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金沢観光の中心となるのが、兼六園・金沢城周辺です。
日本三名園の1つ「兼六園」は、四季折々の美しい姿を見せてくれるので、何度でも訪れたい癒しスポット。
また、今や金沢を代表する観光名所と言われる「金沢21世紀美術館」は、子供から大人まで楽しめる美術館です。
カフェレストラン、ミュージアムショップもあり、無料ゾーンも充実しているため、一度は訪れたいところです。
言わずとしれた日本三名園のひとつ、兼六園。
「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望」の六つの景観を兼ね備えているというところから松平定信によって命名された、加賀百万石のシンボル的な庭園です。
この兼六園は加賀藩第5代藩主前田綱紀の命令で作られました。
11.7ヘクタールの庭園の真ん中に霞ヶ池を置き、その周囲に数々の景勝を備えた回遊式庭園の傑作です。
徽軫灯篭と霞ヶ池の組み合わせは記念撮影スポットの定番ですね。
他にも滋賀県の唐崎神社から譲られた種子から育った「唐崎松」、巨大な一枚石で作られている「黄門橋」、13代斉泰が自ら植えたとされている「根上松」など見どころは多数。
また、春は桜に梅、夏は杜若、秋は紅葉、冬には有名な雪吊りが行われ、春夏秋冬どの時期でも素晴らしい景色を味わえます。
兼六園では早朝に無料開園を行っていたり、定期的にライトアップイベントの実施もありますので、事前に確認しておきましょう。
住所:石川県金沢市兼六町
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス兼六園下・金沢城 徒歩3分
電話番号:076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所)
営業時間:7:00~18:00(10月16日~2月末までは8:00~17:00)
公式URL: 兼六園
※合わせて読みたい: 兼六園の見どころを徹底解説!市内一望の景色に風情溢れる庭園美
加賀藩前田家百万石の居城、金沢城がかつてあった地が金沢城公園です。
戦国時代には加賀一向一揆の拠点であり尾山御坊と呼ばれていたいましたが、織田信長によって陥落しました。
後にその場所に佐久間盛政が築城しましたが、その後豊臣秀吉によって金沢の地に封ぜられた前田家によって本格的に整備が開始され、以後代々の藩主の居城となっています。
明治期には陸軍の管轄となりましたが、火災によって石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫(すべて国の重要文化財)を残して消失してしまいました。
戦後は金沢大学のキャンパスとして利用されていましたが、1996年から本格的な復元整備事業が始まり、菱櫓・橋詰門などが復興されて金沢市民に愛される「金沢城公園」として再スタートとなりました。
2006年には日本百名城に選出されています。
住所:石川県金沢市丸の内
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス兼六園下・金沢城 徒歩3分
電話番号:076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所)
営業時間:7:00~18:00(10月16日~2月末までは8:00~17:00)
公式URL: 金沢城公園
加賀藩13代藩主前田斉泰よって造営された奥方御殿が成巽閣(せいそんかく)です。
もとは巽御殿と呼ばれていたもので、12代藩主斉広の正室である鷹司隆子(眞龍院)の隠居所として造営されました。
1階の書院造、2階は数奇屋造と2つの様式を組み合わせた江戸時代末期の代表的な大名建築として、重要文化財に指定されています。
また、海鼠塀の正門、国指定名勝の飛鶴庭も必見。
この成巽閣は歴史博物館としても利用されており、季節毎に各種の展示が行われています。
住所:石川県金沢市兼六町1-2
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 県立美術館・成巽閣 徒歩すぐ
電話番号:076-221-0580
営業時間:9:00~17:00
公式URL: 成巽閣
石川県立美術館は加賀前田家ゆかりの美術品や九谷焼などの名品を数多く有する総合美術館であり、石川県の現代作家の作品の展示に力を入れていることでも名が知られています。
当館の所蔵品の中には野々村仁清作の国宝「色絵雉香炉」、重要文化財「色絵雌雉香炉」「色絵梅花図平水指」があります。
前田家の家宝などを管理する前田育徳会尊經閣文庫の分館も配置されており、歴史的に貴重なものも数多く展示されています。
また、文化財の修復にも力を入れており、広坂別館・石川県文化財保存修復工房にて職人による修復を見学することができるのも特徴です。
住所:石川県金沢市出羽町2-1
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 県立美術館・成巽閣 徒歩すぐ
電話番号:076-231-7580
営業時間:9:30~18:00(季節による)
公式URL: 石川県立美術館
金沢出身の宗教家・仏教学者の鈴木大拙の足跡を展示している記念館が鈴木大拙館です。
大拙は若くして英語の教師を務めていましたが、学問を志して上京、鎌倉の円覚寺にて参禅し、本格的に禅の研究を始めます。
その後アメリカに渡って出版社に勤務し、東洋学関係の出版業に従事しながら仏典の英訳や禅に関する著述を英語で行い、禅を含む仏教学をアメリカ全土に紹介しました。
帰国後も大学に奉職して研究活動を続け、1949年に日本学士院会員、文化勲章受章。
翌1950年から再びアメリカに渡り各地の大学で講義を持ちました。
今現在のアメリカ上流層に「ZEN」の文化が広まっているのは、全て鈴木大拙のおかげといっても過言ではありません。
この鈴木大拙館は郷土の偉人である大拙を紹介するとともに、心静かに思索する空間を提供しています。
参観した者がそれぞれ己を省み、思惟することを目標にしている建造物なのです。
そのため、この建造物にある「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」「玄関の庭」「水鏡の庭」「露地の庭」は、思索するするための一助にならんことを願って作られているのです。
皆さんも一度、この鈴木大拙館でゆっくり物事を考えてみてはいかがでしょうか。
住所:石川県金沢市本多町3丁目4−20
