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石川県のほぼ中央に位置する金沢市は、石川県の県庁所在地です。
また、金沢は加賀百万石の城下町でもあり、1996年に人口三十万人以上を要件とする中核市に指定されました。
金沢には昔ながらの古き良き街並みが広がっており、かつて加賀の戦国大名であった前田家歴代藩主が興した伝統的な工芸や芸能が残っています。
金沢観光をするのであれば、比較的天候の良い4〜5月、10月に行くと良いかもしれません。
梅雨の影響が大きくないことや、台風の直撃が少ないところは観光客にとって好都合ですよね。
夏にはフェーン現象といって山から吹く乾いた風によって気温が35℃を超えることもあるため、夏の金沢観光には気を付けてください。
金沢市民の台所である近江町市場、保存区域となっている旧新町区域や武家屋敷があるエリアです。
観光客の玄関である金沢駅からもアクセスが良く見所も満載。
主要な観光スポットとしては近江町市場、主計町茶屋街、彦三緑地などがあります。
金沢の玄関口・金沢駅は北陸新幹線の開業に合わせて大規模な改修が行われ、駅舎が綺麗になっただけではなく、見応えのある観光スポットに生まれ変わりました!
まずは金沢駅のおすすめポイントを紹介します。
金沢駅東口(兼六園口)を出ると、おしゃれで開放感のある駅舎が出迎えてくれます。
これらの建物は「鼓門(手前)」と「もてなしドーム」と呼ばれています。
この駅舎は2011年のアメリカの旅行雑誌「トラベル・レジャー」のウェブ版において、日本で唯一「世界で最も美しい駅14選」に選ばれました。
世界も認める金沢駅を、旅の始まりに是非チェックしてみてください。
電車の合図に発車メロディーがある駅は多いですよね。
中にはご当地発車メロディーもあり、旅の楽しみの1つです。
金沢駅の北陸新幹線ホームの発車メロディーもご当地発車メロディーとなっていますが、発車メロディーを作曲したのは、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースをしている中田ヤスタカさんです。
中田さん自身が金沢出身であることから実現しました。
伝統と創造が合わさる金沢の街と新幹線のスピード感を表現したメロディーとなっています。
「どのようなお土産があるのか予習したい」「お土産買うの忘れた…」「もうちょっとお土産を見てみたい!」という経験ありますよね。
金沢駅には「 金沢百番街 」というショッピングモールがあります。
中でも「あんと」呼ばれているエリアでは金沢のお土産や工芸、グルメが揃っています。
帰りに金沢のお土産を購入するのはもちろん、観光の前に立ち寄ってお土産の予習をするのもいいかもしれません。
筆者のおすすめは清香室町の有名和菓子である「銘菓 くるみ」。
一口サイズの最中の中に自家製の餡とくるみが一粒まるごと入った贅沢な一品です。
第22回全国菓子大博覧会にて名誉総裁賞を受賞した実績を持っています。
金沢にいらしたのであれば、是非とも手に入れておきたいお土産です。
住所:金沢市木ノ新保町1番1号
マップ: Googleマップ
営業時間:
金沢百番街 あんと
ショッピング 8:30~20:00
お食事 11:00~22:00(店舗により異なる)
金沢の台所とも呼ばれている近江町市場。
鮮魚店や青果店、飲食店など約150店が軒を連ねています。
近江町市場では新鮮な日本海の幸や野菜を入手することができます。
珍しい魚やごはんにぴったりの珍味を見つけ、旬の食材をゲットしましょう。
金沢で特に有名な鮮魚は「のどぐろ」です。
高級食材ではありますが、近江町市場では交渉次第では価格を負けてもらうことも可能です。
市場内では気さくに話しかけてくれるお魚屋さんのおじさんたちがたくさんいらっしゃいます。
金沢のグルメ情報や観光情報も仲良くなれば聞くことができますよ。
旅中に市場に行くと、生ものばかりで持って帰れない時もありますよね。
近江町市場では、食べ歩きやその場で食べられるお店が多く点在しています。
新鮮な海産物や料理をその場で堪能できます。
中でもおすすめは「どじょうの串焼き」です。
100円前後(時価)で買うことができます。
どじょうの串焼きは、市場の中にある「杉本水産」や「みやむら」などの店で入手できるので、ぜひ召し上がってみてください
住所:金沢市上近江町50
マップ: Googleマップ
アクセス:武蔵ヶ辻バス停からすぐ
営業時間:店舗によって異なる
