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別府市(べっぷし)は、 大分県 のほぼ中部に位置する、県内第2の人口をほこる町です。
国東半島の南側の付け根にあたり、東側は別府湾に面しています。
面積は約125平方kmで、人口は約12万人。
南隣は県庁所在地の大分市です。
中東部に平地があり、市街地など市の中枢は平地部に集中。
それ以外の三方は山に囲まれています。
南東部の由布市との境界には、「豊後富士」と呼ばれる由布岳がそびえていますよ。
大分県、西の温泉県として知られています。
その中でも由布市の湯布院とならび、大分県内で随一の温泉地なのが別府です。
市内の市街地周辺を中心に多数の 温泉 が所在。
湯気が立ち上がる風景は、別府を代表する風景です。
別府市役所には「温泉課」もあって、市をあげて温泉文化を守っていますよ。
最近では、別府冷麺やとり天をはじめ、ご当地グルメでも知られるようになりました。
今回は、別府市のおすすめ観光スポットを中部・北部・南部に分けてご紹介します。
北部と中部では地理的につながりの深い、隣接自治体の一部地域も合わせて紹介します。
別府市の中部で、別府市街地を含め平野部と、その西に広がる山地にあたる地域です。
別府の代名詞となっている数々の温泉は、このエリアに集中しています。
市街地の東側は別府湾に面していて、美しい海岸もあります。
別府八湯(べっぷ はっとう)は、別府市街地周辺にある、市内を代表する8つの温泉地の総称です。
この中には8世紀初頭から続く古い歴史の温泉もあります。
1924年(大正13年)の別府市の発足頃から、温泉を使った観光に力を入れるようになり、別府八湯の総称が使われ始めました。
現在、八湯のうち柴石・鉄輪・明礬の3ヶ所が国民温泉保養地に指定されています。
「別府温泉道」という市内の温泉施設をめぐるスタンプラリーも人気ですよ。
8ヶ所の温泉地はそれぞれ違った特色を持っています。
北側から順にご紹介しますね。
亀川(かめがわ)温泉は、八湯の中でもっとも北側に位置する温泉地です。
別府平野の北端で、西と北に山、東に別府湾がせまっています。
南北に通るJR日豊本線沿いや亀川駅周辺に温泉が集まっていますよ。
江戸時代の書物『豊国紀行』に記載がある歴史のある温泉地です。
当時は天然砂湯が名物の湯治場としてにぎわいました。
現在、砂湯は亀川温泉の1.5kmほど南にある上人ヶ浜で楽しめます。
柴石(しばせき)温泉は、別府市街北部の山の中にあります。
そのため、周囲は森林などの自然に囲まれています。
古い歴史があって、平安時代の895年に醍醐天皇、1044年に後冷泉天皇が病気療養のために訪れています。
八湯の中ではもっとも規模が小さいですが、歴史がある温泉です。また、地獄めぐりのうちの「血の池地獄」「龍巻地獄」の2つが柴石温泉にあります。
ちなみに名前は、江戸時代に柴の化石が発見されたことに由来しています。
また、血の池地獄は、奈良時代に編纂された書物『豊後国風土記(ふんごのくに ふどき』に「赤湯泉」の名で記載されていました。
柴石温泉は、別府温泉とともに別府八湯の最古の温泉です。
明礬(みょうばん)温泉は、別府市街北西の山の上にあります。
十文字原(じゅうもんじばる)という高原に近く、大分自動車道のすぐ北側に位置しています。
江戸時代に日本一の明礬(湯の花)の採取地だったので、明礬温泉と呼ばれるようになりました。
当時の明礬採取場をイメージした、わらぶき小屋の「湯の花小屋」があるのも見どころです。
ザボン湯やドロ湯などの独特の温泉も人気です。
鉄輪(かんなわ)温泉は、別府市街北部の小高い場所に位置します。
柴石温泉や明礬温泉がある山の南のふもとのにあたり、九州横断道路周辺に温泉施設が集まっています。
いくつもの温泉施設からモクモクとたちのぼる湯煙は、別府の温泉を象徴する風景です。
歴史は古く、鎌倉時代にもともとあった温泉を一遍上人が開発して生まれました。
特に一遍上人がつくった「むし湯」が有名です。
旅館はもちろん、共同浴場も多く、土産物店や飲食店もたくさんあってまさに観光温泉地といった雰囲気ですよ。
また、地獄めぐりのうちの5つが鉄輪温泉にあります。
堀田(ほりた)温泉は、別府市街の西側に広がる山地の山すそにあります。
