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1. 歴史情緒を感じさせるフォトジェニックな「茶屋街の散策」
3. ミシェランガイド掲載店でのどぐろ膳「松魚亭(しょうぎょてい)」
ひがし茶屋街は、石畳の道に風情のある町家が立ち並ぶ、金沢を代表する観光スポットです。
加賀藩が奨励した金沢の伝統や、芸術の文化を色濃く反映した街並みの中で観光を楽しめます。
昔にタイムスリップしたかのような趣あるひがし茶屋街は、フォトジェニックなスポットとしても人気です。
着物のレンタルをはじめ、伝統工芸品を販売するお土産ショップが立ち並び、金沢文化を感じられるのが大きな魅力です。
通り沿いにはドリンクからスイーツまで揃う町家カフェや、街並みを生かしたお店が並びます。
重要伝統的建造物群保存地区にも指定された、風情ある街で散策を楽しみましょう。
ひがし茶屋街は、無料で散策を楽しめる観光スポットです。
一部施設が有料で見学できる施設となっています。
施設ごとに営業時間は異なるので、お目当てのスポットがある方は事前に確認しておきましょう。
夜になると、お土産ショップや飲食店は閉まる場所が多いですが、風情のある景色を楽しめます。
街並み散策だけなら所要時間は1時間前後、施設やカフェなどを利用した場合は2~3時間ほどの滞在時間が想定できます。
金沢伝統の工芸品などを扱うショップも多く、お土産探しにもピッタリな観光スポットと言えるでしょう。
金沢市内の観光スポットに移動する際は、バスを利用するのがおすすめです。
ひがし茶屋街のある東山エリアには、複数の路線バスが通っています。
観光スポット周辺は駐車場が混雑しているため、バスもしくは徒歩での移動がスムーズです。
1日乗り放題の「北鉄バス1日フリー乗車券」といったフリーパスも販売されているため、ぜひ利用してみましょう。
自家用車の場合は、金沢駅から約10分程で到着します。
ひがし茶屋街は、加賀百万石の大名としても知られる前田利家に奨励された、武家文化や芸事を重んじた金沢文化を象徴する観光スポットです。
1580年代の武家文化、江戸時代に入ってからの茶会が頻繁に開かれた茶屋街としての名残を今も感じさせます。
明治時代に入ってもその街並みを残していたこの一帯は、2001年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
北陸新幹線の開業を機に、多くの人が訪れる観光スポットとして親しまれています。
茶屋街の中にある「志摩」は、2003年に国の重要文化財に指定され、一般の方も観光が楽しめるスポットです。
加賀藩の歴史と茶屋街らしい華やかさを一度に感じられるひがし茶屋で観光を満喫しましょう。
歴史情緒を感じられる観光スポット、ひがし茶屋街の見どころを厳選して紹介します。
懐かしさと情緒を感じさせる街並みを散策したり、カフェやお土産ショップで買い物を楽しんだりと、さまざまな楽しみ方ができます。
筆者が実際に足を運び感じた見どころを紹介するので、観光の参考にどうぞ!
ひがし茶屋街の大きな魅力が、金沢文化を感じさせる街並みです。
国内外からの観光客で賑わう茶屋街は、全長100m以上に渡って続きます。
茶屋街として栄えていた頃のままの景観を味わうと、まるでタイムスリップしたかのような気分にさせられます。
外から中が見えにくくなっている木虫籠(きむすこ)という格子をはじめ、茶屋街ならではの特徴ある建物も魅力です。
縦にスラっと伸びるメインの通りを一本入ると、道幅が狭く、趣き深い小路があります。
左右を建物に挟まれ、石畳が敷かれた小路を進めば、見逃しがちなお土産ショップや飲食店にたどり着けるはずです。
多くの人で賑わう観光地とは思えない、ノスタルジックな一枚を撮影することができます。
日が暮れてくると、ガス灯の優しい明かりに包まれます。
都心部ではすっかり見る機会がなくなった灯りは、街並みにマッチしていて綺麗です。
周囲が暗くなった夜には、昼間とは違った景色を鑑賞できます。
金沢ライトアップバスという、ライトアップスポットを巡るバスで夜に訪れるのもおすすめです。
ひがし茶屋街の中ほどにある志摩は、国の重要文化財にも選ばれている茶室です。
一般公開されている茶室は、国内はもちろん海外の観光客も多く訪れています。
昔ながらの吹き抜けになった階段をはじめ、入口付近から見どころ満載です。
写真撮影に関しては、デジタルカメラ、三脚や自撮り棒などを使用するのは禁止となっています。
ただ、スマートフォンでの撮影は可能です。
2Fには、茶室として使われていたことを感じさせる広間や座敷が広がります。
