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岐阜県東部に位置する東濃は、他の県内エリアよりも愛知県や 長野県 など他県との繋がりが強いエリアです。
また、気候的には冬は寒いですが降雪量が少ない反面、夏の蒸し暑さは国内でもトップクラスで、エリア内の多治見市は埼玉の熊谷市と双璧の酷暑地帯として有名です。
古来から街道の一角として栄え、馬篭宿は当時の面影を残しています。
今回は、渓谷美が美しい観光地「恵那峡」と宿場町「馬篭宿」と水の透明度の高い「付知峡」を紹介します。
湖の両岸に数々の奇岩が、10キロ以上にわたって立ち並び、見事な渓谷美を見せてくれる東海地方有数の観光名所である恵那峡。
実は、ダムの建設によって造られた人造湖が完成(1924年)してからの、80年ちょっとの比較的歴史の浅い観光地なのです。
木曽川をせき止める難工事を完成させたのは、福沢諭吉の養子、福沢桃介。
その絶景に感嘆した著名な地質学者、志賀重昂によって命名されました。
春には湖畔にあるさざなみ公園の桜が見事、花見のシーズンは夜22:00までライトアップされて夜桜が楽しめます。
夏には濃緑葉と深紅の恵那峡大橋のコントラストが美しく、秋の紅葉も絶景です。
冬場もバードウォッチングが楽しめ、四季折々の楽しみを堪能できます。
恵那峡の渓谷美を水上から堪能するなら、遊覧船に乗船するのがおすすめです。
往復20キロ、約30分間の船旅で、冷暖房完備の快適な旅。
恵那峡の360度のパノラマビューが楽しめます。
住所 : 岐阜県恵那市大井町奥戸2709-104
マップ : Googleマップ
アクセス
:
【電車】JR恵那駅から東鉄バスで恵那峡行「恵那峡バス停」下車
【マイカー】中央高速道恵那IC下車10分
電話番号 : 0573-25-4800
定休日 : 年中無休
料金 : 大人1,500円、小人(小学生)750円
公式サイト : 恵那峡クルーズ
国の天然記念物にも指定されている奇岩の傘岩。
上部の周囲は10mもある黒雲母花崗岩です。
なぜこのような形になったかは不明ですが、雨風による風化作用や木曽川の浸食作用など、様々な憶測があります。
住所 : 岐阜県恵那市大井町恵那峡
マップ : Googleマップ
アクセス
:
【電車】JR中央線「恵那駅」より東濃鉄道バス恵那峡行にて15分「恵那峡公園前」下車
【マイカー】中央高速道「恵那IC」より恵那峡方面へ約10分
「馬籠・妻籠」とペアになって紹介されることの多い、江戸情緒あふれる街並みが魅力の観光スポットです。
元々は旧中山道の宿場町で、史蹟保全に力を入れたおかげで平成の今も当時の面影を残しています。
この馬籠宿は本来長野県に属していましたが、2005年の越県合併により現在は岐阜県中津川市に属しています。
馬籠峠を隔てた妻籠は、今も長野県木曽郡に留まっています。
この馬籠にゆかりのある人物は明治時代の文豪・島崎藤村。
馬籠宿本陣は藤村の生家でもあり、現在は「藤村記念館」として保存され、彼の代表作である「夜明け前」は馬籠が舞台となっています。
中山道43番目の宿場町である馬籠宿は、ミシュランガイドで一つ星を獲得しており海外からの観光客も多い場所です。
馬篭宿の特徴は、石畳の坂道~この石畳は江戸時代に作られたもの。
この坂道沿いに、お土産屋さんや食事処がずらっと並んでいます。
のんびり歩いても30分程度、タイムスリップ気分を堪能しましょう。
今もなお現役で、水力発電に使われ、水車小屋などのライトアップに使われています。
馬籠宿を堪能して、次は妻籠宿まで足を延ばしたいと思ったら、ハイキングを兼ねて馬籠峠を超えてみましょう。
馬籠峠は、長野県と岐阜県の県境になっていて、標高801mと結構高いです。
距離は9km、およそ3時間の道のりになります。
馬籠宿から峠までは短い急坂ですが、峠を越えたら妻籠まではゆるやかな長い坂が続きます。
途中で宮本武蔵が修行したと伝えられる男坂も見ることができます。
妻籠宿も馬籠宿と同じく、江戸情緒あふれる街並みです。
ここの宿場町の家屋は、出梁造りの2階建てになっているのが特徴です。
町の散策の途中で一休みして、郷土料理「五平餅」を味わいましょう。
ルートとしては、馬篭から妻籠へ行く方が楽ですが、3時間はちょっと長いし体力が…という方は、馬篭峠までバスで行って、ゆるやかな下り坂のみを歩く1.5時間コースがおすすめです。
住所 : 岐阜県中津川市馬籠
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 :
注意点 : 駐車場、坂上は4カ所無料(宿場内への車両乗り入れ不可)
まるで 沖縄 を思わせるような澄んだ水。
川底を肉眼で見ることができるほどの透明度です。
水がかなり冷たくなっているので、夏場の水遊びにぴったりです。
ゴーグルを使用して水の中を覗いてみると、アマゴなどの川魚が泳ぐ様子も見られますよ。
不動滝へも徒歩で出向くことが可能です。
その際には滑りやすい箇所やちょっとした吊り橋もあるため、歩きやすくて動きやすい服装がおすすめ。
順路も整備されているので迷うことはありません。
「森林浴の森100選」「岐阜県の名水50選」「飛騨・美濃の紅葉33選」と、3つの部門から選ばれていて、その透明度は本物といえます。
夏場の避暑地としても有名ですが、紅葉の時期も澄んだ水に色とりどりの紅葉のコントラストはまさに絶景!
息を呑む美しい風景を、ぜひ堪能してみてください。
滝 というと水量が多くて迫力があり、滝壺は水しぶきで真っ白になっていることもあります。
不動の滝の特徴として、滝そのものが少しなだらかになっているため、滝壺も肉眼で確認することができます。
滝つぼの透明度が高くコバルトブルーに染まっているというのは非常に珍しく、不動の滝以外にはあまり見られません。
夏の観光であれば、森林キャンプ場で水遊びを楽しむのもおすすめ。
真夏のうだるような暑い時期も、付知峡は涼しく水の冷たさが心地よいので避暑地としても良い場所です。
森林に囲まれているので、透き通った水×森林浴で身も心もリフレッシュ!