小高い丘の上に位置し、すぐ東側を大分自動車道が通っています。
ちょうど別府インターチェンジがある場所で、自動車でのアクセスは抜群。
江戸時代に開かれ、湯布院・日田・太宰府などを結ぶ街道が通っていたので、湯治場として栄えました。
湯量がたいへん豊富なのが特徴で、湯は市内に供給されているんです。
観海寺(かんかいじ)温泉は、別府市街の南西に広がる山地の山すそに位置しています。鎌倉時代に発見された、古い歴史のある温泉地です。
海抜約150mの高台にあって別府八湯の中でもっとも見晴らしがよく、すばらしい景観がポイント。
江戸時代の書物『豊後国志』には、交通は不便なものの、景観がすばらしいので多くのお客が訪れる旨の記載があります。
昭和6年に大規模な火災がおこりましたが、現在では杉乃井ホテルなどの大型ホテル・レジャー施設が立地。
別府を代表する観光地となりました。
別府温泉は、別府市街地の南寄りのエリアにある温泉地。
別府八湯で最古の温泉です。
奈良時代初期の713年に編纂された『伊予国風土記(いのよくに ふどき)』逸文に「早見の湯」として記載されています。
湯治場として本格的に栄えたのは、江戸時代から。
JR別府駅周辺に温泉が集まっているので、交通の便がよいのが特徴です。
中でもレトロな崖岸の竹瓦温泉が有名。
毎年4月におこなわれる「温泉まつり」には多くの観光客が訪れます。
浜脇(はまわき)温泉は、別府市街の南端に位置し、別府八湯の中でまっとも南にある温泉地です。
JR東別府駅の北側になります。
南には山がそびえ、東は別府湾に面しています。
浜から温泉が湧き出たので「はまわき」と呼んだのが名前の由来です。
鎌倉時代から江戸時代にかけて交通の要衝として栄えました。
市営の浜脇温泉や多目的温泉保養館「湯都ピア浜脇」などの人気施設がある一方、古い昔ながらの温泉施設も多いのが特徴です。
電話番号 : 0977-21-1129(別府市役所 温泉課)
公式URL :
「地獄」は、特異な景観や美しい景観をした、自然湧出の源泉のことです。
地獄めぐりは、別府八湯の鉄輪温泉・柴石温泉にある有名な「地獄」をめぐる観光コースです。
地獄は、全部で7ヶ所あって、いずれも市内北部。
九州横断道路より北側の山地・ふもとに一帯にあります。
血の池地獄・龍巻地獄の2つは柴石温泉にあって、残る5つが鉄輪温泉の西側の丘に所在。
「みゆき坂」と呼ばれる坂道の周辺に集まっていて、「地獄地帯」と呼ばれています。
また、地獄めぐりの定期観光バスなども運行されていますよ。
血の池・かまど・海・鬼石坊主の各地獄には、温泉水を使った足湯もあって人気です。
2009年(平成21年)には、地獄の中で血の池地獄・龍巻地獄・白池地獄・海地獄の4つが「別府の地獄」として国の名勝に指定されました。
なお、地獄めぐりの地獄以外にも、別府市内には小さな地獄がたくさんあります。
血の池地獄は、国指定名勝。
湯の色が真っ赤なのが特等の温泉です。
柴石温泉の東にありますよ。
酸化鉄や酸化マグネシウムをふくんだ赤い熱泥が噴出するので、湯が赤く染まっています。
血の池地獄は、奈良時代に編纂された書物『豊後国風土記(ふんごのくに ふどき』に「赤湯泉」の名で記されている、別府最古の温泉です。
血の池地獄の裏手には、高台から血の池地獄を鑑賞できるスポットがあります。
上からだと池の真っ赤な色をより確認できるため、写真撮影スポットとしておすすめです。
血の池地獄のすぐそばにはカフェがあり、地獄めぐりの一休みもできます。
龍巻(たつまき)地獄は、血の池地獄のすぐ東側にあります。国指定の名勝で、別府市の天然記念物にも指定されています。
一定の周期で湯が噴出する間欠泉(かんけつせん)です。
その噴出力は、屋根がなけれ30mほどの高さになるといわれています。
なお、間欠泉が噴き出る時間は2時間おきほど。
タイミングを見計らって鑑賞しましょう。
一度の噴射で5分前後の間、湯がブワッと噴き出る様子を見学できます。
白池(しらいけ)地獄は、鉄輪温泉の地獄地帯のもっとも東にあります。
国の名勝に指定されています。
血の池地獄とは反対に、少し青っぽい白色をした湯が特徴の温泉です。
湧き出るときは湯は透明ですが、温度と圧力の低下の影響で色が変わっています。