公式URL: 近江町市場
主計町茶屋街も昔ながらの料亭や茶屋が建ち並び、夕暮れ時には街灯の光が、付近を流れる浅野川の水面に映し出されます。
他の茶屋街と比べると静かで、落ち着いて散策を楽しむことができます。
石畳の続く路地に優雅な三味線の音色が響き渡り、幻想的な雰囲気が味わえます。
主計町茶屋街の周辺には、おしゃれで風情のある道も多く点在しています。
今回は風情のある橋と坂を紹介します。
中の橋は浅野川に架かる歩行者専用の木造の橋です。
小説家の泉鏡花の代表作でもある「照葉狂言」の舞台にもなりました。
夜にはライトアップされるので、ロマンチックな橋の景色を見ることができます。
久保市乙剣宮という神社の境内から、主計町茶屋街へと下る薄暗い石段の坂。
日中も日の光が当たらないことから、この名称がつけられました。
金沢の尾張町に住む旦那衆が主計町茶屋街に来る際に、お忍びで利用していました。
暗がり坂に並行する坂で、こちらも尾張町から主計町茶屋街に通じています。
2008年までは名前の無い坂道でしたが、地元住民からの依頼を受けて作家の五木寛之さんが命名しました。
住所:金沢市主計町
マップ: Googleマップ
アクセス:橋場町バス停 徒歩4分
金沢の有名観光スポットが凝縮されているエリアです。
はじめて金沢観光をするのであれば、まずはこちらに行って頂きたいと思います。
主要な観光スポットとしては兼六園、金沢城、金沢21世紀美術館などがあります。
金沢の代表的な観光スポットを集中的に見たいのであれば、このエリアを一日かけて回るコースとして用意しておくと良いかもしれません。
水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本三大庭園の1つに数えられている兼六園。
金沢といえば兼六園、と言っても過言ではないほどの定番スポットです。
兼六園は春には桜、夏は緑、秋には紅葉、そして冬は雪景色と四季でそれぞれ違った景色が楽しめます。
兼六園は早朝に入場した場合なんと無料で入園することが可能です。
お手軽に見学したい人はもちろん、早朝は昼間に比べて人が少ないので、朝の散歩がしたい人や他人を気にせず写真を撮りたい人、じっくりと見学したい人におすすめです。
無料入園時間は時期によって異なります。
※有料入園時間の15分前まで見学することができます。
兼六園の中にはお茶とお菓子がいただけるスポットが点在しています。
串団子など少しだけ短時間で食べられるものあれば、抹茶を楽しめるお店もあります。
各々の時間やその場の気分で判断しても良いですね。
写真は園内でいただける「あんころ餅」です。
兼六園の美しい景色を見ながら、ゆったりとお茶とお菓子を頂きましょう♪
住所:金沢市兼六町
マップ: Googleマップ
営業時間:
3月1日~10月15日 7:00~18:00(退園時間)
10月16日~2月末日 8:00~17:00(退園時間)
休園日:無休
入園料:
大人(18歳以上)320円
小人(6歳~18歳未満)100円
アクセス:兼六園下バス停 徒歩3分
公式URL: 兼六園
※合わせて読みたい: 兼六園の見どころを徹底解説!市内一望の景色に風情溢れる庭園美
兼六園と並ぶ金沢の定番観光スポット、そして金沢のシンボルともいえる金沢城。
場所も兼六園に隣接しているため、同時に行くのがおすすめです。
平成に入り、復元工事が進んでいるため、当時の雰囲気をますます感じられるようになりました。
金沢城公園内は、毎週金曜日・土曜日の夜に日没から夜21時まで夜間開放されます。
その間、金沢城とその周辺の建造物でライトアップが行われています。
昼間の金沢城とは違った景色をお楽しみください♪
北陸新幹線の金沢開通に伴い整備がなされていたこちらの玉泉院丸庭園。
お昼も綺麗ですが、夜のライトアップも見逃せません。
2015年の3月7日に復興整備が終わりオープンしました。
金沢の庭園といえば「兼六園」が非常に有名ですが、玉泉院丸庭園も優雅で落ち着くスポットなので合わせて寄っておきたい観光名所です。
玉泉庵では抹茶や和菓子を味わいながら休憩することができます。
休憩しながら庭園を眺めることができるので、疲れた体も休まりますよ。
ちなみに、和菓子付きの抹茶は720円です。
住所:金沢市丸の内
マップ: Googleマップ
アクセス:兼六園下バス停 徒歩3分
入場料:
公園内 無料
城内(菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門)