宿泊場もいくつかの種類があり、共同炊事所を使用することに抵抗のある方や子どもが小さい家庭は、ミニキッチン付きのバンガローのレンタルが良いでしょう。
お風呂も完備されているので安心です。
岐阜県中南部を占める中濃は、関市・美濃市・可児市・郡上市の5市と加茂郡内町村、可児郡御嵩町で構成されています。
郡上市については別途「北濃」、もしくは県内の呼び方では「奥美濃」と呼ぶことがあります。
果実栽培が盛んな地域であると同時に伝統産業も有名で、関市の刃物や美濃市の和紙は特に知れ渡っています。
観光地としては、郡上市の「郡上八幡」や美濃市の「うだつのあがる集落」など、古風ゆかしき伝統的な街並みが特徴です。
「名水の里」 として知られる郡上八幡は、町の中心を清流・吉田川が流れ、古い町並みと豊かな自然に恵まれています。
うなぎやそばなど、グルメも盛り沢山で、食通を唸らせる名店も多くあります。
食品サンプルの製造でも有名で、その製造を体験できる工房があるのも魅力のひとつ。
そして、なんといっても忘れてはならないのが、夏の風物詩「郡上おどり」です。
標高354mの八幡山山頂に聳える4層5階の天守閣は、郡上八幡のランドマークになっています。
この城は戦国時代の末期の永禄2年(1559年)に、遠藤盛数によって砦が築かれたのがはじまりとされています。
遠藤盛数は非常に知名度が低い人ですが、その娘に山内一豊の妻となったお千代(見性院)がいます。
お千代は良妻の鑑とされ数々の内助の功により、それまで功績の少なかった夫である山内一豊を最終的に土佐藩24万石の大名に育て上げたとされる人です。
また、司馬遼太郎氏の小説『功名が辻』の主人公になり、NHKの大河ドラマで仲間由紀恵さんがヒロインを演じたことでも有名です。
山麓に「山内一豊と妻」の銅像が建てられています。
司馬遼太郎氏は、この城を「日本で最も美しい山城」と称しましたが、白亜の天守閣の美しさは見る人を圧倒しまうものがあります。
江戸時代を通じて郡上藩の藩庁が置かれましたが、明治維新後の廃藩置県によって廃城となり、石垣を除いて取り壊されました。
現在の天守閣は、昭和8年(1933年)に当時の大垣城を参考に再建され、現存する木造再建城としては日本最古のもの。
この天守閣から郡上八幡の城下町が一望できます。
住所 : 岐阜県郡上市八幡町柳町
マップ : Googleマップ
アクセス : 郡上八幡駅からまめバス青ルートにて「城下町プラザ」下車徒歩15分
電話番号 : 0575-67-0002(郡上八幡観光協会)
営業時間 : 9:00〜17:00(6〜8月は8:00〜18:00、11〜2月は16:30まで)、12月20日〜1月10日は定休
料金 : 大人320円、小人150円
公式サイト : 郡上八幡城
「奥美濃の小京都」とも称される郡上八幡。
国の重要伝統的建造物群の選定を受けた古い町並みは訪れる人を魅了します。
選定を受けた理由は、職人町、鍛冶屋町、柳町・大手町の14.1ヘクタールの旧城下町が「統一された町家と水利施設が一体となって歴史的風致を伝えている」とのことでした。
江戸時代に防火用として整備された、家々の軒下に流れる用水は、今も利用され「水の里」の佇まいを感じさせます。
住所 : 岐阜県郡上市八幡町職人町・鍛冶屋町
マップ : Googleマップ
アクセス : 「郡上八幡」駅からまめバス青ルートにて「城下町プラザ」下車徒歩3分
電話番号
: 0575-67-0002(郡上八幡観光協会)
繁華街の新町から角を曲がった町なかの路地が、「やなか水のこみち」とよばれる風情ある小道です。
郡上八幡の名前に因み、約8万個の玉石が敷き詰めてあります。
この玉石はすべて長良川と吉田川から集められた天然もの。
その幾何学模様も趣を感じます。
路地に植えられた柳の木が程よいアクセントになり、ベンチもあるため一休みするには最高の場所です。
ところでこの小道…実は江戸時代には、町の旦那衆がこっそりと遊郭へ通うために利用した艶のある道だったそうです。
住所 : 岐阜県郡上市八幡町新町
マップ : Googleマップ
アクセス : 郡上八幡駅からまめバス赤ルートにて「新町」下車徒歩1分
電話番号
: 0575-67-0002(郡上八幡観光協会)
宗祇水は別名「白雲水」ともいわれる湧き水のことで、名水百選にも指定されている名水スポットです。
宗祇(1421年〜1502年)とは室町時代の著名な連歌師です。
文明3年(1471年)篠脇城主であった東常縁が宗祇に古今伝授(古今和歌集の解釈を師匠から弟子へ秘伝伝授すること)を終え、帰京する宗祇に常縁がこの湧き水で一首はなむけに送った故事に由来するといわれています。
住所 : 岐阜県郡上市八幡町本町
マップ : Googleマップ
アクセス : 「郡上八幡」駅からまめバス赤ルートにて「本町」下車
電話番号
: 0575-67-0002 (郡上八幡観光協会)
レストランや町の食堂でもお馴染みの食品サンプル。
もともとの発祥は、この郡上の地ではじまったアイデアであり、現在も全国で7割のシェアを誇ります。
そのリアルさで海外でも好評判の食品サンプル。
郡上を訪ねた思い出に体験してみませんか?
住所 : 〒501-4227 岐阜県郡上市八幡町橋本町956
マップ : Googleマップ
電話番号 : 0575-67-1870
営業時間 : 10:00~17:00(郡上おどり開催日には延長の場合有り)
定休日 : 水曜日
公式サイト : 食品サンプル創作館さんぷる工房
郡上八幡を訪れるなら、是非ともこのお祭りを真近で見て体験して頂きたいです。
郡上おどりは、江戸時代から400年以上続く日本最長の盆踊り。
もともとは郡上の城主が、身分の隔てなく住民の融和を図るために開催したもので、藩内の村々で行われていた盆踊りを城下に集めたことが発端といわれます。
また、国の無形民族文化財にも指定されている由緒あるお祭りなのです。
通常は、7月上旬から9月上旬のうち33夜に開催され、旧盆にあたる8月13日から16日の間は「徹夜踊り」で盛り上がります。
この間郡上を訪れる観光客は、例年のべ26万人ほど。
徹夜際の期間中は一晩で約5万人の観光客で賑わうというから、かなりの規模です。
郡上おどりの種類は全部で10種類あります。
これは、上記で紹介したように、江戸時代に藩内の各地で行われていた盆踊りの名残ともいわれています。
この郡上おどり期間中、特に徹夜踊り期間は市内の宿泊施設がすぐ満室になってしまうので、宿泊を兼ねての参加を希望されるのであれば早めの手配が必要になります。
開催場所 : 郡上市内(ひと夏で市街地を一巡します)
開催日 : 7月上旬~9月上旬
開催時間 :
中濃の中心部に位置する美濃市は、和紙の産地として有名でも有名。
しかし、なんといっても特徴的なのは「うだつのあがる」風情ある街並みです。
そもそも「うだつ」ってなに?と疑問に感じる方も多いと思います。
うだつとは、江戸時代に火災の類焼防止のために、屋根の両側に作られた防火壁のことです。
この時代、うだつは富の象徴として裕福な豪商たちが競って設置していたのです。
すなわち、うだつがあがる。
転じて、富や出世に恵まれない人のことを「うだつがあがらないひと」と呼ぶ語源になったのです。
今井家とは江戸時代中期から和紙問屋を営んでいた商家です。
間口約22m、建坪316.8㎡を誇る市内最大級の建築物であり、屋根に両端には立派なうだつが上がっています。
この建物の奥には古風な造りの蔵があり、美濃市の古い資料を展示する資料館として公開しています。
住所 : 岐阜県美濃市泉町1883
マップ : Googleマップ
アクセス : 長良川鉄道「美濃市」駅から徒歩15分
電話番号 : 0575-33-0021
定休日 : 祝日の翌日(12~2月は火曜日)
営業時間 : 9:00~16:30 (10~3月は16:00まで)
注意点 : 駐車場20台
料金 : 300円
公式サイト : 旧今井家住宅美濃資料館
「うだつのあがる街並み」は、長良川鉄道「美濃市」駅から徒歩15分圏内にあります。
個性的なうだつのある旧家が他にもたくさんあるので、散策してみるのも楽しいものです。
マイカーで訪れる場合は、「観光ふれあい広場駐車場」(協力金1回100円)に駐車できます。
美濃市は和紙の産地として有名で、その歴史は奈良時代に遡るともいわれています。
平安時代には、朝廷の公式文書にも使用されていたほど由緒ある歴史があり、今もユネスコの無形文化遺産に登録されているほどです。
美濃市を訪れるなら、貴重な美濃和紙の紙漉き体験をしてみましょう。
料金も500円~とリーズナブルなのも嬉しいです。
住所 : 岐阜県美濃市蕨生1851
マップ : Googleマップ
アクセス : 東海北陸自動車道 美濃ICから20分
定休日 : 火曜日
電話番号 : 0575-34-8111
営業時間 : 10:00~17:00(入館16:30まで)
料金 : 大人500円 小中学生250円
公式サイト : 美濃和紙の里会館
そもそも「モネの池」なる名前の正式な池は存在しません。
神社の境内にある池のことで、特に名前があるわけではありません。
それがSNSで話題となり、一躍観光客が激増するスポットとなったわけです。
場所は岐阜県関市にある根道神社。
もともとは高加山の伏流水を利用した灌漑用として1980年代頃に整備された貯水池でした。
雑草が生い茂っている状態だったのですが、1999年頃に地元の花苗業者の方が除草してスイレンを植え、更に鯉が持ち込まれて現在の形になりました。
その偶然の産物が、フランス印象派の巨匠クロード・モネ(1840-1926)の「睡蓮連作群」に似ていることから「モネの池」と呼ばれるようになったのです。
池の大きさはテニスコートよりやや大きい程度。
透明度に優れ、日差しや池の水量によって水の色も変化するために、その美しさはまるで絵画のよう。
今や休日には3,000人近くの観光客が押し寄せる人気スポットです。
住所 : 岐阜県関市板取下根道下448番地(根道神社内)
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0581-57-2111(関市観光協会板取支部)
