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日本の中国地方の日本海側に位置している島根県。
人口は約70万人弱と、鳥取県に次いで全国で2番目に人口が少ない県です。
気候はほぼ東京と同じですが、冬は東京の気温よりも低く雪が降ることもあるので、コートやマフラーなどの防寒対策をしっかりしておきましょう。
また、山陰地方は雨が多く、特に梅雨の時期は雨がたくさん降るため、雨具があると安心です。
島根まで行く方法として、主に飛行機、バス、新幹線があります。
羽田空港から出雲縁結び空港もしくは米子空港まで運航します。
価格はJALで往復23,000円~28,000円前後が目安で、所要時間は90分前後です。
新宿駅から出雲市駅もしくは松江駅まで運行しています。
価格は片道約1万円前後で所要時間は約11時間です。
このバスは深夜バスのみですので、中々タフな旅程になります。
体力に自信があり、どうしても交通費を安く済ませたいと考えている方におすすめです。
東京発新幹線のぞみ→岡山→特急やくも→松江までいきます。
価格は19,000前後で所要時間は約7時間となっています。
島根の有名な料理として、出雲そばがあります。
出雲そばは、そばの実を黒い甘皮ごと挽く「挽きぐるみ」という独特の製法でつくられていて、色は黒っぽく、香り高いそばです。
食べ方は、大きく分けて冷たい「割子そば」と「温かい釜揚げそば」があります。
割子そばは、朱塗りの丸い容器に入ったそばです。
かつおぶしやネギ、紅葉おろしなどの薬味と一緒にいただきます。
釜揚げそばは、麺を茹でて、そのまますくい上げたそばに茹で汁である『そば湯』を注いだもので、そばの風味を最大に感じられるそばです。
島根にはラーメン屋よりもそば屋の方が多く、それぞれに違いやこだわりがあるので、店ごとのそばの違いを比べるのも楽しみ方の一つですね。
また、島根のお土産として人気が高いのが「ドジョウ掬い饅頭」。
「ドジョウ掬い踊り」として使うひょっとこ面をデザインしたお菓子です。
中は白餡が入っていて世代問わず人気なお土産となっています。
また、一風変わったお土産として、しじみマドレーヌがあります。
中には、しじみエキスが入っていて、色も炭パウダーで黒く、まさにシジミを表現しているマドレーヌです。
島根ならではのお土産としてプレゼントしてはいかがでしょうか。
松江市は島根県の県庁所在地で、松江城をはじめ、寺社など縁結びスポットなどが多数あります。
市内からは高速バスが出ていて、米子空港や出雲空港に直行でいけるなど交通アクセスも良いです。
松江市内の観光には、ぐるっと松江レイクラインバスを使うのが良いでしょう。
松江市営のバスで、松江城やカラコロ工房、宍道湖など松江観光で有名な観光地30カ所に停留します。
1回乗車賃が200円、1日乗り放題500円なので、3回乗り降りしたら1日乗り放題の方がお得になりますよ。
島根県松江市の大根島に位置していて、牡丹と高羅ニンジンが有名な日本庭園です。
一歩中に入ると、一つの隙もない非常に手入れが行き届いた素晴らしい庭園に驚かされます。
ゴールデンウィークの頃は、池一面に浮かぶ素晴らしいボタンの花を見ることができます。
その景色はまさに圧巻。
紅葉の時期になるとライトアップが、冬になると加えてイルミネーションを見ることができ、1年中異なる雰囲気を味わえますよ。
また、庭園の中にある牡丹の館では、白、ピンク、黄色と可愛らしい色に咲いている牡丹を一年中見ることができます。
住所 : 島根県松江市八束町波入1260-2
マップ : Googleマップ
アクセス : 松江玉造I.C.から車で約30分
電話番号 : 0852-76-2255(代)
定休日 : 12月30〜31日
営業時間 :
料金 : 大人 800円~1,200円/小・中・高校生:400円~600円(シーズンにより変動)
公式URL : 由志園
島根県と鳥取県の境に位置する神社で、えびす様の総本宮であり、商売繁盛の他、海運の神として信仰されています。
周りには山や海があり、自然に恵まれた環境に建てられています。
鳥居をくぐり後ろを振り返るとすぐ海一面が見え、心地よい風を感じることができますよ。
実はこの美保神社、出雲大社と繋がりがある神社でもあります。
出雲大社のだいこく様と美保神社のえびす様は親子の神様であり、切っても切り離せない関係なんです。
そのため、「両参り」をするとより良い縁に恵まれるといわれています。
出雲大社から美保神社は約70キロ離れていて、1日で2か所を参拝することは、容易くはありません。
そのため、2日かけてゆっくり参拝することをおすすめします。
また、出雲大社と美保神社の参拝方法は異なるので気を付けましょう。
出雲大社は2礼4拍手1礼、美保神社は2礼2拍手1例です。
美保神社にお参りする時には朝9時か午後3時頃に行くことをおすすめします。
この時間になると、毎日拝殿の中で巫女舞いをしてくださるのです。
雅楽の生演奏に合わせて巫女様が舞う姿を見ることができ、貴重な経験できます。
住所 : 島根県松江市美保関町美保関608
マップ : Googleマップ
アクセス : 松江だんだん道路 川津ICより車で約40分
電話番号 : 0852-73-0506
公式サイト : 美保神社
玉造温泉は「神の湯」として言い伝えられ、美肌効果が抜群でその作用は日本一とも言われています。
また、玉造温泉街は縁結びの宿があったり、玉造湯神社といったパワースポットがあったりと女性に特に人気の街です。
玉造温泉から徒歩圏内にあるのが、玉造湯神社です。
この神社は、「縁結び」のパワースポットでもあり、若い女性に大変人気なスポットです。
玉造湯神社では、触って願いを祈れば叶うと言われている「叶い石」があります。
この叶い石は、鳥居をくぐるとすぐにある社務所で売られていて、可愛らしい巾着もセットになっています。
願い札に願いを書いて石と一緒に巾着に入れ、世界に一つだけのお守りが完成します。
玉造温泉でおすすめの食堂が、「ほっこり食堂 繫がる根」です。
昼はオーガニック、夜は地産地消の素材を使った料理とお酒を楽しめる居酒屋。
玉造温泉をイメージしたカクテル、そしてこの居酒屋ならではのカクテルが絶品です。
是非おいしいごはんとお酒を味わってください。
ここの食堂の店主は温かい人柄で、本当に居心地が良いんです。
初めて来たのに何故か懐かしい、毎日でも寄りたい、そんな気持ちになるお勧めの食堂です。
また、地元の方とも楽しくお話ができる、まさに人と繫がることができる食堂ですよ。
住所 : 島根県松江市玉湯玉造
マップ : Googleマップ
アクセス : JR玉造温泉駅から一畑バス(玉造温泉行き)・玉造温泉下車
電話番号 : 0852-62-3300(松江観光協会・玉造温泉支部)
※島根 温泉の関連記事: 島根の温泉を満喫できるおすすめ旅館・ホテル14選!