白池地獄は和風庭園の中にあって、向原石幢(県指定重要文化財)や熱帯魚館、国東塔、二豊南画堂などの見どころもあります。
熱帯魚館では、温泉熱を利用して飼育されているピラニアやピラクルといった魚を鑑賞できます。
アマゾンに生息する珍しい魚を、温泉地で鑑賞できるギャップがユニークなスポットです。
レトロな雰囲気の白池地獄ですが、壁に目を向けると写真映えするスポットもあります。
魚で描かれたハートや羽は、ユニークで個性的な写真を撮るにはぴったりです。
鬼山(おにやま)地獄は、鉄輪温泉の地獄地帯の東にあります。
白池地獄にすぐ北西に位置しています。
緑がかった湯の色をしているのが特徴です。
また、温泉熱を利用してワニが飼育されています。
いろんな種類のワニがいて、約70頭も飼育されているんですよ。
鬼山地獄のワニは、1923年(大正12年)に日本で初めて飼育されました。
そのため、鬼山地獄は別名「ワニ地獄」とも呼ばれています。
休憩場のような場所には、大きなワニの模型やワニの赤ちゃんが展示されています。
温泉とワニという珍しい組み合わせを楽しめるのが鬼山地獄です。
かまど地獄は、鉄輪温泉の地獄地帯の東にあります。
鬼山地獄のすぐ西側に所在。
約90度の温泉が噴気とともに湧き出ているんです。
古くから、近くにある竈門八幡宮(かまど はちまんぐう)の大祭のときに、ここの噴気で御供飯を炊いていました。
そのため、かまど地獄と呼ばれるようになったのです。
いろんな種類の温泉池があるのが特徴で、1丁目~6丁目まであります。
かまど地獄の中にはさまざまな種類の温泉があります。
100度を超える厳選から40度前後のもの、水色から真っ赤な色の温泉まで、見ていて楽しめるものばかりです。
ゆっくりと浸かれる足湯や、温泉を利用した温泉卵もいただけます。
かまど地獄には飲む温泉や、のどや鼻に蒸気を当てる温泉といったユニ―クなものもあります。
飲む温泉は80度を超える温度で、口に含むと硫黄の香りがふわっと広がるのが特徴です。
のどに当てる温泉は、程よく温かい蒸気で喉や鼻を潤せます。
海(うみ)地獄は、鉄輪温泉の地獄地帯の西に位置しています。
地獄めぐりの代表的な地獄で、もっとも規模の大きい地獄です。
なお、国指定の名勝になっています。
地獄とは思えないほど美しいコバルトブルーの色をした湯の池は、地獄めぐりの象徴です。
湯の色は、温泉に含まれる硫酸鉄が溶けているため。
また、温泉熱を利用したオオオニバスや熱帯睡蓮をの栽培も行われていますよ。
コバルトブルーの温泉を初めて見た時は、自然のものとは思えない驚きを感じます。
海地獄は地獄めぐりの中でも、敷地が広く見所の多いエリアです。
海地獄の写真を綺麗に取りたい場合、お土産店の2Fから撮ってみましょう。
お土産店のある建物2Fは、海地獄を高台から眺められるテラスに加え、地獄めぐりの歴史を学べる博物館となっています。
タンスを空けるとクイズの答えが見つかる展示など、小さな子供でも楽しめる造りです。
鬼石坊主(おにいしぼうず)地獄は、鉄輪温泉の地獄地帯の西にあります。
海地獄の南側です。
もとは「坊主地獄」でしたが一度閉鎖され、「鬼石坊主地獄」として復活しました。
灰色の熱泥がたくさん噴出していて、その形が坊主頭に似ていることが名前の由来です。
灰色の泥が温泉が噴き出るとのともにぶくっと盛り上がる様子は、まさしく地獄の池を思わせます。
敷地内には緑も多く、晴れた暖かい日にはピクニック気分で散策を楽しめます。
敷地内の入口付近には足湯があり、寒い季節になると多くの観光客が靴を脱いでくつろいでいます。
鬼石坊主地獄に入った方は、誰でも利用できるのも魅力です。
ただし、タオルの販売はないため、ハンカチやミニタオルを持参しておきましょう。
電話番号 : 0977-66-1577(別府地獄組合)
公式URL : 地獄めぐり
大分香りの博物館は、別府大学の創立100周年を記念して開館しました。
旧・野津原町に大分香りの森博物館がありましたが閉館し、大分県から収蔵品を借り受け展示しています。
1階には世界中から集められた香水コレクションを多数展示している「香りのプロダクトギャラリー」があります。
2階は香りの歴史や文化に関する資料を展示している「香りのヒストリーギャラリー」、3階は調香体験ができる工房やアロマルームがあります。
全国的にも珍しい香りをテーマにした博物館。
