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サンメッセ日南(サンメッセひなみ)は、シンボルであるモアイ像が有名な公園です。
まず「どうして イースター島 公認で作ることができたの?」と疑問に思いますよね。
実は日本のあるクレーンメーカーが、イースター島(ラパ・ヌイ)にある15体のモアイを修復したことがきっかけです。
それまでモアイは、部族の争いやチリ大地震によって倒壊したままだったそう。
その姿がテレビで放映され、「文化財の修復こそ平和に貢献する日本の役割だ」と感じ修復活動を担いました。
この奉仕活動により、イースター島は「ラパヌイ国立公園」としてユネスコ世界遺産に登録することができたのです。
世界遺産の保護に貢献した功績を称え、イースター島の長老会が復刻を許可したという経緯があります。
このクレーンメーカーがサンメッセ日南と縁があったこと、日南海岸がモアイにふさわしい景観だったことから、モアイ像の完全復刻に至ったそうです。
サンメッセ日南のモアイ像は、イースター島のモアイ像を修復した石工技師も加わり、学術的な精密さにこだわって再現されています。
また、鮮やかな花々や蝶、青々とした芝生が広がる園内の景観も美しいです。
海岸の水平線を眺めていると、まるで南国にきたかのような気持ちにさせられますよ。
その他にも、カラフルな等身大の人物像や空飛ぶブランコ、大きな蝶の地上絵など、思わず写真を撮りたくなるようなスポットがたくさんあります。
小高い丘を生かした設計になっているため、いろいろな角度から楽しむことができるのも面白いところ。
屋内展示も充実しており、モアイとイースター島の歴史に触れることができる常設ギャラリーがあります。
九州初の「世界の昆虫展」や蝶が集まる庭園、リクガメコーナーが整備されており、生き物好きな方やお子様にも楽しい施設です。
レストラン、お土産ショップ、無料の手荷物サービスや授乳室などの設備も揃っていて便利。
細かいことを気にせず、自然のエネルギーにどっぷり浸れるパークです。
サンメッセ日南は、日南海岸沿いに面しています。
宮崎市内からアクセスする場合、道中でのドライブも楽しむことができますよ。
宮崎市内から、220号線を日南方面に進みます。
海岸沿いにまっすぐ走っているので、道なりに向かえばOKです。
宮崎ICと宮崎空港からは約40分、宮崎駅からは約50分程度かかります。
宮崎交通の路線バスを使い、「サンメッセ日南」のバス停に向かいます。
宮崎駅西口からは、日南方面・飫肥行き(空港経由)に乗り、約1時間20分かかります。
料金は片道1,450円かかるので、往復利用する場合はバスの1日券(1,800円)を利用した方がお得です。
宮崎空港からの所要時間は約50分、料金は1,290円です。
詳しくは、 宮崎交通の公式HP をご確認くださいね!
路線バスは、1時間に1本ほど運行しています。
詳しい時刻を調べたい方は、「 九州のバス時刻表サイト 」をご確認ください。
行き先を入力し、細かく検索できるので便利ですよ。
「サンメッセ日南」のバス停から10分ほど歩くと、エントランスに到着します。
ゆるく傾斜がかかっているので、 高いヒールのある靴は避けた方が良いでしょう 。
国道220号線をはさんで座るこのモアイは、 7体のモアイを彫った左野勝司が製作したもの です。
入り口までの道中でも、モアイが楽しめますよ。
サンメッセ日南の敷地はとても広大。
園内の自然を生かしたオブジェやギャラリーの他、景色や食事、ショッピングが楽しめるスポットが点在しています。
おすすめの見どころを、詳しくご紹介します!
「モアイ広場」は、イースター島の広い大地をイメージして作られています。
緑の芝生にそびえるのは 7体のモアイ像 。
1体の重さは約18〜20トン、高さは4.5メートルもあり大迫力!