※合わせて読みたい: インスタ映えすると話題!岐阜「モネの池」の見どころや周辺の観光スポットを紹介
ひるがの高原内にある牧歌の里は、季節によって色々な楽しみ方があります。
春にはチューリップやスイセンなどの種類豊富な花たちが満開に咲き、気候だけでなく目からも季節を楽しむことができます。
園内を汽車も走っているため、汽車に乗って花を見ることもできますよ。
夏にはひまわりをはじめとするバラやイチゴの花など、春に負けない数多くの花が咲き乱れます。
秋にはラベンダーが咲き、そのラベンダーを使用したラベンダー石鹸を販売しています。
毛穴の黒ずみにも高い効果があり、香りも楽しめるのでお土産などにもおすすめです。
動物とのふれあいコーナーは通年行われています。
牛の乳しぼり体験や大人気のアルパカ以外にも、ウサギとのふれあいコーナーも充実。
子供も思いっきり体を動かして動物とも触れ合えるので、家族でのんびり一日楽しむことができます。
冬の牧歌の里は、進入禁止区域もありますが剃り遊びなどが充実しています。
ただ、スキー板やスノーボードの持ち込みは不可となっています。
その理由としては、どんな年齢の方でも安心安全に遊ぶためではないかと思われます。
牧歌の里は小さなお子さんにも人気の高い施設で、冬季期間はレンタルそり滑りやスノーチューブなどを実施。
この他にも無料のかまくら体験で、かまくら内の温かさを実感することもできます。
冬牧歌の里で遊ぶのであれば、水が浸透しない手袋とスノーウエア、スノーシューズがおすすめです。
スノーウエアがない場合は、ダウンジャケットなどで万全の防寒対策を行いましょう。
雪で濡れたときのために、着替えを持っておくと安心です。
なお、冬季期間も動物とのふれあいコーナーは実施していますので、雪遊びが終わってからも十二分に楽しむことが可能となっています。
ひるがの高原では、季節に応じて自然の移り変わりを体験したり動物とのふれ合いを楽しむことができます。
雪のない時期には乗馬体験やアスレチック体験、見事に咲いた花などを見て回ることのできる施設が充実していて、大人から子どもまで充実した時間を過ごすことができます。
暑さを避けるための避暑地としても有名で、秋には見事な紅葉を見ることもできますよ。
冬になると雪の降る地域になるため、防寒対策をして出向きましょう。
高鷲ゲレンデが開設され、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しむことができます。
ひるがの高原内には温泉施設もあり、スキーやスノーボード、雪遊びの後はゆったりと温泉に浸かって疲れを癒してのんびりしてみてはいかがでしょうか。
住所 : 岐阜県郡上市高鷲町鷲見2756-2
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0575-73-2888
営業時間 :
料金 : 大人 1,200円、中高生 900円、4歳以上 600円
公式サイト : 牧歌の里
清流吉田川に沿って走っているドライブロードであるせせらぎ街道。
川沿いをドライブして行くので、山の様子や川の流れなどを眺めながら車を走らせることができます。
吉田川から緑広がる道路に入り、山に広がる季節感を満喫しましょう。
美味しい空気をいっぱいに吸いながらのドライブは爽やかなことこの上なし。
大倉滝を筆頭に、清見展望台や二つ葉栗に馬瀬川などシャッターポイントも多い街道です。
途中車を止めて歩いて散策できる遊歩道があり、ゆったりと森林浴を楽しんだり紅葉狩りをすることもできます。
周遊コースは1時間強の所要時間が目安となっているので、歩きやすい靴と動きやすい服装で行くのがおすすめです。
紅葉の時期は山の木々が色づき、せせらぎ街道を彩ります。
秋の紅葉や新緑の夏、桜の春など四季折々で楽しめるドライブロードを楽しんでみてはいかがでしょうか。
運転しやすい道としても定評があります。
写真からも伝わってくるように、大倉滝はダイナミックで力強く、近寄ると轟音がとどろくような滝です。
展望台からも見ることができますが、より大倉滝の迫力を感じたいという方には、展望台よりも奥にある少し急な階段を下った場所で大倉滝を見ることもできますよ。
大倉滝そのものの落差は30mとされていますが、滝下からの迫力は想像以上。
途中にも大小いくつもの滝を見ることができるので、大倉滝が見られる百滝コースは是非歩いておきたい散策コースです。
岐阜県の南西部に位置する岐阜は、県庁所在地である岐阜市を中核とする県中心エリアです。
岐阜市の他、各務原市・羽島市・本巣市・山県市などで構成されています。
濃尾平野の一角であり、長良川とその支流に沿って栄えてきました。
気候的には夏は非常に暑く、冬も寒いという内陸的気候の特徴を顕著に表れています。
古来より日本の地理上の中央にあるという位置付けから、「天下のゆくえ」を左右する重要拠点でした。
岐阜市のシンボル的存在の金華山は、標高329mの山で市内を一望できる観光スポットとなっております。
山頂へはロープウェイが通じていて、夜景の美しさからデートスポットとしても有名なところです。
山麓には歴史博物館や公園があり、山頂には岐阜城やリス村かあるなど観光スポットも豊富な場所。
市街地にありながら、山には多くの自然が残っており、ハイキングにも最適な場所です。
この金華山の名前の由来は、山を覆っている照葉樹ツブラジイの花が咲くと、山全体が金色に輝いて見えるからなんだそうです。
岐阜城の歴史は古く、鎌倉時代の建仁元年(1201年)に二階堂行政によって砦が築かれたのが最初とされています。
しばらく廃城となっていたこの城が修復され、にわかに脚光を浴びることになったのは戦国時代のことです。
まず 斉藤道三(1494年~1556年) 。
下剋上の代表的な人物で、一説によると油売りの商人から身を起こし、権謀術数を用いて美濃一国の領主となったことで有名です。
「まむし」ともいわれた道三は、これまで美濃の守護であった土岐氏を追放して国主となり、岐阜城(当時は稲葉山城)を拠点としました。
次に登場するのが 織田信長(1534年~1582年) 。
道三の娘婿だった信長は、斉藤氏を滅ぼして美濃を攻略、それまでの稲葉山城を岐阜城と改めて「天下統一」の拠点とします。
信長の時代に「楽市・楽座」の政策により岐阜城下は大変な賑わいをみせました。
その後、信長は岐阜城を長男の信忠に譲り、安土城を本拠としますが本能寺の変で斃れます。
信長の死後、豊臣秀吉の時代になって岐阜城主はめまぐるしく変わりますが、事実上最後の城主となったのは織田秀信(1580-1605)。
信長亡き後の清州会議で、織田家嫡流の後継者に指名された三法師のことで、豊臣政権下では秀吉の事実上家臣格になっていました。
秀吉亡き後の関ケ原の合戦の前哨戦、秀信は豊臣方に味方して、岐阜城で徳川軍を迎えて善戦しましたが敗れてしまいました。
戦後、織田家嫡流は改易され、岐阜城も廃城となり、激動の歴史に幕を閉じたわけです。
現在の復興天守閣は、1956年(昭和31年)に再建され、鉄筋コンクリート3層4階建てになっています。
城内は史料展示室、楼上は展望台になっており、展望台から長良川や木曽山、日本アルプスなどの壮大な眺望を楽しむことができます。
日没から22時までは、ライトアップされて幻想的な雰囲気を楽しめますよ。
また、期間限定ですが、夜間も営業しており眼下360度のパノラマ夜景を見ることができます。
戦国武将の夢とロマンの詰まった岐阜城。
岐阜市内に行ったらぜひとも足を運びたいものです。
住所 : 岐阜県岐阜市金華山天守閣18
マップ : Googleマップ
アクセス :
岐阜駅から岐阜バス市内ループ線左まわり「岐阜公園・歴史博物館前」下車(13分)
【車の場合】電話番号 : 058-263-4853
定休日 : 年中無休
営業時間 :
10月17日~3月15日 9:30~16:30
【パノラマ夜景】料金 : 大人(16歳以上)200円、小人(4歳以上16歳未満)100円、団体割引 30名以上2割引き
注意点 : 岐阜城・山頂までは車両乗り入れ禁止(駐車場:岐阜公園駐車場 1回 300円 ※1時間以内無料)
公式サイト : 岐阜城
岐阜城までハイキングを兼ねて登山道を登るのも楽しいかもしれません。
いくつかの登山道が整備され、40~70分程度で山頂まで到達します。
古き戦国時代に武将たちが登った道を辿り、汗をかきながら思いにふけるのも醍醐味のひとつです。
しかし、体力的にちょっとという方は、山頂までロープウェイが整備されています。
岐阜公園と山頂を約4分でつなぐロープウェイからは市内の自然美、街並みが一望できます。
山頂の駅にはレストランやリス園が併設されていますよ。
住所 : 岐阜県岐阜市千畳敷下257
マップ : Googleマップ
営業時間 :
運賃 :
小人(4歳以上12歳未満) 往復550円 片道300円
【団体の場合(30人以上)】公式サイト : 金華山ロープウェイ
岐阜市内を流れる清流・長良川~静岡県の柿田川・高知県の四万十川とともに日本三大清流に数えられ「名水百選」にも選定されている河川です。
清流で行われている風雅ある催事「鵜飼い」についてはご存知の方も多いと思います。
この鵜飼い、1300年もの歴史のある非常に由緒ある催事なのです。
長良川の鵜匠は6人いて、正式な職名は宮内庁式部職鵜匠といい、代々世襲で技が引き継がれています。
鵜飼でとれた魚は、皇居のみならず伊勢神宮や明治神宮にも奉納されています。
また、鵜飼用具一式122点は国の「重要有形民俗文化財」に鵜飼い技術は「無形民俗文化財」に指定されています。
鵜飼いの儀式は神事とよぶにふさわしい位細かい取り決めがあります。
織田信長や徳川家康ら時の権力者に保護され、名優チャールズ・チャップリンも絶賛して2度も見物に訪れたという素晴らしき鵜飼。
闇の中、篝火をともしながら行われる太古からの漁法に、情緒ある幽玄の世界を堪能したいものです。
例年5月11日から10月15日の期間(中秋の名月、増水時は中止)に開催されます。
増水の場合の中止はわかるにしても、中秋の名月が中止の理由とは何故でしょうか?
