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「温泉に行こうか?」という話になったとき、温泉についてどんなイメージを持たれるでしょうか?
多くの方が、温泉のあるホテルや旅館に泊まって、温かい温泉に入って、もしかしたら大きな露天風呂で手足を伸ばしてリラックスするようなことを思い浮かべることと思われます。
温泉の典型的なイメージとしては当たっていると思われますが、一口に「温泉」といっても、いろいろな意味合いで使われることがあります。
例えば、温泉はもともとは温かいお湯を指すものだったでしょうが、それがある場所、あるいは温泉のある宿を指すこともありますし、場合によっては日帰り温泉ということもありえますね。
そこで、具体的な温泉地をご紹介する前に、「温泉」そのものについて確認しておきましょう。
ところで、日本は火山国で温泉が多いのですが、果たしていくつくらいあるのでしょうか?
温泉の定義にもよるわけですが、温泉の数については環境省の統計があります。
まず「温泉地…宿泊施設のある温泉の場所」は全国で約3000か所あり、源泉の数は約27200本(正式には眼・がんと数えるようです)にものぼります。
これは環境省が平成27年時点の調査として発表しているデータで、温泉地が100か所以上ある都道府県を挙げると、北海道(245か所)、長野県(224か所)、新潟県(153か所)、青森県(133か所)、福島県(132か所)、秋田県(124か所)、静岡県(117か所)、群馬県(103か所)、鹿児島県(100か所)となっており、温泉で有名な所となっています。
不思議なことに、この中に大分県が入っていませんね。
大分県は湧出量日本一の別府温泉や人気の由布院温泉などがありますが、「温泉地の数」としては64か所となっています。
ちなみに、大分県の温泉湧出量はやはり日本一です。
その他、有馬温泉のある兵庫県や白浜温泉の和歌山県、加賀温泉郷の石川県なども温泉地の数としては100か所未満となっています。
上記のように日本には沢山の温泉がありますが、勝手に温泉と名乗っていては混乱しますので、国としては温泉法という法律によって温泉と認める基準や温泉資源の保護などを定めています。
温泉の定義としては、ニつの基準から定めており、一つは地中から湧き出したものの温度が25℃以上であることです。
ですから25℃以上のものが湧き出していれば(汲み上げるものも含みます)温泉として認められます。
二つ目の基準は、湧き出したものに含まれる成分についてですが、リチウムイオン・バリウムイオン・沃素イオン・硫黄・ラドンなど19種類の成分の一つ以上が一定量以上含まれれば、温泉として認められます。
古い基準では温度も必要条件でしたが、現在の新基準ではこのように温度が25℃未満でも成分があれば温泉となり、対象は非常に広くなりました。
なお、温度が25℃未満のものは冷泉とか冷泉あるいは冷鉱泉と呼ばれることもありますが、これも温泉の種類の一つとなります。
決められた成分が含まれれば温泉となるというと、海水でもよいのかという疑問もあるかもしれませんが、前提として地中から湧き出すことが条件ですので、海水を直接利用するものは温泉とは認められません。
また、熱い源泉でそれらしい成分のある方がまさに温泉という気分はしますが、たとえ加熱したものでもそれなりの成分があればやはり温泉として楽しめるのも間違いありませんので、あまり詮索しなくてもいいかもしれませんね。
ちなみにドイツやアメリカなど外国では温度を条件としている国もあります。
温泉に行くと単純泉、塩類泉などと温泉の種類や含まれる成分が表示されていますが、これは法律で成分を表示することが決められているものです。
単純泉とか塩類泉などは温泉の種類と呼ばれるもので、これは「療養泉」についてのルール(環境省の鉱泉分析法指針)で定められたもので、ややこしくなりますがご説明します。
療養泉とは、温泉の中から治療に有効と認められるものを定めたもので、まず温泉の中でも、25℃以上のものか、水素イオン・鉄イオン・硫黄など9成分の一つを含む鉱泉を「療養泉」と呼びます。
さらに温泉の種類についても同指針に定めがありますが複雑になりますので、分かりやすい分類でご説明します(一般社団法人日本温泉協会による)。
これらの呼び方は、温泉を利用する場合によく目にするものですので、ご覧ください。
源泉の温度が25℃以上で、特定の成分が基準以下のものをいいます(つまり②以降に該当しないもの)。
なお、この内pHが8.5以上のものを「アルカリ性単純温泉」といい、肌がすべすべになるといわれています。
代表例は 栃木県 の鬼怒川温泉、 神奈川県 の箱根湯本温泉、 静岡県 の伊東温泉、 愛媛県 の道後温泉、 大分県 の由布院温泉など多数があります。
成分が塩化物イオンのもので、結合するイオンの成分によりナトリウム-塩化物泉、マグネシューム-塩化物泉、ナトリウム-塩化物泉などと呼ばれ、簡単にいえば塩分を含んだ温泉です。
代表例は 長野県 の渋温泉、 兵庫県 の有馬温泉などで日本に多い温泉です。
主成分が炭酸水素イオンで、結合するイオンの成分によりナトリウム-炭酸水素塩泉、マグネシューム-炭酸水素塩泉、ナトリウム-炭酸水素塩泉などと呼ばれ、多少の沈殿物があります。
主成分が硫酸イオンで、結合するイオンの成分によりナトリウム-硫酸塩泉、マグネシューム-硫酸塩泉、ナトリウム-硫酸塩泉などと呼ばれます。
代表例は北海道の十勝岳温泉、石川県の山代温泉、島根県の玉造温泉などです。
主成分に二酸化炭素が含まれるもので、体に泡がまつわりつくため「泡の湯」ともよばれます。
代表例は 長野県 の高ボッチ高原温泉、 奈良県 の吉野温泉などですが、数は多くありません。
主成分として鉄イオンを多く含むもので、結合するイオンの成分により炭酸水素塩型鉄泉と硫酸塩型鉄泉に分類され、温泉の色は赤褐色になることがあります。
代表例は 宮城県 の鳴子温泉、 兵庫県 の有馬温泉、 大分県 の神縄温泉などです。
主成分に水素イオンが含まれているもので、口に含むと酸味を感じます。
代表例は 山形県 の蔵王温泉、 群馬県 の 草津温泉 などです。
主成分に硫黄が多く含まれるもので、単純硫黄泉と硫化水素泉に分類され、硫化水素の臭いがするものがあります。
代表例は 北海道 の層雲峡温泉、 鹿児島県 の林田温泉など多数があります。
主成分にラドンが多く含まれているもので、微量の放射能は体にも良いとされています。
代表例は 北海道 の登別温泉、 山梨県 の益富温泉などです。
なお、上記の他「含よう素泉」という、よう素を含むものもあります。
温泉に行くとお風呂場に禁忌症や適応症(効能)が掲示されています。
禁忌症はその病気を持っている人はそこの温泉の成分が健康に有害であることを表しており、掲示が法律で義務付けられています。
浴用と飲用に分けて書かれていますが、浴用はほどんどが問題なく、一部硫黄泉や酸性泉などは皮膚病で過敏な人は避けるべきとされています。
飲用にはかなり多くの禁忌症がありますが、具体的には個々の温泉でご確認ください。
適応症(効能)については法律では義務付けられていませんが、判断基準が示されており、実際には都道府県で掲示について判断することになっています。
温泉は一般的に健康増進に有効であることは常識的にそのとおりですが、特別に有効な例を挙げると次のようなものです。
療養泉で入浴する場合、二酸化泉は高血圧症・動脈硬化症、含鉄泉は月経障害、硫黄泉は慢性皮膚病・慢性婦人病・高血圧症、酸性泉は慢性皮膚病、放射能泉は痛風、動脈硬化症、胆石症、慢性婦人病などに効果があるとされています。
火山が多い日本では温泉が自然に湧き出ていることも多く、かなり古い時代から自然に温泉を利用してきたと思われますが、文献に登場するのは、日本書紀や古事記、万葉集などです。
伝えられるところでは神話の時代に、大国主の命が少彦名命の病気を治すために、現在の別府温泉から管を通して道後温泉に温泉を流した(伊予風土記)といわれ、この道後温泉と兵庫県の有馬温泉および和歌山県の白浜温泉が日本三古湯と呼ばれています。
そのほかにも島根県の玉造温泉や宮城県の秋保温泉も古くから文献に名前が出てきます。
これらには主に天皇や貴族が温泉に行ったことが記されていて、一般の人がどうであったかは分かりませんが、鎌倉時代には温泉により病気や怪我が良くなるなどで積極的に利用されてきたようです。
一例としては、戦国時代には武田信玄の隠し湯などと呼ばれるような温泉も現れ、現在でも受け継がれています。
そして江戸時代には農民が農閑期に湯治に行くことも行われ、次第に庶民の行楽の一つとして広まっていったようです。
「天然温泉」については、前記の温泉の定義と同じ意味合いです。
