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まず白川郷とはどこを指すかについて、本記事では 岐阜県 の白川村をそう呼ぶことにします。
もちろん、観光では世界遺産にも登録されている合掌造りの集落(荻町地区)がメインですが、白川村のその他地区にも観光スポットがありますので、それらもご紹介します。
その白川村は岐阜県の北西部のコーナーにあり、 富山県 と 石川県 に接していますが、ほとんどが険しい山地で、その中を庄川が五箇山の方へ流れています。
白川郷には鉄道は通っていませんので、バスや自動車で行くことになりますが、合掌造りの荻町地区までのアクセスは次の通りです。
昔から飛騨国の庄川の流域を白川郷と呼び、現在の白川村辺りを下白川、上流の荘川や清見の一部を上白川としていましたが、上白川は高山市に合併したこともあり、残った白川村を白川郷と呼ぶことが多くなっています。
この白川郷や富山県の五箇山などは険しい山地で、有数の豪雪地帯であり、昔は陸の孤島あるいは秘境とも呼ばれるエリアでした。
そのため、他地域との交流は限られ合掌造りを含めて独特の風習・伝統が守られてきました。
交通事情は庄川沿いに国道156号線が開通し、その後御母衣ダムの建設などもあり道路が整備されていきますが、本格的に便利になるのは東海北陸自動車道の開通後のことでした(2008年全線開通)。
合掌造りは、白川郷や五箇山独特のもので、この地方の風土と深く結びついています。
つまり、狭い土地に大家族で住み、養蚕などを屋内でできる、しかも豪雪に耐える家屋が必要とされました。
これらをクリアするのが合掌造りの大きな家で、1階で居住し、2階・3階では養蚕などの作業が行われたものです。
構造的には、屋根の骨格を形作る木材を上で交叉させ手を合わせる形にし、切妻屋根にして、茅を葺くものです。
合掌造りについては、昭和に入ってから関心がもたれ、ドイツ人の建築家ブルーノ・タウトがこの地域に合ったものと称賛したこともあって注目されるようになりました。
一方では、離村などで放棄される合掌家屋も出るようになり、また庄川流域に作られるダムで水没する所も出てきました。
そのために、合掌造りを保存する運動が起り、合掌造りを移築し現・野外博物館民家園が作られたり、国の重要文化財に登録されるなどの動きが出てきました。
さらに1975年には荻町集落が国の重要伝統的建物群保存地区として認められ、そのうえ1995年には五箇山と共に「白川郷と五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界遺産として登録されました。
なお、荻町の合掌家屋の多くが、現在も住民がそこで生活をしていることも特徴で、世界遺産の中でも数少ない登録例となっています。
白川郷の中でも見どころが集中しているのが荻町エリアで、重要伝統的建物保存群や世界遺産に登録されている建物が立ち並んでいます。
合掌造りの建物は全部では100棟ほどありますが、程度の良いものが60棟世界遺産に登録され、五箇山を含めて最も大きい集落となっています。
また、世界遺産には登録されていない屋外博物館合掌造民家園などもこのエリアにありますので、これらも含めてご紹介します。
荻町の各スポットまでの所要時間などは、せせらぎ公園駐車場の隣にある「総合案内所であいの館」を起点としていますのでご承知ください。
なお、このエリアの観光案内で聞きたいことがあれば同案内所にお尋ねください(電話番号:05769-6-1005)。
和田家は代々白川郷の名主や番所の役人などを務め、また煙硝(火薬)や生糸を扱って栄えた旧家ですが、国の重要文化財にもなるなど、白川郷を代表する合掌家屋です。
その建物は間口は14間、奥行き7間と大きく、築後300年以上経っても保存状態が良い家屋です。
現在も住人が生活していますが、1階と2階が公開されています。
また、囲炉裏には年中火が入れられており、その周りでくつろぐこともできるのも魅力です。