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 本多町 徒歩4分
電話番号:076-221-8011
営業時間:9:30~17:00(入場16:30)
公式URL: 鈴木大拙館
今や日本を代表する現代アート専門の美術館ということができる「金沢21世紀美術館」。
開館前から世界の美術界、国内各地の美術館の注目を浴びてきましたが、開館初年で157万人を集めるという大成功を得て、数々のメディアでも取り上げられています。
レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」やヤン・ファーブルの「雲を測る男」はTVや雑誌で見られた方も多いでしょう。
金沢21世紀美術館は1980年以降の作品を中心に集めており、体感できる作品・空間が非常に多いことでも有名です。
この建物自身も作品の一つであり、美術館設計の建築家ユニット「SANAA」はこの設計等でヴェネツィア・ビエンナーレにて金獅子賞を受賞しています。
また、金沢21世紀美術館は無料で公開される「交流ゾーン」と有料の「展示ゾーン」に分かれているのですが、無料のエリアが非常に広いことも特徴です。
そのため気軽に現代アートに触れることができます。
所在地も繁華街香林坊の傍ですのでアクセスもしやすいです。
しかも無料の「交流ゾーン」は夜22時までの営業となっていますので、夕食後に金沢21世紀美術館を訪問することも可能ですね。
地元加賀野菜をふんだんにつかったカフェレストランや、オリジナルグッズを多数そろえたミュージアムショップも併設しており、こちらも非常に魅力的です。
住所:石川県金沢市広坂1丁目2-1
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 広坂・21世紀美術館 徒歩すぐ 香林坊(アトリオ前) 徒歩5分
電話番号:076-220-2800
営業時間:展覧会ゾーン:10:00~18:00(金・土曜は20:00まで) 交流ゾーン:9:00~22:00
公式URL: 金沢21世紀美術館
※合わせて読みたい: 「金沢21世紀美術館」の見どころを徹底解説!無料エリアも満載のアートな観光スポット
金沢市きっての繁華街・香林坊や片町には、多くの商業施設や飲食店があります。
お土産選びをしたり、金沢グルメ探訪など、ブラブラ街歩きをするのにおすすめのエリアです。
また、長町は昔ながらの土塀や石畳が残され、伝統環境保存区域および景観地区に指定されており、「長町武家屋敷跡」など趣のある景観が楽しめます。
長町は加賀藩の武士が多く住んでいたエリアです。
黄土色の壁の武家屋敷が多く残っており、当時の生活を今に伝えています。
このエリア北部にある「足軽資料館」は当時の典型的な足軽屋敷を移築したものです。
また、加賀藩で550石を得ていた高田家の屋敷跡である「旧加賀藩士高田家跡」では、仲間部屋や馬屋などが再現されています。
立派な屋門があるので、上級武士ということがわかりますね。
さらに、格上であった野村家の屋敷跡である「武家屋敷跡野村家」では見事な庭園と総檜造りの格天井、山水画が描かれた襖と名家ならではの素晴らしい屋敷をみることができます。
野村家は代々奉行職を歴任していたとのことなので、立場の違いによる屋敷の違いがよくわかりますね。
長町武家屋敷跡では無料休憩所「長町武家屋敷休憩所」があり、観光ボランティア「まいどさん」が常駐しておられますので、ここで観光情報を集めるのも良いでしょう。
住所:石川県金沢市長町2丁目4-36
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 香林坊 徒歩5分
電話番号:076- 263-1951
営業時間:9:30~17:00
前田土佐守家資料館は加賀藩きっての名家である、前田土佐守家の古文書や資料などを保管・展示している資料館です。
前田土佐守家は加賀藩祖前田利家の次男利政を家祖とする家系で、利政はもともと能登で22万石を領していましたが、関ヶ原の戦いに参戦しなかったため徳川家康の不興を被って領土を没収され、京都に隠栖しました。
利政の子である直之は前田利家の妻、芳春院(おまつの方)によって養育され、後に加賀前田家に仕えました。
以後、代々加賀藩の要職にあり、また藩祖利家とまつの家系でもあることから特に別格の扱いであったとされています。
そのため、数多くの書類文書が前田土佐守家には残されており、石川県指定文化財である9000点に及ぶ資料を管轄しています。
中には前田利政所用の具足や織田信長・豊臣秀吉・おまつの方の書状をなどもあります。
戦国時代の有名人の書状って、どのようなものか気になる方もいますよね。
もし気になった方は、迷わず前田土佐守家資料館に行ってみてください。
住所:石川県金沢市片町2丁目10-17
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 香林坊 徒歩7分
電話番号:076-233-1561
営業時間:9:30~17:00(入場16:30)
公式URL: 前田土佐守家資料館
尾山神社は前田利家を祀った神社ですが、何よりもその特徴ある神門で有名です。
神社は明治6年創建で、津田吉之助設計の神門が正門として明治8年に建てられました。
神門は国の重要文化財に指定されています。
和漢洋折衷型の三層の楼閣で、三層目にはギヤマンが嵌めこまれているという斬新さは、未だに素晴らしいものがあります。
夕刻になれば夕陽を受けて綺麗に輝くのを見ることができるでしょう。
この神門の屋根は、日本最初の避雷針が設置されています。
なお、尾山神社の東神門はもと金沢城の二の丸御殿の門が移築されたものであり、こちらにも注目です。
住所:石川県金沢市尾山町11-1
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 南町 徒歩3分
電話番号:076-231-7210
公式URL: 尾山神社
※合わせて読みたい: 「香林坊」の見どころを徹底解説!金沢の繁華街で観光からショッピングまで楽しもう♪
金沢の台所「近江町市場」には旬の加賀野菜や新鮮な魚介類が並び、見ているだけでも楽しいところ。
海鮮丼はもちろん、お寿司、金沢カレーにラーメン、うどんなどの飲食店が30軒以上もあるので、ランチタイムにおすすめです。
また、風情たっぷりの「主計町茶屋街」もこのエリアにあります。
金沢市民の胃袋を支える近江町市場。
徳川吉宗の頃に此の地で市場が構えられたとされており、以来300年近く続く市場です。