世界に1つだけのオリジナル香水作りが楽しめる人気のスポットです。
住所 : 大分県別府市北石垣48-1
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-27-7272
定休日 :
12月31日、1月1日〜1月3日
カフェのみ日曜
営業時間 : 10:00〜18:00(調香体験は事前予約が必要)
料金 :
大人 500円
大学・高校生 300円
中・小学生 200円
公式URL : 大分香りの博物館
上人ヶ浜公園(しょうにんがはま こうえん)は、上人ヶ浜という海岸と、そこに生えている松林をが美しい公園です。
別府湾岸の南北に長い海岸線の北方に位置しています。
芝生広場や遊歩道などが整備されていて、散策を楽しむ人も多いんです。
名前は、一遍上人が約700年前にここに上陸したことが由来といわれいます。
別府海浜砂湯が隣接しており、海を眺めながら砂湯を楽しむのが人気です。
住所 : 別府市上人ヶ浜町504-1
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-21-1111(別府市役所 公園緑地課)
公式URL : 上人ヶ浜公園
的ヶ浜公園(まとがはま こうえん)は、別府市街に複数ある海岸公園のひとつです。
南北に長い別府湾岸の中の、中部よりややや南寄りにある海岸公園です。
人口の海岸で、庭園や噴水、彫刻などが設置されていますよ。広い砂浜もあって、別府湾が一望できる風景が特徴。
夏には海水浴を楽しむ人も多く、市街地に近い海水浴場として人気があります。
むかし鎮西八郎為朝(ちんぜい はちろう ためとも)とも呼ばれた源為朝が、市街地北側にある高台の羽室台(はむろだい)から、ここの松を目がけて弓矢を射たという伝承があり、それが名前の由来となっています。
住所 : 別府市北的ヶ浜町1183番地の4
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-21-1111(別府市役所 公園緑地課)
別府タワーは、別府市街地の南東の海岸沿いに建つタワーです。
的ヶ浜の少し南側に位置しています。
日本では、名古屋テレビ塔、大阪通天閣に次いで、三番目にできたタワーなんです。
その高さや約90m。
2007年には、登録有形文化財になりました。
上階からは、別府市街はもちろん、由布岳などの山々や、別府湾が一望できます。
1階には多国籍料理が楽しめるレストランがあって、女性客に人気があります。
また、温泉をテーマに美・健康・食が楽しめる「おおいた温泉座」では足湯が人気。
16階にはラウンジもあり、別府の夜景をながめながらお酒を楽しめますよ。
住所 : 大分県別府市北浜3丁目10-2
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-21ー3939
営業時間 : 9:00〜22:00
公式URL : 別府タワー
別府公園は、別府市街地の南寄りの場所にある公園です。
JR別府駅の西に約600mのところに位置しています。
市役所のすぐ南側ですよ。
敷地は約27.3平方メートルで、普通車が460台収容の駐車場も整備。
公園内にある大きなヒノキは、チッカマウガツリーと呼ばれていて、クリスマスの時期には装飾されてクリスマスツリーとなります。
実は、これは日本最古のクリスマスーツリーなんですよ。第二次世界大戦後、別府に駐留していた米軍が植えたものです。
たくさんの木や花が植えられていて、季節ごとにいろとりどりの花が咲くのも魅力です。
住所 : 別府市大字別府野口原3018-1
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-21-1111(別府市役所 公園緑地課)
公式URL : 別府公園
ビーコンプラザは、別府市役所の南西、別府公園の西側にある国際コンベンションセンターなどがある複合施設です。
市民ホールやコンベンションホールなどの大型のホールを備えています。
中でも観光客に人気なのが、敷地内にあるグローバルタワーという塔です。
グローバルタワーは、高さが約125mあり、別府のシンボルでもある別府タワーよりも高いんです。
100m以上の高さにある展望台からは、360度の大パノラマを楽しめます。