鵜飼は篝火の明かりで驚いた鮎を捕えるため、満月で明るすぎると篝火の効果が減少するからっていわれていますが、これも鵜飼いの神秘性を感じさせます。
基本的には、開催日に観覧船に乗船し、水上からの見学となります。
乗合船の場合、ロングコースとショートコースで若干値段が違いますが、3100~3400円位の料金となります。
乗船して、鵜匠の説明を聞きながら、鵜飼いのポイントまで向かいます。
19:45位に鵜飼い開始の花火があがり、いよいよ鵜飼い開始、20:30位に終了するというのが一般的な流れです。
住所 : 鵜飼観覧船のりば 岐阜市湊町1-2
マップ : Googleマップ
電話番号 : 058-262-0104
アクセス :
期間 :
鵜飼い開始時間 : 19時30分又は45分(イベント等により変動があります)
観覧船出船時間 :
観覧船料金 :
公式サイト : 長良川鵜飼
西濃と聞いて、あのカンガルーのマークで有名な企業を思い浮かべる方も多いと思います。
その会社の本社は、まさにこのエリア(大垣市)にあり名前に縁がないわけではありません。
西濃は岐阜県南西部のことで、大垣市・海津市の2市と揖斐郡・不破郡などを構成する9町を含みます。
福井県・滋賀県・三重県・愛知県と県境を接し、まさに古来から交通の要衝でもありました。
気候的には内陸性気候ですが、山間部ではかなりまとまった雪の降る豪雪地帯も含まれています。
このエリアの中心都市は大垣市、以前この大垣市を中心として西濃が大合併する「西濃市」構想がありましたが、実現はしませんでした。
観光スポットとしては、大垣市内の他、関ケ原古戦場、養老渓谷などがあります。
それでは、西濃の観光の旅に出発しましょう。
大垣市内では、毎年8月中旬~9月上旬にかけて「ひまわり畑」が開催されます。
元々は、休耕田を有効利用することで水田農業振興と地域の活性化を図る目的で、平成2年から開始されたものです。
このイベントの特徴的なことは、毎年場所や規模が異なること。
およそ10~20万本のひまわりが咲き誇る光景はまさに絶景そのものです。
「日本の歴史公園百選」に選ばれた大垣公園内に、大垣城の復元天守閣があります。
現在は、関ケ原合戦をはじめとする歴史郷土展示室、4階は展望室になっています。
大垣城の天守閣は、かつて国宝に指定されており、郡上八幡城を再建する際のモデルとされました。
しかし、残念ながら先の大戦による空襲のため消失してしまいました。
1959年(昭和34年)に天守閣が鉄筋コンクリート造りで再建されましたが、今度は郡上八幡城を参考にしたとのこと。
大垣城と郡上八幡城は兄弟みたいなものなのです。
大垣城は1500年(明応9年)頃に築かれたとされ、安土桃山時代まで、目まぐるしく城主が変わりました。
この城が歴史の表舞台に登場するのは関ケ原の合戦前夜~石田三成が入城して西軍の根拠地となったのです。
大垣城に集結した豊臣方の西軍が決戦の地、関ケ原に向かったわけです。
住所 : 岐阜県大垣市郭町2-52
マップ : Googleマップ
アクセス : JR大垣駅南口より南へ徒歩7分
電話番号 : 0584-74-7875
定休日 : 無休(12月29日~1月3日は休館、ほか臨時休館日あり)
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 大人100円(高校生以下無料)
注意点 : 郷土館・守屋多々志美術館・奥の細道むすびの記念碑との共通券(大人600円)
公式サイト : 大垣城
松尾芭蕉といえば、いわずと知れた有名な俳人です。
彼の残した俳句はどれも静かでありながら、読むと旅の情景が思い浮かび、自然の中に溶け込んだ優しくも独特の広い世界観を持っているものが数多くあります。
中にはくすりと笑える歌もあり、松尾芭蕉の多彩な表現に心打たれた方もいると思います。
松尾芭蕉が書いた奥の細道のむすびの地として選んだのが、大垣市です。
江戸から出発して150日間の旅を経て、大垣市に落ち着いた時、松尾芭蕉は46歳。
弟子の曽良と共に出向いた旅の中では最長のものとなりました。
大垣には沢山の芭蕉ファンがいたということもあって、むすびの地を大垣市にしたのではないかといわれています。
ファンが多いとされていた大垣市は、松尾芭蕉にとっても居心地の良い場所だったようで、7年間で4度も大垣市を訪れているのです。
芭蕉が愛し、芭蕉が愛された大垣市で筆を置き、長い旅を終えたのではないでしょうか。
松尾芭蕉が奥の細道を書き終えたことを記念して建てられた博物館で、館内には「芭蕉館」「先賢館」「観光・交流館」の3つのブースがあります。
奥の細道むすびの地記念館が建っている場所は、松尾芭蕉と親交の深かった谷木因の邸宅跡地なのです。
「芭蕉館」では、AVシアターを用いて松尾芭蕉がどのような経路を辿って奥の細道を完成させたのかを知ることができます。
教科書で文字のみの学習ではわかりづらかったことが、映像として捉えることで「こんな場所を訪れていたのか」と親近感が持てるかもしれません。
「先賢館」では大垣市の先駆者となった5人の偉人についての歴史が展示してあり、「観光・交流館」では松尾芭蕉にちなんだお土産の購入や図書館、休憩所などが完備されています。
桜が満開の時は、たくさんの観光客でにぎわうスポットです。
それぞれの季節で楽しむことはもちろんできますが、やはりおすすめなのは桜が満開の季節。
満開の時期の桜を舟に乗って観賞するのは、たいへん風情がありますよね。
松尾芭蕉もこの船に乗って移ろう木々や花の様子を眺めながら詩を詠んだと思うと、感慨深いものがあります。
関ケ原の由来は、関所のある原っぱだという説があります。
ここは古来より交通の要衝で、三大関所のひとつ「不破の関」が置かれ、関西と関東の境だったともいわれておりました。
この地での「天下分け目の合戦」は、実は2回ありました。
ひとつめは 「壬申の乱」 。
672年、天智天皇の亡き後の後継者を巡って、皇太子・大友皇子と皇太弟・大海人皇子の軍がこの地で激突しました。
ふたつめは 「関ケ原合戦」 。
豊臣秀吉の亡き後、豊臣家から天下を奪取しようと目論む徳川家康と、あくまでも豊臣家に忠誠を誓い守ろうとする石田三成。
この両者に、それぞれの思惑をもった諸大名が味方して、1600年(慶長5年)この地で激突しました。
総勢20万近い軍が戦ったのですが、石田方(西軍)に裏切り者が出るなどして半日で決着、徳川方(東軍)の圧勝に終わったのはご存知の通りです。
現在の関ケ原古戦場には、諸大名の陣地跡に建つ記念碑や、軍旗が設置されていて、はるか400年以上前の激闘の様子を偲ぶことができます。
レンタサイクルもあるので、歴史の風を感じながらの史蹟散策も面白いでしょう。
関ケ原古戦場を巡るおすすめのモデルコースを「 関ケ原観光ガイド 」で紹介していますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
より史蹟巡りを楽しみたいのなら、甲冑体験をしてみるのもおすすめです。
記念撮影だけでなく、甲冑を着たままで史蹟散策もできるので、歴史ファンにはたまりません。
関ケ原の合戦で使われた武具や諸武将の甲冑、古文書などの貴重な展示物だけでなく、壬申の乱やこの地域の民芸などを展示した資料館です。
特に関ケ原の合戦についての展示物は圧巻です。
住所 : 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-28
マップ : Googleマップ
アクセス : JR関ケ原駅から徒歩8分
電話番号 : 0584-43-2665
定休日 : 月曜日および年末年始(詳細は最新のHP参照)
営業時間 : 9:30~16:30
料金 : 無料
注意点 : 駐車場50台収容
公式サイト : 関ケ原町歴史民俗学習館
また、関ケ原の合戦のテーマパークとして「 関ケ原ウォーランド 」もおすすめです。
等身大の武将像が屋外に展示されており、こちらでも甲冑体験ができます。
カップルや子供連れに良いでしょう。
養老公園は、岐阜県養老郡養老町にある県営の公園です。
また、当公園は、関ケ原の古戦場を含め、周辺の渓谷とともに揖斐関ケ原養老国定公園を構成しています。
公園の面積は78.5ヘクタール、1880年に開園という古い歴史をもつ公園でもあるのです。
この広大な公園の敷地内には下記が備わっており、岐阜県民の憩いの場となっています。
四季を通じて幅広い年代層が楽しめるのが、この公園の魅力です。
住所 : 岐阜県養老郡養老町高林1298-2
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間 : 9:00~17:00 (他施設により異なる)
料金 : 入場は無料(有料施設あり)
休園日 : 月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場 : 1回300円(9:00~17:00)ほか民間駐車場あり
公式サイト : 養老公園
居酒屋チェーン店の名前でも知られていますが、こちらが本家。
この滝にまつわる伝承が由来になったそうです。
その伝承が 「養老孝子伝説」 。
話を要約すると、以下のようなお話です。
奈良時代の初めごろ、この地に年老いた父親と暮らしていた、源丞内という親思いの木こりがいました。
暮らしが貧しく、父親の大好きな酒を買うこともできませんでした。
ある日のこと、薪を採りにいった源丞内が、この滝を眺め「あの滝の水が酒だったら、父に酒を飲ませてあげられるのに」と思った時 、どこからかよい香り…滝の水がなんともいえない美酒に変わったのでした。
喜んだ源丞内、その酒を汲んで、急いで家に帰って父親に飲ませると、父親曰く「こんなうまい酒初めてだ!」
この話はたちまち広まり、ついには奈良の都の帝の耳にまで入りました。