豊かな北陸の海で穫れた鮮魚や加賀野菜などが立ち並び、市場内で食べ歩きできる金沢グルメもあります。
鮮魚店、青果店、食品店が多いですが、鮮度抜群のネタを使った寿司や海鮮丼の専門店も大人気。
たっぷりの海の幸が貴方を待っています。
武蔵ヶ辻側の再開発エリア「近江町一番館」地下にはコインロッカーがあるので、近江町市場に寄ってから金沢駅に向かって出発という観光客でも、手ぶらで買い物ができるのが嬉しいですね。
もちろん、買ったものは市場内の宅配便受付で自宅まで送ってもらうこともできます。
季節の美味をいただき、またお土産にするには、この近江町市場を外すわけにはいきません。
住所:石川県金沢市上近江町50
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 武蔵ヶ辻 下車直ぐ
電話番号:076-231-1462
営業時間:店舗よる
公式URL: 近江町市場
金沢三茶屋街のひとつ、主計町茶屋街。
浅野川に沿って、昔ながらの料亭や茶屋が並ぶエリアです。
川を超えた反対側のひがし茶屋街のような大規模な観光地にはなっておらず、特にお昼は静かな街です。
しかしながら、付近が暗くなるに伴って主計町茶屋街も目覚めはじめ、小料理屋やバーが灯がさし、人の出入りが始まるのです。
ここは夜になってから人が訪れる街。
尾張町の旦那衆のように、暗がり坂を通って主計町茶屋街に通うのもいいですね。
花街の雰囲気が非常に濃く残っている茶屋街と言えるのではないでしょうか。
住所:石川県金沢市主計町
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 橋場町 徒歩5分
営業時間:店舗による
中の橋は主計町茶屋街と東山を結ぶ、浅野川に架かっている橋です。
別名「一文橋」の由来は、昔は橋を通る度に一文払ったからだとか。
歩行者専用の橋ですので車などは通れません。
金沢出身の作家泉鏡花の代表作『照葉狂言』や『化鳥』でも登場する美しい橋です。
夜にはライトアップされて非常に幻想的で綺麗です。
また、この中の橋から見る茶屋街も素晴らしい眺めですよ。
住所:石川県金沢市主計町
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 橋場町 徒歩5分
金沢に生まれ育った作家、泉鏡花。
独特の文体を基にした幻想的で淑やかな小説や数々の戯曲は、唯一無二の存在です。
その鏡花が小説家としての修業をするべく、憧れの尾崎紅葉の門下を目指して上京するまでの間に居住していた場所が、現在の「泉鏡花記念館」です。
浅野川のそばのこのエリアは、若き日の鏡花にとっては非常に愛着のある場所だったようで、色々な作品にこの土地が登場します。
泉鏡花記念館では鏡花の作品の数々や美しい装幀の単行本が紹介されており、また、鏡花愛用の品々が展示されています。
数少ない自筆原稿や手紙なども所蔵されており、鏡花ファンには嬉しい限りです。
ミュージアムショップも充実しており、紀要も発行されています。
鏡花研究の最先端を学びながら、優雅で妖しい鏡花の世界に浸れる記念館ですね。
住所:石川県金沢市下新町2番3号
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 橋場町 徒歩3分
電話番号:076−222-1025
営業時間:9:30〜17:00(入館16:30)
公式URL: 泉鏡花記念館
蓄音器約600台、SPレコードなど約3万枚を収蔵する、蓄音器に関しては国内最大級の博物館です。
もとは金沢市内で蓄音器を扱っていたお店のご主人が集めていたものを、金沢市が譲り受けて博物館としました。
常時150台ほどが展示されており、毎日11時・14時・16時には蓄音器の聴き比べが行われています。
週末にはイベントも盛り沢山でオススメです。
住所:石川県金沢市尾張町2丁目11-21
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 尾張町あるいは橋場町 徒歩3分
電話番号:076-232-3066
営業時間:10:00~17:30 (入館は17:00まで)
公式URL: 金沢蓄音器館
泉鏡花を筆頭に室生犀星・徳田秋聲を排出した金沢市。
文学に対する強い意識は、自治体による文学賞の魁として泉鏡花文学賞を制定したことでも伺えます。
この金沢文芸館は文芸の創作活動、発表、交流の場として存在しています。
建物は元々銀行であったモダンな西洋建築を改装したもので、昭和4年に建築された国指定の登録有形文化財となっています。
1階はサロン、2階は金沢にゆかりのある作家五木寛之の著作品を集めた金沢五木寛之文庫、3階には泉鏡花文学賞受賞者の作品を集めたコレクションなどがあります。
住所:石川県金沢市尾張町1丁目7-10
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 尾張町・橋場町 徒歩3分
電話番号:076-263-2444
営業時間:10:00~18:00 (入館17:30)
公式URL: 金沢文芸館
金沢市の玄関口となる、JR金沢駅周辺。
周辺には、様々なタイプのホテルや飲食店も多くあり、観光拠点にするのに最適な場所と言えるでしょう。
金沢駅構内にある「 金沢百番街 」では、金沢らしいお土産が種類豊富に取り揃えられています。
北陸新幹線延伸開業に伴って、ますます便利になった金沢駅。
多くの観光客を迎え入れる駅であるとともに、北陸各地へのターミナル駅としての顔を持っています。
東京 方面からは北陸新幹線が、 大阪 ・ 京都 方面からは特急サンダーバードが停車し、東西からのアクセスも非常に便利です。
また、名古屋方面からも特急「しらさぎ」が運行されています。
金沢駅兼六園口にはガラスの巨大なドーム「もてなしドーム」、その正面には木造の「鼓門」が設置されており、観光客の目を楽しませたり待ち合わせスポットとして大活躍しています。
住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1
マップ: Googleマップ
アクセス:JR金沢駅
電話番号:076-262-7605
JR金沢駅構内にある大型ショッピングモールが「金沢百番街」です。
金沢を中心に能登や加賀のおみやげが集まる「あんと」、在来線・新幹線の改札口正面にあるファッションビル「Rinto」と金沢港口にある生鮮食品スーパーやカフェなどが入っている「あんと西」の3つで構成されています。
本格的な地元のネタを使った寿司のお店や、地酒と共に郷土料理を頂けるお店もたくさんあります。