宍道湖は松江市と出雲市にまたがる、全国で7番目に大きい湖です。
シジミや白魚などが豊富にとれることでも有名で、シジミの漁獲量は日本一を誇ります。
そんな宍道湖から映し出される夕日は絶景で、日本夕日100景にも選ばれています。
時間の経過とともに様々な表情を描く夕景に、思わず見惚れてしまうことでしょう。
宍道湖の夕日は鑑賞する場所によって全く違う印象を受けます。
そこでお勧めするのが、ぐるっと松江レイクラインバスです。
松江レイクラインバスの夕日鑑賞コースに乗ると、5か所の絶景夕日スポットに行くことができます。
また、このバスの嬉しいポイントが、1日500円で乗り降り放題ということ。
観光施設や観光スポット30か所に停まり、また乗車券を提示すると入場料が割引になる観光スポットもあるので、ぜひ利用することをおすすめします。
絶景夕日スポットの1つでもある島根県立美術館。
ガラス張りになっている館内からは、絶好のロケーションを楽しむことができます。
また、この湖岸の芝生を跳ねている12匹のウサギたちの中で、宍道湖側から数えて2番目のウサギに触れると幸せが訪れるという言い伝えでも人気です。
玉造温泉は日本最古の温泉として有名で、別名「神の湯」と呼ばれています。
美肌の湯としても名高く、女性ならば必見の効能が盛りだくさん。
もちろん女性だけでなく、男性も温泉でゆっくりと疲れを癒してリフレッシュすることができます。
玉造温泉には数多くの種類の旅館があります。
どんな旅館に泊まってどんな温泉に入ろうかとリサーチする楽しみは格別です。
どこの温泉も美容成分をたっぷりと含んでいます。
お風呂上りはすべすべプルプルの肌を体感しましょう。
美味しい旅館のお料理にも大注目です。
住所 : 島根県松江市玉湯町玉造
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0852-62-0634(玉造温泉旅館協同組合)
公式サイト : 玉造温泉公式サイト・たまなび
松江市のシンボルとして市民に愛されている、国宝・松江城。
この城は、姫路城や松本城などと共に「現存12天守」のうちの1つに数えられています。
風格ある佇まいがとても印象的ですね。
入母屋破風の屋根が羽を広げたように見えることから「千鳥城」という名でも親しまれているんですよ。
その歴史は慶長16年(1611)までさかのぼり、約400年以上にわたって松江の城下町を見守ってきました。
天守は城山公園の中心部に位置しており、その周辺には江戸時代から残る石垣・神社・大手門跡など多数の見どころがあります。
天守は4層5階の望楼式で造られており、黒塗りの下見板で覆われています。
建物の内部は年間を通じて一般公開されているので、ぜひ見学しに訪れてみてくださいね。
主な見どころとして、格子窓や狭間・通し柱・包板・石落とし・天狗の間などが挙げられます。
特に通し柱には、松江城ならではといえる建築構造の秘密が隠されているので必見です。
松江城を築城した時代には、全国で多くの城が造られていました。
そのため、天守を支えるために必要な木材が不足していたといわれています。
着目すべきは、松江城の建築に姫路城に見られるような心柱が用いられていないという点です。
実は、松江城を構成している308本の柱のうち、96本は通し柱なのです。
心柱を使わない2階分の短い通し柱を何本も配置して天守を支えているんですね。
また、最上階に位置する望楼から望む絶景もお見逃しなく。
松江の街並みや宍道湖を眺めながら、ゆったりとしたひと時を過ごしましょう。
その他、松江城および周辺エリアでは観光ボランティアによるガイドツアーも催行されています。
松江城常駐ガイドによるツアーは無料なので、ぜひ気軽に参加してみてくださいね。
観光ガイドに関する詳しい情報は こちら をご覧ください。
住所 : 島根県松江市殿町1-5
マップ : Googleマップ
アクセス : JR松江駅からぐるっと松江レイクラインで約11分・国宝松江城大手前 下車
電話番号 : 0852-21-4030
休観日 : 年中無休
拝観時間 :
料金 : 大人 680円/小・中学生 290円(本丸への入場は無料)
公式サイト : 松江城
「日本の道100選」に選ばれている約500mの通りで、松江の観光名所の1つとして親しまれています。
ここは松江城を築城する際に、内堀とそれに並行する道路および侍屋敷を造成して出来た城下町の通りです。
江戸時代には上級・中級格の藩士が暮らしていたそうで、通り沿いには武家屋敷をはじめとする古い建物が軒を連ねています。
松江城の北側に位置しているので、堀川をめぐる遊覧船からも眺められますよ。
また、周辺には小泉八雲記念館・旧居をはじめ、松江堀川地ビール館・松江歴史館などの見どころもあります。
江戸情緒が漂う古い町並みと緑豊かな自然が織りなす景観は、松江の城下町ならではですね。
堀川沿いの遊歩道には「ハートのくぐり松」が隠されています。
松の枝の切り口がハートのような形をしており、見つけた人は幸せになれるのだそう。
塩見縄手の周辺を訪れる際は、ぜひ探してみてくださいね。
住所 : 島根県松江市北堀町塩見縄手305
マップ : Googleマップ
アクセス : JR松江駅より路線バスで約15分・小泉八雲記念館前 下車
電話番号 : 0852-22-2243
休館日 : 年中無休
開館時間 :
料金 :
その他、松江の観光スポットを詳細にまとめた記事もありますので、興味のある方は合わせてご覧になってください。
→ 水の都・松江の観光スポット16選!おすすめのグルメやお土産も紹介
安来は島根県の東端、鳥取との県境に位置し、米子市と隣接しています。
中国山地に囲まれた緑豊かな山間地から、中海に面する都市部まで様々な表情を持つ安来市。
出雲国風土記よると、スサノオノミコトにより名付けられた土地と伝えられている歴史のある町。
全国的に有名な「どじょうすくい」で知られる民謡「安来節」の発祥の地として知られています。