広間は紅殻(ベンガラ)という鮮やかな色合いの壁に、春慶塗りの違い棚が合わせた華やかな一室です。
昔の建築の割に、天井が高く造られ開放感を感じさせます。
壁にかけられた掛け軸、ほんのり室内を照らす照明、それぞれから日本らしい情緒を感じられます。
ひかえの間と呼ばれる広間の隣の部屋には太鼓が置かれています。
演舞の場として使われた一室は、扉が開くとと共に演奏や遊芸が披露されていたそうです。
なかの間と呼ばれる部屋には、遊芸に使われる三味線が置かれています。
大規模な宴会が行われる際は、ひかえの間、広間との襖を外し、一つの大きな部屋として使われていました。
その他にも、2Fではあえて漆を使っていない数寄屋造りのはなれといった施設を鑑賞することができます。
ひがし茶屋街1Fには、資料室や有料で使える茶室などの展示があります。
みせの間と呼ばれる資料室では、実際に使われていた漆器や金工芸焼物などが展示中です。
かんざしや三味線のバチなど、芸者さんが使用した道具の数々も見ることができます。
住所 : 石川県金沢市東山一丁目13-21
マップ: Googleマップ
アクセス : 北鉄バス、周遊観光バス「橋場町」下車、そこから徒歩5分
電話番号 : 076-252-5675
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00~18:00(12月~2月は17:00)
料金 : 大人500円、小・中学生300円
公式URL : 志摩
ひがし茶屋街には、豊富なスイーツ店があります。
和を感じさせるスイーツから金沢ならではの和スイーツまで、散策しながら探してみましょう。
2019年4月にオープンした「ひがし茶屋街 金澤ぷりん本舗」は、金沢食材を使ったプリンが揃うお店です。
1874年創業、長野の老舗が運営するお店では、棒茶や地元農家の牛乳などこだわりの食材で作られたプリンをいただけます。
筆者が頼んだ「オリジナル」は、能登の牛乳「のとそだち」を使った一品です。
一口食べると、牛乳と卵のまろやかな味がふわっと口いっぱいに広がります。
プリン好きな方も納得できる滑らか食感のプリンをぜひ堪能してみましょう。
なお、ひがし茶屋街ではお土産購入にピッタリなお店が豊富にあります。
和物の雑貨が集められたお店や茶屋街らしい和菓子など、ユニークなお店ばかりです。
その中の一つが、金箔グッズを取り扱う「箔座ひかり蔵」です。
伝統工芸品の多くで使われてきたことから、金沢では金箔が有名です。
金箔を使った財布やバッグ、顔に載せられるパックまで、バラエティ豊かなグッズが並びます。
お店の中には、無料で見学できる金の蔵が展示されています。
壁一面に金箔が敷き詰められた蔵は、神々しさすら感じさせるスポットです。
お土産購入と合わせて、記念撮影を楽しみましょう。
その他にも東茶屋街にはカフェやレストランが立ち並びます。
中でもパンケーキ店の「フラッフィー」は、予約でいっぱいになるほど人気店です。
店頭での予約もできるため、早めにお店を訪ねて予約しておくのもおすすめです。
ひがし茶屋街の雰囲気をそのままに、街並みを楽しめる主計町茶屋街、徒歩圏内の広大な敷地の公園といった見どころがあります。
橋場町バス停から徒歩3分、ひがし茶屋街からも徒歩すぐの場所にある観光スポットです。
ひがし茶屋街、にし茶屋街と並んで、金沢を代表する茶屋街として知られています。
浅野川が街のすぐそばを流れ、自然と歴史の調和がとれた街並みは、歩くと癒しすら感じられる場所です。
春になると道路沿いの桜が咲き、華やかな景色を楽しめます。
浅野川のせせらぎを感じながら散策を楽しみましょう。
町家の並ぶ大通りの脇には、風情を感じさせる小路がいくつもあります。
芸者が茶屋街に通うために使ったという暗がり坂をはじめ、景観を楽しめます。
住所 : 石川県金沢市主計町
マップ: Googleマップ
アクセス : 北鉄バス、橋場町下車から徒歩3分
定休日 : 年中無休
営業時間 : 常時開放中
料金 : 無料
公式URL : 主計町茶屋街
バス停橋場町から徒歩5分、ひがし茶屋街からも徒歩すぐの場所にある金箔の博物館です。
金箔を使った工芸品から屏風や織物まで、様々な金箔を使った展示があります。
職人技で作られた金箔を使用した、明るく華やかな展示を鑑賞しましょう。
金箔にまつわる道具や製造工程の展示もあり、製造過程の丁寧な手作業の数々には驚かされます。
住所 : 石川県金沢市東山1-3-10
マップ: Googleマップ
アクセス : 橋場町バス停から徒歩5分
電話番号 : 076-251-8950
定休日 : 年末年始、展示入れ替え日