つまり地中から湧き出すもので温度が25℃以上か、基準の成分を含むものを示しますが、世間では温泉に該当しないものを人工的に成分を混ぜて「人工温泉」と呼ぶことがあり、それとの区別を強調するために「天然温泉」といってアピールしているものです。
なお、天然温泉という文字とマークは日本温泉協会が推奨して会員施設で使っています。
「源泉かけ流し」という言葉自体は昔にはなかったようですが、「天然温泉の源泉かけ流し」というといかにも本物の温泉にたっぷりと浸れるという感じを抱かせ、温泉を探すときにもかなり有力なキーワードになっています。
「源泉」については温泉法にいう「温泉の泉源」ということですが、自然に湧き出しているもの、地下から汲み上げているもの、自家保有の源泉、共同保有の源泉から分配して引き込むものなどがあります。
「かけ流し」については、源泉から流れてきた温泉が入った量だけ浴槽から流れ出していくことが基本です。
なお、上記の通りでなにも手を加えない場合は簡単ですが、加温のためとか、衛生対策のために循環装置を併用することもあります。
お湯を補充する場合も所定の源泉だけ補充する場合は問題はないといえますが、中には量を補うために水を補充するケースもあるようで、その場合は源泉かけ流しといえるか問題があります。
源泉かけ流しについては、法律上の規定はないため明確ではありませんが、各施設には「加水、加温、循環・ろ過装置の使用、入浴剤・消毒剤の使用」を掲示することになっていますので、それを参考にして判断することができます。
約3000か所もある温泉地の中から三つの温泉を挙げるのは、個人の好みもあるため非常に難しいですが、よく三名湯といわれるものは、草津温泉、下呂温泉、有馬温泉の三つです。
これは室町時代にそのように書物に書いた僧侶があり、江戸時代の学者 林羅山もそれを認めたといわれています。
日本三古湯については前記のとおり道後・有馬・南紀白浜で、また三美人の湯は群馬県の川中温泉、和歌山県の龍神温泉、島根県の湯の川温泉という説があります。
ここまでは「温泉とは」を法律上の定義や歴史などから解説しました。
ここからは女性にもおすすめな日本の名湯をご紹介していきます。
定山渓温泉は 札幌市 の南区にある温泉で、札幌市中心部から1時間ほどで行けるため「札幌の奥座敷」とも呼ばれています。
豊平川が渓谷を作り、この辺りを定山渓と呼びますが、高く切り立った岩壁と豊かな緑、そして秋の紅葉の絶景となりで、川の両側に温泉旅館やホテルが立ち並んでいます。
札幌市内から近いこともあっておしゃれなホテルなどもあり、女性にも人気のスポットとなっている所です。
公共交通機関はバスとなりますが、JR札幌駅から直行便があり所要時間は約1時間です。
また、新千歳空港からもバスがあり、所要時間は約1時間40分です。
車の場合は、JR札幌駅から約27km、45分ほど、新千歳空港からは道央自動車道も利用し約67km、1時間30分ほどです。
渓谷沿いの比較的狭い範囲に温泉街があり、そこに約20軒の旅館・ホテルがあります。
高級な施設から、リーズナブルなもの、それから女性におすすめしたいおしゃれな宿などがありますので、お楽しみください。
定山渓温泉の泉質はナトリウム-塩化物泉で、源泉は月見橋と高山橋(定山渓大橋と近接)の付近に60か所近くあり、数十度と高温の温泉が豊富に湧き出しています。
付近には源泉公園があったり、河原の岩の間から温泉が湧いているのも見ることができます。
定山渓温泉が開かれたのは江戸時代の終わり頃に修験僧の美泉定山(みいずみじょうざん)がアイヌの人の案内で渓谷に分け入り、温泉を発見し湯治場を作ったのが定山渓温泉の始まりとされています。
明治時代になって、道路開設の人たちのため官営の湯治場が設けられ定山が管理人となり、その働きが認められ、それまで無名だった渓谷が「常山渓」と名づけられました。
官営の湯治場が廃止されたため、常山は個人で温泉を経営するようになり、渓谷も「定山渓」と呼ばれるようになりました。
その後も紆余曲折はありますが、道路開設や鉱山開発などもあり、旅館も進出し温泉地として発展してきました。
鉱山の関係もあって定山渓鉄道も運行されていましたが、豊平ダムの建設や車利用が増えるなどにより、1969年に鉄道は廃止され現在に至っています。
なお、現在は年間240万人あまりの観光客が訪れていますが、団体旅行が減り個人旅行が増えているとか外国人の増加などに対応するように、活性化をはかっているとのことです。
定山渓では散策路が整備されていますので、渓谷沿いの自然を楽しんでください。
その中のポイントとしては、カッパ渕がありカッパ伝説が伝えられていますが、カッパ渕の横には二見吊橋があり、絶景ポイントとなっています。
なお、カッパについては、定山渓のマスコットになっており、ゆるキャラやカッパのオブジェなどがところどころにありますので、ご覧ください。
その他には、温泉開発者を記念した常山源泉公園があり、新鮮な源泉による足湯もありますので、お出掛けください。
住所 :北海道札幌市南区定山渓温泉
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電話番号 :011-598-2012(定山渓観光協会)
「森の謌(もりのうた)」は北海道で展開する鶴雅(つるが)グループが運営していますが、普通のホテルとはひと味違って、その地に根付いた自然と文化を大切にした、森の中のリゾートを提供しています。
例えば、上の写真のラウンジでは靴を脱いでくつろげ、そこからおとぎの物語、不思議の世界へ入っていくような感覚の施設作りを目指しています。
木の温もりや森の中にいるようなやすらぎを感じられますので、リラックスできること間違いありません。
客室数は54室、温泉は塩化物泉と硫黄泉で大浴場や露天風呂(部屋付きも)などがあり、その他特に女性向けの入浴施設やエステなどもあり、人気の宿となっています。
住所:北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目192番地
マップ: Googleマップ
電話番号:011-598-2671
翠蝶館(すいちょうかん)は女性専用のホテルで、ストレスの多い女性に心からくつろいでリフレッシュしてもらうというコンセプトで運営されています。
以前の名前が「Spa&Esthetique翠蝶館」でしたが、温泉とエステ、さらに薬膳料理などでそのような視点で贅沢なときを過ごすことができます。
全20室と比較的こじんまりしており、部屋は和モダンからアジアンテイストまで選ぶことができます。
温泉は3つの源泉をミックスして使っており、泉質は親しみやすいナトリウム-塩化物泉です。
女性の一人旅も歓迎ということで、料金も比較的リーズナブルな範囲で利用できます。
また札幌市中心部との無料送迎バスがありますので助かりますね。
住所:北海道札幌市南区定山渓温泉西3丁目57
マップ: Googleマップ
電話番号:011-595-3330
乳頭温泉郷は 秋田県 の田沢湖の北東、岩手県との県境となる乳頭山の山麓にあり、一帯は田沢湖高原と呼ばれます。
温泉ファン憧れの温泉ですが、乳頭温泉郷は一かたまりの温泉地を指すのではなく、散在する6つの温泉地(それぞれが一軒宿)と一つの休暇村を併せて「温泉郷」といっています。
マークは乳頭温泉郷バス停(大釜温泉)
どこの宿に行くかによって異なりますが、JR秋田新幹線の田沢湖駅からバスで乳頭温泉郷(大釜温泉前)まで約55分です。
鶴の湯温泉へは、終点より手前のバス停「アルパこまくさ」から送迎バスを利用します。
車の場合は、秋田自動車道の協和ICから約1時間30分です。
なお、基本的には冬季も通行可能です。
泉質はそれぞれの宿で異なり細かくは十種類以上となりますが、多いのは硫黄泉・硫酸塩泉系統で、他には単純泉やラジウム鉱泉などもあります。
乳頭温泉郷というと乳白色の温泉のイメージが強いですが、すべてがそうではありませんので、宿を選ぶときは確認することをおすすめします。
ただし、湯めぐりバスが運行されて、湯めぐり手帳も販売されていますので、バラエティに富んだ温泉を楽しむことができます。
乳頭温泉郷の歴史は鶴の湯温泉が最も古く、殿様の湯治場として使われました(詳しくは後記)が、温泉郷全体としても湯治場として利用されてきて、現在でも自炊する利用者もいます。
また、この温泉郷の特徴としては混浴露天風呂があることで知られていますが、もちろん内風呂は男女別ですし、露天風呂でも女性専用を設けている宿もありますので、ご確認ください。
乳頭温泉郷には七つの宿・施設があるといいましたが、名前と泉質、ひと口紹介は次のとおりです。
住所 :秋田県仙北市田沢湖
