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石川県のほぼ中央に位置する金沢市は、石川県の県庁所在地です。
また、金沢は加賀百万石の城下町でもあり、1996年に人口三十万人以上を要件とする中核市に指定されました。
金沢には昔ながらの古き良き街並みが広がっており、かつて加賀の戦国大名であった前田家歴代藩主が興した伝統的な工芸や芸能が残っています。
金沢観光をするのであれば、比較的天候の良い4〜5月、10月に行くと良いかもしれません。
梅雨の影響が大きくないことや、台風の直撃が少ないところは観光客にとって好都合ですよね。
夏にはフェーン現象といって山から吹く乾いた風によって気温が35℃を超えることもあるため、夏の金沢観光には気を付けてください。
金沢市民の台所である近江町市場、保存区域となっている旧新町区域や武家屋敷があるエリアです。
観光客の玄関である金沢駅からもアクセスが良く見所も満載。
主要な観光スポットとしては近江町市場、主計町茶屋街、彦三緑地などがあります。
金沢の玄関口・金沢駅は北陸新幹線の開業に合わせて大規模な改修が行われ、駅舎が綺麗になっただけではなく、見応えのある観光スポットに生まれ変わりました!
まずは金沢駅のおすすめポイントを紹介します。
金沢駅東口(兼六園口)を出ると、おしゃれで開放感のある駅舎が出迎えてくれます。
これらの建物は「鼓門(手前)」と「もてなしドーム」と呼ばれています。
この駅舎は2011年のアメリカの旅行雑誌「トラベル・レジャー」のウェブ版において、日本で唯一「世界で最も美しい駅14選」に選ばれました。
世界も認める金沢駅を、旅の始まりに是非チェックしてみてください。
電車の合図に発車メロディーがある駅は多いですよね。
中にはご当地発車メロディーもあり、旅の楽しみの1つです。
金沢駅の北陸新幹線ホームの発車メロディーもご当地発車メロディーとなっていますが、発車メロディーを作曲したのは、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースをしている中田ヤスタカさんです。
中田さん自身が金沢出身であることから実現しました。
伝統と創造が合わさる金沢の街と新幹線のスピード感を表現したメロディーとなっています。
「どのようなお土産があるのか予習したい」「お土産買うの忘れた…」「もうちょっとお土産を見てみたい!」という経験ありますよね。
金沢駅には「 金沢百番街 」というショッピングモールがあります。
中でも「あんと」呼ばれているエリアでは金沢のお土産や工芸、グルメが揃っています。
帰りに金沢のお土産を購入するのはもちろん、観光の前に立ち寄ってお土産の予習をするのもいいかもしれません。
筆者のおすすめは清香室町の有名和菓子である「銘菓 くるみ」。
一口サイズの最中の中に自家製の餡とくるみが一粒まるごと入った贅沢な一品です。
第22回全国菓子大博覧会にて名誉総裁賞を受賞した実績を持っています。
金沢にいらしたのであれば、是非とも手に入れておきたいお土産です。
住所:金沢市木ノ新保町1番1号
マップ: Googleマップ
営業時間:
金沢百番街 あんと
ショッピング 8:30~20:00
お食事 11:00~22:00(店舗により異なる)
金沢の台所とも呼ばれている近江町市場。
鮮魚店や青果店、飲食店など約150店が軒を連ねています。
近江町市場では新鮮な日本海の幸や野菜を入手することができます。
珍しい魚やごはんにぴったりの珍味を見つけ、旬の食材をゲットしましょう。
金沢で特に有名な鮮魚は「のどぐろ」です。
高級食材ではありますが、近江町市場では交渉次第では価格を負けてもらうことも可能です。
市場内では気さくに話しかけてくれるお魚屋さんのおじさんたちがたくさんいらっしゃいます。
金沢のグルメ情報や観光情報も仲良くなれば聞くことができますよ。
旅中に市場に行くと、生ものばかりで持って帰れない時もありますよね。
近江町市場では、食べ歩きやその場で食べられるお店が多く点在しています。
新鮮な海産物や料理をその場で堪能できます。
中でもおすすめは「どじょうの串焼き」です。
100円前後(時価)で買うことができます。
どじょうの串焼きは、市場の中にある「杉本水産」や「みやむら」などの店で入手できるので、ぜひ召し上がってみてください
住所:金沢市上近江町50
マップ: Googleマップ
アクセス:武蔵ヶ辻バス停からすぐ
営業時間:店舗によって異なる
公式URL: 近江町市場
主計町茶屋街も昔ながらの料亭や茶屋が建ち並び、夕暮れ時には街灯の光が、付近を流れる浅野川の水面に映し出されます。
他の茶屋街と比べると静かで、落ち着いて散策を楽しむことができます。