また、素晴らしい名園と日本画のコレクションを誇る「足立美術館」は世界からも注目され、評価されている美術館です。
足立美術館の創設者である足立全康は、明治32年現在の安来市の農家に生まれました。
14歳の時に大八車で木炭を運搬する仕事に就き、15キロの距離を運びながら思い付いたのが、余分に炭を仕入れて途中の家々に売り歩いて駄賃を稼ぐ方法。
こんなスタートから、紆余曲折の中さまざまな事業を起こし、戦後は大阪で繊維問屋や不動産の事業で成功をおさめています。
事業の傍ら、日本画の蒐集をし美術品コレクターとしても名を知られるようになりました。
昭和45年、71歳の時に地元への恩返しと島根の文化発展を願い、財団法人足立美術館を創設しました。
足立美術館と言えば、日本一の「横山大観コレクション」。
130点にも及ぶ大観の作品をはじめ、近代日本画や日本美術院の画家を中心とした日本画、北大路魯山人の陶芸作品など約1300点の展示は必見。
中でも、大観作品の中でも最も絢爛豪華な「紅葉(昭和6年 163.3x361.0cm)はぜひ実物を見て頂きたい名作です。
足立全康が91歳で亡くなるまで心血を注いでいたのが庭造りです。
5万坪の敷地内には、枯山水庭園をはじめ6つの庭園があり、四季折々美しい表情を見せてくれます。
アメリカの日本庭園専門誌「The Journal of Japanese Gardening」が日本全国の日本庭園900箇所を対象にしたランキングでは、15年連続で日本一に輝いています。
また、フランスのガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」でも、日本庭園部分が山陰地方唯一となる最高評価の三つ星(わざわざ旅行する価値がある)に評価されました。
住所 : 〒692-0064 島根県安来市古川町320
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山陰本線・安来駅より無料シャトルバスで約20分
電話番号 : 0854-28-7111
営業時間 : 9:00〜17:00(4〜9月までは17:30まで)
料金 : 大人 2,300円/大学生 1,800円/高校生 1,000円/小・中学生 500円
公式サイト : 足立美術館
民謡、安来節の殿堂として平成18年1月にオープンした安来節演芸館。
桟敷席をイメージした畳敷きの座席、2階は升席風に作られ総数200席が用意されています。
安来節保存会による歌と踊りが1日4回行われ、人気を集めています。
1回30分で、スケジュールについては後述する公式サイトから確認してくださいね。
飛び入り参加も可能ですので、旅の記念に参加してみてはいかがでしょうか。
併設のお食事処「どじょう亭」では、安来特産のどじょう料理を中心に、島田タケノコや広瀬味噌などを使った郷土料理を楽しめます。
どじょう丼、どじょうかき揚げ御膳、柳川御膳などお得なセットメニューがあり、どじょうはちょっと・・という方も島根名産の割子そばや天ぷらそばなどもあるのでご安心を。
お土産処「安来亭」で買うのは、ドジョウ掬い饅頭で決まりですね。
住所 : 島根県安来市古川町534
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0854-28-9500
定休日 : 毎週水曜日(5・10・11月は第1水曜日のみ
営業時間 : 10:00~17:00
鑑賞料金 : 大人 800円
公式サイト : 安来節演芸館
日本最古の歴史書「古事記」に残る、スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治のお話。
この舞台が雲南市をはじめとした斐伊川流域と言われていて、多くの伝承地が残されています。
奥出雲の大自然の中で神話ロマンに浸って見るのも良いですね。
斐伊川の支流馬木川の急流が岩を削って作り出した、約3キロに渡る渓谷「鬼の舌震」。
V字谷の両側に大天狗岩や小天狗岩などの岸壁がそびえ立ち、はんど岩、亀岩、天狗遊岩、畳石などの奇岩が谷の至る所に見られます。
風化、浸食といった自然が作り出す壮大な景観は、昭和2年に国の名称および天然記念物に指定されています。
河底には大小の甌穴群が見られ、その間を縫って清流が流れる姿は、渓谷沿いの遊歩道から眺められます。
2013年に開通した「舌震の恋吊り橋」は高さ45m、全長160m。
高所恐怖症の方には厳しい高さですが、ここから眺める渓谷、この先に続く遊歩道からの眺めは素晴らしいのでぜひお楽しみください。
鬼の舌震が1番美しいと言われるのは紅葉の季節です。
住所 : 島根県仁多郡奥出雲町三成1417-6
マップ : Googleマップ
アクセス : JR出雲三成駅から車で約10分・国道432号線を高尾方面へ
電話番号 : 0854-54-2260(奥出雲町観光協会)
奥出雲おろちループは、島根県と広島県の県境である国道314線の坂根~三井野原間の高低差105mを、一気に駆け上るために造られた日本最大の二重ループ式道路です。
旧道は急坂で幅員が狭く、積雪や大雨などで通行止めになる事が多かったため、平成4年に作られました。
全長2360m、大小11の橋と3つのトンネルで構成されていて、3か所の展望台からは奥出雲の大自然を望むことができます。
神話ヤマタノオロチにあやかって付けられた名称通り、二重にとぐろを巻いたおろちのようなループ道路です。
ひときわ目をひく真っ赤な三井野大橋は、おろちが噴く炎やたたら製鉄の炎をイメージして作られています。
周辺には、食事や買い物が出来る「道の駅奥出雲おろちループ」や「奥出雲電鉄の彫刻美術館」などの見どころがあります。
住所 : 仁多郡奥出雲町八川2500−294
マップ : Googleマップ
アクセス : JR三井野原駅から徒歩約15分/中国道東城ICから車で所要約50分
電話番号 : 0854-52-3111
定休日 : 毎週水曜(冬季のみ)
営業時間 : 9:00~17:00(冬季は16:00まで)