大人 310円
子ども 100円
公式URL: 金沢城公園
兼六園の近くにある美術館。
しかしながらこれまで紹介してきた観光スポットとは一転し、建物や展示物は近代的なデザインとなっています。
建物が丸い形をしていることから「まるびぃ(丸い美術館)」という愛称で親しまれています。
館内には世界各国の精鋭アーティストたちが創作した、不思議で面白い作品が多く点在しています。
中でも多くの観光客はこちらのレアンドロ・エルリッヒ作の「スイミング・プール」をお目当てに来ています。
まるで水の中にいるような心地で癒されるひと時を過ごすことができます。
とてもフォトジェニックなスポットなので、たくさんの観光写真を撮ってみてくださいね。
晴れの日はもちろん、雨の日でもまた違った雰囲気を楽しめて良いですよ。
難しいと言わている現代アートを楽しく身近に感じさせ、いつも来館者を魅了しています。
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
マップ: Googleマップ
アクセス:「香林坊(アトリオ前)」下車から徒歩約5分
入場料:入館料無料、展覧会観覧料は内容や時期により異なる
営業時間:
【交流ゾーン】9:00〜22:00
【展覧会ゾーン】10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
公式URL: 金沢21世紀美術館
※合わせて読みたい: 「金沢21世紀美術館」の見どころを徹底解説!無料エリアも満載のアートな観光スポット
神社にもかかわらず、神門にステンドグラスがあって大変珍しい建築物です。
歴史は古く、明治初期に建てられて現在は国の重要文化財に指定されています。
ご覧の通りギヤマン(ステンドグラス)が綺麗に映えています。
また、こちらの神社には加賀藩祖前田利家公と正室のお松が祀られています。
立地は金沢の中心部にあり、アクセスが良いので行きやすいですよ。
和と洋が融合した建築物を間近でみたい方は是非とも足を運んでみてください。
住所: 石川県金沢市尾山町11-1
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで10分(北陸鉄道バス) 、「南町」下車から徒歩で3分
成巽閣は、加賀藩の13代藩主前田斉泰が母である真龍院のために建てた隠居所であり、現在は歴史的建造物として多くの観光客が日々訪れています。
兼六園に隣接しているため、兼六園の観光ついでに是非とも足を伸ばして頂きたい場所です。
和の雰囲気を楽しめて心が休まります。
館内は庭以外は撮影禁止となっているため、それ以外の光景はご自身の目で確かめてください。
見所はつくしの緑で、約20mにもおよぶ開放的な縁側を臨むことができます。
縁側には柱がないため、すっきりとした印象を与えています。
その他、季節に応じた展示が行われており、観光する時期によってどのような展示がなされているかはお楽しみです。
これまでは、一例を上げると雛人形や着物をテーマとした展示が行われました。
住所:石川県金沢市兼六町1-2
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで15分
電話番号:076-221-0580
営業時間:9:00~17:00(受付は16:30まで)
休業日:水曜日(祝日の場合翌日、その他12月29日~1月2日)
公式URL: 成巽閣
金沢神社は、学問の神様である菅原道真を祀っている神社です。
かつては一般の方の参拝が禁止されていましたが、今では自由に参拝することが可能となっています。
兼六園付近にあるので、観光ついでに立ち寄るのが良いでしょう。
境内にある金城霊沢は金沢の地名の由来となった場所です。
むかし、芋掘藤五郎がこの地で芋を掘っていたところ、なんと砂金が見つかりました。
掘っていた芋などに付着していた砂金を洗い出していたことから、金洗いの沢と呼ばれるようになったのです。
1592年に、加賀藩主である前田利家がその名にちなんで金沢と町の名前を付けました。
金沢の名前の発祥となった場所なので、一度は訪問しておきたいところです。
住所:石川県金沢市兼六町
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで15分
公式URL: 金沢神社
しいのき迎賓館は、大正13年である1924に建てられた歴史ある建築物です。
