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3. 本格的な浮世絵からあそび絵まで「江戸のなぞ絵・あそび絵&浮世絵・春画展」
5. 触れる日本刀に癒やしスポットも「武家文化資料館・ジェット足湯」
3. 夏には海水浴場に!海沿いの景観を楽しむ「熱海サンビーチ」
熱海城は、1959年に海抜100mの錦ヶ浦山頂に建てられた観光名所です。
天与の要塞地にあり、築城には最適の地とされていた錦ヶ浦山は、有名な戦国大名が築城を計画したとも伝えられています。
1959年に建てられた城は、歴史的に実在したものではなく、桃山時代、慶長初期の様式を模して造られています。
観光用に建てられた外観5重、内部9階の熱海場内には、階層ごとに様々な見どころがあります。
特に屋上階にあたる「天守閣展望台」からの熱海市街・初島・大島・相模灘を臨む絶景は、熱海随一と言える景色です。
2018年6月に展示がリニューアルした「江戸のなぞ絵・遊び絵展」をはじめ、各階ごとに異なる世界観の展示を楽しみましょう。
住所 : 静岡県熱海市熱海1993
マップ: Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0557-81-6206
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00~17:00(最終入場16:30、7月・8月の花火開催日は21:00)
料金 : 大人:1,000円、小・中学生:500円、4~6歳:350円(割引あり)
公式URL : 熱海城
熱海城は、熱海観光の中心となる熱海駅からタクシーやバスを使って向かいましょう。
錦ヶ浦山頂にある熱海城までは、バスやタクシーで直接向かう方法と、麓からロープウェイで登る方法の2通りがあります。
ロープウェイを利用した場合は、大人片道400円、往復600円、子供300円、往復400円です。
以下に熱海駅から熱海城までのアクセス方法、各地から熱海駅までのアクセス方法を紹介します。
熱海城に自家用車やレンタカーで向かう場合は、熱海城の専用駐車場を利用しましょう。
250台の駐車スペースがあるため、混雑時でも基本的に駐車できる場合が多いです。
駐車場の利用料金は、一律1回500円となっています。
有料の福祉車両専用の駐車場が完備されているので、利用の際は係の方に前もって電話で確認しておきましょう。
観光用に建てられた城だからこそのユニークなフロアごとの展示は、幅広い世代の方が楽しめます。
天守閣展望台にある絶景から、地下にある無料で遊べるゲームセンターまで、バラエティに富んだ熱海城の魅力を解説します。
熱海城に入ると、係の方にまずはエレベーターに乗って天守閣へ向かうよう案内されます。
エレベーターで屋上階まで上がり、扉が開いた先に広がるのは、赤と金色で統一された天守閣展望台です。
展望台内にはソファーがあり、窓の向こうに広がる景色を眺めながら一休みすることもできます。
熱海城天守閣にあるガラス戸をガラッと開けると、展望台の屋外エリアに出られます。
腰ほどの高さまである手すりの他に、目線を遮るものがない展望台からは、市街地や南熱海、伊豆の全景をじっくり眺めましょう。
地上43m、海抜160mの高さから360度を眺められる展望台は、熱海随一の景勝地と言えます。
夏の花火開催時には、開館時間が21時まで延長するため、熱海城から夜景と花火を一度に鑑賞することも可能です。
天守閣展望台の通路が、展望台を一周囲むように造られています。
通路の脇には、遠くまで景色を眺められる望遠鏡といった設備が完備されています。
展望台から階段を使って降りた5階に広がるのが「江戸体験コーナー」です。
一部屋の中に、江戸時代をそのまま再現したかのような籠、桶、着物などが置かれ、記念撮影を楽しめます。
フロア内にある着物やかつらを被って籠に入れば、殿様気分を味わえます。
籠の中には靴を脱がなければ入れませんが、桶を担いでの記念撮影は気軽にできます。
江戸時代にタイムスリップした気分で、楽しみながら歴史を学べるのが江戸体験コーナーです。
熱海城の4Fには、2018年6月からリニューアルオープンしている「江戸のなぞ絵・遊び絵」コーナーです。
なぞ絵とは、江戸時代、庶民の娯楽として楽しまれていた判じ絵という、絵を使ったなぞなぞのようなもの。
愚問・珍門・難問、絵によって難易度が異なるため、いくつ解けたかを旅の同行者と勝負するのも良いでしょう。
写真は俵の真ん中が空欄のようになっているなぞ絵です。