住所 :岐阜県大野郡白川村荻町997(荻町集落の北側です)
マップ: Googleマップ
アクセス :総合案内所から徒歩約15分、白川郷バスターミナルから約4分
電話番号 :05769-6-1058
定休日 :不定休
営業時間 :9:00~17:00
料金 :大人300円 子供150円
明善寺は真宗の古刹で、本堂・庫裏・鐘楼すべてが茅葺きであり、合掌造りの寺として知られています。
特に庫裏は1817年に建立された5層の合掌造りで、1階の客間には庭園に面した回廊が設けられ、2階は郷土館になっていて、地元の農耕具・養蚕の道具などが展示されています。
その他、鐘楼門は珍しい茅葺きの2層で、またイチイの大木は岐阜県の天然記念物となっているなど、見所が沢山あります。
住所 :岐阜県大野郡白川村荻町679
マップ: Googleマップ
アクセス :総合案内所から徒歩約5分
電話番号 :05769-6-1009
定休日 :不定休
営業時間 :4月~11月は8:30~17:00、12月~3月は9:00~16:00
料金 :大人300円 子供100円
民家園は、荻町の合掌集落から吊橋を渡った所にある野外博物館で、人は住んでいない展示用の施設ですので、遠慮なく見ることができます。
作られた経緯は、合掌造りが失われることから守るために、白川村が合掌家屋などをこの地に移築したことからです。
1968年に3棟を移築したのが始めで、その後も増加し体験施設も加えて現在に至っていますが、施設の総数は26棟の合掌造りがあり、そのうち9棟は岐阜県の重要文化財となっています。
建物の種類は、主屋の他に板倉(穀物倉庫)や稲架小屋・馬小屋・唐臼小屋などがあり、様々な用途で合掌造りが用いられてきたことが分かります。
なお、この民家園の建物は、重要伝統的建物群保存地区や世界遺産の対象とはなっていませんが、本物の合掌造りであることに違いはありません。
各種展示の他、4月中旬から10月下旬までの期間限定で予約制ですが、わら細工・ひで細工(ヒノキの薄板を利用)・そば打ちの体験学習ができます。
住所 :岐阜県大野郡白川村荻町2499
マップ: Googleマップ
アクセス :総合案内所から徒歩約3分
電話番号 :05769-6-1231
定休日 :4月~11月までは無休、12月~3月までは木曜日、ただし祝日の場合は翌日
営業時間 :3月~11月までは8:40~17:00、12月~2月までは9:00~16:00
料金 :大人600円 小人400円
荻町の合掌集落を高台から見下ろすことができる展望台が2つありますが、2つ併せて城山展望台と呼ぶこともあります。
どちらも昔の山城の跡地に隣接していますが、白川郷の代表的な絶景を堪能できる大人気のスポットです。
一つは「天守閣展望台」ですが、この土地は「お食事処・天守閣」の私有地となっている所で、ただし展望台は一般に開放されていますのでお楽しみください。
もう一つは「城跡展望台」で、こちらは公の施設ですが、木が眺めの邪魔になるという声も聞かれますし、天守閣展望台のほうが無難かもしれません。
なお、こちらは冬季は閉鎖されます。
展望台までのアクセスは、雪のないときには徒歩で行くこともでき、総合案内所からは約30分、麓のバスターミナルから約20分となっているため、ハイキングとして楽しむのもオススメです。
次にシャトルバス(白山タクシーが運行)で展望台に行く場合、和田家前にある白水園の南側から出発し、天守閣展望台近くに到着します。
時間帯は9時から16時まで、行き帰り共20分間隔で運行され、料金は片道中学生以上200円です。
次に車で行く場合、国道360号線で約1kmの所から右に入り展望台に進み、「天守閣」の駐車場を利用することもできますが、隣接する公営の無料駐車場も台数は少ないですが利用できます。
毎年1月から2月の週末などに荻町集落のライトアップが行われ、この展望台からの眺めや写真撮影が大人気です。