料金 : 中国自動車道・東城ICから車で約50分
公式サイト : 奥出雲おろちループ
出雲市は島根県の中東に位置していて、島根県では2番目に人口数が多い市です。
羽田空港から出雲空港までの直行便や新宿から出雲市駅までの高速バスがあるなど、飛行機、高速バスともにアクセスの良い場所です。
出雲観光スポットとして有名な出雲大社までは、出雲市駅から直行バスが運行しており、約20分ほどで辿り着きます。
また、出雲大社から約2キロ離れている旧大社駅は、国の重要文化財にも指定されている趣のある駅舎でもあります。
出雲へのアクセス方法には、大きく分けて、鉄道と自動車があります。
バスの場合、30分に1便、中には1時間に1便の時もあります。
運行時間帯も短いため予め時間を把握しておくと良いでしょう。
おすすめの交通手段はレンタカーもしくは、観光タクシーを利用することです。
さらに、有名な観光スポットを訪れるバスツアーも充実しています。
1日たっぷり観光コースから、午前コース、午後コースなど手軽に楽しめるツアーもあるので、ぜひ利用してみてください。
出雲地方で有名な場所が何といっても出雲大社ですよね。
その出雲大社に行く前にぜひ行ってほしい場所があります。
その場所は、出雲大社から1キロほど離れた場所に位置する「稲佐の浜」です。
稲佐の浜とは、神話「国譲り」で有名な海岸で、旧暦10月には全国の神様が集まる非常に神聖な場所でもあります。
「日本のなぎさ100選」にも選ばれた砂浜であり、細かい白砂がきれいで夏には海水浴のお客さんで賑わいます。
この稲佐の浜の砂を持ち帰って、出雲大社のご本殿後方にある素鵞社に収め、代わりに素鵞社の床縁下の御砂を持ち帰りお守りにするとご利益があるとされています。
その際は砂を入れるビニール袋等を持参することをおすすめします。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築北稲佐
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0853-53-2112(出雲観光協会)
公式URL : 稲佐の浜
出雲大社から車で約5分程に「島根ワイナリー」があります。
出雲市はハウスブドウの名産地でもあり、その地で作られる島根ワインは全国的にも有名な地ワインのひとつです。
ワイン醸造館では、無料でワインの製造工程の見学ができるほか、9種類のワインとソフトドリンクを無料で試飲できます。
お気に入りのワインがあればお土産コーナーで購入することもできますよ。
ここのワイナリーでは、ワインのソフトクリームが人気です。
ほのかにワインの味が香り、ワイナリーならではの味を楽しめます。
また、出雲市はそばで有名ということで、そばソフトクリームもあるんです。
旅の思い出にぜひ一度ご賞味ください。
ここでは、オリジナルラベル専用ボトルから好きなワインを選んで、ラベルを選び、世界に一つだけのワインを作ることができます。
7種類のラベルのほか完全オリジナルデザインのラベルもあるので、記念日や誕生日など特別な日に贈ってはいかがでしょうか。
住所 : 島根県出雲市大社町菱根264-2
マップ : Googleマップ
アクセス : 一畑電車・浜山公園北口駅から約15分
電話番号 : 0853-53-5577
定休日 : 無休
営業時間 : 9:30〜17:00(施設により異なる)
公式URL : 島根ワイナリー
島根県出雲市の日御崎に位置している神社で、出雲大社と同じく島根県を代表する神社の一つです。
下の宮「日沈宮」と上の宮「神の宮」という上下二社からなっていて、朱赤に輝く立派な門や社殿が特徴的です。
日御碕神社には、社務所には並べておらず、言わないと出してもらえない、知る人ぞ知るお守りがあります。
そのお守りは「御神の砂」。
お守りの中に入っている砂を体の悪いところにあてると、治ると言われています。
色も可愛らしい3色があり、お土産にもぴったりです。
住所 : 島根県出雲市大社町日御碕455
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0853-54-5261
公式URL : 日御碕神社
とても有名な神社で、1度は必ず訪れたい神社です。
大きな鳥居の先は広々としていて、鳥居をくぐった瞬間からどこか神聖な雰囲気が漂っています。
縁結びの神様としても非常に有名であり、色々な人間関係のご利益に期待できます。
とても広いので、人がたくさんいても混んでいると思うことはないでしょう。
背の高い木々に囲まれた開放的な空間で過ごす時間を大切にしてください。
出雲大社は、「二拝四拍手一拝」という独特な参拝方法です。
参拝した際には、間違いのないよう気を付けましょう。
参拝後は敷地内の散策がおすすめ。
出雲大社内には「因幡の白兎」に登場したウサギをモチーフにした可愛らしい石像が46羽います。
ウサギを見つけながら散策するのも良いですね。
出雲大社に漂う澄んだ空気で、身も心も清めてください。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築東195
マップ : Googleマップ
アクセス : 一畑電鉄・出雲大社前駅から徒歩約10分
電話番号 : 0853-53-3100
休観日 : なし
拝観時間 :
公式URL : 出雲大社
※出雲大社の関連記事: 縁結びの神様!神話時代から続く古社・出雲大社を徹底解説!おすすめグルメやおみやげもご紹介
島根半島の最西端にある、日本で1番高い灯台です。
なんと100年を超える年月を経て、今もなお現役。
外壁の白さが美しく、内装は煉瓦で作られています。
灯台と海など、背景と灯台をセットで撮影すると灯台の大きさや美しさがより一層際立ちます。
何よりもおすすめなのが、灯台に上って眺める風景です。
日本海の絶景を間近で感じられ、スリルも満点です。
「世界の歴史的灯台灯台百景」にも選ばれています。
晴天時は海も穏やかで、灯台からの風景もばっちり!