別府湾の向こう側には四国も見えますよ。
展望台からの夜景は、日本夜景遺産に選ばれました。
グローバルタワーは、いまでは別府タワーとならぶ別府の二大タワーとして市民に定着しています。
住所 : 大分県別府市山の手町12番1号
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-26-7111
定休日 : 12月31日、1月1日
カフェのみ日曜
営業時間 :
ビーコンプラザ
9:00〜22:00
グローバルタワー
3~11月 9:00~21:00
12~2月 9:00~19:00
料金 :
グローバルタワー
大人(高校生以上) 300円
子ども(中学生以下) 200円
公式URL : ビーコンプラザ
別府市街から北側に広がる山地がメインとなるエリア。
今回は、地理的に連続している別府市の北隣の日出町もご紹介します。
十文字原という市内が見渡せる高台があり、国際色ゆたかな大学として知られる立命館アジア太平洋大学が立地しています。
十文字原(じゅうもんじばる)は、別府市北西の山上にある高原地帯です。
海抜およそ500mの場所で、南北に大分自動車道が通り、別府湾サービスエリアがあります。
また、国際色の豊かな大学として近年注目されている立命館アジア太平洋大学もここに立地しています。
十文字原にある十文字原展望台からは、別府市街や別府湾が一望できるスポットとして人気の場所。
特に夜景はすばらしく、高速道路からも近いので、多くの観光客が訪れています。
住所 : 大分県別府市大字野田字大窪1199-10
マップ: Googleマップ
サンリオ ハーモニーランドは、別府市の北西隣の速見郡日出町にあるテーマパークです。
ハローキティーなどで知られるサンリオ運営のテーマパークで、現在全国には 東京都 とここの2箇所しかありません。
サンリオのキャラクターをモチーフとして数々のかわいらしいアトラクション、キティーちゃんなどの人気キャラクターが登場するパレードやショー、娯楽施設など、女の子が喜びそうなものがいっぱい。
まるでファンタジーの世界ですよ。
JR日出駅からはタクシーで10分ほど、JR杵築駅や暘谷駅からは国東観光のバスが運行しています。
住所 : 大分県速見郡日出町大字藤原5933番地
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-73-1111
定休日 : 不定(下記の公式URL参照)
営業時間 : 10:00〜17:00(曜日・時期により変動)
料金 :
パスポートチケット 2,900円
イブニングチケット 1,500円(16時以降の入園)
公式URL : サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド
別府市街の南に広がる山地がメインとなっているエリアです。
南西の由布市境には、標高約1,583mの名峰 由布岳があります。
今回、別府市と地形的に連続している大分市の神崎地区も含めてご紹介しています。
このあたりは猿の生息地として有名な高崎山や、美しい海岸が広がるエリアです。
由布岳(ゆふだけ)は、別府市の南西部、由布市湯布院町に跨がる山です。
標高は約1,583mで、その姿から「豊後富士」の別名で呼ばれています。
かつては「木綿山」や「柚富峰」などとも表記されていました。
大きくそびえ立つような見た目は、古代より信仰の対象とされ、この地方の象徴的な存在。
万葉集などの書物にも書かれています。
由布岳は、近くにある九重連峰や熊本県の阿蘇山などともに国立公園に指定されています。
登山のしやすい山として、登山初心者から愛好家まで幅広く親しまれている山です。
また登山以外でも、麓から由布岳を眺めた景色はすばらしく、ドライブコースとしても人気があります。
住所 :
マップ: Googleマップ
大分県由布市湯布院町川上
※ 山頂部分
電話番号 :
0977-84-3111 内線213
(由布市湯布院振興局地域振興課地域振興係)
公式URL : 由布岳
城島高原(きじま こうげん)パークは、別府市の南西にあるテーマパークです。
由布岳の南東にある城島高原に所在。
城島高原は、標高700〜800mの場所ですよ。