帝はわざわざ、この地をご行幸され、源丞内に「この出来事は、そなたの親を思う気持ちが神に通じたのだ」とおっしゃいました。
そして帝もまた、この水を都へ持ち帰り、時の元号を「養老」に改めたとのことです。
この話は、鎌倉時代に編纂された「古今著聞集」に載っている説話です。
滝の水は本当に酒になったという話は真実かわかりませんが、時の天皇であった元正天皇は、この地を訪れたことは事実(717年、718年)のようで、『醴泉は、美泉なり。もって老を養うべし。蓋し水の精なればなり。天下に大赦して、霊亀三年を改め養老元年と成すべし』との詔を出して、元号を「養老」に改めたことも史実となっています。
日本史の授業で習った記憶がある「養老律令」もこの時代に作られたものです。
また、万葉集にも以下のように養老の滝が詠まれ、養老の滝は若返りの滝としても当時有名だったことがわかります。
古ゆ人の 言ひ来る老人の
変若つといふ 水そ名に負う 滝の瀬 大伴宿禰東人
実際の養老の滝は、落差32m、幅4mの名瀑で、「名水百選」にも指定されている名瀑です。
この名瀑が周囲に溶け込んた風景は、まさに絵画の世界。
新緑の季節の他、桜の時期や秋の紅葉の時期に訪れても絶景が楽しめます。
養老山への登山口が、この滝の上の方にあるので、養老公園から滝を見物して、養老山に至るハイキングもおすすめです。
このハイキングコースは東京の高尾から大阪の箕面に至るまでの自然歩道「東海自然歩道」のコース上にも位置しています。
養老公園から養老の滝までのアクセスは、徒歩30分位(養老駅からだと1時間程度)、現状は急な坂道を約800m歩く必要があります。
養老公園の中には、「養老孝子伝説」源丞内ゆかりの養老神社があります。
この神社は、奈良時代の養老期の頃に創建されたと伝えられています。
この神社の境内に名水百選「菊水泉」が存在します。
養老駅から公園内約3km(徒歩30分くらい)のところにあります。
何やら宗教団体のような名前ですが、公園タイプの芸術作品です。
芸術家・荒川修作氏と、その妻の芸術家マドリン・ギンズ氏によって、1995年に開設されました。
テーマは難解で『極限で似るものの家』と『楕円形のフィールド』、その回廊から構成されています。
斜めに歪んでいたり、迷路っぽくなっていたりと個人的にはサルバトーレ・ダリの世界のように感じます。
なんとなくアスレチックのようなイメージがあります。
作者の意図は、 「日常生活では触れる機会の少ない錯覚感、不安定な感覚を体全体で味わうことにより、人間本来の感覚を再確認すること」 なんだそうです。
危険個所も多いために、靴やヘルメットの無料貸し出しも行っています。
住所 : 岐阜県養老郡養老町高林1298-2 養老公園内
マップ : Googleマップ
アクセス : 養老鉄道「養老」駅より徒歩10分(養老公園内)
定休日 : 毎種月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日)年末年始(12月29日~1月3日)
営業時間 : 9:00~16:30(開園時間 9:00~17:00)
料金
: 大人770円、高校生510円、小中学生310円、小学生未満無料
公式サイト : 養老天命反転地
養老公園内には、こどもの国のほか、有料ですが「養老ランド」という子供向けレジャー施設もあるので、子供連れでも充分楽しめます。
公園内だけでも、1日の滞在では物足りないほど充実しています。
時間が許すなら、公園内のキャンプ場に宿泊しながら、じっくり楽しむのもいいかもしれません。
京都 にある 伏見稲荷 、 愛知 にある豊川稲荷と並ぶ三大稲荷といわれているのが、千代保稲荷神社です。
稲荷神社の中で大きいとは言えませんが、年末年始や月末から月初めに欠けて開催される月並祭ではかなりの賑わいを見せています。
地元の方からは「おちょぼさん」という愛称で親しまれている神社です。
家内安全や商売繁盛の神様として有名で、中でも専門職の方や自営業の方の参拝客が多い傾向があるようです。
千代保稲荷神社ではお札やお守りを販売していません。
おみくじはあるので、運試しに引いてみるのも一興ですね。
お供え物をすることができるのですが、稲藁でお揚げを結んだものになるので、こちらも独特なもの。
観光で訪れているから自分で作るのはちょっと…という方でも安心!
お供え用のお揚げを販売している露店があるため、お供え物をしてお参りをしたいと考えている方は露店でお揚げを購入してお参りに出向きましょう。
住所 : 岐阜県海津市平田町三郷1980
マップ : Googleマップ
アクセス
:
岐阜羽鳥駅からバスで20分→お千代保稲荷下車徒歩1分
岐阜羽鳥ICから車で15分
大垣ICから車で15分
電話番号 : 0584-53-1374
公式サイト : 千代保稲荷神社
大人気の串カツ屋!
数ある出店に中でもファンやリピーターが多く、お店の前に行列ができることも珍しくありません。
後払い方式の串カツ屋さんで、初めての方は若干戸惑うかもしれないので、まずはじっくりと観察して支払方法がわかってから列に加わることをおすすめします。
持ち帰りや店内での食事も可能ですが、立ち食いの美味しい串カツを堪能したいという方も数多く来店しています。
味はソースかドテ味噌が選べて、出来立て熱々の串カツがいただけますよ。
住所 : 岐阜県海津市平田町三郷1997
マップ : Googleマップ
休業日 : 不定休
電話番号 : 0584-66-2294
営業時間 : 9:00~17:00(年末年始は早朝まで営業)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
岐阜県は明治維新以前までは、「美濃の国」と「飛騨の国」に分かれていました。
現在も美濃地方と飛騨地方というように、分けて表現することが少なくありません。
飛騨地方は、本来飛騨山脈の西側一帯のエリアを指す言葉で、岐阜県の北部地域のことを指します。
「飛騨市」という自治体も存在しますが、地域としての飛騨は高山市・飛騨市・下呂市・大野郡白川村から構成されています。
気候的には雪の多い日本海側型であり、同じ岐阜県内の美濃地方よりも、隣接する富山県との文化経済的な結びつきが強く「飛越地方」と呼ぶ場合もあります。
昔は、険峻な飛騨山脈に遮られて、美濃地方との交通の便も悪かったのです。
この地方は「日本の心のふるさと」「日本の原風景」とよばれるように、素朴で、気持ちをほっとさせる風土があります。
白川郷の集落、飛騨高山の街並みなど、初めて行ったのに、なぜか懐かしく感じられる…そんなノスタルジックな魅力があるんです。
大ヒット映画「君の名は。」でも作品の舞台として取り上げられて、観光客も増加傾向にあります。
飛騨地方を訪れたら、必ず目にするお人形「さるぼぼ」。
飛騨のお土産さんに必ず売っている、飛騨土産の定番中の定番です。
飛騨=さるぼぼといっても過言ではないくらいの飛騨のシンボル的存在なのです。
さるぼぼとは、「サルの赤ん坊」という意味。
この地方の言葉で赤ん坊のことを「ぼぼ」と表現するのです。
また、「さる」は猿のことではなく、災難が「去る」ということだという説もあります。
のっぺらぼうで、黒い頭巾と金太郎腹掛け(腹掛けには飛騨とか、観光地の文字が書いてある)、万歳ポーズが特徴です。
まず、さるぼぼに顔がないのは意味があり、それは自分自身の心の鏡だといわれています。
怒りの感情を見せると、さるぼぼの顔は怒りの顔になり、愉快な感情を持つと、さるぼぼの顔が笑顔になると言い伝えられています。
一般的には、赤いのが普及種でありますが、赤色は「悪霊除け」「疫病(天然痘)除けの意味があったとされています。
しかし、最近は赤以外のカラーのさるぼぼが多く流通しています。
お守りとしての、さるぼぼのカラーについて、さるぼぼグッズを販売している「 あずさ屋 」によると、以下のような意味があるそうです。
値段も大きさも様々ありますが、安いもので300円から購入できます。
飛騨の町中では、商店やバス、タウン誌など、色々な場所でさるぼぼを冠した名前が付けられているのがわかります。
飛騨地方特産のグルメとして一番に挙げられるのは「飛騨牛」です。
飛騨の町中を歩いていると、この「飛騨牛」の看板を出している飲食店をよく見かけます。
飛騨牛はきめ細やかで、柔らかい肉質と、美しい霜降りと口の中でとろける芳醇な香りと味わいが特徴です。
ところで、飛騨牛とはどんな食肉なのでしょうか。
「 飛騨牛銘柄推進協議会 」 による定義によれば、下記の通りです。
これら4つを満たしたことを協議会事務局が確認し、認定したものとなっております。
認定された場合に限り、 「飛騨牛表示ラベル」 を交付されるのです。
これより肉質の等級が下がるものについては、「飛騨和牛」とされ「飛騨牛」とはみなされません。
飛騨牛の歴史は意外に新しく、昭和56年(1981年)に、兵庫県から但馬牛の雄牛を導入し、種付けしたのがはじまりです。
「安福号」と名付けられた、この雄牛の遺伝子を引き継い約4万頭の子牛の一部が「飛騨牛」の起源となったのです。
そして、平成14年(2002年)に開催された第8回全国和牛能力共進会において日本一(名誉賞および最優秀枝肉賞)を獲得し、全国区で名前が知られるようになりました。
このコンテストは改良の成果を競う「種牛の部」と肉質を競う「肉牛の部」に分かれ、それぞれの部分について評価されたのです。
その5年後に開催された第9回にも、最優秀枝肉賞を受賞し、不動の地位を確立したわけです。
飛騨エリア内では多くの専門店もあり、上質なステーキのほか、ハンバーグやカレーなどでも食べることができます。
ちなみに、飛騨牛の読み方として、生きている状態の牛を「ひだうし」といい、食肉になってからは「ひだぎゅう」と呼びます。
朴葉味噌(ほおばみそ)も飛騨のグルメとして定番であり、現地を訪れたら一度は食べておきたいものです。