雪の危険性もありますので、そのときの交通は所定のシャトルバスのみとなり、人数も制限されます。
住所 :岐阜県大野郡白川村大字荻町889(食事処天守閣)
マップ: Googleマップ
アクセス :記事中に記載
電話番号 :05769-6-1728(食事処天守閣)
白川郷では毎年秋に五穀豊穣や家内安全を願って「どぶろく祭り」が行われます。
どぶろくは伝統の製法により1月に各神社の酒蔵で仕込まれ、秋に神に供えられますが、お祭りの日には御神幸や獅子舞・民謡などが催されたうえ、一般にもどぶろくが振る舞われ、大変賑わいます。
それが行われる神社の一つが白川八幡神社で、その境内には常設の「どぶろくの館」があり、お祭りの模様が展示されていますので、独特のお祭りの様子をご覧ください。
なお、入館者には赤盃1杯のどぶろくが振る舞われます。
白川八幡神社のどぶろく祭りは2017年には10月14・15日に行われ、その他鳩谷八幡神社・飯島八幡神社も続いて行われましたが、2018年以降は現地(総合案内所など)にご確認ください。
住所 :岐阜県大野郡白川村荻町 559
マップ: Googleマップ
アクセス :総合案内所から徒歩約5分
電話番号 :05769-6-1655
定休日 :10月13日~16日、12月~3月
営業時間 :9:00~17:00
料金 :大人300円 小人100円
荻町の中央部にある本覚寺の境内にある1本桜ですが、珍しい八重咲きの桜で岐阜県の天然記念物に指定され、飛騨・美濃さくら三十三選にもなっています。
この桜は樹齢が200年以上で、花弁は90枚以上もある大型の八重桜で、もともと塩釜桜といわれてきましたが、1969年に桜などの植物の研究と写生をする太田洋愛が疑問に思い、専門家に鑑定を依頼しました。
その結果、新種であることが判明し、太田洋愛の名前から「オオタザク」と名付けられた珍種中の珍種です。
なお、本覚寺境内にはもう1本樹齢100年のおおた桜があります。
開花時期は例年5月中旬です。
住所 :岐阜県大野郡白川村荻町813
マップ: Googleマップ
アクセス :総合案内所から徒歩約5分
電話番号 :05769-6-1311 (白川村観光振興課)
拝観時間:自由
拝観料:無料
荻町エリアは庄川を挟んで東側に荻町集落があり、西側にせせらぎ公園駐車場や合掌造民家園などがありますが、2つの吊橋で両岸を周遊できる遊歩道があり、「せせらぎ歩道」と呼ばれます。
上流側の橋は「であい橋」というロマンチックな名前で、長さが107mのコンクリート製吊橋で、「総合案内所であいの館」の近くにあります。
また、下流側の橋は手掘りの岩穴トンネルとつながっており、この辺りも趣のある景色となっています。
荻町地区のオススメのイベントをご紹介しますので、旅行の時期などの参考にしてください。
なお、どぶろく祭りは前記「どぶろくの館」をご覧ください。
雪の世界に合掌造りが浮かびあがる白川郷の冬の風物詩として大人気のイベントです。
期間は1月から2月の週末の4回程度しかありませんので、出掛ける場合は事前に日程など現地にご確認ください。
なお、2018年の実施日は1月21日(日)・1月28日(日)・2月4日(日)・2月12日(月)で、時間帯は17:30~19:30でした。
ライトアップされるときには集落内を散策することができる他、城山展望台から眺めるのも大変な人気ですが、雪もあり危険防止のため、シャトルバス以外での往来は禁止されています。
また、シャトルバスの整理券は村内の宿泊者を優先し、人数制限がある他、駐車場などの制約がありますので、詳しくは白川郷観光協会(電話番号:05769-6-1013)にお尋ねください。
合掌造民家園については前にご紹介しましたが、同園でもライトアップが行われます。
2018年以降の日程は同園(電話番号:.05769-6-1231)にお尋ねください。
合掌作りの家屋は茅葺きのため、防火対策が大変重要で、そのため集落内に約60の放水銃を設置しており、毎年10月下旬から11月上旬に放水訓練を実施しています。