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電話番号 :0187-46-2244(乳頭温泉組合)
江戸時代に藩主が湯治に利用した温泉で、警護の人たちの宿泊用の建物(本陣)も残っているなど、乳頭温泉郷を代表する宿です。
宿泊棟は数棟あり、全体で30室100人が宿泊できます。
源泉は敷地内に4か所あり、泉質は源泉ごとに異なり含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉他です。
下の写真は混浴の露天風呂ですが、女性専用の露天風呂もありますので、安心して利用できます。
鶴の湯は冬季も営業していますので、雪に囲まれた風情も格別です。
住所:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
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電話番号:0187-46-2139
妙乃湯温泉は乳頭温泉郷の入り口にあり(バス停あり)、渓流のほとりにあってせせらぎの音とモダンジャパニーズの空間をキャッチフレーズにしています。
源泉は二つあり、泉質はカルシウム・マグネシウム硫酸塩泉と単純泉です。
露天風呂は混浴ですが、女性は専用のバスタオルを使うことが認められていますので、一応安心です。
また内湯は男女入れ替え制となっているなど、雰囲気は女性にも好評です。
部屋数は17室で、収容人員は65人、通年営業しています。
住所:秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1
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電話番号:0187-46-2740
鬼怒川温泉は 栃木県 ・日光市から北に約20km、鬼怒川の上流にあり、温泉街は鬼怒川温泉駅と鬼怒川公園駅の間の川の両側に旅館や土産物店が立ち並んでいます。
東京の奥座敷とも呼ばれる温泉地で、宿泊施設の数は25軒ほどあり、年間におよそ200万人が訪れています。
泉質は単純泉で弱アルカリ性ですので、肌に優しいと喜ばれています。
なお、温泉の他に秋は紅葉が見事で名所となって大勢が楽しんでいます。
電車の場合、鬼怒川温泉駅か鬼怒川公園駅が最寄り駅となり、東京・東武浅草駅から特急で約2時間です。
なお、近年はJRの新宿駅・池袋駅・大宮駅からも直通で乗り入れられています。
車の場合は、東北自動車道の宇都宮ICから日光宇都宮道路の今市IC経由で、 東京 から3時間弱となります。
鬼怒川温泉の始まりは江戸時代で鬼怒川の西岸で温泉(古くは滝温泉と呼ばれました)が発見されましたが、当時この辺りは日光の寺社領でしたので、日光詣での大名や僧侶のみが利用できるものでした。
明治になって滝温泉が一般にも開放されると共に、東岸に藤原温泉が発見され、後に上流にダムの建設され川の水位が下がると河原からも源泉が見つかるなどして、これらを併せて「鬼怒川温泉」と呼ぶようになりました。
全体で豊富な湯量となり、宿泊施設なども増え、また1929年には現東武鉄道の鬼怒川線の開通もあり、大型の温泉地として発展しました。
温泉街付近の散策をはじめ、鬼怒楯岩大吊橋などからの眺めは特に紅葉の頃は絶景となりますので、おすすめです。
その他鬼怒川温泉ロープウェイでは標高738mの山頂から温泉街や那須山系の山々を望むことができます。
また、鬼怒川のライン下りも温泉街近くから利用できます。
住所 :栃木県日光市鬼怒川温泉
マップ: Googleマップ
電話番号 :0288-77-1039(鬼怒川温泉旅館組合)
「あさや」は客室総数192室の大型ホテルで、客室も展望露天風呂付きのものなど上質のものからさまざまなタイプが用意され、屋上の空中庭園露天風呂などおしゃれな宿泊施設となっています。
さまざまな宿泊プランがあり、また多彩なバイキングなど若い女性にも大変人気があります。
温泉は自家源泉、泉質はアルカリ性単純泉で豊富な湯量を空中露天風呂他、大浴場、客室などで利用できます。
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉滝813番地
マップ: Googleマップ
電話番号:0288-77-1111
若竹の庄・別邸笹音(ささね)は鬼怒川の東岸にあり、大人の隠れ宿のムードが漂う落ち着いた旅館で、カップルを含め女性に人気が高い所ですので、いかがでしょうか?
客室数は16室で、全室から鬼怒川を見下ろすことができ、しかも半露天風呂が付いているというこだわりようです。
泉質は優しいアルカリ性単純泉です。
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉藤原136
マップ: Googleマップ
電話番号:0288-76-3000
草津は日本でも有数の温泉地です。
群馬県 にある 草津温泉 は、源泉も豊富で湯めぐりにぴったりの観光地です。
草津の温泉はほかの温泉よりも温度が高く、高温の状態を和らげるために行われる湯もみは草津の名物となっています。
日本最大級の温泉の自然湧出量を誇り、温泉街としても名を馳せています。
その量は毎分37000ℓになることもあり、200ℓのドラム缶1本が1分で185本ほど出ている計算になります。
泉質は訪れる宿などによって異なりますが、酸性泉・硫黄泉・アルミニウムとなっています。
温泉に入るとお肌がつるつるすべすべになるので、女性にもおすすめです!
JR東海道線を利用して草津に訪れる場合、長野原草津口や軽井沢で下車してバスで草津に向かいます。
西部観光バスから草津までは1時間18分~55分ほど。
車でのアクセスは豊富なのですが、冬季の場合閉鎖していることも多々あるので事前に確認しておくことをおすすめします。
草津温泉には豊富な種類があり、それぞれに個性があります。
草津温泉の泉質は酸性で、シンボルとされている湯畑のPHは2.1とされています。
夏場は涼しく過ごせるスポットでもあり、平均気温は17.5℃、暑い時期でも25℃以上の気温になる事は多くはありません。
冬になれば雪を見ながらの温泉も楽しめます。
色々な温泉名所はありますが、18箇所も無料共同浴場があるのは草津温泉の大きな魅力といえます。
酸性の強さは、1円玉を一週間草津温泉に浸けておくと溶けてなくなってしまうという話もあるほど。
美人の湯ではありますが、ずっと温泉に入り続けるのではなく、草津の町も堪能しながらの入浴がおすすめです。
草津温泉に出向いたらぜひ見ておきたいのが、白根山ベンチです。
瓦を敷き詰めて作られており、夜になるときれいにライトアップもされています。
白根山ベンチもですが、湯もみは是非見ておきたい草津名物です。
草津節や草津の湯もみ唄等を聞きながら湯もみを見学することができるので、時間に合わせて行ってみると良いかもしれません。
木の葉(このは)は大浴場・露天風呂・貸切露天風呂と、豊富な温泉数があり、それとは別にサウナや岩盤浴も楽しめるお宿です。
館内にある「癒し処 夢の季」では、アロママッサージを受けることもできて心も体もリフレッシュ!
その他、館内の「酒処 蔵」では、夜景を楽しみながらお酒を飲むこともできます。
食事は季節に応じて変わり、月替わりメニューなので、何度訪れても楽しめるお宿です。
周辺施設も充実しているので、散策にも繰り出しやすくなっています。
住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津白根464-214
マップ: Googleマップ
電話番号:0279-89-9320
ホテル櫻井(さくらい)3つの源泉を引き、草津で最大級の大浴場が魅力!
大きな浴場でゆっくりと足を伸ばしてくつろいで、食事はバイキング形式となります。
女性は小食の方もいたり、中にはスイーツなどを中心にしたいという方もいることでしょう。
そんな女性のわがままも、ホテル櫻井では叶えてくれます。
客室グレードもたくさんあり、旅の内容にあった部屋を選ぶことができますよ。
湯もみと太鼓のショーもあるので、館内にいる状態でも草津名物を目で見て音で感じられるお宿です。
住所:群馬県吾妻郡草津町465-4
マップ: Googleマップ
電話番号:0279-88-3211
房総の温泉はいくつかありますが、リゾート的な温泉地として白浜温泉郷をご紹介します。
千葉 ・白浜温泉郷は南房総市にある温泉で、宿ごと(中には共同のものあります)に温泉の名前をつけているものを総称して白浜温泉郷(単に白浜温泉ということも)と呼びます。
個々の温泉名は白浜温泉、白浜野島温泉、南房総白浜温泉、白浜女来島温泉、白浜南国温泉などです。