設計は国会議事堂の設計も携わった橋賢吉氏が行なっています。
2002年(平成14年)までは、このしいのき迎賓館が石川県の県庁舎として利用されていました。
今のなお残り続けるしいのき迎賓館は、旧県庁舎としての外観や内観の一部を残し、天然記念物であるしいのきと共に保存されています。
石川県の中でも最も古い鉄筋コンクリート造建築物の一つなので、兼六園や金沢城付近に立ち寄られた際はふらっと寄ってみると良いですよ。
現在はカフェやレストランやセミナールームを完備した多目的施設として利用されています。
そのため、金沢観光の息抜きの場としても活用しやすい場所です。
金沢観光に役立つ総合案内所もあったりと利便性に優れています。
住所:石川県金沢市広坂2丁目1番1号
マップ: Googleマップ
電話番号:076-261-1111
営業時間:9:00~22:00
休館日:年末年始
公式URL: しいのき迎賓館
江戸時代の面影を残すひがし茶屋街や、四季折々の風景を見せてくれる卯辰山があるエリアです。
古き良き街並みから自然を感じられる観光名所が多くあります。
主要な観光スポットとしてはひがし茶屋街、卯辰山、浅野川、宇多須神社、卯辰山三社などがあります。
ひがし茶屋街は文政3年(1820年)に加賀藩公認の茶屋町として始まりました。
木虫籠(きむすこ)と呼ばれている美しい出格子がある建物や石畳が残る街並みが残り、当時の面影を残しています。
ひがし茶屋街は京都の祇園と肩を並べる金沢最大の花街です。
日が暮れて、灯りがともる頃には、美しい風景を魅せてくれます。
また、2001年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、「街並みの文化財」として保存策が進められています。
住所:金沢市東山界隈
マップ: Googleマップ
アクセス:橋場町(交番前)バス停 徒歩3分
ひがし茶屋街には有料で一般公開されているお茶屋さんが2軒あります。
そのうちの1つがこちらの「金沢ひがし廊 志摩」です。
江戸時代から続いている老舗であり、今では国の重要文化財に指定されています。
お茶屋さんなので、中にはカフェがあり休憩にもぴったりですよ。
1820年に建てられた非常に格式の高いお茶屋さんで、中に入るとその名残を垣間見ることができます。
中庭もほぼ当時のまま残されており、非常に趣深いです。
まるで江戸時代にタイムスリップしたような感覚になると思いますよ。
当時の文化を知ることのできる歴史的価値のあるお茶屋さんです。
住所:石川県金沢市東山一丁目13-21
マップ: Googleマップ
電話番号:076-252-5675
営業時間:9:00〜18:00
定休日:無休
料金:一般500円・小中300円
公式URL: 金沢ひがし廊 志摩
ひがし茶屋街の中では一番大きなお茶屋さんとして有名なのが懐華樓です。
金沢市指定保存建造物にも認定されています。
格式高く豪華な内装には感動します。
お昼のみ一般公開されていますが、夜は一見さんお断りとなっており、今でもなお一客一亭でお座敷が上げられています。
カフェに利用するために、金沢観光の途中で足を運ぶのがおすすめですよ。
住所:石川県金沢市東山1丁目14-8
マップ: Googleマップ
電話番号:076-253-0591
営業時間:9:00〜17:00
定休日:無休
公式URL: 懐華樓
※合わせて読みたい: 金沢「ひがし茶屋街」に行ってきた!ノスタルジックな街並みに和スイーツなど見どころを紹介
卯辰山公園はひがし茶屋街の近くにある公園です。
卯辰山からは金沢市内を一望することができます。
晴れの日には日本海を見ることができます。
また、夜には美しい夜景を見ることもできます。
一日の最後に訪れてみるのも良いでしょう。
住所:石川県金沢市卯辰町
マップ: Googleマップ
アクセス:望湖台バス停 徒歩1分
全国でも唯一の金箔専門博物館です。
あまり知られていない事実かもしれませんが、全国で生産されている金箔の約99%は金沢で作れています。
金箔職人であった安江孝明氏が後世に金箔職人の誇りとその証を残したいという思いから建てられました。
館内では金箔に関する美術品や金箔の製造工程を学ぶことができます。
厚さ1万分の1mmという金箔の世界は、見るものにとって金箔職人たちのすごさを実感できる場所となるでしょう。
ひがし茶屋街付近にありますので、ついでに立ち寄る観光スポットとしておすすめです。
住所:石川県金沢市東山1-3-10