合掌造りの屋根と放水が多数立ち上る光景は、観光の対象としても人気です。
もちろん、城山展望台ではカメラで狙う人が大勢集まってきます。
なお、2017年は10月29日に行われましたが、2018年以降については、白川村役場(電話番号:05769-6-1311)にお尋ねください。
せっかく白川郷に訪れたなら、荻町以外の観光スポットも散策しましょう。
合掌造りの家屋の他に、迫力満点のダムやおこもり感が味わえる温泉宿もあり、白川郷の魅力をより満喫でますよ。
旧・遠山家住宅は、荻町の和田家住宅と共に国の重要文化財に登録される、白川郷を代表する合掌造りの家屋です。
荻町と離れた御母衣エリアにあるため、世界遺産には入っていませんが、4層建ての大きく立派な住宅で、ブルーノ・タウトや柳田国男なども訪ねており、合掌造りを世に紹介するきっかけとなったとも言われています。
主屋は1827年に建築され、1階には10もの部屋があり多いときは数十人が暮らしており、2階から4階は養蚕、階下では煙硝作りが行われていました。
1968年まで遠山家の人が住んでいましたが、その後白川村に移管され、白川村の生活に関する資料が展示される民俗館となっています。
また、いろり端で郷土食を頂くこともできます。
住所 :岐阜県大野郡白川村御母衣125
マップ: Googleマップ
アクセス :荻町地区から国道156号線を車で約15分
電話番号 :05769-5-2062
定休日 :水曜日ただし祝日の場合は前日、年末年始
営業時間 :10:00~16:00
料金 :大人300円 小人150円
御母衣ダムは、電源開発のために庄川を堰き止めて作ったダム湖です。
完成は1960年ですが、その工法は石と粘土で固めたロックフィル式で、高さが131m、幅が405mもあり、当時は東洋一の規模でした。
その様子はダムの下部にあるサイドパークから見ることができ、また「御母衣電力館」には建設の模様などが展示されています。
ダムは白川村から荘川村(現・高山市)にかかりますが、合掌造りを含む住宅の水没に対する反対運動や、荘川桜と呼ばれる巨木の移植などを伴いながら実行されたものです。
庄川桜は国道沿いの湖畔にあります。
住所 :岐阜県大野郡白川村大字牧140-1 (ダムサイドパーク電力館・荘川桜記念館)
マップ: Googleマップ
アクセス :荻町地区から車で約40分、東海北陸自動車道の庄川ICから約15分
電話番号 :05769-5-2012
定休日 :水曜日ただしゴールデンウィーク・夏休み・紅葉期間は無休、冬季(12月16日~3月14日)は閉鎖
営業時間 :9:00~16:00
料金 :無料
白川郷平瀬温泉は、荻町エリアから車で15分ほどの国道156号線沿いにあり、民宿が2軒、旅館が8軒、日帰り温泉が2軒あります。
その中で、唯一合掌造りの温泉宿の「白山荘」(上の写真)などを利用してはいかがでしょうか。
源泉は白山中腹から93℃もあるものを引き、掛け流しで利用でき、部屋数は4室だけですので、貸切に近い感じで滞在できます。
宿泊料は1人1泊2食付きで8,300円(税別)からです。
また、足湯を一般にも開放していますので、お立ち寄りもオススメです。
住所 :岐阜県大野郡白川村平瀬87
マップ: Googleマップ
アクセス :荻町地区から車で約15分
電話番号 :05769-5-2114
長く旅程を取れる場合は、白川郷周辺の観光スポットも合わせて回るのがおすすめです。
白川郷とはまた雰囲気の異なる雄大な自然を感じて、日々の疲れを癒しましょう。
この道路は岐阜県の白川村と石川県の白山市を結ぶ約33kmの有料道路で、荻町地区からすぐ近くに入り口がありますので、ドライブをオススメします。
なお、以前は「白山スーパー林道」でしたが、近年では愛称の「白山白川郷ホワイトロード」と呼ぶことが多くなっています。
道路は標高600mから1450mの高地にあり、白山や北アルプスを眺めることができ、また紅葉の見事さは格別です。