甘辛問わずいろいろお店が揃っているので、出発間際のお土産探しにも最適です。
金沢中の老舗や名店がテナントを出していて、この金沢百番街だけで事足りるため、時間がないときには大助かりですね。
住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1
マップ: Googleマップ
アクセス:JR金沢駅すぐ
電話番号: 076-260-3700
営業時間:
あんと
ショッピング 8:30~20:00
お食事 11:00~22:00
Rinto
10:00~20:00
あんと 西
7:00~23:00 一部朝6:00より
※店舗により異なります
公式URL: 金沢百番街
※合わせて読みたい: 金沢駅直結「金沢百番街」のおすすめグルメ・お土産を紹介 ♪ 中には限定品も
3. 石川県立音楽堂
金沢駅のすぐ近くという、好アクセスにある石川県立音楽堂。
地上5階・地下2階の総合コンサートホールです。
クラシックなどを専門とするコンサートホール、古典芸能で用いられる邦楽ホールがあり、また様々なコンサートやイベント、講演などが催せる交流ホールを所有しています。
ピアノが設置されている練習室や資料室なども設置されており、総合的な文化施設となっています。
オーケストラ・アンサンブル金沢の本拠地であり、音響の良さは折り紙付き。
コンサートホール2階のサロンではアルコールも頂けます。
金沢旅行を決定するときに、石川県立音楽堂のスケジュールを確認してみてください。
もしかしたら、旅行中に思いもよらない演奏が催されるかもしれません。
住所:石川県金沢市昭和町20-1
マップ: Googleマップ
アクセス: JR金沢駅東口 徒歩1分
電話番号:076-232-8111
営業時間:9:00~22:00
公式URL: 石川県立音楽堂
金沢の三茶屋街の1つ「ひがし茶屋街」は、金沢きっての人気観光スポット。
国の重要伝統的建造物群保存地区に認定され、地区内には今もなお多くの茶屋建築が残されています。
金沢市内を一望できる場所と言えば「卯辰山公園」。
夜景スポットとしても人気があるので、旅の締めくくりに訪れるのもおすすめです。
市内を流れる二本の川のひとつ。
浅野川はその柔らかな流れから女川と呼ばれています。
金沢市民の愛する風景のひとつであり、東側のひがし茶屋街、西側の主計町茶屋街散策においては必ず目にする川です。
鮎やゴリが取れるほど綺麗な水であり、何とも風情があります。
泉鏡花の作品に多く登場する川です。
住所:石川県金沢市
マップ: Googleマップ
金沢の三茶屋街のひとつ、ひがし茶屋街。
江戸時代後期の文久3年に、各地に散らばっていたお茶屋をこの地に集めて開かれた花街です。
格子戸の建物と石畳が、何とも言えない花街特有の風情を作り上げており、国の重要伝統的建造物群保存地区になっています。
現在に於いては、歴史ある建物をリノベーションしたカフェ・甘味処が多く集まっていることでも有名です。
老舗が出しているお店も多く、観光の合間に一休みというにはちょうど良いですね。
最近ではカフェだけでなく、町家でごはんを頂けるお店も増えてきました。
こちらも旬の魚や加賀野菜を使った、季節感のある地産地消のお店が多いです。
情緒ある花街で、ゆっくりごはんと美味しいスイーツというのも金沢観光の楽しみです。
住所:石川県金沢市東山
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 橋場町 徒歩5分
営業時間:店舗により異なる
※合わせて読みたい: 金沢「ひがし茶屋街」に行ってきた!ノスタルジックな街並みに和スイーツなど見どころを紹介
ひがし茶屋街の華やかな雰囲気を感じたい方にオススメするスポットが、こちらの「志摩」。
ひがし茶屋街が加賀藩の公認となった文久3年に建造されたお茶屋であり、ひがし茶屋街の歴史を伝える大変貴重な建物です。
この志摩は国指定重要文化財となっています。
往時を憶わせるお座敷や吹き抜けになっている階段などは必見。
江戸時代そのままの雰囲気が残っているお座敷は、粹の極みと言えます。
2階がお座敷なので、1階と比べると2階の造りが大きいのも茶屋街の特徴です。
また、可愛らしい坪庭からも、お茶屋文化が隅々まで感じられます。
この志摩には茶房「寒村庵」が併設されており、抹茶や金沢の伝統ある上生菓子をいただくことができます。
旦那衆の遊びはできなくても、この場所でお茶とお菓子をいただければ、少しは往時の雰囲気がわかるでしょうか。
住所:石川県金沢市東山1丁目13-21
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 橋場駅 徒歩5分
電話番号:076-252-5675
営業時間:9:00~18:00
志摩と同じく、文久3年からの歴史を誇る建物が現在「お茶屋美術館」として営業しています。
ひがし茶屋街の伝統を伝えるこの建物は、もとは「中や」というお茶屋でした。
2階建てで2階にお座敷を置く、典型的なお茶屋造りの様式であり、歴史的にも建築学的にも重要なものです。
お座敷は遊芸を行う関係上、無用なものは一切なく開放的な造り。
そこに鮮やかな紅色や群青色の壁が見事に映えます。
1階の展示室には芸妓が身につけていた簪や、蒔絵を施した各種道具類も展示されており、金沢の町人文化の発展をみることができます。
ひがし茶屋街を訪れたら必見のスポットですね。
住所:石川県金沢市東山1丁目13-7
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 橋場町 徒歩5分
電話番号:076-252-0887
営業時間:9:00~17:00
公式URL: お茶屋美術館
金沢が産んだ三文豪の一人、徳田秋聲。
泉鏡花と同じく尾崎紅葉門下から次第に自然主義文学に重きを成していった作家です。
秋聲の家は加賀前田藩の家老横山氏の家来でした。
生まれながら金沢の血が濃い秋声の生誕地に近いところにあるのがこの徳田秋聲記念館です。
記念館の1階には和紙人形シアターや朗読リスニングコーナー、秋聲の書斎を再現したものが展示されています。
2階には直筆原稿を含む常設展示室、企画展示室、映像コーナーがあります。
敷地内には浅野川に面した展望デッキもあるため、そこからの眺望も楽しめますよ。
住所:石川県金沢市東山1丁目19-1
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 橋場町 兼六園経由バス 橋場町(金城樓前) 徒歩7分
電話番号:076-251-4300
営業時間:9:30〜17:00(入館16:30)