マップ: Googleマップ
アクセス:JR金沢駅から路線バスまたは城下まち周遊バスで橋場町下車より徒歩5分
営業時間:
【開館】9:30~17:00 受付は16:30まで
【休館】年末年始(12月29日~1月3日)、展示入替日
料金:一般310円、団体260円(20名以上)、65歳以上210円、高校生以下無料
公式URL: 安江金箔工芸館
浅野川大橋はの歴史は古く、建造されたのは1594年(文禄3年)に遡ります。
加賀藩の初代藩主となった前田利家がかけた橋が発祥とされていて、1922年(大正11年)に現在の浅野川大橋が作られました。
独特のアーチ橋で金沢の紹介時にも使用されており、国道359号線の役割も担っています。
アーチ型が3つもある橋は珍しく、2000年には登録有形文化財に登録。
橋からは茶屋街を眺められて、景観もばっちりです。
住所:石川県金沢市橋場町先
マップ: Googleマップ
アクセス:北陸道金沢東ICより東山方面へ15分
近代的なファッションブランドが数多く集まる香林坊と、伝統的な街並みである長町があるエリアです。
歴史と現代感を同時に味わえる観光名所が盛り沢山ですよ。
特にショッピングメインの観光客にはおすすめです。
江戸時代に、かつての加賀藩の武士たちが屋敷を構えていた長町。
現在は長町武家屋敷跡として観光スポットとなっており、土塀の続く街並みや石畳の路を散策すれば当時の雰囲気を楽しむことができます。
街並みは木羽板葺きの屋根が続き、黄土色の土塀や武士窓のある長屋門に当時の面影を感じることができます。
そして、街作りも外部からの侵入に備え、方向感覚を狂わせるような袋小路や曲がりくねった道が多いのも特徴的です。
また、長町武家屋敷跡には多くの資料館などが点在しており、武士の暮らしを知ることができます。
長町武家屋敷跡は歴史好きや建築好きには見逃せないスポットです。
住所:石川県金沢市長町3
マップ: Googleマップ
アクセス:香林坊バス停
営業時間:施設により異なる(旧加賀藩士高田家跡 9:30~17:00 年内無休)
藩政時代に開業した薬舗である「中屋」を移転した記念館であり、館内では金沢の町文化を垣間見ることができます。
1階では藩政時代の店先を表現した「みせの間」を見ることができ、2階では金沢の町文化に関する資料が展示されています。
昔の生活道具や囲炉裏の部屋を見ることもできたり、どこか懐かしい気持ちを思い起こさせてくれます。
なかには休憩室もありますので、金沢観光の合間に一息つくためにお立ち寄り頂いても良いスポットです。
観光やグルメのついでにいかがでしょうか。
住所:石川県金沢市長町2-2-45
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで香林坊下車より徒歩で5分
電話番号:076-220-2524
営業時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
定休日:年中無休
料金:大人100円、高校生以下無料
公式URL: 金沢市老舗記念館
鞍月用水は永廷年間に作られたと言われていますが、はっきりとした年号はわかっていません。
金沢城の総構堀を整備するために1599年(慶長4年)に構想が練られ、1644年頃に油屋与助が改修を行ったという記録が残されています。
昔の鞍月用水の用途として、金沢城の防火用水や菜種を絞るための風車の動力として利用されていました。
現代では金沢市街地の中心を流れていて、水路は北西部に伸び、その先にある農村地帯で使用されています。
風情を残しつつも変わりゆく金沢の様子に合わせて鞍月用水の表情も変わっていき、閑静な住宅街の市民の憩いの場としてもとしての役割も果たしています。
香林坊の裏通りにも鞍月用水が流れていて、風情ある風景はまるでタイムスリップしたかのような気分にもなります。
鞍月用水に沿って遊歩道も整備されているので、綺麗な水のせせらぎを眺めつつ散策することができますよ。
夏は非常に涼し気で、夕涼みの時に鞍月用水沿いをお散歩するのもおすすめです。
住所:石川県金沢市香林坊2丁目1
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで(北陸鉄道バス)→香林坊下車から徒歩で5分
電話番号:076-220-2194
公式サイト: 鞍月用水
江戸時代といえば武士に階級があり、階級によって住まいや生活が大きく異なっていました。
