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Columbia montrail(コロンビア モントレイル)
山を駆け回るアウトドアスポーツ「トレイルランニング」。
登山とランニングをかけ合わせたようなもので、登山で感じられるような爽快感とレースのようにスポーツ要素も多いのが魅力のアクティビティです。
そんなトレイルランニングにおいて、必要なギアというのはそこまで多くありません。
ウェアと、必要最低限のものを持ち運ぶためのザック、そしてシューズ、この3つがあれば誰でも始めることができるのです。
今回は、そんな「三種の神器」のうち、最も重要な「トレイルランニング用シューズ」について解説していきます
これからトレイルランニングを始めてみようかなという人にとっては、コストはできるだけ抑えたいですよね。
ただ、ウェアやザックは代用可能ですが、こと要の「トレイルランニングシューズ」については、ロード用のものでは代用できません。
ロード用は、アスファルトを走るのに特化しているのに対して、トレイルランニングのコースは、樹林帯や岩稜地帯、湿地帯と非常にバリエーションが豊富。
様々な地形に対応するために、トレイルランニングシューズはソール、アッパーともに非常に頑丈に作られており、またソールはしっかりと地面を捉えられる構造になっています。
トレイルランニング初心者の方の中には、今までランニングを楽しんでいて、その延長線上でトレイルランニングを始めてみようという方も多いと思います。
お持ちのランニングシューズでトレイルランニングを楽しめないかなと思う気持ちはわかりますが、シューズに関してはトレイルランニング用のものを購入してください。
トレイルランニングシューズ選びに関して最も重要なのはこのポイント。
万が一足に合わず、山を走っている際に靴ずれを起こしてしまうと、走ることはおろか、山道を歩いて下山するのもとても辛いものとなってしまいます。
「欲しいモデルがどうしても近くにない・・・」という方は、アマゾンワードローブなどの試着サービスを使うのがおすすめです。
なお、試し履きを行う際は、足がむくむ夕方に行うのが良いでしょう。
トレイルランニングシューズには、ソールのパターンによって向き不向きのコースがあります。
ソールが深く刻まれているタイプは、湿地帯や湿った林道をしっかりスパイクして走るの向いており、ソールが浅いタイプは岩場やアスファルトの上にも対応したオールラウンド仕様といった具合。
状況に応じて使い分けるのが理想ですが、日本のコースは基本アスファルトなどのロードからはじまり山の中に入っていくことがほとんどですし、コースもバリエーション豊かで湿地帯から岩場など様々。
初心者の方はオールラウンド向けのモデルを選ぶのがおすすめです。
国産ブランドのアシックスは幅が広く履きやすく、それに対して「登山靴の本場」であるイタリアブランドのシューズは幅が狭くて日本人の足型には合わないなど、各メーカーによってクセがあります。
ただ、この点についても「必ず試着して」確認してから購入するようにしましょう。
サロモン のような巨大ブランドになれば、日本人の足型をとって作られたジャパンナイズドのプロダクトもあるので、そういったアイテムを検討してみるのもおすすめです。
雨の日は走りたくないと思っていても、大事なレースの日に雨が降ってしまうことだってあります。
そんな時のために、防水透湿性素材の「GORE-TEX(ゴアテックス)」を採用したシューズもあります。
ゴアテックス は、フィルムに無数の気孔が空いており、通気性を確保しつつ、外からの水は通さないハイテク素材です。
トレイルランニングシューズにもゴアテックス採用のものが多くラインナップされています。
雨の日のレース用に一足持っておくのも良いでしょう。
ただ、ゴアテックスがマストな登山シューズに比べて、ゴアテックス・トレイルランニングシューズはそこまでメジャーではない印象です。
そうというのも、激しく走るというトレイルランニングの特性上、どうしても上部から水は入ってきてしまうので、それなら水はけがよく、少しでも軽いシューズを選ぶというランナーが多いのです。
ここからはおすすめのトレイルランニング用シューズをご紹介します。
トレイルランニングは近年のブームもあり、アウトドアブランドだけでなく、アディダスやアシックスといったスポーツメーカーも参入しており、豊富な選択肢から選ぶことができます。