天候に恵まれると、ウミネコも見ることができます。
階段を頑張って登ったら、そこには絶景が待っていますよ。
住所 : 島根県出雲市大社町日御碕
マップ : Googleマップ
アクセス : 一畑電車・出雲大社前駅より一畑バス・日御碕方面行きで約26分・日御碕下車徒歩10分
電話番号 : 0853-54-5341
定休日 : 12月 30・31日
営業時間 : 9:00~16:30 (通年)
料金 : 中学生以上 300円、小学生以下無料(大人の付き添い必要)
公式サイト : 出雲日御碕灯台
JR西日本・大社線の鉄道駅として明治45年(1912)6月に開業した鉄道駅です。
大社線の廃線に伴って平成2年(1990)4月に利用廃止された駅ですが、国の重要文化財として保存されています。
国内で重要文化財に登録されている駅舎は、旧大社駅を含め3か所のみ。
格調のある和風建築は、出雲大社の門前町の表玄関にふさわしい存在感を放っています。
その他、重要文化財に指定されているのは、東京駅・丸の内駅舎と福岡県の門司港駅舎のみです。
どちらも西洋建築なので、木造の和風建築が見られるのは現状この駅のみとなっています。
現在見られるのは、大正13年(1924)2月に建造された2代目の駅舎。
黒瓦をのせた重厚感のある佇まいは、訪れる者すべてを魅了します。
また、外観だけでなく、細部まで和の趣向を凝らした内装へのこだわりも必見です。
純和風の建築に溶け込む大正風のシャンデリアも見どころの1つ。
駅の構内およびホームは無料で一般公開されているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
住所 : 島根県出雲市大社町北荒木441-3
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山陰本線出雲市駅より路線バスで約20分・旧JR大社駅下車
電話番号 : 0853-53-2112(出雲観光協会)
定休日 : 無休
営業時間 : 9:00〜17:00
料金 : 無料
備考 : 同駅舎は2025年まで保存修理工事が行われています。
公式URL : 旧大社駅
島根のローカル線として親しまれる一畑電車の鉄道駅です。
出雲大社のすぐ目の前に約700mにわたって伸びる神門通り沿いに位置しています。
出雲大社の勢溜まで徒歩5分ほどの場所にあるので、参拝に訪れるための観光拠点として利用する方も多いですよ。
出雲大社前駅は、大社線の路線開通に伴って昭和5年(1930)2月に開設された駅です。
レトロな趣が漂う駅舎は、国の登録有形文化財に指定されています。
当時は「大社神門」と称されていたそうですが、昭和45年(1970)に現在の駅名に改称されました。
今から90年以上前に建てられた駅舎ながら、今も昔も変わらず人々に愛され続けています。
現在見られるのは、平成24年(2012)に改装が施されて以降の建物です。
比較的新しく見えるかもしれませんが、建物の内部は昭和の時代にタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気が漂っています。
白く塗られた壁や高い天井、カラフルなステンドグラスからは、独特の西洋感が感じられますよね。
ステンドグラスを通る光は、時間帯や天候によって様々な姿を見せます。
駅舎の内部を見学する際は、ぜひ光の反射に注目してみてくださいね。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築南1346-9
マップ : Googleマップ
アクセス : 一畑電車・松江しんじ湖温泉駅より約1時間
電話番号 : 0853-53-2133
公式サイト : 一畑電車
その他、出雲の観光スポットを詳細にまとめた記事もありますので、興味のある方は合わせてご覧になってください。
→ 古代の歴史ロマンと自然あふれる出雲のおすすめ観光スポット15選!グルメやお土産もご紹介
日本の原風景ともいえる、どこか懐かしい景色が広がる島根県西部の石見地方。
美しく豊かな海と川、山の自然に恵まれ、築100年近い古民家も多く現存します。
中でも大田市は、宝島社刊「田舎暮らしの本」の「住みたい田舎ベストランキング」で度々ランクインし、かつては1位に選ばれたこともあります。
2007年に世界遺産に登録され、注目を集めるようになった島根屈指である観光地「石見銀山遺跡」。
島根県のほぼ真ん中に位置する大田市大森町を中心に、旧温泉津町、旧仁摩町など広範囲にわたる遺跡で、銀鉱山跡、街道、城跡、港町、街並みなど14の資産で構成されています。
この地で銀が発見されたのは、鎌倉時代の末期にも遡ります。
江戸幕府が支配するまでの間、銀山の争奪など多くの戦いが繰り広げられてきました。
最盛期には日本の銀産出の1/3を支え、大航海時代と言われた16世紀頃には世界に流通していた銀の1/3が日本の銀、そして石見銀山から産出された物だったと言われています。
現在唯一内部が一般公開されているのが、「龍源寺間歩」です。
間歩とは銀を採掘した坑道の事で、江戸時代中頃に開発された代官所直営の坑道で約600m、その中の273mが公開されていて通り抜けることが出来ます。
壁面には当時のノミの跡や、排水の為に垂直に彫られた竪杭も見られますよ。
江戸時代の武家屋敷や代官所跡、石見銀山で財を成した熊谷家住宅など、歴史的建造物が多く残る大森。
近年では古民家カフェやレストランなども増え、散策が楽しいエリアとなりました。
美観にこだわり、自動販売機にも木枠がつけられているほど。
あちこちに古くて良きものが残されている大森の町を、ぶらりと歩いてみてはいかがでしょうか。
住所 : 島根県大田市大森町イ1597-3
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山陰本線・大田市駅から路線バスで約20分
電話番号 : 0854-89-0183(石見銀山世界遺産センター)
定休日 : 毎月最終火曜日・年末年始
営業時間 : 3/1〜11/30 9:00〜17:00 12/1〜2/28 9:00〜16:00 ※最終入場10分前