イースター島は、このモアイ像から約15,000km先に位置します。
海の遥か向こうにあるモアイ像を想像しながら、のんびり芝生に寝転ぶと気持ちが良いですよ。
また、7体のモアイ像にはそれぞれジンクスがあり、触れるとご利益があるといわれています。
左から順番に、 仕事運・健康運・恋愛運・祈願成就・結婚運・金運・学力UPのパワー を持つそう。
この7つのご利益にあやかったお守りも販売されていました。
ちょうど真ん中にある「祈願成就」のモアイには、「地球の平和」という願いも込められています。
今回は、「また元気に旅行したい」という願いを込めて、「健康運」のモアイにタッチしてみました!
ご自分の気になるモアイと一緒に、写真を撮ってみてくださいね。
大きな建造物なので、トリックアート写真に挑戦している方もたくさん見受けられました。
モアイ広場の歩道沿いには、「 モアイのおうち 」という休憩所があります。
復刻作業についての写真やビデオ、モアイのジンクスについて展示されています。
また、モアイ像の向かいには ユネスコ世界遺産のパネル展示 があります。
世界遺産センターの公認指導を経て、設置されたそうです。
43の世界遺産が写真でずらっと並んでおり、思わず現地で実物を見たくなりますね。
パネルから少し丘を登ると、 空飛ぶブランコ があります。
モアイ広場と海を見渡すことができますよ。
思いきりこぐと、爽やかな風が気持ち良いです。
「 太陽の丘 」と呼ばれる眺めのいい場所に、大きな蝶の絵が描かれています。
5羽の蝶が、中心にある燈火台(とうかだい)の周りを舞うようなデザイン。
この蝶は「理想の地球へ向かう姿」を表現しており、燈火台は日時計になっています。
また、燈火台の火は、「広島原爆の残り火」と「比叡山の不滅の法燈」にゆかりがあるそう。
そのため蝶の向く方向に、 京都の比叡山 があるような角度でつくられました。
この地上絵は、センタープラザにある天井絵と合わせて「 天地望蝶 」という作品になっています。
モアイ像から少し階段を昇ると、カラフルな人物像が目に飛び込んできます。
等身大の7体の像は、虹のようなカラーが鮮やか。
このヴォワイアン像は、2012年に成安造形大学の今井祝雄教授が手がけた作品の一部が寄贈されたものです。
「ヴォワイアン」とは、 フランス語で「見る人」 という意味があります。
モアイ像を通り越し、遠い海を見つめているような雰囲気が印象的ですね。
看板には、「“見られる”像ではなく、それ自体が何かを“見る”像。地球からのメッセージを体感してください。」と書かれていました。
ヴォワイアン像と同じポーズで写真を撮ってみても楽しいですよ!
ちなみに、蝶の楽園に向かう途中にある広場にも2体の像があります。
ちょうど間に入ることができる間隔が空いていて、7体の像があるところに比べて人が少ないので、一緒に写真が撮りやすいですよ。
ヴォワイアン像の小道をはさんだ隣に、「恋人の丘」があります。
ここに建つ2体のモアイ像は「 最愛(モアイ) 」と呼ばれており、公募で名付けられたそうです。
可愛らしいピンク色の囲いの中には、小さな鐘が備え付けられています。
カップルで訪れた際には、話のタネになりそうですね。
中央にあるセンタープラザには、「 天空の塔 」を中心に展示室やギャラリー、レストランが集まっています。
天空の塔は、縦に切りこんだようなデザインが特徴的。
この隙間は10センチ程あり、春分の日と秋分の日には、ここに 朝日が通るように設計 されています。
モアイ像の後ろから昇った朝日が天空の塔を通り、頂上にある地球感謝の鐘に差し込むとか。
自然の力を生かした造りになっています。
塔の1番上には、 サンデッキ があります。
モアイ広場と太平洋を、一望することができますよ。
天空の塔に入って左手に、 レストラン「noa・noa」 があります。
店内にはモアイの置物や植物が並んでおり、ゆったりとした気分にさせてくれますよ。
メニューは、カツカレーやチキン南蛮、季節限定セットなど様々。
中でも、1番人気があるのは「 サンメッセランチ 」です。
白身魚とエビのフライ、チキン南蛮、ライス、スープがついた盛りだくさんのセットメニューになっています。