石畳の続く路地に優雅な三味線の音色が響き渡り、幻想的な雰囲気が味わえます。
主計町茶屋街の周辺には、おしゃれで風情のある道も多く点在しています。
今回は風情のある橋と坂を紹介します。
中の橋は浅野川に架かる歩行者専用の木造の橋です。
小説家の泉鏡花の代表作でもある「照葉狂言」の舞台にもなりました。
夜にはライトアップされるので、ロマンチックな橋の景色を見ることができます。
久保市乙剣宮という神社の境内から、主計町茶屋街へと下る薄暗い石段の坂。
日中も日の光が当たらないことから、この名称がつけられました。
金沢の尾張町に住む旦那衆が主計町茶屋街に来る際に、お忍びで利用していました。
暗がり坂に並行する坂で、こちらも尾張町から主計町茶屋街に通じています。
2008年までは名前の無い坂道でしたが、地元住民からの依頼を受けて作家の五木寛之さんが命名しました。
住所:金沢市主計町
マップ: Googleマップ
アクセス:橋場町バス停 徒歩4分
金沢の有名観光スポットが凝縮されているエリアです。
はじめて金沢観光をするのであれば、まずはこちらに行って頂きたいと思います。
主要な観光スポットとしては兼六園、金沢城、金沢21世紀美術館などがあります。
金沢の代表的な観光スポットを集中的に見たいのであれば、このエリアを一日かけて回るコースとして用意しておくと良いかもしれません。
水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本三大庭園の1つに数えられている兼六園。
金沢といえば兼六園、と言っても過言ではないほどの定番スポットです。
兼六園は春には桜、夏は緑、秋には紅葉、そして冬は雪景色と四季でそれぞれ違った景色が楽しめます。
兼六園は早朝に入場した場合なんと無料で入園することが可能です。
お手軽に見学したい人はもちろん、早朝は昼間に比べて人が少ないので、朝の散歩がしたい人や他人を気にせず写真を撮りたい人、じっくりと見学したい人におすすめです。
無料入園時間は時期によって異なります。
※有料入園時間の15分前まで見学することができます。
兼六園の中にはお茶とお菓子がいただけるスポットが点在しています。
串団子など少しだけ短時間で食べられるものあれば、抹茶を楽しめるお店もあります。
各々の時間やその場の気分で判断しても良いですね。
写真は園内でいただける「あんころ餅」です。
兼六園の美しい景色を見ながら、ゆったりとお茶とお菓子を頂きましょう♪
住所:金沢市兼六町
マップ: Googleマップ
営業時間:
3月1日~10月15日 7:00~18:00(退園時間)
10月16日~2月末日 8:00~17:00(退園時間)
休園日:無休
入園料:
大人(18歳以上)320円
小人(6歳~18歳未満)100円
アクセス:兼六園下バス停 徒歩3分
公式URL: 兼六園
※合わせて読みたい: 兼六園の見どころを徹底解説!市内一望の景色に風情溢れる庭園美
兼六園と並ぶ金沢の定番観光スポット、そして金沢のシンボルともいえる金沢城。
場所も兼六園に隣接しているため、同時に行くのがおすすめです。
平成に入り、復元工事が進んでいるため、当時の雰囲気をますます感じられるようになりました。
金沢城公園内は、毎週金曜日・土曜日の夜に日没から夜21時まで夜間開放されます。
その間、金沢城とその周辺の建造物でライトアップが行われています。
昼間の金沢城とは違った景色をお楽しみください♪
北陸新幹線の金沢開通に伴い整備がなされていたこちらの玉泉院丸庭園。
お昼も綺麗ですが、夜のライトアップも見逃せません。
2015年の3月7日に復興整備が終わりオープンしました。
金沢の庭園といえば「兼六園」が非常に有名ですが、玉泉院丸庭園も優雅で落ち着くスポットなので合わせて寄っておきたい観光名所です。
玉泉庵では抹茶や和菓子を味わいながら休憩することができます。
休憩しながら庭園を眺めることができるので、疲れた体も休まりますよ。
ちなみに、和菓子付きの抹茶は720円です。
住所:金沢市丸の内
マップ: Googleマップ
アクセス:兼六園下バス停 徒歩3分
入場料:
公園内 無料
城内(菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門)
大人 310円
子ども 100円
公式URL: 金沢城公園
兼六園の近くにある美術館。
しかしながらこれまで紹介してきた観光スポットとは一転し、建物や展示物は近代的なデザインとなっています。
建物が丸い形をしていることから「まるびぃ(丸い美術館)」という愛称で親しまれています。
館内には世界各国の精鋭アーティストたちが創作した、不思議で面白い作品が多く点在しています。