また、いかにもトレイルランニングシューズといったスタイリッシュなデザインのものだけでなく、近年ではおしゃれで普段履きできるようなシューズも。
たくさんのシューズの中から、自分好みのシューズを見つけてください。
日本が誇るフットウェアブランドといえば、まず名前が挙がるのが「ASICS(アシックス)」。
国内のスポーツシューズではNo.1で、世界でも屈指の売上を誇るブランドです。
アシックスといえばランニングシューズの印象が強いですが、トレイルランニングシューズもラインナップしています。
長くランニングシューズ作りで培った技術を活かしたアイテムになっており、クオリティは非常に高く、国内・海外のトレイルランニングレースを見ても着用している人をよく見かけます。
日本人の足型を使って製品を開発しているため、特に日本人にとってはフィット感が高く、靴擦れもしにくいモデルが多いのも嬉しいポイントです。
アシックスのトレランシューズといえば、「GEL」シリーズ。
特徴的なのは、かかと部に内蔵されたGEL素材です。
トレイルがロードと異なるのは、地面の反発がコースによって非常にばらつくこと。
例えば、ぬかるんだ林道だと反発は少ないですが、硬い岩の上だと反発は非常に高いものとなります。
ランニングではかかとから着地することが多く、かかとからの着地はひざへの衝撃に直結します。
「GEL-FUJITRABUCO 7」はかかとにクッション性に優れたGEL素材を採用し、ひざへの負担を軽減したモデルなのです。
また、アシックスならではのフィット感の高さや、様々な路面コンディションに対応できるソール「アシックスグリップ」、軽量ミッドソール素材「SOLYTE」が採用されています。
技術面においては、アシックスならではの魅力が光ります。
国内外のレースで見かけることが多いのも、アシックスがランニングだけでなく、トレイルランニングシューズにおいても確かな支持を集めていることの表れなのです。
「ALPINE XT 2」はトレイルランニングだけでなく、ハイキングやロードランニングまで対応できる汎用性の高いエントリーモデル。
「今までロードを楽しんできたけど、トレイルにも挑戦したい」「ガチのトレイルランニングはハードルが高い」という方の一足目としておすすめです。
アシックスらしく履き心地は抜群なので、ウォーキングや普段使いにも最適です。
世界一のスポーツメーカーである「NIKE(ナイキ)」。
ランニングシューズや、AIR MAX(エアマックス)に代表されるスタイリッシュなスニーカーのイメージが強いですが、登山靴やトレイルランニング用のシューズも実はラインナップしています。
やはり光るのは、ナイキらしいデザイン性の高さです。
「トレランシューズはどれもレース仕様のものが多くて...スタイリッシュにおしゃれに走るためのシューズがほしい」という方は必見ですよ!
ナイキの定番ランニングシューズ「ペガサス」をベースに、トレイルランニングシューズとして改良を加えたのが「エア ズーム ペガサス 36 トレイル」です。
ロード用との大きな違いは、強度とソールのグリップ性能です。
アッパー、ソールとも硬めの素材を採用しており、ハードなコースでもしっかりと足を守ってくれます。
また、ソールの溝もロード用に比べて深く刻まれており、グリップ力が大幅に強化されているのがわかります。
デザインやシルエットはもちろん、「エア」ならではの快適な履き心地はロード用「ペガサス」をしっかり継承しており、街で履きこなせるおしゃれさでトレイルランニングを楽しみたいという方にぴったりの一足に仕上がっています。
ここまで、アウトドアメーカーではなく、アシックスやナイキといった「スポーツメーカー」をご紹介してきましたが、次にご紹介するのはadidas(アディダス)です。
実は、この「世界三大スポーツシューズメーカー」ともいうべきアシックス、ナイキ、アディダスの中で最もトレイルランニングに力を入れていると言えるのがアディダス。
その力の入れようは、ラインナップの豊富さを見ればわかります。
アディダスが展開するアウトドアシューズのラインは「テレックス」、その中にトレイルランニングシューズがラインナップされています。
アディダスが展開しているトレイルランニング用シューズにおいて、エントリーモデルの位置づけにあたるのが「テレックス コンティ マウンテンキング」です。
クッション性の高いミッドソールや、しっかりとしたアッパー、ソールといった基本的なスペックを持つオーソドックスなモデル。