ただし、冬季・夜間は通行できませんのでご注意ください。
さらに石川県側には滝も多くあり、代表例はホワイトロードの中ほどにある「ふくべの大滝」ですが、駐車場の近くに滝壺があります。
住所 :岐阜県大野郡白川村鳩谷~石川県白山市尾添
マップ: Googleマップ
アクセス :荻町せせらぎ公園駐車場からホワイトロード鳩谷入り口まで約5分
電話番号 :076-256-7341(白山林道石川管理事務所)
定休日 :例年11月10日から6月上旬まで閉鎖
営業時間 :6月~8月は7:00~18:00、9月~11月は8:00~17:00
料金 :普通車片道1600円、Uターンも可能でその場合は片道料金
天生峠は白川村から飛騨市(旧・河合村や古川町など)へ抜ける峠で、峠からは白山連峰などの絶景と、ブナの原生林が広がる自然を満喫できるスポットです。
駐車場やトイレがありますので、白川郷から飛騨市へ行く途中に寄っても良く、あるいは天生湿原などへのトレッキングを楽しむことができます。
峠の標高は1289mで、白川郷からは800mほど上ることになりますが、道幅は狭く曲がりくねった悪路が続き、また冬季は積雪のため閉鎖となります。
一帯は岐阜県立の自然公園であり、新緑や紅葉が見事ですが、天生峠から原生林の中の遊歩道を進むと約50分で天生高層湿原に到着し、ミズバショウの群生地を見ることができます。
ミズバショウの時期は6月頃で、その他の花としてはニリンソウ・タテヤマリンドウ・キヌガサソウなどがあります。
住所 :岐阜県大野郡白川村・飛騨市河合町
マップ: Googleマップ
アクセス :荻町地区から車で約40分
電話番号:0577-65-2383 (県河合振興事務所)
定休日 :積雪のため例年11月中旬から5月一杯まで閉鎖
牧歌の里は、ひるがの高原にあるテーマパークで、白川郷から南に約50kmの所にあります。
花については春のスイセン・チューリップ、初夏のミズバショウ・シバザクラ、夏のラベンダー、秋のコキアなどを楽しむことができます。
また、動物も馬・ジャージー牛・アルパカ・羊などがいてふれあうことができます。
雪のあるときはソリやスノーラフト・チューブなどもあり、年間を通して楽しめるスポットです。
住所 :岐阜県郡上市高鷲町鷲見2756-2
マップ: Googleマップ
アクセス :東海北陸自動車道の白川郷ICから「ひるがの高原スマートIC」まで約50分、そこから約4分
電話番号 :0575-73-2888
定休日 :通常期は無休、冬季は原則火曜日休日
営業時間 :通常期は10:00~17:00、冬季は15:30まで
料金 :通常期は大人1130円、中高生920円、4歳~小学生610円、冬季は大人600円、小人300円
白川郷の周辺で食事をしたり休憩するなら、やはり合掌造りのお店で雰囲気を楽しみたいですね。
そして頂くものもできるだけ郷土料理や地元の食材がおすすめですので、そういう中からオススメのお店をピックアップしてみました。
「いろり」は和田家の近くにある合掌造りの食事処で、雰囲気のある店で郷土料理を楽しめると人気を呼んでいます。
店内には土間に囲炉裏が設けられており、囲炉裏を囲んで食事をするということになればラッキーですね。
なお、他に広い座敷もあります。
同店は季節に応じ山菜・飛騨高原野菜・きのこ・漬物など地元の食材をできるだけ使い、伝統料理のスローフードでもてなしたいとのことです。
メニューは多彩ですが中でも定食類が豊富にあり、まず飛騨牛陶板焼き定食(1620円)ではとろけるような飛騨牛を堪能できます。
また、焼きとうふ定食(1296円)は当地独特の固い豆腐を焼いたものに、独特のたれをかけて食べるもので、他に高山で有名な朴葉味噌定食(1296円)などがオススメとなっています。
その他に単品メニューやそば・うどんなど多種が用意されています。
住所 :岐阜県大野郡白川村荻町374-1
マップ: Googleマップ