城島高原パークは、1967年(昭和42年)に開業した、地元でおなじみの老舗の遊園地(施設名は何度か変わっています)。
日本初の木製コースター「ジュピター」や、かつては日本一長かったゴーカートなどの人気アトラクションがあります。
ほかにも観覧車やジェットコースター、メリーゴーランドなどの定番のアトラクションも。
そのアトラクションは多数で、1日では遊びきれないほどです。
住所 : 大分県別府市城島高原123番地
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-22-1165
定休日 :
火・水曜
※時期により変動(下記の公式URL参照)
営業時間 : 10:00〜16:30(曜日・時期により変動)
料金 :
入園券:中学生以上 1,500円、3歳〜小学生 600円
のりものパス券:中学生以上 2,700円、3歳〜小学生 2,700円
入園券+のりものパス券:中学生以上 4,200円、3歳〜小学生 3,300円
公式URL : 城島高原パーク
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」は、大分市の北端、別府市との境界すぐ近くの海沿いにある水族館です。
田ノ浦ビーチのすぐ西側にあたります。
1964年(昭和39年)にオープンした大分ではよく知られた老舗の水族館なんです。
2004年にリニューアルして、大分生態水族館マリーンパレスから、現在の大分マリーンパレス水族館「うみたまご」に変わりました。
約500種、15,000点にも上るたくさんの生物を展示していて、観光施設を対象にした多くのランキングで上位入賞を果たしているんですよ。
また、大分県内屈指の人気観光施設で、2015年のゴールデンウィークでは、大分県で最多の観光客数でした。
「うみたまご」のみどころは、なんといっても潮流式回遊水槽。
まるで海の中にいるかのような感覚で生物を観察できるため、迫力は満点です。
また、生物も海の生態に近い状態で泳いでおり、自然な姿を観察できるのが魅力。
この潮流式回遊水槽は「うみたまご」が世界初導入したものです。
海卵では屋外プールを使ったイルカショーも行われています。
一日に数度行われるショーでは、ダイナミックなジャンプや立ち泳ぎといった芸を鑑賞できます。
ショーの行われるプールそばの高台から眺めると、プール全体を眺められるのでおすすめです。
館内には、小さな子供たちが遊べるキッズスペースも完備されています。
その他にも、カクレクマノミ、チンアナゴといった人気者が集う水族館で観光を楽しみましょう。
住所 : 大分県大分市大字神崎字ウト3078番地の22
マップ: Googleマップ
電話番号 : 097-534-1010
定休日 :年間3日程度(下記の公式URL参照)
営業時間 :
3~10月 9:00〜18:00
11~2月 9:00〜17:00
GW 8:00〜21:00
料金 :
高校生以上 2,200円
小・中学生 1,100円
4歳以上 700円
公式URL : 大分マリーンパレス水族館
※合わせて読みたい: 大分マリーンパレス「うみたまご」の魅力を徹底解説!アクセス・料金・年パスや混雑情報まで
田ノ浦ビーチは、大分市の北端、別府市との境界すぐ近くにある海浜公園です。
水族館の「うみたまご」のすぐ東側にあたります。
別府湾沿いの海浜を整備した広い公園です。
特に夏には海水浴場が開場し、約6万人もの海水浴客が訪れます。
大分県内で最大の海水浴場なんですよ。
また、田ノ浦アイルという人口島があって、遊歩道も整備されています。
美しい海の風景を眺めながらの散策もおすすめですよ。
この美しい景色は「恋人の聖地」のひとつに選ばれました。
ほかには、カピタン号という大型遊具もあり、子どもたちに大人気です。
住所 : 大分県大分市大字神崎
マップ: Googleマップ
電話番号 : 097-534-1010
営業時間 : 9:00~23:30
公式URL : 田ノ浦ビーチ
高崎山(たかさきやま)自然動物園は、大分市の北端、別府市との境界すぐ近くにある動物園です。
水族館の「うみたまご」の国道10号線・JR日豊本線をはさんですぐ北側にあたります。
高崎山の北の麓にあり、目の前は海です。
高崎山にはもともと野生の猿がたくさん生息していました。