中でも多くの観光客はこちらのレアンドロ・エルリッヒ作の「スイミング・プール」をお目当てに来ています。
まるで水の中にいるような心地で癒されるひと時を過ごすことができます。
とてもフォトジェニックなスポットなので、たくさんの観光写真を撮ってみてくださいね。
晴れの日はもちろん、雨の日でもまた違った雰囲気を楽しめて良いですよ。
難しいと言わている現代アートを楽しく身近に感じさせ、いつも来館者を魅了しています。
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
マップ: Googleマップ
アクセス:「香林坊(アトリオ前)」下車から徒歩約5分
入場料:入館料無料、展覧会観覧料は内容や時期により異なる
営業時間:
【交流ゾーン】9:00〜22:00
【展覧会ゾーン】10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
公式URL: 金沢21世紀美術館
※合わせて読みたい: 「金沢21世紀美術館」の見どころを徹底解説!無料エリアも満載のアートな観光スポット
神社にもかかわらず、神門にステンドグラスがあって大変珍しい建築物です。
歴史は古く、明治初期に建てられて現在は国の重要文化財に指定されています。
ご覧の通りギヤマン(ステンドグラス)が綺麗に映えています。
また、こちらの神社には加賀藩祖前田利家公と正室のお松が祀られています。
立地は金沢の中心部にあり、アクセスが良いので行きやすいですよ。
和と洋が融合した建築物を間近でみたい方は是非とも足を運んでみてください。
住所: 石川県金沢市尾山町11-1
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで10分(北陸鉄道バス) 、「南町」下車から徒歩で3分
成巽閣は、加賀藩の13代藩主前田斉泰が母である真龍院のために建てた隠居所であり、現在は歴史的建造物として多くの観光客が日々訪れています。
兼六園に隣接しているため、兼六園の観光ついでに是非とも足を伸ばして頂きたい場所です。
和の雰囲気を楽しめて心が休まります。
館内は庭以外は撮影禁止となっているため、それ以外の光景はご自身の目で確かめてください。
見所はつくしの緑で、約20mにもおよぶ開放的な縁側を臨むことができます。
縁側には柱がないため、すっきりとした印象を与えています。
その他、季節に応じた展示が行われており、観光する時期によってどのような展示がなされているかはお楽しみです。
これまでは、一例を上げると雛人形や着物をテーマとした展示が行われました。
住所:石川県金沢市兼六町1-2
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで15分
電話番号:076-221-0580
営業時間:9:00~17:00(受付は16:30まで)
休業日:水曜日(祝日の場合翌日、その他12月29日~1月2日)
公式URL: 成巽閣
金沢神社は、学問の神様である菅原道真を祀っている神社です。
かつては一般の方の参拝が禁止されていましたが、今では自由に参拝することが可能となっています。
兼六園付近にあるので、観光ついでに立ち寄るのが良いでしょう。
境内にある金城霊沢は金沢の地名の由来となった場所です。
むかし、芋掘藤五郎がこの地で芋を掘っていたところ、なんと砂金が見つかりました。
掘っていた芋などに付着していた砂金を洗い出していたことから、金洗いの沢と呼ばれるようになったのです。
1592年に、加賀藩主である前田利家がその名にちなんで金沢と町の名前を付けました。
金沢の名前の発祥となった場所なので、一度は訪問しておきたいところです。
住所:石川県金沢市兼六町
マップ: Googleマップ
アクセス:金沢駅からバスで15分
公式URL: 金沢神社
しいのき迎賓館は、大正13年である1924に建てられた歴史ある建築物です。
設計は国会議事堂の設計も携わった橋賢吉氏が行なっています。
2002年(平成14年)までは、このしいのき迎賓館が石川県の県庁舎として利用されていました。
今のなお残り続けるしいのき迎賓館は、旧県庁舎としての外観や内観の一部を残し、天然記念物であるしいのきと共に保存されています。
石川県の中でも最も古い鉄筋コンクリート造建築物の一つなので、兼六園や金沢城付近に立ち寄られた際はふらっと寄ってみると良いですよ。
現在はカフェやレストランやセミナールームを完備した多目的施設として利用されています。
そのため、金沢観光の息抜きの場としても活用しやすい場所です。
金沢観光に役立つ総合案内所もあったりと利便性に優れています。
住所:石川県金沢市広坂2丁目1番1号