公式URL: 徳田秋声記念館
作家・翻訳家の吉田健一が金沢のことを書いたエッセイに「この町は三つの高台とその間を流れる犀川と浅野川という二本の川で出来ていて、その形から高台は燕台という名でも呼ばれている」と記しています。
浅野川の東側で高台を形成しているのが、卯辰山公園周辺の地形です。
金沢城から見て卯辰(東南東)の方角にあることから命名されたという卯辰山公園からは、金沢市街を一望することができます。
中でも望湖台や見晴らし台からは、天候に恵まれたら白山から日本海まで望むことができる、市内屈指のビューポイントとなっています。
もちろん、夜景も言う事がないほど綺麗です。
卯辰山公園の花菖浦園には菖蒲と紫陽花が、花木園には8000本の躑躅が植えられており、季節毎に美しい花を見せてくれます。
また、卯辰山公園南部には徳田秋聲の文学碑が、西には泉鏡花の句碑があります。
「日本の歴史公園100選」に兼六園・金沢城公園と並んで選ばれている市民の憩の公園です。
住所:石川県金沢市卯辰町・末広町
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス望湖台下車、徒歩1分
金沢の町は金沢城を中心に見て北東、南東、南西にそれぞれ寺町があります。
多くの寺院が集まる寺町は平城であり防御能力の低い金沢城にとって、もしもの時には敵兵力を食い止める要害となるように設定されていました。
50ほどの寺院を擁する卯辰山山麓寺院群もそのひとつです。
ひがし茶屋街から少しはずれたこのエリアは細い路地がひしめき合う、江戸時代の土地割がそのまま残っている古い町並みが魅力です。
迷路のように入り組んだ道を進むと、数多くの寺院に出逢えます。
このエリアの散策は他の観光地とは異なる金沢の一面を発見できるでしょう。
なお、全ての寺院で拝観可能なわけではありませんので、必ず拝観の可否は確認してくださいね。
住所:石川県金沢市卯辰町、東山界隈
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 小立野 下車すぐ
金沢城などがある市中心部から見て南西部、片町と犀川を挟んだ対岸にあるのが野町・寺町エリアです。
かつて加賀藩が城下に散在していた寺社を3カ所に移転、配置した金沢三寺院群の1つが寺町の寺院群。
三寺院群の中で最も規模が大きく、約70の寺社が点在しています。
また、隣接する野町には、金沢三茶屋街の1つ「にし茶屋街」があります。
金沢市内を流れる二本の川のひとつ。
「女川」と呼ばれる浅野川に対して「男川」と呼ばれる犀川は、流れも豪快な川です。
泉鏡花ゆかりの浅野川に対して犀川は、室生犀星がこよなく愛した川として知られており、川沿いの道は「犀星のみち」と呼ばれています。
また、川の傍には室生犀星文学碑も建てられています。
住所:石川県金沢市内
マップ: Googleマップ
金沢三茶屋街のひとつ、にし茶屋街は他の2つに比べると規模では劣りますが、いまでも料亭が並ぶ花街の雰囲気を残している地域です。
三茶屋街の中では一番芸妓さんの在籍が多いと言われており、夕刻に通りかかると三味線の音色を聞く時もありますし、石畳の通りを歩いていれば芸妓さんとすれ違うことも。
時の流れが止まったかのように思える美しい茶屋街です。
住所:石川県金沢市野町
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 広小路 徒歩3分
島田清次郎という小説家をご存知でしょうか。
貧困の中で育ち20歳で大正期の大ベストセラー『地上』を発表。
一躍文壇の寵児となるも、傲岸不遜な言動を繰り返し次々と支援者が離れていき、中社会主義運動に傾倒したり成金のように金を浪費したり、さらにはスキャンダルにも巻き込まれて失墜。
25歳で警察官に職務質問されたあと、精神鑑定の結果巣鴨の保養院に収容され、そのまま31歳の若さで肺結核で亡くなった人物です。
ジェットコースターのような人生を送った彼が若い時に住んでいた建物が金沢市西茶屋資料館として残されています。
白山市生まれの島田清次郎は早くに父を失い、母親の実家である西茶屋街に身を寄せていました。
その建物「吉米楼」跡である金沢市西茶屋資料館の1階は島田清次郎資料館、2階はお茶屋のお座敷を再現したものになっています。
島田清次郎は、この地で何事も自由にならない当時の芸妓の姿を垣間見て育ったと言われています。
お茶屋の雰囲気も味わえますが、何よりも金沢にゆかりのある島田清次郎という小説家に、一度思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
観光ボランティアガイド「まいどさん」が常駐していますので、周辺の観光相談もできます。
住所:金沢市野町2丁目25-18
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 広小路 徒歩3分
電話番号:076-247-8110
営業時間:9:30~17:00
公式URL: 金沢市西茶屋資料館
妙立寺は加賀藩第3代藩主前田利常が創建した日蓮宗のお寺です。
非常に複雑な建築構造と落とし穴などの仕掛けから、忍者寺の異名を持っています。
前田利常の時代、加賀藩百万石は外様大名の雄として徳川幕府から常に監視されており、何あれば取り潰しになりかねない状況でした。
此のような状況で城の改修などは幕府にチャンスを与えることになり当然できませんが、「もしも」に備えて防御力を上げておく必要に迫られた利常は、市内を流れる2本の川を堀に見立て、金沢中の寺を3箇所に分けて集中させ、必要に迫られた時は寺院が城郭の代わりになるように措置しました。
その中で中心にあって、迎撃の指揮をとるために作られたのが妙立寺です。
そのために隠し扉や隠し階段、落とし穴などが設置されたまるで要塞のような寺院となりました。
本堂には望楼(物見台)が設置され、ここからは加賀平野まで一望できたとされています。
また、寺で使用された井戸は金沢城まで繋がっており秘密の脱出路になったという伝説や、本当にどうしようもない時には切腹の間という部屋もあり、片方からしか開けられないため、そこで敵に隠れて自害できるようにもなっていました。
そこまで考えていたとは驚きですね。
現在、妙立寺は建物の老朽化および各種の備えが複雑なため拝観定員が決まっており、完全予約制となっています。
予約は3ヶ月前の同日から可能であり、電話での予約のみ対応ということです。
そして、未就学の小さいお子様は拝観できませんので注意が必要です。
予約必須というハードルの高さはありますが、それだけの価値があります。
住所:石川県金沢市野町1丁目2-12
