top > 東アジア・中国・台湾 > 日本 > 石川 > 金沢
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
2. 特製プリンとこだわりのコーヒー「自家焙煎 東出珈琲店」
兼六園は、石川県金沢市内にある広大な敷地の日本庭園です。
水戸の偕楽園、岡山後楽園と並び、日本三大庭園に数えられています。
土地の広さを最大限に生かし、池や築山に御亭を作る廻遊式庭園をベースに、様々な時代の造園手法が駆使されている庭園です。
金沢市内のほぼ中心部に位置し、自然が織りなす季節ごとの景色を鑑賞できる景勝地です。
周辺には金沢21世紀美術館、金沢情公園といった観光スポットもあり、多くの人で連日賑わいます。
園内の六景をはじめ、ここでしか見られない景色や自然に触れて観光を楽しみましょう。
兼六園の開園時間は、3月1日~10月15日の間が7:00~18:00まで、10月16日~2月末日の期間が8:00~17:00までとなっています。
園内施設によっては、閉園時間前の16:30に入場や利用が終了するものもあるため注意しましょう。
兼六園の入場料は、大人310円、小人(6歳~18歳未満)100円、65歳以上、幼児は無料です。
開園時間前の早朝4時(季節により前後)から開園時間まで、入園が無料になるサービスもあります。
早起きが得意な方は朝早く、観光客が押し寄せる前の庭園に行くのもおすすめです。
石川県民の方は、「県民観賞の日」として、土曜日と日曜日が一律入場無料です。
園内には障がい者用の駐車場が完備され、車いすも貸し出されています。
搾乳室もあるため、子供連れの家族からお年寄りまで、幅広い世代の方が安心して利用できる施設です。
兼六園は、観光地として人気の金沢市内にある観光スポットです。
金沢観光の玄関口であるJR金沢駅からも近くアクセス便利な立地にあります。
金沢市内は、複数路線のバスが走っているため、観光やお出かけの際はバスを利用しましょう。
バスを利用する際は、一日バスに乗り放題の500円フリーパスも便利です。
普通車が482台停車できる駐車場も完備されています。
土日祝日や長期休暇時に駐車場が満車の際は、周辺の有料駐車場を利用しましょう。
兼六園は、様々な施設が建てられた加賀藩ゆかりの地に造られた日本庭園です。
庭園が造られる以前は、加賀百万石でも知られる前田利家によって建てられたお寺や、江戸から来た人々が住まうための江戸町として利用されてきました。
庭園が造られる始まりになったと言われるのは、1676年に藩主の別荘周りに蓮池庭という庭園です。
藩主が客人や重臣たちの接待、行楽の場として利用した蓮池庭は、時代と共にさらに広がりを見せ、1822年に兼六園と命名されました。
その後も庭園周辺の門や濠を壊し、霞ヶ池を広げるなどの工事を経て現在の形に近づいたそうです。
1985年には国の特別名勝にも選ばれ、国内外から多くの人が訪れる人気の観光スポットとなっています。
広い園内にいくつもの名所がある兼六園の見どころを紹介します。
自然の美しさを感じられる庭園で観光を楽しみましょう。
見逃しがちな穴場スポットや周辺観光・グルメスポット情報も参考にしてみてください。
兼六園には、六勝と呼ばれる6つのスポットがあります。
県内に点在するそれぞれのスポットは、兼六園ならではの景色を楽しめる場所です。
兼六園を訪れた際にまず見ておきたい、6つの景勝地を紹介します。
兼六園の中でも、人気の記念撮影スポットが徽軫灯籠です。
霞ヶ池の側に佇む灯篭は、2本のアンバランスな形をした脚が特徴的。
名前の由来は、琴の弦を支える琴柱にその姿が似ていたためとされています。
周辺の木々や後ろに見える大きな池と合わせて写真に撮ると、都心部にあるとは思えない美しい景色を撮れます。
季節によって変わる周辺の景色と変わらず佇む灯篭の対比も魅力的なスポットです。
兼六園内でも屈指の景観を誇る大きな池が霞ヶ池です。
灯篭の佇む場所からすぐなので、合わせて鑑賞しましょう。
大きな池の周りには、計算して木々が植えられ、どの角度から見ても美しい景色を鑑賞できます。