足軽とは武士の中でも下級に当たるもので、金沢市足軽資料館では加賀藩の足軽の生活の様子などを紹介しています。
足軽というと貧しいイメージをお持ちかもしれませんが、実際に足軽資料館を見てみるとかなり立派な木造一軒家なので驚くかもしれません。
資料館内では足軽の生活の様子を詳しく知ることができる他、実際に生活していた家を忠実に再現していて、家の間取りも目で見てわかります。
また、足軽資料館となっているる建物は、10年ほど前まで住居として使用されていました。
長い期間足軽だった人の子孫の人が代々家を守り、生活していたのです。
住所:石川県金沢市長町1-9-3
マップ: Googleマップ
アクセス:
金沢駅からバスで→南町下車から徒歩で
金沢駅からバスで(北陸鉄道バス)→香林坊下車から徒歩で5分
電話番号:076-263-3640
開館時間:9:30~17:00
休館日:無休
料金:無料
公式URL: 金沢市足軽資料館
※合わせて読みたい: 「香林坊」の見どころを徹底解説!金沢の繁華街で観光からショッピングまで楽しもう♪
金沢の中でも寺院がたくさんあるエリアで、その数は約69にも及びます。
文豪として有名な室生犀星を育んだ犀川や寺町台の道中には趣のある景色が広がります。
主要な観光スポットとしては犀川、妙立寺(忍者寺)、にし茶屋街、成学寺、伏見寺などがあります。
にし茶屋街は文政3年(1820年)にひがし茶屋街と共に誕生しました。
現在でも料亭や芸妓置屋が建ち並んでいます。
にし茶屋街は芸妓さんの数が三大茶屋街の中で最も多く、三味線や太鼓の楽しげな音が聞こえてきます。
「一見さんお断り」のお茶屋が多いので、利用をすることは難しいですが、日本髪を結った芸妓さんを見かけることができるかもしれません。
住所:金沢市野町
マップ: Googleマップ
アクセス:広小路バス停下車 徒歩3分
にし茶屋街の近くに妙立寺という日蓮宗のお寺があります。
一見すると、普通のお寺ですが、別名「忍者寺」と呼ばれており、建物内は巧妙なからくりが随所に点在されています。
隠し階段などの複雑な建造物は、外敵に襲われたことを想定したものとなっています。
また、見学はガイドさんが案内してくれます。
当日の予約も可能ですが、確実に見学したい方は、電話での予約が確実です。
※予約番号:076-241-0888
※予約は3ヶ月前から可能です
※電話受付時間は8:00~17:00です
住所:金沢市野町1-2-12
マップ: Googleマップ
アクセス:広小路バス停 徒歩3分
営業時間:9:00~16:30 最終案内
定休日:1月1日、法要日
公式URL: 妙立寺
金沢市の南端にある奈良岳に源があり北流しています。
中川除町の河畔には、犀川を愛したとされる詩人・室生犀星の文学碑が建っています。
川付近は気持ちが落ち着きますし、金沢観光の休憩がてらに散歩してみてはいかがでしょうか。
この犀川は雄大な景観を持っていることから、別名「男川」とも呼ばれています。
また、犀川中流には犀川大橋がかかっており、国の登録有形文化財に指定されています。
鉄橋大橋として歴史を持つ犀川大橋は、金沢市民に愛されている遺産です。
犀川の散策と合わせて犀川大橋も渡ってみてください。
レトロな雰囲気に思わず写真を撮りたくなってしまうことでしょう。
住所:石川県金沢市片町~野町、千日町
マップ: Googleマップ
電話番号:076-220-2194
寺町寺院群は金沢市寺町と野町にある寺院の総称です。
藩政期において、一向一揆に対する防衛策として、寺町に寺院が集められました。
寺町はその名の通りお寺がたくさんある町で、その数はおよそ69にもおよびます。
お寺がある風景は日本の音風景100選にも選出されており、フォトジェニックな観光スポットとなっています。
寺町寺院群の中でも有名な観光名所は妙立寺(忍者寺)がありますが、その他にもたくさんの見所があります。
例えば、芭蕉碑のある願念寺や室生犀星ゆかりのお寺である雨宝院など、枚挙に遑がありません。
その他にも、金沢市では最古のお寺と言われている立像寺や、春には綺麗な桜が咲き誇る松月寺などがあります。
にし茶屋街から歩いていける距離ですので、散歩がてらに色々なお寺を散策しておきたいものです。
着物を着ながらゆっくりと散歩をしてみるのも、風情があって良いですよ。
住所:石川県金沢市寺町
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで15分
金沢の願掛け寺として有名なのがこちらの香林寺です。
