から、掘り出し物を探してみましょう。
ライン会員割引やお店でもらえる割引券を使えば、表示価格からさらに10%~20%引いた価格で購入することができます。
アメ横中央通りの高架下にある「百果園」は、果物専門店店です。
他店より1円でも安くをモットーにしたお店では、旬のフルーツが所狭しと並んでいます。
旬の時期にはフルーツの他にも、まつたけといった季節の商品が店頭に並ぶこともあります。
食べ歩きができるパイン、赤肉メロンといったカットフルーツの販売もされています。
アメ横で果物を買いたい時は立ち寄ってみましょう。
第2次世界大戦後の闇市を起源とするアメ横商店街には、2019年時点でも海外製品を取り扱うお店が残ります。
中でも「中田商店」は、アメリカやイギリスなど、海外の軍物をはじめとするミリタリー商品の専門店です。
レプリカから、実際に軍のために作られていたミリタリーグッズのデットストックまで販売されています。
値段も比較的リーズナブルなため、ミリタリー好きなな方はもちろん、ファッション通からも注目されるお店です。
アメ横名物の一つが、商店街に連なる屋台のような飲食店です。
その中でも、500円から海鮮丼を味わえる人気店が「みなとや」。
お店の前には、ピークの時間帯になると行列ができるほど活気があります。
30種類以上の品揃えがある海鮮丼の中から、好みの具材や味付けを見つけていただきましょう。
お店の脇で焼かれている、4個200円のタコ焼きも大人気です。
JR上野駅から徒歩1分、賑わいの像のある交差点の右手にあるのが「上野中通り商店街(うえちゅん)」です。
アメ横商店街と並んで、上野を代表する商店街に数えられる上野中通り商店街には、アメ横に負けないほどのお店が並びます。
現在も上野に残る「摩利支天徳大寺」の参拝客で、江戸時代から賑わっていたという歴史のある通りです。
上野中通り商店街の中でもひときわ目立つ看板の「イケダヤ靴店」は、明治31年創業の歴史あるお店です。
海外からのインポートシューズや、靴工場から直接仕入れられた靴が販売されています。
紳士靴や婦人靴、スポーツシューズまで品揃えは豊富です。
2015年にはナイキ専門のコーナーが店内に設けられました。
販売されている靴は定価よりも安い商品が多く、掘り出し物を探してみたい方は足を運んでみましょう。
上野中通りには、カジュアルなファッション店も豊富にあります。
「WEGO」は、全国にチェーンを持つリーズナブルな価格帯の衣料品店です。
アメ横商店街と比べると、老舗から全国チェーンの店まで、幅広いジャンルのお店が並ぶのが上野中通り商店街の特徴です。
「アメ横センタービル」は、戦後の闇市を起源とするアメ横が、現在の姿に近づく際の拠点となったアメ横発祥の地です。
実業家の近藤氏が設立した「近藤マーケット」が前身となっているこのビルを中心に、アメ横は発展してきました。
現在のビルは、老朽化が進んだ旧センタービルを建て替えた新ビルです。
アメ横商店街のランドマークとも言えるビルの中には、生鮮食品や輸入食品店など様々なお店が入っています。
アメ横ビル2Fにある「mita sneakers」では、ナイキやニューバランスといったメーカーのスニーカーを販売しています。
創業時は、文京区の根津で下駄や草履の製造販売を行っていたというミタスニーカー。
海外でも知名度が高い有名店では、このお店限定の別注モデルや限定品のスニーカーを購入することができます。
金網状のディスプレイや綺麗に陳列された商品は、見ているだけでも楽しめますよ。
アメ横センタービル3Fの「フェスティバルゴルフ」は、新品から中古までゴルフグッズが揃うお店です。
ゴルフウェアやパター、クラブなど、初心者から上級者向きまでバラエティに富んだ商品が並びます。
3Fフロアの三分の一ほどを占める広大な面積のお店で、心行くまで買い物を楽しみましょう。
アメ横センター街の地下食品街では、タイをはじめ、アジア料理の調味料や食品を購入することができます。
多国籍なお店の並ぶ地下街は、まるで異国に来たかのような雰囲気です。
「野澤屋」と呼ばれるお店では、中国の調味料、タイのハーブといったアジア食品が販売されています。
スーパーでは見かけない輸入食品を手に入れたい方におすすめです。
アジア食品を扱う野澤屋の向かいにあるのは、アジアのスパイスやハーブといった調味料を専門に扱う「野澤屋」。
向かいのお店の系列店だと思われる店内には、キムチ用の唐辛子、カルダモン、クミンといったスパイスがあります。
唐辛子の中には、世界でもトップクラスの辛さを誇るハバネロやジョロキアといった商品もあります。