もともと飛騨高山地方の郷土料理でありますが、高山以外の飛騨エリアの旅館や食堂などでも広く流通しています。
朴葉味噌とは、朴(ホオノキ)の枯葉の上に味噌をのせ、ネギなどの薬味、シイタケなどの山菜・茸を絡めて焼く料理です。
通常は、ご飯にのせて食べるのが一般的ですが、一品料理として食べることもあります。
飛騨地方の味噌は、基本的には濃い赤みそのような色ですが、塩分控えめで旨味と麹の甘みが特徴です。
旅館や食堂などでは、飛騨コンロという卓上コンロで焼いて食べるのが通常です。
飛騨牛を朴葉味噌に絡めると相性抜群なので、ぜひ試してみてください。
朴葉味噌は、道の駅や土産店でも販売されており、500円くらいから購入できます。
下呂市は飛騨地方の最南端の玄関口です。
下呂といえば、温泉地であまりにも有名な町です。
「下呂」というインパクトのある名前の由来は古く、奈良時代にまで遡ります。
もともと美濃の国と飛騨の国の国境付近であったこの地に、宝亀2年(776年)に「下留(しもどまり)」駅を設置したことがらはじまります。
『続日本紀』によれば、この駅(宿場)が出来る前に美濃の国「菅田駅」と飛騨の国「上留駅」が存在していましたが、道が険しくて距離が長かったために、中間点に駅を設置することになったのです。
この「しもどまり」が音読みの「げる」と読まれるようになり、転じて「げろ」になったと伝えられています。
ちなみに、現在も上呂、中呂という地名が存在します。
旧下呂町は、かつて益田郡下呂町でしたが、平成16年(2004年)同じ益田郡に属する3町1村(萩原町・金山町・小坂町・馬瀬村)と合併し、新生下呂市が誕生しました。
この旧小坂町には、小坂温泉郷があり、他の旧町にも温泉が存在します。
下呂を温泉目的以外で観光する場合、メジャーな観光スポットは多くありません。
日程が許すのなら、高山や郡上八幡など近隣の観光地と絡めて周遊した方が、飛騨地方の醍醐味を満喫できると思います。
【電車】JR高山駅から、「特急ワイドビューひだ」にて下呂駅まで45分
【マイカー】東海環状自動車道「富加関」ICから県道58号⇒国道41号線経由、下呂温泉まで63km(10分程度)※他ルートあり
下呂の代名詞でもある下呂温泉。
兵庫 の有馬温泉・ 群馬 の 草津温泉 とともに、日本三大名泉(江戸時代の儒学者・林羅山の説)に数えられる有名温泉です。
JR下呂駅周辺と、飛騨川沿いに旅館やホテルが集中しています。
下呂に限らず、地方の温泉地に共通してあてはまることですが、温泉街はひなびた印象がありますよね。
そこが昭和のレトロな雰囲気を絶妙に醸し出し、周囲の山里の風情と調和して、旅情を感じさせてくれます。
下呂温泉の歴史は古く、平安時代の天歴年間(947年~957年)あるいは延喜年間(901年~923年)といわれています。
元々は今の温泉街から、4キロほど離れた湯ケ峰(1067m)という山の山頂で発見されました。
当時から温泉の効能があり、湯治客で賑わっていたようです。
しかし、ある日突如として温泉の湯が出なくなってしまったのです。
時は過ぎ、鎌倉時代中期の文永2年(1265年)、現在の温泉街の中心を流れる飛騨川の河原で再び発見されました。
この時、薬師如来が化身したといわれる白鷺が表れ、湧出地を知らせたという 「白鷺伝説」 が今に伝わっています。
そして室町時代以降、有名温泉地として著名人が訪れるなど名湯としての地位を不動のものにしました。
泉質は 「アルカリ性単純水」 。無色透明で若干の硫黄の香りを含んでいます。
この泉質は石鹸効果があり、肌がつるつるになり美肌効果があるとされています。
また、運動器障害・リウマチ・神経麻痺・病後回復・疲労回復にも効能があるとされています。
専門的になりますが、温泉マニアの方向けに、 岐阜県保健環境研究所 による下呂温泉の成分を列挙しておきます。
泉温56.1℃(最高井戸84℃)、無色透明、湧出量1,250リットル/分、PH値9.3、アルカリ性単純泉(低張性アルカリ性温泉泉)、ナトリウム・カリウム・カルシウム・フッ素・珪素・硫酸・硫化水素・炭酸水素・炭酸・メタけい酸・メタほう酸イオン遊酸二酸化炭素・遊酸硫化水素・ガス状のものを除く、溶存物質0.348g/kg、成分総計0.349g
旅館やホテルに宿泊して、その宿の温泉で楽しむのも良いのですが、どうせなら色々な宿の温泉も楽しみたいもの。
また、日帰りで温泉入浴を楽しみたい方に絶対におすすめなのが、この「湯めぐり手形」。
この手形1枚持っていれば、手形加盟旅館の中から3カ所好きな場所を選んで入浴することができるのです。
手形は1枚:1,300円(税込み)で、手形加盟旅館や土産店だけでなく、コンビニでも販売されているのです。
嬉しいことに、手形の購入期限は購入日から6カ月なので、一度に使い切らなくても良いのです。
下呂訪問のあと、高山や白川郷などに宿泊して、帰り道に下呂に戻って「ひとっ風呂」なんて粋なものです。
旅先を探索して、足が疲れてしまった…そんな時嬉しいのが「足湯」です。
温泉街には足湯スポットがいっぱいあり、しかも無料のところが多いのです。
24時間営業、年中無休なんという場所もいっぱいあって、嬉しいものです。
工夫を凝らした、趣のある足湯を満喫した後、また散策に行って…また足湯なんて贅沢もできるのです。
以下に一部の足湯スポットをご紹介します。
益田川の河原にある露天風呂。
囲いも脱衣所もなく、開放感抜群。
混浴ですが、男女とも水着の着用必須です。
飛騨高山は飛騨の中核にあり、最大の観光地でもあります。
旅行のガイドブックでも、独立して出版されるほど観光スポットの多い地域であります。
まず、飛騨高山の属する「高山市」について紹介しましょう。
岐阜県高山市は、日本で一番面積の広い市町村です。
最初から広かったわけではなく、2005年に「平成の大合併」で周辺の町村を編入した結果のこと。
なんと15倍以上になったというから驚きです。
隣接する都道府県は、長野県・ 石川県 ・ 富山県 ・ 福井県 、これが市の境ということになると、規模の大きさがわかります。
県単位で比較しても 香川県 や 大阪府 よりも面積が広く、 東京都 と同じくらいの広さのまさにメガシティです。
その高山市の中心市街地(むろん合併前からの中心地ですが)を通常「飛騨高山」と呼んでいるのです。
この中心部は江戸時代以来の城下町・商家町の姿は保全されていて、その景観から 「飛騨の 小京都 」 とも呼ばれています。
フランス・ミシュラン社発行の実用旅行ガイド 「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」 でも日本国内必見の観光地として3つ星を獲得しています。
飛騨高山の街並みは、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されてい地区が2か所存在します。
歴史的には、江戸時代の元禄期までは「飛騨高山藩」が存在していましたが、元禄8年(1695年)から幕府直轄領となり高山代官が支配するようになりました。
今でも、その名残として「高山陣屋」跡が観光スポットになっています。
【電車】
名古屋駅からJR高山本線特急にて、高山駅まで2時間20分
富山駅からJR高山本線特急にて、高山駅まで1時間26分
【バス】
名古屋名鉄バスセンターから高山濃飛バスセンターまで2時間40分(名鉄バス・JR東海バス・濃飛バス)
新宿高速バスターミナルから高山濃飛バスセンターまで5時間30分(夜行6時間30分)303km
【マイカー】東名高速道名古屋IC⇒名神高速道・東海北陸自動車道⇒中部縦貫自動車道高山IC(167km)⇒高山市内(5km)
東京など首都圏や、大阪など関西圏から電車を利用する場合、名古屋経由で乗り換えるケースがほとんどです。
飛騨高山の古い街並みは、JR高山駅から宮川を渡ったエリアに平行して存在します。
まずは駅前にある観光案内所へ立ち寄り、町中の情報収集しましょう。
情緒あふれる建物と、さるぼぼの大きな看板が出迎えてくれます。
三町地区は、旧城下町で商人の町で栄えた町です。
江戸時代から明治期に建てられた歴史的な情緒なる建物が軒を並べています。
景観を守るために、町の電線は全て軒下配線にするなど徹底した美観維持に努めています。
大新町地区も伝統建築が立ち並ぶエリアですが、魅力的な古民家が多いエリアになっています。
飛騨高山の魅力のひとつに、飛騨の名産品・グルメなどがすべて集結していること。
古い町並みを散策しながら、食べ歩きやショッピングを堪能できます。
レアな体験を楽しみたい方には、「人力車」がおすすめです。
高山は観光人力車発祥の地、多少値が張りますが、貴重な経験をしてみるのも面白いかもしれません。
※人力車目安:2人乗りで15分 4,000円~
江戸時代に幕府の直轄領であった統治の政庁があった場所です。
大門や郷倉など当時の面影を感じさせる建造物が残されており、現在は郷土資料館となっています。
陣屋は江戸時代に60か所存在したといわれますが、主要な建築物が現存しているのはここだけです。
住所 : 岐阜県高山市八軒町1丁目5番地
マップ : Googleマップ
アクセス : JR高山駅、高山濃飛バスセンターから徒歩10分
電話番号 : 0577-32-0643
定休日 : 年末年始(12月29日〜1月1日)
営業時間 : 8:45~17:00(11月~3月は8:45~16:30)
料金 : 大人440円、高校生以下無料
備考 :
公式サイト : 高山陣屋
陣屋前と宮川沿いで毎日「朝市」が開かれています。
もともとは、戦後間もないころの物々交換市から始まって現在に至っているそうで、屋台では野菜や果物のほか、細工物・民芸品・衣料雑貨などバラエティに富んだものが売られています。
早起きして、朝市の活気を楽しんでみませんか?