その野生の猿の餌付けに成功し、1953年(昭和28年)に開園しました。
猿は一時A・B・Cの3派の群れに分かれていましたが、現在はBとCの2派となっています。
高崎山のふもとから山中の猿寄せ場までを結ぶ小型モノレールの「さるっこレール」があって、自然の姿の猿たちを観察することができますよ。
住所 : 大分県大分市神崎3098-1
マップ: Googleマップ
電話番号 : 097-532-5010
定休日 : 年中無休
営業時間 : 8:30~17:00(入園は16:30まで)
公式URL : 高崎山自然動物園
大分県は、ご当地グルメや名物料理が多い地方です。
その中で、別府特有のグルメとして「別府冷麺」があります。
また、いまでは大分県内でひろく食されている「とり天」は別府が発祥なんですよ。
ほかにも温泉地特有のグルメなどもあり、食べ物に関しても魅力がたくさんあるのが別府です。
別府冷麺は、戦後の1950年(昭和25年)頃に満州から引き揚げてきた人が開店したお店が発祥といわれています。
満州は朝鮮系の人も多かったので、韓国発祥の冷麺が満州経由で別府に伝来しました。
現在では、市内で60店以上のお店が別府冷麺を提供するまでになり、別府の名物料理として全国的に知られています。
冷麺専門店も存在し、ほかには焼肉店で出されたり、ラーメン店や中華料理店、さらには居酒屋や食堂などでも出されたりします。
別府冷麺の特徴として、麺が韓国の冷麺と同じく小麦粉やそば粉、でんぷんなどを使って作られていることがあげられます。
太めでモッチリとした弾力ある食感のものと、ツルッとした喉越しのよい2種類があります。
一方で、スープは魚介ベースの和風のものとなっているのがポイントです。
具材にはラーメンのようにチャーシューがのっていることが多く、焼肉店などではキムチが添えられていることも。
なお、別府冷麺は提供するまでに時間がかかりますので、理解の上で来店するのをおすすめします。
胡月(こげつ)は、別府市街地の中央あたりにある冷麺の専門店です。
別府冷麺の発祥となってお店です。
実は、2017年末に後継者不足で一度閉店しましたが、2018年になり常連客の方が味を継承して再スタートしました。
それほど地元の方に愛されているお店なんです。
胡月は、麺のコシとても強く、とても力強い麺です。
これが胡月独特の味わいを生み出していますよ。
住所 : 大分県別府市石垣東8-1-26
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-25-2735
定休日 : 火曜
営業時間 :
月曜 11:00~16:00
水~金曜 11:00~17:30
土・日用 11:00~19:00
※売切次第終了
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
六盛(ろくせい)本店は、別府市街の南寄りにある冷麺の専門店です。
地元では、元祖の胡月とならぶ人気店なんですよ。
特徴は、昆布からとった和風ダシと牛骨ダシをつかったダブルスープ。
具材にキムチが入っているのもポイントですね。
ほかにラーメンも人気ですよ。
行列の絶えないお店ですので、待ち時間覚悟で来店してください。
住所 : 大分県別府市松原町7-17
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-22-0445
定休日 : 火曜
営業時間 : 11:30~15:00、18:00~21:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
とり天は大分県内、とりわけ大分県中部でよく食べられている鶏肉料理です。
一口大の鶏肉に、小麦粉(片栗粉を混ぜることも)と水や卵でといた衣をつけて揚げたもの。
それを酢醤油やポン酢に付けて食べます。
今では県内で幅広く食べられていますが、発祥は別府市という説が有力です。
東洋軒は、とり天の発祥を名乗る店なんです。
日本料理から中華料理、西洋料理まで幅広く食べられるレストランですが、やっぱり一番人気は「とり天の定食」1350円(税込)です。
サクサクとした衣の食感と、タレとの組み合わせを楽しんでください。
ボリュームもありますよ!