なお、単に白浜温泉というと和歌山県の白浜温泉(南紀白浜温泉)と混同される可能性があり、南房総白浜温泉でもいいのですが上記のように一つの温泉地を指すので、千葉・白浜温泉郷などと呼ぶのがいいのかもしれませんね。
泉質は宿・源泉により異なりますが、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉などです。
マークは白浜温泉郷の西側の入り口付近を示す
JRの場合は内房総線の館山駅から白浜行バスで約30分で、白浜の入り口のフラワーパークに到着します。
なお、東京駅から白浜行の高速バス(所要時間は約2時間40分)が多数運行され、またフラワーパーク行の直通バスが1日2往復しています。
車の場合は、館山自動車道の富浦ICから約30分です。
白浜温泉郷は房総半島の南端にありますので、太平洋と間近で親しめるのが一ばんのポイントです。
また、前記のように白浜温泉郷には約10軒の温泉あるいは温泉宿がありますが、泉質は宿によって異なりますので、計画するときには泉質や宿の位置、眺めもご確認ください。
宿としてはリゾート風のホテルが多くあり、若い人たちにも楽しめるスポットとなっていますが、それだけではなく昔風の旅館もあり、また海鮮料理なども楽しむことができます。
なお、海の幸だけではなく房総半島は山も迫っており、山の幸も楽しむことができます。
白浜温泉から近くに野島崎灯台があり、ここは東京湾の出入り口の重要な目印で 房総半島最南端の夕陽スポットとしても人気の所です。
野島崎灯台は南国ホテルからすぐの所にあります。
次にフラワーパークですが、リゾートホテルのジャングルパレスの隣りにあり、広大な園内では雄大な太平洋と花畑が楽しめます。
その他にも大きな熱帯ドームでジャングルのような体験ができたり、キャンプやBBQ、夏にはプールもオープンされますので、おすすめのスポットです。
さらに白浜海岸は岩礁と砂浜の海岸ですが、この辺りは昔から海女による漁が盛んな所です。
最近は海女のなり手が少ないようですが、毎年7月中旬には「白浜海女まつり」が行われ、花火大会も開催されていますので、チャンスがあればご覧ください。
紋屋は野島崎灯台の近くで、写真のように海辺にあり、妊婦や赤ちゃんにも行き届いたおもてなしが受けられると評判のお宿です。
また、温泉は白浜南国温泉といい、泉質は美肌の湯といわれるメタケイ酸泉で、三つの趣の異なるお風呂があります。
食事も地元の海の幸・山の幸を使いながら女性に喜ばれるヘルシー料理が用意されます。
住所:千葉県南房総市白浜町白浜232
マップ: Googleマップ
電話番号:0470-38-3151
普通、 箱根 というと火山である箱根山の辺りを指し、エリアとしては足柄下郡の箱根町とほぼ一致し観光地・温泉地として大変有名です。
そして、箱根の温泉については箱根山の山麓から中腹にかけて沢山の温泉地が点在しています。
歴史的には奈良時代にいまの湯本辺りで温泉が発見されたといわれますが、江戸時代までは東海道しか通れるところがありませんでしたので、温泉も東海道沿いしか開発されませんでした。
それが箱根七湯といわれるもので、箱根湯本温泉、塔之沢温泉、宮ノ下温泉、堂ヶ島温泉、底倉温泉、木賀温泉、芦之湯温泉です。
その後、次第に交通網が整備されていき、例えば開設時期は前後しますが麓から並べると小田急線が湯本まで、箱根登山鉄道が強羅まで、箱根登山ケーブルカーが早雲山まで、箱根ロープウェイが桃源台までそれぞれ開設されました。
その他道路も増設されこれらと相まって、新しい温泉も開発されていった結果、現在では箱根20湯ともいわれるほど多数の温泉地があります。
強羅温泉は上記箱根七湯には入っていませんが、明治時代の後期に何もない所へ早雲山から引湯をして温泉を造る動きが出始め、また温泉付き別荘地の開発も始まりました。
大正時代には強羅公園が出来、登山鉄道が開通しましたが、そのころから有名人や企業などの別荘・保養所が増えてきて発展に向かいました。
そして現在では、旅館・ホテルが30以上も立ち並ぶ大温泉地となっています。
前記のように強羅温泉は早雲山からの引湯で始まりましたが、戦後に強羅地区でも温泉が掘削されその源泉数は46か所ともなり、実際は早雲山と大涌谷からの引湯と併せて使われています。
泉質は宿ごとに異なりますが、硫酸塩泉、単純硫黄泉、単純泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉があり、温度は30℃から95℃まであります。
なお、これらのお湯を色分けして、五色パステル温泉(透明、淡い黄色、乳白色、淡い茶褐色、淡い緑色)と呼ぶこともあります。
まず、箱根強羅公園は強羅開発の初期からその中心地的な存在で、季節の花も美しく整備されていますから散策をおすすめします。
美術館関係もいくつかありますが、箱根彫刻の森美術館は展示物が変化に富み興味を引くと人気のスポットです。
また、箱根美術館は庭もすばらしいのでお立ち寄りください。
その他、宮城野早川堤も散歩におすすめで、桜の頃は格別です。
東京・新宿駅から小田急線のロマンスカーの場合、箱根湯本まで約1時間30分、強羅駅まで登山電車で約30分です。
JRの場合は小田原駅から小田急線、登山鉄道を利用します。
車の場合、東京方面からは小田原厚木道路の小田原西ICから約30分で、名古屋方面からは東名高速の御殿場ICから約30分です。
この宿は強羅駅から400mほどの所にあり、女性に優しいということをキャッチフレーズにしており、テレビでもいい宿として取り上げられるなどして、人気の高いリゾートです。
内容としては、「客室のスペースが広めのものが多い、エステなどが備わっている、美食を提供するなどの他、温泉は早雲山と大涌谷の混合の塩化物泉で保温効果・美肌効果が高い」など、女子力アップにぴったりとされています。
客室総数は55室で、料金は比較的リーズナブルの範囲で利用できます。
なお、メルヴェール(Merveille)とはフランス語ですばらしいものという意味です。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-70
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電話番号:0460-87-7600
花扇(はなおうぎ)は強羅温泉の中でも高所、早雲山に近い所にある、客室数20室の上質な宿です。
飛騨の匠による神代欅の造りの建物と、畳敷きの回廊、しっとり落ち着いた部屋と各室に天然温泉の露天風呂があるなど、さらに京懐石の料理など贅沢なときを過ごすことができます。
泉質は客室の露天風呂は箱根に珍しくさっぱりした重曹泉のかけ流しで、大浴場は重曹泉と弱アルカリ性 低張性高温泉とがあります。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-681
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電話番号:040-87-7715
仙石原は箱根山の芦ノ湖と同じカルデラ湖の一部だった所で、神山の水蒸気爆発などで土砂が堆積され平原や湿原となりました。
標高は700mあまり、面積16haの雄大な高原で、ここに多数の温泉宿が作られ、その他ゴルフ場や多数の美術館が開設され、人気の観光地となっています。
公共交通機関の場合、箱根湯本駅から登山バスで約30分で、仙石文化センター前(後記翡翠の近く)に到着します。
車の場合は、東名高速道路の御殿場ICから国道138号線で仙石原へ、約30分です。
温泉宿については仙石原温泉旅館ホテル組合に加入している所は二十数軒ありますが、大まかにいえば仙石原北部と南部に分かれ、南部は芦ノ湖近くまであり、湖尻温泉と呼ばれるものも含まれています。
なお、宿は他所の温泉街のように集中している所は少なく、点在しているというイメージです。
源泉は30か所以上といわれ、泉質は大涌谷温泉や姥子温泉などからの引湯もあり宿によって異なりますが、多いのは美肌の湯として女性に喜ばれる硫酸塩泉系や単純泉です。
仙石原の中央部にある台ヶ岳の草原は秋になるとススキの草原となり大勢が訪れる名所です。
ススキの見頃は9月下旬から11月中旬くらいで、ススキ祭り(2017年は9月18日、湿性花園が中心)も行われます。
湿生花園では仙石原他の湿地帯の植物が展示されていますのでご覧ください。
次に仙石原には箱根ガラスの森美術館、ポーラ美術館、などがありますので、ゆっくり鑑賞するのもおすすめです。
その他金時神社があり、そこから金時山(標高1213m)に登ることもできます。
箱根翡翠(ひすい)は東急不動産系のリゾートホテルで、上質の施設として、女子旅などで人気となっていますのでいかがでしょうか?