料金 : 大人 410円、小人(小学生・中学生) 210円
公式サイト : 石見銀山世界遺産センター
歩くたびにキュッキュッと音がする鳴り砂で知られる琴ヶ浜海岸。
この地域資源を大切にし、活用する目的で平成3年に誕生したのが「仁摩サンドミュージアム」です。
10年近く前にはなりますが、漫画からテレビドラマ化、小説化、映画化もされた「 砂時計 」の原点ともなる場所で、ロケ地巡りで訪れる人もいます。
6つのガラスのピラミッドが並ぶ独特な建物は地元出身の建築家、高松伸氏によるもの。
1番大きなものは高さ21mにもなり、内部には世界最大の1年砂時計が設置されていて、ミュージアムの1番の見どころになっています。
こちらが、ギネスにも認定されている世界最大の砂時計「砂暦」です。
高さ5.2m、直径1m、1トンの砂が直径0.84ミリのノズルから落ちて時を刻みます。
使用されているのは山形県西置賜郡飯豊町の鳴り砂で、1時間に114g、1日で2740gの砂が流れるようにコンピュータ制御されています。
同志社大学名誉教授であった故三輪茂雄氏が監修し、3年の歳月をかけて完成させました。
毎年大晦日には抽選で選ばれた人が砂時計をひっくり返すというイベント「時の祭典」が開かれ人気を集めています。
ここでしか売っていない砂時計をお土産にするのも良いですね。
住所 : 島根県大田市仁摩町天河内975
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0854-88-3776
定休日 : 毎週水曜
営業時間 : 9:00~17:00(受付終了16:30)
料金 : 大人 730円/小・中学生 360円
公式サイト : 仁摩サンドミュージアム
正徳5年(1715)に開発された代官所直営の坑道跡で、全長約600mを誇ります。
かつて坑道の真上に龍源寺というお寺があったことから、龍源寺間歩と呼ばれているそうです。
周辺では、銀を掘るために築かれた坑道が900本以上発見されているんですよ。
石見銀山では、明治以降に築かれたものを間歩(まぶ)と呼んでいます。
龍源寺間歩は、その中で最も代表的な存在として親しまれ、多くの観光客が訪れています。
周辺には多数の間歩が残されていますが、常時一般公開されているのは龍源寺間歩のみです。
内部は、入り口から約160mの区間が公開されています。
160mと聞くと意外と短い印象を持つかもしれませんが、実際に訪れてみると案外長く感じるでしょう。
壁面には、当時ノミで掘り進めた手彫りの跡がそのまま残されています。
また、排水のため約100mにわたって垂直に掘られた竪坑や、石見銀山に関する展示なども必見ですよ。
龍源寺間歩を含む石見銀山遺跡は、「石見銀山遺跡とその文化的景観」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。
指定区域は一般車両の立ち入りが禁止されているため、訪れる際は最寄りの駐車場をご利用ください。
石見銀山の観光拠点としておすすめなのは、石見銀山公園の駐車場です。
周辺には観光案内所や飲食店のほか、お手洗いや自販機などもあるので便利ですよ。
駐車場から龍源寺間歩までの距離は、約2.3km。
徒歩でゆっくりと散策するのも良いですが、レンタサイクルやゴルフカートで移動するのもおすすめです。
また、観光案内所では地元ガイドによるツアーも催行されており、1人 500円で参加できます。
所要時間は約1時間半で、龍源寺間歩の観光も含まれています。(入場料別途必要)
石見銀山を知り尽くしたガイドさんと歩けば、観光がより楽しくなること間違いなしですね。
周辺の美しい自然に癒されながら、より深い歴史の魅力を堪能しましょう。
住所 : 島根県大田市大森町ニ183
マップ : Googleマップ
アクセス : 山陰自動車道・仁摩石見銀山ICから約10分
電話番号 : 0854-89-0347
定休日 : 元日
営業時間 : 9:00~17:00(12~2月は16:00まで)
料金 : 大人 410円/子ども 210円
公式サイト : 島根県大田市公式ホームページ
石見銀山の再開発を目指して19世紀後半に建造された巨大な精錬所の跡地です。
大森観光案内所から龍源寺間歩へと向かう途中にあり、自由に訪れることができます。
この製錬所は近代的な採掘設備と製錬方法を導入し、1895(明治28)に開設されました。
しかしながら、約350年余りにわたって採掘されてきた石見銀山の銀鉱床は既に枯渇していたとされています。
また、この時代に採掘された鉱石の品質は予想より悪かったことから、すぐに不採算となりました。
そのため、実際に稼働していたのは創業開始からわずか1年半であったそう。
現在は基礎部分が残るのみとなっていますが、独特な廃墟感が漂う石垣の存在感は一見の価値ありと言えます。
明治期の銀生産を担った代表的な近代遺産なので、ぜひ訪れてみてください。
少しだけ場所が分かりにくいですが、路上にある標識に従って歩けばすぐに見つけられますよ。
住所 : 島根県大田市大森町銀山ホ203
マップ : Googleマップ
アクセス : 山陰自動車道・仁摩石見銀山ICから約10分
電話番号 : 0854-89-0183(石見銀山世界遺産センター)
公式サイト : 石見銀山世界遺産センター
JR浜田駅を中心としたエリアには、様々な施設があり交通の便も発達していて観光しやすい場所です。
島根県最大の漁獲量を誇る浜田漁港では、のどぐろなどの高級魚も水揚げされ、魚介類の美味しい場所です。
見所としては、中国四国最大級の水族館「しまね海洋アクアス」が一押しです。
2000年にオープンした「しまね海洋アクアス」は、中国四国地方最大の水族館です。
「しまねの海から日本海、そして世界の海へ」をテーマに、身近な海の生き物から世界の海獣まで、400種類1万を超える展示がされています。
人気の海底トンネルでは、神話である因幡の白兎でウサギが欺いてワニザメ(獰猛なサメという意味)を渡ったことにちなんで、10種類を超える鮫が優雅に頭上を泳いでいく姿が楽しめます。