タレはお店自家製のカボス醤油タレで、酸味と醤油の程よい塩味を感じられます。
その他にも麻婆豆腐やチンジャオロースと、とり天を合わせたセットメニューも完備。
夜にはコース料理も堪能できるお店です。
住所 : 大分県別府市石垣東7-8-22
マップ: Googleマップ
電話番号 : 050-5590-8353
定休日 : 不定休
営業時間 :
月~金曜 11:00~15:30(L.O. 15:00)、17:00~22:00(L.O. 21:00)
土・日・祝日 11:00~22:00(L.O. 21:00)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
だんご汁は、大分県内の幅広い地域で食べられている郷土食。
だんごと呼ばれる小麦粉を練ってつくった平たく長い麺のような食材を入れた、味噌味の汁です。
やせうまは、小麦粉を練ってつくった平たい餅のようなものをゆでて、きな粉と砂糖をまぶしたおやつです。
どちらも地元に古くから伝わる素朴な食べ物ですよ。
だんご汁とやせうまで、ゆったりとくつろぎながら料理を楽しんでみてくださいね。
甘味茶屋(あまみ ちゃや)は、別府市街地の北寄りに位置して、九州横断道路沿いにあります。
甘味・スイーツから、定食屋や定番のメニューまで幅広く楽しめるお店です。
そんな甘味茶屋の人気のメニューが大分県の郷土料理です。
中でも「だんご汁」と「やせうま」が人気。
両方が楽しめるセットメニューもありますよ。
住所 : 大分県別府市実相寺1-4
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0977-67-6024
定休日 : 不定休
営業時間 : 10:00~21:00(L.O. 20:30)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
りゅうきゅう丼は、あつめしとも呼ばれる大分県の郷土料理です。
別府市内の海鮮料理店でいただけるどんぶりは、ブリやサバといった魚を生姜や醤油に浸けます。
それらをご飯の上に敷き詰めた丼ぶりは食べごたえがあり、魚の旨みやコクを感じられる一品です。
大分県内で獲れるブランドサバ「関サバ」料理も同じくおすすめのグルメです。
程よく脂が乗ったサバを新鮮なお刺身で味わえるのがこの地域の魅力と言えます。
海鮮いづつは、地元産の鮮魚料理をいただける海鮮居酒屋です。
鮮魚店が営むお店だからこそのリーズナブルな価格、食材の鮮度をウリにしています。
刺身、どんぶり、揚げ物など、さまざまな魚料理を堪能しましょう。
「りゅうきゅう丼」は、タレに漬けたぶりをタレに漬けてご飯に乗せた一品です。
薬味のわさびや海苔の香り、ブリのまろやかさが口一杯に感じられます。
ご飯が見えなくなるほどたっぷりのブリが載せられ、ボリューム感があります。
店内では、大分県内で獲れたブランドサバ「関サバ」をいただけます。
鮮度が良いからこその刺身は、一噛みごとにサバの濃厚な味、コクがぶわっと広がります。
お店オリジナルの刺身醤油をよく絡めていただきましょう。
住所 : 大分県別府市楠町5-5
マップ: Googleマップ
アクセス : JR別府駅から徒歩8分
電話番号 : 0977-22-2449
定休日 : 月曜日
営業時間 : 【昼】11:00~15:00 【夜】18:00~21:45
温泉地では、温泉を利用して作られた温泉たまごが名物となっているところが多いです。
温泉で有名な別府も温泉たまごが名物。
市内に多数ある温泉では、いろんな場所で温泉たまごが売られていますよ。
中でも人気なのが、明礬温泉にある「岡本屋売店」と「湯庵 」というお店の温泉たまごです。
現地で食べるのも格別ですが、お土産として買って帰るのも喜ばれます。
温泉地らしいお土産ですね。
温泉プリンは、温泉の蒸気と熱を利用して作られたプリンです。
市内では複数のお店が作っていて、別府ならではの温泉スイーツとして注目されています。
有名なものは、明礬温泉にある「岡本屋売店」。
温泉たまごで有名な店ですが、たまごを使った色んな商品も作っています。
中でも人気があるのが「地獄蒸しプリン」。
手づくりで丁寧に作られたプリンの甘さと苦味のあるカラメルの相性が抜群です。
1988年(昭和63年)の発売から人気の商品です。
別府温泉豚まんは、別府ならではの新しい名物です。
温泉の蒸気を使って蒸し上げられているのですが、特徴はそれだけじゃありません。
なんと、豚まんの皮に温泉水が練り混まれているんですよ。
現地であつあつの豚まんを食べるのもおすすめですが、冷蔵商品も販売されています。
お土産に買って帰るのはいかがでしょうか。
本記事では別府のおすすめ観光スポットをご紹介してきました。
別府といえば温泉をイメージする方が多いと思います。
もちろん、魅力的な温泉がたくさんあるのも別府のみどころです。
しかし、別府には温泉以外にもいろんな魅力的なスポットがあるのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
ぜひ、別府へ旅行に来てみてくださいね。
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最終更新日 : 2024/06/11
公開日 : 2018/06/25