地下食品街の「京和商事」、「野田幸物産」は鮮魚を扱うお店です。
陳列されている商品の中には、アワビや上海ガニといった高級食品もあります。
アメ横の生鮮食品店と比べると、ゆっくり商品を眺められるのが魅力です。
アメ横と上野中通り商店街の中間にある「摩利支天 徳大寺」は、厄除けの神様です。
正確な創立年数は不明ながら、江戸時代から400年近い歴史を誇ると言われています。
徳大寺で祭られているのは、開運や厄除けにご利益があるといわれる「摩利支天」です。
関東大震災や東京大空襲といった2度の災害があった際も、本尊の摩利支天は無事だったという逸話も残ります。
摩利支天の境内には「力の亥」と呼ばれる像があります。
摩利支天の使い、摩利支天が姿を変えたものとも呼ばれる亥の像は、撫でると気力・体力・財力が満ちるというパワースポットです。
亥年生まれの方の守り本尊とも言われる摩利支天でお参りをしましょう。
本堂内とお寺の真下の2か所に「浄行菩薩(じょうぎょうぼさつ)」が祀られています。
浄行菩薩は、自分の体にあるけがや病気の部分を洗い流すことで、その部分が良くなると伝えられる仏像です。
柄杓で水をかけて、仏像前に置かれているたわしを使って洗ってみましょう。
境内まで向かう階段が大変な方は、お寺の真下にある参拝所に向かうと良いです。
アメ横から徒歩圏内の場所にある博物館や美術館、公園といったスポットは、平日休日問わず多くの人で賑わいを見せます。
ゴッホやピカソといった有名画家の絵画が展示される「国立西洋美術館」、大人から子供まで楽しめる「上野動物園」など、魅力的な観光スポットばかりです。
JR上野駅公園口から徒歩1分の「上野恩賜公園」は、明治6年に日本で初めての公園に制定されています。
上野の山と呼ばれる大地と不忍池からなる公園は、ぐるっと回るだけでも1時間ほどかかる広さです。
景観豊かな公園は桜の名所としても知られ、春になると多くの人が花見に訪れます。
「国立博物館」の側にある「竹の台噴水」は、緑と草花が織りな景色を楽しめるスポットです。
噴水広場の周りには「スターバックスコーヒー」や「パークサイドカフェ」もあります。
季節によっては、夜にライトアップもされる広場のベンチで一休みしましょう。
上野恩賜公園の春の風物詩と言われる桜は、約2か月に渡って見ごろが続きます。
歩道の左右に植えられた桜の木がピンク色のアーチを作る様子は、春の上野公園ならではの光景です。
不忍池方面まで足を伸ばすと、広大な池と桜が合わさった神秘的な景色を鑑賞することができます。
住所 : 東京都台東区上野公園 池之端三丁目
マップ: Googleマップ
アクセス : JR上野駅公園口から徒歩1分、東京メトロ上野駅から徒歩2分、京成本線 京成上野駅から徒歩1分
電話番号 : 03-3828-5644
定休日 : 年中無休
営業時間 : 入場自由
公式URL : 上野恩賜公園
※合わせて読みたい: 上野公園の楽しみ方を解説!自然に美術に動物園まで、上野公園の見どころを徹底網羅
JR上野駅公園口から徒歩3分、上野恩賜公園の中央付近に広がる動物園です。
都心とは思えない豊かな自然に囲まれた動物園は、東園と西園に分かれています。
東園と西縁の移動には、東西の園を繋ぐ「上野モノレール」を利用しましょう。(2019年11月に老朽化を理由に運行休止となるそうです)
パンダが見られる動物園としても知られ、赤ちゃんパンダが生まれた際にはパンダフィーバーで湧きました。
2018年に生まれた「シャンシャン」は、2019年時点で成長した姿を観光客に見せてくれます。
上野動物公園内では、日本で2番目に多い約500種類もの動物が飼育されています。
飼育環境をできるだけ自然に近づけるよう配慮された展示室は、動物やエリアごとに異なる雰囲気を楽しめます。
密林の中に入ったかのようなスマトラトラの展示、ペンギンやホッキョクグマの過ごす岩場や水辺など、バラエティに富んだ展示を楽しみましょう。
住所 : 東京都台東区上野公園9-83
マップ: Googleマップ
アクセス : JR上野駅公園口から表門まで徒歩5分
電話番号 : 03-3828-5171
定休日 : 年末年始・月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日が休み)
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 大人600円、シニア300円、中学生200円
公式URL : 上野動物園
※合わせて読みたい: パンダだけじゃない!上野動物園の見どころまとめ