約3000坪の広大な敷地に、客室も50㎡以上とすべてがゆったりと贅沢にしかも格調高く造られていますので、こんな中でリフレッシュできたら最高ですね。
温泉は2種類あり、大涌谷温泉の硫黄泉(乳白色)と新姥子温泉の単純泉です。
ロケーションは仙石原のほぼ中央部で、強羅駅からシャトルバスもあります。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原837
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電話番号:0460-84-5489
このホテルは標高約800m、仙石原の高台に建ち、露天風呂から富士山の絶景が眺められるなど抜群のロケーションにあります。
客室は全部で90室で、客室露天風呂付きのところからスタンダードまでバラエティに富んでいます。
温泉は自家源泉で泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で美肌の湯と喜ばれています。
なお女性露天風呂は時間限定で富士見酒がふるまわれます。
また、食事はプレミアムブッフェということで、魅力的な品々が豊富に用意されます。
このようなことで女性からも、一人旅でも泊まりたい宿として人気がある所です。
ロケーションは箱根ロープウェイの姥子駅から徒歩約3分と便利。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1244-2
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電話番号:0570-092-489
白骨温泉は松本市街から南西方向、乗鞍岳の北東の中腹の山間にある温泉地です。
鎌倉時代にも知られていたようですが、本格的には江戸時代に斎藤氏によって開かれ、3日入ると3年は風邪を引かないといわれ利用者が増え、現在は10軒あまりの温泉宿が立ち並んでいます。
JRt松本駅からバスで約1時間40分、新島々からは約1時間で、通年運行されています。
車の場合は松本ICから約1時間5分、中央自動車道の伊那ICからは約1時間15分です。
白骨温泉には乳白色と無色透明の2種類の温泉があります。
そして白骨温泉の一番の特徴である乳白色の温泉は、これおを目当てにリピーターになる人が多いといわれています。
泉質としては硫化水素・硫黄分と重炭酸カルシウムが含まれており、実は湧き出したときは無色で、空気に触れると白濁するという珍しい性質です。
なお、カルシウム分は沈殿して浴槽の縁などに付着しており、この様子から白骨という呼び名が付いたという説があります(他説もあります)。
白骨温泉ではこのお湯を露天風呂で、しかも紅葉時期には露天風呂で楽しめることで高い人気があります。
なお、2004年に一部で温泉を人工的に白濁させる行為がありましたが、その後安心できる制度が採用されています。
行かれる季節にもよりますが、温泉付近の紅葉は真っ赤に染まり見事ですので、ご覧ください。
ただし、シーズンはかなり混雑します。
白骨温泉は文人に愛好され、歌人の和歌山牧水や小説「大菩薩峠」の中里介山の文学碑があります。
また温泉からすぐの所に竜神の滝があり、その他に温泉のカルシウム沈殿物が固まった噴湯丘、三十三観音などがありますので、山間の森林浴を兼ねて散策をおすすめします。
なお、少し足を延ばせば乗鞍高原や上高地などへ行くことができます。
住所 :長野県松本市安曇4197-16
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電話番号 :0263-93-3251(白骨温泉観光あんな支所)
白骨温泉で唯一の混浴大露天風呂と豊富な乳白色の温泉で白骨を代表する有名な旅館です。
泉質は含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉(硫化水素型)で、湧出量は長野県で一ばんです。
なお、お湯の温度は約38℃でややぬる目ですが、この温度が白濁に適しているといわれています。
ロケーションは白骨温泉の中では中心から少し外れた所にあり、静かな山里の雰囲気を満喫できます。
なお、客室は全部で24室です。
住所:長野県松本市安曇白骨温泉4181
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電話番号:0263-93-2101
この齋藤旅館の先祖は江戸時代に湯屋を開き、白骨温泉を開発したといわれるゆかりの旅館です。
建物はリニューアルされていますが、客室は4棟に分かれ、全部で53室あり、明治・大正・昭和の雰囲気を伝え、懐かしくも格調を感じさせてくれます。
温泉は自家源泉で、泉質は炭酸水素塩温泉(硫化水素型)の混合泉のかけ流しで、白骨温泉の特徴である乳白色の温泉です。
齋藤旅館のロケーションは温泉地の中では奥まった所にあります。
住所:長野県松本市安曇白骨温泉4195
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電話番号:0263-93-2311
山代温泉は石川県加賀市にあり、山中温泉・片山津温泉と共に北陸三湯とも呼ばれ、あるいは粟津温泉も含めて加賀温泉郷と呼ばれています。
山代温泉の始まりは古く、8世紀に僧の行基が白山に向かう途中に鳥が傷を癒やしているのを見て温泉を発見したと伝えられています。
そして傷を負った明智光秀もこの温泉で湯治するなどして、山代温泉の効能が広く知られるようになり、後に北大路魯山人や与謝野晶子などの文化人にも愛好されました。
JRの場合、北陸本線の加賀温泉駅からバスで約30分で、車の場合は、北陸自動車道の片山津ICから約15分です。
山代温泉の旅館・ホテルは20軒ほどあり、北陸随一の温泉地といわれていますが、これらは山代温泉のシンボルといわれる二つの共同浴場である総湯(惣湯とも)と古総湯を中心にして温泉宿や温泉街が展開されています。
これは道後温泉の道後温泉本館と同じような位置づけですね。
泉質は宿で異なりますが、大きくは2種類、硫酸塩泉系と単純温泉系になり、硫酸塩泉系はナトリウム-カルシウムのものとそれに塩化物泉が加わったものになり、全体では3種類といわれることもあります。
まずはシンボルである共同浴場をご覧、あるいは入浴されるのがおすすめです。
「総湯」は魯山人ゆかりの吉野家旅館の跡地に造られたもので、九谷焼の装飾なども楽しめます。
「古総湯」は明治時代の総湯を復元したもので、入浴方法も当時のスタイルとなっており、また2階には休憩所も設けられています。
次に、山代温泉付近では九谷焼が作られていますが、「九谷焼窯跡展示館」がありますので、見学あるいは「ろくろ体験」するのもおすすめです。
その他にも九谷焼関係のお店は沢山ありますのでご覧ください。
また、「魯山人寓居跡いろは草庵」があり、魯山人が半年生活した跡で、当時の様子をしのぶことができ、お茶もいただけますのでお訪ねください。
住所 :石川県加賀市山代温泉
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電話番号 :0761-77-1144(山代温泉観光協会)
「森の栖(すみか)リゾート&スパ」は温泉街と距離は離れていませんが、山裾の1万坪の広大な敷地の中にある宿で、約5千坪の庭園もありまさに森に包まれた別世界に誘われます。
上質な施設として女子旅や母娘の旅で貴重な想い出作りの機会になるでしょう。
客室は全部で57室あり、露天風呂付きのものからスタンダード和室までバラエティに富んでいます。
温泉は大浴場や露天風呂にあり、まさに森の中の温泉という感じで、自家源泉と引湯と両方を利用し、泉質は硫酸塩温泉で無色透明です。
もちろんエステ(リラクゼーションサロン)も完備されています。
住所:石川県加賀市山代温泉14-27
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電話番号:0761-77-0150
「たちばな四季亭」はその前身は田中屋旅館として明治元年に創業し、その後魯山人とも親交を持つようになり、ゆかりの「洗心館」という看板も残されています。
そして平成になってリニューアルし名前も現在のようになっていますが、桐などの木の温もりが感じられ、行き届いた造りとおもてなしの宿で、日本のホテル旅館百選にも選ばれた所です。
優しい温泉と加賀の懐石料理にもきっと満足されることでしょう。
温泉は山代温泉でもっとも歴史がある1号源泉から引いており、泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉です。
客室は全部で20室で、その内7室には露天風呂が付いています。
住所:石川県加賀市山代温泉万松園通16番地
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電話番号:0761-77-0001
静岡県 の伊東温泉は熱海温泉と共に 伊豆 方面の大温泉地として有名で、別府温泉も含めて都市の名前と温泉の名前が結びついており、三つの市が国際観光温泉文化都市となっています。
伊東温泉の温泉街は、JRと伊豆急行の伊東駅から海岸に向けて広がり、また斜面にも温泉宿が造られています。
伊東温泉の範囲は人によっても違いますが、場合によっては川名や伊豆高原など伊東市の全部の温泉も含めて使われることもあります。
旅館・ホテルの数は中心部の狭い範囲では30軒あまり、広い範囲では70軒以上となります。
JRの場合は、熱海駅から伊東線の伊東駅まで約26分です。
車の場合、東京方面からは小田原厚木道路の石橋ICから約1持間10分、名古屋方面からは東名高速道路の沼津IC・新東名高速道路の長泉沼津IC経由伊豆中央道の大仁ICから約30分です。
伊東温泉は平安時代から知られ、江戸時代には将軍にも献上されたり、湯治場として利用されてきましたが、明治時代に機械による掘削が行われ源泉の数が飛躍的に増加しました。
現在では湧出脇口が722口(現用は295口)あり、湧出量は静岡県一と豊富さを誇っています。
泉質は単純泉・弱食塩泉が中心で、女性・高齢者・子供にも安心できる温泉です。
なお、豊富な温泉のお陰で市内には共同浴場が多数あり、伊東七福神とも呼ばれて親しまれていますので、いかがでしょうか?
中心部ではまず、前記の七福神の湯巡りがおすすめですが、また伊東八景の一つの松川遊歩道があり、温泉街を散策し途中にあるさまざまな文学碑なども見ながら情緒を味わうことができます。
さらに、市内には伊東公園や丸山公園他があり、海の近くであったり丘陵であったりさまざまな雰囲気で楽しむことができます。
また、「道の駅伊東マリンタウン」があり、洒落た施設で食事、買い物、そして遊覧船に乗ることもできます。
郊外には伊豆高原、一碧湖、大室山などのスポットが並んでいます。
住所 :静岡県伊東市中央町他
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電話番号 :0557-37-2011(伊東温泉旅館ホテル協同組合)
「くつろぎ日和・伊東遊季亭(ゆうきてい)」は伊東温泉中心部からほど近くにあり、良質な温泉と旬の食材による最高の料理、清潔な施設と女性にも大好評の宿です。
客室は全部で27室と落ち着いたスケールで、和洋の4タイプがあり、源泉かけ流しのお風呂付きの客室もあります。
温泉は自慢の自家源泉かけ流しで、泉質はナトリウム、ナトリウム―塩化物温泉で、男女2種類の大浴場と無料の貸切り露天風呂もあります。
住所:静岡県伊東市宝町1-8
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電話番号:0557-37-0114
伊東小涌園(こわきえん)は、料理と温泉が自慢のホテルで、伊東駅からはプライバシーに配慮し無料タクシーで送迎する大人の宿です。
料理は金目鯛など旬の海の幸を中心に料理長が腕をふるっています。
温泉は、熱い湯とぬるい湯があり、泉質はpH8.6のアルカリ性単純泉で、古い角質も取れると女性からも喜ばれており、さらに、ここの温泉は伊東で唯一飲料にできるところです。
客室は全部で27室とほどよい規模です。
住所:静岡県伊東市広野2-2-5
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電話番号:0557-37-4131
静岡県 の東にあり、 伊豆 と並んで有名な温泉地である熱海。
日本中の温泉地の中でも歴史が長い温泉であり、夏と冬にある大きな花火大会はとても有名です。
海沿いに宿泊施設が数多く立ち並んでいて、海の幸も豊富に堪能することができます。
東京や名古屋、大阪などの都市からJR東海道新幹線で乗り換えることなく熱海に行けます。
新幹線ひかりとこだまで到着時間が若干異なりますが、東京駅からの場合はひかりで35分、こだまで1時間50分かからずに到着します。
名古屋からではひかりで1時間30分、こだまで2時間。
車の場合は沼津ICから、約35kmとなっています。
尾崎紅葉の「金色夜叉」の舞台となった地で、その他にも永井荷風や林芙美子といった文豪が訪れています。
温泉そのものの歴史も古く、約1500年前に海から温泉が噴き出したので「熱海」と名付けられました。
昭和30年代には新婚旅行の代表的なスポットとなり、徐々に都心部からの交通網も広がっていき、近くで楽しめる本格的な温泉地として高い人気を誇っています。
泉質は弱アルカリ性で、美肌効果があり温泉そのものは少しぬるぬるしています。
まず熱海駅に降り立ったら足湯があるので、泉質が気になる方や冬場の観光では重宝します。
通年人気のある来宮神社の大楠は、言葉にできない迫力をもっていておすすめスポット!