夏季は6:00~12:00まで、冬季は7:00~12:00の開催です。
日本三大美祭りとして知られる高山祭。
2016年に、東北から九州までの18府県33件で行われる「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録され、高山祭も選ばれています。
高山では、春(4月14日、15日)に日枝神社にて、秋(10月9日、10日)に桜山八幡宮にて、例祭が行われています。
この2つを合わせて一般的に「高山祭」と呼びますが、場所も使われる屋台も全く違います。
桜山八幡宮の境内にある高山祭屋台会館では、秋の例祭に実際に使用される11台の祭り屋台が展示されています。
3月下旬、7月下旬、11月中旬の年三回、展示は入れ替えられ、現在どんな屋台が展示されているかは、公式HPにて紹介されています。
祭囃子が流れる中で見る豪華絢爛な屋台は臨場感があり迫力満点。
ビデオで高山祭りの様子も流れるので、お祭り気分を楽しめますよ。
住所 : 岐阜県高山市桜町178番地
マップ : Googleマップ
アクセス : JR高山駅から徒歩約20分
電話番号 : 0577-32-5100
営業時間 : 9:00~17:00 ※12月~2月は16:30まで
定休日 : 年中無休
料金 : 高山祭屋台会館・桜山日光館2館共通券 大人1,000円、小中学生 500円
公式サイト : 高山祭屋台会館
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飛騨の北部、飛騨市にある飛騨古川は、白壁の土蔵街と、鯉の泳ぐ美しい町です。
「和ろうそく」など伝統工芸も息づいており、訪れた人の心をホッとさせる、居心地のよさを感じる町です。
飛騨高山と比べれば、町の規模もそれほど大きくなく、観光客も多くない分、ゆっくりと探索できます。
大ヒット映画「 君の名は。 」の舞台になったことで、駅周辺など「聖地」に多くの観光客が訪問している町でもあります。
【電車】飛騨高山駅より、JR高山本線で「飛騨古川」駅」まで16分
【バス】高山駅(濃飛バスセンター)より、濃飛バス神岡・古川線で「古川駅前」まで約40分
【マイカー】高山市内から国道41号経由で約25分(約16km)
「高山の奥座敷」といわれ、古い町並みが残る飛騨古川の街並みは、こじんまりして、半日もあれば散策できます。
この町は高山と同様、江戸時代には天領(幕府の直轄地)として栄えた町です。
一番の魅力は、瀬戸川沿いに約500mに渡ってが続く白壁土蔵と、その瀬戸川に泳ぐ色とりどりの1000匹あまりの鯉。
飛騨古川の駅から5分程度と近く、アクセスも良好です。
町割りがまさに碁盤の目のようになっていてわかりやすく、散策するのにはとても親切な町です。
飛騨古川の町は観光地ずれしていない、そこの町に生活している人々の生活の息遣いが温かく感じられる、そんな優しさを感じる町です。
「花菖蒲の会」や「瀬戸川愛沿う会」などの市民団体の方、住民、そして自治体が協力して、美しい景観を自分たちで守っていこうという活動をされているのです。
その熱意が旅行者にも感じられ、どこか懐かしく親しみを感じされる町になっていのかもしれません。
住所 : 岐阜県飛騨市古川町壱之町
マップ : Googleマップ
アクセス : JR高山本線飛騨古川駅から徒歩5分
電話番号
: 0577-73-2111(飛騨市商工会議所観光課)
和ろうそくとは、日本の伝統的な工芸品のひとつです。
蝋の部分は櫨の実など、芯もイグサの髄からつくられるなど、準植物性です。
手作業で一本一本が作られるため、高価になってきます。
いわゆる普及種の西洋ろうそくは、原材料が石油パラフィンであり、大量生産が可能なので安価。
和ろうそくの特徴として、西洋ろうそくに比べて炎が大きく消えにくいことが挙げられます。
また、油煙も少なく、煤が少ないなどの利点もあります。
飛騨古川の町中にある 「三嶋和ろうそく店」 は、創業240年と古く、今の店主は7代目となる老舗中の老舗です。
この店で作られる和ろうそくは純植物性で、性質がよく、古川のまつり「三寺まいり」の巨大ろうそくとして寺に奉納されています。
その他、往年のNHKの連続テレビ小説「さくら」の舞台にもなりました。
店内でご主人の説明を聞きながら、実演見学も可能です。
住所 : 岐阜県飛騨市古川町壱之町3-12
マップ : Googleマップ
定休日 : 毎週水曜日 1月1日~1月3日
営業時間 : 9:30~17:00
公式サイト : 三嶋和ろうそく
古川祭は、毎年4月19~20日に開催される気多若宮神社の例祭です。
この気多若宮神社、映画「君の名は。」の舞台のモデルになったといわれる神社です。
飛騨古川の代表的なまつりで、市内にある「飛騨古川まつり会館」で概要を知ることができます。
「お神輿行列」「起こし太鼓」が壮大で、平成28年(2016年)12月にユネスコの無形文化遺産登録が決定しました、
大ヒットした映画「君の名は。」
映画の舞台として、この地、飛騨市古川町が登場します。
この映画の「聖地巡礼」についての古川町紹介について、詳細は下記記事に丁寧に記載していますので、こちらを参考にしてください。
※合わせて読みたい: 【君の名は。】あらすじやネタバレから舞台となった聖地巡礼地、新海誠監督の関連作品まで解説
飛騨古川内で「聖地」とされるスポットを列挙します。
上記の記事の内容にて、どの場面に登場する場所が確認してみてください。
白川郷は、岐阜県の最北端、大野郡白川村にある集落です。
まず、この白川村という場所、飛騨エリアでは唯一の町村であり、大野郡を構成している町村も白川村しかありません。
よく知られる「白川郷」という名称、厳密には、白川村=白川郷ではないのです。
もともとは、岐阜県北部から富山湾に向かって流れる「庄川」流域の呼称でした。
具体的な地名では、白川村と現在は「平成の大合併」で高山市に組み込まれた荘川村、清見村の一部を指していました。
そのうち、白川村を「下白川郷」、他の地域を「上白川郷」と分けていましたが、今日では、「下白川郷」のみを「白川郷」と呼称しています。
この白川村、一時期は他の飛騨エリアと同じように、平成の大合併によって消滅する可能性がありましたが、白川郷のイメージを損ねたくないという理由もあって、単独村制を維持することになり、現在に至っているのです。
白川村の面積の95.7%が山林であり、風土も急峻で厳しく、気候的には豪雪地帯に属します。
この豪雪地帯で生活するために適した住居が、いわゆる 「合掌造り」 です。
特異な集落形態が評価され、1976年に「重要伝統的建造物群保存地区」に、1995年には富山県の五箇山とともに 「白川郷・五箇山の合掌造り集落」 としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されることになりました。
その縁もあり、 イタリア の アルベロベッロ と姉妹都市になっています(アルベロベッロのトルリは、1996年の世界遺産登録された、とんがり屋根集落)。
そんな白川郷の主要観光スポットは、「合掌造りの集落」につきます。
合掌造りの旅館に宿泊し、食事処で舌鼓を打ち、お土産を買う…まさに合掌造り三昧を堪能できます。
近隣の下呂市や高山市にも、この合掌造りの家屋を復元したテーマパークが存在しますが、「天然もの」の合掌造りを見ることができるのは、白川郷・五箇山がほとんど。
外国人観光客も増加し、今や岐阜県を代表する観光地といっても過言ではありません。
春の桜の時期、夏の新緑の時期、秋の錦秋の時期なのが観光としてはベストシーズンですが、豪雪が屋根に積もった冬のシーズンに訪問しても、独特の情緒があって楽しいものです。
また、車で近隣に足を伸ばせば、白山など飛騨の自然も絶景を楽しむこともできます。
「合掌造り」とは、掌を合わせた、いわゆるお祈りのポーズのような巨大な三角形の茅葺屋根を持つ家の造りです。