JR上野駅公園口から徒歩2分の「国立西洋美術館」。
フランス政府から日本に寄贈された「松方コレクション」を公開・保存するために設立された西洋美術専門の美術館です。
館内に並ぶ、ピカソ、ゴッホ、モネといった有名画家の絵画を鑑賞しましょう。
誰でも入場できる庭園内には、「考える像」でも知られる彫刻家ロダンの作品が展示されています。
ル・コルビュジエによって建設された美術館の本館は、2016年7月に世界遺産に認定されています。
貴重な松方コレクションを中心とする絵画だけでなく、建物が世界遺産というのも国立西洋美術館ならではの見どころです。
美術館の代名詞にもなっているモネの「睡蓮」をはじめ、風景画、肖像画、彫刻など、様々な作品が年代別に並んでいます。
順路通り巡ると、西洋美術や時代の流れを自然と学べるのも嬉しい点です。
住所 : 東京都台東区上野公園7番7号
マップ: Googleマップ
アクセス : JR上野駅公園口から徒歩1分、東京メトロ上野駅から徒歩3分、京成本線 京成上野駅から徒歩7分
電話番号 : 03-3828-5131
定休日 : 月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日が休館日)
営業時間 : 9:30~17:30(金曜日・土曜日・特定の期間は延長有)
料金 : 常設展示 大人500円 大学生250円(企画展はその都度異なるので HP で確認)
公式URL : 国立西洋美術館
※合わせて読みたい: モネにゴッホ!ピカソまで!国立西洋美術館の著名な名画や見どころを紹介!
アメ横周辺は、レストランやカフェにラーメン店、老舗まで飲食店が軒を連ねています。
行列ができるほどの人気ラーメン店や、おこげまで美味しい釜飯専門店など、アメ横周辺でしかいただけないグルメばかりです。
JR御徒町駅南口から徒歩1分、ビルの6F・7Fにある眺めの良いレストランです。
上野にある老舗洋食店「厳選洋食さくらい」の味をカジュアルに楽しめます。
店内にあるメニューのいくつかはハーフサイズにできるため、数種類の料理を一度に味わうことも可能です。
「オムライス(ハーフ)」650円(税込)は、挽肉にキノコをたっぷり使ったオムライスにデミグラスソースをかけた一品です。
お店オリジナルの甘さや酸味に濃厚なコクを兼ね備えたソースが、オムライスの味をグッと引き立てます。
住所 : 東京都台東区上野3-27-3 ハトヤビル3 6・7F
マップ: Googleマップ
アクセス : JR御徒町駅南口から徒歩1分
電話番号 : 03-6240-1648
定休日 : 火曜日
営業時間 : 【昼】11:30~15:00(L.O.14:30、土日祝は16:00まで)【夜】17:30~21:45(L.O.21:00)
予算 : 【夜】4,000~4,999円 【昼】1,000~1,999円
禁煙・分煙 : 全面禁煙(テラス席は喫煙可)
予約サイト・口コミ・クーポン : 楽天ぐるなび ホットペッパーグルメ
JR御徒町駅北口から徒歩3分、アメ横からも徒歩すぐのラーメン店です。
ランチやディナータイムになると行列ができることもあります。
食券は列に並ぶ前に購入しておきましょう。
「鴨らーめん」780円(税込)は、鴨のみで出汁を取った芳醇な香りでコクのあるスープを使用。
ラーメンに使われているのは、鴨、ねぎ、水のみというこだわりです。
コンフィされた鴨肉のチャーシューはしっとりとした食感です。
らーめんに乗せる葱は、にら、玉ねぎ、長ネギなど季節ごとに異なる3種類の中から2種類を選ぶことができます。
住所 : 東京都台東区上野6-4-15
マップ: Googleマップ
アクセス : JR御徒町駅北口から徒歩3分
電話番号 : 非公開
定休日 : 年中無休
営業時間 : 【平日】 11:00~15:00 ・17:00~21:30 【休日】11:00~20:00
料金 : 【夜】~999円 【昼】~999円
禁煙・分煙 : 完全禁煙
JR上野駅から御徒町駅の間に広がるアメ横の魅力をご紹介しました。
お正月には多くの人が訪れるアメ横中央通りの鮮魚店や、地下食品街の海外食品店といったお店で買い物が楽しめます。
アメ横周辺の観光スポットやグルメスポットと合わせれば、アメ横だけでも2~3時間は楽しめるはずです。
今回ご紹介した情報が、アメ横散策の参考になれば幸いです。
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最終更新日 : 2023/02/16
公開日 : 2019/07/19