仲見世通り商店街には、観光で訪れた方のための案内板アリ。
その他にも春は熱海梅園、夏は熱海サンビーチでの海水浴など、季節に合わせた観光の仕方ができるのは熱海の見どころの一つです。
住所:静岡県熱海市田原本町9-1第一ビル2階
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電話番号:0557-81-5141(熱海温泉ホテル旅館協同組合)
ホテル貫一(かんいち)は、熱海では珍しい部屋食がいただけるお宿。
赤ちゃんのいる家庭は、部屋食でないと赤ちゃんも家族も落ち着いて食事ができないこともあります。
女子会プランもあるので、女性の旅にもぴったり!
温泉は石膏弱食塩温泉という珍しい温泉で、源泉かけ流しとなっています。
住所:静岡県熱海市東海岸町1-2
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電話番号:0557-81-3595
貸切風呂がありオーシャンビューが楽しめて、贅沢なひと時が過ごせます。
お料理は海の幸中心で、浜焼きの人気が高く、お酒も地酒を楽しむことができます。
食事量もたくさんあり、色々なものが食べられて満腹間違いなし!
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、関節痛や筋肉痛に効果があり、疲労回復効果も期待されます。
男湯と女湯とは別に、貸切風呂を無料で借りることができます。
空と海が一望できて開放感のある「いさりび」、海だけでなく初島もみることのできる「みはらし」、海と松並木を眺めながら入浴できる「しおさい」は、それぞれに魅力があるので、できるならば宿泊中にすべて制覇して温泉三昧でリラックスしましょう。
住所:静岡県熱海市下多賀1484
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電話番号:0557-68-3221
下呂温泉は岐阜市側からJR高山線で高山に向かう途中、飛騨川(木曽川水系)の両側にあり、山間の土地ですが、写真のようにかなりの街となっている所です。
有馬温泉と草津温泉と共に下呂温泉は日本三名泉と呼ばれることもある、名古屋圏だけでなく全国的にも人気のある温泉で、温泉宿は40軒以上あります。
JRの場合、名古屋からは高山線特急で約1時間30で、下呂駅に到着し、すぐ温泉街です。
車の場合は、中央自動車道の中津川ICから約1時間です。
下呂温泉の始まりは平安時代で、当時は山の上に温泉が湧いていましたが、その後お湯が出なくなり、その後現在のように飛騨川の河原から湧き出ているのが見つかったものです。
それに伴って山上にあった薬師如来像を下に遷し、現在の温泉寺として祀っており、そこからも温泉が湧いています。
下呂の温泉の開発は源泉が70本ほどになったといわれますが、やや過剰となったためか現在では集中管理し、すべての温泉施設に同じ温泉を分配するシステムになっています。
泉質はアルカリ性単純泉で、pHが9以上あるため肌がつるつるし、美人の湯といわれています。
なお、温度は約55℃のお湯が配られています。
まず下呂温泉の「湯巡り手形」が販売されており、20か所あまりの宿で入浴を楽しむことができます。
次に飛騨川の河原には噴泉池があり、混浴の露天風呂がありますが、近年は温泉の湧出量が減っていて利用できないかもしれません。
前記の温泉寺ですが、温泉を知らせたシラサギ伝説のあるお寺で、本堂前の薬師如来像の下から温泉が湧いていますので、ご覧ください。
下呂合掌村がありますが、各地から移築した合掌造りの住居が展示されており、園内では陶芸や和紙などの体験コーナーもあり、ひとときを過ごすことができます。
住所:岐阜県下呂市湯之島
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電話番号:0576-25-2064(下呂温泉旅館協同組合)
水明館(すいめいかん)は敷地内に4つの別棟を持ち、それぞれ趣の違う宿泊施設となっています。
客室数はニ百数十ですが、客室の他には能舞台やエステ、プール、ジムなども含めた東海地方を代表する大規模施設です。
温泉は露天風呂、内風呂のほか展望風呂もあり、地域共同のアルカリ性単純泉が楽しめます。
住所:岐阜県下呂市幸田1268
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電話番号:0576-25-2800
「アートな館・紗々羅(ささら)」は小高い所に立つており、女性に大人気で、業界からも高く評価され受賞もしています。
自慢のポイントは、客室がアンティーク調でしかも各室異なっていること、アートのようなロビー、全部で44室の客室のうち20室に露天風呂が付いている、素晴らしい眺望、もちろん良質の温泉などです。
その他ににも女性に喜ばれる岩盤浴やヒーリングルームも完備されています。
温泉はアルカリ性単純泉で、これも女性に喜ばれる美肌の湯です。
住所:岐阜県下呂市森1412-1
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電話番号:0576-24-1777
日本最古湯や三名泉にも挙げられる有馬温泉は、神戸市の北区で、六甲山の北側の山間にあります。
600年代には舒明天皇が有馬温泉に行かれたことが記されており、昔から貴人や権力者が利用したことでも知られ、関西の人びとを中心に広く親しまれています。
その結果旅館・ホテルが沢山造られ、現在では主なもので30軒ほどとなり、その中にはかなり高級な施設あることでも知られています。
電車の場合、 神戸 ・三宮駅から地下鉄で谷上駅乗り換え、神戸電鉄で有馬駅まで、約30分です。
大阪 から三宮経由の場合は約1時間です。
バスの場合は、三宮から約45分、大阪から約1時間です。
車の場合は、三宮から新神戸有料トンネル道路・阪神高速7号北神戸線経由で約20分、大阪方面からは中国自動車道などを経由して約1時間です。
有馬温泉のお湯については、金泉・銀泉と知られていますが、これは源泉の種類を表しています。
金泉とは泉質が含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉で、湧き出したときは無色ですが、空気に触れると鉄分が酸化して赤褐色に変色し、タオルにも色が付きます。
また強塩泉で殺菌作用が強く、メタケイ酸により保湿、肌ざわりがよくなるといわれています。
銀泉は炭酸泉とラドン泉があり、毛細血管の拡張や自然治癒力の改善に効果があるといわれています。
いずれにしても、有馬の温泉には療養泉の成分とされる9種類のうち7種類が含まれる珍しい温泉です。
もともと一つの元湯(源泉)があり、太閤秀吉もそれを利用したとされますが、現在では泉現の数は天神泉、太閤泉など7つといわれています。
なお、有馬温泉には外湯といわれる公衆浴場があり、金の湯、銀の湯、太閤の湯ですが、よろしければお試しください。
また有馬温泉の宿で「坊」が付くものがありますが、鎌倉時代の僧が有馬二十坊というものを造った名残りということです。
温泉街のそぞろ歩きの後、温泉寺に立ち寄られてはいかがでしょうか?
ここは元は行基菩薩が開かれたといわれ、秀吉の大茶会で大部分を壊されていましたが、その後復興した所で、重要文化財の仏像などがあります。
その他にも有馬稲荷神社など幾つかの寺社があります。
博物館では有馬玩具博物館、有馬切手文化博物館などがあります。
公園も数か所あり、例えば瑞宝寺公園は紅葉の名所ですので、散策におすすめです。
住所:兵庫県神戸市北区有馬町
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電話番号:078-904-0708(有馬温泉観光案内所)
※有馬温泉の関連記事: 日本三名泉・有馬温泉の見どころ総まとめ!おすすめの旅館から日帰り温泉、観光スポットまで
写真のように山腹に建っているのが、700年の歴史がある老舗旅館の兵衛向陽閣(ひょうえこうようかく)です。
テレビなどのCMでもお馴染みで、もっとも名前の知られた有馬の宿といえるでしょう。
客室数は全部で129室で、定員は730人という大規模施設で、客室も露天風呂付きのハイグレードからスタンダードまでさまざまなタイプがあります。
料金もハイグレードからリーズナブルなところまであります。
温泉の泉質は含鉄・ナトリウム-塩化物強塩高温泉で、温度は83.5℃となっており、和風、ローマ風呂、湯治場風の趣が異なるお風呂で堪能できます。
女性向けとしては、エステ関係が充実し、デザートバイキングなどがあり、女性からも高い人気があります。
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1904
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電話番号:078-904-0501
月光園(げっこうえん)には鴻朧館(こうろうかん)と、もう一つ游月山荘が近接してあり、鴻朧館は写真のように芸術的な建築でも注目されている施設です。
有馬温泉では珍しく緑が多い中にお城のように建っていて、料理と温泉で癒されると女性からも人気となっています。
温泉は赤湯があり、これも珍しく敷地内にある自家源泉のかけ流しです。
さらに姉妹館の游月山荘の温泉も利用できますので、さまざまな趣で堪能でき、さらにもちろんエステなども用意されています。
住所:兵庫県神戸市北区有馬町318
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電話番号:078-903-2255
島根県 の玉造温泉は古くから知られ、出雲大社や松江市などの観光地も近いため、利用者も多い温泉地です。
この地方は出雲神話の舞台であり神々との結びつきも深く、温泉の効き目から神の湯ともいわ、美肌を作ると女性にも喜ばれています。
ロケーションとしては、宍道湖の南側、松江市街の西側で、温泉宿は20軒ほどが並んでいます。
JRの場合、山陰本線松江駅から二つ目、約6分で玉造駅下車、そこからは車で5分程度です。
車の場合は、山陰自動車道の松江玉造ICから10分あまりです。
温泉街は写真のように玉湯川という小さな川の両側に立ち並んでいますが、歓楽街という雰囲気はなく、旅館の造りも多くは数寄屋造りで、落ち着いた雰囲気の温泉地となっています。
玉造温泉のお湯については、昔から神の湯、美肌効果が抜群といわれ、「元祖美肌の湯」、「姫神の湯」ともいわれています。
その泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉ですが、地元によると他所とは違い、硫酸イオンによる肌への水分補給、保湿効果、メタケイ酸に角質の除去などの効果が非常に大きいといわれています。
また、それは化粧品でも似たようなものの中から、逸品を選ぶようなものであると説明されていますので、ぜひ経験してください。
なお、2016年の温泉総選挙というものがあり、玉造温泉が「うる肌」部門でグランプリとなっています。
温泉街の散策では、温泉街の中を流れる玉湯川の河原に足湯もありますので、楽しんでください。
また近くに玉作湯神社があり、そこには触ると願いが叶う「願い石」がありますので、願掛けなどいかがでしょうか?