飾られていたなぞ絵の中では、筆者の体感として簡単な部類でした。
絵の真下には、なぞを解くためのヒントが記載されているので、解けないときは確認してみましょう。
判じ絵コーナーを抜けた先にあるのが、遊び絵と呼ばれ、色々な仕掛けがある絵です。
写真だと確認しづらいですが,一見普通に見えるだるまの中には、蛇を始めとする動物が描かれています。
その他にも、普通の絵に見えて人が折り重なってできている絵など、見れば見るほどに楽しい絵がズラッと並んでいます。
熱海城の3Fでは、浮世絵と春画展が常時開催中です。
数ある浮世絵の中でも、熱海城に飾られているのは、奇抜で斬新なアイデアとデザインで注目を集めた歌川国芳の作品です。
江戸時代の末期に活躍した歌川国芳は、だまし絵、美人画、武者絵など、浮世絵に留まらぬ活躍をしたと言われています。
人の体を合体させた当時はもちろん、現代にかけても斬新さを感じられる作品も。
町人の生活を描いた作品からは、当時の人々の暮らしを学べます。
浮世絵コーナーの奥には、18歳以上の大人しか入場できない春画コーナーがあります。
写真撮影OKのエリアがほとんどの熱海城ですが、春画コーナーは撮影禁止です。
春画とは男女の性愛を描いた作品となるため、大人だけで観光に行った際に鑑賞しましょう。
春画展で展示されているのは、喜多川歌麿や葛飾北斎などの著名な浮世絵師が描いた作品ばかりです。
熱海城2Fの全フロアに渡る展示が「日本城郭資料館」です。
見渡す限りすべてお城にまつわる絵画、模型が広がる展示は、歴史好きならずとも見入ってしまうことでしょう。
数ある模型の中でも圧巻なのが、お城をすべてマッチ棒で作り上げたという模型です。
マッチ棒と書かれている札を見るまで、木を削った作品だと見間違えたほど精巧な造りに驚かされます。
数が多いものだと4万本ものマッチ棒を使用しているそうです。
日本城郭資料館内には、模型の他に、城郭画家の第一人者といわれる萩原一清氏が描いた城郭画が100点展示されています。
日本各地の城の中から、自分のふるさとにあるお城を探してみるのも良いでしょう。
熱海城の入り口がある1Fフロアにあるのが「武家文化資料館」です。
武士が戦で実際に身に付けていたという甲冑や刀が展示されています。
今にも動き出しそうなほどの迫力を感じられる甲冑には、武士の美学が詰まっています。
派手な装飾が施された8点にも及ぶ「変わり兜」があり、歴史に興味がない方でも見ていて楽しめる展示が豊富です。
武家文化資料館内にある本物の刀は、実際に触って持ち上げられます。
本物の刀は模造刀とは異なり、手に持つとずっしりとした重量感があります。
熱海城1Fにあるバルコニーには、無料で利用できるジェット足湯があります。
海抜120mの高さのバルコニーにある足湯で、中、初島・伊豆半島を眺めながら旅の疲れを癒やしましょう。
足湯そばにある自販機ではタオルが販売されているため、足を拭くものがない方も安心です。
熱海城地下1Fにある「無料遊戯施設」。
熱海城を小さな子供連れで観光する際におすすめの施設です。
天守閣展望台から場内の展示を巡った後、ゲームセンターで遊べる展示の充実度が熱海城の魅力と言えます。
無料遊戯施設内には、リズムゲーム、シューティングゲーム、アクションゲームなどバラエティに富んだゲームが揃います。
小さな子供連れが家族で楽しめる卓球、輪投げといった遊び場も。
柔らかいボールが敷き詰められた部屋に、滑り台などの遊具があるキッズルームもあります。
無料遊戯施設ないにあるゲーム機は、通常ワンプレー100円~200円です。
友人と一緒に何度か遊べば入場料以上に楽しめてしまうコスパの良さに驚きます。
卓球やホッケーといった対戦型のゲーム、設備もあるため、友人同士やカップル、家族で対決してみましょう。
熱海の市街地にある熱海城の周辺には、熱海観光の主要な観光スポットが豊富です。
梅の見頃には多くの人が訪れる「熱海梅園」、熱海市指定有形文化財の近代建築の邸宅「起雲閣」など、熱海城と合わせて観光してみましょう。
JR来宮駅から徒歩10分、駅のそばを流れる初川沿いの斜面に造られた庭園の「熱海梅園」。
駅から梅園までは距離にすると近いですが、坂道を上がるため駅前からタクシーで向かうのもおすすめです。
樹齢100年を超える古木を含め59品種の梅が植えられている園内は、1月~3月頃が観光のベストシーズンとなります。
日本一開花が早いとされる梅、日本一開花が遅い梅の両方が植えられているため、梅の見頃が長く続きます。
