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岐阜城は、岐阜県の県庁所在地である岐阜市に位置しています。
天守閣は標高329mの金華山にあり、そびえ立つ姿は美しく力強さを感じます。
現在の天守閣は、昭和31年に鉄筋コンクリートで再建されたものです。
最上階である4階の展望台から見えるのは、眼下を通る長良川と、美しい山々の景色。
その美しさから、岐阜城は日本百名城に選ばれています。
岐阜城の城主であった織田信長は、誰もが耳にしたことのある有名な戦国武将ですよね。
近年の戦国時代ブームや、2020年に放送された大河ドラマ「麒麟がくる」の影響もあり、多くの観光客が訪れています。
岐阜城へ向かうには、金華山ロープウェーの山頂駅から整備された山道を歩かなければなりません。
戦国時代には、難攻不落の城として知られていた岐阜城。
道は整備されているものの、階段や坂道が多いので、履きなれた靴で訪れるのがおすすめです。
岐阜城は、季節によって営業時間が変わります。
「行ってみたら閉まっていた」ということがないよう、事前のチェックしておきましょう。
また、金華山ロープウェーで訪れようと考えている人は、ロープウェーの運行時間も合わせて確認してください。
岐阜城内は最上階の展望台のほか、戦国時代や織田信長にまつわる史料館となっています。
有料ではありますが、貴重な資料が展示されているため、ぜひ立ち寄ってみてください。
なお、すぐ近くにある資料館は岐阜城の入場料で入ることが可能です。
岐阜城と合わせてチェックしてみてくださいね。
住所 : 岐阜県岐阜市金華山天守閣18
マップ : Googleマップ
アクセス :
岐阜駅から岐阜バス市内ループ線左まわり「岐阜公園・歴史博物館前」下車(13分)
【車の場合】電話番号 : 058-263-4853
定休日 : 年中無休
営業時間 :
10月17日~3月15日 9:30~16:30
【パノラマ夜景】料金 : 大人(16歳以上)200円、小人(4歳以上16歳未満)100円、団体割引 30名以上2割引き
注意点 : 岐阜城・山頂までは車両乗り入れ禁止(駐車場:岐阜公園駐車場 1回 300円 ※1時間以内無料)
公式サイト : 岐阜城
岐阜城は山の上に立つ少し変わった城です。
ロープウェーの利用方法も取り上げるので、ぜひ参考にしてください。
新幹線、東海道本線を使いJR岐阜駅または名鉄岐阜駅へ向かいます。
その後、岐阜バス「N80 高富」行きなど長良方面行きのバス、または「市内ループ線左回り」のバスに乗車。
片道15分で「岐阜公園・歴史博物館前」のバス停で下車しましょう。
岐阜公園内から金華山ロープウェーに乗車。
山頂駅までは所要時間3分ほどです。
山頂駅から徒歩8分で岐阜城に到着します。
あるいは、岐阜公園から金華山ハイキングコースで登山も可能です。
複数のコースあり、所要時間は30分~1時間ほどになります。
東海北陸自動車道 岐阜各務原ICを降り、国道21号線、156号線を経由。
岐阜市街地を通り、金華トンネルを出た付近に岐阜公園駐車場が見えます。
駐車場から岐阜公園に向かい、上記と同様ロープウェーか登山で岐阜城を目指します。
駐車場は、岐阜公園駐車場第一、第二がメインで、1日310円の有料駐車場です。
駐車場へのアクセス道路が狭いため、一方通行で入る必要があります。
また、長良川の河川敷にある鏡岩緑地は、無料駐車場です。
岐阜公園からやや離れていますが、無料の駐車場が良い場合はこちらを利用しましょう。
いずれの駐車場も、ゴールデンウイークや祝日には大変混雑します。
自動車で訪れる際は、早めに向かうことをおすすめします。
金華山ロープウェーは、岐阜公園にある金華山の麓から山頂をむすぶものです。
麓駅で乗車券を購入し、乗り場へ向かいます。
山頂までの所要時間は約3分。
景色を眺めていると、あっという間に到着します。
岐阜城とは異なる景色の変化を楽しめるでしょう。
ロープウェーの運行は、通常だと15分間隔、混雑時は10分間隔。
営業時間は、岐阜城の営業時間に準じて変化するため、事前の確認が必須です。