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 広小路 徒歩3分
電話番号:076-241-0888
営業時間:9:00~16:30(3月~10月)、9:00~16:00(11月~2月)
公式URL: 妙立寺
金沢出身の小説家である室生犀星の業績を称えるために建てられた記念館がこの「室生犀星記念館」です。
金沢市が犀星の生誕地跡に2002年8月1日に開設しました。
この日は室生犀星の誕生日です。
記念館は2階建てとなっており、5000点に及ぶ犀星ゆかりの品を所蔵しています。
1階には常設展として犀星の作品や直筆原稿などが展示されており、2階は企画展と犀星作詞の校歌や詩の朗読を聞ける体感型システムが設置されています。
1階にある庭では犀星が愛した犀川をモチーフにした水の流れが再現され、犀星の家にあったつくばい等が移されて展示されています。
記念館では犀星に関する講座や詩の朗読会、小学生対象の子供読み聞かせ講座など、市民に文学の魅力を伝える各種イベントを精力的に行っています。
展示物を通して犀星の生き方に触れることができる、非常に有意義な記念館です。
文学好きな方はもちろん、初めて犀星に触れる方もぜひ訪ねてみてください。
周辺には犀川など犀星ゆかりの場所が多々ありますので、併せて散策し、さらに理解を深めるのはいかがでしょうか。
住所:石川県金沢市千日町3番22号
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 広小路 徒歩5分
電話番号:076-245-1108
営業時間:9:30~17:00 (入館16:30)
公式URL: 室生犀星記念館
寺町にある辻家庭園。
ここは代々加賀藩の家老を務めてきた八家のひとつ、横山家が明治期に建てた別荘兼迎賓館です。
当時銅山事業で巨万の富を得て「北陸の鉱山王」と言われていた横山家が、当時のお金で20万(今でいえば40億)の大金を費やしたもので、現在残る部分でだけでも6,600平方メートルものの規模を誇る大庭園です。
綿密に計算された英国風自然庭園となっています。
この庭園を手がけたのが京都の名庭師、7代目小川治兵衛。
借景を上手く使った景観、金沢特有の坂を利用した造園は素晴らしいの一言です。
庭石は日本中から取り寄せたものであり、もはや採掘できない貴重なものも使われています。
この辻家庭園は戦後に横山家から辻家に売却されたものですが、長らく非公開となっていました。
2013年に結婚式場としてリノベーションされ、併せて庭園として一般公開されるようになりました。
また、完全要予約ですが、ここで懐石料理を頂くこともできます。
住所:石川県金沢市寺町1丁目8-48
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 寺町2丁目 徒歩2分
電話番号:076-201-1124
営業時間:
レストラン営業 12:00~20:00
庭園観覧可能時間 12:00~18:00(夏) 12:00~17:00(冬)
公式URL: 辻家庭園
金沢中心部の南東、兼六園を上った小立野台地に位置する小立野・石引エリア。
浅野川と犀川に挟まれた小立野台地には、前田家ゆかりの寺社が点在する、小立野寺院群があります。
アメリカ人宣教師トーマス・クレイ・ウインの住居として、1891年に建てられた洋館がこの旧ウイン館です。
トーマス・ウィンはアメリカ・ジョージア州の牧師の子に生まれ、海外宣教を目指して神学校に進み、1877年に日本に来ました。
1879年にはヘボンの推薦によって、石川県中学師範学校の英語教師となるべく金沢に赴任し、教育と伝道に邁進した人物として知られています。
師範学校の任務を終えた後も金沢に残って、今の北陸学院の前身にあたる女子塾で教育活動を行いました。
その後、大阪や満州を経てアメリカに帰国しますが、再び金沢に戻ってきて、この地で亡くなっています。
旧ウイン館は現在現在は、北陸学院ウィン館として北陸学院の歴史史料の展示公開を行っています。
住所:石川県金沢市飛梅町1-10
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 出羽町 下車すぐ
電話番号:076-280-3858(学校法人北陸学院)
公式URL: 旧ウイン邸
猿丸神社は金沢最古の神社の一つと言われています。
およそ1000年程前、平安期の創立です。
百人一首の「おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき 」で有名な猿丸大夫を祭神として祀っていますが、この地は猿丸大夫の住居跡であるという言い伝えが残っています。
また、神社の所在地である「笠舞」の地名も、猿丸太夫の笠が急に舞い上がったところから命名されたとされています。
なお、この猿丸神社は丑の刻詣りの場所としても知られており、以前にあった欅の大木には五寸釘のあとがあったとか。
長い歴史を持つこの神社には、歌人で知られた猿丸大夫にあやからんとして多くの文人が参拝に来たとされており、非常に由緒ある神社です。
住所:石川県金沢市笠舞3丁目23-21
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 猿丸神社前
電話番号:076-262-8624
公式URL: 猿丸神社
金沢城南東部に位置する小立野の寺町は、犀川と浅野川に挟まれた台地に位置しています。
金沢城築城の際に石垣となる石を曳いた「石曳きの道」に沿って、数多くの寺院が建立されています。
「石引」の地名はこの「石曳き」からきています。
石曳きの為、金沢の他の道とは異なって、まっすぐの道が残っているのが特徴で、金沢藩でも上級の武士がこのエリアに多く住んだとされています。
小立野の寺院は前田家由来のものが多く、その中でも天徳院は元和9年に加賀藩主前田利常の創建で、前年に亡くなった正室珠姫の菩提寺となっています。
珠姫は徳川秀忠の次女にあたり、前田家が徳川家に刃向かわないことを証明するために、芳春院を江戸に向かわせた時に前田利常の正室となることが約定されました。
珠姫は僅か3歳で金沢に輿入れし、14歳で正室となり24歳で亡くなるまで徳川家と前田家の間を取り持っていました。
天徳院という名は珠姫の戒名である、天徳院殿乾運淳貞大禅定尼から取られたものです。
毎年8月9日には珠姫さま供養法会が執り行われています。
このような供養法会が今に至るまで続いていることが、金沢市民の珠姫に対する崇敬の念の現れなのでしょうね。
住所:石川県金沢市小立野4丁目4-4