秋の紅葉、冬の雪吊りなど、景色によって異なる景観を楽しめるのも魅力です。
霞ヶ池と並んで、園内の見どころと言われている池が瓢池です。
ひょうたんのような形をした池の周辺は、木々に囲まれ静かで荘厳な雰囲気を感じさせます。
池の奥にある6m強の翠滝の流れ落ちる音を聞きながら、周辺の景色を鑑賞しましょう。
池には、加藤清正が朝鮮出兵時に持ち帰ったという「海石塔」があります。
枝垂れ桜も池の周囲に植えられ、春には桜の花びらが舞う景色を楽しめるスポットです。
兼六園の中で、最も古い建物の夕顔亭といった名所も近くにあります。
兼六園には、日本で最初に造られたと言われる噴水があります。
噴水のある位置より高い場所にある霞ヶ池から水を引き、その水圧を利用している造りです。
水圧の力が計算された江戸時代の技術力、自然を生かした噴水には思わず目を奪われます。
兼六園の中ほどで、ひときわ目立つ大きな松が根上松です。
40本以上の根が地上に出ている松は、見ている人を圧倒する迫力があります。
地上にまでせり出している松の根は、一度根に盛り土をし、成長してから土をどけて根上にしたそうです。
晴れた日には、真っ青な空と真っすぐ空に向かって伸びる松の撮影を楽しめます。
兼六園らしい自然を生かした景色の一つです。
兼六園の中には、曲水と呼ばれる曲がりくねった小さな小川が流れています。
六勝の一つに数えられる曲水は、周辺の木々や草花と川の世せせらぎによって癒しを感じられるスポットです。
5月ごろには、曲水周りにカキツバタが咲き誇り、色鮮やかな景色を訪れた人に見せてくれます。
高台にある眺望台からは、金沢の街並みを一望できます。
周囲を医王山、卯辰山といった山に囲まれた雄大な眺めを見ながら、休憩をしましょう。
春になると、眺望台真下にある桜の木が咲き誇り華やかです。
兼六園内には、六勝の他にも豊富な見所があります。
園内をぐるっと一周しながら、園内にある名所を巡っていきましょう。
瓢池近くにある、園内最古の建築が夕月亭です。
夕月亭は1774年に建てられた茶室で、茶室内の壁に名前の由来になった夕顔が描かれています。
瓢池の景観にあった、歴史を感じさせる茶室にも立ち寄ってみましょう。
明治百年記念事業によって、全国各地の梅が集められたのが梅林です。
約20種類の梅が、冬の終わりから春の初めになると一斉に咲き誇ります。
梅の時期を外れていても、景観豊かな庭園を散策するだけで癒されるスポットです。
梅林の中ほどには、「舟之御亭」という休憩所のような場所があります。
平成12年に再建されたこの場所からは、梅林の木々を座りながら鑑賞できるのが魅力です。
西南戦争で亡くなった軍人を鎮めるために建てられたのが、「日本武尊象(やまとたけるのみことぞう)」です。
1880年に富山県高岡で造られたという銅像は、日本最古の銅像と言われています。
銅の成分を嫌ってカラスすら止まらないとも言われる銅像は、神聖な雰囲気を感じさせます。
雁行橋(がんこうばし)は、石が並ぶ橋の姿が、並んで飛ぶ雁の姿に似ていることから名付けられました。
保護のため実際に渡ることはできませんが、雁行橋を渡ると長生きすると言われているパワースポットです。
周辺に木々が植えられ、川が真横を流れる涼し気な景色を鑑賞しながら、散策を楽しみましょう。
鶺鴒島(せきれいじま)と呼ばれる、小島の上に鳥居が立つこの場所は、人生の誕生、結婚、死を表しているそうです。
夫婦島とも呼ばれる島の後ろには、長寿と縁が長く続くことを願う和歌が記されています。
木々に囲まれた鳥居の神聖な雰囲気を感じながら、結婚、恋愛に効くというパワースポットのご利益にあやかりましょう。
園内を歩いていると、御室の塔と呼ばれる大きな石造りの五重塔が見つかります。
この塔は、 京都 にある御室御所の五重塔を模して造られたものです。
周辺を木々に囲まれた景観豊かなスポットは、撮影スポットにも最適です。
「成巽閣(せいそんかく)」は、加賀藩の藩主が母親のために建てた邸宅です。
小鳥の絵やオランダのギヤマン造りを取り入れた建築は、母親への気配りや華やかさを感じさせます。