しまね海洋アクアスを一躍有名にしたのが「幸せのバブルリング」です。
可愛らしい表情のシロイルカは人懐っこく遊びが大好きで、このバブルリングも遊びの中から発見されました。
ある日、シロイルカが頭の上にある鼻(噴気孔)からぶくぶくっと空気を吐き出し、それを口でパクっと咥え吐き出しました。
その時にキレイなバブルリングが出来たのを見て、トレーナーが口の中に空気をためる事をトレーニングし続けたのです。
最初は泡の塊が出るだけだったのが、トレーニングを積んでついに丸くて大きな「幸せのバブルリング」を出せるようになりました。
2007年に某携帯会社のCMで白い犬のお父さんとともに、「島根のおじさま」としてシロイルカが登場したのを覚えている方もいるかもしれませんね。
このリングを見たら幸せになれると噂になり、カップルで県外から訪れる人も多いです。
ペンギンもアシカたちもとっても可愛いので、ぜひ足を運んでみてください。
住所 : 島根県浜田市久代町1117番地2
マップ : Googleマップ
アクセス : JR波子駅から徒歩約12分
電話番号 : 0855-28-3900
定休日 : 毎週火曜日(祝日の場合その翌日)
営業時間 : 9:00~17:00(7月20日~8月31日は18:00まで)
料金 : 大人 1,550円/小・中・高校生 500円
公式サイト : しまね海洋館アクアス
島根県中部を流れる江の川の支流である濁川(にごりかわ)の中流域に、約4キロに渡ってそびえる渓谷「断魚渓」。
昭和10年に国の名勝に指定されています。
浸食されて剥き出しになった崖が連なり、奇岩怪石の景勝が続き、自然の神秘を感じる景勝地です。
川の流れの中には段差や亀裂があり、魚が遡上できない水流があるため、「断魚渓」と名が付いたと言われています。
春の新緑、夏の濃い緑も美しいのですが、断魚渓が1番美しいのは紅葉の季節です。
河岸には町道が走っているので、紅葉ドライブを楽しむのも良いですね。
大田市にあり、石見銀山と共にユネスコの世界文化遺産に登録されている、温泉津(ゆのつ)。
ここは、幕末以降を中心に石見銀山の外港として栄えた港町です。
「日本三大瓦」の1つに数えられる石州瓦を用いた木造の建物が立ち並び、昔ながらの風情を醸し出しています。
温泉津は、約1,300年以上の歴史を持つ温泉地であり、薬効の高い湯治場として古くから親しまれてきました。
温泉街には、明治創業の老舗旅館をはじめとする小さな宿が軒を連ねています。
中心部には源泉かけ流しの天然温泉が自慢の共同浴場もあるので、日帰りで訪れることも可能ですよ。
温泉津にある共同浴場は、泉薬湯(通称:元湯)および薬師湯の2か所のみです。
これらの施設は斜めに向かい合うように位置しているので、滞在時間に余裕のある方は両方訪れてみると良いでしょう。
元湯は、温泉津温泉のシンボル的存在として親しまれる歴史ある温泉です。
湯に浸かって傷口を治しているタヌキを旅僧が見つけたのがはじまりとされ、現在でもその薬効の高さから全国より入浴客が足を運んでいます。
源泉から浴槽までの距離はわずか1m。
加温・加水が施されていないため、源泉ならではの効果を肌で感じることができます。
浴槽は「熱い湯」と「ぬるい湯」の2種類のみ。
自然湧出の天然温泉を直接引いているため、浴槽温度は約44〜46度と高めです。
ミネラルを豊富に含んだ塩化物泉で、神経痛や関節痛などの痛みのほか、高血圧や疲労回復などにも効果があるとされています。
薬師湯よりも営業時間が1時間短いので、遅い時間帯に立ち寄る際は元湯を先に訪れるのがおすすめです。
住所 : 島根県大田市温泉津町温泉津ロ208-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山陰本線 温泉津駅から徒歩約20分
電話番号 : 0855-65-2052
定休日 : 不定休
営業時間 : 6:00~20:00(最終入館19:30)
料金 : 大人 450円/子ども 200円
注意点 : 毎月第3月曜日の営業時間は15:00~20:00
映画のワンシーンに登場するような、ノスタルジックな外観が印象的な共同浴場です。
地下2〜3mの源泉から自然に湧き出る無色透明な湯を贅沢に使用した天然温泉で、万病に効果があるとされています。
2005年に日本温泉協会が行った審査では、全項目最高評価の「オール5」を獲得しました。
生活習慣病や慢性皮膚病など様々な疾患に対する効果があり、戦後には原爆治療にも活用されたそうです。
薬師湯は、全国に19ヵ所しか存在しないとされる最高級の天然温泉の1つに数えられています。
テレビ番組や雑誌だけでなく、最近ではSNSを中心とする口コミでも話題です。
また、レトロな外観の魅力もさることながら、浴槽が持つインパクトのある見た目も必見。
湯の華が幾重にもわたって付着して変形・変色した浴槽の縁や床を見れば、温泉に含まれる成分の強さがお分かりいただけるでしょう。
源泉の温度は約46度なので、元湯に比べ入りやすいでしょう。
浴槽は1ヵ所だけですが、入り口の手すり付近であれば約42度程度で快適です。
身体を芯から温めてくれる本物のかけ流し湯温泉の効果をぜひ体感してみてください。
住所 : 島根県大田市温泉津町温泉津7-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山陰本線 温泉津駅から徒歩約20分
電話番号 : 0855-65-4894
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00〜21:00(土日祝は8:00から営業)
料金 : 大人 500円/子ども 200円
公式サイト : 薬師湯
「萩・津和野」とセットで呼ばれる事が多い人気観光地ですが、萩は山口県、そして津和野は島根県にあることをご存知でしたか?
津和野も山口県にあると思っている方も多いかも知れません。
津和野は武家屋敷が続く街並みが残され、津和野は山陰の小京都と称される人気のエリアです。
※山口の観光関連記事: 山口県萩市の観光地10選!出身者が萩旅行で外せない名所を厳選!