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 天徳院前 下車すぐ
電話番号:076-231-4484
営業時間:9:00~16:00 (12月~2月) 9:00~16:30 (3月~11月)
公式URL: 天徳院
金沢港に近い、大野・金石エリア。
金石は藩政期には宮腰と呼ばれ、北前船の寄港地という役割を担っていました。
陸揚げされた荷物を金沢城に運ぶために作られた金石街道は、現在も残され、近江町市場に向けて伸びています。
また、大野は野田・銚子や龍野と並ぶ醤油の産地としても知られ、現在で幾つもの蔵元が醤油や味噌を醸造しています。
レトロな雰囲気が残る港町の散策は、金沢の違った一面を垣間見ることができるはずです。
銭屋五兵衛の名前はご存知でしょうか。
彼は石川県が誇る伝説的な豪商でです。
藩の御用商人を勤めていました。
金沢の外港でる宮腰(現在の金石)を本拠地として、大いに財をなした銭屋五兵衛ですが、当時宮腰は北前船の重要な交易港であり、米の販売を中心に利益をあげた後は新田開発事業や新しい販路の開発を行いました。
将来のリスクを少しでも減らす為に、多角的な経営に転じたと言えますね。
さらには、鎖国体制下でありながら海外貿易を強行していました。
藩には献金でもって黙認をとりつけていたようです。
蝦夷地ではロシアと貿易を行い、樺太や香港、アモイまで貿易に赴いていたとされています。
果てはアメリカと貿易していたとか、オーストリアのタスマニア島に領地を持っていたとか数々の伝説に彩られており、「銭五伝説」と呼ばれるものになっています。
巨万の富を得た銭屋五兵衛は、記録に残るだけでも30隻以上の北前船を所有しており、中には1500石以上の巨大な北前船もありました。
一つの藩を左右できるほどの財力を持った銭屋五兵衛ですが、晩年は河北潟干拓事業で反対派の圧力に遭い、80歳で獄死という運命でした。
幕末までは密貿易を行っていた悪徳商人という位置に甘んじていましたが、明治維新後は先駆者の一人として再評価されて今に至っています。
この銭屋五兵衛記念館は郷土の偉人というべき、海の豪商の功績を広める記念館であり、富の象徴である「蔵」をモチーフにした建築物です。
記念館には、併設して「銭五の館」という銭屋五兵衛の旧宅の一部を移築したものも残されています。
住所:石川県金沢市金石本町口55
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 金沢駅近く「中橋」バス停から乗車、「西警察署前」下車 徒歩5分
電話番号:076-267-7744
営業時間:9:00~17:00(入館16:30)
公式URL: 石川県銭屋五兵衛記念館
大野からくり記念館は、江戸時代後期の発明家・技術者・西洋学者の大野弁吉にスポットをあてた記念館です。
大野弁吉は京都出身の発明家であり、長崎で当時最新の学問を修めた技術者でもありました。
この大野出身の女性に婿入りして金沢に移り住み、この地で生涯を終えました。
木彫、ガラス細工、塗り物、蒔絵に精通し、特にからくり人形に秀でていました。
大野からくり記念館では大野弁吉のからくりを伝えると共に、小さなお子様に子どもからくり体験をしてもらおうという主旨で展開しています。
実際にその手で触って遊べるからくりが沢山用意されていますし、定時にお茶汲み人形のからくりの展示もあります。
住所:石川県金沢市大野町4丁目甲2-29
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 金沢駅近く「中橋」バス停から乗車、「大野」「大野港」下車 徒歩15分
電話番号:076-266-1311
営業時間:9:00~17:00 (入館16:30)
公式URL: 大野からくり記念館
大野は醤油の産地として有名な土地。
もともとは直江屋伊兵衛なる大野出身の町人が醤油の本場、紀州の湯浅で製造技術を学んで、この大野の地で広めたことから始まります。
白山山系の清らかな水と、北前船による貿易で手に入る麦や大豆が、醤油製造に必須の条件でした。
今現在もこの大野の地で、多くの醤油製造がなされています。
もろみ蔵は醤油の醸造蔵を改装したアンテナショップ。
お店は特産品の販売に喫茶、そしてギャラリーとなっています。
椅子やテーブルも醤油醸造に用いられた樽や桶を再利用したものなのでこれにも注目!
醤油ソフトクリームが大人気ですので、ぜひ一度お試しあれ。
住所:石川県金沢市大野2-39
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 金沢駅近く「中橋」バス停から乗車、「西警察署前」下車 徒歩20分
電話番号:076-267-6638
営業時間:11:00~18:00 土日祝は10:00~18:00
公式URL: もろみ蔵
大野灯台は金沢港の傍に建つ現役の灯台です。
平成10年には「日本の灯台50選」にも選ばれました。
大野灯台のスタートは、明治11年に大野町の住人浅勘七が私財を投じて立てた灯竿です。
その後公認されて大野町の管理となり、今現在の海上保安庁の管理に移りました。
今の灯台は昭和28年に建て替えられたものです。
基本的には外観を見るだけですが、イベント時には内部の公開を行っています。
今も昔も船舶を誘導する、金沢港の守り神です。
住所:石川県金沢市大野町4丁目甲18
マップ: Googleマップ
アクセス:北陸自動車道金沢西ICから国道8号を内灘方面へ車で5km
電話番号:076-266-6115 (金沢海上保安部)
金沢市寺中町に鎮座する大野湊神社。
社伝によると神亀4年に猿田彦大神を勧請したのが最初とされており、延喜式内社です。
歴代朝廷からも重視していた神社であり、御奉納・勅使参向等もあったのですが、一向一揆によって大いに荒廃しました。
その後入国した前田利家によって社殿が再興されました。
以後、歴代藩主の崇敬篤く、2代前田利長は関ヶ原の戦いの戦勝報賽に神事能を奉納し、これが現在にまで伝わっています。
春季の神事能、夏季の例祭(金石夏まつり)は、それぞれ金沢市無形民俗文化財に指定されています。
住所:石川県金沢市寺中町ハ163番地
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 金沢駅近く「中橋」バス停から乗車、「西警察署前」下車 徒歩5分
電話番号:076-267-0522
営業時間:祈祷受付 9:00~17:00
公式URL: 大野湊神社
金沢の奥座敷と名高い湯桶温泉。
加賀藩の殿様が足繁く通ったという名湯で、1300年の歴史があります。