なお、商品名にもある「コンティ」が指す通り、ソールにはタイヤメーカー「コンティネンタル」製のラバーが採用されています。
グリップ力が非常に高くなっており、沼地でも岩場でも、しっかりと地面を掴んでくれます。
金額も6,000円台と今回ご紹介する中では最安で、コストパフォーマンスの高さもおすすめポイント。
これからトレイルランニングを始める方にぜひおすすめしたい一足です。
トレイルランニングシューズの代名詞とも言えるブランドが、フランスの「Salomon(サロモン)」です。
1947年に創業した老舗アウトドアブランドで、スキーのビンディングにおいて世界有数のシェアを獲得しています。
そんなサロモンですが、2000年代にはトレイルランニングや登山の分野にも進出。
その領域においても瞬く間にメジャーブランドになりました。
特にトレイルランニングにおいて、その人気は圧倒的です。
サロモンの特徴は、メジャーブランドならではのハイテクさと、フランスブランドらしいデザイン性を両立させているということ。
拠点である都市アヌシーには「アヌシー・デザインセンター」が置かれ、デザインや機能性について日々研究が重ねられています。
また、数多くのトップトレイルランナーをアンバサダーとして抱え、彼らのフィードバックが製品研究に活かしてサロモンのプロダクトは日々進化を続けているのです。
サロモンのスタンダードとも言えるオールラウンドモデル。
これからトレイルランニングをはじめたいという方にはうってつけのシューズです。
岩稜地帯から、雨の林道、湿地帯、あるいはアスファルトにまで対応できる万能性が魅力のモデルです。
サロモンの特徴は、履いたときのフィット感の高さと、次の日の疲れが大幅に軽減されること。
「SENSE RIDE 2」はその特徴を存分に体感できる「クイックレースシステム」、地面からの反発を軽減する「VIBE」テクノロジーを搭載しています。
トレイルランニングというスポーツがまだ黎明期だった15年以上前に発売を開始し、以来ほとんど形を変えず販売され続けているモデルが「XA PRO 3D GTX」です。
「XA PRP 3D GTX」の特徴はその堅牢性。
アッパー部分、ソールともに頑丈な素材で作られており、ちょっとやそっとでは壊れません。
また、ゴアテックスが使われており、雨に対してもバツグンの耐性を持っているため、雨天時のレースにも活躍してくれます。
アメリカ・シアトルを拠点とする、トレイルランニングシューズのブランド「montrail(モントレイル)」。
1982年にシアトルの若者ハイカーによって立ち上げられたブランドは、ゴツゴツしたアウトドアブーツを軽く快適なものに作り変えようとして設立されました。
2017年にアメリカのブランド「Columbia(コロンビア)」によりリブランディングされ、「コロンビア モントレイル」というブランドネームになりました。
トレランシューズ専門メーカーとして培った技術力、履き心地を継承しつつ、コロンビアのマーケティング力や企画力をもって再スタートを切ったのです。
コロンビア モントレイルの定番オールラウンドモデルといえば名前が挙がるのが「Caldorado 3」です。
走るフィールドを選ばないオールラウンドモデルかつ、この「Caldorado 3」の特徴はインソールがしっかりとしており、走る際にしっかりと土踏まずの部分=アーチをサポートしてくれます。
柔らかすぎず、硬すぎずのソールと、丈夫で水はけの良いアッパーというオーソドックスなトレイルランニングシューズながら、100kmを超えるロングトレイルにも対応できるタフさを持っているのが魅力です。
実売は1万円を切る価格とコストパフォーマンスにも優れているので、レースはもちろん里山のトレイルランニングや普段のトレーニングにもおすすめです。
登山靴の本場・イタリアを拠点とするブランド「La Sportiva(ラ スポルティーバ)」です。
元はクライミングシューズを専門にしており、現在では登山靴やトレイルランニングシューズにおいても存在感を発揮。
クライミングシューズメーカーとして培った機能性はもちろん、イタリアらしいデザイン性の高さが魅力的なブランドです。
アウトドアだけでなく普段履きもできるデザインは、スタイリッシュなデザインが多いトレイルランニングシューズにおいて稀有な存在です。
全体的に足幅が狭く、履く人を選ぶ印象ですが、個人差があるので興味のある方はぜひ履いてみることをおすすめします。
ラ・スポルティバのアイテムの中で、オールラウンド対応のオーソドックスなモデルが「MUTANT(ミュータント)」。