アクセス :総合案内所から徒歩約15分、白川郷バスターミナルから徒歩約5分
電話番号 :05769-6-1737
定休日 :不定休
営業時間 :10:00~14:00
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
もう一つ合掌造りの食事処をご紹介します。
貴太の庄は築250年の合掌造りのお店で、1階が食事処、2階が民芸品の展示室(無料)となっています。
荻町の奥(南側)にあり、一番の中心から少し外れるため、比較的ゆっくり食事を楽しむことができますよ。
メニューは郷土料理が一通り揃っていて、例えば朴葉みそ焼定食(1365円)は飛騨牛と味曽の組み合わせが人気です。
また、地元産の新鮮なイワナを使った岩魚塩焼定食(1575円)もオススメのメニューです。
住所 :岐阜県大野郡白川村荻町2671-1
マップ: Googleマップ
アクセス :総合案内所から徒歩約10分
電話番号 :05769-6-1506
定休日 :不定休
営業時間 :10:00~16:00
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
当地のグルメで蕎麦は名物の一つで、荻町集落の中に何軒もお店がありますが、少し外れた所にある蕎麦庄「やまこし」をご紹介します。
場所は東海北陸自動車道から荻町集落へ入る直前の庄川の東側にあり、合掌造りの古民家を移築し、蕎麦店と旅館を営業しています。
自家栽培の蕎麦を石臼で挽き、出来たての蕎麦を食べてもらうことにこだわっているため、これを目当てに白川郷へ来る人も沢山います。
メニューとしては、おろし蕎麦(1050円)・ざる蕎麦などの蕎麦と共に、山菜の天ぷら・岩魚の塩焼きなども出来たてを頂けますよ。
住所 :岐阜県大野郡白川村荻町1786-3
マップ: Googleマップ
アクセス :荻町せせらぎ公園駐車場から車で約10分、東海北陸自動車道の白川郷ICから約5分
電話番号 :05769-6-1165
定休日 :木曜日
営業時間 :11:00から売り切れ次第終了
注意点 :上記はランチについてのことで、宿泊は別途となります。
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
白川郷を観光したら一息つきたくなるかもしれませんね。
折角白川郷にきたのですから、合掌造りで休める所があります。
それが「落人」という喫茶店で、炉端の席もあり、時間も気にせずほっこりできる空間です。
いろりに架けられた「ぜんざい」(700円)はお代わり自由で、大人気ですし、コーヒー(500円)はカップも選べるなど嬉しい所です。
なお、ONEPIECEの作者の尾田さんが同店を気に入り、作品の中で舞台に取り入れたことでも知られています。
住所 :岐阜県大野郡白川村荻町792
マップ: Googleマップ
アクセス :総合案内所から徒歩約5分(神田家の近く)
電話番号 :090-5458-0418
定休日 :不定休
営業時間 :10:30~17:00
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
白川郷の見どころをご紹介しました。
世界遺産に登録されている荻町集落はまさに合掌の里で、ジブリのようにも感じられ、日本の原風景のようにも思われますね。
沢山ある家屋などから和田家や展望台など見応えのあるスポットをご紹介しましたので、どうぞ参考にしてください。
また、荻町エリア以外の白川郷や周辺にもオススメがありましたので、そちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
さらに、白川郷周辺のグルメについても白川郷らしい雰囲気のあるお店や料理などをご紹介していますので、こちらもご利用され、楽しく白川郷を旅されますようお祈りします。
最終更新日 : 2022/04/14
公開日 : 2018/05/15