特に恋愛や結婚の願いが叶いやすいということで、そのような想いを持った観光客などが押し寄せます。
右手に剣を持っている白不動様からはものすごいパワーを感じますよ。
その他、本堂内に設置されている霊薬不動様は、昔から病気などの災いから人々を救って来たとされています。
一願成就と呼ばれている香林寺では、願いは必ず一つだけお願いするようにしましょう。
欲張って複数のお願い事をすると叶わなくなってしまうかもしれません。
香林寺は寺町寺院群の中にあり、金沢の人気観光名所であるにし茶屋街からすぐ行くことができます。
叶えたい願いがある人には是非とも訪れて頂きたい観光スポットです。
住所:石川県金沢市野町1丁目3-15
マップ: Googleマップ
電話番号:076-241-3905
にし茶屋界隈の中にある、2階建ての木造建築が目印。
大正時代の天才作家島田清次郎の小説の舞台になった場所であり、彼が青年期を過ごした妓楼「吉米楼」の跡地に1996年に建設されました。
1階部分は島田清次郎の資料が取り揃えられていて、31歳という短い生涯について詳しく触れることができます。
2階部分はお茶室の再現となっていて、真っ赤な個室が目を引きます。
この他にも金の屏風や漆塗り装飾、三味線、扇子などを展示していて、雰囲気たっぷりです。
金沢市西茶屋資料館では「まいどさん」という観光案内係の方が常駐しています。
これからどこの観光をしようか迷った時に立ち寄って、まいどさんに相談してみるのも良いですね。
また、休憩所の役割も担っているので、少し散策で疲れたときに休憩する場として利用するのもおすすめです。
住所:石川県金沢市野町2-25-18
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで15分→広小路下車から徒歩で3分
電話番号:076-247-8110
開館時間:9:30~17:00
休館日:年中無休
料金:無料
公式URL: 金沢市西茶屋資料館
観光客にとってはあまりアクセスが良いとは言えませんが、それでも観光として行ってみる価値のあるスポットをまとめています。
既に金沢の主要観光スポットを回られた方向けの情報が満載です。
ここまでくれば、あなたも金沢観光マスターになれるかもしれません。
大乗寺は曹洞宗の専門僧堂であり、修行僧たちが毎日厳しい修行をしています。
開山は福井県の曹洞宗大本山永平寺の第三代である徹通義介禅師です。
大乗寺で体験したいこととしては「坐禅」です。
坐禅の仕方をレクチャーしてもらったから実際にやってみましょう。
坐禅する際には大きく2つの方法があり、1つは"何か1つのことを考え続けること"、もう1つは"何も考えず無になること"です。
おそらく1つでも考え事をする方はやりやすいと思いますので、無になる方が難しいですよね。
普段はやることはない坐禅をして、心も体もスッキリすること間違いなし。
なんと無料で体験できてしまうので、大乗寺に行ったら坐禅はかかせません。
住所:石川県金沢市長坂町ル10
マップ: Googleマップ
アクセス:JR金沢駅→北鉄バス市立病院・平和町行きで20分、終点下車より徒歩15分
電話番号:076-241-2680
兼六園から車で約20分ほどのところにある温泉です。
湯涌温泉の由来は、718年に紙漉き職人が1羽の白鷲が羽を休めているところを発見し、そこに近付いてみると"湯"が"涌"き出ていたそうです。
文人である竹久夢二も愛した温泉と言われています。
温泉自体の写真は掲載できませんが、特徴としては無色透明で無臭です。
また、源泉はナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩泉などがあります。
疲れた体を癒したい時には湯涌温泉に浸かりたいですね。
金沢観光の疲れも飛んでいってしまうことでしょう。
住所:石川県金沢市湯涌町
マップ: Googleマップ
アクセス:
金沢駅東口より12番系統 湯涌温泉ゆき(ほくてつバス・湯涌線)で約55分ほどして終点「湯涌温泉」下車。
不等間隔でありますが、1時間に1便運行されています。
公式URL: 湯桶温泉
1694年の建築で、徳川家康の孫娘である珠姫の菩提寺です。
珠姫は加賀藩主三代前田利常の正室でもありました。
天徳院内では、珠姫の生涯描いたからくり人形劇が毎日上演されています。
珠姫が手作りしたという紙の雛人形も見ることができます。
からくりのような技術が当時からあったのだと思うと感動します。