国指定の重要文化財にも選ばれる邸宅には、兼六園からの入場も可能です。
兼六園一番の見どころといえるのが、庭園内の自然です。
緑豊かな兼六園は、季節ごとの景色で訪れた人を出迎えてくれます。
春は、新緑の落ち着きと桜が咲き誇る華やかさを一度に感じられるのが魅力です。
県内の築山の中でも、ひときわ大きく目立つのが山崎山です。
高台から兼六園を見渡せる築山は、別名紅葉山と言われています。
秋になると山に植えられた木々が鮮やかに色付き、美しく風情ある景色を見られるスポットです。
兼六園の中に、大きく傷が残っている松があります。
この松の傷は、戦争時に松の油を使って航空機を飛ばそうとした際に付けられたものです。
結局松の油で航空機は飛ぶことはなく、今も戦争の傷跡を伝えるものとして兼六園内に残されています。
兼六園には、霞ヶ池、瓢池、長谷池など、景観豊かな池がいくつもあります。
すぐそばにベンチや休憩所が設けられた池の景色も兼六園の魅力です。
それぞれの池ごとに形や植えられている木々、近くに建てられている建築が違い、異なる雰囲気を楽しめます。
兼六園周辺の観光スポット情報を紹介します。
金沢市の中心部、観光スポットが集まるエリアに兼六園はあります。
隣接する金沢城公園をはじめ、合わせて回れば一日観光を楽しめるのが魅力です。
筆者が実際に足を運んで楽しんだ観光スポットの中から、おすすめを厳選して紹介します。
各バス、兼六園バス停下車から徒歩すぐ、兼六園に隣接している観光スポットです。
多くの建物が火災により焼失していましたが、五十間長屋や橋爪門続櫓といった場所が、現在では精巧に復元されています。
大きな橋爪門を抜けて、公園内に入っていくと見えるのが二の丸広場です。
二の丸広場の裏手には、玉泉院丸庭園と呼ばれる大きな庭園があります。
入場無料の庭園には休憩場があり、藩主たちが愛した姿そのままの庭園をゆっくり鑑賞できるのが魅力です。
桜や滝といった見どころの他に、季節ごとのライトアップも楽しめます。
住所 : 石川県金沢市丸の内1-1
マップ: Googleマップ
アクセス : 各種バス、兼六園下バス停から徒歩すぐ
電話番号 : 076-234-3800
定休日 : 施設により異なる
営業時間 : ・7時00分〜18時00分(3月1日〜10月15日)・8時00分〜17時00分(10月16日〜2月末日)
料金 : 無料
公式URL : 金沢城公園
金沢21世紀美術館は、全面ガラス張りの開放的な空間、無料で遊べる体験型の展示が豊富な美術館です。
交流ゾーンと呼ばれる無料で楽しめるエリアには「カラー・アクティヴィティ・ハウス」をはじめとした展示があります。
兼六園から徒歩3分、広坂・21世紀美術館バス停から徒歩すぐとアクセス便利な立地です。
兼六園観光の前後に、アートな美術館に立ち寄ってみましょう。
兼六園内にあるレストラン「フュージョン21」は、カフェ利用もできます。
お店は無料の交流ゾーン内にあるため、観光の際に一休みすることも可能です。
桜シロップに抹茶を使った期間限定ドリンクをはじめ、多様なスイーツやドリンクが揃います。
住所 : 石川県金沢市広坂1丁目2-1
マップ: Googleマップ
アクセス : 各種バス、広坂・21世紀美術館前バス停から徒歩すぐ
電話番号 : 076-220-2800
定休日 : 月曜日(交流ゾーンは年末年始)
営業時間 : 展示ゾーン:10:00~18:00 交流ゾーン:9:00~22:00
料金 : 企画展示ごとの入場料、交流ゾーンは無料
公式URL : 金沢21世紀美術館
各種バス、香林坊バス停から徒歩5分、兼六園から徒歩12分程の観光スポットです。
武家文化を感じられる武家屋敷が、そのまま残る街並みを散策できます。
実際に室内まで入れる「武家屋敷跡野村家」をはじめ、歴史を感じさせる邸宅を鑑賞しましょう。
街のすぐそばを流れる水路も風情を感じさせます。
長町武家屋敷跡を歩いていると、「足軽資料館」という建物があります。
入場無料の資料館の中は2つの邸宅があり、中まで上がって当時の暮らしを追体験できるスポットです。