この地方は日本有数の豪雪地帯、屋根を 60度 もの急勾配にして雪を滑り落ちやすくしたのです。
また、屋根を東西の方向に向けて、冬の北風が屋根に直撃しないように工夫されています。
内部は3 階から5階の造りになっていて、一般の家屋よりも床面積が広く、天井が高い構造になっています。
かつては、この家の中に数十人が生活していたのです。
交通の便が悪く、1年の半分近くが雪に閉ざされるうえに、土地がやせて農地にも恵まれなかったこの地方のかつての主要産業は養蚕でした。
1階部分は生活の場として使われ、2階以上は寝室のほか、蚕を飼うスペースや糸を紡ぐ作業場になっていたのです。
茅葺屋根は、30~40年に一度葺き替える必要があり、その作業は集落の人々で組織される「結」によって行われてきました。
しかしながら、戦後のライフスタイルの変化と急激な過疎化により、「結」は崩壊…合掌造りの集落は現象の一途を辿ったのです。
そんな条件のなか、白川郷・五箇山は「結」の伝統が生き続け、奇跡的に合掌造りを維持することができたのです。
「日本の秘境」のひとつとされ、交通の便が悪かった白川郷ですが、高速道路開設でアクセスがかなり便利になりました。
白川郷は最寄りの鉄道の駅がないので、バスかマイカーが訪問の手段となります。
【バス】高山濃飛バスセンター(濃飛バス・北鉄バス 白川郷・金沢線)より白川郷まで約50分
【マイカー】中部縦貫自動車道「高山」IC⇒飛騨清見IC(高山清見道路・16km)⇒白川郷IC(東海北陸自動車道・25km)⇒せせらぎ公園駐車場(国道156号・4km)
注)2014年4月から「環境保護」と「通行者の安全確保」のため、観光車両の通行を自主規制する対策が採られています。9:00~16:00の間は「せせらぎ公園駐車場」に駐車。混雑時・満車時は臨時駐車場(みだしま公園・寺尾駐車場を利用する。一日500円)
白川郷観光の定番である合掌造りの集落は、徒歩で充分散策できる範囲にあります。
メインストリートの本通りは、日中の車両の乗り入れを規制しているため、車を気にせずに安心して観光することができます。
総合案内所「であいの館」で観光マップを入手して、村内の散策に出発しましょう。
徒歩でゆっくり散策して3時間程度です。
特におすすめなのは、萩町集落の南端にある 「かん町」 。
田んぼのなかに3棟の家屋が並んでいる場所ですが、ここは観光ポスターの写真によく掲載される穴場スポットです。
室町時代にあった城跡に位置するこの展望台からの見晴らしは絶景です。
この高台から白川郷の集落を一望でき、晴れた日には遠く白山連峰を拝むこともできるのです。
写真撮影には最高のスポットで、フルシーズン楽しむことができます。
トイレや食事処もあり、駐車場もあって無料で利用できますが、冬場は閉鎖することがあるため注意が必要です。
住所 : 岐阜県大野郡白川村萩町
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間
: 無休(但し、冬季は閉鎖の場合あり)
和田家は戦国時代の天正元年(1573年)から続く名家で、江戸時代には名主や番所役人を務めていました。
築300年以上といわれる格式の高い建物は、白川郷のなかでも最大規模であり、国の重要文化財に指定されています。
現在1階と2階部分が、和田家の遺物や郷土資料館として展示、一般公開されています。
住所 : 岐阜県大野郡白川村萩町997
マップ : Googleマップ
アクセス : 総合案内所「であいの館」から徒歩15分
定休日 : 不定休
電話番号 : 05769-6-1058
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 大人:300円 、小人:150円
公式サイト : 和田家住宅
明治時代に来日した ドイツ の著名な建築家ブルーノ・タウトが絶賛し、世界遺産登録によって観光客が激増した白川郷。
国内だけでなく、海外からの観光客も増えています。
しかし、一部観光客が、勝手に民家に入ったり、ごみを捨てたりと問題が発生してきています。
白川郷は、住民が日常生活を営んでいる場所であるということを、認識する必要があります。
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・ 合掌の里・日本の原風景、白川郷の見どころとは?周辺の観光スポットや郷土料理のおすすめグルメも
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飛騨地方の最奥部にある奥飛騨は、北アルプスの雄大な自然と5つの個性的な温泉のある温泉郷として有名な場所。
特に日本で第3位の湯量(他は 大分県 の 別府温泉 ・ 由布院温泉 )を誇る絶景の地「奥飛騨温泉郷」は必見の場所です。
奥飛騨温泉郷とは、高山市にある下記5つの温泉の総称です。
無料または寸志で入浴できる共同温泉・露天風呂も多く存在しています。
奥飛騨温泉郷を構成する5つの温泉は、新穂高温泉 、栃尾温泉 、福地温泉 、新平湯温泉 、平湯温泉 となります。
温泉街は広範囲にまたがり、3カ所(新保高地区・鎌田地区・中尾地区)で源泉が異なります。
特に新穂高地区は「新穂高ロープウェイ」の駅があって、北アルプスなど穂高連峰の登山口の起点になっています。
中尾地区にある足湯からは、展望がよく、槍ヶ岳などが一望できます。
泉質は単純泉で、この地に「トチノキ」が多かったことが名前の由来です。
温泉地には寸志(200円)で入浴可能な 「荒神の湯」 があります。
温泉を利用した果樹・野菜栽培、特にトロピカルフルーツの栽培も盛んです。
泉質は単純泉、標高1000mの山の静寂に包まれた秘湯です。
近くに「奥飛騨クマ牧場」があります。
共同浴場はありませんが、日帰り入浴施設があります。
泉質は単純泉、温泉の規模としては平湯温泉に次ぐ大きさです。
近くに名水の湧く「たるまの滝」があります。
約40の源泉、毎分13000リットルもの湧出量を誇る炭酸水素塩泉の温泉です。
共同温泉・日帰り温泉も多い場所です。
上高地へのマイカー規制が始まってから、当地へのシャトルバスの起点にもなっています。
近くに「日本の滝百選」に選ばれた名瀑 「平湯大滝」 が存在します。
奥飛騨温泉郷の温泉を周遊しながら、堪能したい方にぜひお薦めなのが、「湯けむり」手形です。
この手形の裏側には3枚のシールが添付されています。
加盟施設の中から入ってみたい温泉施設を探し、その入浴に必要なシールを渡します。
温泉施設によって必要となる枚数が違ってきますが、最大で3カ所の入浴が可能です。
3枚のシールが貼ってある手形の下に「奥飛騨温泉郷」のマークが印字してあり、3つ揃うと景品(バスタオル)がもらえます。
この手形は1,200円で、加盟施設で販売されています。
標高1,117mの新穂高駅と、標高2,156mの西穂高口駅を、2本のロープウェイで結んでいます。
標高2,000mの雲上のパノラマ風景は絶景そのもの。
四季を通じて北アルプスの大自然を堪能できます。
特に西穂高口駅の展望台は「ミシュラン・グリーンガイド」にて2つ星に認定されたほどです。
住所 : 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉
マップ : Googleマップ
アクセス :
・松本からバスで約2時間10分
【車の場合】定休日 : 無休(悪天候時・点検の際は休業あり)
電話番号 : 0578-89-2252
営業時間 :
料金 :
注意点 : 駐車場:新穂高温泉駐車場 1回500円~
公式サイト : 新穂高ロープウェイ
岐阜県は歴史的な観光スポットから最新スポットまで、見どころが満載で訪問者を飽きさせません。
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最終更新日 : 2022/07/04
公開日 : 2017/03/07