営業時間 : 9:30~17:00
料金 : 大人310円、65歳以上210円、高校生以下無料
公式URL : 金沢市立安江金箔工芸館
JR金沢駅から徒歩20分、バス停兼六園下で下車して徒歩すぐの公園です。
金沢を代表する観光スポット兼六園に隣接し、ひがし茶屋街からも徒歩15分程でアクセスできます。
一部施設を除けば、無料で敷地内を散策できるのも大きな魅力です。
天守閣こそ喪失しているものの、再建された二の丸や訪れた人を出迎える橋爪門など、歴史を感じさせる建築があります。
二の丸周辺には、小さな子供連れの家族も遊べる芝生の広場があり、開放的溢れるスポットと言えます。
金沢城公園には、加賀藩歴代藩主が愛したという「玉泉院丸庭園」が再現されています。
高台から一望した庭園は、四季折々の姿を訪れた人に見せてくれるのが魅力です。
大きな池を中心とした庭園の石垣、段落ちの滝といった見どころを散策してみましょう。
住所 : 石川県金沢市丸の内1-1
マップ: Googleマップ
アクセス : バス停兼六園下から徒歩3分
電話番号 : 076-234-3800
定休日 : 年中無休
営業時間 : 7:00~18:00(10月~2月末日は8:00~17:00)
料金 : 無料
公式URL : 金沢城公園
ひがし茶屋街周辺のグルメスポットを紹介します。
ひがし茶屋街の中にある和スイーツが豊富な町家カフェです。
木のぬくもりを感じさせる店内で、観光途中の休憩ができます。
スイーツにはドリンクも付けられるので、ぜひセットで味わいましょう。
「上生菓子」400円は、季節ごとの形を楽しめる和菓子です。
春には花、ハロウィンにはかぼちゃと食べるのがもったいないほど可愛い仕上がりになっています。
住所 : 石川県金沢市東山1-24-1
マップ: Googleマップ
アクセス : 北鉄バス 橋場町バス亭から徒歩5分
電話番号 : 076-252-4426
定休日 : 水曜日
営業時間 : 10:00~18:30
予算 : ~999円
ひがし茶屋街から徒歩2分、橋場町バス停から徒歩5分の場所にある洋食店です。
夜の21:00まで営業しているため、ディナーも楽しめます。
ハンバーグ、タンシチュー、カツレツといった王道の洋食メニューから、好みの料理をいただきましょう。
「昔のカツ丼」1,510円(税込)は、湯がいたキャベツ、シャキシャキのキュウリ、2つの食感がアクセントになったかつ丼です。
薄く衣をつけて揚げられたジューシーなかつに、酸味とコク、甘みを兼ね備えたウスターソースをかけて堪能しましょう。
住所 : 石川県金沢市東山1-6-6
マップ: Googleマップ
アクセス : 北鉄バス 橋場町バス停から徒歩5分
電話番号 : 076-252-1996
定休日 : 火曜日、第3月曜日
営業時間 : 11:30~15:30(L.O.15:00)/17:00~21:30(L.O.21:00)
予算 : 1,000~1,999円
北陸バス橋場町バス停から徒歩6分、ひがし茶屋街からも徒歩5分程の和食店です。
ミシェランガイドにも掲載されたお店では、地魚を中心とした料理をコースやアラカルトで味わえます。
店内に大きな生け簀があり、注文を受けてからすぐ魚を捌いてくれます。
ランチ限定で、前日までに予約をすると味わえる「のど黒一尾 ご膳」4,950円(税込)は、のどぐろを丸々一匹焼き上げた御膳です。
香ばしく焼かれたのどぐろは、程よく脂が乗り、噛むたびにまろやかな味が口いっぱいに広がります。
あえてシンプルな能登の塩で調理することにより、のどぐろ本来の香り、コクや濃厚な旨みを感じられる一品です。
住所 : 石川県金沢市東山1-38-30
マップ: Googleマップ
アクセス : 北鉄バス橋場町バス停から徒歩6分
電話番号 : 076-252-2271
定休日 : 年末年始
営業時間 :
【月〜土】11:30〜15:00/17:00〜22:00
【日・祝】11:30〜15:00/17:00〜21:30
予算 : 【夜】6,000~6,999円 【昼】3,000~3,999円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
街並み全体を鑑賞しながら楽しめるのがひがし茶屋街の大きな魅力です。
重要文化財にも指定されている茶屋、金沢ならではのお土産が買えるお店など、見どころ満載のひがし茶屋街で観光を満喫しましょう。
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最終更新日 : 2024/11/21
公開日 : 2019/05/04