マップ: Googleマップ
電話番号:076-261-1111
営業時間:9:00~22:00
休館日:年末年始
公式URL: しいのき迎賓館
江戸時代の面影を残すひがし茶屋街や、四季折々の風景を見せてくれる卯辰山があるエリアです。
古き良き街並みから自然を感じられる観光名所が多くあります。
主要な観光スポットとしてはひがし茶屋街、卯辰山、浅野川、宇多須神社、卯辰山三社などがあります。
ひがし茶屋街は文政3年(1820年)に加賀藩公認の茶屋町として始まりました。
木虫籠(きむすこ)と呼ばれている美しい出格子がある建物や石畳が残る街並みが残り、当時の面影を残しています。
ひがし茶屋街は京都の祇園と肩を並べる金沢最大の花街です。
日が暮れて、灯りがともる頃には、美しい風景を魅せてくれます。
また、2001年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、「街並みの文化財」として保存策が進められています。
住所:金沢市東山界隈
マップ: Googleマップ
アクセス:橋場町(交番前)バス停 徒歩3分
ひがし茶屋街には有料で一般公開されているお茶屋さんが2軒あります。
そのうちの1つがこちらの「金沢ひがし廊 志摩」です。
江戸時代から続いている老舗であり、今では国の重要文化財に指定されています。
お茶屋さんなので、中にはカフェがあり休憩にもぴったりですよ。
1820年に建てられた非常に格式の高いお茶屋さんで、中に入るとその名残を垣間見ることができます。
中庭もほぼ当時のまま残されており、非常に趣深いです。
まるで江戸時代にタイムスリップしたような感覚になると思いますよ。
当時の文化を知ることのできる歴史的価値のあるお茶屋さんです。
住所:石川県金沢市東山一丁目13-21
マップ: Googleマップ
電話番号:076-252-5675
営業時間:9:00〜18:00
定休日:無休
料金:一般500円・小中300円
公式URL: 金沢ひがし廊 志摩
ひがし茶屋街の中では一番大きなお茶屋さんとして有名なのが懐華樓です。
金沢市指定保存建造物にも認定されています。
格式高く豪華な内装には感動します。
お昼のみ一般公開されていますが、夜は一見さんお断りとなっており、今でもなお一客一亭でお座敷が上げられています。
カフェに利用するために、金沢観光の途中で足を運ぶのがおすすめですよ。
住所:石川県金沢市東山1丁目14-8
マップ: Googleマップ
電話番号:076-253-0591
営業時間:9:00〜17:00
定休日:無休
公式URL: 懐華樓
※合わせて読みたい: 金沢「ひがし茶屋街」に行ってきた!ノスタルジックな街並みに和スイーツなど見どころを紹介
卯辰山公園はひがし茶屋街の近くにある公園です。
卯辰山からは金沢市内を一望することができます。
晴れの日には日本海を見ることができます。
また、夜には美しい夜景を見ることもできます。
一日の最後に訪れてみるのも良いでしょう。
住所:石川県金沢市卯辰町
マップ: Googleマップ
アクセス:望湖台バス停 徒歩1分
全国でも唯一の金箔専門博物館です。
あまり知られていない事実かもしれませんが、全国で生産されている金箔の約99%は金沢で作れています。
金箔職人であった安江孝明氏が後世に金箔職人の誇りとその証を残したいという思いから建てられました。
館内では金箔に関する美術品や金箔の製造工程を学ぶことができます。
厚さ1万分の1mmという金箔の世界は、見るものにとって金箔職人たちのすごさを実感できる場所となるでしょう。
ひがし茶屋街付近にありますので、ついでに立ち寄る観光スポットとしておすすめです。
住所:石川県金沢市東山1-3-10
マップ: Googleマップ
アクセス:JR金沢駅から路線バスまたは城下まち周遊バスで橋場町下車より徒歩5分
営業時間:
【開館】9:30~17:00 受付は16:30まで
【休館】年末年始(12月29日~1月3日)、展示入替日
料金:一般310円、団体260円(20名以上)、65歳以上210円、高校生以下無料
公式URL: 安江金箔工芸館
浅野川大橋はの歴史は古く、建造されたのは1594年(文禄3年)に遡ります。
加賀藩の初代藩主となった前田利家がかけた橋が発祥とされていて、1922年(大正11年)に現在の浅野川大橋が作られました。
独特のアーチ橋で金沢の紹介時にも使用されており、国道359号線の役割も担っています。
アーチ型が3つもある橋は珍しく、2000年には登録有形文化財に登録。
橋からは茶屋街を眺められて、景観もばっちりです。
住所:石川県金沢市橋場町先
マップ: Googleマップ
アクセス:北陸道金沢東ICより東山方面へ15分