日本五大稲荷の一つに数えられている「太皷谷稲成神社」。
稲荷ではなく稲成という字を書きますが、読み方はいなりです。
津和野藩主亀井矩貞公が願い事が成就する願望成就、大願成就を願って「成」の字を使用したと言われています。
商売繁盛、開運厄除けの神として人気があり、年間の参拝客は100万人を越え、島根県内の神社では出雲大社に次いで2位。
朱塗りの鳥居が並びトンネルのようになっているお稲荷さんは、全国で何か所か見られますよね。
これは、願い事が「通る」または「通った」御礼として鳥居を奉納するという習慣が江戸時代以降に広がったため。
ここ太皷谷稲成神社は、参道に約1,000本の鳥居がトンネルを作っていて壮観です。
住所 : 島根県鹿足郡津和野町後田409
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山口線・津和野駅から徒歩約30分/中国自動車道 小郡ICより約1時間10分
電話番号 : 0856-72-0219
公式サイト : 太皷谷稲成神社
「舞姫」や「高瀬舟」で知られる文豪の森鴎外は、1862年に島根県津和野町で誕生しました。
10歳で父と共に津和野を離れ、上京して亡くなるまで一度も故郷を訪れる事がなかった鴎外ですが、亡くなる直前に、森鴎外ではなく森林太郎(本名)として最期を迎えたいという内容の遺言を友人に伝えたと言います。
1995年(平成7年)に旧宅に隣接して「森鴎外記念館」が建てられ、軍医と文学者という二つの顔を持った森鴎外の生涯を、著作や直筆原稿、遺品など様々な資料で紹介しています。
最初に見学するのはシアタールームで、森鴎外の生涯を約6分にまとめた「二生を生きる」という映像が流されています。
第1展示室では著作、直筆原稿、そして森鴎外の4人の子供たちのゆかりの品々が展示され、第2展示室では幼少期を過ごした津和野時代の様子を、鴎外の自記に基づいて作られたハイビジョン映像で紹介しています。
11歳で東京医学校(現:東京大学医学部)予科に入学した神童ならではの逸話の数々は興味深く、展示されている資料類もとても貴重でファンにはたまらない物ばかりですね。
住所 : 島根県鹿足郡津和野町町田イ238
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山口線津和野駅から石見交通バス津和野温泉行きで約7分/鴎外旧居前下車、徒歩2分
電話番号 : 0856-72-3210
定休日 : 毎週月曜(祝日の場合は翌日)/12月29日~31日
営業時間 : 9:00~17:00(最終受付16:45)
料金 : 大人 600円・中高生400円・小学生250円
公式サイト : 森鴎外記念館
隠岐諸島は島前、島後に分かれていて、主に4つの島から成り立っています。
自然が作り出した島々には、神秘的な佇まいがありのままに残されていて、豊かな自然に触れられ、非日常を味わえます。
そんな隠岐地方までは、飛行機とフェリー、高速船で行く方法があります。
島後の隠岐の島町には隠岐空港があり、大阪の伊丹空港、島根の出雲空港から直通便が運航されています。
どちらも1日1便運航していて、所要時間は出雲からが約35分、大阪からが約1時間です。
境港または七類港から高速船だと約1時間、フェリーだと約2時間30分で隠岐各港に到着します。
隠岐地方では豊富な海の幸が採れることで有名です。
岩がきやサザエなどの特産が多く、新鮮で豊かな素材の味を味わえます。
また、海では釣りや海水浴、ダイビングやクルージングなどの様々なマリンスポーツを楽しめますよ。
島根県隠岐諸島の島後鳥北西部・大地区隠岐の海綿状に高さ20メートルほど突き出した、火成岩でできた小さな無人島です。
夕陽が先端に重なる瞬間に、まるで巨大なロウソクに火を灯したように見えることから「ローソク島」と呼ばれています。
ローソク島の醍醐味を味わうなら、遊覧船からの鑑賞をおすすめします。
季節や天候の状態で、毎日必ず鑑賞できるとは限りませんが、灯がともるローソク島は思わず息を飲むほどの美しさです。
遊覧船は4月から10月まで運行していて、ベテランの船長がカメラのベストショットを教えてくれます。
是非遊覧船に乗り、日本の大自然が作り上げた島を満喫してください。
残念ながら雨の日になり、夕日を見ることが難しい場合は、ローソク島展望台に行きましょう。
展望台は駐車場から徒歩約1分の第一展望台と、曲がりくねった道を約10分弱歩いた場所の第二展望台があります。
夕日のローソク島とはまた一味違う絶景を楽しむことができますよ。
島根県隠岐郡隠岐の島町に位置していて、国指定重要文化財にもなっている神社です。
本殿は隠岐ある神社の中で最古のもので、長い歴史がある建物でもあります。
玉若酢命神社の坂道の参道をのぼり、神門をくぐった右側にひときわ大きい杉の大木があります。
この杉の木は天然記念物にも指定され、樹齢2000年を超えるといわれる存在感溢れる木です。
島根県隠岐諸島後北端にある海岸景勝地で、国指定名勝天然記念物になっている海岸です。
「沖の島」「松島」「黒島」などといった、30ほどある島を総称して呼ばれています。
この海岸は高さ50m~220mの岩壁が訳4㎞も続いていて、壮大なスケールを感じることができます。
また、不思議なほどに白い岩と、きらきらとエメラルドグリーン色に染まる海という絶好の景色を眺められます。
白島海岸には白鳥遊覧船があり、白島海岸から鎧岩のコースを約50分で運行しています。
このよろい岩は長い年月の風化や海食によって特異な風景美を作り出していて、国の天然記念物にもなっています。
ライオンに見える「沖ノ島」や、象が水を飲んでいるように見える「小白島」といった個性あふれる島を見ることもでき、自然の素晴らしさに感動すること間違いないでしょう。
島根のおすすめ観光スポットを地域別にご紹介しました。
島根には、魅力あふれる場所がたくさんあります。
ぜひ島根に足を運んで、絶景や大自然を満喫してみてください。
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最終更新日 : 2024/06/04
公開日 : 2016/09/12