また、夜間営業時は通常より遅くまで運行しています。
夜に向かう予定の人はチェックしてくださいね。
住所 : 岐阜県岐阜市千畳敷下257
マップ : Googleマップ
アクセス : 岐阜公園第一駐車場から徒歩3分(金華山ロープウェー山麓駅)
電話番号 : 058-262-6784
定休日 : 年中無休
営業時間 :
料金 :
注意点 : 期間限定で夜間営業をおこなっている ※詳しくは、公式HPチェック
公式URL : 金華山ロープウェー
岐阜城が築城されたのは、鎌倉時代にあたる1201年。
鎌倉幕府の文官であった二階堂行政によって築かれました。
築城当時は、「岐阜城」ではなく「稲葉山城」という名でした。
稲葉山城の大改修をし、城下町を繁栄させたのが、かの有名な武将である斎藤道三。
織田信長の義父にあたる人物です。
道三が城を移ったのち、その嫡男、孫が城主になりましたが、1567年に織田信長によって落城。
当時33歳だった信長が城主となりました。
信長は、「井の口」と呼ばれていた城下町の名称を「岐阜」に変更。
それに伴い、稲葉山城も岐阜城と名前が変わりました。
日本の中心部である岐阜城を本拠地とし、天下統一の野望をもっていた信長。
城下町の繫栄にも注力し、現在の岐阜市の基盤を作ったといえます。
1592年、信長の孫の秀信が、関ヶ原の戦いの前哨戦にて敗れ、岐阜城は落城。
当時の天守閣や櫓などの主要部は、同じ岐阜県内の加納城へ移され、廃城しました。
現在残る岐阜城は、岐阜市民の寄付金によって再建されたもの。
半永久的に城を残したいという思いから、鉄筋コンクリート造りで再建され、今の形となったのです。
岐阜城には魅力がたくさんあります。
ここからは、岐阜城に足を運んだ筆者がおすすめの見どころをご紹介します。
岐阜城の天守閣の最上階は、岐阜市内を眺められる展望台です。
山頂からの眺めは遮るものがなく、どこからでも景色を見られます。
長良川や遠くに見える山々の自然と、岐阜の都市部の街並みを一緒に堪能できますよ。
おすすめは、春から秋にかけて期間限定で行われる夜のライトアップ。
天守閣の展望台も解放され、美しい市街地の灯りがロマンチックな雰囲気を醸し出します。
昼間とはまた違う雰囲気を味わえるため、デートにもぴったり。
岐阜城もライトアップされ、まるで絵に描かいたような美しさです。
ライトアップの実施期間は、 岐阜市のホームページ に載っています。
訪れる前にチェックしてくださいね。
天守閣内には、岐阜城の歴史や城主に関する展示品が数多く並んでいます。
特に、織田信長の肖像画や銅像など、岐阜城でしか見れないものばかり。
また、甲冑や武具も、実際に戦で使われたものが展示されています。
戦国時代が好きな人にとっては、見どころ満載のスポットと言えるでしょう。
城内は、20名程度が展示を見られるような大きさです。
繁忙期には混雑することがあるため、平日の昼間に行くのがおすすめ。
岐阜城の歴史に触れ、タイムスリップしたような体験ができるでしょう。
美しい岐阜城を写真に納めるなら、天守閣に向かう道の入り口がおすすめです。
木々の上にそびえ立つ岐阜城を見ることができ、手前には岐阜城の看板も写せます。
木々の色、城の美しさ、空のコントラストが美しい写真を撮れますよ。
紅葉の季節は、景色を楽しむにはおすすめのシーズン。
散策を楽しみながら、思い出に残るベストショットを収めましょう。
岐阜城を訪れた記念に、御城印をチェックしてみてください。
御城印とは、近年人気を増している御朱印のお城バージョン。
全国の城にあり、お城巡りをしている人にとって欠かせないアイテムです。
日本百名城に選ばれた岐阜城にも御城印があります。
逞しい字体で書かかれた文字と、織田信長の家紋である「信長木瓜」が特徴的。
旧名の、稲葉山城の御城印もあるそうです。
また、プレミアムフライデーのみゲットできる「金の御城印」は、金色にあしらわれた文字と岐阜城が特別感を出しています。
岐阜城の御城印は、金華山ロープウェー山麓駅にあるお土産屋さんで購入可能です。
いずれの御城印も数に限りがあるため、必ず欲しい人は早めにゲットするようにしましょう。