山間にわずか9軒という宿に泊まって、秘湯を楽しみのんびりと過ごすのも良いですね。
湯涌温泉街の奥にある1周500mほどの小さな人造湖が玉泉湖です。
菖蒲や紅葉など四季折々の姿を見せてくれる湖です。
周辺には水芭蕉の群生地もありますので、シーズンに訪れると素晴らしい景観が楽しめます。
遊歩道が整備されているので、散策するには最適ですね。
近くには氷室小屋もありますので、忘れずにチェックしておきましょう。
住所:石川県金沢市湯涌町
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 湯涌温泉 徒歩7分
金沢の奥座敷と言われる湯涌温泉。
金沢中心部から車でで30分ほどで行くことができる温泉街です。
歴代加賀藩主の湯治湯として知られています。
山と川に囲まれた自然豊かなところで、ここが繁華街から30分でこのような場所が!と驚くこと請け合いです。
日帰り入浴施設「総湯 白鷺の湯」もあり、宿泊客でなくても温泉を娯しむことが出来ます。
飲食店、商店なども多く並んでいますので、気軽に行けますね。
もちろん、宿泊して豪華な加賀料理と共に、ゆっくりと湯船に浸かる楽しみも捨てがたいところ。
金沢の人が客をもてなすのに用いる湯涌温泉に行ってみてはいかがでしょうか。
住所:石川県金沢市湯涌町、湯涌荒屋町
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 湯涌温泉
電話番号:076-235-1040 (湯涌温泉観光協会)
公式URL: 湯桶温泉
江戸時代の歴史的建造物を移築してこの湯涌温泉の地に集め、保存している歴史博物館がこの金沢湯涌江戸村です。
村内の歴史的建造物はすべて国・県・市の重要文化財に指定されているもので、17世紀から19世紀にかけての代表的な建造物であり、その価値は言うまでもありません。
村内は農家ゾーンと町家・武家ゾーンに分かれており、当時の建物と生活が展示されています。
この金沢湯涌江戸村では単に展示保存しているだけではなく、建造物内で数々のワークショップが開かれたり、コンサートが行われたりします。
これは学習、文化活動などの条件が一致し、施設利用料を払えば歴史的建造物を借りることができるからです。
また、湯涌地域の住民の皆さんが、茅葺き農家の燻蒸など様々な活動を行っていることも知られています。
住所:石川県金沢市湯涌荒屋町35番地1
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 湯涌温泉
営業時間:9:00~17:30 (入園17:00)
公式URL: 金沢湯桶江戸村
今も根強い人気を誇る画家・詩人である竹久夢二の記念館が湯涌温泉にあります。
作品や伝記、夢二ゆかりの品々を展示しており、金沢湯涌夢二館の裏手にある薬師寺には夢二の歌碑もあります。
夢二は生涯で何度も金沢を訪れており、妻である岸たまきは金沢の出身。
最愛の女性であった笠井彦乃とは、この湯涌温泉に一緒に滞在していたことがありました。
金沢湯涌夢二館では「旅」「女性」「聖書」をテーマに、年4回の企画展で夢二の足跡をたどり、その才能を顕彰しています。
ミュージアムショップではオリジナルの夢二に関するアイテムがいっぱいで、こちらも必見です。
住所:石川県金沢市湯涌町イ144-1
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 湯涌温泉
電話番号:076-235-1112
営業時間:9:00~17:30 (入園17:00)
公式URL: 金沢湯涌夢二館
金沢市北西に広がる森本エリア。
観光客がなかなか足をのばすエリアではないですが、レンタカーの旅などで車があれば訪れていただきたいのが「森本インター展望台」です。
全国的にも珍しいインターチェンジの展望台で、小高い丘からループ状のインターチェンジを眺めるというもの。
ループ状に光が繋がる夜景の様子が美しいと人気です。
北部公園は金沢市の北西、森本エリアにある総合公園・都市緑化植物園です。
22.9ヘクタールという規模を誇り、多目的広場・ソフトボール場・軟式野球場などを持っています。
北部公園は「都市緑化植物園ブロック」と「スポーツレクリエーションブロック」に分かれており、真ん中に流れる森下川の左岸にある都市緑化植物園ブロックには、鯉がいる池や花壇広場などがあり自然豊かな公園になっています。
野鳥も多く飛来し、散歩やジョギングの間に私達の目を楽しませてくれます。
小さいお子様も思いっきり身体を動かせる、金沢市民の憩の公園です。
住所:金沢市北森本町、忠縄町
マップ: Googleマップ
アクセス:北鉄バス 湖陽住宅前
電話番号:076-257-2073
北陸自動車道の金沢森本ICの傍にある展望台が、森本インター展望台です。
ここは隠れた夜景スポットとして人気となっています。
意外とインターチェンジを見下ろせる展望台は少ないらしく、そういう意味でもこの森本インター展望台は貴重な存在と言えます。
駐車場に車を止めて少し歩くと、複雑なインターチェンジを見下ろせる展望台に出ます。
夜景写真のスポットでもあり、長時間露光で撮影すると幻想的な写真を得ることができます。
住所:石川県金沢市月浦町
マップ: Googleマップ
アクセス:北陸自動車道森本ICすぐ
公益財団法人宗桂会による加賀象嵌の展示および、創作過程の説明をおこなっているのが宗桂会館です。
日機装株式会社金沢製作所の敷地内にあります。
日機装株式会社の創業者が、加賀象嵌を伝えてきた山川家の系譜に繋がっており、加賀象嵌の保存・育成に関する事業を行うために宗桂会が設立されました。
国内唯一の象嵌専門の美術館です。
加賀象嵌は前田家が京都から導入した象嵌の技術が金沢で花開いたものであり、武士が用いる馬具などに用いられました。
日常生活ではなかなか目にしない象嵌の技術を学べる、貴重な美術館です。
住所:石川県金沢市北陽台3-1 (日機装株式会社金沢製作所内)
マップ: Googleマップ
アクセス:JR森本駅からタクシーで10分
電話番号:076-257-4277
営業時間:10:00〜16:00
公式URL: 宗桂会館
金沢のおすすめ観光スポットをご紹介しました。
春夏秋冬、どの時期でも魅力あふれる金沢。
美味しいものがいつでもあなたを待っています。
交通アクセスが良くなった今、ぜひ金沢まで足を運んでみてください。
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最終更新日 : 2022/03/17
公開日 : 2018/01/31