梅が見頃となる1月~3月は、通常無料の公園が入場料あり(大人300円、熱海宿泊者100円)となるので注意してください。
梅まつりが開催されている期間には、足湯も登場します。
無料利用できる足湯に浸かりながら、売店の軽食を食べたり、鮮やかな梅の花を眺めるのも良いでしょう。
熱海梅園内には、梅の他にもたくさんの見どころがあります。
梅園簿入り口から見て奥、坂道を上った先に見えるの「梅見の滝」。
梅園内の高台にある滝は、梅シーズンになると名前通り、梅越しに飛沫をあげる迫力満点の滝を眺められます。
滝は、正面から眺めるだけでなく、滝が目の前を流れる滝裏を歩くことも可能です。
日韓首脳会談を記念して造られた「韓国式庭園」も熱海梅園ならではの名所。
梅の季節だけでなく、新緑の春から夏、秋には紅葉と一年を通して楽しめる観光スポットです。
住所 : 静岡県熱海市梅園町8-11
マップ: Googleマップ
アクセス : JR来宮駅から徒歩10分(坂道ありのため、タクシー利用もおすすめ)
電話番号 : 0557-85-2222
定休日 : 年中無休
営業時間 : 常時開放中(1月~3月ごろの梅まつり期間のみ8:30~16:00)
料金 : 無料(1月~3月ごろの梅まつり期間のみ300円、宿泊者もしくは熱海市民は100円)
公式URL : 熱海梅園
熱海城からタクシーで7分、熱海駅からは徒歩20分ほどの「起雲閣」。
非公開の岩崎別荘、いまはなき住友別荘と並んで「熱海の三大別荘」と称された邸宅が元となっています。
1947年に旅館として営業を開始して以来、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治といった文豪が訪れた地です。
2000年、熱海市所有の建築となってからは、観光名所として連日多くの人が訪れています。
2012年には来館者が100万人を超えたという熱海市内屈指の人気スポットは、熱海市の指定有形文化財になっています。
起雲閣内にある展示室では、起雲閣が旅館だった時代に訪れた文豪にまつわる展示が行われています。
志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治など、2020年時点でもその名を文壇に残す人物が数多く宿泊していたそうです。
著名な文豪たちの略歴や文豪にまつわる展示が、緑豊かな庭園が窓から見える和室に並んでいます。
住所 : 静岡県熱海市昭和町4-2
マップ: Googleマップ
アクセス : JR熱海駅から徒歩20分、路線バス、観光周遊バスで10分
電話番号 : 0557-86-3101
定休日 : 毎週水曜日(祝日の場合は開館)、12月26日~30日
営業時間 :
料金 : 大人510円、高・中学生300円、小学生以下無料
注意点 : 9:00~17:00(最終入場は16:30)
公式URL : 起雲閣
JR熱海駅から徒歩15分の「熱海サンビーチ」。
真っ白な砂浜の奥には青い海が広がる開放感あるビーチです。
毎年海開きが行われる夏には、国内外から多くの海水浴客が訪れています。
夏以外のシーズンも砂浜を歩きながら、ゆったりと景色を楽しめる幅広い世代に人気のスポットです。
海沿いにホテルが並び、ヤシの木が植えられているビーチ周辺は、レトロな雰囲気の駅周辺とは異なりリゾートのよう。
海開き中の夜には、世界的な照明デザイナー石井幹子氏による砂浜ライトアップが行われます。
熱海サンビーチのそばにある国道135号線沿いの大きな松は「お宮の松」と呼ばれます。
尾崎紅葉の作品「金色夜叉」の中に登場する、主人公とヒロイン縁の松です。
松のすぐ隣には、物語の主人公「貫一・お宮の像」が建てられています。
住所 : 静岡県熱海市東海岸町
マップ: Googleマップ
アクセス : JR熱海駅から徒歩15分、熱海港・紅葉ガ丘方面行きバスに乗車、サンビーチバス停下車から徒3分
電話番号 : 0557-86-6218
定休日 : 常時開放中
営業時間 : 常時開放中(海開き期間は7月中旬~9月初旬、遊泳時間は9:00~17:00)
料金 : 無料(隣接駐車場料金が30分100円)
公式URL : 熱海サンビーチ
1959年の築城以来、多くの観光客から親しまれてきた熱海城。
天守からの熱海を一できる絶景、リニューアルした展示と館内だけで一日遊べるほどの充実度です。
周辺の人気スポットと合わせて、熱海観光を楽しみましょう。
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公開日 : 2020/02/17