また、 授乳室が完備 されているので、乳幼児をお連れの方でも安心です。
天気が良ければ、テラス席を利用しても良いでしょう。
レストラン付近に、 モアイやイースター島のギャラリーと、西田天香の記念館 があります。
西田天香は、 サンメッセ日南を設立した「一燈園」の創始者 。
彼の考える平和への想いと、活動に関する資料が並んでいます。
「”地球にやさしく”といった人間中心的な発想ではなく、私たちを生かしてくれる地球への感謝の気持ちをもって自然を大切にしたい」という言葉には、少しドキッとさせられます。
また、イースター島やサンメッセ日南のモアイ像についての展示も充実していました。
写真が展示されたギャラリースタイルなので、気軽に足を運べますよ。
近くには 昆虫展示室 も併設されており、世界各地の珍しい蝶や昆虫を見ることができます。
約4,500点にものぼるコレクションの中から、季節に合わせた展示を行っているそう。
広々とした景色を楽しんだ後に、じっくりと蝶や昆虫を観察してみるのも面白そうですね。
天空の塔から階段を昇って左手に、「蝶の楽園」が見えてきます。
きれいな花や木々が、美しく整備された庭園です。
春には、アサギマダラ蝶やツマベニ蝶などが卵を産みに来るそう。
天気が良ければ海も見えるロケーションで、開放感たっぷりです。
サンメッセ日南の中でも、1番高台に位置する「 地球感謝の鐘 」。
鐘のイメージとは一見違うように見えますが、これには理由があります。
実は「地球感謝の鐘」は、日本の神道・彿教、キリスト教などの 18の教団 が資金を出し合って建てたもの。
そのため、お寺や教会の鐘の形を越えたモニュメントになっています。
宗教協力 して造られたのものは世界初だそうです。
また、鐘の音は「サヌカイトフォーン」を使った優しい響きが特徴的です。
「サヌカイト」とは九州や瀬戸内海に分布する硬質な石で、叩くと澄んだ金属音が鳴ることから、楽器としても親しまれています。
自然の石ならではの心地よい余韻がリラックスさせてくれますよ。
入り口を抜けてすぐの場所に、売店や軽食、インフォメーションなどがあるウェルカムプラザがあります。
園内を周る ラウンドカー の貸し出しを行っていました。
1台5人乗りのカートは、30分1,000円で利用できます。
サンメッセ日南は小高い丘の中につくられているので、小さなお子さんをお連れの方にはおすすめです。
入り口付近にある待合室には、なんとも愛嬌のあるモアイ像や綺麗な写真が飾られていました。
ファストフード店 では、パスタや唐揚げ、ポテト、アイスクリームなどが販売されています。
ちょっとした小腹を満たすのにぴったり。
南国風のインテリアが楽しい店内と別に、海の見えるテラス席も用意されていますよ。
併設された売店では、 無料で荷物を預けることができます 。
また、 授乳室 も備え付けられていて便利です。
ウェルカムプラザから少し坂を下ると、「 リクガメコーナー 」があります。
カラフルな小屋の中で、3匹のケヅメリクガメが暮らしています。
海の目の前にあるので、ちょっとした休憩におすすめですよ!
ウェルカムプラザ内のショップには、 モアイグッズや宮崎の特産品 などが並んでいます。
広々としていて種類が豊富なので、お土産探しにはうってつけです。
特に サンメッセ日南の限定商品 は見逃せません。
中でも人気のある「 モアイサブレ 」は、約9cmのビックサイズ!
見た目のインパクトはもちろん、シンプルな味わいが特徴的なサブレです。
「 モアイのフルーツゼリー 」は、少しずつパッケージのイラストが違うので選びがいがありますよ。
手軽に食べられる小包装になっていて、いちご・みかん・パイン・メロンの4種類の味が楽しめます。
九州ならではのお土産として、芋焼酎もありました。
「 宮崎の四季 」という名のついたこの芋焼酎は、サンメッセ日南の限定品。
座ったモアイ像の陶器の中に、お酒が入っています。
「宮崎の四季」は、 明治10年創業の「櫻乃峰酒造」 が昔ながらの製法にこだわってつくった焼酎です。
フルーティーですっきりとした飲み口が人気で、スタッフ一押しのお土産だとか!