さらに、この地方は勾玉の産地で、それを表す勾玉橋が温泉街の中心付近にあります。
なお、勾玉については宍道湖畔に「まがたまの里伝承館」があり、展示・販売と体験コーナーもありますので、おすすめです。
玉造温泉から足を延ばす場合は、出雲大社、松江城付近、さらに足立美術館など魅力的なスポットがあります。
住所:島根県松江市玉湯町玉造
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電話番号:0852-62-0634(玉造温泉旅館協同組合)
皆美(みなみ)は明治時代に松江市内で旅館を始めましたが、そこには皇族や島崎藤村、芥川龍之介なども宿泊しています。
1952年に玉造に別館を始め、本格的な旅館として「お客の心で奉仕すること」をモットーとするなどで発展してきました。
この施設は、顧客の満足度が非常に高く、日本旅館百選に選ばれるなどし、女性の人気も高い所です。
客室は三つの棟に分かれ、全部で115室もあり、露天風呂付きのハイクラスの客室からスタンダードまで幅広く用意されています。
温泉は源泉から引いた神の湯で、泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で、温度は52.1℃あり、美肌の湯を心ゆくまで楽しめます。
住所:島根県松江市玉湯町玉造温泉
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電話番号:0852-62-0331
玉泉(ぎょくせん)は温泉街の中心部にあり、建物は洋風ですが、客室はほとんどが和室というスタイルの旅館です。
庭園も広く夕方は篝火が灯される曲水の庭、山陰地方最大の大浴場、安来節など地元と結びついたおもてなしなどで、評判を呼び、業界紙の賞も取っている宿です。
また、女性にはコスメグッズのプレゼントやアーリーチェックインなどの限定サービスもあり喜ばれています。
お風呂は岩造りとヒノキ作りがあり、自然との触れあい感覚で温泉を楽しむことができます。
なお、泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物質(低張性弱アルカリ性高温泉)の玉造の美肌の湯で、使用温度は42℃です。
住所:島根県松江市玉湯町玉造53-2
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電話番号:0852-62-0021
道後温泉は 愛媛県 ・松山市の道後地区にありますが、前記のように大昔、大国主の命が少彦名命の病気を治すために、現在の別府温泉から管を通して道後温泉に温泉を流した日本最古の温泉(三古湯)の一つとされています。
また後に聖徳太子も訪れているといわれているなど、昔から栄えた温泉地です。
近代では夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台としても大人気となり、現在でも人気が絶えません。
現在30軒ほどの温泉宿があり、一帯は繁華な温泉街となっています。
JRの場合、予讃線の松山駅から路面電車で約25分です。
車の場合は、各方面から松山道の川之江から松屋ICで出て、約25分です。
また、フェリーで広島県や山口県から松山に渡ることもできます。
道後温泉で一番のポイントは何といっても「ぼっちゃんの湯」と呼ばれる道後温泉本館です。
坊っちゃんは小説上の人物ですが、ここの入浴シーンもあり、また夏目漱石もここを利用し、その部屋も見学できます。
レトロな湯船(霊の湯、神の湯)で入浴し休憩スペースでお茶などを頂くのがおきまりで、重厚な建物とともに人気のスポットです。
道後温泉の泉質はアルカリ性の単純泉で肌に優しく、湯治などに適しています。
源泉は18本あり、温度は20℃から55℃あり、実際にはミックスし42℃くらいで使っており、無加温、無加水の源泉かけ流しを誇っています。
なお、一部は奥道後温泉から引湯している所があるともいわれています。
上記の道後温泉本館はぜひおすすめしますが、次に道後温泉駅付近をご覧ください。
ここは坊っちゃん列車の駅であり、展示車両もあるうえ、坊っちゃんからくり時計など人気の観光スポットとなっています。
ここを含めて温泉街は商店街でもあり、名産品などが販売されていますので、そぞろ歩きのルートです。
他には道後温泉本館からすぐ近くに道後温泉を守る伊佐爾波神社があり、その途中に湯神社もあります。
さらにその隣には古い時代の城跡である湯築城があり、広大な道後公園につながっていますす。
また近くには俳人の正岡子規記念館がありますので、できたらお立ち寄りください。
住所:愛媛県松山市道後湯之町5番6号
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電話番号:089-921-5141(道後温泉本館)
※合わせて読みたい: 道後温泉の観光スポット13選!日本最古級の温泉に癒されよう♪ 徒歩で回れる観光スポットも網羅
茶玻瑠(ちゃはる)はモダンと和が結びついたユニークな宿で、女性から熱い視線が注がれています。
施設は1967年に創業し、お茶の心と七宝の美をコンセプトとしておもてなしするとのことです。
客室は全部で71室で大部分は和室ですが、おしゃれなメインダイニングには蜷川実花氏の作品があり、またレストランは和モダンな懐石料理が楽しめる施設です。
温泉は道後の源泉で泉質はアルカリ性単純温泉、温度は42℃で使っています。
屋上の天井のない露天風呂や女性用のバラ露天風呂(周3日)などユニークなものがあります。
茶玻瑠の施設情報
住所:愛媛県松山市道後湯月町4-4
マップ: Googleマップ
電話番号:089-945-1321
大和屋本店は、道後温泉本館の隣りにあり、江戸時代創業で道厳で屈指の老舗ですが、建物は1996年に新築しています。
客室は全部で91室で約3分の2は和室とし、ホテルでありながら随所に和のテイスト、粋を織り込んだ施設としています。
ハイグレードもありますが、スタンダードなどは比較的リーズナブルに利用できますので、女子会や母娘の旅行などでも、あるいは女性のひとり旅でも利用され喜ばれています。
温泉は道後の源泉を使用して泉質はアルカリ性単純泉で、お風呂は大きな岩をくり抜いたものなど趣を凝らしています。
住所:愛媛県松山市道後湯之町20-8
マップ: Googleマップ
電話番号:089-935-8880
由布院温泉は 大分県 の由布岳の麓の盆地にあり、JRの由布院駅を中心に展開されています。
その盆地は標高が500mくらいで霧が発生しやすく、由布岳の優しい姿などと相まって、ノスタルジックな風景として女性を中心に人気があります。
そこに比較的上質な温泉宿などが造られ、女性が一度は行ってみたい温泉地といわれています。
なお、旅館・ホテルなどは、由布院観光協会に登録された所が100軒以上もあります。
JRの場合、久大本線の由布院駅からすぐで、大分駅からは特急で50分弱です。
車の場合は大分自動車道の由布院ICから3kmほどです。
まず、温泉の湧出量が全国でも第3位と非常に多く、源泉の数も852本で別府温泉に次いで第2位です。
豊富な温泉のお陰で沢山の温泉宿があり、また地元の人などに利用される共同浴場も10か所以上あります。
なお、泉質は単純泉です。
由布院温泉については奈良時代の文書にも名前が記されていますが、近年まではひなびた温泉で、大型の宿泊施設は作られませんでした。
それが幸いし、一方では映画祭開催などの努力の結果、上質な温泉宿ができることとなり、独特な雰囲気の温泉地となっています。
由布院駅の付近には雑貨店やカフェなども並んでいますが、歓楽街的なものはありません。
由布院からお店の集中している所を抜けると有名な金鱗湖があり、バックの由布岳を入れた風景は由布院のシンボルです。
次に由布院には美術館関係が多数ありますが、一つはステンドグラス美術館で、ここには世界的にも貴重な作品が展示されています。
また、金鱗湖のほとりにマルク・シャガール美術館がありますので、いかがでしょうか?