和室から覗く日本庭園の景色は、金沢の繁華街、香林坊がすぐそばにあるとは思えない情緒を感じさせます。
住所 : 石川県金沢市長町
マップ: Googleマップ
アクセス : 各種バス、香林坊バス停から徒歩6分、もしくは金沢ふらっとバス長町ルート 長町武家屋敷跡から徒歩すぐ
定休日 : 年中無休(施設により異なる)
営業時間 : 常時開放中
料金 : 無料(一部施設有料)
公式URL : 長町武家屋敷跡
兼六園周辺のグルメスポットを紹介します。
金沢駅を中心とした金沢中心部にある兼六園周辺には、様々なグルメスポットがあります。
金沢駅をはじめ、バスで10分圏内のエリアも含めた中からカフェ、レストランといったグルメスポットを厳選。
内橋亭は兼六園内にある和食店です。
霞ヶ池すぐそばにあり、店内の窓からは霞ヶ池の豊かな景観を眺められます。
歴史を感じられる建物の中で、抹茶や茶菓子、和食を味わいましょう。
「卵丼」648円(税込)は、程よい塩味の卵とじをご飯に載せた一品です。
ふんわりとした卵を噛むたびに、まろやかな旨みが広がります。
住所 : 石川県金沢市兼六町1-22 兼六園内
マップ: Googleマップ
アクセス : 各種バス、兼六園バス停から徒歩すぐ
電話番号 : 076-262-1539
定休日 : 不定休(8月は無休)
営業時間 : 9:00~17:00(10月~2月は16:00まで)
予算 : 【昼】~999円
禁煙・分煙 : 完全禁煙
各種バス、武蔵ヶ辻・近江町市場バス停から徒歩3分、兼六園からも徒歩10分程の喫茶店です。
色々な種類の豆を使った豊富なコーヒーに特製プリンを味わいましょう。
コーヒーのメニュー表には豆の味が酸味や苦み、細かい味わいに至るまで書かれ、スタッフさんの気配りを感じられます。
お店オリジナル「自家製プリン」400円(税込)は、生クリームと牛乳のコクを感じさせる一品です。
バニラビーンズが香るプリンは、程よい甘さでコーヒーにもよく合います。
住所 : 石川県金沢市十間町42
マップ: Googleマップ
アクセス : 各種バス、武蔵ヶ辻・近江市場バス停から徒歩3分
電話番号 : 076-232-3399
定休日 : 日曜、祝日
営業時間 : 8:00~19:00
予算 : 【夜】~999円 【昼】~999円
禁煙・分煙 : 全面喫煙可
JR金沢駅から徒歩1分、金沢百番街あんとにある金沢おでんのお店です。
金沢おでんは、おでん消費の多い金沢の名物グルメの一つと言われています。
赤巻・車麩といった具材を、創業以来引き継がれる出汁で煮込んだおでんをいただきましょう。
「赤巻」150円は、渦巻のような模様の練り物です。
柔らかく優しい甘み、塩味が噛むたびに広がります。
「大根」240円は、中まで味が染み込み、ブワッと口いっぱいに出汁の味が溢れるみずみずしい一品です。
その他にもおでん盛り合わせにライスやお漬物が付いてくる「おでん定食」といった料理を味わいましょう。
住所 : 石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街 あんと
マップ: Googleマップ
アクセス : JR金沢駅から徒歩1分
電話番号 : 076-260-3722
定休日 : 年中無休
営業時間 : 11:00~22:00(LO 21:30)
予算 : 【夜】2,000~2,999円 【昼】1,000~1,999円
禁煙・分煙 : 全面喫煙可
JR金沢駅からも近く、市内の中心部にある兼六園の見どころを紹介しました。
六勝と言われる兼六園を代表する6つの景色をはじめ、広い園内の自然を生かした景色を楽しみましょう。
周辺の観光・グルメスポットも、筆者が足を運んだことのある場所から厳選したので、金沢観光や旅行の参考にぜひどうぞ!
▼合わせて読みたい
・ 金沢観光はこれで完璧!金沢市内から近郊まで金沢旅行で外せない観光地28選
・ 金沢で泊まりたい人気のホテル15選!ビジネスから観光まで快適に過ごそう!
公開日 : 2019/05/07