観光客がそれほど多い場所ではないため、金沢の穴場観光スポットとも言える場所だと思います。
湯涌温泉の道すがらにありますので、特に湯涌温泉を目的地として設定されている方は、途中で天徳院に降り立ってみてください。
住所:石川県金沢市小立野4-4-4
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで約20分
電話番号:076-231-4484
営業時間:
12月〜2月:9:00~16:00
3月〜11月:9:00~16:30
休館日:12月~2月:毎週水曜日
公式URL: 天徳院
医王山県立自然公園は、石川県と富山県の境目にある医王山一帯を占める公園です。
綺麗な金沢の眺望とトレッキングを楽しめる観光スポットですよ。
トレッキングコースは初級から上級まで用意されています。
金沢に住んでいる人からすれば、こちらの自然公園は遠足などで一度は訪れる場所のようです。
公園内のコースを歩いていると大沼、三蛇滝、鳶岩などがあって自然を満喫することができます。
足場の悪い道もありますので、くれぐれも観光やトレッキングをする際の服装は動きやすいものにしてください。
まずは医王山県立自然公園で自然を満喫して遊びながら、帰りは湯涌温泉でまったりするのも良い観光プランですよ。
心身ともにリラックスできるのでおすすめです。
住所:石川県金沢市鞍月1丁目1番地
マップ: Googleマップ
電話番号:076-225-1476
県庁舎展望ロビーは石川県庁の19階にあり、東西南北どの方向もガラス張りで80m上空からの風景を楽しむことができます。
金沢市内を一望できるほか、東西南北それぞれの方向にそこから見える景色についての説明パネルが設置されているので、風景の情報を集めやすくなっています。
ロビー内も広々としていて清潔感があり、過ごしやすい空間です。
展望台というと、チケット代が数百円から千円前後かかる場所が多いのですが、石川県庁舎展望ロビーは無料で利用することができるのも嬉しいポイントです。
石川県庁舎展望ロビーは20:00まで景観を楽しむことができます。
金沢市内のナイトビューが一望できて、デートスポットにもおすすめ。
夏の花火大会時は、展望ロビーから打ち上げ花火を見ることも可能です。
お祭り会場まで足を運ぶ時間のない方や、野外は虫が気になるという方にも絶好の花火観賞ポイントとなります。
住所:石川県金沢市鞍月1-1
マップ: Googleマップ
アクセス:JR北陸本線金沢駅西口より金沢港方面へタクシーで8分
営業期間:10:00~20:00
休業日:年末年始
料金:無料
公式URL: 石川県庁舎展望ロビー
おまけ情報として、金沢市内を観光するに便利な乗り物とアイテム、そして頼れるガイドさんを紹介します。
金沢の主要観光地はほとんどが、金沢駅から徒歩20分圏内にあります。
そのため、移動にはレンタサイクルが便利です。
晴れた日にサイクリングで回るのも気持ちが良いですよね。
市内には22ヵ所のポート(貸し借りをする所)があり、その多くが市内の主要スポット付近にあるため、気軽に利用することができます。
金沢市内にはバスが走っています。
その中でも観光に便利なのは、「城下まち金沢周遊バス」です。
金沢駅東口から12分間隔で運行されており、市内の観光スポットを周遊しています。
少し遠くのスポットに行くときや、疲れた時に役に立つ乗り物です。
基本はバス+徒歩で各観光スポットに行くことができます。
バスを一日何度も乗車する際は、一日フリー乗車券がお得です。
500円で購入できます。
また、乗車券には金沢21世紀美術館など、市内の観光スポットで割引特典も受けられます。
ひがし茶屋街休憩館、長町武家屋敷跡休憩館、金沢市西茶屋資料館には、無料でガイドをしてくれる「まいどさん」が常駐しています。
地元ならではの見どころや観光スポットの周り方など、観光客の相談にも応じてくれます。
「まいどさん」のガイド料は無料です(ただしまいどさんの交通費や入場料、食費などは自己負担です)。
まいどさんにガイドをお願いするには、事前予約をしておくと便利ですよ。
※予約は コチラ から
金沢にはこれまで築かれた伝統と美術館や駅などの現代のものが合わさった魅力的な街です。
この記事を参考に、金沢を楽しんでください。
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最終更新日 : 2023/04/06
公開日 : 2016/07/23