さらに、九州由布院民芸村では民芸品などの展示の他、陶芸や藍染めの体験ができます。
この他多くのスポットがありますが、由布院ではのんびり過ごされるのがおすすめで、ぐるっと回るには観光辻馬車に乗るのもいいですね。
住所:大分県由布市湯布院町
マップ: Googleマップ
電話番号:0977-85-4464
「かほりの郷はな村」は金鱗湖への道筋にありながら、十分に自然を感じさせ、しかも女性目線のおもてなしをモットーにしていて、女性の人気が高い宿です。
宿の造りは和洋折衷で、創作料理と肌がすべすべになる温泉で癒されること間違いありません。
由布院駅から近くお土産などの買い物も大変便利なロケーションです。
温泉は男女別の露天風呂(下の写真は女性用の古代ヒノキ製)、大浴場、貸切風呂などがあり、泉質は単純泉です。
なお、客室は全部で29室で、一部には露天風呂が付いています。
住所:大分県由布市湯布院町川上3015-1
マップ: Googleマップ
電話番号:0977-84-4000
「森のテラス」は、由布院温泉の中心部から少しだけ離れた(車では5分ほど)森の中にあり、このエリアではユニークな赤レンガのホテルです。
本確的なフレンチやローズガーデンなど、まるでヨーロッパに来たみたいと女性からも熱い視線を浴びています。
客室は全部で洋室が16室で、レディース専用の部屋もあります。
お風呂は露天風呂、内風呂、貸切風呂があり、泉質はアルカリ性単純泉で、pHが8~9あるため、肌がつるつるとなります。
また、リゾートスパも用意されていますので、いかがでしょうか?
住所:大分県由布市湯布院町 川北928
マップ: Googleマップ
電話番号:0977-28-2000
指宿温泉は、「旅路の果て」ともいわれる 鹿児島県 の薩摩半島の南端近くにあり、錦江湾(鹿児島湾)に面していますが、実は指宿温泉は細かくは数か所の温泉に分かれていて、総称して指宿温泉と呼んでいます。
指宿温泉郷とでもいうべき所かもしれませんね。
例えば、指宿温泉で一ばん有名なのは「砂むし」ですが、その砂むし会館がある所は摺が浜温泉と呼ばれます。
砂むし会館の付近にもいくつもの温泉宿がありますが、他にも弥次ヶ湯温泉や二月田温泉などに散在しており、全体では20数件の旅館・ホテルがあります。
JRの場合、鹿児島中央駅から指宿駅まで特急で1時間15分で、温泉宿へは車で数分となります。
車の場合、鹿児島中央駅から1時間30分ほどです。
場所が多くの温泉に分かれていることが特徴ですが、その他、名物の砂むしについては江戸時代にはすでに利用されており、薩摩藩主の館もあったと伝えられています。
また、海岸でも砂を掘れば温泉が出る所もある状態で、いくつかの温泉宿では自分の敷地内で砂むしが行われていますので、手軽に試すことができます。
指宿温泉の泉質はナトリウム塩化物泉で、温度は82℃の高温となっています。
まずは指宿の海岸の散策がおすすめで、見るポイントにもよりますが南西に薩摩富士と呼ばれる開聞岳も眺めることができます。
前記の砂むし会館では、そこの砂で作る温泉卵(おんたま)や、その丼(温たまらん丼)がありますので、お試しください。
さらに、薩摩名物の黒薩摩の陶芸体験が、指宿ロイヤルホテル内の窯元「吟匠庵」でできますので、いかがでしょうか?
その他、少し足を延ばせるならば指宿温泉から北東の岬の先にある知林が島(ちりんがしま)があり、ここは潮が引くと歩いて渡ることができ縁結びの名所ともなっています。
さらに指宿を足がかりにして、長崎鼻や開聞岳、池田湖などへ行くことができます。
住所:鹿児島県指宿市十町2424番地
マップ: Googleマップ
電話番号:0993-22-2111
指宿白水館(はくすいかん)は、指宿温泉の中では北東部の海岸近くにあり、戦後に創業されましたが、広大な敷地の中に庭園と建物が建っています。
大規模で格調も高く、指宿を代表する宿ですので、女子旅や母娘旅の想い出にいかがでしょうか?
宿泊棟は4つの棟・パートに別れていて、客室数は205室で露天風呂付きのものからスタンダードまでいずれも満足できるものです。
お風呂は下の写真のような豪華なもの他各種あり、砂むしもお風呂の延長として利用できます。
泉質は塩化物泉で無色透明、温度は59.7℃です。
住所:鹿児島県指宿市東方12126-12
マップ: Googleマップ
電話番号:0993-22-3131
吟松別邸・遊離庵(ぎんしょうべってい・ゆりあん)はJR指宿駅の西側の離れ里にある宿です。
全17室ですべてが離れ(ヴィラタイプを含みます)になっており、うち13棟には年中使える温水プールが付いているという贅沢さです。
カップルなどで静かに過ごすには最高の環境ですので、いかがでしょうか?
温泉は3本の源泉から採っており、泉質は塩化物泉で、湧出温度は84.2℃です。
住所:鹿児島県指宿市十二町湯ノ森6771-6
マップ: Googleマップ
電話番号:0993-22-6676
大分県 にある別府市は、大きな町というわけではありませんが、少し歩くだけでも市民温泉があるほど温泉が豊富に湧き出ています。
温泉をモチーフにした観光名所「地獄めぐり」や、別府に点在している「別府八湯」は全国的にも有名です。
歩いているだけで側溝から湯気が立ちのぼって来るほど、豊富な温泉数を誇っています。
温泉を引いている家庭も少なくありません。
バスもたくさん通っているため、交通の便も不自由することがほとんどなく移動できます。
海外旅行客も多くいますので、異文化交流を行う機会もあるかもしれません。
博多駅から特急「ソニック」もしくは「にちりん」で2時間弱で到着します。
そのほか、高速バスやフェリーなども利用することが可能です。
車の場合は、東九州自動車道や大分自動車道を使用してください。
別府温泉の特徴といえば、やはり豊富な温泉といえます。
大分県内には由布院温泉もありますが、宿が少し高いことが気になるという方もいるはずです。
そのような場合は、別府で宿を取り、湯布院観光をして夜は別府で一泊するという方法もあります。
別府は宿もリーズナブルなところがたくさんあるので、旅の目的などに沿った宿を選ぶことができます。
別府温泉の見どころといえば、やはり豊富な温泉!
先ほども触れましたが、「別府八湯」という名の通り8箇所に大きな温泉施設があります。
そのうち明礬温泉は少し離れた場所にあり、別府の街を見下ろしながら温泉を楽しめます。
温泉と隣接してお土産屋さんもたくさんあるので、お土産の買い忘れの心配がありません。
温泉以外にも、水族館うみたまごやロープ―ウェイなどもあり、散策も十分楽しめます。
杉乃井ホテル(すぎのいほてる)は、別府でも有数のミューズメント数を誇る大きなホテル。
中に温泉は3つあります。
普通のお宿の場合、内湯と露天風呂と貸切風呂となりますが、杉乃井ホテルはそうではありません。
・棚湯…5段階に分かれている大型露天風呂それぞれに特徴がありますが注目は2段目で、雨が降っても入浴できるよう大きな屋根がついています。
・アクアガーデン…水着で楽しむ超大型温泉アミューズメントで、温泉泥を使用したセラピーやソルティサウナ、落書きできるスペース等計11か所の温泉スペースが楽しめます。
・みどりの湯…宿泊者用の内湯で、バリアフリーになっていてどんな人でも浴場に張り巡らされたガラスから別府の夜景などを一望できます。
棚湯とアクアガーデンは厳選かけ流し100%となっています。
泉質はナトリウム塩化物質で、神経痛や五十肩、うちみ、疲労回復や慢性婦人病に効果があるとされています。
住所:大分県別府市観海寺1
マップ: Googleマップ
電話番号:0977-78-8888
花べっぷ(はなべっぷ)女性目線で作られた、和モダンテイストのお宿です。
温泉も女性向けのものが用意されていて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
温泉だけでなく食事にもこだわっていて、大分県で採れたお野菜やお肉、海の幸を満足行くまでいただけます。
別注料理には、大分唐揚げやとり天、関アジのお造りなども頼めて郷土料理もオーダー可能!
温泉の主成分となっているのは、ナトリウム炭酸水素塩泉。
肌が滑らかになる効果が期待され、美人の湯としても有名です。
住所:大分県別府市上田の湯16-50
マップ: Googleマップ
電話番号:0977-22-0049
女性にもオススメしたい日本の温泉をご紹介してきましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
ご承知のように日本には大変沢山の温泉地があり、さまざまな泉質の温泉がありますので、その中から15か所選ぶのは難しいことですが、女性にも適していることで厳選いたしました。
実際に訪れるには希望のエリアや時期などの条件もありますが、できたらその場所のベストシーズンに訪ねて、大いにリフレッシュしたいものですね。
そのためにこの記事が少しでも参考になれば幸いです。
最終更新日 : 2023/11/14
公開日 : 2017/10/11