その他、 モアイを使った雑貨や洋服 もたくさんあります。
カラフルな色合いのトートバックやリュック、子供用のTシャツは、ポップなデザインが可愛らしいです。
大人向けに、少しシックな色味のTシャツもありました。
ポストカードやモアイ形のカードスタンド なども手ごろでおすすめです。
いつもとは少し違った、個性派のお土産に巡り合えるはず!
日南海岸沿いには、他にも見どころがあります。
サンメッセ日南に近く、観光地として人気の高いスポットをご紹介します。
鮮やかな朱塗りが美しい「鵜戸神宮」。
本殿は、約300坪ある洞窟の中につくられており、とても神秘的です。
鵜戸神宮は、海神の娘である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が御祭神を産んだ地であり、安産・子授け・縁結びのご利益があると言われています。
また、鵜戸神宮の一帯は国の名勝に指定されていることもあり、たくさんの参拝客が訪れます。
大きな洞窟の他にも、青い海や巨大な奇岩など、ダイナミックな自然の景色が楽しめることで人気。
この不思議な奇岩や洞窟は、石灰成分で固められた砂岩によってできています。
見る角度によって表情が変わり、見応えのあるスポットです!
住所 :〒887-0101 宮崎県日南市宮浦3232
マップ: Googleマップ
アクセス:宮崎交通バス 鵜戸神宮駅から徒歩10分
電話番号 :0987-29-1001
拝観時間 :
【4月~9月】06:00~19:00
【10月~3月】07:00~18:00
※大晦日・元旦は変更あり
拝観料 :無料
駐車場:無料
公式URL : 鵜戸神宮
※ 鵜戸神宮の観光情報: 神秘的な雰囲気が溢れる宮崎県「鵜戸神宮」の見どころを紹介!日向灘の絶景を見ながら運試しをしよう♪
日南海岸沿いの小さな島にある「青島神社」は、パワースポットとして知られています。
江戸時代中頃までは、この青島全体が神域とされており、一般人は入ることができなかったそうです。
青島神社は、彦火火出見命・豊玉姫命・塩筒大神の三神を祀っており、山幸彦と豊玉姫が結ばれた神話が広く知られています。
そのため、縁結びを祈願するカップルや女性には、特に人気があるとか。
境内の隠しハートや恋みくじなども、楽しめそうですね!
他にも、安産や交通安全、航海のご利益があるとされています。
また、青島は小さな島であるため、歩いて一周することができます。
背の高い木々に囲まれていて、小さなジャングルを探検しているような雰囲気が味わえますよ。
絵馬のトンネルの周りも緑でいっぱいでした。
この亜熱帯植物群は、国の特別天然記念物に指定されています。
青島神社までの道中では、島を取り囲むように並ぶ奇岩を見ることができます。
独特な姿から「 鬼の洗濯板 」と呼ばれており、こちらも 国の天然記念物 に指定されています。
海に面したロケーションならではの楽しみ方ができそうですね。
時間をとってビーチでのんびりしたり、海に沈む夕日を眺めたりするのもおすすめですよ。
住所 :〒889-2162 宮崎県宮崎市青島2丁目13-1
マップ: Googleマップ
アクセス:宮崎交通バス 青島駅から徒歩10分
電話番号 :0985-65-1262
拝観時間 :6:00〜18:00
拝観料:無料
駐車場:無料 (有料駐車場あり)
公式URL : 青島神社
住所 :〒887-0101 宮崎県日南市宮浦2650
マップ: Googleマップ
電話番号 :0987-29-1900
定休日 : 水曜日 ※年末年始・GW・お盆・祝祭日は営業
営業時間 :9:30〜17:00
料金 :大人1,000円・中高生700円・4歳以上500円
駐車場:無料(220台)
公式URL : サンメッセ日南 公式Facebook
※当日でも入会可能な「 モアイズクラブ 」に入ると、1年間何回でも入園できます。
入会金は1,500円なので、年に2回以上行く場合はこちらがお得ですよ。
自然のパワーをいっぱいに感じられる「サンメッセ日南」。
遥か遠くに感じていたイースター島や世界遺産が、なんだか身近に感じられるような場所です。
レジャー施設としても、絶景を楽しむスポットとしてもおすすめ。
宮崎県を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください!
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最終更新日 : 2024/07/24
公開日 : 2020/12/28