様々な路面に対応しているため、トレイルランニング初心者の方におすすめのシューズです。
クッション性が非常に高く、グリップ力も高い「インパクトブレーキシステム」やアッパーとシューレースが一体化した「フュージョンゲート」、足首周りをぐるりと一周カバーしてくれ、ゲイターの役割を果たす「スパイラルタン」など、スポルティバ独自の技術がたくさんもちいられているのが特徴です。
アメリカのトレイルランニングシューズブランド「ALTRA(アルトラ)」。
つま先部分とかかと部分との落差がなく1:1の「ゼロドロップシューズ」が有名で、そのスタイリッシュなデザインも相まって一気にトレイルランニング市場でシェアを獲得したブランドです。
これまでの一般的なシューズは、かかととつま先との落差が2:1で作られており、走るときにかかとから着地するのがセオリーでした。
ただ、かかとから着地すると膝に負担がかかってしまいます。
「ゼロドロップシューズ」は、膝への負担をできるだけ軽減するという発想から作られたシューズなのです。
また、「ゼロドロップシューズ」とともに特徴的な発想が「フットシェイプデザイン」。
従来のランニングシューズは横幅を締め付けるのが一般的でした。
それに対してアルトラは、かかと側から見て、極端に言えばつま先側が長いように見えるのが特徴。
決して横から締め付けず、裸足のときに自然に地面に足を置いたような感覚で足の指にゆとりがあるのです。
足全体がリラックスできることで、着地時のショック吸収にもつながり、故障のリスクも軽減できます。
アルトラのベストセラーシューズといえば、「ローンピーク4.0」です。
先ほどご紹介した「ゼロドロップシューズ」「フットシェイプデザイン」に加え、さらに上部からの異物の侵入を防ぐゲーターシステム、水が侵入しても足をドライに保つドレーンホール(排水ベンチレーション)などのテクノロジーが採用されています。
その履き心地の良さは、トレイルランニングだけでなく登山にも使っているユーザーが多いことからもわかります。
デザインもよく、普段履きすることもできるのもポイントです。
サロモンと同じくフランスを拠点とし生まれたブランド「HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)」。
創業からまだ歴史が浅いブランドですが、ユニークな発想が注目されて一気にメジャーブランドになりました。
その注目されたユニークな発想とは、プロダクトを見ればお分かりの通り「厚底トレイルランニングシューズ」。
抜群のクッション性がもたらす「マシュマロのような柔らかいクッショニング」というセンセーショナルな触れ込みで売り出したのです。
従来では考えられなかった発想は、トレイルランニング市場だけでなくロード市場をも巻き込み、他社も次々と厚底ランニングシューズを発売。
厚底シューズは一気にシェアを獲得しました。
「SPEEDGOAT 3」は100マイルレースの記録を多数保持するトレイルランナー、カール・メッツァー氏にインスパイアされてデザインされた定番トレイルランニングシューズです。
ホカオネオネのDNAともいえる厚底ソールはもちろん、さまざまな路面に対応できるVibram(ビブラム)社の「Vibram Megag Grip」を採用しています。
つま先部分は広く確保されており、かつかかとのホールド感が素晴らしく、履き心地は素晴らしいの一言。
「とにかくホカオネオネで走ってみたい!」という方にうってつけのモデルです。
ホカオネオネの特徴として、「厚底」であることに加えてもう一つ挙げられるとすればそれは「デザイン性の高さ」です。
まるでニューバランスやナイキの名作「エア・マックス」のようなボリューム感で、普段履きでも良いアクセントになってくれるのがポイントです。
ロード仕様なので、トレイルでガシガシ使うには不向き。
トレイルに挑むためのトレーニングシューズとしてもおすすめです。
トレイルランニングに欠かせない「シューズ」についてご紹介してきました。
ブームのトレイルランニングですから、様々な選択肢があるのも嬉しいポイント。
ロード用のものとは異なり、普段履きできるモデルがあるのもユニークですね。
ぜひ本記事で取り上げたシューズを履いて、トレイルランニングを楽しんでください!
※合わせて読みたい: 大自然の中を颯爽と駆け抜けよう! トレイルランニングの始め方ガイド
最終更新日 : 2022/04/26
公開日 : 2019/08/16