岐阜城周辺には、岐阜市の人気スポットがあります。
伝統文化や、自然の素晴らしさを感じられるでしょう。
今回は、その中でもぜひ足を運んでいただきたい観光スポットを厳選。
旅の途中で立ち寄ってみてください。
「長良川うかいミュージアム」は、岐阜市の伝統文化である鵜飼をわかりやすく紹介する博物館。
鵜飼とは、飼っている鵜を操って、川にいる鮎を捕る伝統的な漁法です。
岐阜市の文化資産として、国内外から注目されています。
そんな鵜飼文化を発信しているのが、うかいミュージアムなのです。
展示室には鵜飼の文化について紹介するシアターや、実物の鵜の3倍の大きさのある像など、インパクトのあるものが多く並んでいます。
ここでおすすめなのが、鵜匠による鵜飼の実演です。
実際に鵜を使ってどのように魚を捕るのかを、解説を聞きながら学べます。
鵜飼はシーズンが決まっているため、オフシーズンに訪れた人でも鵜飼を見られますよ。
住所 : 岐阜県岐阜市長良51-2
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 058-210-1555
定休日 :
営業時間 :
料金 :
公式URL : 長良川うかいミュージアム
「金華山リス村」は、日本でも珍しいリスを飼育する小動物園です。
リス村ができたきっかけは、見世物として大量に持ち込まれたタイワンリスが、金華山に逃げて野生化したことなんだそう。
天敵が少なく、食料が豊富にある金華山は、今も野生のリスが多くいます。
そんなリスを長年かけて調教し、日本初のリス村が誕生したんです。
敷地内には、木々や網を自由に走り回るリスの姿が。
リスを間近で見られる機会はあまりないため、子どもだけでなく大人も楽しめます。
さらに、リス村ではリスに餌やり体験ができます。
餌を求めて手に乗ってくるリスに、癒されるでしょう。
リス村は、金華山ロープウェー山頂駅から近いため、岐阜城に行く際に寄り道できます。
岐阜城とは違う、癒しの体験をしてみてくださいね。
住所 : 岐阜県岐阜市5番金華山国有林3182
マップ : Googleマップ
アクセス : 金華山ロープウェー山頂駅より徒歩3分
電話番号 : 058-262-6784
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:30~16:30
料金 : 無料
公式URL : 金華山リス村
「長良川温泉 十八楼」は、古き良き川原町に佇む旅館です。
長良川の清流からもほど近く、澄んだ空気と日本の趣を感じられるスポット。
創業160年の歴史を誇る、長良川温泉を代表する旅館と言えます。
鉄分が豊富に含まれている長良川温泉の湯は、保温効果が高く、身体の芯を温めてくれます。
神経痛やリウマチなど、さまざまな効能があります。
十八楼の温泉は、日帰りの利用が可能。
旅の途中に気軽に温泉に立ち寄れるのは、嬉しいポイントですよね。
岐阜の趣を楽しんだあとは、ゆっくり心身を温めましょう。
住所 : 岐阜市湊町10
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 058-265-1551
定休日 : 年中無休
営業時間 :
料金 :
公式URL : 長良川温泉 十八楼
※岐阜の温泉の関連記事: 岐阜のおすすめ温泉14選!岐阜の温泉は豊富な湯量と泉質が自慢
岐阜城は、観光客だけでなく、地元の人々からも人気のスポットです。
美しい景色に心を奪われるもよし、織田信長の生き様に触れるもよしで、様々ま楽しみ方があります。
また、近隣には魅力的な観光、温泉スポットが多数あるため、気になるところがあったらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
本記事を参考に、岐阜城ならではの体験を満喫してください。
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最終更新日 : 2021/06/18
公開日 : 2021/06/18